ここでは、次のトピックについて説明します。
インストール要件および手順の変更
製品のアーキテクチャとセキュリティに大幅な変更が行われたため、このリリースでは、Warehouse Builderのインストール・プロセスが変更されました。詳細は、Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイドを参照してください。
Warehouse Builder 11g リリース1(11.1)からのメタデータ・セキュリティ実装の推奨方法は、デザイン・センターで使用可能なユーザー・インタフェースを使用することです。この方法は、Oracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイドで説明されています。以前のリリースでPL/SQLパッケージを使用してセキュリティを実装した場合、Warehouse Builder 11g リリース1(11.1)ではその実装をサポートしていません。
Oracle Master Data Management(MDM)アプリケーションのデータ・プロファイリングとデータ修正
Oracle Warehouse Builder 11gリリース1(11.1)には、Oracle Master Data Management(MDM)アプリケーションのデータ・プロファイリングおよびデータ修正を行うコネクタが用意されています。この機能はデータの監視および修復といいます。この機能は、Customer Data Hub(CDH)、Product Information Management(PIM)、Universal Customer Master(UCM)などのMDMアプリケーションで使用できます。
データの監視および修復の詳細は、「Oracle Master Data Management(MDM)のデータの監視および修復の設定」を参照してください。
Siebelへの接続性
Oracle Warehouse Builder 11g リリース1(11.1)では、Siebelへのアプリケーション・コネクタが追加されました。このコネクタにより、以前のバージョンでOracle E-Business Suite、PeopleSoftおよびSAPで実行できたように、Siebelのメタデータに接続できるようになります。詳細は、「Siebelとの統合」を参照してください。
ディメンション・オブジェクトの追加
タイプ2の緩やかに変化するディメンション(SCD)のレコード更新機能にいくつかの変更があります。詳細は、「タイプ2の緩やかに変化するディメンションの更新」を参照してください。
これで、タイプ2 SCDの階層をバージョニングできるようになりました。階層バージョニングの有効化の詳細は、「階層バージョニング」を参照してください。
ドキュメント・セットに対する改善
このリリースでは、ドキュメント・セットが再編成され、改訂されました。
以前はOracle Warehouse Builderインストレーションおよび構成ガイドというタイトルだったマニュアルは、Oracle Warehouse Builderインストレーションおよび管理ガイドというタイトルになり、セキュリティの実装などの管理情報が記載されています。
現在、Oracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイドには、改定された概要と概念情報が掲載されています。このリリースでは、オンライン・ヘルプにのみ記載されていたセクションの一部がOracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイドにも掲載されています。
現在、Oracle Warehouse Builder APIおよびスクリプト・リファレンスには、エキスパートおよびエキスパート・エディタの使用方法に関する情報が記載されています。この情報は、以前はOracle Warehouse Builderユーザーズ・ガイドに記載されていました。