Oracle® Solaris Studio 12.4: OpenMP API ユーザーズガイド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 12 月
 
 

2.3.1 スタックオーバーフローの検出

スタックオーバーフローを検出するには、-xcheck=stkovf コンパイラオプションを指定して C、C++、または Fortran プログラムをコンパイルします。構文は次のとおりです。

-xcheck=stkovf[:detect | :diagnose]

-xheck=stkovf:detect を指定した場合、そのエラーに通常関連付けられているシグナルハンドラを実行することによって、検出されたスタックオーバーフローエラーが処理されます。

-xcheck=stkovf:diagnose を指定した場合、関連付けられているシグナルをキャッチし、stack_violation(3C) を呼び出してエラーを診断することによって、検出されたスタックオーバーフローエラーが処理されます。スタックオーバーフローが診断されると、エラーメッセージは stderr に出力されます。これは -xcheck=stkovf のみを指定した場合のデフォルトの動作です。

-xcheck=stkovf コンパイラオプションについては、cc(1)、CC(1)、または f95(1) のマニュアルページを参照してください。