ほとんどのシステムサービスは、長時間実行のデーモンとして実装され、管理者が介入するまで実行されます。定期的なサービスまたはスケジュールされているサービスは、比較的短いタスクを定期的に実行します。スケジュールされているサービスは、定期的なサービスのタイプの 1 つです。スケジュールされているサービスの詳細は、特定のスケジュールで実行するサービスの作成を参照してください。
cron で実行するように以前に構成したタスクを実行するために、定期的なサービスを作成できます。SMF サービスを使用してサービスを IPS パッケージで提供する利点の 1 つは、SMF と IPS の依存関係機能を活用して、ほかの必須ソフトウェアがインストールされて実行されているときにのみタスクが実行されるようにできることです。別の利点は、ユーザーがパッケージをアンインストールするときに、定期的なタスクは削除され、個別に crontab ファイルから削除する必要はない点です。
定期的なサービスインスタンスは、システムの起動時に svc:/system/svc/periodic-restarter サービスによって呼び出される、定期的なリスタータ svc.periodicd によって管理されます。インスタンスが online 状態になっているときは常に、定期的なリスタータは、スケジュールされた間隔で管理するインスタンスの起動メソッドを実行します。有効にされている定期的なインスタンスは、そのインスタンスのすべての依存関係が満たされるとすぐに online 状態に遷移します。エラーまたは管理者の操作が発生しない場合、定期的なサービスは、起動メソッドの実行と実行の間の、関連付けられたプロセスが実行されていないときも online 状態を維持します。詳細は、svc.periodicd(1M) のマニュアルページを参照してください。