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Oracle Database Gateway for APPCインストレーションおよび構成ガイド
11gリリース1(11.1) for AIX 5L Based Systems(64-Bit), HP-UX PA-RISC(64-Bit), Solaris Operating System(SPARC 64-Bit), and Linux x86
E05711-01
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4 ゲートウェイのインストール

この章では、Oracle Database Gateway for APPCをインストールし、構成する方法を説明します。含まれる項は、次のとおりです。

4.1 始める前に

オンライン・トランザクション・プロセッサを構成してゲートウェイからアクセスできるようにするには、OLTPおよびホスト・オペレーティング・システムの一部のコンポーネントでの作業が必要です。ホスト・システムにOracleソフトウェアはインストールされませんが、ホスト・システムおよびOLTPへのアクセス権限と多少の知識が必要です。この章にはホスト・システムとOLTPのインストール手順に関する情報もある程度は含まれていますが、関連するOLTPおよびホスト・システムのドキュメントを必ず手元に揃えてください。

OLTP上の構成作業で、OLTPの再起動が必要になることがあります。必ず、ホスト・システムのプログラマまたはDBAが、OLTPに関する指示を確認してから再起動してください。

OracleデータベースとOLTPがいずれも1つである場合にゲートウェイをインストールおよび構成するには、この章で説明する手順を実行します。


注意:

SNA通信プロトコルを使用するゲートウェイの場合は、この章、第5章「Oracle Networkの構成」、および第12章「SNA通信プロトコルを使用したゲートウェイの構成」のインストール手順に従ってください。

TCP/IP通信プロトコルを使用するゲートウェイの場合は、この章、第5章「Oracle Networkの構成」、および第13章「TCP/IP通信プロトコルを使用したゲートウェイの構成」のインストール手順に従ってください。


4.2 ゲートウェイのアップグレード/移行の計画

この項は、Oracle Database Gateway for APPCの旧リリースをご利用のユーザーの方にのみ関係があります。以前のゲートウェイをインストールしている場合、いくつかのタスクを実行してからでないと、Oracle Database Gateway for APPCのリリース11.1.0.6をインストールできません。


注意:

この項を読んでから、第15章「既存のゲートウェイからの移行」を読んで、ゲートウェイのアップグレードまたは移行の準備のために必要な作業を特定する必要があります。Oracle Database Gateway for APPCのバージョン4.01以前からリリース11.1.0.6に移行する場合、移行に関連する内容が第15章「既存のゲートウェイからの移行」に記載されています。

Oracle Database Gateway for APPCを初めてインストールする場合は、「アップグレードのプレインストール手順」から開始してください。


この項では、次の項目について説明します。

4.2.1 アップグレードの準備手順

Oracle Database Gateway for APPCの旧バージョンから現在のバージョンへのアップグレードの準備として、次の手順を実行します。

  1. 変更されたPGA関連ファイルのバックアップを作成します。

  2. 旧ゲートウェイ・ディレクトリをすべて削除するか、名前を変更します。

4.2.2 アップグレードと移行に関する考慮事項

アップグレードの考慮事項は次のとおりです。

  • ゲートウェイのリリース8または9のPGAU制御ファイルは上位互換なので、変更は不要です。

  • アップグレード後のPGデータ・ディクショナリ(PGDD)には、旧バージョンのエントリがすべて変更されずに含まれます。新機能をサポートするために、新しいPGAU制御情報といくつかの列が追加されますが、カスタマ・エントリはアップグレードしても変更されません。

  • 次の項目が変更されたため、Oracle Database Gateway for APPCリリース4.0.1以前のTIPは、すべて再コンパイルする必要があります。

    • PL/SQLの互換性

    • ゲートウェイ・サーバーのRPCインタフェース

    • UTL_PGインタフェース

  • SNA通信プロトコルを使用して以前に生成された既存のTIPがゲートウェイにあり、新しいTCP/IP機能を使用する場合、必須のNLS_LANGUAGE設定およびサイド・プロファイル設定を使用してPGAUがTIPを再コンパイルする必要があります。DEFINE TRANSACTIONコマンドで、適切なASCIIキャラクタ・セットを指定します。

    これは、ゲートウェイではIMS Connect内でユーザー・イグジットが使用されており、それによってASCIIキャラクタ・セットとEBCDICキャラクタ・セットの間の変換が行われると想定されているためです。


    注意:

    アップグレードされたPGデータ・ディクショナリ(PG DD)は、以前のリリースのPGAUからはアクセスできません。

4.2.3 リストア

以前のリリースのゲートウェイをリストアする場合、次のコンポーネントを旧バージョンにリストアする必要があります。

  • PGAU

  • PG DD

  • ゲートウェイ・サーバー

4.3 アップグレードのインストール前手順

ゲートウェイをインストールする前に、次のインストール前手順を実行します。

Oracle製品のインストールおよびOracle Universal Installerの使用方法の概要は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

4.3.1 ゲートウェイのインストール方法

ゲートウェイをインストールするには、次のいずれかの方法を使用します。

  • 既存のOracleデータベースと同一のシステムにある異なるディレクトリへのインストール

    このタイプのインストールまたはアップグレードの作業については、すべてこの項で説明します。

  • ローカルのOracleデータベースと異なるシステムへのインストール

  • Oracleデータベースと同一のシステムの、同一のOracleホーム・ディレクトリへのインストール。この場合、Oracleデータベースとゲートウェイのリリース・レベルが同一である必要があります。

4.4  ゲートウェイ・ソフトウェアのインストール

Oracle製品のインストールとOracle Universal Installerの使用方法の概要は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。そこで説明されている必要なタスクを先にすべて実行します。

サーバーのリリースがゲートウェイのリリースと異なっている場合、ゲートウェイをOracleデータベースと同一のOracleホーム・ディレクトリにインストールしないでください。これは、ゲートウェイをOracleデータベース・アップグレードから分離するために必要です。です。ゲートウェイの実行可能ファイルがより新しいバージョンのOracleデータベース・ライブラリと再リンクされた場合、Oracleデータベース・アップグレードが不適合の原因となる可能性があります。

4.5 インストール手順

Oracleデータベースと同一のOracleホームにゲートウェイをインストールする場合、両方の製品のリリース番号が同一である必要があります。この項ではゲートウェイのインストール手順を示します。この項では、次の項目について説明します。

4.5.1 手順1: DBA権限でのログインとログイン・ユーザーIDの作成

Oracleデータベース管理者(DBA)ユーザーとしてログインします。現在DBAユーザーでない場合は、システム管理者に問い合せてDBAログイン・ユーザーIDを作成します。


関連項目:

ログイン情報の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

4.5.2 手順2: 製品インストール・ディレクトリの作成

新しいディレクトリを作成する場合、パス名の一部にバージョン番号を使用することをお薦めします。こうすると、同一のOracle製品の異なるバージョンを1つのOracleディレクトリ・ツリー配下にインストールできます。製品インストール・ディレクトリは、ゲートウェイの$ORACLE_HOMEとも呼ばれます。

次に、/oracle/pga/11.1製品インストール・ディレクトリを作成します。

たとえば、次のように入力します。

$ mkdir /oracle/pga
$ mkdir /oracle/pga/11.1
$ chown oracle:dba /oracle/pga/11.1
$ chmod 755 /oracle/pga/11.1

4.5.3 手順3: 環境変数の設定

ORACLE_HOMELD_LIBRARY_PATHおよびTNSADMIN環境変数は、「手順2: 製品インストール・ディレクトリの作成」で作成したディレクトリを参照している必要があります。環境変数を設定するコマンドは、使用するシェルにより異なります。

たとえば、BourneシェルまたはKornシェルのユーザーの場合は、次のように入力します。

$ ORACLE_HOME=/oracle/pga/11.1; export ORACLE_HOME
$ LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib;export LD_LIBRARY_PATH
$ TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin;export TNS_ADMIN
$ DISPLAY=machine:0; export DISPLAY

さらに、SNA使用時は次のように入力します。

$NLS_LANG=american_america.WE8EBCDIC37C;export NLS_LANG

さらに、TCP/IP使用時は次のように入力します。

$NLS_LANG=american_america.us7ascii;export NLS_LANG

Cシェル・ユーザーの場合は次のように入力します。

$ setenv ORACLE_HOME /oracle/pga/11.1
$ setenv LD_LIBRARY_PATH /oracle/pga/11.1/lib
$ setenv TNS_ADMIN $ORACLE_HOME/network/admin
$ setenv DISPLAY machine:0

さらに、SNA使用時は次のように入力します。

$ setenv NLS_LANG american_america.WE8EBCDIC37C

さらに、TCP/IP使用時は次のように入力します。

$ setenv NLS_LANG american_america.us7ascii

注意:

TNS_ADMIN環境変数がtnsnames.oraおよびlistener.oraファイルがあるパスを参照していることを確認してください。通常これらのファイルは$ORACLE_HOME/network/adminディレクトリにあります。

DISPLAY環境変数を、Oracle Universal Installerが表示されるXサーバー・ディスプレイに設定します。


関連項目:

この内容の詳細は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

4.5.4 手順5: CD-ROMのマウント

次の項では、CD-ROMをマウントする方法をプラットフォームごとに説明します。

4.5.4.1 LinuxでのCD-ROMのマウント

Linux上でCD-ROMをマウントするには、次のようにします。

  1. CD-ROMドライブにCDを挿入して次のコマンドを入力します。

    $ su root
    # mkdir /cdrom
    # mount /dev/hdb /cdrom
    # exit
    $ cd /cdrom
    
  2. 「手順6: Oracle Universal Installerの起動」4.5.5.1項「Linuxの場合」に進みます。

4.5.4.2 AIXベースのシステムでのCD-ROMのマウント

  1. CD-ROMドライブにCDを挿入して次のように入力します。

    $ su root
    # mkdir /cdrom
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # exit
    
  2. 「手順6: Oracle Universal Installerの起動」4.5.5.2項「AIXシステムの場合」に進んでOracle Universal Installerを起動します。

4.5.4.3 HP-UXでのCD-ROMのマウント

CD-ROMをマウントするには、次のようにします。

  1. システム・エディタを使用して、/etc/pfs_fstabファイルに次の行を追加します。

    device_file mount_point filesystem_type translation_method
    
    
    
    

    次に例を示します。

    /dev/dsk/c5t2d0 /SD_CDROM pfs-rrip xlat=unix 10
    

    最初のエントリはCD-ROMデバイス・ファイル、第2のエントリはマウント・ポイントです。3番目のエントリは、マウントされるCD-ROMがRockridge拡張形式のISO9660形式であることを示します。

  2. rootユーザーとしてログインします。

    $ su root
    
  3. 次のコマンドを入力します。

    # nohup/usr/sbin/pfs_mountd &
    
  4. 次のファイル・コマンドを入力します。

    # nohup/usr/sbin/pfsd &
    
  5. CDをトレイに挿入し、次のコマンドを入力してCD-ROMをマウントします。

    # /usr/sbin/pfs_mount /SD_CDROM
    
  6. rootアカウントを終了します。

    # exit
    

    /SD_CDROMに移動します。CD-ROM上のディレクトリとファイルの英小文字リストが表示されます。マウントされたCD-ROMが、別の読取り専用ファイル・システムとして表示されます。

  7. 「手順6: Oracle Universal Installerの起動」4.5.5.3項「HP-UXの場合」に進んでOracle Universal Installerを起動します。

4.5.4.4 Solarisオペレーティング・システム(SPARC 64ビット)でのCD-ROMのマウント

  1. CD-ROMドライブにCDを挿入して次のコマンドを入力します。

    $ cd /cdrom
    
  2. 「手順6: Oracle Universal Installerの起動」4.5.5.4項「Solarisの場合」に進んでOracle Universal Installerを起動します。

4.5.5 手順6: Oracle Universal Installerの起動

Oracle Universal Installerは、配布インストール・メディアにゲートウェイとともに収録されています。Oracle製品のインストールおよびOracle Universal Installerの使用方法の概要は、Oracle Databaseのインストレーション・ガイドを参照してください。

次の各項では、Oracle Universal Installerを起動する方法をプラットフォームごとに説明します。

4.5.5.1 Linuxの場合

Oracle Universal Installerを起動するには、次のコマンドを入力します。

$ cd cdrom_mount_point_directory
$ ./runInstaller

4.5.5.2 AIXシステムの場合

  1. 次のコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。

    $ cd cdrom_mount_point_directory
    $ ./runInstaller
    

    rootpre.shスクリプトがrootで実行されたかを尋ねるウィンドウが表示されます。インストールを続行する前に、このスクリプトをゲートウェイのインストール・システム上で実行しておく必要があります。

  2. このスクリプトをすでに実行してある場合は(このバージョンのゲートウェイの前回のインストール時またはOracle Database 11gのインストール時に)、「Y」と入力し、Oracle Universal Installerの使用を開始します。スクリプトを実行していない場合は、手順3を実行します。

  3. rootpre.shスクリプトがまだ実行されていない場合は、「N」と入力し、次の手順を実行します。

    1. rootユーザーとしてログインします。

    2. インストール・メディア上のインストール・ディレクトリに移動します。

    3. rootpre.shスクリプトを実行します。

    4. rootユーザーを終了します。

    5. Oracle Universal Installerを再起動します。

4.5.5.3 HP-UXの場合

次のコマンドを使用してOracle Universal Installerを起動します。

$ cd cdrom_mount_point_directory
$ ./runInstaller

4.5.5.4 Solarisの場合

次のコマンドを使用してOracle Universal Installerを起動します。

$ cd cdrom_mount_point_directory
$ ./runInstaller

4.5.6 手順7: Oracle Universal Installerの操作手順


注意:

Oracle Universal Installerにより、Oracle提供版のJava Runtime Environment(JREが自動的にインストールされます。このバージョンはOracle Universal Installerと、一部のOracleアシスタントを実行するために必要です。Oracle Support Services提供のパッチ以外の方法でJREを変更しないでください。また、JDKもOracle Universal Installerによりインストールされます。

Oracle Universal Installerは、実行できる操作を示すことでゲートウェイのインストールをご案内するメニュー方式のユーティリティです。実行できる操作とその順番はプラットフォームにより異なります。

次の項では、Oracle Universal Installerを使用してプラットフォームにゲートウェイをインストールする方法を説明します。

4.5.6.1 UNIXプラットフォームのOracle Universal Installer

Oracle Universal Installerの使用方法は表4-1を参照してください。UNIXプラットフォームにゲートウェイをインストールするには、Oracle Universal Installerの表示に応じて表の「操作」列に記載された操作を実行します。

表4-1 Oracle Universal Installer: ゲートウェイのインストール手順

表示 操作
  1. Oracle Universal Installer: ようこそ

「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Universal Installer: インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定

a. インベントリ・ディレクトリのフル・パスを指定します。

b. オペレーティング・システム・グループ名を指定します。

c. 「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Universal Installer: ホームの詳細の指定

a. インストール先の名前を指定します。

b. 製品インストール先のフル・パスを指定します。

c. 「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Universal Installer: 使用可能な製品コンポーネント

a. 選択された製品の選択を解除します。

b. 「Oracle Database Gateway 11.1.0.6」を選択してこの行を表示します。

c. 「Oracle Database Gateway for APPC 11.1.0.6」を選択します。

d. 「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Universal Installer: ネットワーク・ソフトウェア

ネットワーク・パッケージを指定して「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Universal Installer: サマリー

「インストール」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: ようこそ

「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: リスナーの構成-リスナー名

作成するリスナーの名前を指定して「次へ」を選択します。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: リスナーの構成-プロトコルの選択

プロトコルを選択し、「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: リスナーの構成-TCP/IPプロトコル

ポート番号を指定して「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: リスナーの構成-リスナーを追加しますか

「いいえ」をクリックしてから「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: リスナーの構成が完了

「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: ネーミング・メソッドの構成

「いいえ」をクリックしてから「次へ」をクリックします。

  1. Oracle Net Configuration Assistant: 完了

「終了」をクリックします。

  1. 構成スクリプトの実行

ここでroot.sh構成スクリプトを$ORACLE_HOMEディレクトリから実行する必要があります。インストール画面を開いたまま、別のウィンドウからrootユーザーとしてスクリプトを実行し、インストール画面に戻って、「OK」をクリックして続行します。

  1. Oracle Universal Installer: インストールの終了

「終了」をクリックします。


Oracle Universal Installerでインストールが完了したら、インストール手順が正常に完了したことを確認します。そのためには、インストール・ログ・ファイルの内容を確認します。このファイルは$ORACLE_HOME/installディレクトリにあります。デフォルトのファイル名はmake.logです。


注意:

$ORACLE_HOME/dg4appc/doc/README.docファイルの内容を印刷してドキュメント全体をお読みください。インストールに関する重要な情報が含まれています。README.docファイルを読んだら、ゲートウェイの構成を続けます。

4.6 Oracle Database Gateway for APPCの削除

ゲートウェイを削除する場合は、次の手順を実行します。

  1. PG DD(パッケージとプロシージャ)を削除します。

    1. SQL*Plusを使用して、ユーザーPGAADMINとしてOracleデータベースに接続します。

    2. SQL*Plusから、$ORACLE_HOME/dg4appc/adminディレクトリでpgdddel.sqlスクリプトを実行します。

  2. DBAとしてログインします。詳細は「手順1: DBA権限でのログインとログイン・ユーザーIDの作成」を参照してください。

  3. ORACLE_HOME環境変数を設定します。詳細は「手順3: 環境変数の設定」を参照してください。

  4. DISPLAYおよびORACLE_HOMEの各環境変数を確認します。詳細は「手順3: 環境変数の設定」を参照してください。

  5. CD-ROMをマウントします。詳細は「手順5: CD-ROMのマウント」を参照してください。

  6. 次のコマンドを実行してOracle Universal Installerを起動します。

    $ ./runInstaller
    
  7. Oracle Universal Installerの指示に従って操作します。表4-2「Oracle Universal Installerを使用したゲートウェイ削除手順」を参照し、「操作」列に記載された操作を実行してゲートウェイを削除します。

    表4-2  Oracle Universal Installerを使用したゲートウェイ削除手順

    表示 操作

    1. Oracle Universal Installer

    「製品の削除」をクリックします。

    2. インベントリ

    「Oracle Database Gateway for APPC 11.1.0.6」を選択し、「削除」をクリックします。

    3. 確認

    「はい」をクリックします。

    4. インベントリ

    「閉じる」をクリックします。

    5. Oracle Universal Installer

    「取消」をクリックします。

    6. 終了

    「はい」をクリックします。


  8. これでゲートウェイが削除されました。

    Oracle Universal Installerで削除が完了したら、削除手順が正常に完了したことを確認します。そのためには、削除ログ・ファイルの内容を確認します。このファイルは$ORACLE_HOME/installディレクトリにあります。デフォルトのファイル名はinstall.logです。

  9. 削除されるファイルは、ゲートウェイのインストール時に$ORACLE_HOMEディレクトリにコピーされたファイルのみです。関連する他のファイルはすべて、手動で削除する必要があります。必要な作業は、ゲートウェイに関連するlistener.oraエントリとtnsnames.oraエントリの削除、データベース・リンクやPGAADMINユーザーIDの削除、TIPの削除などです。