Essbaseフェイルオーバー環境の設定

開始

  1. Essbaseフェイルオーバーの前提条件のステップに従います。

  2. プライマリ・ノードにログインし、コマンド・プロンプトまたはターミナルを開き、セカンダリ(フェイルオーバー)ノードにpingを実行します。そのパブリックIPを書き留めます。次に例を示します。
    ping secondaryhost.example.com
  3. セカンダリ(フェイルオーバー)ノードにログインし、コマンド・プロンプトまたはターミナルを開き、プライマリ・ノードにpingを実行します。そのパブリックIPを書き留めます。次に例を示します。
    ping primaryhost.example.com

プライマリ・ノードの設定

  1. EPM 11.2.15インストーラを使用してEssbase 21cをインストールします。Essbaseサーバーのインストールを参照してください。
  2. EPM構成ツールを起動して、Essbase 21cを含むすべてのEPMコンポーネントを構成します。EPM Foundation Servicesの構成中にすべてのフェイルオーバー・ノードで再使用できるように、EPMスキーマ詳細をメモしてください。Foundation Servicesの構成を参照してください。

セカンダリ(フェイルオーバー)ノードの設定

  1. EPM 11.2.15インストーラを使用して、Foundation ServicesおよびEssbase 21cをインストールします。プライマリ・ノードと同じパスにインストールする必要があります。Foundation Servicesのインストールを参照してください。

    注:

    プライマリ・ノードとセカンダリ・ノードのインストール・パスは、正確に同じディレクトリ・パス(同じシステム上ではなく)である必要があります。たとえば、プライマリ・ノードとセカンダリ・ノードの両方で、<Local Drive>:\Oracle\EPMSystemにします。これは、それらが同じパス名を持つことができ、共有ディレクトリではないことを示します。

  2. EPM構成ツールを起動して、EPM Foundationコンポーネントのみを構成します。Essbaseの選択を削除(選択解除)します。EPM Foundationの構成中にプライマリ・ノードで設定したものと同じEPMスキーマに接続することを確認してください。
  3. Essbaseフェイルオーバー環境の設定で説明されているステップに従い、Essbase 21cプライマリおよびセカンダリ(フェイルオーバー)構成を実行します。

注:

  • EPM構成ツールのEssbaseの構成オプションは、フェイルオーバー・ノードで選択しないでください。
  • EPM構成ツールを使用してフェイルオーバー・ノードの構成中にEssbaseの構成オプションを間違えて選択した場合、そのノードは独立したインストールになり、後で変更できません。
  • EPMアップグレードの場合、手動のEssbaseフェイルオーバー手順が実行されてからのみ、Essbase 21cがEssbage 11.1.2.4に置き換えられます。
  • アップグレードより前にシステムにAPSがあった場合、アップグレードは実行されません。APSは、プライマリ・ノードでインストールまたは構成されている場合のみ、フェイルオーバー・ノードで使用可能です。