OLAP DMLから提供されるプログラムは次のとおりです。
ALLCOMPILE。現行のアナリティック・ワークスペースにあるコンパイル可能なすべてのオブジェクトを1つずつコンパイルします。
ALLSTAT。現行のアナリティック・ワークスペースにあるすべてのディメンションのステータスを、ディメンションのデフォルトのステータス・リストに設定します。
AWDESCRIBE。現行のアナリティック・ワークスペースに関する情報を、現行の出力ファイルに送信します。サマリー・ページの後にレポートが生成され、名前、型および説明を示すアナリティック・ワークスペース・オブジェクトのアルファベット順のリストと、オブジェクト型別に各オブジェクトのDESCRIBEが示されます。
COPYDFN。現行のワークスペースまたはアタッチされているワークスペース内の事前定義されたオブジェクトから定義をコピーして、アナリティック・ワークスペース内に新しいオブジェクトを定義します。
FORECAST.REPORT。FORECASTコマンドを使用して作成される予測の標準レポートを生成します。レポートには、予測の計算式および平均絶対誤差率を含む予測のパラメータに続いて、予測値が示されます。
FULLDSC。1つ以上のワークスペース・オブジェクトに関して、そのプロパティおよびトリガーを含む定義を表示するレポートを生成します。
ISDATE。テキスト式をDATE値に変換可能かどうかを判定します。テキスト式が有効な日付を表す場合はYESを返し、それ以外はNOを返します。ISDATEは、実際には変換を実行しません。変換を実行するには、CONVERTを使用する必要があります。
LISTBY。指定した1つ以上のディメンションまたはコンポジットによってディメンション化されている、またはそれらに関連付けられている、アナリティック・ワークスペース内のすべてのオブジェクトの名前を示すレポートを生成します。LISTBYは、アタッチした任意のワークスペースのディメンションまたはコンポジットで使用できます。
LISTNAMES。アナリティック・ワークスペース内のオブジェクトの名前をリストするレポートを生成します。リストの対象を特定の型のオブジェクトに制限し、各オブジェクト型の名前をアルファベット順にリストできます。
MODEL.COMPRPT。モデル方程式がどのようにブロックにグループ化されたかを示すレポートを生成します。このレポートでは、ディメンション間の依存があるステップ・ブロックおよび連立ブロックについて、依存に関与するディメンションがリストされます。
MODEL.DEPRT。各モデル方程式が依存する変数およびディメンション値がリストされるレポートを生成します。ディメンションに依存している場合、レポートにはディメンションの名前が示されます。
MODEL.XEQRPT。モデルの実行に関するレポートを生成します。レポートには、解決に失敗したブロックが示され、連立ブロックの解決に使用されたモデル・オプションの値が表示されます。
PAGE。PAGINGの設定がYES
である場合、出力に改ページを挿入します。通常、レポート・プログラム内で使用するか、またはLISTNAMESを指定して使用します。PAGEに対するオプションの引数は、ページの残りの行数を条件とする改ページを指定します。
REGRESS.REPORT。REGRESSコマンドを使用して実行した回帰の標準レポートを生成します。
STATUS。1つ以上のディメンション、ディメンション・サロゲートまたは値セットのステータス、あるいはアナリティック・ワークスペース内にあるすべてのディメンションのステータスを現行の出力ファイルに送信します。
STDHDR。レポート出力の各ページの上部にOracle OLAP標準ヘッダーを生成します。
VALSPERPAGE。1ページに収める幅を指定する変数の値の最大数を計算します。ページとは、ワークスペース内の格納単位です。
ISDATEプログラムおよびVALSPERPAGEプログラムは、単純なファンクションと同様に値を1つしか返さないため、第7章「OLAP DMLファンクション: A〜K」および第8章「OLAP DMLファンクション: L〜Z」(アルファベット順)でOLAP DMLファンクションとともに説明しています。OLAP DMLから提供されるその他のプログラムについては、第9章「OLAP DMLコマンド: A〜G」および第10章「OLAP DMLコマンド: H〜Z」(アルファベット順)でOLAP DMLコマンドとともに説明しています。