Workspace Managerは、バージョン対応表、作業領域、セーブポイント、ユーザー、権限、ロック、競合などに関する情報を保持する静的データ・ディクショナリ・ビューを作成およびメンテナンスします。メタデータ・ビューは読込み専用です。メタデータ・ビューの情報は、Workspace Manager環境の管理および問題の診断に有効です。
また、各バージョン対応表には、次のビューも作成されます。
<table_name>_CONF形式の名前を持つ競合ビュー(第5.45項を参照)
<table_name>_DIFF形式の名前を持つ差異ビュー(第5.46項を参照)
<table_name>_HIST形式の名前を持つ履歴ビュー(履歴の追跡が使用可能な場合)(第5.47項を参照)
<table_name>_LOCK形式の名前を持つロック・ビュー(第5.48項を参照)
<table_name>_MW形式の名前を持つ複数作業領域ビュー(第5.49項を参照)
ALL_MP_GRAPH_WORKSPACESには、現行のユーザーがリーフ作業領域にアクセスできる、複数の親を持つグラフ作業領域(第1.1.10項を参照)に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_MP_GRAPH_WORKSPACES(第5.23項)には、現行のユーザーがリーフ作業領域の所有者である、複数の親を持つグラフ作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
MP_LEAF_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
複数の親を持つリーフ作業領域の名前。 |
GRAPH_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
複数の親を持つグラフ作業領域の名前。 |
GRAPH_FLAG |
VARCHAR2(22) |
複数の親を持つグラフ内で、複数の親を持つグラフ作業領域がリーフ作業領域である場合はL 、中間作業領域である場合はI 、ルート作業領域である場合はR 。 |
ALL_MP_PARENT_WORKSPACESには、現行のユーザーがアクセスできる、複数の親を持つ作業領域(第1.1.10項)の親作業領域に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_MP_PARENT_WORKSPACES(第5.24項)には、現行のユーザーが所有者である、複数の親を持つ作業領域の親作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
MP_LEAF_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
複数の親を持つリーフ作業領域の名前。 |
PARENT_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
親作業領域の名前。 |
CREATOR |
VARCHAR2(30) |
PARENT_WORKSPACE をMP_LEAF_WORKSPACE の親作業領域にしたユーザーの名前。 |
|
CREATETIME |
DATE |
PARENT_WORKSPACE がMP_LEAF_WORKSPACE の親作業領域になった日時。 |
|
ISREFRESHED |
VARCHAR2(3) |
複数の親を持つリーフ作業領域が、連続的にリフレッシュされる作業領域の場合はYES 、連続的にリフレッシュされない作業領域の場合はNO 。 |
|
PARENT_FLAG |
VARCHAR2(17) |
PARENT_WORKSPACE がMP_LEAF_WORKSPACE のデフォルトの親である場合はDP 、PARENT_WORKSPACE がMP_LEAF_WORKSPACE の親として追加された場合はMP 。 |
ALL_REMOVED_WORKSPACESには、RemoveWorkspace操作中、またはremove_workspace
パラメータの値をtrue
に指定し、Workspace Managerシステム・パラメータKEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定してMergeWorkspace操作中に削除された作業領域に関する情報が含まれています。(このシステム・パラメータの詳細は、第1.5項を参照。)
関連ビュー
USER_REMOVED_WORKSPACES(第5.25項)には、現行のユーザーが所有者である、複数の親を持つ作業領域の親作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
削除された作業領域を所有するユーザーの名前。 | |
WORKSPACE_NAME |
VARCHAR2(30) |
削除された作業領域の名前。 | |
WORKSPACE_ID |
NUMBER(38) |
NOT NULL |
削除された作業領域のID。 |
PARENT_WORKSPACE_NAME |
VARCHAR2(30) |
削除された作業領域の親作業領域の名前。 | |
PARENT_WORKSPACE_ID |
NUMBER(38) |
削除された作業領域の親作業領域のID。 | |
CREATETIME |
DATE |
削除された作業領域が作成された日時。 | |
RETIRETIME |
DATE |
削除された作業領域が削除された日時。 | |
DESCRIPTION |
VARCHAR2(1000) |
削除された作業領域に関する説明。 | |
MP_ROOT_WORKSPACE_ID |
NUMBER(38) |
複数の親を持つグラフのルート作業領域のID。作業領域が複数の親を持つグラフの一部でない場合NULLになります。(複数の親を持つ作業領域の詳細は、第1.1.10項を参照) | |
CONTINUALLY_REFRESHED |
VARCHAR2(3) |
YES : 作業領域が連続的にリフレッシュされる場合(CreateWorkspaceのisrefreshed パラメータの説明を参照)。NO : 作業領域が連続的にリフレッシュされない場合。 |
ALL_VERSION_HVIEW
には、バージョン階層に関する情報が含まれています。このビューを使用して、Workspace Managerはxxx_HISTビュー(第5.47項を参照)に対する問合せを実行します。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
VERSION |
NUMBER(38) |
NOT NULL |
WORKSPACE 列で識別される作業領域のバージョン番号。 |
PARENT_VERSION |
NUMBER(38) |
VERSION 列で識別されるバージョンの親バージョンのバージョン番号。 |
|
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
VERSION 列のバージョン番号に対応付けられた作業領域の名前。 |
ALL_WM_CONS_COLUMNSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の、一意制約の列に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_CONS_COLUMNS(第5.26項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の列に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
制約を所有するユーザーの名前。 | |
CONSTRAINT_NAME |
VARCHAR2(30) |
制約の名前。 | |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
制約が定義されているバージョン対応表の名前。 | |
COLUMN_NAME |
VARCHAR2(4000) |
制約定義の列。 | |
POSITION |
NUMBER |
制約の列の位置。 |
ALL_WM_CONSTRAINTSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の制約に関する情報が含まれています。UNIQUE
制約、PRIMARY KEY
制約およびCHECK
制約に関する情報が表示されます。
関連ビュー
USER_WM_CONSTRAINTS(第5.27項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の制約に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
制約を所有するユーザーの名前。(TABLE_NAME の所有者と同じ。) |
CONSTRAINT_NAME |
VARCHAR2(30) |
制約の名前。 | |
CONSTRAINT_TYPE |
VARCHAR2(2) |
次のいずれかの値: P = 主制約、PU = 一意索引を使用して規定される主制約、PN = 非一意索引を使用して規定される主制約、U = 一意制約、UU = 一意索引を使用して規定される一意制約、UN = 非一意索引を使用して規定される一意制約、UI = 一意索引。 |
|
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
制約が定義されている表の名前。 | |
SEARCH_CONDITION |
CLOB |
制約をチェックする条件。 | |
STATUS |
VARCHAR2(8) |
ENABLED : 制約が使用可能にされている場合。DISABLED : 制約が使用禁止にされている場合。 |
|
INDEX_OWNER |
VARCHAR2(30) |
制約の規定に使用される索引の所有者。 | |
INDEX_NAME |
VARCHAR2(30) |
制約の規定に使用される索引の名前。 | |
INDEX_TYPE |
VARCHAR2(40) |
NORMAL : 索引がファンクション索引でない場合。FUNCTION-BASED NORMAL : ファンクション索引の場合。 |
ALL_WM_IND_COLUMNSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の、一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_IND_COLUMNS(第5.28項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
INDEX_OWNER |
VARCHAR2(30) |
索引を所有するユーザーの名前。 | |
INDEX_NAME |
VARCHAR2(30) |
索引の名前。 | |
OWNER |
VARCHAR2(30) |
索引が定義されているバージョン対応表の所有者のユーザー名。 | |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
索引が定義されているバージョン対応表の名前。 | |
COLUMN_NAME |
VARCHAR2(4000) |
索引が定義されている列。 | |
COLUMN_POSITION |
NUMBER |
索引の列の位置。 | |
COLUMN_LENGTH |
NUMBER |
列の長さ。 | |
DESCEND |
VARCHAR2(4) |
ASC : 索引の列データが昇順の場合。DESC : 索引の列データが降順の場合。 |
ALL_WM_IND_EXPRESSIONSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、UPDATE
権限またはDELETE
権限のうち1つ以上を持つバージョン対応表の、一意ファンクション索引のファンクション式に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_IND_EXPRESSIONS(第5.29項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意ファンクション索引のファンクション式に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
INDEX_OWNER |
VARCHAR2(30) |
索引を所有するユーザーの名前。 | |
INDEX_NAME |
VARCHAR2(30) |
索引の名前。 | |
OWNER |
VARCHAR2(30) |
索引が定義されているバージョン対応表の所有者のユーザー名。 | |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
索引が定義されているバージョン対応表の名前。 | |
COLUMN_EXPRESSION |
VARCHAR2(4000) |
索引が定義されているファンクション式のテスト。 | |
COLUMN_POSITION |
NUMBER |
索引の式の位置。 |
ALL_WM_LOCKED_TABLESには、現行のユーザーがアクセスできるバージョン対応表の行に対するWorkspace Managerのロックに関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_LOCKED_TABLES(第5.30項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の行に対するWorkspace Managerのロックに関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
TABLE_OWNER |
VARCHAR2(40) |
表を所有するユーザーの名前。 | |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(40) |
表の名前。 | |
LOCK_MODE |
VARCHAR2(9) |
ロックの種類。EXCLUSIVE またはSHARED になります。 |
|
LOCK_OWNER |
VARCHAR2(4000) |
ロックを所有するユーザーの名前。 | |
LOCKING_WORKSPACE |
VARCHAR2(4000) |
ロックが適用された作業領域。 |
ALL_WM_MODIFIED_TABLESには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限またはUPDATE
権限の1つ以上を持つバージョン対応表のうち、変更されたすべてのバージョン対応表に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_MODIFIED_TABLES(第5.31項)には、現行のユーザーが所有する、変更されたバージョン対応表に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
TABLE_NAME |
VARCHAR2(61) |
バージョン対応表の名前。 | |
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
変更された作業領域。 |
SAVEPOINT |
VARCHAR2(30) |
最新の変更に対応付けられたセーブポイントの名前。作業領域にセーブポイントが存在しない場合、LATEST になります。 |
ALL_WM_RIC_INFOには、現行のユーザーがアクセスできるバージョン対応表の参照整合性制約に関する情報が含まれています。Workspace Managerは、第1.9.1項で説明するとおり、この情報を使用して参照整合性をサポートします。
関連ビュー
USER_WM_RIC_INFO(第5.33項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の参照整合性制約に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
CT_OWNER |
VARCHAR2(40) |
NOT NULL |
参照整合性制約が設定されている子表の所有者。 |
CT_NAME |
VARCHAR2(40) |
参照整合性制約が設定されている子表の名前。 | |
PT_OWNER |
VARCHAR2(40) |
参照整合性制約が設定されている親表の所有者。 | |
PT_NAME |
VARCHAR2(40) |
参照整合性制約が設定されている親表の名前。 | |
RIC_NAME |
VARCHAR2(40) |
NOT NULL |
参照整合性制約の名前。 |
CT_COLS |
VARCHAR2(4000) |
参照整合性制約が設定されている子表の外部キー列のリスト。 | |
PT_COLS |
VARCHAR2(4000) |
参照整合性制約が設定されている親表の外部キー列のリスト。 | |
R_CONSTRAINT_NAME |
VARCHAR2(40) |
参照整合性制約が設定されている親表に対して定義されている一意制約の名前。 | |
DELETE_RULE |
VARCHAR2(2) |
親表に削除が発生した場合に適用するルール。C (カスケード)は、関連する子表の行を削除します。N (Null設定)は、関連する子表の行の外部キーをNullに設定します。R (制限)は、関連する子表の行が存在する場合、削除を回避します。 |
|
STATUS |
VARCHAR2(8) |
ENABLED : 参照整合性制約が使用可能にされている場合。DISABLED : 参照整合性制約が使用禁止にされている場合。 |
ALL_WM_TAB_TRIGGERSには、現行のユーザーが作成して所有するバージョン対応表に対して定義されたトリガーに関する情報が含まれています。現行のユーザーがCREATE ANY TRIGGER
権限を持つ場合、すべてのバージョン対応表に対するトリガーの情報が表示されます。
関連ビュー
USER_WM_TAB_TRIGGERS(第5.34項)には、現行のユーザーが所有する、バージョン対応表に対して設定されたトリガーに関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
TRIGGER_OWNER |
VARCHAR2(50) |
NOT NULL |
トリガーの所有者(スキーマ)。 |
TRIGGER_NAME |
VARCHAR2(50) |
NOT NULL |
トリガーの名前。 |
TABLE_OWNER |
VARCHAR2(50) |
トリガーが定義されている表の所有者(スキーマ)。 | |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(50) |
トリガーが定義されている表の名前。 | |
TRIGGER_TYPE |
VARCHAR2(3) |
トリガーの種類。この表の後に示すコードのいずれかです。 | |
STATUS |
VARCHAR2(10) |
ENABLED : トリガーが使用可能にされている場合。DISABLED : トリガーが使用禁止にされている場合。 |
|
WHEN_CLAUSE |
VARCHAR2(4000) |
トリガーを実行するには、この句がトリガー本体(TRIGGER_BODY )に対してTRUE と評価される必要があります。 |
|
DESCRIPTION |
VARCHAR2(4000) |
トリガーに関する説明。トリガーを再作成する必要がある場合に有効です。 | |
TRIGGER_BODY |
CLOB |
トリガーで実行される文。 | |
TAB_MERGE_WO_REMOVE |
VARCHAR2(4) |
ON : DBMS_WM.TABLE_MERGE_WO_REMOVE_DATA が設定されている場合(SetTriggerEventsプロシージャを参照)。OFF : DBMS_WM.TABLE_MERGE_WO_REMOVE_DATA が設定されていない場合。 |
|
TAB_MERGE_W_REMOVE |
VARCHAR2(4) |
ON : DBMS_WM.TABLE_MERGE_W_REMOVE_DATA が設定されている場合(SetTriggerEventsプロシージャを参照)。OFF : DBMS_WM.TABLE_MERGE_W_REMOVE_DATA が設定されていない場合。 |
|
WSPC_MERGE_WO_REMOVE |
VARCHAR2(4) |
ON : DBMS_WM.WORKSPACE_MERGE_WO_REMOVE_DATA が設定されている場合(SetTriggerEventsプロシージャを参照)。OFF : DBMS_WM.WORKSPACE_MERGE_WO_REMOVE_DATA が設定されていない場合。 |
|
WSPC_MERGE_W_REMOVE |
VARCHAR2(4) |
ON : DBMS_WM.WORKSPACE_MERGE_W_REMOVE_DATA が設定されている場合(SetTriggerEventsプロシージャを参照)。OFF : DBMS_WM.WORKSPACE_MERGE_W_REMOVE_DATA が設定されていない場合。 |
|
DML |
VARCHAR2(4) |
ON : DBMS_WM.DML が設定されている場合(SetTriggerEventsプロシージャを参照)。OFF : DBMS_WM.DML が設定されていない場合。 |
|
TABLE_IMPORT |
VARCHAR2(4) |
ON : DBMS_WM.TABLE_IMPORT が設定されている場合(SetTriggerEventsプロシージャを参照)。OFF : DBMS_WM.TABLE_IMPORT が設定されていない場合。 |
TRIGGER_TYPE
は次のいずれかの値を取ります。
BIR
: 各行への挿入の前
AIR
: 各行への挿入の後
BUR
: 各行の更新の前
AUR
: 各行の更新の後
BDR
: 各行の削除の前
ADR
: 各行の削除の後
BIS
: 各文への挿入の前
AIS
: 各文への挿入の後
BUS
: 各文の更新の前
AUS
: 各文の更新の後
BDS
: 各文の削除の前
ADS
: 各文の削除の後
ALL_WM_VERSIONED_TABLESには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限またはUPDATE
権限を1つ以上持つ、すべてのバージョン対応表に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_VERSIONED_TABLES(第5.35項)には、現行のユーザーが所有するバージョン対応表に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
バージョン対応表の名前。 |
OWNER |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
表の所有者(スキーマ)。 |
STATE |
VARCHAR2(13) |
表の状態。この表の後に示す値のいずれかです。 | |
HISTORY |
VARCHAR2(50) |
表の履歴オプション。NONE 、VIEW_W_OVERWRITE 、VIEW_WO_OVERWRITE のいずれかです。(履歴オプションの値の詳細は、第4章のEnableVersioningプロシージャの説明を参照してください。) |
|
NOTIFICATION |
VARCHAR2(3) |
(今回のリリースでは使用しません。) | |
NOTIFYWORKSPACES |
VARCHAR2(3999) |
(今回のリリースでは使用しません。) | |
CONFLICT |
VARCHAR2(4000) |
YES : 表においてSetConflictWorkspace操作を実行した作業領域とその親作業領域の間に競合がある場合。NO : 競合がない場合。 |
|
DIFF |
VARCHAR2(4000) |
YES : SetDiffVersions操作の結果この表に差異が生じた場合。NO : 差異がない場合。 |
STATE
は次のいずれかの値を取ります。
ALL_WM_VT_ERRORSには、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限、UPDATE
権限を1つ以上持つ表を指定したDisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャに対する最後のコール中に発生したエラーに関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_VT_ERRORS(第5.36項)には、現行のユーザーが所有し、現行のユーザーがSELECT
権限、INSERT
権限、DELETE
権限、UPDATE
権限を1つ以上持つ表を指定したDisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャに対する最後のコール中に発生したエラーに関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
表の所有者(スキーマ)。 |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
バージョン対応表の名前。 |
STATE |
VARCHAR2(13) |
表の状態。たとえば、VERSIONED は表がバージョン対応で、DV は表がバージョン非対応処理中であることを示します。 |
|
SQL_STR |
VARCHAR2(4000) |
DisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャの処理中に正常に実行されなかったSQL文。 | |
STATUS |
VARCHAR2(100) |
DisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャの処理中に正常に実行されなかったSQL文の状態に関する情報。 | |
ERROR_MSG |
VARCHAR2(200) |
DisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャの処理中にSQL文が正常に実行されなかったために発生したエラー・メッセージ。 |
ALL_WORKSPACE_PRIVSには、現行のユーザーがアクセスできるすべての作業領域でのWorkspace Managerの権限に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WORKSPACE_PRIVS(第5.37項)には、現行のユーザーが作成した作業領域でのWorkspace Managerの権限に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
GRANTEE |
VARCHAR2(30) |
権限が付与されたユーザーまたはロール。 | |
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の名前。 | |
PRIVILEGE |
VARCHAR2(22) |
Workspace Managerの権限の名前。 | |
GRANTOR |
VARCHAR2(30) |
権限を付与したユーザーまたはロール。 | |
GRANTABLE |
VARCHAR2(3) |
YES : grantee にGrant Optionが与えられている(他のユーザーに権限を付与できる)場合。NO : grantee にGrant Optionが与えられていない場合。 |
ALL_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、現行のユーザーがアクセスできるすべての作業領域内のセーブポイントに関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WORKSPACE_SAVEPOINTS(第5.38項)には、現行のユーザーが作成した作業領域でのセーブポイントに関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
SAVEPOINT |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
セーブポイントの名前。明示的セーブポイントはユーザーが命名します。暗黙的セーブポイントはWorkspace Managerが命名します。 |
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
セーブポイントが作成された作業領域。 |
IMPLICIT |
VARCHAR2(3) |
YES : 暗黙的セーブポイントの場合(Workspace Managerが自動的に作成する場合)。NO : 明示的なセーブポイントの場合(ユーザーが作成する場合)。 |
|
POSITION |
NUMBER(38) |
セーブポイントの作成順序における位置。 | |
OWNER |
VARCHAR2(30) |
セーブポイントを作成したユーザーの名前。 | |
CREATETIME |
DATE |
セーブポイントが作成された日時。 | |
DESCRIPTION |
VARCHAR2(1000) |
セーブポイントに関する説明。 | |
CANROLLBACKTO |
VARCHAR2(3) |
YES : セーブポイントにロールバックできる場合。NO : セーブポイントにロールバックできない場合。RollbackToSP操作で、ロールバック先のセーブポイントの位置よりPOSITION の値が大きい暗黙的セーブポイントがある場合、まずこれらの暗黙的セーブポイントが作成される原因となった作業領域をマージまたは削除する必要があります。 |
|
REMOVABLE |
VARCHAR2(3) |
YES : セーブポイントが削除可能な場合。NO : セーブポイントが削除できない場合。子作業領域と依存性がある暗黙的セーブポイントは削除できませんが、他のすべての暗黙的セーブポイントおよびすべての明示的セーブポイントは削除できます。 |
ALL_WORKSPACESには、現行のユーザーがアクセスできるすべての作業領域に関する情報が含まれています。
このビューの列は、次の列を除いてDBA_WORKSPACESビューの列と同じです。
ALL_WORKSPACESにはDBA_WORKSPACESにない次の列が含まれています。CONTINUALLY_REFRESHED、WORKSPACE_LOCKMODEおよびWORKSPACE_LOCKMODE_OVERRIDE。
DBA_WORKSPACESには、ALL_WORKSPACESにない次の列が含まれています。SIDおよびSERIAL#。
関連ビュー
DBA_WORKSPACES(第5.21項)には、すべての作業領域に関する情報が含まれています。このビューは、WM_ADMIN_ROLE
ロールを付与されたユーザーのみが使用できます。
USER_WORKSPACES(第5.39項)には、現行のユーザーが作成した作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の名前。 | |
WORKSPACE_ID |
NUMBER(38) |
作業領域のID。 | |
PARENT_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の親作業領域。 | |
PARENT_SAVEPOINT |
VARCHAR2(30) |
作業領域の作成時に親作業領域に作成された暗黙的セーブポイント。 | |
OWNER |
VARCHAR2(30) |
作業領域を作成したユーザーの名前。 | |
CREATETIME |
DATE |
作業領域が作成された日時。 | |
DESCRIPTION |
VARCHAR2(1000) |
作業領域に関する説明。 | |
FREEZE_STATUS |
VARCHAR2(8) |
FROZEN : (FreezeWorkspace操作によって)作業領域へのアクセスが制限されている場合。UNFROZEN : 作業領域へのアクセスが制限されていない場合。 |
|
FREEZE_MODE |
VARCHAR2(20) |
NO_ACCESS 、READ_ONLY 、1WRITER または1WRITER_SESSION 。第4章のFreezeWorkspaceのプロシージャの、freezemode パラメータの説明を参照してください。 |
|
FREEZE_WRITER |
VARCHAR2(30) |
作業領域内で変更を加えることを許可されているユーザー。作業領域へのアクセスが制限されていない場合、またはアクセスがNO_ACCESS またはREAD_ONLY モードで制限されている場合、NULLになります。第4章のFreezeWorkspaceのプロシージャの、freezewriter パラメータの説明を参照してください。 |
|
FREEZE_OWNER |
VARCHAR2(30) |
作業領域へのアクセスを制限したユーザーの名前。 | |
SESSION_DURATION |
VARCHAR2(3) |
YES : 現行セッション中のみ作業領域へのアクセスが制限される場合。NO : UnfreezeWorkspaceプロシージャが明示的にコールされるまで作業領域へのアクセスが制限される場合。作業領域へのアクセスが制限されていない場合は、NULLになります。 |
|
CURRENT_SESSION |
VARCHAR2(3) |
YES : 作業領域の変更が現行セッションで許可される場合。NO : 作業領域の変更が現行セッションで許可されない場合。作業領域へのアクセスがsession_duration モードで制限されていない場合は、NULLになります。 |
|
RESOLVE_STATUS |
VARCHAR2(8) |
ACTIVE : 競合解消セッションが処理中の場合。INACTIVE : 競合解消セッションが処理中でない場合。 |
|
RESOLVE_USER |
VARCHAR2(30) |
resolve_status がACTIVE の場合、競合解消セッションを開始したユーザーの名前。そうでない場合、NULLになります。 |
|
CONTINUALLY_REFRESHED |
VARCHAR2(3) |
YES : 作業領域が連続的にリフレッシュされる場合(CreateWorkspaceのisrefreshed パラメータの説明を参照)。NO : 作業領域が連続的にリフレッシュされない場合。 |
|
WORKSPACE_LOCKMODE |
VARCHAR2(19) |
EXCLUSIVE : ロック・モードが排他の場合。SHARED : ロック・モードが共有の場合。CARRY : ロック・モードが引継ぎの場合。第4章のSetWorkspaceLockModeONのプロシージャの、lockmode パラメータの説明を参照してください。 |
|
WORKSPACE_LOCKMODE_OVERRIDE |
VARCHAR2(3) |
YES : オーバーライド・オプションがTRUE の場合。NO : オーバーライド・オプションがFALSE の場合。作業領域のロック・モードが設定されていない場合、NULLになります。第4章のSetWorkspaceLockModeONのプロシージャの、override パラメータの説明を参照してください。 |
|
MP_ROOT_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
複数の親を持つグラフのルート作業領域の名前。作業領域が複数の親を持つグラフの一部ではない場合、NULLになります。(複数の親を持つ作業領域の詳細は、第1.1.10項を参照) |
DBA_WM_SYS_PRIVSには、Workspace Managerのシステム・レベルの権限(名前に_ANY_WORKSPACEを含む権限)を持つユーザー全員に関する情報が含まれます。詳細は、第1.4項を参照してください。このビューは、WM_ADMIN_ROLE
ロールを付与されたユーザーのみが使用できます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
GRANTEE |
VARCHAR2(30) |
システム・レベルの権限が付与されたユーザーまたはロール。 | |
PRIVILEGE |
VARCHAR2(22) |
Workspace Managerのシステム・レベルの権限の名前。 | |
GRANTOR |
VARCHAR2(30) |
システム・レベルの権限を付与したユーザーまたはロール。 | |
GRANTABLE |
VARCHAR2(3) |
YES : grantee にGrant Optionが与えられている(他のユーザーに権限を付与できる)場合。NO : grantee にGrant Optionが与えられていない場合。 |
DBA_WM_VT_ERRORSには、DisableVersioning、CommitDDLまたはRecoverFromDroppedUserプロシージャを最後にコールした間に発生したエラーに関する情報が含まれます。このビューの列は、第5.14項のALL_WM_VT_ERRORSに示す列と同じです。このビューは、WM_ADMIN_ROLE
ロールを付与されたユーザーのみが使用できます。
DBA_WORKSPACE_SESSIONSには、すべてのユーザーおよび作業領域(LIVE
作業領域以外)に関する情報が含まれています。このビューは、WM_ADMIN_ROLE
ロールを付与されたユーザーのみが使用できます。異なる作業領域内のユーザーの監視に有効です。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
USERNAME |
VARCHAR2(30) |
ユーザーの名前。 | |
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
ユーザーが現在入っている作業領域。 |
SID |
NUMBER |
セッションID。 | |
STATUS |
VARCHAR2(8) |
ACTIVE : オープン状態のトランザクション(データベース・トランザクション)をユーザーが現在所有している場合。INACTIVE : オープン状態のトランザクションをユーザーが所有していない場合。 |
DBA_WORKSPACESには、すべての作業領域に関する情報が含まれています。このビューは、WM_ADMIN_ROLE
ロールを付与されたユーザーのみが使用できます。
このビューの列は、次の列を除いてALL_WORKSPACESビューの列と同じです。
ALL_WORKSPACESにはDBA_WORKSPACESにない次の列が含まれています。CONTINUALLY_REFRESHED、WORKSPACE_LOCKMODEおよびWORKSPACE_LOCKMODE_OVERRIDE。
DBA_WORKSPACESには、ALL_WORKSPACES: にない次の列が含まれています。SIDおよびSERIAL#。
関連ビュー
ALL_WORKSPACES(第5.17項)には、すべての作業領域に関する情報が含まれています。
USER_WORKSPACES(第5.39項)には、現行のユーザーが作成した作業領域に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の名前。 | |
WORKSPACE_ID |
NUMBER(38) |
作業領域のID。 | |
PARENT_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の親作業領域。 | |
PARENT_SAVEPOINT |
VARCHAR2(30) |
作業領域の作成時に親作業領域に作成された暗黙的セーブポイント。 | |
OWNER |
VARCHAR2(30) |
作業領域を作成したユーザーの名前。 | |
CREATETIME |
DATE |
作業領域が作成された日時。 | |
DESCRIPTION |
VARCHAR2(1000) |
作業領域に関する説明。 | |
FREEZE_STATUS |
VARCHAR2(8) |
FROZEN : (FreezeWorkspace操作によって)作業領域へのアクセスが制限されている場合。UNFROZEN : 作業領域へのアクセスが制限されていない場合。 |
|
FREEZE_MODE |
VARCHAR2(20) |
NO_ACCESS 、READ_ONLY 、1WRITER または1WRITER_SESSION 。第4章のFreezeWorkspaceのプロシージャの、freezemode パラメータの説明を参照してください。
値が |
|
FREEZE_WRITER |
VARCHAR2(30) |
作業領域内で変更を加えることを許可されているユーザー。作業領域へのアクセスが制限されていない場合、またはアクセスがNO_ACCESS またはREAD_ONLY モードで制限されている場合、NULLになります。第4章のFreezeWorkspaceのプロシージャの、freezewriter パラメータの説明を参照してください。 |
|
SID |
VARCHAR2(30) |
データベースのOracleシステム識別子(SID)。 | |
SERIAL# |
VARCHAR2(30) |
セッションに関連付けられたシリアル・ナンバー。 | |
FREEZE_OWNER |
VARCHAR2(30) |
作業領域へのアクセスを制限したユーザーの名前。 | |
SESSION_DURATION |
VARCHAR2(3) |
YES : 現行セッション中のみ作業領域へのアクセスが制限される場合。NO : UnfreezeWorkspaceプロシージャが明示的にコールされるまで作業領域へのアクセスが制限される場合。作業領域へのアクセスが制限されていない場合は、NULLになります。 |
|
CURRENT_SESSION |
VARCHAR2(3) |
YES : 作業領域の変更が現行セッションで許可される場合。NO : 作業領域の変更が現行セッションで許可されない場合。作業領域へのアクセスがsession_duration モードで制限されていない場合は、NULLになります。 |
|
RESOLVE_STATUS |
VARCHAR2(8) |
ACTIVE : 競合解消セッションが処理中の場合。INACTIVE : 競合解消セッションが処理中でない場合。 |
|
RESOLVE_USER |
VARCHAR2(30) |
resolve_status がACTIVE の場合、競合解消セッションを開始したユーザーの名前。そうでない場合、NULLになります。 |
|
MP_ROOT_WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
複数の親を持つグラフのルート作業領域の名前。作業領域が複数の親を持つグラフの一部ではない場合、NULLになります。(複数の親を持つ作業領域の詳細は、第1.1.10項を参照) |
ROLE_WM_PRIVSには、現行のユーザーに付与されているすべてのロールの各作業領域での権限に関する情報が含まれています。
関連ビュー
USER_WM_PRIVS(第5.32項)には、各作業領域での現行のユーザーの権限に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
ROLE |
VARCHAR2(30) |
ロールの名前。 | |
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の名前。 | |
PRIVILEGE |
VARCHAR2(22) |
Workspace Managerの権限の名前。 | |
GRANTABLE |
VARCHAR2(3) |
YES : ロールにGrant Optionが与えられている(他のユーザーに権限を付与できる)場合。NO : ロールにGrant Optionが与えられていない場合。 |
USER_MP_GRAPH_WORKSPACESには、現行のユーザーがリーフ作業領域の所有者である、複数の親を持つグラフ作業領域(第1.1.10項を参照)に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.1項のALL_MP_GRAPH_WORKSPACESに示す列と同じです。
USER_MP_PARENT_WORKSPACESには、現行のユーザーが所有する、複数の親を持つ作業領域(第1.1.10項を参照)の親作業領域に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.2項のALL_MP_PARENT_WORKSPACESに示す列と同じです。
USER_REMOVED_WORKSPACES
には、RemoveWorkspace操作またはMergeWorkspace操作中にremove_workspace
パラメータ値をtrue
に指定し、システム・パラメータKEEP_REMOVED_WORKSPACES_INFO
をON
に設定して削除された現行のユーザーが所有する作業領域に関する情報が含まれています。(このシステム・パラメータの詳細は、第1.5項を参照。)このビューの列は、第5.3項のALL_REMOVED_WORKSPACESに示す列と同じです。
USER_WM_CONS_COLUMNSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の列に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.5項のALL_WM_CONS_COLUMNSに示す列と同じです。ただし、OWNER
列は含まれません。
USER_WM_CONSTRAINTSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の制約に関する情報が含まれています。UNIQUE
制約、PRIMARY KEY
制約およびCHECK
制約に関する情報が表示されます。このビューの列は、第5.6項のALL_WM_CONSTRAINTSに示す列と同じです。ただし、OWNER
列またはINDEX_OWNER
列は含まれません。
USER_WM_IND_COLUMNSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.7項のALL_WM_IND_COLUMNSに示す列と同じです。ただし、OWNER
列は含まれません。
USER_WM_IND_EXPRESSIONSには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の一意制約の規定に使用される索引に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.8項のALL_WM_IND_EXPRESSIONSに示す列と同じです。ただし、OWNER
列は含まれません。
USER_WM_LOCKED_TABLESには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の行に対するWorkspace Managerのロックに関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.9項のALL_WM_LOCKED_TABLESに示す列と同じです。
USER_WM_MODIFIED_TABLESには、現行のユーザーが所有する、変更されたバージョン対応表に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.10項のALL_WM_MODIFIED_TABLESに示す列と同じです。
USER_WM_PRIVSには、各作業領域での現行のユーザーの権限に関する情報が含まれています。
関連ビュー
ROLE_WM_PRIVS(第5.22項)には、現行のユーザーに付与されているすべてのロールの各作業領域での権限に関する情報が含まれています。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
WORKSPACE |
VARCHAR2(30) |
作業領域の名前。 | |
PRIVILEGE |
VARCHAR2(22) |
Workspace Managerの権限の名前。 | |
GRANTOR |
VARCHAR2(30) |
現行のユーザーに権限を付与したユーザーの名前。 | |
GRANTABLE |
VARCHAR2(3) |
YES : ユーザーにGrant Optionが与えられている(他のユーザーに権限を付与できる)場合。NO : ユーザーにGrant Optionが与えられていない場合。 |
USER_WM_RIC_INFOには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表の参照整合性制約に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.11項のALL_WM_RIC_INFOに示す列と同じです。
Workspace Managerは、第1.9.1項で説明するとおり、この情報を使用して参照整合性をサポートします。
USER_WM_TAB_TRIGGERSには、現行のユーザーが所有する、バージョン対応表に対するトリガーに関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.12項のALL_WM_TAB_TRIGGERSに示す列と同じです。ただし、TRIGGER_OWNER
列は含まれません。
USER_WM_VERSIONED_TABLESには、現行のユーザーが所有するバージョン対応表に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.13項のALL_WM_VERSIONED_TABLESに示す列と同じです。
USER_WM_VT_ERRORSには、現行のユーザーが所有し、現行のユーザーがSELECT
、INSERT
権限、DELETE
権限、UPDATE
権限を1つ以上持つ表を指定したDisableVersioningプロシージャまたはCommitDDLプロシージャに対する最後のコール中に発生したエラーに関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.14項のALL_WM_VT_ERRORSに示す列と同じです。
USER_WORKSPACE_PRIVSには、現行のユーザーが作成した作業領域内でのWorkspace Managerの権限に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.15項のALL_WORKSPACE_PRIVSに示す列と同じです。
USER_WORKSPACE_SAVEPOINTSには、現行のユーザーが作成した作業領域内のセーブポイントに関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.16項のALL_WORKSPACE_SAVEPOINTSに示す列と同じです。
USER_WORKSPACESには、現行のユーザーが作成した作業領域に関する情報が含まれています。このビューの列は、第5.17項のALL_WORKSPACESに示す列と同じです。
WM_COMPRESS_BATCH_SIZESには、バージョン対応表の圧縮機能に関する情報が含まれています。このビューは、WM_ADMIN_ROLE
ロールを付与されたユーザーのみが使用できます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
表を所有するユーザーの名前。 |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL | バージョン対応表の名前。 |
BATCH_SIZE |
VARCHAR2(23) |
TABLE : 表を1バッチでのみ圧縮できる場合。TABLE/PRIMARY_KEY_RANGE : 表を1バッチまたは複数バッチで圧縮できる場合。 |
|
NUM_BATCHES |
NUMBER |
1 : BATCH_SIZE がTABLE の場合。PRIMARY_KEY_RANGE のバッチ・サイズが使用される場合に圧縮操作に使用されるバッチ数を指定する数字。 |
WM_COMPRESSIBLE_TABLESには、作業領域内の2つのセーブポイント間で圧縮する必要のある(圧縮を実行する場合)バージョン対応表に関する情報が含まれています。このビューに行を作成するには、SetCompressWorkspaceプロシージャを使用します。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
表を所有するユーザーの名前。 |
TABLE_NAME |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL | バージョン対応表の名前。 |
WORKSPACE |
VARCHAR2(256) |
SetCompressWorkspaceプロシージャをコールした結果として設定された作業領域の名前。 | |
BEGIN_SAVEPOINT |
VARCHAR2(256) | 圧縮範囲の最初のバージョンのセーブポイント。SetCompressWorkspaceプロシージャのコール時にfirstSP パラメータがNULLだった場合、この列にはBEGINNING が含まれます。 |
|
END_SAVEPOINT |
VARCHAR2(256) | 圧縮範囲の最後のバージョンのセーブポイント。SetCompressWorkspaceプロシージャのコール時にfirstSP パラメータとsecondSP パラメータがNULLだった場合、この列にはLATEST が含まれます。 |
WM_EVENTS_INFOには、Workspace Managerイベントの取得に関する情報が含まれています。Workspace Managerイベントの詳細は、第2章を参照してください。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
EVENT_NAME |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
イベントの型名。 |
CAPTURE |
VARCHAR2(30) |
ON : この型のイベントが取得されている場合。OFF : この型のイベントが取得されていない場合。 |
WM_INSTALLATIONには、インストールされているWorkspace Managerのリリースに関する情報が含まれています。これには、Workspace Managerのバージョン番号(OWM_VERSION
)とWorkspace Managerシステム・パラメータが含まれます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
NAME |
VARCHAR2(100) |
システム上のWorkspace Managerの現行リリースに関する情報項目またはシステム・パラメータの名前。(システム・パラメータの詳細は、第1.5項を参照。) | |
VALUE |
VARCHAR2(4000) |
NAME 列で識別される情報項目またはシステム・パラメータに対応付けられた値。 |
WM_REPLICATION_INFOには、Workspace Managerのレプリケーション環境に関する情報が含まれています。Workspace ManagerでのOracle Replicationの使用方法の詳細は、付録Cを参照してください。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
GROUPNAME |
VARCHAR2(30) |
NOT NULL |
レプリケーションのメイン・グループの名前。 |
WRITERSITE |
VARCHAR2(128) |
レプリケーション環境のwriterサイトの名前。 |
各バージョン対応表には1つの競合ビューがあります。各競合ビューの名前は<table_name>_CONF形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_CONF
という名前のメタデータ・ビューが存在します。
表5-1に、各競合ビューに含まれる列を示します。
表5-1 xxx_CONFビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
競合が存在する作業領域。 |
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
|
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、競合が検出された行のオーバーラップしている期間。 |
競合ビューからのSELECT操作では、SetConflictWorkspaceプロシージャを使用してセッションに作業領域競合のコンテキストを指定しないかぎり、GotoWorkspaceプロシージャで確立した作業領域競合のコンテキストを使用します。競合ビューから選択すると、表内で現行の作業領域コンテキストで変更された行を検索し、その値を親作業領域の対応する行と比較し、競合を識別します。現行作業領域の競合コンテキストがLIVE
作業領域の場合、表のすべての表が選択され競合は検出されません。
次の例では、現行の作業領域と親作業領域のEMPLOYEE
表で競合が発生している行のキー値およびすべての列値を示します。競合ビューは、以前のコールで確立されたGetWorkspaceプロシージャまたはSetConflictWorkspaceプロシージャへのコールを反映して、作業領域競合のコンテキスト(ここでは現行作業領域)を設定します。
SELECT * FROM EMPLOYEE_CONF;
EMPLOYEE
表の列がID
、NAME
およびCITY
で、次の値があるとします。
WM_WORKSPACE ID NAME CITY WM_DELETED NEWWORKSPACE 12 SMITH NASHUA NO DiffBase 12 SMITH NY NO LIVE 12 SMITH BOSTON NO
ID = 12
であるデータベースの行が、NEWWORKSPACE
作業領域およびLIVE
作業領域で変更されています。CITYの値が、NEWWORKSPACE
作業領域ではNASHUA
、LIVE
作業領域ではBOSTON
に変更されています。NEWWORKSPACE
作業領域をLIVE
作業領域にマージすると、この行に競合が発生します。アプリケーションは、適切な値を持つ作業領域を選択し、競合を解消する必要があります。
DiffBase
は、共通親作業領域(またはbase)を参照することに注意してください。SetDiffVersionsプロシージャの「使用上の注意」を参照してください。
次の例では、競合解消セッションを開始し、ResolveConflictsプロシージャをコールしてNEWWORKSPACE
作業領域から競合している行を削除し、親作業領域(LIVE
)の値を両方の作業領域に挿入します。その後、トランザクションをコミットして競合解消セッションを終了します。
DBMS_WM.BeginResolve ('NEWWORKSPACE'); DBMS_WM.ResolveConflicts ('NEWWORKSPACE', 'EMPLOYEE', 'ID = 12', 'PARENT'); COMMIT; DBMS_WM.CommitResolve ('NEWWORKSPACE');
競合解消の詳細は、第1.1.4項を参照してください。
各バージョン対応表には1つの差異ビューがあります。各差異ビューの名前は、<table_name>_DIFF形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_DIFF
というメタデータ・ビューが存在します。SetDiffVersionsプロシージャを実行するたびに、1つ以上のxxx_DIFFビューに行が追加されます。
表5-2に、各差異ビューに含まれる列を示します。
表5-2 xxx_DIFFビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
先行する列の値を取るブランチ。(この表の後の説明を参照)。 |
|
|
変更を記述するコード。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、差異が検出された行のオーバーラップしている期間。 |
WM_DIFFVER
の値の形式は、次のいずれかです。
「<workspace1>, <savepoint1>」
「<workspace2>, <savepoint1>」
「DiffBase」
パラメータが2つあるSetDiffVersionsプロシージャを使用すると、savepoint1
またはsavepoint2
の値がLATEST
になります。
WM_CODE
に使用可能な値については、次のことに注意してください。
ある作業領域で値が変更されると、値が変更されていない作業領域の行に「NC
」が表示されます。たとえば、「<workspace2>, <savepoint2>
」を指定して行を更新した場合、その行のコードは「U
」になりますが、「<workspace1>, <savepoint1>
」および「DiffBase
」がそれぞれで行を変更していない場合、これらの行のコードは「NC
」になります。
複数のブランチに行が挿入された場合、「DiffBase
」に「NE
」が表示され、1つのブランチのみに行が挿入された場合、「DiffBase
」および1つのブランチに「NE
」が表示されます。
差異ビューに追加された行を示す例などの詳細は、第4章のSetDiffVersionsプロシージャの説明を参照してください。
EnableVersioningプロシージャに対するコールで、hist
パラメータをVIEW_W_OVERWRITE
またはVIEW_WO_OVERWRITE
に設定してバージョン対応にした表の場合、各バージョン対応表には1つの履歴ビューがあります。各履歴ビューの名前は、<table_name>_HIST形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表が、hist
パラメータをVIEW_W_OVERWRITE
またはVIEW_WO_OVERWRITE
に設定してバージョン対応にした表である場合、EMPLOYEE_HIST
というメタデータ・ビューが存在します。
履歴ビューを使用すると、バージョン対応表に対する変更を記録および監査できます。
表5-3に、各履歴ビューに含まれる列を示します。
表5-3 xxx_HISTビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
行を含む作業領域の名前。 |
|
|
データが対応付けられている行のバージョン番号。 |
|
|
行を作成したユーザーの名前。 |
|
|
行に対して実行された変更操作のタイプ。 |
|
|
行が作成または更新された時刻。 |
|
|
行が削除または変更された時刻。 |
各バージョン対応表には1つのロック・ビューがあります。各競合ビューの名前は<table_name>_LOCK形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_LOCK
というメタデータ・ビューが存在します。(Workspace Managerのロック操作の詳細は、第1.3項を参照してください。)
表5-4に、各ロック・ビューに含まれる列を示します。
表5-4 xxx_LOCKビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
ロックの種類。 |
|
|
ロックを所有するユーザーの名前。 |
|
|
ロックされた作業領域の名前。 |
|
|
|
各バージョン対応表には1つの複数作業領域ビューがあります。各複数作業領域ビューの名前は、<table_name>_MW形式になります。たとえば、EMPLOYEE
表がバージョン対応表である場合、EMPLOYEE_MW
というメタデータ・ビューが存在します。SetMultiWorkspacesプロシージャ(第4章を参照)を実行するたびに、1つ以上のxxx_MWビューに行が追加されます。
表5-5に、各複数作業領域ビューに含まれる列を示します。
表5-5 xxx_MWビューの列
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
(元の表の各列に対する1つの列) |
(元の表の各列と同じ) |
この作業領域の列の値。 |
|
|
表で有効期間がサポートされる場合(第3章を参照)は、行の有効期間。
|
|
|
変更された行を含む作業領域。 |
|
|
行を参照できる作業領域のカンマ区切りのリスト。 |
|
|
変更を記述するコード。 |
<table_name>_MWビューを使用すると、(たとえば、他の作業領域との競合があるかどうかを確認するために)現行の作業領域を離れることなく他の作業領域の変更を参照できます。このビューの各行に表示されるデータは、ビューに行が挿入されて作業領域がマージされたような状態で表示されます。
<table_name>_DIFFビュー(第5.46項を参照)を使用して、現行の作業領域を離れることなく他の作業領域の変更を参照することもできます。ただし、<table_name>_DIFFビューを使用して参照できる作業領域は2つのみです。<table_name>_MWビューを使用して参照できる作業領域の数には制限がありません。また、<table_name>_DIFFビューには削除済の行が表示されますが、<table_name>_MWビューには表示されません。
詳細と例については、第4章のSetMultiWorkspacesプロシージャを参照してください。