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Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverのインストールと構成
12c (12.2.1)
E69937-01
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3 Oracle HTTP Serverソフトウェアのインストール

この章では、Oracle HTTP Serverソフトウェアをインストールする方法について説明します。

この章の作業を進める前に、Oracle HTTP Serverインストールの計画」の情報を参照する必要があります。

内容は次のとおりです。

3.1 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲットのシステムにログインします。
  2. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
  3. 次のコマンドを入力して、インストール・プログラムを起動します。
    • Linuxの場合:

      ./ohs_122100_linux64.bin

    • Windowsの場合:

      ohs_122100_win64.exe

      ohs_122100_win64.exeファイルをダブルクリックすることによっても、インストーラを開始できます。

    注意:

    実行権限のないohs_122100_linux64.binは実行できません。このコマンドを実行する前には、実行権限のチェックと付与を必ず行ってください。

    インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。

    各インストール・プログラム画面の説明については、「インストール画面への移動」を参照してください。

3.2 インストール画面への移動

表3-1では、インストール・プログラムが表示される順序に画面が列挙されています。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。

注意:

Oracle Fusion Middleware Infrastructure画面がサンプル画面として使用されており、「インストール・タイプ」画面以外のすべての画面がまったく同じものとなっています。


表3-1 Oracle HTTP Serverインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

この画面は、UNIXオペレーティング・システムで、このホストに初めてOracle製品をインストールする場合に表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールの「Oracle中央インベントリの理解」を参照してください。

この画面はWindowsオペレーティング・システムでは表示されません。

ようこそ

製品のインストーラの紹介画面です。

インストール場所

この画面を使用してOracleホーム・ディレクトリの位置を指定します。

  • WebLogic Serverドメインに同じ場所に配置されたOracle HTTP Serverの標準的なインストール・トポロジを使用してインストールを行っている場合、既存のOracle Fusion Middleware InfrastructureのOracleホームへのパスを入力する必要があります。

  • スタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverの標準的なインストール・トポロジを使用してインストールを行っている場合、Oracleホーム・ディレクトリを任意に指定できます。ただしこのソフトウェアを確実に、新規のOracleホームにインストールしてください。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールと構成のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。

  • スタンドアロン・ドメインにOracle HTTP Serverをインストールしている場合は、「スタンドアロンHTTPサーバー」(「WebLogic Serverとは切り離して管理」)を選択します。

  • WebLogic Serverドメインに同じ場所に配置されたOracle HTTP Serverをインストールしている場合は、「同じ場所に配置されたHTTPサーバー(WebLogic Server経由で管理)」を選択します。

これら2つのインストール・タイプの詳細は、「Oracle HTTP Serverの標準的なインストールのトポロジの概要」を参照してください。

前提条件のチェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

警告またはエラー・メッセージがある場合は、「システム環境の確認のロードマップ」内のドキュメントの1つを参照してください。

セキュリティ・アップデートの指定

注意: この画面は、インストール・タイプとして「スタンドアロンHTTPサーバー(WebLogic Serverとは切り離して管理)」を選択した場合にのみ表示されます。

Oracle Supportアカウントをすでに所持している場合は、この画面を使用して、セキュリティ・アップデートの受取り方法を指定します。

アカウントを所持していないときに、この手順を省略してもかまわない場合は、チェック・ボックスの選択を解除して、その選択を後続のダイアログ・ボックスで確認します。

インストール・サマリー

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を指定します。レスポンス・ファイルは、今後、サイレント・インストールを実行する場合に使用できます。

サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してから、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。


3.3 インストールの確認

インストールが正常に完了したことを確認するには、ディレクトリ構造をOracle HTTP Serverのディレクトリ構造の理解」に示されているものと比較します。

注意:

Oracle HTTP Serverを構成するには、次に一覧表示されている各場所へ、移動します。