この付録では、トラブルシューティングに関する情報について説明します。この付録の内容は次のとおりです。
この付録のトラブルシューティング手順のいずれかを実行する前に、次のことを行ってください。
ゲートウェイのインストールに関する各章のシステム要件の項をチェックし、システムが要件を満たしていることと、インストール前のタスクをすべて完了していることを確認してください。
製品のインストール前に、使用しているプラットフォームの製品に関するリリース・ノートを参照してください。リリース・ノートは、Oracleソフトウェアのインストール・メディアに含まれます。最新版のリリース・ノートは、次の場所にあるOracle Technology Network Webサイトから入手できます。
http://www.oracle.com/technology/documentation/index.html
インストール中にエラーが発生した場合、次の指示に従ってください。
Oracle Universal Installerを終了しないでください。
インストール画面の1つに間違った情報を入力した後に「次へ」をクリックした場合、「戻る」をクリックしてその画面に戻り、情報を修正します。
Oracle Universal Installerによるファイルのコピー中またはリンク中にエラーが発生した場合、「インストール・セッションのログの確認」を参照してください。
コンフィギュレーション・アシスタントの実行中にエラーが発生した場合、「コンフィギュレーション・アシスタントのトラブルシューティング」を参照してください。
問題を解決できない場合、「インストール失敗後のクリーンアップ」に記載された手順に従って失敗したインストールを削除します。
インストール中にOracle Universal Installerにより実行されるすべてのアクションは、ログ・ファイルに記録されます。インストール中に問題が発生した場合、ログ・ファイルを確認し、考えられる問題の原因に関する情報を収集してください。
SYSTEM_DRIVE:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
installActionsdate_time.log
たとえば、インストールが2004年5月14日の午前9:00:56に実行された場合、ログ・ファイル名は次のようになります。
installActions2004-05-14_09-00-56-am.log
注意: Inventory ディレクトリやその内容を手動で削除または変更しないでください。削除または変更すると、システムにインストールされた製品の場所をOracle Universal Installerが特定できなくなる可能性があります。 |
コンフィギュレーション・アシスタントの実行時に発生したインストール・エラーをトラブルシューティングするには、次のようにします。
「インストール・セッションのログの確認」に記載されているインストール・ログ・ファイルを確認します。
ORACLE_BASE
\
ORACLE_HOME
\cfgtoollogs
ディレクトリにある特定のコンフィギュレーション・アシスタントのログ・ファイルを確認します。エラーの原因となっている問題を修正してください。
「致命的エラーです。再インストールしてください」というメッセージが表示されたら、ログ・ファイルを確認して問題の原因を調査します。詳細は、「致命的エラー」を参照してください。
Oracleのコンフィギュレーション・アシスタントの障害は、インストール画面の下部に示されます。コンフィギュレーション・アシスタントのインタフェースに、(提供可能であれば)追加情報が表示されます。コンフィギュレーション・アシスタントの実行ステータスは、installActions
date_time
.log
ファイルに格納されます。
次の表に、実行ステータス・コードをリストします。
ステータス | 結果コード |
---|---|
コンフィギュレーション・アシスタントの成功 | 0 |
コンフィギュレーション・アシスタントの失敗 | 1 |
コンフィギュレーション・アシスタントの取消し | -1 |
コンフィギュレーション・アシスタントの実行中に致命的エラーが発生した場合、次の手順を実行します。
「インストール失敗後のクリーンアップ」の手順に従って失敗したインストールを削除します。
致命的エラーの原因を修正します。
Oracleソフトウェアを再インストールします。
非対話型インストールが成功したか失敗したかを確認するには、SYSTEM_DRIVE
:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
にあるinstallActions
date_time
.log
ファイルを確認します。
必要に応じて、前述の項を参照してInventory
ディレクトリの場所を確認してください。
次の場合、サイレント・インストールは失敗します。
レスポンス・ファイルを指定しない場合。
間違った、または不完全なレスポンス・ファイルを指定した場合。
Oracle Universal Installerにエラーが発生した場合(ディスク領域が不十分であるなど)。
Oracle Universal Installerまたはコンフィギュレーション・アシスタントは、実行時にレスポンス・ファイルを検証します。検証に失敗すると、非対話型インストールまたは構成プロセスは終了します。Oracle Universal Installerでは、間違ったコンテキスト、形式またはタイプのパラメータ値は、ファイル内に指定されていないものとして処理されます。
インストールに失敗した場合、インストールの試行中にOracle Universal Installerによって作成されたファイルとOracleホーム・ディレクトリを削除する必要があります。第17章「Oracle Database Gatewayの削除」の指示に従ってOracle Universal Installerを実行し、ゲートウェイの削除、Oracleディレクトリの手動による削除、およびレジストリ・エディタでのOracleキーの削除を実行します。その後、ソフトウェアを再インストールします。