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Oracle Database Gateway for APPCインストレーションおよび構成ガイド
11gリリース1(11.1) for AIX 5L Based Systems(64-Bit), HP-UX PA-RISC(64-Bit), Solaris Operating System(SPARC 64-Bit), and Linux x86
E05711-01
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3 システム要件

この章では、ゲートウェイのシステム要件について説明します。含まれる項は、次のとおりです。

3.1 ハードウェア要件

ご使用のプラットフォームにおけるゲートウェイのこのリリースのハードウェア要件を、次の項で説明します。

3.1.1 プロセッサ要件

Linux、AIX-Based、HP-UX、Solarisの各システムでゲートウェイを運用する場合の動作保証されたハードウェア・プラットフォーム要件とオペレーティング・システムのバージョン要件の最新リストは、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドおよびOracleMetaLinkの動作要件マトリックスを参照してください。OracleMetaLink Webサイトには次からアクセスできます。

http://metalink.oracle.com

プラットフォームごとのゲートウェイ・プロセッサ要件は次のとおりです。

  • Linux 32ビット: Intel Pentiumベースのプロセッサ

  • AIXベースのシステム: IBM pSeries

  • HP-UX: 必要なバージョンのHP-UXを実行できるHP 9000シリーズ

  • Solaris: 必要なバージョンの64ビット・アーキテクチャSolarisを実行できるSolarisオペレーティング・システム(SPARC 64ビット)

3.1.2 メモリー要件

通常のインストールでは、Oracle Database Gateway for APPCを実行するシステムには256MB以上の実メモリーを搭載することをお薦めします。

ゲートウェイ・サーバー・プロセッサの仮想メモリー要件には、次の要素が関係します。

  • 各ユーザーにより開かれているゲートウェイ同時接続数

  • ゲートウェイとリモート・トランザクション・プログラムの間で転送されるデータ項目数

  • ゲートウェイのインストール時にインクルードされたOracle Netプロトコル・アダプタ

  • ネットワーク・バッファ・サイズの構成など、その他の要素

3.1.3 ネットワーク・アタッチメント要件

ゲートウェイには、ご使用のプラットフォームのSNA通信パッケージまたはTCP/IP Networking Facility(TCP/IP通信の場合)によりサポートされているネットワーク・アタッチメントが必要です。

ただし、新しいTCP/IP support for IMS Connect機能のみを使用する場合、SNAパッケージは不要です。オペレーティング・システムには初期状態でTCP/IPがインストールされています。

3.1.4 CD-ROMドライブ

ソフトウェアのインストール用にCD-ROMドライブが必要です。

3.1.4.1 HP-UXのみ

Oracleは、Rockridge拡張形式のISO 9660フォーマットCD-ROMディスクを使用します。

3.1.5 ディスク空き領域要件

表3-1に、プラットフォームごとのディスク空き領域要件を示します。

表3-1 ディスク空き領域要件

プラットフォーム 要件

Linux(Intel 32ビット)

500MB

AIXベースのシステム(64ビット)

1.75GB

HP-UX(64ビット)

1.25GB

Solaris(64ビット)

1.5GB


3.2 ソフトウェア要件

Oracleでは、この項で説明されるシステム・ソフトウェア構成がサポートされます。ただし、基礎となるシステム・ソフトウェア製品がそれぞれのベンダーによってサポートされていることが条件です。最新のサポート状況はシステム・ソフトウェア・ベンダーにご確認ください。

この項では、次の項目について説明します。

3.2.1 オペレーティング・システム要件

32ビットIntel Pentiumベース・プロセッサ用のLinux、AIX-Based、HP-UX、Solarisの各システムでゲートウェイを運用する場合の動作保証されたオペレーティング・システムのバージョン要件の最新リストは、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドおよびOracleMetaLinkの動作要件マトリックスを参照してください。OracleMetaLink Webサイトには次からアクセスできます。

http://metalink.oracle.com

3.2.2 通信プロトコル要件

この項で説明するように、各オペレーティング・システムでは特定の通信サーバーが使用されます。


注意:

通信プロトコルにTCP/IP support for IMS Connectを選択する場合、後述のリストにあるSNA通信パッケージを使用する必要はありません。各オペレーティング・システムには初期状態でTCP/IPが自動的にインストールされています。TCP/IPプロトコルを使用する場合、ゲートウェイで正しく作動するようにプロトコルを構成する必要があります。第13章「TCP/IP通信プロトコルを使用したゲートウェイの構成」を参照してください。

Intel Pentiumベースの32ビット・システム用のLinuxでの通信プロトコル

IBM Communications Server V6.0.1.1 for Linux以上またはオペレーティング・システム付属のTCP/IP通信ソフトウェア。

AIXベースのシステム用の通信プロトコル

AIXバージョン6.01以上用のSNA Server、またはオペレーティング・システム付属のTCP/IP通信ソフトウェア。

HP-UX用の通信プロトコル

HP-UX SNAPlus2 Link Release 11.xとHP-UX SNAPlus2 API Release 11.x以上の組合せ、またはオペレーティング・システム付属のTCP/IP通信ソフトウェア。

Solaris用の通信プロトコル

SNAP-IXバージョン6以上、またはオペレーティング・システム付属のTCP/IP通信ソフトウェア。

3.2.3 Oracleデータベース要件

すべてのUNIXプラットフォームで、OracleデータベースがOracleデータベースとして機能するためには、サポートされているOracleデータベース・リリース用の最新のパッチセットで更新されている必要があります。

3.2.4 Oracle Networking 製品要件

Oracleデータベースがインストールされたシステムおよびゲートウェイがインストールされているシステムには、Oracle Netが自動的にインストールされています。構成に関する詳細は、このガイドの第5章「Oracle Networkの構成」を参照してください。また、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』も参照することをお薦めします。

3.2.5 IBMメインフレーム要件

この項では、IBMメインフレームで、ゲートウェイおよび使用するプラットフォームの他のソフトウェア要件の他に必要になる要件について説明します。

  • SNAの場合のOLTP

    OLTPは、マップされたAPPC対話をサポートする必要があります。ゲートウェイを介して実行されるOLTPトランザクション・プログラムがデータベース更新を実行する場合、APPC動詞CONFIRMCONFIRMEDおよびSEND_ERRがOLTPによりサポートされている必要があります。これらの動詞はAPPC SYNCLEVEL 1を実装しています。

    ゲートウェイを介して呼び出されるトランザクション・プログラムにより更新できるOLTP制御下のリソースは、そのリソースに対してCOMMIT/ROLLBACK機能が必要な場合、すべてOLTPおよびホスト・システムに対してリカバリ可能なリソースとして定義される必要があります。たとえば、COMMIT/ROLLBACK が更新を制御するためには、CICSトランザクションによって更新されるVSAMファイルがCICSに対してリカバリ可能なファイルと定義される必要があります。

    ゲートウェイは、CICS、IMS/TM、IDMSおよびz/OSなどのSNA対応製品の、サポートされているすべてのリリースと互換性があります。


    注意:

    ゲートウェイのインストールを続行する前に、「既知の制限」の項で既知の制限に関する情報を参照してください。

  • TCP/IPの場合のOLTP

    IMS/TM: リリース7.1以降が必要です。また、IBM社の『IMS Connect Guide and Reference』に記載されているすべてのAPAR(パッチ)も必要です。

    IMS Connect: リリース1.2以上が必要です。