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Oracle Databaseリファレンス
11g リリース1(11.1)

E05771-04
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9 動的パフォーマンス(V$)・ビュー: V$SCHEDULER_RUNNING_JOBS〜V$XS_SESSION_ROLE

この章では、V$SCHEDULER_RUNNING_JOBSからV$XS_SESSION_ROLEまでの動的パフォーマンス・ビューについて説明します。

V$SCHEDULER_RUNNING_JOBS

V$SCHEDULER_RUNNING_JOBSは、実行中のスケジューラ・ジョブに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

スケジューラ・ジョブを実行しているセッションの識別子 

SESSION_SERIAL_NUM 

NUMBER 

セッション・シリアル番号 

JOB_ID 

NUMBER 

実行中のスケジューラ・ジョブのID 

PADDR 

RAW(4 | 8) 

プロセス・アドレス 

OS_PROCESS_ID 

VARCHAR2(12) 

オペレーティング・システムのプロセスID 

SESSION_STAT_CPU 

INTERVAL DAY(2) TO SECOND(3) 

セッションのCPU統計情報 

V$SECUREFILE_TIMER

V$SECUREFILE_TIMERは、SecureFilesの関数に要した時間(マイクロ秒)の情報を示します。これらのタイマー値は、セッションごとに収集されます。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(50) 

関数名 

LAYER_ID 

NUMBER 

関数が属するレイヤーのID:

  • 0 − サブツリー全体

  • 1 − デルタ更新

  • 2 − 書込み収集キャッシュ

  • 3 − 重複解除

  • 4 − 圧縮および暗号化

  • 5 − Inode

  • 6 − 領域

  • 7 − ユーティリティ

  • 8 − 行と列の交差

 

OWNTIME 

NUMBER 

関数に要した合計時間 

MAXTIME 

NUMBER 

単一コールに要した最大時間 

MINTIME 

NUMBER 

単一コールに要した最小時間 

INVOCATIONS 

NUMBER 

関数が起動した回数 

LAYER_NAME 

VARCHAR2(50) 

関数が属するレイヤーの名前 

V$SEGMENT_STATISTICS

V$SEGMENT_STATISTICSは、セグメント・レベルの統計情報を示します。

  データ型  説明 

OWNER 

VARCHAR2(30) 

オブジェクトの所有者 

OBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

オブジェクト名 

SUBOBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

サブオブジェクト名 

TABLESPACE_NAME 

VARCHAR2(30) 

オブジェクトが属する表領域の名前 

TS# 

NUMBER 

表領域番号 

OBJ# 

NUMBER 

オブジェクトのディクショナリ・オブジェクト番号 

DATAOBJ# 

NUMBER 

オブジェクトのデータ・オブジェクト番号 

OBJECT_TYPE 

VARCHAR2(18) 

オブジェクト型 

STATISTIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

V$SEGSTAT

V$SEGSTATは、セグメント・レベルの統計情報を示します。

  データ型  説明 

TS# 

NUMBER 

表領域番号 

OBJ# 

NUMBER 

ディクショナリ・オブジェクト番号 

DATAOBJ# 

NUMBER 

データ・オブジェクト番号 

STATISTIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

V$SEGSTAT_NAME

V$SEGSTAT_NAMEは、セグメント・レベルの統計のプロパティ情報を示します。

  データ型  説明 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号 

NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名 

SAMPLED 

VARCHAR2(3) 

統計がサンプリングによって収集されたかどうか(YES | NO) 

V$SERV_MOD_ACT_STATS

V$SERV_MOD_ACT_STATSは、V$SERVICE_STATSビューと同じパフォーマンス統計情報を示します。ただし、サービス名、モジュールおよびアクション名の組合せが一部異なります。

サービス名、モジュールおよびアクション名に対して集計が可能な場合、このビューは、ビジネス・トランザクションに対して発行されたコールのタイミングおよび処理内容に関する情報を示します。

  データ型  説明 

AGGREGATION_TYPE 

VARCHAR2(21) 

集計統計のタイプ:

  • SERVICE_MODULE − アクション値はNULLで、エントリは指定したモジュール内のすべてのアクションの集計

  • SERVICE_MODULE_ACTION − アクション値は空のアクションに対してのみNULLで、集計はサービス、モジュールまたはアクションのレベルで行われる

 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

V$SERVICESから導出されたサービス名 

MODULE 

VARCHAR2(49) 

DBA_ENABLED_AGGREGATIONSから導出されたモジュール名 

ACTION 

VARCHAR2(33) 

DBA_ENABLED_AGGREGATIONSから導出されたアクション名 

STAT_ID 

NUMBER 

統計識別子 

STAT_NAME 

VARCHAR2(64) 

V$STATNAMEおよびV$SESS_TIME_MODELから導出される統計名 

VALUE 

NUMBER 

累積値(マイクロ秒) 

V$SERVICE_EVENT

V$SERVICE_EVENTは、待機統計情報ごとに、待機回数と待機時間の集計を示します。

  データ型  説明 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

V$SERVICESから導出されたサービス名 

SERVICE_NAME_HASH 

NUMBER 

V$SERVICESから導出されたサービス名ハッシュ 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

待機イベントの名前(V$EVENT_NAMEから導出された統計名) 

EVENT_ID 

NUMBER 

イベントの識別子 

TOTAL_WAITS 

NUMBER 

サービスによるイベントの合計待機時間(1/100秒) 

TOTAL_TIMEOUTS 

NUMBER 

このサービスによるイベントの合計タイムアウト数 

TIME_WAITED 

NUMBER 

イベント待機時間(1/100秒) 

AVERAGE_WAIT 

NUMBER 

サービスによるイベントの平均待機時間(1/100秒) 

MAX_WAIT 

NUMBER 

サービスによるイベントの最大待機時間(1/100秒) 

TIME_WAITED_MICRO 

NUMBER 

イベントの合計待機時間(マイクロ秒) 

V$SERVICE_STATS

V$SERVICE_STATSは、パフォーマンス統計情報の最小セットを示します。これらのコール率統計は、ランタイム・ルーティングの決定、サービス・レベルの追跡、コール率別の各インスタンスの診断などに使用します。各コールの経過時間は、任意のサービス名で発行されたSQLコールの処理内容に関する、インスタンス間の相対値を示します。

サービス名の集計が可能な場合、このビューは、サービス全体に対して発行されたコールのタイミングおよび処理内容を示します。

  データ型  説明 

SERVICE_NAME_HASH 

NUMBER 

V$SERVICESから導出されたサービス名ハッシュ 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

V$SERVICESから導出されたサービス名 

STAT_ID 

NUMBER 

統計識別子 

STAT_NAME 

VARCHAR2(64) 

V$STATNAMEおよびV$SESS_TIME_MODELから導出される統計名 

VALUE 

NUMBER 

累積値(マイクロ秒) 

V$SERVICE_WAIT_CLASS

V$SERVICE_WAIT_CLASSは、待機統計ごとに、待機回数と待機時間の集計を示します。これらの待機クラスの集計は、しきい値のインポート時に使用されます。

  データ型  説明 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

V$SERVICESから導出されたサービス名 

SERVICE_NAME_HASH 

NUMBER 

V$SERVICESから導出されたサービス名ハッシュ 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機クラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機クラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機クラスの識別子 

TOTAL_WAITS 

NUMBER 

このクライアントに対して発生した、クラスの待機回数 

TIME_WAITED 

NUMBER 

このセッションがクラス内で費やした時間(100分の1秒) 

V$SERVICEMETRIC

V$SERVICEMETRICは、データベース内で実行されたサービスを対象に、最新の時間間隔で測定されたメトリック値を示します。サービス・メトリックは、5秒および1分間隔で測定されます。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始タイムスタンプ 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了タイムスタンプ 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

GROUP_ID 

NUMBER 

サービス・メトリック・グループのグループID 

SERVICE_NAME_HASH 

NUMBER 

サービス名ハッシュ 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

サービス名 

CTMHASH 

NUMBER 

サービス作成タイムスタンプのハッシュ値 

ELAPSEDPERCALL 

NUMBER 

1コール当たりの経過時間(マイクロ秒)。DBTIMEPERCALL列が設定されている場合、この列は非推奨になる。 

CPUPERCALL 

NUMBER 

1コール当たりのCPU時間(マイクロ秒) 

DBTIMEPERCALL 

NUMBER 

1コール当たりの経過時間(マイクロ秒) 

CALLSPERSEC 

NUMBER 

1秒当たりのユーザー・コールの数 

DBTIMEPERSEC 

NUMBER 

1秒当たりのデータベース時間 

GOODNESS 

NUMBER 

サービスに伴うワークロードの処理に関して、特定のインスタンスがどの程度適合しているか。低い値ほど適合していることになる。この値は、特定のサービスに対して指定されているGOAL(LONGまたはSHORT)に基づいて内部で計算される。 

DELTA 

NUMBER 

このインスタンスへ向かうセッションが増えるたびに付加される適合度の予想増分 

FLAGS 

NUMBER 

次の値のいずれかに設定されるフラグ:

  • 0x01 - サービスは、新しい接続を確立できない

  • 0x02 - サービスは、あるメトリックに対するしきい値設定に違反している

  • 0x04 -適合度は不明

 

V$SERVICEMETRIC_HISTORY

V$SERVICEMETRIC_HISTORYは、データベース内で実行されたサービスを対象に、事前定義の時間間隔で測定されたメトリック値の最新の履歴を示します。サービス・メトリックは、5秒および1分間隔で測定されます。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始タイムスタンプ 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了タイムスタンプ 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

GROUP_ID 

NUMBER 

サービス・メトリック・グループのグループID 

SERVICE_NAME_HASH 

NUMBER 

サービス名ハッシュ 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

サービス名 

CTMHASH 

NUMBER 

サービス作成タイムスタンプのハッシュ値 

ELAPSEDPERCALL 

NUMBER 

1コール当たりの経過時間(マイクロ秒)。DBTIMEPERCALL列が設定されている場合、この列は非推奨になる。 

CPUPERCALL 

NUMBER 

1コール当たりのCPU時間(マイクロ秒) 

DBTIMEPERCALL 

NUMBER 

1コール当たりの経過時間(マイクロ秒) 

CALLSPERSEC 

NUMBER 

1秒当たりのユーザー・コールの数 

DBTIMEPERSEC 

NUMBER 

1秒当たりのデータベース時間 

V$SERVICES

V$SERVICESは、データベース内のサービスに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SERVICE_ID 

NUMBER 

サービスID 

NAME 

VARCHAR2(64) 

サービス名 

NAME_HASH 

NUMBER 

サービス名ハッシュ 

NETWORK_NAME 

VARCHAR2(512) 

ネットワーク名 

CREATION_DATE 

DATE 

作成日 

CREATION_DATE_HASH 

NUMBER 

作成日ハッシュ 

GOAL 

VARCHAR2(12) 

サービス・ワークロードの管理目標:

  • NONE

  • SERVICE_TIME

  • THROUGHPUT

 

DTP 

VARCHAR2(1) 

サービスの対象が、DTP(XAトランザクションを含む分散トランザクション)かどうか(Y | N) 

AQ_HA_NOTIFICATION 

VARCHAR2(3) 

AQ通知がHAイベントに対して送信されるかどうか(YES | NO) 

CLB_GOAL 

VARCHAR2(5) 

新しい接続をどのように分散するかを判断するために、リスナーに送信される統計とともに使用される接続時ロード・バランシングの目標:

  • LONG

  • SHORT

 

V$SES_OPTIMIZER_ENV

V$SES_OPTIMIZER_ENVは、セッションごとに使用されるオプティマイザ環境の内容を示します。新しいセッションを初めて作成する場合は、V$SYS_OPTIMIZER_ENVによって、インスタンス・レベルで定義されたオプティマイザ環境が自動的に継承されます。ALTER SESSIONを発行して、特定のパラメータの値を動的に変更できます。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子。この列を使用して、SID列のV$SESSIONと結合できる。 

ID 

NUMBER 

オプティマイザ環境内のパラメータの一意の識別子 

NAME 

VARCHAR2(40) 

パラメータ名 

SQL_FEATURE 

VARCHAR2(64) 

関連機能の制御ID 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(3) 

パラメータがデフォルト値に設定されるかどうか(YES | NO) 

VALUE 

VARCHAR2(25) 

セッションのパラメータの値 

関連項目:

「V$SYS_OPTIMIZER_ENV」 

V$SESS_IO

V$SESS_IOは、ユーザー・セッションごとのI/O統計情報を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

BLOCK_GETS 

NUMBER 

セッションのブロック取得数 

CONSISTENT_GETS 

NUMBER 

セッションの整合性のある取得数 

PHYSICAL_READS 

NUMBER 

セッションの物理読取り数 

BLOCK_CHANGES 

NUMBER 

セッションのブロック変更数 

CONSISTENT_CHANGES 

NUMBER 

セッションの整合性のある変更数 

V$SESS_TIME_MODEL

V$SESS_TIME_MODELは、様々な操作に対してセッションに蓄積された時間を示します。レポートされる時間は、経過時間またはCPU時間(マイクロ秒)の合計です。定期操作では、時間データの最大5秒分がバッファされます。具体的には、定期操作(SQLの実行など)の実行に長時間かかる場合、このビューで公開されるデータは、操作に対して蓄積された時間のうち最大5秒分が欠落した値となることを意味します。

時間値は8バイトの整数で示されるため、折返しまでに約580,000年に相当する時間を格納できます。バックグラウンド・プロセスは、特別に統計対象に指定しないかぎり、統計値には含まれません。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッションID(V$SESSIONと同じ値) 

STAT_ID 

NUMBER 

時間統計の統計識別子 

STAT_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名(表9-1を参照) 

VALUE 

NUMBER 

セッションがこの操作に費やした時間(マイクロ秒) 

表9-1    V$SESS_TIME_MODEL統計およびV$SYS_TIME_MODEL統計 
統計名  説明 

DB Time 

データベース・ユーザー・レベルのコールの実行に要した経過時間(マイクロ秒)。この統計情報には、インスタンスのバックグラウンド・プロセス(PMONなど)に費やされた経過時間は含まれない。 

DB CPU 

データベース・ユーザー・レベルのコールの実行に要したCPU時間(マイクロ秒)。この統計情報には、インスタンスのバックグラウンド・プロセス(PMONなど)に費やされたCPU時間は含まれない。 

background elapsed time 

データベースのバックグラウンド・プロセスが使用した経過時間(マイクロ秒)。 

background CPU time 

データベースのバックグラウンド・プロセスが使用したCPU時間(マイクロ秒)。 

sequence load elapsed time 

データ・ディクショナリから次の順序番号を取得するために要した経過時間。順序がキャッシュされる場合は、キャッシュが不足したときの補充に要した時間。順序番号がキャッシュ内にある場合、時間がかからない。キャシュされない順序の場合は、nextvalコールごとに少し時間がかかる。 

parse time elapsed 

SQL文の解析に費やされた経過時間。ソフトとハードの両方の解析時間を含む。 

hard parse elapsed time 

SQL文のハード解析に費やされた経過時間 

SQL execute elapsed time 

SQL文の実行に要した経過時間。SELECT文の場合は、問合せ結果のフェッチを実行するために要した時間も含まれる。 

connection management call elapsed time 

セッションの接続および切断コールの実行に要した時間 

failed parse elapsed time 

最終的に解析エラーを戻して失敗したSQL解析の実行に要した経過時間 

failed parse (out of shared memory) elapsed time 

最終的にエラーORA-04031を戻して失敗したSQL解析の実行に要した経過時間 

hard parse (sharing criteria) elapsed time 

SQLキャッシュ内の既存カーソルの共有ができないために発生したSQLハード解析の実行に要した経過時間 

hard parse (bind mismatch) elapsed time 

SQLキャッシュ内の既存カーソルとのバインド・タイプまたはバインド・サイズの不一致のため発生したSQLハード解析の実行に要した経過時間 

PL/SQL execution elapsed time 

PL/SQLインタプリタの実行に要した経過時間。SQL文の再帰的実行または解析に費やされた時間やJAVA VMの再帰的実行に費やされた時間は含まれない。 

PL/SQL compilation elapsed time 

PL/SQLコンパイラの実行に費やされた経過時間。 

inbound PL/SQL rpc elapsed time 

インバウンドPL/SQLリモート・プロシージャ・コールの実行に費やされた時間。SQLおよびJAVAの再帰的実行や費やされたすべての時間を含む。したがって、この値とPL/SQL execution elapsed timeの値の関連は簡単に把握できない。 

Java execution elapsed time 

Java VMの実行に費やされた経過時間。SQL文の再帰的実行や解析に要した時間またはPL/SQLの再帰的実行に要した時間は含まれない。 

RMAN cpu time (backup/restore) 

Recovery Managerのバックアップとリストア操作に費やされたCPU時間(マイクロ秒) 

repeated bind elapsed time 

バインド変数への新しい値の提供(再バインディング)に費やされた経過時間 

表9-1の各統計情報の間には、親と子のツリーの関係があります。ツリーの子から報告された時間はすべて、その親に含められます。この関係ツリーを次に示します。数字は、ツリーのレベルを表します。

1) background elapsed time
    2) background cpu time
          3) RMAN cpu time (backup/restore)
1) DB time
    2) DB CPU
    2) connection management call elapsed time
    2) sequence load elapsed time
    2) sql execute elapsed time
    2) parse time elapsed
          3) hard parse elapsed time
                4) hard parse (sharing criteria) elapsed time
                    5) hard parse (bind mismatch) elapsed time
          3) failed parse elapsed time
                4) failed parse (out of shared memory) elapsed time
    2) PL/SQL execution elapsed time
    2) inbound PL/SQL rpc elapsed time
    2) PL/SQL compilation elapsed time
    2) Java execution elapsed time
    2) repeated bind elapsed time

ツリー内の親と子の関係は、親に各子が含まれることのみを示しています。このツリーに関して、次のことに注意してください。

V$SESSION

V$SESSIONは、カレント・セッションごとのセッション情報を示します。

  データ型  説明 

SADDR 

RAW(4 | 8) 

セッション・アドレス 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

セッション・シリアル番号。セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される。これによって、セッションが終了してから別のセッションが同じセッションIDで開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。 

AUDSID 

NUMBER 

監査セッションID 

PADDR 

RAW(4 | 8) 

このセッションを所有するプロセスのアドレス 

USER# 

NUMBER 

Oracleユーザー識別子 

USERNAME 

VARCHAR2(30) 

Oracleユーザー名 

COMMAND 

NUMBER 

進行中のコマンド(最後に解析された文)。値のリストについては、表9-2を参照。これらの値は、AUDIT_ACTIONS表にも表示される。 

OWNERID 

NUMBER 

移行可能なセッションを持つユーザーの識別子。値が2147483644の場合、列の内容は無効。

Parallel Slavesを使用する操作の場合、この値は4バイトとして解釈される。下位2バイトはセッション番号を表し、上位のバイトは問合せコーディネータのインスタンスIDを表す。 

TADDR 

VARCHAR2(8) 

トランザクション・ステート・オブジェクトのアドレス 

LOCKWAIT 

VARCHAR2(8) 

セッションが待機しているロックのアドレス。ロックがない場合はNULL。 

STATUS 

VARCHAR2(8) 

セッションの状態:

  • ACTIVE − セッションがSQLを実行中

  • INACTIVE

  • KILLED − 消去予定のマーク付きセッション

  • CACHED − Oracle*XAで使用するために一時的にキャッシュに入っているセッション

  • SNIPED − クライアントで待機中の非アクティブ・セッション

 

SERVER 

VARCHAR2(9) 

サーバー・タイプ:

  • DEDICATED

  • SHARED

  • PSEUDO

  • NONE

 

SCHEMA# 

NUMBER 

スキーマ・ユーザー識別子 

SCHEMANAME 

VARCHAR2(30) 

スキーマ・ユーザー名 

OSUSER 

VARCHAR2(30) 

オペレーティング・システムのクライアント・ユーザー名 

PROCESS 

VARCHAR2(24) 

オペレーティング・システムのクライアント・プロセスID 

MACHINE 

VARCHAR2(64) 

オペレーティング・システムのマシン名 

TERMINAL 

VARCHAR2(30) 

オペレーティング・システムの端末名 

PROGRAM 

VARCHAR2(48) 

オペレーティング・システムのプログラム名 

TYPE 

VARCHAR2(10) 

セッション・タイプ 

SQL_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

SQL_HASH_VALUEとともに使用され、現在実行されているSQL文を識別する 

SQL_HASH_VALUE 

NUMBER 

SQL_ADDRESSとともに使用され、現在実行されているSQL文を識別する 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

現在実行されているSQL文のSQL識別子 

SQL_CHILD_NUMBER 

NUMBER 

現在実行されているSQL文の子番号 

SQL_EXEC_START 

DATE 

このセッションにより現在実行中のSQL実行が開始された時刻。SQL_IDがNULLの場合はNULL。 

SQL_EXEC_ID 

NUMBER 

SQL実行識別子。SQL_IDがNULLの場合、またはSQL実行がまだ開始されていない場合はNULL(V$SQL_MONITORを参照)。 

PREV_SQL_ADDR 

RAW(4 | 8) 

PREV_HASH_VALUEとともに使用され、前回実行されたSQL文を識別する 

PREV_HASH_VALUE 

NUMBER 

SQL_HASH_VALUEとともに使用され、前回実行されたSQL文を識別する 

PREV_SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

最後に実行されたSQL文のSQL識別子 

PREV_CHILD_NUMBER 

NUMBER 

最後に実行されたSQL文の子番号 

PREV_EXEC_START 

DATE 

前回実行されたSQL文のSQL実行開始 

PREV_EXEC_ID 

NUMBER 

前回実行されたSQL文のSQL実行識別子 

PLSQL_ENTRY_OBJECT_ID 

NUMBER 

スタック上の最上位PL/SQLサブプログラムのオブジェクトID(PL/SQLサブプログラムがスタック上にない場合は、NULL) 

PLSQL_ENTRY_SUBPROGRAM_ID 

NUMBER 

スタック上の最上位PL/SQLサブプログラムのサブプログラムID(PL/SQLサブプログラムがスタック上にない場合は、NULL) 

PLSQL_OBJECT_ID 

NUMBER 

現在実行中のPL/SQLサブプログラムのオブジェクトID(SQLの実行中はNULL) 

PLSQL_SUBPROGRAM_ID 

NUMBER 

現在実行中のPL/SQLオブジェクトのサブプログラムID(SQLの実行中はNULL) 

MODULE 

VARCHAR2(48) 

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULEプロシージャをコールして設定された、現在実行中のモジュール名 

MODULE_HASH 

NUMBER 

MODULE列のハッシュ値 

ACTION 

VARCHAR2(32) 

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONプロシージャをコールして設定された、現在実行中のアクション名 

ACTION_HASH 

NUMBER 

ACTION列のハッシュ値 

CLIENT_INFO 

VARCHAR2(64) 

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_CLIENT_INFOプロシージャによって設定された情報 

FIXED_TABLE_SEQUENCE 

NUMBER 

この列に設定された数は、セッションがデータベースのコールを完了するたびに増加する。ただし、動的パフォーマンス表から介入的選択が行われていることが前提。この列は、データベース内の統計情報を監視するパフォーマンス・モニターで使用可能。パフォーマンス・モニターによってデータベースを調べる場合は、現在アクティブであるセッション、またはパフォーマンス・モニターが前回調べた値の中での最大値より大きい値を持つセッションを調べるだけで済む。前回、パフォーマンス・モニターがデータベースを調べた後は、その他のセッションはすべてアイドル状態になる。 

ROW_WAIT_OBJ# 

NUMBER 

ROW_WAIT_ROW#に指定されている行を含む表のオブジェクトID 

ROW_WAIT_FILE# 

NUMBER 

ROW_WAIT_ROW#に指定されている行を含むデータ・ファイルの識別子。この列が有効なのは、現在、セッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ#の値が-1以外の値の場合のみ。 

ROW_WAIT_BLOCK# 

NUMBER 

ROW_WAIT_ROW#に指定されている行を含むブロックの識別子。この列が有効なのは、現在、セッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ#の値が-1以外の値の場合のみ。 

ROW_WAIT_ROW# 

NUMBER 

現在ロック中の行。この列が有効なのは、現在、セッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ#の値が-1以外の値の場合のみ。 

LOGON_TIME 

DATE 

ログイン時刻 

LAST_CALL_ET 

NUMBER 

セッションSTATUSが現在ACTIVEである場合は、セッションがアクティブになってからの経過時間(秒)を表す。

セッションSTATUSが現在INACTIVEである場合は、セッションが非アクティブになってからの経過時間(秒)を表す。 

PDML_ENABLED 

VARCHAR2(3) 

この列は、PDML_STATUS列に置き換えられた 

FAILOVER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

透過的アプリケーション・フェイルオーバー(TAF)がセッションで可能かどうか、およびどの程度まで可能かを示す。

  • NONE − このセッションで、フェイルオーバーは使用禁止。

  • SESSION − 切断後にクライアントによるセッションのフェイルオーバーが可能。

  • SELECT − 進行中の選択についてもクライアントによるフェイルオーバー問合せが可能。

関連項目:

  • TAFの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。

  • TAFの構成方法については、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

 

FAILOVER_METHOD 

VARCHAR2(10) 

セッションでの透過的アプリケーション・フェイルオーバーを示す。

  • NONE − このセッションで、フェイルオーバーは使用禁止。

  • BASIC − 切断後にクライアントが再接続する。

  • PRECONNECT − バックアップ対象となる各インスタンスからのすべての接続をバックアップ・インスタンスがサポートできる。

 

FAILED_OVER 

VARCHAR2(3) 

セッションがフェイルオーバー・モードで実行中かどうか、およびフェイルオーバーが発生したかどうか(YES | NO) 

RESOURCE_CONSUMER_GROUP 

VARCHAR2(32) 

セッションのカレント・リソース・コンシューマ・グループ名 

PDML_STATUS 

VARCHAR2(8) 

ENABLEDの場合、セッションはPARALLEL DML使用可能モードになる。DISABLEDの場合、PARALLEL DML使用可能モードは、セッションにサポートされない。FORCEDの場合、セッションはPARALLEL DMLを使用するために変更される。 

PDDL_STATUS 

VARCHAR2(8) 

ENABLEDの場合、セッションはPARALLEL DDL使用可能モードになる。DISABLEDの場合、PARALLEL DDL使用可能モードは、セッションにサポートされない。FORCEDの場合、セッションはPARALLEL DDLを使用するために変更される。 

PQ_STATUS 

VARCHAR2(8) 

ENABLEDの場合、セッションはPARALLEL QUERY使用可能モードになる。DISABLEDの場合、PARALLEL QUERY使用可能モードは、セッションにサポートされない。FORCEDの場合、セッションはPARALLEL QUERYを使用するために変更される。 

CURRENT_QUEUE_DURATION 

NUMBER 

セッションがキューされている(1)場合、現在までキューに費やしている時間。現在キューされていない場合、値は0。 

CLIENT_IDENTIFIER 

VARCHAR2(64) 

セッションのクライアント識別子 

BLOCKING_SESSION_STATUS 

VARCHAR2(11) 

ブロックしているセッションの状態:

  • VALID

  • NO HOLDER

  • GLOBAL

  • NOT IN WAIT

  • UNKNOWN

 

BLOCKING_INSTANCE 

NUMBER 

ブロックしているセッションのセッション識別子 

BLOCKING_SESSION 

NUMBER 

ブロックしているセッションのセッション識別子。 

SEQ# 

NUMBER 

現行または前回の待機を一意に識別する番号(待機ごとに増分される) 

EVENT# 

NUMBER 

イベント番号 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

セッションが待機しているリソースまたはイベント

関連項目: 付録C「Oracle待機イベント」を参照。 

P1TEXT 

VARCHAR2(64) 

第1待機イベント・パラメータの説明 

P1 

NUMBER 

第1待機イベント・パラメータ(10進数) 

P1RAW 

RAW(8) 

第1待機イベント・パラメータ(16進数)1 

P2TEXT 

VARCHAR2(64) 

第2待機イベント・パラメータの説明 

P2 

NUMBER 

第2待機イベント・パラメータ(10進数) 

P2RAW 

RAW(8) 

第2待機イベント・パラメータ(16進数)1 

P3TEXT 

VARCHAR2(64) 

第3待機イベント・パラメータの説明 

P3 

NUMBER 

第3待機イベント・パラメータ(10進数) 

P3RAW 

RAW(8) 

第3待機イベント・パラメータ(16進数)1 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機イベントのクラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機イベントのクラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機イベントのクラスの名前 

WAIT_TIME 

NUMBER 

セッションが現在待機中の場合、値は0。セッションが待機中でない場合、値は次のとおり。

  • > 0 − 値は、前回の待機時間(1/100秒)

  • -1 − 前回の待機時間は1/100秒未満だった

  • -2 − パラメータTIMED_STATISTICSは、falseに設定された

WAIT_TIME_MICROおよびSTATE列が設定されている場合、この列は非推奨になる。 

SECONDS_IN_WAIT 

NUMBER 

セッションが現在待機中の場合、値は現在の待機が開始されるまで待機した時間。セッションが待機中でない場合、値は前回の待機開始以降の時間。

WAIT_TIME_MICROおよびTIME_SINCE_LAST_WAIT_MICRO列が設定されている場合、この列は非推奨になる。 

STATE 

VARCHAR2(19) 

待機状態:

  • WAITING − セッションは現在待機中。

  • WAITED UNKNOWN TIME − 前回の待機時間が不明。パラメータTIMED_STATISTICSfalseに設定されている場合はこの値。

  • WAITED SHORT TIME − 前回の待機は1/100秒未満だった

  • WAITED KNOWN TIME − 前回の待機時間は、WAIT_TIME列で指定される

 

WAIT_TIME_MICRO 

NUMBER 

待機時間(マイクロ秒)。セッションが現在待機中の場合、値は現在の待機に費やされた時間。セッションが現在待機中でない場合、値は前回の待機の待機時間。 

TIME_REMAINING_MICRO 

NUMBER 

値は、次のように解釈される

  • > 0 − 現在の待機の残り時間(マイクロ秒)

  • 0 − 現在の待機はタイムアウトした

  • -1 − セッションは現在の待機内で無期限に待機できる

  • NULL − セッションは現在待機中でない

 

TIME_SINCE_LAST_WAIT_MICRO 

NUMBER 

前回の待機終了後の経過時間(マイクロ秒)。セッションが現在待機中の場合、値は0。 

SERVICE_NAME 

VARCHAR2(64) 

セッションのサービス名 

SQL_TRACE 

VARCHAR2(8) 

SQLトレースが使用可能(ENABLED)か使用禁止(DISABLED)か 

SQL_TRACE_WAITS 

VARCHAR2(5) 

待機トレースが使用可能(TRUE)か使用禁止(FALSE)か 

SQL_TRACE_BINDS 

VARCHAR2(5) 

バインド・トレースが使用可能(TRUE)か使用禁止(FALSE)か 

SQL_TRACE_PLAN_STATS 

VARCHAR2(10) 

行ソース統計が各カーソルのトレース・ファイルにダンプされる頻度

  • never

  • first_execution

  • all_executions

 

SESSION_EDITIONID 

NUMBER 

将来、使用するために確保される 

CREATOR_ADDR 

RAW(4 | 8) 

プロセスまたはサーキット作成のアドレス 

CREATOR_SERIAL# 

NUMBER 

プロセスまたはサーキット作成のシリアル番号 

1 P1RAWP2RAWおよびP3RAW列には、数値が16進数で表示されることを除けば、P1P2およびP3列と同じ値が表示されます。

表9-2    V$SESSIONのCOMMAND列および対応するコマンド 
番号  コマンド  番号  コマンド 

1 

CREATE TABLE 

2 

INSERT 

3 

SELECT 

4 

CREATE CLUSTER 

5 

ALTER CLUSTER 

6 

UPDATE 

7 

DELETE 

8 

DROP CLUSTER 

9 

CREATE INDEX 

10 

DROP INDEX 

11 

ALTER INDEX 

12 

DROP TABLE 

13 

CREATE SEQUENCE 

14 

ALTER SEQUENCE 

15 

ALTER TABLE 

16 

DROP SEQUENCE 

17 

GRANT OBJECT 

18 

REVOKE OBJECT 

19 

CREATE SYNONYM 

20 

DROP SYNONYM 

21 

CREATE VIEW 

22 

DROP VIEW 

23 

VALIDATE INDEX 

24 

CREATE PROCEDURE 

25 

ALTER PROCEDURE 

26 

LOCK 

27 

NO-OP 

28 

RENAME 

29 

COMMENT 

30 

AUDIT OBJECT 

31 

NOAUDIT OBJECT 

32 

CREATE DATABASE LINK 

33 

DROP DATABASE LINK 

34 

CREATE DATABASE 

35 

ALTER DATABASE 

36 

CREATE ROLLBACK SEG 

37 

ALTER ROLLBACK SEG 

38 

DROP ROLLBACK SEG 

39 

CREATE TABLESPACE 

40 

ALTER TABLESPACE 

41 

DROP TABLESPACE 

42 

ALTER SESSION 

43 

ALTER USER 

44 

COMMIT 

45 

ROLLBACK 

46 

SAVEPOINT 

47 

PL/SQL EXECUTE 

48 

SET TRANSACTION 

49 

ALTER SYSTEM 

50 

EXPLAIN 

51 

CREATE USER 

52 

CREATE ROLE 

53 

DROP USER 

54 

DROP ROLE 

55 

SET ROLE 

56 

CREATE SCHEMA 

57 

CREATE CONTROL FILE 

59 

CREATE TRIGGER 

60 

ALTER TRIGGER 

61 

DROP TRIGGER 

62 

ANALYZE TABLE 

63 

ANALYZE INDEX 

64 

ANALYZE CLUSTER 

65 

CREATE PROFILE 

66 

DROP PROFILE 

67 

ALTER PROFILE 

68 

DROP PROCEDURE 

70 

ALTER RESOURCE COST 

71 

CREATE MATERIALIZED VIEW LOG 

72 

ALTER MATERIALIZED VIEW LOG 

73 

DROP MATERIALIZED VIEW LOG 

74 

CREATE MATERIALIZED VIEW 

75 

ALTER MATERIALIZED VIEW 

76 

DROP MATERIALIZED VIEW 

77 

CREATE TYPE 

78 

DROP TYPE 

79 

ALTER ROLE 

80 

ALTER TYPE 

81 

CREATE TYPE BODY 

82 

ALTER TYPE BODY 

83 

DROP TYPE BODY 

84 

DROP LIBRARY 

85 

TRUNCATE TABLE 

86 

TRUNCATE CLUSTER 

91 

CREATE FUNCTION 

92 

ALTER FUNCTION 

93 

DROP FUNCTION 

94 

CREATE PACKAGE 

95 

ALTER PACKAGE 

96 

DROP PACKAGE 

97 

CREATE PACKAGE BODY 

98 

ALTER PACKAGE BODY 

99 

DROP PACKAGE BODY 

100 

LOGON 

101 

LOGOFF 

102 

LOGOFF BY CLEANUP 

103 

SESSION REC 

104 

SYSTEM AUDIT 

105 

SYSTEM NOAUDIT 

106 

AUDIT DEFAULT 

107 

NOAUDIT DEFAULT 

108 

SYSTEM GRANT 

109 

SYSTEM REVOKE 

110 

CREATE PUBLIC SYNONYM 

111 

DROP PUBLIC SYNONYM 

112 

CREATE PUBLIC DATABASE LINK 

113 

DROP PUBLIC DATABASE LINK 

114 

GRANT ROLE 

115 

REVOKE ROLE 

116 

EXECUTE PROCEDURE 

117 

USER COMMENT 

118 

ENABLE TRIGGER 

119 

DISABLE TRIGGER 

120 

ENABLE ALL TRIGGERS 

121 

DISABLE ALL TRIGGERS 

122 

NETWORK ERROR 

123 

EXECUTE TYPE 

157 

CREATE DIRECTORY 

158 

DROP DIRECTORY 

159 

CREATE LIBRARY 

160 

CREATE JAVA 

161 

ALTER JAVA 

162 

DROP JAVA 

163 

CREATE OPERATOR 

164 

CREATE INDEXTYPE 

165 

DROP INDEXTYPE 

167 

DROP OPERATOR 

168 

ASSOCIATE STATISTICS 

169 

DISASSOCIATE STATISTICS 

170 

CALL METHOD 

171 

CREATE SUMMARY 

172 

ALTER SUMMARY 

173 

DROP SUMMARY 

174 

CREATE DIMENSION 

175 

ALTER DIMENSION 

176 

DROP DIMENSION 

177 

CREATE CONTEXT 

178 

DROP CONTEXT 

179 

ALTER OUTLINE 

180 

CREATE OUTLINE 

181 

DROP OUTLINE 

182 

UPDATE INDEXES 

183 

ALTER OPERATOR 

 

 

V$SESSION_CONNECT_INFO

V$SESSION_CONNECT_INFOは、カレント・セッションのネットワーク接続の情報を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子(このビューをV$SESSIONに結合するために使用可能) 

AUTHENTICATION_TYPE 

VARCHAR2(26) 

ユーザーの確認方法:

  • DATABASE − ユーザー名/パスワード認証

  • OS − オペレーティング・システムの外部のユーザー認証

  • NETWORK − ネットワーク・プロトコルまたはANO認証

  • PROXY − OCIプロキシ接続認証

  • SERVER

  • PASSWORD

  • EXTERNAL ADAPTERS

  • INTERNAL

  • GLOBAL

  • EXTERNAL

  • PASSWORD BASED GLOBAL USER

 

OSUSER 

VARCHAR2(30) 

このデータベース・ユーザーの外部ユーザー名 

NETWORK_SERVICE_BANNER 

VARCHAR2(4000) 

この接続に使用されたOracle Netサービスごとの製品バナー(バナーごとに1行) 

CLIENT_CHARSET 

VARCHAR2(40) 

NLS_LANG環境変数またはOCIEnvNlsCreate()コールで指定されたクライアント・キャラクタ・セット。Oracleクライアントがリリース11.1より古いか、または接続がJDBC Thinドライバによる場合は、Unknown。 

CLIENT_CONNECTION 

VARCHAR2(13) 

クライアント・サーバー接続フラグ:

  • Heterogeneous

  • Homogeneous

 

CLIENT_OCI_LIBRARY 

VARCHAR2(27) 

OCIクライアント・ライブラリ:

  • Home-based

  • Full Instant Client

  • XE Instant Client

  • Light Weight Instant Client

  • OCI

  • Unknown

 

CLIENT_VERSION 

VARCHAR2(40) 

クライアント・ライブラリのバージョン番号 

CLIENT_DRIVER 

VARCHAR2(9) 

クライアント・ドライバ名 

CLIENT_LOBATTR 

VARCHAR2(23) 

クライアントLOBフラグ:

  • Client Temp Lob Rfc On

  • Client Temp Lob Rfc Off

 

CLIENT_REGID 

NUMBER 

クライアントより送信される問合せキャッシュ登録ID 

V$SESSION_CURSOR_CACHE

V$SESSION_CURSOR_CACHEは、カレント・セッションのカーソルの使用状況についての情報を示します。


注意:

V$SESSION_CURSOR_CACHEビューは、SESSION_CACHED_CURSORS初期化パラメータの効果の程度を示すものではありません。 


  データ型  説明 

MAXIMUM 

NUMBER 

キャッシュするカーソルの最大数。この最大数に達した場合、新しくカーソルをオープンするには、オープンしているカーソルの一部をクローズする必要がある。この列の値は、初期化パラメータSESSION_CACHED_CURSORSから導出される。 

COUNT 

NUMBER 

カーソル(使用中、または使用中でない)の現在の数 

OPENS 

NUMBER 

カーソル・オープンの累積合計数から1を引いた値。現在オープンされていて、この問合せに使用されているカーソルはOPENS統計でカウントされない。 

HITS 

NUMBER 

カーソル・オープンのヒットの累積合計数 

HIT_RATIO 

NUMBER 

オープン・カーソルを検出した回数を、カーソルを検索した回数で割った比率 

V$SESSION_EVENT

V$SESSION_EVENTは、セッションによるイベントの待機情報を示します。TIME_WAITED列およびAVERAGE_WAIT列には、高速タイミング・メカニズムをサポートしないプラットフォーム上では0(ゼロ)の値が設定されます。このようなプラットフォームでの実行中に、この列に正確な待機時間を反映させるには、パラメータ・ファイルでTIMED_STATISTICSTRUEに設定する必要があります。これによって、システム・パフォーマンスに多少の悪影響が出ます。

関連項目:

「TIMED_STATISTICS」 

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッションのID 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

待機イベントの名前

関連項目: 付録C「Oracle待機イベント」 

TOTAL_WAITS 

NUMBER 

セッションによるイベントの合計待機数 

TOTAL_TIMEOUTS 

NUMBER 

セッションによるイベントの合計タイムアウト数 

TIME_WAITED 

NUMBER 

セッションによるイベントの合計待機時間(1/100秒) 

AVERAGE_WAIT 

NUMBER 

セッションによるイベントの平均待機時間(1/100秒) 

MAX_WAIT 

NUMBER 

セッションによるイベントの最大待機時間(1/100秒) 

TIME_WAITED_MICRO 

NUMBER 

セッションによるイベントの合計待機時間(マイクロ秒) 

EVENT_ID 

NUMBER 

待機イベントの識別子 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機イベントのクラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機イベントのクラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機イベントのクラスの名前 

V$SESSION_FIX_CONTROL

V$SESSION_FIX_CONTROLは、カレント・セッションの修正制御に関する情報(使用可能または使用禁止)を示します。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

セッション識別子(このビューをV$SESSIONに結合するために使用可能) 

BUGNO 

NUMBER 

バグ番号(修正制御識別子として) 

VALUE 

NUMBER 

修正制御に対して設定されている現行の値 

SQL_FEATURE 

VARCHAR2(64) 

機能の制御ID 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(64) 

修正制御の説明 

OPTIMIZER_FEATURE_ENABLE 

VARCHAR2(25) 

修正がデフォルトで有効になっているバージョン 

EVENT 

NUMBER 

この修正を制御するために以前に使用されていたイベント 

IS_DEFAULT 

NUMBER 

現在の値がデフォルトと同じかどうか(同じ場合は1、異なる場合は0) 

V$SESSION_LONGOPS

V$SESSION_LONGOPSは、実行に6秒(絶対時間)より長くかかる様々な操作の状態を示します。現在これらの操作には、多くのバックアップおよびリカバリ機能、統計収集、問合せ実行、およびOracleリリースごとに追加される多くの操作が含まれます。

問合せ実行の進行を監視するには、コストベース・オプティマイザを使用する必要があります。また、次のことを行う必要があります。

アプリケーション固有で、実行に長時間かかる操作を、DBMS_APPLICATION_INFO.SET_SESSION_LONGOPSプロシージャを使用してこのビューに追加できます。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

長時間実行される操作を処理しているセッションの識別子。長時間実行される操作で複数のセッションが同時に動作している場合、SIDはメイン・セッションまたはマスター・セッションに対応する。 

SERIAL# 

NUMBER 

長時間実行される操作を処理しているセッションのシリアル番号。長時間実行される操作で複数のセッションが同時に動作している場合、SERIAL#はメイン・セッションまたはマスター・セッションに対応する。SERIAL#は、セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される。これによって、セッションが終了してから別のセッションが同じセッションIDで開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。 

OPNAME 

VARCHAR2(64) 

操作の詳細な説明 

TARGET 

VARCHAR2(64) 

操作が実行されたオブジェクト 

TARGET_DESC 

VARCHAR2(32) 

ターゲットの説明 

SOFAR 

NUMBER 

現在までに終了した作業単位 

TOTALWORK 

NUMBER 

作業単位の合計 

UNITS 

VARCHAR2(32) 

測定単位 

START_TIME 

DATE 

操作の開始時刻 

LAST_UPDATE_TIME 

DATE 

操作の統計が前回更新された時刻 

TIMESTAMP 

DATE 

操作固有のタイムスタンプ 

TIME_REMAINING 

NUMBER 

操作が終了するまでの残りの推定時間(秒) 

ELAPSED_SECONDS 

NUMBER 

操作の開始からの経過時間(秒) 

CONTEXT 

NUMBER 

コンテキスト 

MESSAGE 

VARCHAR2(512) 

統計サマリー・メッセージ 

USERNAME 

VARCHAR2(30) 

操作を実行するユーザーのユーザーID 

SQL_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

SQL_HASH_VALUE列の値とともに使用され、操作に対応付けられたSQL文を識別する 

SQL_HASH_VALUE 

NUMBER 

SQL_ADDRESS列の値とともに使用され、操作に対応付けられたSQL文を識別する 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

長時間操作がある場合、それに対応付けられたSQL文のSQL識別子 

SQL_PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

SQLプランのハッシュ値。SQL_IDがNULLの場合はNULL。 

SQL_EXEC_START 

DATE 

SQL実行が開始された時刻。SQL_IDがNULLの場合はNULL。 

SQL_EXEC_ID 

NUMBER 

SQL実行識別子(V$SQL_MONITORを参照) 

SQL_PLAN_LINE_ID 

NUMBER 

長時間操作に対応するSQLプランの行ID。長時間操作が実行計画の行に関連付けられていない場合はNULL。 

SQL_PLAN_OPERATION 

VARCHAR2(30) 

プラン操作の名前。SQL_PLAN_LINE_IDがNULLの場合はNULL。 

SQL_PLAN_OPTIONS 

VARCHAR2(30) 

プラン操作のオプション。SQL_PLAN_LINE_IDがNULLの場合はNULL。 

QCSID 

NUMBER 

パラレル・コーディネータのセッション識別子 

関連項目:

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_SESSION_LONGOPSの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。 

V$SESSION_OBJECT_CACHE

V$SESSION_OBJECT_CACHEは、ローカル・サーバー(インスタンス)上の現行のユーザー・セッションについて、オブジェクト・キャッシュ統計情報を示します。

  データ型  説明 

PINS 

NUMBER 

キャッシュ内のオブジェクト確保またはオブジェクト参照の数 

HITS 

NUMBER 

キャッシュ内にすでに存在するオブジェクトのオブジェクト確保の数 

TRUE_HITS 

NUMBER 

キャッシュ内にすでに存在し、理想的な状態にある(この結果、データベースからのリフレッシュを必要としない)オブジェクトの確保の数 

HIT_RATIO 

NUMBER 

HITSPINSに対する比率 

TRUE_HIT_RATIO 

NUMBER 

TRUE_HITSPINSに対する比率 

OBJECT_REFRESHES 

NUMBER 

データベースからの新規の値でリフレッシュされた、キャッシュ内のオブジェクトの数 

CACHE_REFRESHES 

NUMBER 

キャッシュ全体(すべてのオブジェクト)がリフレッシュされた回数 

OBJECT_FLUSHES 

NUMBER 

データベースに対してフラッシュされた、キャッシュ内のオブジェクトの数 

CACHE_FLUSHES 

NUMBER 

キャッシュ全体(すべてのオブジェクト)がデータベースに対してフラッシュされた回数 

CACHE_SHRINKS 

NUMBER 

キャッシュが最適サイズに縮小された回数 

CACHED_OBJECTS 

NUMBER 

現在キャッシュにあるオブジェクトの数 

PINNED_OBJECTS 

NUMBER 

現在確保されているオブジェクトの数 

CACHE_SIZE 

NUMBER 

キャッシュの現在のサイズ(バイト) 

OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

キャッシュの最適サイズ(バイト) 

MAXIMUM_SIZE 

NUMBER 

キャッシュの最大サイズ(バイト) 

V$SESSION_WAIT

V$SESSION_WAITは、各セッションについて現行または前回の待機を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子。V$SESSION.SIDにマップされる。 

SEQ# 

NUMBER 

現行または前回の待機を一意に識別する番号(待機ごとに増分される) 

WAIT_ID 

NUMBER 

待機識別子 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

セッションが待機しているリソースまたはイベント

関連項目: 付録C「Oracle待機イベント」を参照。 

P1TEXT 

VARCHAR2(64) 

第1待機イベント・パラメータの説明 

P1 

NUMBER 

第1待機イベント・パラメータ(10進数) 

P1RAW 

RAW(8) 

第1待機イベント・パラメータ(16進数)1 

P2TEXT 

VARCHAR2(64) 

第2待機イベント・パラメータの説明 

P2 

NUMBER 

第2待機イベント・パラメータ(10進数) 

P2RAW 

RAW(8) 

第2待機イベント・パラメータ(16進数)1 

P3TEXT 

VARCHAR2(64) 

第3待機イベント・パラメータの説明 

P3 

NUMBER 

第3待機イベント・パラメータ(10進数) 

P3RAW 

RAW(8) 

第3待機イベント・パラメータ(16進数)1 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機イベントのクラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機イベントのクラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機イベントのクラスの名前 

WAIT_TIME 

NUMBER 

セッションが現在待機中の場合、値は0。セッションが待機中でない場合、値は次のとおり。

  • > 0 − 値は、前回の待機時間(1/100秒)

  • -1 − 前回の待機時間は1/100秒未満だった

  • -2 − パラメータTIMED_STATISTICSは、falseに設定された

WAIT_TIME_MICROおよびSTATE列が設定されている場合、この列は非推奨になる。 

SECONDS_IN_WAIT 

NUMBER 

セッションが現在待機中の場合、値は現在の待機が開始されるまで待機した時間。セッションが待機中でない場合、値は前回の待機開始以降の時間。

WAIT_TIME_MICROおよびTIME_SINCE_LAST_WAIT_MICRO列が設定されている場合、この列は非推奨になる。 

STATE 

VARCHAR2(19) 

待機状態:

  • WAITING − セッションは現在待機中。

  • WAITED UNKNOWN TIME − 前回の待機時間が不明。パラメータTIMED_STATISTICSfalseに設定されている場合はこの値。

  • WAITED SHORT TIME − 前回の待機は1/100秒未満だった

  • WAITED KNOWN TIME − 前回の待機時間は、WAIT_TIME列で指定される

 

WAIT_TIME_MICRO 

NUMBER 

待機時間(マイクロ秒)。セッションが現在待機中の場合、値は現在の待機に費やされた時間。セッションが現在待機中でない場合、値は前回の待機の待機時間。 

TIME_REMAINING_MICRO 

NUMBER 

値は、次のように解釈される

  • > 0 − 現在の待機の残り時間(マイクロ秒)

  • 0 − 現在の待機はタイムアウトした

  • -1 − セッションは現在の待機内で無期限に待機できる

  • NULL − セッションは現在待機中でない

 

TIME_SINCE_LAST_WAIT_MICRO 

NUMBER 

前回の待機終了後の経過時間(マイクロ秒)。セッションが現在待機中の場合、値は0。 

1 P1RAWP2RAWおよびP3RAW列には、数値が16進数で表示されることを除けば、P1P2およびP3列と同じ値が表示されます。

関連項目:

「TIMED_STATISTICS」および付録C「Oracle待機イベント」を参照してください。 

V$SESSION_WAIT_CLASS

V$SESSION_WAIT_CLASSは、様々な待機イベント操作に要した時間をセッションごとに示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

シリアル番号 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機クラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機クラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機クラスの識別子 

TOTAL_WAITS 

NUMBER 

セッションに対して発生したクラスの待機回数 

TIME_WAITED 

NUMBER 

セッションが待機クラス内に要した時間 

V$SESSION_WAIT_HISTORY

V$SESSION_WAIT_HISTORYは、各アクティブ・セッションの最後の10待機イベントを示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SEQ# 

NUMBER 

待機イベントの順序。1が最新イベント。 

EVENT# 

NUMBER 

イベント番号 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

セッションが待機しているリソースまたはイベント 

P1TEXT 

VARCHAR2(64) 

第1待機イベント・パラメータの説明 

P1 

NUMBER 

第1待機イベント・パラメータ(10進数) 

P2TEXT 

VARCHAR2(64) 

第2待機イベント・パラメータの説明 

P2 

NUMBER 

第2待機イベント・パラメータ(10進数) 

P3TEXT 

VARCHAR2(64) 

第3待機イベント・パラメータの説明 

P3 

NUMBER 

第3待機イベント・パラメータ(10進数) 

WAIT_TIME 

NUMBER 

待機時間(1/100秒) 

WAIT_TIME_MICRO 

NUMBER 

待機時間(マイクロ秒) 

TIME_SINCE_LAST_WAIT_MICRO 

NUMBER 

待機履歴内で前回の待機終了後の経過時間(マイクロ秒) 

V$SESSMETRIC

V$SESSMETRICは、すべてのセッションに対するメトリックの値を示します。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了時刻 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

SESSION_ID 

NUMBER 

セッションID 

SESSION_SERIAL_NUM 

NUMBER 

セッション・シリアル番号 

CPU 

NUMBER 

CPU使用時間 

PHYSICAL_READS 

NUMBER 

物理読取り数 

LOGICAL_READS 

NUMBER 

論理読取りの数 

PGA_MEMORY 

NUMBER 

時間間隔終了時のPGAのサイズ 

HARD_PARSES 

NUMBER 

ハード解析数 

SOFT_PARSES 

NUMBER 

ソフト解析数 

PHYSICAL_READ_PCT 

NUMBER 

物理読取り率 

LOGICAL_READ_PCT 

NUMBER 

論理読取り率 

V$SESSTAT

V$SESSTATは、ユーザー・セッションについての統計情報を示します。各統計番号(STATISTIC#)に対応した統計名を調べるには、V$STATNAMEビューを問い合せてください。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号

注意: 統計番号は、あるリリースから別のリリースにかけて、変更されずに残るという保証はありません。そのため、アプリケーションでは、この番号ではなく、統計名を使用してください。 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

関連項目:

「V$STATNAME」および付録E「統計情報の説明」を参照してください。 

V$SGA

V$SGAは、システム・グローバル領域(SGA)のサマリー情報を示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(20) 

SGAコンポーネント・グループ 

VALUE 

NUMBER 

メモリー・サイズ(バイト) 

V$SGA_CURRENT_RESIZE_OPS

V$SGA_CURRENT_RESIZE_OPSは、現在進行中のSGAサイズ変更操作に関する情報を示します。操作には、動的SGAコンポーネントの拡張と縮小があります。すべてのサイズはバイト単位で表されます。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(64) 

コンポーネント名 

OPER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

操作のタイプ:

  • STATIC

  • INITIALIZING

  • DISABLED

  • GROW

  • SHRINK

  • SHRINK_CANCEL

 

OPER_MODE 

VARCHAR2(9) 

操作モード:

  • MANUAL

  • DEFERRED

  • IMMEDIATE

 

PARAMETER 

VARCHAR2(80) 

サイズ変更操作のパラメータ名 

INITIAL_SIZE 

NUMBER 

操作の開始時のパラメータ値 

TARGET_SIZE 

NUMBER 

サイズ変更後のパラメータに必要な値 

CURRENT_SIZE 

NUMBER 

パラメータの現在の値 

START_TIME 

DATE 

操作の開始時刻 

LAST_UPDATE_TIME 

DATE 

操作の最終進行時刻 

V$SGA_DYNAMIC_COMPONENTS

V$SGA_DYNAMIC_COMPONENTSは、動的SGAコンポーネントに関する情報を示します。このビューでは、インスタンスの起動後に完了したすべてのSGAサイズ変更操作に基づく情報が要約されます。すべてのサイズはバイト単位で表されます。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(64) 

コンポーネント名 

CURRENT_SIZE 

NUMBER 

コンポーネントの現行のサイズ 

MIN_SIZE 

NUMBER 

インスタンス起動後のコンポーネントの最小サイズ 

MAX_SIZE 

NUMBER 

インスタンス起動後のコンポーネントの最大サイズ 

USER_SPECIFIED_SIZE 

NUMBER 

コンポーネントのユーザー・パラメータの値 

OPER_COUNT 

NUMBER 

インスタンス起動後の操作数 

LAST_OPER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

コンポーネントに対して最後に完了した操作:

  • STATIC

  • INITIALIZING

  • DISABLED

  • GROW

  • SHRINK

  • SHRINK_CANCEL

 

LAST_OPER_MODE 

VARCHAR2(9) 

最後に完了した操作のモード:

  • MANUAL

  • DEFERRED

  • IMMEDIATE

 

LAST_OPER_TIME 

DATE 

最後に完了した操作の開始時刻 

GRANULE_SIZE 

NUMBER 

拡張操作または縮小操作の粒度 

V$SGA_DYNAMIC_FREE_MEMORY

V$SGA_DYNAMIC_FREE_MEMORYは、将来の動的SGAサイズ変更操作に使用可能なSGAメモリーの量に関する情報を示します。

  データ型  説明 

CURRENT_SIZE 

NUMBER 

使用可能なメモリー容量(バイト) 

V$SGA_RESIZE_OPS

V$SGA_RESIZE_OPSは、これまでに完了した800回のSGAサイズ変更操作に関する情報を示します。これには、進行中の操作は含まれません。すべてのサイズはバイト単位で表されます。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(64) 

コンポーネント名 

OPER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

操作のタイプ:

  • STATIC

  • INITIALIZING

  • DISABLED

  • GROW

  • SHRINK

  • SHRINK_CANCEL

 

OPER_MODE 

VARCHAR2(9) 

操作モード:

  • MANUAL

  • DEFERRED

  • IMMEDIATE

 

PARAMETER 

VARCHAR2(80) 

サイズ変更操作のパラメータ名 

INITIAL_SIZE 

NUMBER 

操作の開始時のパラメータ値 

TARGET_SIZE 

NUMBER 

サイズ変更後のパラメータに要求される値 

FINAL_SIZE 

NUMBER 

サイズ変更後のパラメータの実際の値 

STATUS 

VARCHAR2(9) 

操作の完了状態:

  • INACTIVE

  • PENDING

  • COMPLETE

  • CANCELLED

  • ERROR

 

START_TIME 

DATE 

操作の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

操作の終了時刻 

V$SGA_TARGET_ADVICE

V$SGA_TARGET_ADVICEは、SGA_TARGET初期化パラメータに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SGA_SIZE 

NUMBER 

SGAのサイズ 

SGA_SIZE_FACTOR 

NUMBER 

SGA_SIZEとSGAの現行のサイズとの間の比率 

ESTD_DB_TIME 

NUMBER 

このSGA_SIZEに対するDB_TIMEの見積り 

ESTD_DB_TIME_FACTOR 

NUMBER 

現行のSGAサイズのESTD_DB_TIMEとDB_TIMEとの比率 

ESTD_PHYSICAL_READS 

NUMBER 

物理読取り数の見積り 

V$SGAINFO

V$SGAINFOは、SGAのサイズ情報(様々なSGAコンポーネントのサイズ、グラニュル・サイズ、空きメモリーなど)を示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(32) 

SGA統計名 

BYTES 

NUMBER 

統計のサイズ(バイト) 

RESIZEABLE 

VARCHAR2(3) 

統計のサイズが変更可能かどうか(YES | NO) 

V$SGASTAT

V$SGASTATは、システム・グローバル領域(SGA)の詳細情報を示します。

  データ型  説明 

POOL 

VARCHAR2(12) 

NAMEのメモリーがあるプール:

  • shared pool − メモリーは共有プールから割り当てられる

  • large pool − メモリーはラージ・プールから割り当てられる

  • java pool − メモリーはJavaプールから割り当てられる

  • streams pool − メモリーはStreamsプールから割り当てられる

 

NAME 

VARCHAR2(26) 

SGAコンポーネント名 

BYTES 

NUMBER 

メモリー・サイズ(バイト) 

V$SHARED_POOL_ADVICE

V$SHARED_POOL_ADVICEは、様々なサイズの共有プールでの解析時間の見積りに関する情報を示します。サイズは、現行の共有プール・サイズまたは確保済のライブラリ・キャッシュ・メモリーの容量(いずれか大きい方)の10%から現行の共有プール・サイズの200%までの範囲で、等間隔です。間隔値は、現行の共有プール・サイズに応じて異なります。

  データ型  説明 

SHARED_POOL_SIZE_FOR_ESTIMATE 

NUMBER 

見積り用の共有プール・サイズ(MB) 

SHARED_POOL_SIZE_FACTOR 

NUMBER 

現行の共有プール・サイズに対するサイズ要因 

ESTD_LC_SIZE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュに使用中のメモリー見積り(MB) 

ESTD_LC_MEMORY_OBJECTS 

NUMBER 

指定したサイズの共有プールに格納されるライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトの見積り数 

ESTD_LC_TIME_SAVED 

NUMBER 

指定したサイズの共有プール内で検出されるライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトによる、解析経過時間の短縮見積り(秒)。この時間は、使用可能な空きメモリーの不足によってメモリーから消去された必要なオブジェクトを、共有プールに再ロードするのに要する時間に相当する。 

ESTD_LC_TIME_SAVED_FACTOR 

NUMBER 

現行の共有プール・サイズに対する解析時間の見積り短縮要因 

ESTD_LC_LOAD_TIME 

NUMBER 

指定したサイズの共有プール内で解析を行う場合の経過時間の見積り(秒) 

ESTD_LC_LOAD_TIME_FACTOR 

NUMBER 

現行の共有プール・サイズに対するロード時間の見積り要因 

ESTD_LC_MEMORY_OBJECT_HITS 

NUMBER 

指定したサイズの共有プール内でライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトが検出された回数の見積り 

V$SHARED_POOL_RESERVED

V$SHARED_POOL_RESERVEDは、共有プール内で確保済プールおよび領域をチューニングする場合に有効な統計情報を示します。

  データ型  説明 

FREE_SPACE 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上の空き領域の合計サイズ1 

AVG_FREE_SIZE 

NUMBER 

確保済メモリー・リストの空きメモリーの平均サイズ1 

FREE_COUNT 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上のメモリーの空き部分の数1 

MAX_FREE_SIZE 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上のメモリーの最大空き部分のサイズ1 

USED_SPACE 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上の使用済メモリーの合計量1 

AVG_USED_SIZE 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上の使用済メモリーの平均サイズ1 

USED_COUNT 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上のメモリーの使用済部分の数1 

MAX_USED_SIZE 

NUMBER 

確保済メモリー・リスト上のメモリーの最大使用済部分のサイズ1 

REQUESTS 

NUMBER 

メモリーの空き部分を見つけるために、確保済メモリー・リストが検索された回数1 

REQUEST_MISSES 

NUMBER 

要求を満たすだけのメモリーの空き部分が確保済メモリー・リストになく、LRUリストからオブジェクトのフラッシュを開始した回数1 

LAST_MISS_SIZE 

NUMBER 

確保済メモリー・リストに要求を満たすだけのメモリーの空き部分がなく、LRUリストからオブジェクトのフラッシュを開始したときの、最後の要求ミスの要求サイズ。1 

MAX_MISS_SIZE 

NUMBER 

確保済メモリー・リストに要求を満たすだけのメモリーの空き部分がなく、LRUリストからオブジェクトのフラッシュを開始したときの、最大の要求ミスの要求サイズ。1 

REQUEST_FAILURES 

NUMBER 

要求を満たすメモリーが検出できなかった回数(ORA-04031エラーが発生した回数)2 

LAST_FAILURE_SIZE 

NUMBER 

最後に失敗した要求の要求サイズ(最後のORA-04031エラーの要求サイズ)2 

ABORTED_REQUEST_THRESHOLD 

NUMBER 

オブジェクトをフラッシュせずにORA-04031エラーを送信する要求の最小サイズ2 

ABORTED_REQUESTS 

NUMBER 

オブジェクトをフラッシュせずにORA-04031エラーを送信した要求の数2 

LAST_ABORTED_SIZE 

NUMBER 

LRUリストからオブジェクトをフラッシュせずにORA-04031エラーを戻した要求の最後のサイズ2 

1 これらの列は、初期化パラメータSHARED_POOL_RESERVED_SIZEに有効な値が設定されている場合にのみ有効です。

2 これらの列には、SHARED_POOL_RESERVED_SIZEが設定されていなくても、有効となる値が設定されています。

V$SHARED_SERVER

V$SHARED_SERVERは、共有サーバー・プロセスの情報を示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(4) 

サーバー名 

PADDR 

RAW(4 | 8) 

サーバーのプロセス・アドレス 

STATUS 

VARCHAR2(16) 

サーバー状態:

EXEC − SQLを実行中

WAIT(ENQ) − ロックを待機中

WAIT(SEND) − ユーザーへのデータ送信のために待機中

WAIT(COMMON) − アイドル状態でユーザー要求を待機中

WAIT(RESET) − サーキットがブレーク後リセットされるのを待機中

QUIT − 終了 

MESSAGES 

NUMBER 

処理されたメッセージの数 

BYTES 

NUMBER 

全メッセージの合計バイト数 

BREAKS 

NUMBER 

ブレーク数 

CIRCUIT 

RAW(4 | 8) 

現在処理されているサーキットのアドレス 

IDLE 

NUMBER 

合計アイドル時間(1/100秒) 

BUSY 

NUMBER 

合計ビジー時間(1/100秒) 

REQUESTS 

NUMBER 

このサーバーの存続期間に共通キューから取り出された要求の合計数 

V$SHARED_SERVER_MONITOR

V$SHARED_SERVER_MONITORは、共有サーバーをチューニングするための情報を示します。

  データ型  説明 

MAXIMUM_CONNECTIONS 

NUMBER 

インスタンスの起動後、同時に使用中のバーチャル・サーキットの最大数。この値がCIRCUITS初期化パラメータの設定値に達した場合は、CIRCUITS値を大きくすることを検討する必要がある。

関連項目: 「CIRCUITS」を参照。 

MAXIMUM_SESSIONS 

NUMBER 

インスタンスの起動後、同時に使用中の共有サーバー・セッションの最大数。この値がSHARED_SERVER_SESSIONS初期化パラメータの設定値に達した場合は、SHARED_SERVER_SESSIONS値を大きくすることを検討する必要がある。

関連項目: 「SHARED_SERVER_SESSIONS」を参照。 

SERVERS_STARTED 

NUMBER 

インスタンスの起動後に起動された共有サーバーの合計数(ただし、インスタンスの起動時に起動された共有サーバーは含まない) 

SERVERS_TERMINATED 

NUMBER 

インスタンスの起動後にOracleが停止した共有サーバーの合計数 

SERVERS_HIGHWATER 

NUMBER 

インスタンスの起動後、同時に実行中のサーバーの最大数。この値がMAX_SHARED_SERVERS初期化パラメータの設定値に達した場合は、SHARED_SERVERS値を大きくすることを検討する必要がある。

関連項目: 「SHARED_SERVERS」を参照。 

V$SORT_SEGMENT

V$SORT_SEGMENTは、特定のインスタンスの各ソート・セグメントの情報を示します。このビューは、表領域がTEMPORARYタイプの場合にかぎり更新されます。

  データ型  説明 

TABLESPACE_NAME 

VARCHAR2(31) 

表領域の名前 

SEGMENT_FILE 

NUMBER 

第1エクステントのファイル番号 

SEGMENT_BLOCK 

NUMBER 

第1エクステントのブロック番号 

EXTENT_SIZE 

NUMBER 

エクステント・サイズ 

CURRENT_USERS 

NUMBER 

セグメントのアクティブ・ユーザーの数 

TOTAL_EXTENTS 

NUMBER 

セグメント内のエクステントの合計数 

TOTAL_BLOCKS 

NUMBER 

セグメント内のブロックの合計数 

USED_EXTENTS 

NUMBER 

アクティブ・ソートに割り当てられたエクステント数 

USED_BLOCKS 

NUMBER 

アクティブ・ソートに割り当てられたブロック数 

FREE_EXTENTS 

NUMBER 

いずれのソートにも割り当てられないエクステント数 

FREE_BLOCKS 

NUMBER 

いずれのソートにも割り当てられないブロック数 

ADDED_EXTENTS 

NUMBER 

エクステントの割当ての数 

EXTENT_HITS 

NUMBER 

未使用のエクステントがプールにあった回数 

FREED_EXTENTS 

NUMBER 

割当て解除されたエクステントの数 

FREE_REQUESTS 

NUMBER 

割当て解除要求の数 

MAX_SIZE 

NUMBER 

今までに使用されたエクステントの最大数 

MAX_BLOCKS 

NUMBER 

今までに使用されたブロックの最大数 

MAX_USED_SIZE 

NUMBER 

すべてのソートで使用されたエクステントの最大数 

MAX_USED_BLOCKS 

NUMBER 

すべてのソートで使用されたブロックの最大数 

MAX_SORT_SIZE 

NUMBER 

個のソートで使用されたエクステントの最大数 

MAX_SORT_BLOCKS 

NUMBER 

個のソートで使用されたブロックの最大数 

RELATIVE_FNO 

NUMBER 

ソート・セグメント・ヘッダーの相対ファイル番号 

V$SPPARAMETER

V$SPPARAMETERは、サーバー・パラメータ・ファイルの内容に関する情報を示します。インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されなかった場合は、このビューの各行のISSPECIFIED列がFALSEとなります。

  データ型  説明 

SID 

VARCHAR2(80) 

パラメータが定義されているSID 

NAME 

VARCHAR2(80) 

パラメータ名 

TYPE 

VARCHAR2(11) 

パラメータ・タイプ 

VALUE 

VARCHAR2(255) 

パラメータ値(インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されなかった場合はNULL) 

DISPLAY_VALUE 

VARCHAR2(255) 

わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE列に大整数パラメータに対して値262144が表示されている場合、DISPLAY_VALUE列には値256Kが表示される。 

ISSPECIFIED 

VARCHAR2(6) 

パラメータがサーバー・パラメータ・ファイルに指定されているか(TRUE)指定されていないか(FALSE) 

ORDINAL 

NUMBER 

パラメータ値の位置(序数)(インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されなかった場合は0)。値が文字列リストにあるパラメータにのみ有効。 

UPDATE_COMMENT 

VARCHAR2(255) 

最新の更新に関連するコメント(インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されなかった場合はNULL) 

V$SQL

V$SQLは、GROUP BY句なしの共有SQL領域についての統計情報を示します。入力された元のSQLテキストのそれぞれの子について1行ずつ表示されます。V$SQLに表示される統計情報は、通常、問合せの実行が終了した時点で更新されます。ただし、問合せの実行に長い時間がかかる場合は、5秒ごとに更新されます。したがって、SQL文の終了まで時間がかかる場合でも、実行の途中で最新の情報を確認できます。

  データ型  説明 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(1000) 

カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字 

SQL_FULLTEXT 

CLOB 

CLOB列として公開されるSQL文の全テキスト。SQL文の全テキストは、V$SQLTEXT動的パフォーマンス・ビューと結合するかわりに、この列を使用して取出し可能。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 

SHARABLE_MEM 

NUMBER 

この子カーソルが使用している共有メモリーのバイト数 

PERSISTENT_MEM 

NUMBER 

子カーソルの存続期間に使用されるメモリーの固定バイト数 

RUNTIME_MEM 

NUMBER 

子カーソルの実行時に必要なメモリーの固定量 

SORTS 

NUMBER 

子カーソルに対して実行されたソート数 

LOADED_VERSIONS 

NUMBER 

コンテキスト・ヒープがロードされるかどうか(1 | 0) 

OPEN_VERSIONS 

NUMBER 

子カーソルがロックされているかどうか(1 | 0) 

USERS_OPENING 

NUMBER 

文を実行しているユーザーの数 

FETCHES 

NUMBER 

SQL文に関連するフェッチ数 

EXECUTIONS 

NUMBER 

このオブジェクトがライブラリ・キャッシュに入れられた後で行われた実行数 

PX_SERVERS_EXECUTIONS 

NUMBER 

パラレル実行サーバーで処理された実行の合計数(文がパラレル実行されなかったときは0) 

END_OF_FETCH_COUNT 

NUMBER 

カーソルがライブラリ・キャッシュに入れられた後で、このカーソルが完全に実行された回数。カーソルが正常に実行されなかったか、カーソルがクローズまたは再実行される前にこのカーソルによって生成された先頭の数列のみフェッチされたため、カーソルが部分的に実行された場合、この統計の値は増分されない。END_OF_FETCH_COUNT列の値は、EXECUTIONS列の値以下に定義される。 

USERS_EXECUTING 

NUMBER 

文を実行しているユーザーの数 

LOADS 

NUMBER 

オブジェクトがロードまたは再ロードされた回数 

FIRST_LOAD_TIME 

VARCHAR2(19) 

親の作成時刻のタイムスタンプ 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

この子カーソルが無効にされた回数 

PARSE_CALLS 

NUMBER 

この子カーソルに対する解析コール数 

DISK_READS 

NUMBER 

この子カーソルに対するディスク読取り数 

DIRECT_WRITES 

NUMBER 

この子カーソルに対する直接書込み数 

BUFFER_GETS 

NUMBER 

この子カーソルに対するバッファ取得数 

APPLICATION_WAIT_TIME 

NUMBER 

アプリケーションの待機時間(マイクロ秒) 

CONCURRENCY_WAIT_TIME 

NUMBER 

同時実行性待機時間(マイクロ秒) 

CLUSTER_WAIT_TIME 

NUMBER 

クラスタの待機時間(マイクロ秒) 

USER_IO_WAIT_TIME 

NUMBER 

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒) 

PLSQL_EXEC_TIME 

NUMBER 

PL/SQL実行時間(マイクロ秒) 

JAVA_EXEC_TIME 

NUMBER 

Java実行時間(マイクロ秒) 

ROWS_PROCESSED 

NUMBER 

解析されたSQL文が戻す行数の合計 

COMMAND_TYPE 

NUMBER 

Oracleコマンド・タイプ定義 

OPTIMIZER_MODE 

VARCHAR2(10) 

SQL文が実行されたモード 

OPTIMIZER_COST 

NUMBER 

オプティマイザによるこの問合せのコスト 

OPTIMIZER_ENV 

RAW(2000) 

オプティマイザ環境 

OPTIMIZER_ENV_HASH_VALUE 

NUMBER 

オプティマイザ環境のハッシュ値 

PARSING_USER_ID 

NUMBER 

この子カーソルを作成したユーザーのユーザーID 

PARSING_SCHEMA_ID 

NUMBER 

この子カーソルの作成に使用されたスキーマID 

PARSING_SCHEMA_NAME 

VARCHAR2(30) 

この子カーソルの作成に使用されたスキーマ名 

KEPT_VERSIONS 

NUMBER 

この子カーソルがDBMS_SHARED_POOLパッケージを使用してキャッシュ内に確保されるようにマークされているかどうかを示す。 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス 

TYPE_CHK_HEAP 

RAW(4) 

この子カーソルに対する型チェック・ヒープの記述子 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値 

OLD_HASH_VALUE 

NUMBER 

古いSQLハッシュ値 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

このカーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

この子カーソルの番号 

SERVICE 

VARCHAR2(64) 

サービス名 

SERVICE_HASH 

NUMBER 

SERVICE列に表示されている名前のハッシュ値 

MODULE 

VARCHAR2(64) 

SQL文の初回解析時に実行中であった(DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULE.SET_MODULEをコールして設定した)モジュールの名前 

MODULE_HASH 

NUMBER 

MODULE列にリストされているモジュールのハッシュ値 

ACTION 

VARCHAR2(64) 

SQL文の初回解析時に実行中であった(DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONをコールして設定した)アクションの名前 

ACTION_HASH 

NUMBER 

ACTION列にリストされているアクションのハッシュ値 

SERIALIZABLE_ABORTS 

NUMBER 

トランザクションをシリアライズできずにORA-08177エラーとなった回数(カーソルごと) 

OUTLINE_CATEGORY 

VARCHAR2(64) 

アウトラインがカーソルの指示中に適用された場合、この列はアウトラインのカテゴリを示す。そうでない場合、この列は空白のまま。 

CPU_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用するCPU時間(マイクロ秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用する経過時間(マイクロ秒) 

OUTLINE_SID 

NUMBER 

アウトライン・セッション識別子 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

SQLTYPE 

NUMBER 

文に使用されるSQL言語のバージョンを示す 

REMOTE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがリモート・マップされているか(Y)されていないか(N) 

OBJECT_STATUS 

VARCHAR2(19) 

カーソルのステータス:

  • VALID - 有効かつ認可、エラーなし

  • VALID_AUTH_ERROR - 有効かつ認可、ただし認可エラーが発生した

  • VALID_COMPILE_ERROR - 有効かつ認可、ただしコンパイル・エラーが発生した

  • VALID_UNAUTH - 有効、ただし無認可

  • INVALID_UNAUTH - 無効かつ無認可

  • INVALID - 無効かつ無認可、ただしタイムスタンプを保持

 

LITERAL_HASH_VALUE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGが使用されている場合、システム生成のバインド変数と置換され、一致させる必要があるリテラルのハッシュ値。この値は、SQL文のハッシュ値ではない。CURSOR_SHARINGが使用されていない場合、この値は0。 

LAST_LOAD_TIME 

VARCHAR2(19) 

問合せプランがライブラリ・キャッシュにロードされた時刻 

IS_OBSOLETE 

VARCHAR2(1) 

カーソルが廃止になったかどうか(Y | N)。子カーソルの数が多すぎると、カーソルが廃止になることがある。 

IS_BIND_SENSITIVE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがバインド・センシティブかどうか(Y | N)。述語の選択を計算するときにオプティマイザがバインド変数値の1つを照合する場合、およびバインド変数値の変更によってオプティマイザが別のプランを生成する場合、問合せはバインド・センシティブとみなされる。 

IS_BIND_AWARE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがバインド対応かどうか(Y | N)。問合せが拡張カーソル共有を使用するようにマークされている場合、問合せはバインド対応とみなされる。この問合せは、バインド・センシティブとしてすでにマークされている。 

IS_SHAREABLE 

VARCHAR2(1) 

カーソルが共有可能かどうか(Y | N) 

CHILD_LATCH 

NUMBER 

カーソルを保護している子ラッチ番号。この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。 

SQL_PROFILE 

VARCHAR2(64) 

この文に使用されるSQLプロファイル(ある場合) 

SQL_PATCH 

VARCHAR2(30) 

この文に使用されるSQLパッチ(ある場合) 

SQL_PLAN_BASELINE 

VARCHAR2(30) 

この文に使用されるSQLプラン・ベースライン(ある場合) 

PROGRAM_ID 

NUMBER 

プログラム識別子 

PROGRAM_LINE# 

NUMBER 

プログラム行番号 

EXACT_MATCHING_SIGNATURE 

NUMBER 

正規化されたSQLテキストに対して計算されたシグネチャ。正規化には、空白の削除と非リテラル文字列の大文字化が含まれる。 

FORCE_MATCHING_SIGNATURE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGパラメータがFORCEに設定されたときに使用されるシグネチャ 

LAST_ACTIVE_TIME 

DATE 

問合せプランが最後にアクティブになった時刻 

BIND_DATA 

RAW(2000) 

バインド・データ 

TYPECHECK_MEM 

NUMBER 

 

V$SQL_BIND_CAPTURE

V$SQL_BIND_CAPTUREは、SQLカーソルによって使用されたバインド変数に関する情報を示します。ビュー内の各行には、カーソルで定義されたバインド変数1個に関する情報が格納されています。情報の内容は次のとおりです。

STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがBASICに設定されている場合、バインド取得は実行できません。このビューは、(HASH_VALUE, ADDRESS) のV$SQLAREAおよび(HASH_VALUE, CHILD_ADDRESS)のV$SQLと結合できます。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

親カーソルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのハッシュ値。ハッシュ値はビューの固定索引で、ビューへのアクセスをスピードアップするために必ず使用する。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

子カーソル番号 

NAME 

VARCHAR2(30) 

バインド変数の名前 

POSITION 

NUMBER 

SQL文内のバインド変数の位置 

DUP_POSITION 

NUMBER 

バインディングが名前によって実行され、バインド変数の複製が作成された場合、この列には1次バインド変数の位置が設定される。 

DATATYPE 

NUMBER 

バインド・データ型の内部識別子 

DATATYPE_STRING 

VARCHAR2(15) 

バインド・データ型のテキスト表現 

CHARACTER_SID 

NUMBER 

各国語キャラクタ・セットの識別子 

PRECISION 

NUMBER 

精度(数値バインド用) 

SCALE 

NUMBER 

スケール(数値バインド用) 

MAX_LENGTH 

NUMBER 

最大バインド長 

WAS_CAPTURED 

VARCHAR2(3) 

バインド値が取得されたかどうか(YES | NO) 

LAST_CAPTURED 

DATE 

バインド値が取得された日付。バインド値は、SQL文の実行時に取得される。オーバーヘッドを制限するには、指定したカーソルに対して最大15分間隔でバインドを取得する。 

VALUE_STRING 

VARCHAR2(4000) 

文字列として表されたバインドの値 

VALUE_ANYDATA 

ANYDATA 

ANYDATAデータ型を使用して表されたバインドの値。この表現は、バインド変数の値をプログラムでデコードする場合に有効。 

V$SQL_BIND_DATA

V$SQL_BIND_DATAは、このビューを問い合せているセッションが所有する各カーソル内の個別の各バインド変数に対して、次のことを示します。

  データ型  説明 

CURSOR_NUM 

NUMBER 

このバインドのカーソル番号 

POSITION 

NUMBER 

バインド位置 

DATATYPE 

NUMBER 

バインド・データ型 

SHARED_MAX_LEN 

NUMBER 

このバインドと対応付けられた共有カーソル・オブジェクトからの、このバインドの共有最大長 

PRIVATE_MAX_LEN 

NUMBER 

クライアントから送信された、このバインドのプライベート最大長 

ARRAY_SIZE 

NUMBER 

配列要素の最大数(配列バインドのみ) 

PRECISION 

NUMBER 

精度(数値バインド用) 

SCALE 

NUMBER 

スケール(数値バインド用) 

SHARED_FLAG 

NUMBER 

共有バインド・データ・フラグ 

SHARED_FLAG2 

NUMBER 

共有バインド・データ・フラグ(続き) 

BUF_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

バインド・バッファ・メモリー・アドレス 

BUF_LENGTH 

NUMBER 

バインド・バッファの長さ 

VAL_LENGTH 

NUMBER 

バインド値の実際の長さ 

BUF_FLAG 

NUMBER 

バインド・バッファ・フラグ 

INDICATOR 

NUMBER 

バインド・インジケータ 

VALUE 

VARCHAR2(4000) 

バインド・バッファの内容 

V$SQL_BIND_METADATA

V$SQL_BIND_METADATAは、このビューを問い合せているセッションが所有する各カーソル内の個別の各バインド変数に対して、次のことを示します。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このバインド変数を所有する子カーソルのメモリー・アドレス 

POSITION 

NUMBER 

バインド位置 

DATATYPE 

NUMBER 

バインド・データ型 

MAX_LENGTH 

NUMBER 

バインド値の最大長 

ARRAY_LEN 

NUMBER 

配列要素の最大数(配列バインドのみ) 

BIND_NAME 

VARCHAR2(30) 

ユーザー定義またはシステム生成のバインド変数名(使用している場合) 

V$SQL_CURSOR

V$SQL_CURSORは、このビューを問い合せているセッションと対応付けられた各カーソルのデバッグ情報を示します。

  データ型  説明 

CURNO 

NUMBER 

カーソル番号 

FLAG 

NUMBER 

カーソルで設定されたフラグ 

STATUS 

VARCHAR2(9) 

カーソルの状態 

PARENT_HANDLE 

RAW(4 | 8) 

親カーソル・ハンドルのポインタ 

PARENT_LOCK 

RAW(4 | 8) 

親カーソル・ロックのポインタ 

CHILD_LOCK 

RAW(4 | 8) 

子カーソル・ロックのポインタ 

CHILD_PIN 

RAW(4 | 8) 

子カーソル確保のポインタ 

PERS_HEAP_MEM 

NUMBER 

このカーソル用に永続ヒープから割り当てられたメモリーの合計量 

WORK_HEAP_MEM 

NUMBER 

このカーソル用に作業ヒープから割り当てられたメモリーの合計量 

BIND_VARS 

NUMBER 

解析されてカレント・カーソルとなっている問合せ内のバインド位置の合計数 

DEFINE_VARS 

NUMBER 

解析されてカレント・カーソルとなっている問合せ内の定義変数の合計数 

BIND_MEM_LOC 

VARCHAR2(64) 

バインド変数が格納されているメモリー・ヒープ(UGAまたはCGA) 

INST_FLAG 

VARCHAR2(64) 

インスタンス化オブジェクト・フラグ 

INST_FLAG2 

VARCHAR2(64) 

インスタンス化オブジェクト・フラグ(続き) 

V$SQL_JOIN_FILTER

V$SQL_JOIN_FILTERは、結合フィルタをパラレル・カーソルに使用した場合の各特性に関するパフォーマンス情報を示します。(結合フィルタとは、パラレル通信を回避するため、結合操作に先立って表の各行に適用されるビットマップ・フィルタのことです。)

  データ型  説明 

QC_SESSION_ID 

NUMBER 

パラレル問合せ用カーソルのQC(問合せコーディネータ)セッションID 

QC_INSTANCE_ID 

NUMBER 

パラレル問合せ用カーソルのQC(問合せコーディネータ)インスタンスID 

SQL_PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

パラレル問合せ用カーソルのSQLプラン・ハッシュ値 

LENGTH 

NUMBER 

結合フィルタ・フィールドの合計サイズ 

BITS_SET 

NUMBER 

このフィルタに設定されたビット数 

FILTERED 

NUMBER 

結合フィルタによって表示される行数 

PROBED 

NUMBER 

ビットマップ・フィルタに対するテストを終えた表の行数。これは、フィルタされた行とフィルタされなかった行の合計になる。 

ACTIVE 

NUMBER 

フィルタがアクティブ(Yes)か非アクティブ(No)か 

V$SQL_MONITOR

V$SQL_MONITORは、実行がOracleによって監視された(または監視されている)SQL文を示します。SQL文の実行が監視されるたびに、V$SQL_MONITOR内にエントリが作成されます。SQL文がパラレルで実行されるかまたはCPUまたはI/O時間を5秒以上消費すると、自動的にSQL監視が開始されます。

監視対象のSQL文の実行中、V$SQL_MONITOR内の統計は通常、毎秒ほぼリアルタイムで更新されます。実行の終了後、監視情報はすぐに削除されません。かわりに、最低1分間、V$SQL_MONITORに保存されます。エントリは最終的に削除され、その領域が新しい文の監視時に再利用されます。

  データ型  説明 

KEY 

NUMBER 

V$SQL_MONITORV$SQL_PLAN_MONITORに格納された対応するプラン・レベルの監視統計に効率的に結合するための人為的な結合キー 

STATUS 

VARCHAR2(19) 

SQL実行のステータス:

  • EXECUTING − SQL文は現在も実行中

  • DONE (ERROR) − エラーが発生して、実行が終了した

  • DONE (FIRST N ROWS) − すべての行がフェッチされる前に、実行はアプリケーションにより終了された

  • DONE (ALL ROWS) − 実行が終了して、すべての行はフェッチされた

  • DONE − 実行が終了した(パラレル実行)

 

FIRST_REFRESH_TIME 

DATE 

SQL文の監視が開始した時刻。通常は、SQL実行開始時刻の数秒後。 

LAST_REFRESH_TIME 

DATE 

V$SQL_MONITOR内のSQL文の統計が前回更新された時刻。文の実行中は、統計が通常毎秒リフレッシュされる。 

REFRESH_COUNT 

NUMBER 

V$SQL_MONITOR統計がリフレッシュされた回数(通常、SQL文実行中の1秒に1回) 

SID 

NUMBER 

監視対象のSQL文を実行している(または実行が完了した)セッション識別子 

PROCESS_NAME 

VARCHAR2(5) 

文を実行している(または実行を完了した)プロセス名識別子。プロセスがフォアグラウンドの場合はora。それ以外の場合は、バックグラウンド・プロセス名(たとえば、PXサーバーp001ではp001)。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

監視対象の文のSQL識別子 

SQL_EXEC_START 

DATE 

実行の開始時刻 

SQL_EXEC_ID 

NUMBER 

実行識別子。3つの列SQL_IDSQL_EXEC_STARTおよびSQL_EXEC_IDは、ともに同じ実行キーを表す。この実行キーは、SQL文の1回の実行を一意に識別するために使用される。 

SQL_PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

SQLプランのハッシュ値 

SQL_CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス(SQL_IDとともに使用してV$SQLと結合できる) 

SESSION_SERIAL# 

NUMBER 

監視対象の文を実行しているセッション・シリアル番号 

PX_SERVER# 

NUMBER 

監視対象の文を実行している(または実行を完了した)論理パラレル実行サーバーのプロセス番号。この監視エントリが実行サーバーに関連付けられていない場合はNULL。これは、パラレル・サーバー・セット内の論理番号(V$PX_SESSIONSERVER#を参照)。 

PX_SERVER_GROUP 

NUMBER 

PX_SERVER#が属する論理パラレル実行サーバーのグループ番号(V$PX_SESSIONSERVER_GROUPを参照)。この監視エントリがパラレル実行サーバーに関連付けられていない場合はNULL。SQL文に1つ以上のパラレル副問合せが含まれない場合、この値は通常1。 

PX_SERVER_SET 

NUMBER 

PX_SERVER#が属するパラレル実行サーバーの論理セットの番号で、1または2V$PX_SESSIONSERVER_SETを参照)。この監視エントリがパラレル実行サーバーに関連付けられていない場合はNULL。 

PX_QCINST_ID 

NUMBER 

パラレル実行コーディネータが実行されているインスタンス識別子。PX_SERVER#がNULLの場合はNULL。 

PX_QCSID 

NUMBER 

パラレル実行コーディネータのセッション識別子。PX_SERVER#がNULLの場合はNULL。 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

経過時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

CPU_TIME 

NUMBER 

CPU時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

FETCHES 

NUMBER 

SQL文に関連するフェッチ数。文の実行時に更新される。 

BUFFER_GETS 

NUMBER 

バッファ取得操作数。文の実行時に更新される。 

DISK_READS 

NUMBER 

ディスク読取り数。文の実行時に更新される。 

DIRECT_WRITES 

NUMBER 

直接書込み数。文の実行時に更新される。 

APPLICATION_WAIT_TIME 

NUMBER 

アプリケーション待機時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

CONCURRENCY_WAIT_TIME 

NUMBER 

同時実行性待機時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

CLUSTER_WAIT_TIME 

NUMBER 

クラスタの待機時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

USER_IO_WAIT_TIME 

NUMBER 

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

PLSQL_EXEC_TIME 

NUMBER 

PL/SQL実行時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

JAVA_EXEC_TIME 

NUMBER 

Java実行時間(マイクロ秒)。文の実行時に更新される。 

V$SQL_OPTIMIZER_ENV

V$SQL_OPTIMIZER_ENVは、SQLカーソルの実行計画作成に使用されるオプティマイザ環境の内容を示します。このビューは、(HASH_VALUE, ADDRESS) のV$SQLAREAおよび(HASH_VALUE, CHILD_ADDRESS)のV$SQLと結合できます。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

親カーソルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのハッシュ値。ハッシュ値はビューの固定索引で、ライブラリ・キャッシュ全体のスキャンを回避するために、V$SQL_OPTIMIZER_ENVに対して問合せ時に必ず使用する。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

SQL識別子 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

子カーソル番号 

ID 

NUMBER 

オプティマイザ環境内のパラメータの一意の識別子 

NAME 

VARCHAR2(40) 

パラメータ名 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(3) 

パラメータがデフォルト値に設定されるかどうか(YES | NO) 

VALUE 

VARCHAR2(25) 

パラメータの値 

V$SQL_PLAN

V$SQL_PLANは、ライブラリ・キャッシュにロードされる子カーソルごとの実行計画情報を示します。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値。2つの列ADDRESSおよびHASH_VALUEを使用し、V$SQLAREAと結合してカーソル固有の情報を追加できる。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

カーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

この実行計画を使用する子カーソルの数。列ADDRESSHASH_VALUEおよびCHILD_NUMBERを使用し、V$SQLと結合して子カーソル固有の情報を追加できる。 

TIMESTAMP 

DATE 

実行計画が生成された日時 

OPERATION 

VARCHAR2(30) 

この手順で実行される内部操作の名前(たとえば、TABLE ACCESS) 

OPTIONS 

VARCHAR2(30) 

OPERATION列で示されている操作のバリエーション(たとえば、FULL) 

OBJECT_NODE 

VARCHAR2(40) 

オブジェクトを参照するために使用されたデータベース・リンクの名前(表またはビューの名前)。パラレル実行を使用するローカル問合せの場合、この列はコンシュームされた操作からの出力順番を示す。 

OBJECT# 

NUMBER 

表または索引のオブジェクト番号 

OBJECT_OWNER 

VARCHAR2(30) 

表または索引を含むスキーマを持つユーザーの名前 

OBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

表名または索引名 

OBJECT_ALIAS 

VARCHAR2(65) 

オブジェクトの別名 

OBJECT_TYPE 

VARCHAR2(20) 

オブジェクト型 

OPTIMIZER 

VARCHAR2(20) 

計画の最初の行(文)に対するオプティマイザのカレント・モード(たとえば、CHOOSE)。操作がデータベース・アクセス(たとえば、TABLE ACCESS)の場合、この列は、オブジェクトが分析されたかどうかを示す。 

ID 

NUMBER 

実行計画の手順ごとに割り当てられた番号 

PARENT_ID 

NUMBER 

現行の手順の出力に基づいて動作する、次の実行手順のID 

DEPTH 

NUMBER 

ツリー内の操作の深さ(またはレベル)。CONNECT BY文を発行してレベル情報を取得する必要はない。通常、この句は、PLAN_TABLE表の行をインデントするために使用される。ルート・オペレーション(文)は、レベル0。 

POSITION 

NUMBER 

同じPARENT_IDを持つすべての操作の処理順序 

SEARCH_COLUMNS 

NUMBER 

開始キーと停止キーを持つ索引列の数(つまり、一致する述語を持つ列数) 

COST 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作コスト。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

CARDINALITY 

NUMBER 

コストベースのオプティマイザによる操作によって作成された行数の見積り 

BYTES 

NUMBER 

コストベースのオプティマイザによる操作によって作成されたバイト数の見積り 

OTHER_TAG 

VARCHAR2(35) 

OTHER列のコンテンツを説明する。値の詳細は、「EXPLAIN PLAN」を参照。 

PARTITION_START 

VARCHAR2(64) 

アクセスされたパーティション範囲の開始パーティション 

PARTITION_STOP 

VARCHAR2(64) 

アクセスされたパーティション範囲の終了パーティション 

PARTITION_ID 

NUMBER 

PARTITION_START列とPARTITION_STOP列の値の組を計算する手順 

OTHER 

VARCHAR2(4000) 

ユーザーにとって有効な、実行手順に固有のその他の情報。値の詳細は、「EXPLAIN PLAN」を参照。 

DISTRIBUTION 

VARCHAR2(20) 

プロデューサの問合せサーバーからコンシューマの問合せサーバーへの、行の分散に使用されるメソッドを格納する。 

CPU_COST 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作のCPUコスト。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

IO_COST 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作のI/Oコスト。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

TEMP_SPACE 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作(ソートまたはハッシュ結合)の一時領域の使用方法。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

ACCESS_PREDICATES 

VARCHAR2(4000) 

アクセス構造内の行の検索に使用する述語。たとえば、開始述語または停止述語は索引レンジ・スキャンに使用。 

FILTER_PREDICATES 

VARCHAR2(4000) 

行の生成前のフィルタ処理に使用される述語 

PROJECTION 

VARCHAR2(4000) 

操作により生成される式 

TIME 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった、操作の経過時間(秒)。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

QBLOCK_NAME 

VARCHAR2(30) 

問合せブロックの名前 

REMARKS 

VARCHAR2(4000) 

注釈 

OTHER_XML 

CLOB 

実行計画の実行手順に固有の追加情報を示す。複数の情報を格納できるため、この列の内容はXMLを使用して構成される。次の情報が表示される。

  • 問合せが解析された対象スキーマの名前

  • EXPLAIN PLANを作成したOracle Databaseのリリース番号

  • 実行計画に関連付けられたハッシュ値

  • 実行計画の作成に使用されたアウトラインまたはSQLプロファイルがある場合は、その名前

  • 計画の作成に動的サンプリングが使用されたかどうか

  • アウトライン・データ(同じ計画の再作成に使用できる一連のオプティマイザ・ヒント)

 

V$SQL_PLAN_MONITOR

V$SQL_PLAN_MONITORは、V$SQL_MONITORにある、各SQL文に対するプラン・レベルの監視統計を示します。V$SQL_PLAN_MONITOR内の各行は、監視対象の実行計画の操作に対応します。V$SQL_MONITORと同様に、V$SQL_PLAN_MONITOR内で公開された統計は、通常、文の実行中に毎秒更新されます。これらの統計は、V$SQL_MONITORと同様、再利用されます。

SQLプラン監視のオーバーヘッドを回避するため、プランの各操作から収集される統計は、経過時間、CPU時間またはI/O時間などの時間情報を記録しません。かわりに、この時間情報は、SQL_IDSQL_EXEC_STARTSQL_EXEC_IDおよびSQL_PLAN_LINE_IDV$SQL_PLAN_MONITORでは単純にPLAN_LINE_IDという)のV$ACTIVE_SESSION_HISTORYV$SQL_PLAN_MONITORを結合することによって、きわめて正確に見積もることができます。この結合の結果は、プラン内の各操作によって実行されるアクティビティのサンプルです。ここからCPU時間および待機時間の見積りを導出できます。これは、V$ACTIVE_SESSION_HISTORYにある対応するアクティビティ・タイプのサンプルの数に応じて、V$SQL_MONITORにある文レベル監視時間の統計情報をブレークすることによって達成されます。

  データ型  説明 

KEY 

NUMBER 

V$SQL_PLAN_MONITORV$SQL_MONITORに効率的に結合するための外部キー(V$SQL_MONITORを参照) 

STATUS 

VARCHAR2(19) 

SQL実行のステータス:

  • EXECUTING − SQL文は現在も実行中

  • DONE (ERROR) − エラーが発生して、実行が終了した

  • DONE (FIRST N ROWS) − すべての行がフェッチされる前に、実行はアプリケーションにより終了された

  • DONE (ALL ROWS) − 実行が終了して、すべての行はフェッチされた

  • DONE − 実行が終了した(パラレル実行)

 

FIRST_REFRESH_TIME 

DATE 

SQL文の監視の開始時刻 

LAST_REFRESH_TIME 

DATE 

SQL文の統計が前回更新された時刻 

FIRST_CHANGE_TIME 

DATE 

この操作によって最初に行が生成された時刻 

LAST_CHANGE_TIME 

DATE 

この操作によって最後に行が生成された時刻 

REFRESH_COUNT 

NUMBER 

統計がリフレッシュされた回数 

SID 

NUMBER 

監視対象のSQL文を実行している(または実行が完了した)セッション識別子 

PROCESS_NAME 

VARCHAR2(5) 

プロセス名識別子 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

SQL識別子 

SQL_EXEC_START 

DATE 

実行の開始時刻 

SQL_EXEC_ID 

NUMBER 

実行識別子 

SQL_PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

SQLプランのハッシュ値 

SQL_CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

PLAN_LINE_ID 

NUMBER 

エントリのプランの行番号 

PLAN_OPERATION 

VARCHAR2(30) 

プランの操作の名前(V$SQL_PLANからの) 

PLAN_OPTIONS 

VARCHAR2(30) 

プランのオプション名(V$SQL_PLANからの) 

STARTS 

NUMBER 

この操作が実行された回数。たとえば、操作は、ネステッド・ループ結合の右側にある場合には複数回実行される(ネステッド・ループ結合左側に入力されている各行の場合は1回)。 

OUTPUT_ROWS 

NUMBER 

実行が開始されてからこの操作によって生成された行数。この数は、この操作の実行数すべてに対して累積される。STARTS列の値で割ると、操作の実行当たりの平均行数が算出される。 

WORKAREA_MEM 

NUMBER 

問合せ実行時に操作が使用するメモリー量(バイト)。実行が終了している場合はNULL。これは、ソート、ハッシュ結合、Group-By句など、作業領域を使用した操作に対してのみ適用される。 

WORKAREA_MAX_MEM 

NUMBER 

WORKAREA_MEMの最大値(バイト)。操作が作業領域を使用していない場合はNULL。実行が終了した時点で、この値は、文の実行中にこの操作が消費した最大メモリー量を保持する。 

WORKAREA_TEMPSEG 

NUMBER 

問合せ実行時に操作が使用する一時領域の量(バイト)。操作がディスクに収容されていないか、実行が終了している場合はNULL。 

WORKAREA_MAX_TEMPSEG 

NUMBER 

WORKAREA_TEMPSEGの最大値(バイト)。この操作がディスクに収容されていない場合はNULL。実行が終了した時点で、この値は、実行時全体でこの操作が消費した最大一時領域量を保持する。 

V$SQL_PLAN_STATISTICS

V$SQL_PLAN_STATISTICSは、子カーソルごとの行ソース・レベルにおける実行統計を示します。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値。2つの列ADDRESSおよびHASH_VALUEを使用し、V$SQLAREAと結合して親カーソルを特定できる。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のSQL識別子 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

このカーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

この作業領域を使用する子カーソルの数。列ADDRESSHASH_VALUEおよびCHILD_NUMBERを使用し、V$SQLと結合して、この領域を使用する子カーソルを特定できる。 

OPERATION_ID 

NUMBER 

実行計画の手順ごとに割り当てられた番号 

EXECUTIONS 

NUMBER 

このカーソルが実行された回数 

LAST_STARTS 

NUMBER 

前回の実行中にこの操作が開始された回数 

STARTS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、この操作が開始された回数 

LAST_OUTPUT_ROWS 

NUMBER 

前回の実行中に行ソースによって生成された行数 

OUTPUT_ROWS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、行ソースによって生成された行数 

LAST_CR_BUFFER_GETS 

NUMBER 

前回の実行中に一貫性モードで取得されたバッファの数。通常、問合せの場合はバッファが一貫性モードで取得される。 

CR_BUFFER_GETS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、一貫性モードで取得されたバッファの数。通常、問合せの場合はバッファが一貫性モードで取得される。 

LAST_CU_BUFFER_GETS 

NUMBER 

前回の実行中にカレント・モードで取得されたバッファの数。INSERTUPDATEおよびDELETEなどの文の場合、バッファはカレント・モードで取得される。 

CU_BUFFER_GETS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、カレント・モードで取得されたバッファの数。INSERTUPDATEおよびDELETEなどの文の場合、バッファはカレント・モードで取得される。 

LAST_DISK_READS 

NUMBER 

前回の実行中に操作によって実行された物理ディスク読取り数 

DISK_READS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、操作によって実行された物理ディスク読取り数 

LAST_DISK_WRITES 

NUMBER 

前回の実行中に操作によって実行された物理ディスク書込み数 

DISK_WRITES 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、操作によって実行された物理ディスク書込み数 

LAST_ELAPSED_TIME 

NUMBER 

前回の実行中の、この操作に対応する経過時間(マイクロ秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、この操作に対応する経過時間(マイクロ秒) 

V$SQL_PLAN_STATISTICS_ALL

V$SQL_PLAN_STATISTICS_ALLは、SQLメモリーを使用する行ソース(ソートまたはハッシュ結合)のメモリー使用統計を示します。このビューでは、V$SQL_PLAN内の情報がV$SQL_PLAN_STATISTICSおよびV$SQL_WORKAREAからの実行統計と連結されます。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値。2つの列ADDRESSおよびHASH_VALUEを使用し、V$SQLAREAと結合してカーソル固有の情報を追加できる。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のSQL識別子 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

このカーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

この実行計画を使用する子カーソルの数。列ADDRESSHASH_VALUEおよびCHILD_NUMBERを使用し、V$SQLと結合して子カーソル固有の情報を追加できる。 

TIMESTAMP 

DATE 

実行計画が生成された日時 

OPERATION 

VARCHAR2(30) 

この手順で実行される内部操作の名前(たとえば、TABLE ACCESS) 

OPTIONS 

VARCHAR2(30) 

OPERATION列で示されている操作のバリエーション(たとえば、FULL) 

OBJECT_NODE 

VARCHAR2(40) 

オブジェクトを参照するために使用されたデータベース・リンクの名前(表またはビューの名前)。パラレル実行を使用するローカル問合せの場合、この列はコンシュームされた操作からの出力順番を示す。 

OBJECT# 

NUMBER 

表または索引のオブジェクト番号 

OBJECT_OWNER 

VARCHAR2(30) 

表または索引を含むスキーマを持つユーザーの名前 

OBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

表名または索引名 

OBJECT_ALIAS 

VARCHAR2(65) 

オブジェクトの別名 

OBJECT_TYPE 

VARCHAR2(20) 

オブジェクト型 

OPTIMIZER 

VARCHAR2(20) 

計画の最初の行(文)に対するオプティマイザのカレント・モード(たとえば、CHOOSE)。操作がデータベース・アクセス(たとえば、TABLE ACCESS)の場合、この列は、オブジェクトが分析されたかどうかを示す。 

ID 

NUMBER 

実行計画の手順ごとに割り当てられた番号 

PARENT_ID 

NUMBER 

現行の手順の出力に基づいて動作する、次の実行手順のID 

DEPTH 

NUMBER 

ツリー内の操作の深さ(またはレベル)。CONNECT BY文を発行してレベル情報を取得する必要はない。通常、この句は、PLAN_TABLE表の行をインデントするために使用される。ルート・オペレーション(文)は、レベル0。 

POSITION 

NUMBER 

同じPARENT_IDを持つすべての操作の処理順序 

SEARCH_COLUMNS 

NUMBER 

開始キーと停止キーを持つ索引列の数(つまり、一致する述語を持つ列数) 

COST 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作コスト。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

CARDINALITY 

NUMBER 

コストベースのオプティマイザによる操作によって作成された行数の見積り 

BYTES 

NUMBER 

コストベースのオプティマイザによる操作によって作成されたバイト数の見積り 

OTHER_TAG 

VARCHAR2(35) 

OTHER列のコンテンツを説明する。値の詳細は、「EXPLAIN PLAN」を参照。 

PARTITION_START 

VARCHAR2(64) 

アクセスされたパーティション範囲の開始パーティション 

PARTITION_STOP 

VARCHAR2(64) 

アクセスされたパーティション範囲の終了パーティション 

PARTITION_ID 

NUMBER 

PARTITION_START列とPARTITION_STOP列の値の組を計算する手順 

OTHER 

VARCHAR2(4000) 

ユーザーにとって有効な、実行手順に固有のその他の情報。値の詳細は、「EXPLAIN PLAN」を参照。 

DISTRIBUTION 

VARCHAR2(20) 

プロデューサの問合せサーバーからコンシューマの問合せサーバーへの、行の分散に使用されるメソッドを格納する。 

CPU_COST 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作のCPUコスト。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

IO_COST 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作のI/Oコスト。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

TEMP_SPACE 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作(ソートまたはハッシュ結合)の一時領域の使用方法。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

ACCESS_PREDICATES 

VARCHAR2(4000) 

アクセス構造内の行の検索に使用する述語。たとえば、開始述語または停止述語は索引レンジ・スキャンに使用。 

FILTER_PREDICATES 

VARCHAR2(4000) 

行の生成前のフィルタ処理に使用される述語 

PROJECTION 

VARCHAR2(4000) 

操作により生成される式 

TIME 

NUMBER 

オプティマイザのコストベース方法で見積もった、操作の経過時間(秒)。ルールベース方法を使用する文の場合、この列はNULL。 

QBLOCK_NAME 

VARCHAR2(30) 

問合せブロックの名前 

REMARKS 

VARCHAR2(4000) 

注釈 

OTHER_XML 

CLOB 

実行計画の実行手順に固有の追加情報を示す。複数の情報を格納できるため、この列の内容はXMLを使用して構成される。次の情報が表示される。

  • 問合せが解析された対象スキーマの名前

  • EXPLAIN PLANを作成したOracle Databaseのリリース番号

  • 実行計画に関連付けられたハッシュ値

  • 実行計画の作成に使用されたアウトラインまたはSQLプロファイルがある場合は、その名前

  • 計画の作成に動的サンプリングが使用されたかどうか

  • アウトライン・データ(同じ計画の再作成に使用できる一連のオプティマイザ・ヒント)

 

EXECUTIONS 

NUMBER 

このカーソルが実行された回数 

LAST_STARTS 

NUMBER 

前回の実行中にこの操作が開始された回数 

STARTS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、この操作が開始された回数 

LAST_OUTPUT_ROWS 

NUMBER 

前回の実行中に行ソースによって生成された行数 

OUTPUT_ROWS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、行ソースによって生成された行数 

LAST_CR_BUFFER_GETS 

NUMBER 

前回の実行中に一貫性モードで取得されたバッファの数。通常、問合せの場合はバッファが一貫性モードで取得される。 

CR_BUFFER_GETS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、一貫性モードで取得されたバッファの数。通常、問合せの場合はバッファが一貫性モードで取得される。 

LAST_CU_BUFFER_GETS 

NUMBER 

前回の実行中にカレント・モードで取得されたバッファの数。INSERTUPDATEおよびDELETEなどの文の場合、バッファはカレント・モードで取得される。 

CU_BUFFER_GETS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、カレント・モードで取得されたバッファの数。INSERTUPDATEおよびDELETEなどの文の場合、バッファはカレント・モードで取得される。 

LAST_DISK_READS 

NUMBER 

前回の実行中に操作によって実行された物理ディスク読取り数 

DISK_READS 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、操作によって実行された物理ディスク読取り数 

LAST_DISK_WRITES 

NUMBER 

前回の実行中に操作によって実行された物理ディスク書込み数 

DISK_WRITES 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、操作によって実行された物理ディスク書込み数 

LAST_ELAPSED_TIME 

NUMBER 

前回の実行中の、この操作に対応する経過時間(マイクロ秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

以前の実行中に蓄積された、この操作に対応する経過時間(マイクロ秒) 

POLICY 

VARCHAR2(10) 

この作業領域のサイズ指定方針:

  • MANUAL

  • AUTO

 

ESTIMATED_OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

メモリー内で操作を完全に実行(最適実行)するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(KB)。この値は、オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。 

ESTIMATED_ONEPASS_SIZE 

NUMBER 

単一のパスで操作を実行するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(KB)。この値は、オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。 

LAST_MEMORY_USED 

NUMBER 

カーソルの前回の実行時に、この作業領域が使用したメモリー・サイズ(KB) 

LAST_EXECUTION 

VARCHAR2(10) 

カーソルの前回の実行時に、この作業領域の実行に使用されたメモリー要件OPTIMALONE PASSまたはONE PASSメモリー要件(またはMULTI-PASS)を示す。 

LAST_DEGREE 

NUMBER 

カーソルの前回の実行中に使用された並列度 

TOTAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域がアクティブになった回数 

OPTIMAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域が最適モードで実行した回数 

ONEPASS_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域がワン・パス・モードで実行した回数 

MULTIPASSES_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域がワン・パスのメモリー要件以下で実行した回数 

ACTIVE_TIME 

NUMBER 

この作業領域がアクティブな平均時間(1/100秒) 

MAX_TEMPSEG_SIZE 

NUMBER 

この作業領域のインスタンス化によって作成された最大一時セグメント・サイズ(バイト)。この作業領域がディスクに収容されない場合、この列はNULL。 

LAST_TEMPSEG_SIZE 

NUMBER 

この作業領域の前回のインスタンス化によって作成された一時セグメントのサイズ(バイト)。この作業領域の前回のインスタンス化がディスクに収容されなかった場合、この列はNULL。 

V$SQL_REDIRECTION

V$SQL_REDIRECTIONは、リダイレクトされたSQL文を示します。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

カーソル・ハンドルのアドレス 

PARENT_HANDLE 

RAW(4 | 8) 

親カーソル・ハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

SQL文のハッシュ値 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

SQL文のSQL識別子 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

ハッシュ用の子(インスタンス)の数 

PARSING_USER_ID 

NUMBER 

解析するユーザーのID 

PARSING_SCHEMA_ID 

NUMBER 

解析するスキーマのID 

COMMAND_TYPE 

NUMBER 

SELECTUPDATEINSERTMERGE 

REASON 

VARCHAR2(14) 

リダイレクションの理由('INVALID OBJECT''ROWID''QUERY REWRITE''READ ONLY') 

ERROR_CODE 

NUMBER 

ローカル解析用のエラー・コード 

POSITION 

NUMBER 

エラーの位置。不明な場合は0。 

SQL_TEXT_PIECE 

VARCHAR2(1000) 

位置を含むSQLテキスト。通常、(修飾)識別子。 

ERROR_MESSAGE 

VARCHAR2(1000) 

データベース言語で解決されたエラー・メッセージ(解決された引数ではない)に対応するエラー・コード。 

V$SQL_SHARED_CURSOR

V$SQL_SHARED_CURSORは、特定の子カーソルが既存の子カーソルと共有されない理由を示します。それぞれの列は、カーソルが共有されない具体的な理由を示します。

  データ型  説明 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

SQL識別子 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

親カーソルのアドレス 

CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

子カーソルのアドレス 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

子番号 

UNBOUND_CURSOR 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルが十分に構築されていない(最適化されていない) 

SQL_TYPE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)SQLの型が既存の子カーソルに一致しない 

OPTIMIZER_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)オプティマイザの環境が既存の子カーソルに一致しない 

OUTLINE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)アウトラインが既存の子カーソルに一致しない 

STATS_ROW_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の統計が既存の子カーソルに一致しない 

LITERAL_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)非データのリテラル値が既存の子カーソルに一致しない 

FORCE_HARD_PARSE 

VARCHAR2(1) 

 

SEC_DEPTH_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)セキュリティ・レベルが既存の子カーソルに一致しない 

EXPLAIN_PLAN_CURSOR 

VARCHAR2(1) 

Y|N)子カーソルがEXPLAIN PLANカーソルであり、共有する必要がない 

BUFFERED_DML_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)バッファ付きDMLが既存の子カーソルに一致しない 

PDML_ENV_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)PDML環境が既存の子カーソルに一致しない 

INST_DRTLD_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)ダイレクト・ロード・インサートが既存の子カーソルに一致しない 

SLAVE_QC_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルはスレーブ・カーソルであり、新しい子カーソルがコーディネータによって発行された(または、既存の子カーソルがコーディネータによって発行されていて、新しい子カーソルがスレーブ・カーソルである) 

TYPECHECK_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルが十分に最適化されていない 

AUTH_CHECK_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルに対する認可/翻訳チェックに失敗した 

BIND_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)バインド・メタデータが既存の子カーソルに一致しない 

DESCRIBE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)子カーソルに対する記述中に、タイプ・チェック・ヒープが存在していない 

LANGUAGE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)言語処理が既存の子カーソルに一致しない 

TRANSLATION_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルのベース・オブジェクトが一致しない 

ROW_LEVEL_SEC_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)行レベルのセキュリティ・ポリシーが一致しない 

INSUFF_PRIVS 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルが参照するオブジェクトの権限が不十分である 

INSUFF_PRIVS_REM 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルが参照するリモート・オブジェクトの権限が不十分である 

REMOTE_TRANS_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)既存の子カーソルのリモート・ベース・オブジェクトが一致しない 

LOGMINER_SESSION_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)LogMiner Sessionパラメータが一致しない 

INCOMP_LTRL_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

Y|N)安全でない/データ以外の可能性があるバインド(リテラル)がカーソルに含まれることがある。値が一致しない。 

OVERLAP_TIME_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

セッション・パラメータERROR_ON_OVERLAP_TIMEの設定が原因で発生した不一致 

EDITIONS_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

 

SQL_REDIRECT_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

SQLリダイレクション不一致 

MV_QUERY_GEN_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

内部使用。マテリアライズド・ビュー問合せを分析するときに、ハード解析を強制的に実施する。 

USER_BIND_PEEK_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

1つ以上のユーザー・バインドの値が異なるため、つまり実行計画に変更が加えられた可能性があるため、カーソルが共有されない 

TYPCHK_DEP_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

カーソルに型チェック依存性がある 

NO_TRIGGER_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

カーソルと子にトリガー不一致がある 

FLASHBACK_CURSOR 

VARCHAR2(1) 

フラッシュバックが原因でカーソルに共有可能性がない 

ANYDATA_TRANSFORMATION 

VARCHAR2(1) 

不透明型変換の基準であるため、一致しない 

INCOMPLETE_CURSOR 

VARCHAR2(1) 

カーソルが不完全: コール・メモリーから発生したタイプ・チェック・ヒープ 

TOP_LEVEL_RPI_CURSOR 

VARCHAR2(1) 

最上位のRPIカーソル 

DIFFERENT_LONG_LENGTH 

VARCHAR2(1) 

LONGの値が一致しない 

LOGICAL_STANDBY_APPLY 

VARCHAR2(1) 

ロジカル・スタンバイ適用コンテキストが一致しない 

DIFF_CALL_DURN 

VARCHAR2(1) 

スレーブSQLカーソル/単一コール 

BIND_UACS_DIFF 

VARCHAR2(1) 

あるカーソルにはバインドUACがあり、別のカーソルにはない 

PLSQL_CMP_SWITCHS_DIFF 

VARCHAR2(1) 

PL/SQL無名ブロックが、異なるPL/SQLコンパイラ・スイッチでコンパイルされた 

CURSOR_PARTS_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

カーソルがサブ実行でコンパイルされた(カーソル部が実行された) 

STB_OBJECT_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

カーソルがコンパイルされたため、STBが発生している 

EDITION_FOR_TRIGGERS_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

 

PQ_SLAVE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

最上位のスレーブがカーソルを共有しないようにしている 

TOP_LEVEL_DDL_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

最上位のDDLカーソル 

MULTI_PX_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

パラレライザが複数あるのに、カーソルがスレーブ・コンパイルされている 

BIND_PEEKED_PQ_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

バインドをベースにしたカーソルが値を照合した 

MV_REWRITE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

コンパイル時にマテリアライズド・ビューによってSCNがリライトされたため、カーソルの再コンパイルが必要である 

ROLL_INVALID_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

ローリング無効化のマークが付けられ、無効化ウィンドウを超えた 

OPTIMIZER_MODE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

パラメータOPTIMIZER_MODE不一致(たとえば、all_rowsとfirst_rows_1など) 

PX_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

SQL文のパラレル化の影響による、一方のパラメータの不一致。たとえば、一方のカーソルはパラレルDMLを使用可能にしてコンパイルしたが、他方のカーソルはそうしなかったなど。 

MV_STALEOBJ_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

カーソルの作成時に失効したマテリアライズド・ビューの一覧に不一致があるため、カーソルを共有できない 

FLASHBACK_TABLE_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

使用可能なトリガーまたは遅延している参照整合性制約(あるいはその両方)に不一致があるため、カーソルを共有できない 

LITREP_COMP_MISMATCH 

VARCHAR2(1) 

リテラル置換の使用に不一致がある 

V$SQL_SHARED_MEMORY

V$SQL_SHARED_MEMORYは、カーソル共有メモリー・スナップショットに関する情報を示します。共有プールに格納されている各SQL文には、それぞれに対応する子オブジェクトが1つ以上あります。それぞれの子オブジェクトはいくつかの部分に分かれています。その1つがコンテキスト・ヒープです。コンテキスト・ヒープには問合せ計画が保持されます。

  データ型  説明 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(1000) 

この行が情報を表示する共有カーソル子オブジェクトのSQLテキスト 

SQL_FULLTEXT 

CLOB 

CLOB列として公開されるSQL文の全テキスト。SQL文の全テキストは、V$SQLTEXT動的パフォーマンス・ビューと結合するかわりに、この列を使用して取出し可能。 

HASH_VALUE 

NUMBER 

共有プール内での前述のSQLテキストのハッシュ値 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

共有プール内での前述のSQLテキストのSQL識別子 

HEAP_DESC 

RAW(4 | 8) 

この行で説明している子カーソルのコンテキスト・ヒープに関する記述子のアドレス 

STRUCTURE 

VARCHAR2(16) 

この行で説明しているメモリー・チャンクが「X : Y」形式のコメントで割り当てられている場合、そのコメントの「X」の部分 

FUNCTION 

VARCHAR2(16) 

STRUCTURE列と同様、コメントの「Y」フィールド 

CHUNK_COM 

VARCHAR2(16) 

このメモリーが割り当てられたとき提供されたコメント・フィールド全体 

CHUNK_PTR 

RAW(4 | 8) 

割り当てられたメモリーの開始アドレス 

CHUNK_SIZE 

NUMBER 

このチャンクに割り当てられたメモリー容量 

ALLOC_CLASS 

VARCHAR2(8) 

このメモリーが属するメモリーのクラス。通常、FREEABLEまたはPERMANENT。 

CHUNK_TYPE 

NUMBER 

このメモリーがLRUアルゴリズムをベースにした共有プールから削除される必要がある場合に、このメモリーの再作成方法をサーバーに伝えるコールバック関数表への索引 

SUBHEAP_DESC 

RAW(4 | 8) 

このコンテキスト・ヒープの親ヒープ自体がサブヒープの場合は、親ヒープの記述子のアドレス 

V$SQL_WORKAREA

V$SQL_WORKAREAは、SQLカーソルによって使用される作業領域の情報を示します。共有プールに格納されている各SQL文には、V$SQLビューに示される子カーソルが1つ以上あります。V$SQL_WORKAREAは、これらの子カーソルが必要とするすべての作業領域を示します。V$SQL_WORKAREAは、(ADDRESSHASH_VALUEで)V$SQLAREAと結合できます。また、(ADDRESSHASH_VALUECHILD_NUMBERで)V$SQLと結合できます。

このビューを使用して、次の内容を確認できます。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

親カーソル・ハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値。2つの列PARENT_HANDLEおよびHASH_VALUEを使用し、V$SQLAREAと結合して親カーソルを特定できる。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のSQL識別子 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

この作業領域を使用する子カーソルの数。列PARENT_HANDLEHASH_VALUEおよびCHILD_NUMBERを使用し、V$SQLと結合して、この領域を使用する子カーソルを特定できる。 

WORKAREA_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

作業領域ハンドルのアドレス。これは、ビューの主キーに該当する。 

OPERATION_TYPE 

VARCHAR2(20) 

作業領域を使用する操作のタイプ(SORTHASH JOINGROUP BYBUFFERINGBITMAP MERGEまたはBITMAP CREATE) 

OPERATION_ID 

NUMBER 

実行計画内の操作を識別するための一意の番号。この識別子は、V$SQL_PLANと結合して、この作業領域を使用する操作の位置を特定できる。 

POLICY 

VARCHAR2(10) 

この作業領域のサイズ指定方法(MANUALまたはAUTO) 

ESTIMATED_OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

メモリー内で操作を完全に実行(最適実行)するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(バイト)。オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。 

ESTIMATED_ONEPASS_SIZE 

NUMBER 

単一のパスで操作を実行するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(バイト)。オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。 

LAST_MEMORY_USED 

NUMBER 

カーソルの前回の実行時に、この作業領域が使用したメモリー(バイト) 

LAST_EXECUTION 

VARCHAR2(10) 

カーソルの前回の実行時に、この作業領域が、OPTIMAL、ONE PASSまたはONE PASSメモリー要件(またはMULTI-PASS)を使用して実行されたかどうかを示す。 

LAST_DEGREE 

NUMBER 

この操作の前回の実行中に使用された並列度 

TOTAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域がアクティブになった回数 

OPTIMAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域が最適モードで実行した回数 

ONEPASS_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域が1パス・モードで実行した回数 

MULTIPASSES_EXECUTIONS 

NUMBER 

この作業領域が1パスのメモリー要件以下で実行した回数 

ACTIVE_TIME 

NUMBER 

この作業領域がアクティブな平均時間(1/100秒) 

MAX_TEMPSEG_SIZE 

NUMBER 

この作業領域のインスタンス化によって作成された最大一時セグメント・サイズ(バイト)。この作業領域がディスクに収容されない場合、この列はNULL。 

LAST_TEMPSEG_SIZE 

NUMBER 

この作業領域の前回のインスタンス化によって作成された一時セグメントのサイズ(バイト)。この作業領域の前回のインスタンス化がディスクに収容されなかった場合、この列はNULL。 

V$SQL_WORKAREA_ACTIVE

V$SQL_WORKAREA_ACTIVEには、現在システムによって割り当てられている作業領域の瞬間ビューが含まれます。このビューをV$SQL_WORKAREAに対してWORKAREA_ADDRESSで結合し、作業領域の定義にアクセスできます。作業領域がディスクに収容される場合、このビューにはこの作業領域のかわりに作成された一時セグメントの情報が含まれます。

最後の3列は、V$SQL_WORKAREA_ACTIVEV$TEMPSEG_USAGEと結合して、この一時セグメントの詳細情報を取り出せるように含まれています。

このビューを使用して、次の内容を確認できます。

  データ型  説明 

SQL_HASH_VALUE 

NUMBER 

現在実行されているSQL文のハッシュ値 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

現在実行されているSQL文のSQL識別子 

SQL_EXEC_START 

DATE 

このセッションにより現在実行中のSQLの実行が開始された時刻 

SQL_EXEC_ID 

NUMBER 

SQL実行識別子(V$SQL_MONITORを参照) 

WORKAREA_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

作業領域ハンドルのアドレス。これは、ビューの主キーに該当する。 

OPERATION_TYPE 

VARCHAR2(20) 

作業領域を使用する操作のタイプ(SORTHASH JOINGROUP BYBUFFERINGBITMAP MERGEまたはBITMAP CREATE) 

OPERATION_ID 

NUMBER 

実行計画内の操作を識別するための一意の番号。この識別子は、V$SQL_PLANと結合して、この作業領域を使用する操作の位置を特定できる。 

POLICY 

VARCHAR2(6) 

この作業領域のサイズ指定方法(MANUALまたはAUTO) 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

QCINST_ID 

NUMBER 

問合せコーディネータのインスタンス識別子。QCSIDとともに使用すると、問合せコーディネータを一意に識別できる。 

QCSID 

NUMBER 

問合せコーディネータのセッション識別子。シリアル・カーソルによって作業領域が割り当てられている場合、これはSIDと同じ。 

ACTIVE_TIME 

NUMBER 

この作業領域がアクティブな平均時間(1/100秒) 

WORK_AREA_SIZE 

NUMBER 

現在、操作で使用されている作業領域の最大サイズ(バイト) 

EXPECTED_SIZE 

NUMBER 

この作業領域の予測サイズ(バイト)。EXPECTED_SIZEは、メモリー・マネージャによる操作のかわりに設定される。WORK_AREA_SIZEが、EXPECTED_SIZEより大きな値を持つ場合、メモリーが過剰に割り当てられている可能性がある。この過剰割当ては、作業領域を使用する操作がそのサイズ変更に長時間を費やすときに、発生する場合がある。 

ACTUAL_MEM_USED 

NUMBER 

この作業領域のかわりに現在割り当てられているPGAメモリー量(バイト)。この値は、0WORK_AREA_SIZEの範囲内である必要がある。 

MAX_MEM_USED 

NUMBER 

この作業領域が使用するメモリーの最大量(バイト) 

NUMBER_PASSES 

NUMBER 

この作業領域に対応するパス数(OPTIMALモードで実行中の場合は0) 

TEMPSEG_SIZE 

NUMBER 

この作業領域のかわりに使用される一時セグメントのサイズ(バイト)。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。 

TABLESPACE 

VARCHAR2(30) 

この作業領域のかわりに作成された一時セグメントの表領域名。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。 

SEGRFNO# 

NUMBER 

この作業領域のかわりに作成された一時セグメント用の表領域内の相対ファイル番号。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。 

SEGBLK# 

NUMBER 

この作業領域のかわりに作成された一時セグメントのブロック番号。この作業領域がディスクに(まだ)収容されていない場合、この列はNULL。 

関連項目:

SQL作業領域の監視方法の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。 

V$SQL_WORKAREA_HISTOGRAM

V$SQL_WORKAREA_HISTOGRAMは、様々な作業領域グループについて、インスタンスの起動以後に累積された作業領域実行統計を示します。作業領域は、乗数2で増加する要件を持つ最適のメモリー要件に基づいて33のグループに収容されます。つまり、最適要件が0KBから1KB、1KBから2KB、2KBから4KB、さらに2TBから4TBへと変動する作業領域です。

V$SQL_WORKAREA_HISTOGRAMは、作業領域グループごとに、そのグループの作業領域のうち最適モードで実行できる数、ワン・パス・モードで実行できる数およびマルチパス・モードで実行できる数を示します。DBAは、必要な時間間隔の開始時と終了時にスナップショットを取って、その間隔に関する同じ統計を導出できます。

  データ型  説明 

LOW_OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

この行に含まれる作業領域の最適メモリー要件の下限(バイト) 

HIGH_OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

この行に含まれる作業領域の最適メモリー要件の上限(バイト) 

OPTIMAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

インスタンスの起動後に最適モードで実行された、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適メモリー要件を持つ作業領域の数 

ONEPASS_EXECUTIONS 

NUMBER 

インスタンスの起動後にワン・パス・モードで実行された、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適メモリー要件を持つ作業領域の数 

MULTIPASSES_EXECUTIONS 

NUMBER 

インスタンスの起動後にマルチパス・モードで実行された、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適メモリー要件を持つ作業領域の数 

TOTAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

OPTIMAL_EXECUTIONSONEPASS_EXECUTIONSおよびMULTIPASSES_EXECUTIONSの合計 

関連項目:

このビューを使用して自動PGAメモリー・パフォーマンスを監視する方法の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。 

V$SQLAREA

V$SQLAREAは、共有SQL領域についての統計情報を示します。SQL文字列ごとに1行ずつ表示されます。このビューで提供される統計情報は、メモリー内および解析済、実行可能状態のSQL文についての情報です。

  データ型  説明 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(1000) 

カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字 

SQL_FULLTEXT 

CLOB 

カレント・カーソルのSQLテキストのすべての文字 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 

SHARABLE_MEM 

NUMBER 

カーソルが使用している共有メモリーの量。子カーソルが複数存在する場合の、すべての子カーソルに使用される、すべての共有メモリーの合計。 

PERSISTENT_MEM 

NUMBER 

オープン・カーソルの存続期間に使用されるメモリーの固定量。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルの存続期間に使用される、メモリーの固定合計。 

RUNTIME_MEM 

NUMBER 

カーソルの実行時に必要なメモリーの固定数。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルの実行時に必要な、すべてのメモリーの固定合計。 

SORTS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、実行されたソートの合計 

VERSION_COUNT 

NUMBER 

この親の下でキャッシュ内にある子カーソルの数 

LOADED_VERSIONS 

NUMBER 

キャッシュ内にあり、ロード済コンテキスト・ヒープを持つ子カーソルの数 

OPEN_VERSIONS 

NUMBER 

この親の下で現在オープンしている子カーソルの数 

USERS_OPENING 

NUMBER 

子カーソルをオープンしているユーザーの数 

FETCHES 

NUMBER 

SQL文に関連するフェッチ数 

EXECUTIONS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、実行の合計数 

PX_SERVERS_EXECUTIONS 

NUMBER 

パラレル実行サーバーで処理された実行の合計数(文がパラレル実行されなかったときは0) 

END_OF_FETCH_COUNT 

NUMBER 

カーソルがライブラリ・キャッシュに入れられた後で、このカーソルが完全に実行された回数。カーソルが正常に実行されなかったか、カーソルがクローズまたは再実行される前にこのカーソルによって生成された先頭の数列のみフェッチされたため、カーソルが部分的に実行された場合、この統計の値は増分されない。END_OF_FETCH_COUNT列の値は、EXECUTIONS列の値以下に定義される。 

USERS_EXECUTING 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、文を実行しているユーザーの合計数 

LOADS 

NUMBER 

オブジェクトがロードまたは再ロードされた回数 

FIRST_LOAD_TIME 

VARCHAR2(19) 

親の作成時刻のタイムスタンプ 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

すべての子カーソルについての、無効性の合計数 

PARSE_CALLS 

NUMBER 

この親の下の子カーソルすべてへの解析コールの合計数 

DISK_READS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、ディスク読取りの合計数 

DIRECT_WRITES 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、ディスク書込みの合計数 

BUFFER_GETS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、取得したバッファの合計数 

APPLICATION_WAIT_TIME 

NUMBER 

アプリケーションの待機時間(マイクロ秒) 

CONCURRENCY_WAIT_TIME 

NUMBER 

同時実行性待機時間(マイクロ秒) 

CLUSTER_WAIT_TIME 

NUMBER 

クラスタの待機時間(マイクロ秒) 

USER_IO_WAIT_TIME 

NUMBER 

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒) 

PLSQL_EXEC_TIME 

NUMBER 

PL/SQL実行時間(マイクロ秒) 

JAVA_EXEC_TIME 

NUMBER 

Java実行時間(マイクロ秒) 

ROWS_PROCESSED 

NUMBER 

このSQL文で処理された行の合計数 

COMMAND_TYPE 

NUMBER 

Oracleコマンド・タイプ定義 

OPTIMIZER_MODE 

VARCHAR2(10) 

SQL文が実行されたモード 

OPTIMIZER_COST 

NUMBER 

オプティマイザによるこの問合せのコスト 

OPTIMIZER_ENV 

RAW(2000) 

オプティマイザ環境 

OPTIMIZER_ENV_HASH_VALUE 

NUMBER 

オプティマイザ環境のハッシュ値 

PARSING_USER_ID 

NUMBER 

この親の下の一番最初のカーソルを解析したユーザーのユーザーID 

PARSING_SCHEMA_ID 

NUMBER 

この子カーソルの解析に使用されたスキーマID 

PARSING_SCHEMA_NAME 

VARCHAR2(30) 

この子カーソルの解析に使用されたスキーマ名 

KEPT_VERSIONS 

NUMBER 

DBMS_SHARED_POOLパッケージを使用して保存するようにマークされた子カーソルの数 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値 

OLD_HASH_VALUE 

NUMBER 

古いSQLハッシュ値 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

このカーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

MODULE 

VARCHAR2(64) 

SQL文の初回解析時に実行中であった(DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULEをコールして設定した)モジュールの名前 

MODULE_HASH 

NUMBER 

MODULE列に指定されているモジュールのハッシュ値 

ACTION 

VARCHAR2(64) 

SQL文の初回解析時に実行中であった(DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONをコールして設定した)アクションの名前 

ACTION_HASH 

NUMBER 

ACTION列に指定されているアクションのハッシュ値 

SERIALIZABLE_ABORTS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、トランザクションの直列化に失敗してORA-08177エラーとなった回数 

OUTLINE_CATEGORY 

VARCHAR2(64) 

アウトラインがカーソルの指示中に適用された場合、この列はアウトラインのカテゴリを示す。そうでない場合、この列は空白のまま。 

CPU_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用するCPU時間(マイクロ秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用する経過時間(マイクロ秒) 

OUTLINE_SID 

VARCHAR2(40) 

アウトライン・セッション識別子 

LAST_ACTIVE_CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

グループで最後にアクティブになった子カーソル(つまり、V$SQLの統計情報が更新された子カーソル)のアドレス(識別子) 

REMOTE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがリモート・マップされているか(Y)されていないか(N) 

OBJECT_STATUS 

VARCHAR2(19) 

カーソルのステータス:

  • VALID - 有効かつ認可、エラーなし

  • VALID_AUTH_ERROR - 有効かつ認可、ただし認可エラーが発生した

  • VALID_COMPILE_ERROR - 有効かつ認可、ただしコンパイル・エラーが発生した

  • VALID_UNAUTH - 有効、ただし無認可

  • INVALID_UNAUTH - 無効かつ無認可

  • INVALID - 無効かつ無認可、ただしタイムスタンプを保持

 

LITERAL_HASH_VALUE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGが使用されている場合、システム生成のバインド変数と置換され、一致させる必要があるリテラルのハッシュ値。この値は、SQL文のハッシュ値ではない。CURSOR_SHARINGが使用されていない場合、この値は0。 

LAST_LOAD_TIME 

DATE 

問合せプランがライブラリ・キャッシュにロードされた時刻 

IS_OBSOLETE 

VARCHAR2(1) 

カーソルが廃止になったかどうか(Y | N)。子カーソルの数が多すぎると、カーソルが廃止になることがある。 

IS_BIND_SENSITIVE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがバインド・センシティブかどうか(Y | N)。述語の選択を計算するときにオプティマイザがバインド変数値の1つを照合する場合、およびバインド変数値の変更によってオプティマイザが別のプランを生成する場合、問合せはバインド・センシティブとみなされる。 

IS_BIND_AWARE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがバインド対応かどうか(Y | N)。問合せが拡張カーソル共有を使用するようにマークされている場合、問合せはバインド対応とみなされる。この問合せは、バインド・センシティブとしてすでにマークされている。 

CHILD_LATCH 

NUMBER 

カーソルを保護している子ラッチ番号。この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。 

SQL_PROFILE 

VARCHAR2(64) 

この文に使用されるSQLプロファイル(ある場合) 

SQL_PATCH 

VARCHAR2(30) 

この文に使用されるSQLパッチ(ある場合) 

SQL_PLAN_BASELINE 

VARCHAR2(30) 

この文に使用されるSQLプラン・ベースライン(ある場合) 

PROGRAM_ID 

NUMBER 

プログラム識別子 

PROGRAM_LINE# 

NUMBER 

プログラム行番号 

EXACT_MATCHING_SIGNATURE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGパラメータがEXACTに設定されたときに使用されるシグネチャ 

FORCE_MATCHING_SIGNATURE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGパラメータがFORCEに設定されたときに使用されるシグネチャ 

LAST_ACTIVE_TIME 

DATE 

問合せプランが最後にアクティブになった時刻 

BIND_DATA 

RAW(2000) 

バインド・データ 

TYPECHECK_MEM 

NUMBER 

 

V$SQLAREA_PLAN_HASH

V$SQLAREA_PLAN_HASHは、SQL_ID列およびPLAN_HASH_VALUE列でグループ化して、共有SQL領域(V$SQL)に関する統計情報を示します。PLAN_HASH_VALUE列の異なる値ごとに1行ずつ作成するというように、1つの親カーソルに複数の行を作成することもできます。

  データ型  説明 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(1000) 

カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字 

SQL_FULLTEXT 

CLOB 

カレント・カーソルのSQLテキストのすべての文字 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

このカーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

VERSION_COUNT 

NUMBER 

この親の下でキャッシュ内にある子カーソルの数 

LAST_ACTIVE_CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

グループで最後にアクティブになった子カーソル(つまり、V$SQLの統計情報が更新された子カーソル)のアドレス(識別子) 

SHARABLE_MEM 

NUMBER 

カーソルが使用している共有メモリーの量。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルが使用した共有メモリーの合計になる。 

PERSISTENT_MEM 

NUMBER 

オープン・カーソルの存続期間に使用されるメモリーの固定量。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルが存続期間内に使用できるメモリーの固定量の合計値になる。 

RUNTIME_MEM 

NUMBER 

カーソルの実行時に必要なメモリーの固定数。子カーソルが複数存在する場合は、すべての子カーソルの実行時に必要な、すべてのメモリーの固定合計。 

SORTS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、実行されたソートの合計 

LOADED_VERSIONS 

NUMBER 

キャッシュ内にあり、ロード済コンテキスト・ヒープを持つ子カーソルの数 

OPEN_VERSIONS 

NUMBER 

この親の下で現在オープンしている子カーソルの数 

USERS_OPENING 

NUMBER 

子カーソルをオープンしているユーザーの数 

USERS_EXECUTING 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、文を実行しているユーザーの合計数 

FETCHES 

NUMBER 

SQL文に関連するフェッチ数 

EXECUTIONS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、実行の合計数 

PX_SERVERS_EXECUTIONS 

NUMBER 

パラレル実行サーバーで処理された実行の合計数(文がパラレル実行されなかったときは0) 

END_OF_FETCH_COUNT 

NUMBER 

カーソルがライブラリ・キャッシュに入れられた後で、このカーソルが完全に実行された回数。カーソルが正常に実行されなかったか、カーソルがクローズまたは再実行される前にこのカーソルによって生成された先頭の数列のみフェッチされたため、カーソルが部分的に実行された場合、この統計の値は増分されない。END_OF_FETCH_COUNT列の値は、EXECUTIONS列の値以下に定義される。 

LOADS 

NUMBER 

オブジェクトがロードまたは再ロードされた回数 

FIRST_LOAD_TIME 

DATE 

親の作成時刻のタイムスタンプ 

LAST_LOAD_TIME 

DATE 

問合せプランがライブラリ・キャッシュにロードされた時刻 

LAST_ACTIVE_TIME 

DATE 

問合せプランが最後にアクティブになった時刻 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

すべての子カーソルについての、無効性の合計数 

PARSE_CALLS 

NUMBER 

この親の下の子カーソルすべてへの解析コールの合計数 

DISK_READS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、ディスク読取りの合計数 

DIRECT_WRITES 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、ディスク書込みの合計数 

BUFFER_GETS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、取得したバッファの合計数 

CPU_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用するCPU時間(マイクロ秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用する経過時間(マイクロ秒) 

APPLICATION_WAIT_TIME 

NUMBER 

アプリケーションの待機時間(マイクロ秒) 

CONCURRENCY_WAIT_TIME 

NUMBER 

同時実行性待機時間(マイクロ秒) 

CLUSTER_WAIT_TIME 

NUMBER 

クラスタの待機時間(マイクロ秒) 

USER_IO_WAIT_TIME 

NUMBER 

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒) 

PLSQL_EXEC_TIME 

NUMBER 

PL/SQL実行時間(マイクロ秒) 

JAVA_EXEC_TIME 

NUMBER 

Java実行時間(マイクロ秒) 

ROWS_PROCESSED 

NUMBER 

このSQL文で処理された行の合計数 

COMMAND_TYPE 

NUMBER 

Oracleコマンド・タイプ定義 

OPTIMIZER_MODE 

VARCHAR2(10) 

SQL文が実行されたモード 

OPTIMIZER_COST 

NUMBER 

オプティマイザによるこの問合せのコスト 

OPTIMIZER_ENV 

RAW(2000) 

オプティマイザ環境 

OPTIMIZER_ENV_HASH_VALUE 

NUMBER 

オプティマイザ環境のハッシュ値 

PARSING_USER_ID 

NUMBER 

この親の下の一番最初のカーソルを解析したユーザーのユーザーID 

PARSING_SCHEMA_ID 

NUMBER 

この子カーソルの解析に使用されたスキーマID 

PARSING_SCHEMA_NAME 

VARCHAR2(30) 

この子カーソルの解析に使用されたスキーマ名 

KEPT_VERSIONS 

NUMBER 

DBMS_SHARED_POOLパッケージを使用して保存するようにマークされた子カーソルの数 

MODULE 

VARCHAR2(64) 

SQL文の初回解析時に実行中であった(DBMS_APPLICATION_INFO.SET_MODULEをコールして設定した)モジュールの名前 

MODULE_HASH 

NUMBER 

MODULE列に指定されているモジュールのハッシュ値 

ACTION 

VARCHAR2(64) 

SQL文の初回解析時に実行中であった(DBMS_APPLICATION_INFO.SET_ACTIONをコールして設定した)アクションの名前 

ACTION_HASH 

NUMBER 

ACTION列に指定されているアクションのハッシュ値 

SERIALIZABLE_ABORTS 

NUMBER 

すべての子カーソルについて、トランザクションの直列化に失敗してORA-08177エラーとなった回数 

OUTLINE_CATEGORY 

VARCHAR2(64) 

アウトラインがカーソルの指示中に適用された場合、この列はアウトラインのカテゴリを示す。そうでない場合、この列は空白のまま。 

OUTLINE_SID 

VARCHAR2(40) 

アウトライン・セッション識別子 

REMOTE 

VARCHAR2(1) 

カーソルがリモート・マップされているか(Y)されていないか(N) 

OBJECT_STATUS 

VARCHAR2(19) 

カーソルのステータス:

  • VALID - 有効かつ認可、エラーなし

  • VALID_AUTH_ERROR - 有効かつ認可、ただし認可エラーが発生した

  • VALID_COMPILE_ERROR - 有効かつ認可、ただしコンパイル・エラーが発生した

  • VALID_UNAUTH - 有効、ただし無認可

  • INVALID_UNAUTH - 無効かつ無認可

  • INVALID - 無効かつ無認可、ただしタイムスタンプを保持

 

LITERAL_HASH_VALUE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGが使用されている場合、システム生成のバインド変数と置換され、一致させる必要があるリテラルのハッシュ値。この値は、SQL文のハッシュ値ではない。CURSOR_SHARINGが使用されていない場合、この値は0。 

SQL_PROFILE 

VARCHAR2(64) 

この文に使用されるSQLプロファイル(ある場合) 

PROGRAM_ID 

NUMBER 

プログラム識別子 

PROGRAM_LINE# 

NUMBER 

プログラム行番号 

EXACT_MATCHING_SIGNATURE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGパラメータがEXACTに設定されたときに使用されるシグネチャ 

FORCE_MATCHING_SIGNATURE 

NUMBER 

CURSOR_SHARINGパラメータがFORCEに設定されたときに使用されるシグネチャ 

BIND_DATA 

RAW(2000) 

バインド・データ 

TYPECHECK_MEM 

NUMBER 

 

V$SQLFN_ARG_METADATA

V$SQLFN_ARG_METADATAには、関数の引数に関するメタデータが含まれています。V$SQLFN_METADATA内の各関数の引数ごとに1行あります。引数がない関数には行はありません。

  データ型  説明 

FUNC_ID 

NUMBER 

内部関数の識別番号。この列を使用してV$SQLFN_METADATAビューと結合できる。 

ARGNUM 

NUMBER 

引数の番号 

DATATYPE 

VARCHAR2(8) 

引数のデータ型。この引数が使用されない場合、値はNULL。それ以外の場合は、Oracleデータ型、ファミリ・データ型、EXPRデータ型のうちいずれかの値をとることができる。 

DESCR 

VARCHAR2(30) 

この列は将来の使用のために確保される。 

V$SQLFN_METADATA

V$SQLFN_METADATAには、演算子および組込みの関数に関するメタデータが含まれています。関数によって引数の数が異なるため、このビューには引数に関する情報は含まれていません。引数に関する情報はV$SQLFN_ARG_METADATAに含まれています。これは、V$SQLFN_METADATAと結合して、関数とその引数に関する情報を取得できます。

  データ型  説明 

FUNC_ID 

NUMBER 

内部関数の識別番号 

NAME 

VARCHAR2(30) 

組込み関数の名前 

MINARGS 

NUMBER 

関数の引数の最小数 

MAXARGS 

NUMBER 

関数の引数の最大数 

DATATYPE 

VARCHAR2(8) 

Oracleデータ型の値、ファミリ・データ型の値、ARG[n]データ型のいずれかを取ることができる戻りデータ型 

VERSION 

VARCHAR2(12) 

この関数を含むデータベースの最小バージョン 

ANALYTIC 

VARCHAR2(3) 

関数が分析関数かどうか(YES | NO) 

AGGREGATE 

VARCHAR2(3) 

関数が集計関数かどうか(YES | NO) 

DISP_TYPE 

VARCHAR2(13) 

関数の表示形式:

  • NORMAL

  • ARITHMETIC

  • PARENTHESIS

  • REL-OP

  • CASELIKE

  • NOPARENTHESIS

 

USAGE 

VARCHAR2(30) 

この関数を使用する方法について説明するテキスト。テキストは、『Oracle Database SQL言語リファレンス』の関数の構文図に基づく。 

DESCR 

VARCHAR2(30) 

関数の説明 

V$SQLSTATS

V$SQLSTATSは、SQLカーソルに関する基本的なパフォーマンス統計情報を示します。各行は、SQLテキストとオプティマイザ計画を一意に組み合わせたデータ(つまり、SQL_IDPLAN_HASH_VALUEの一意の組合せ)になります。V$SQLSTATSの各列の定義は、V$SQLビューおよびV$SQLAREAビューと同じです。ただし、V$SQLSTATSビューは、V$SQLおよびV$SQLAREAに比べて、高速かつスケーラブルで、データ保存の仕組みも優れています(カーソルが共有プールで無効になった後でも、統計情報を表示できます)。V$SQLSTATSは、V$SQLおよびV$SQLAREAに表示される列のサブセットを含みます。

  データ型  説明 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(1000) 

カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字 

SQL_FULLTEXT 

CLOB 

CLOB列として公開されるSQL文の全テキスト。SQL文の全テキストは、V$SQLTEXTビューと結合するかわりに、この列を使用して取出し可能。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 

LAST_ACTIVE_TIME 

DATE 

このテキストと計画があるカーソルの統計情報が最後に更新された時刻 

LAST_ACTIVE_CHILD_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

最後に統計情報を更新したカーソルのアドレス 

PLAN_HASH_VALUE 

NUMBER 

このカーソルに対するSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。 

PARSE_CALLS 

NUMBER 

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対する解析コールの数 

DISK_READS 

NUMBER 

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対するディスク読取りの数 

DIRECT_WRITES 

NUMBER 

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対するダイレクト書込みの数 

BUFFER_GETS 

NUMBER 

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対するバッファ取得の数 

ROWS_PROCESSED 

NUMBER 

解析されたSQL文が戻す行数の合計 

SERIALIZABLE_ABORTS 

NUMBER 

トランザクションをシリアライズできずにORA-08177エラーとなった回数(カーソルごと) 

FETCHES 

NUMBER 

SQL文に関連するフェッチ数 

EXECUTIONS 

NUMBER 

このオブジェクトがライブラリ・キャッシュに入れられた後で行われた実行数 

END_OF_FETCH_COUNT 

NUMBER 

カーソルがライブラリ・キャッシュに入れられた後で、このカーソルが完全に実行された回数。カーソルが正常に実行されなかったか、カーソルがクローズまたは再実行される前にこのカーソルによって生成された先頭の数列のみフェッチされたため、カーソルが部分的に実行された場合、この統計の値は増分されない。END_OF_FETCH_COUNT列の値は、EXECUTIONS列の値以下に定義される。 

LOADS 

NUMBER 

オブジェクトがロードまたは再ロードされた回数 

VERSION_COUNT 

NUMBER 

このSQLテキストと計画があるキャッシュ内のカーソルの数 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

この子カーソルが無効にされた回数 

PX_SERVERS_EXECUTIONS 

NUMBER 

パラレル実行サーバーで処理された実行の合計数(文がパラレル実行されなかったときは0) 

CPU_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用するCPU時間(マイクロ秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用する経過時間(マイクロ秒) 

AVG_HARD_PARSE_TIME 

NUMBER 

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用する平均ハード解析時間(マイクロ秒) 

APPLICATION_WAIT_TIME 

NUMBER 

アプリケーションの待機時間(マイクロ秒) 

CONCURRENCY_WAIT_TIME 

NUMBER 

同時実行性待機時間(マイクロ秒) 

CLUSTER_WAIT_TIME 

NUMBER 

クラスタの待機時間(マイクロ秒) 

USER_IO_WAIT_TIME 

NUMBER 

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒) 

PLSQL_EXEC_TIME 

NUMBER 

PL/SQL実行時間(マイクロ秒) 

JAVA_EXEC_TIME 

NUMBER 

Java実行時間(マイクロ秒) 

SORTS 

NUMBER 

子カーソルに対して実行されたソート数 

SHARABLE_MEM 

NUMBER 

このSQLテキストと計画がある全カーソルによって現在占有されている共有メモリーの合計量(バイト) 

TOTAL_SHARABLE_MEM 

NUMBER 

このSQLテキストと計画がある全カーソルがすべて共有プールにロードされた場合、これによって現在占有されている共有メモリーの合計量(バイト)。(つまり、カーソル・サイズ) 

TYPECHECK_MEM 

NUMBER 

 

V$SQLTEXT

V$SQLTEXTは、SGA内の共有SQLカーソルに属するSQL文のテキストを示します。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

HASH_VALUEとともに使用され、キャッシュされたカーソルを一意に識別する。 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ADDRESSとともに使用され、キャッシュされたカーソルを一意に識別する。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

キャッシュされたカーソルのSQL識別子 

COMMAND_TYPE 

NUMBER 

SQL文のタイプのコード(SELECTINSERTなど) 

PIECE 

NUMBER 

SQLテキストの部分を順序付けるために使用される番号 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(64) 

SQLテキストの一部分を含む列 

V$SQLTEXT_WITH_NEWLINES

V$SQLTEXT_WITH_NEWLINESは、読みやすくするためにSQL文中の改行およびタブを空白に置換しない点を除けば、V$SQLTEXTビューと同じです。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

HASH_VALUEとともに使用され、キャッシュされたカーソルを一意に識別する。 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ADDRESSとともに使用され、キャッシュされたカーソルを一意に識別する。 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

キャッシュされたカーソルのSQL識別子 

COMMAND_TYPE 

NUMBER 

SQL文のタイプのコード(SELECTINSERTなど) 

PIECE 

NUMBER 

SQLテキストの部分を順序付けるために使用される番号 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(64) 

SQLテキストの一部分を含む列 

関連項目:

「V$SQLTEXT」 

V$SSCR_SESSIONS

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

 

SERIAL# 

NUMBER 

 

STATE 

VARCHAR2(9) 

 

CRMODE 

VARCHAR2(7) 

 

SCOPE 

VARCHAR2(7) 

 

NC_COMPONENT 

VARCHAR2(40) 

 

NC_REASON 

NUMBER 

 

OPTIONS 

NUMBER 

 

TIMEOUT 

NUMBER 

 

V$STANDBY_LOG

V$STANDBY_LOGは、スタンバイREDOログに関する情報を示します。スタンバイREDOログは、オンラインREDOログに類似していますが、プライマリ・データベースからREDOデータを受信しているスタンバイ・データベースでのみ使用されます。

  データ型  説明 

GROUP# 

NUMBER 

ログ・グループ番号 

DBID 

VARCHAR2(40) 

スタンバイREDOログ・ファイルが割り当てられるプライマリ・データベースのデータベースID。スタンバイREDOログ・ファイルが割り当てられていない場合は、値UNASSIGNEDが表示される。 

THREAD# 

NUMBER 

ログ・スレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

ログ順序番号 

BYTES 

NUMBER 

ログのサイズ(バイト) 

USED 

NUMBER 

ログに使用されているバイト数 

ARCHIVED 

VARCHAR2(3) 

アーカイブ状態(YES | NO)。詳細は、STATUS列を参照。 

STATUS 

VARCHAR2(10) 

ログ状態:

  • UNASSIGNEDARCHIVEDNOの場合、スタンバイREDOログはアーカイブされており、再度使用可能な状態。ARCHIVEDYESの場合、スタンバイREDOログは未使用で、使用可能な状態。

  • ACTIVEARCHIVEDNOの場合、スタンバイREDOログは完了しておりアーカイブされるまで待機中。ARCHIVEDYESの場合、スタンバイREDOログは現在書込み中で、アーカイブが可能な状態ではない。特定のスレッドの場合は、この状態のログが1つのみ必要。

 

FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

ログ内の最小のSCN 

FIRST_TIME 

DATE 

ログ内の最初のSCNの時刻 

LAST_CHANGE# 

NUMBER 

このデータ・ファイルに対する前回の変更番号。データ・ファイルが変更中の場合、NULLに設定される。 

LAST_TIME 

DATE 

前回の変更のタイムスタンプ 

V$STATISTICS_LEVEL

V$STATISTICS_LEVELは、STATISTICS_LEVELによって制御される統計およびアドバイザの状態を示します。

  データ型  説明 

STATISTICS_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名またはアドバイザ名 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(4000) 

統計またはアドバイザの説明 

SESSION_STATUS 

VARCHAR2(8) 

セッションの統計またはアドバイザの状態:

  • ENABLED

  • DISABLED

 

SYSTEM_STATUS 

VARCHAR2(8) 

システム全体の統計またはアドバイザの状態:

  • ENABLED

  • DISABLED

 

ACTIVATION_LEVEL 

VARCHAR2(7) 

統計またはアドバイザを使用可能にするSTATISTICS_LEVELのレベル:

  • BASIC

  • TYPICAL

  • ALL

 

STATISTICS_VIEW_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計またはアドバイザを外部化する単一のビューがある場合、この列にはそのビューの名前が表示される。このようなビューがない場合、この列はNULLになる。複数のビューが関係している場合は、DESCRIPTION列に各ビュー名が表示される。 

SESSION_SETTABLE 

VARCHAR2(3) 

統計またはアドバイザをセッション・レベルで設定できるかどうか(YES | NO) 

関連項目:

「STATISTICS_LEVEL」 

V$STATNAME

V$STATNAMEは、V$SESSTAT表およびV$SYSSTAT表で表示される統計情報のデコードされた統計名を示します。

一部のプラットフォームでは、NAMEおよびCLASS列には、オペレーティング・システム固有の追加統計情報も含まれています。

  データ型  説明 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号

注意: 統計番号は、あるリリースから別のリリースにかけて、変更されずに残るという保証はありません。そのため、アプリケーションでは、この番号ではなく、統計名を使用してください。 

NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名 

CLASS 

NUMBER 

1つ以上の統計クラスを表す数。次のクラス番号が付加されます。

  • 1 - ユーザー

  • 2 − REDO

  • 4 − エンキュー

  • 8 − キャッシュ

  • 16 − OS

  • 32 − Real Application Clusters

  • 64 − SQL

  • 128 − デバッグ

 

STAT_ID 

NUMBER 

統計識別子 

関連項目:

 

V$STREAMS_APPLY_COORDINATOR

V$STREAMS_APPLY_COORDINATORは、各適用プロセス・コーディネータの情報を示します。適用プロセスのコーディネータは、適用プロセス・リーダーからトランザクションを取得し、それを適用サーバーに渡します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

コーディネータ・セッションのセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

コーディネータ・セッションのシリアル番号 

STATE 

VARCHAR2(21) 

コーディネータの状態:

  • INITIALIZING

  • APPLYING

  • SHUTTING DOWN CLEANLY

  • ABORTING

 

APPLY# 

NUMBER 

適用プロセス番号。適用プロセスは、接頭辞apを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。 

APPLY_NAME 

VARCHAR2(30) 

適用プロセス名 

TOTAL_APPLIED 

NUMBER 

前回の開始後に適用プロセスにより適用されたトランザクションの合計数 

TOTAL_WAIT_DEPS 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてから、トランザクション間の依存性が原因で他の適用サーバーによりトランザクションが適用されるまで、ある適用サーバーがトランザクション内で論理変更レコード(LCR)の適用を待機していた回数 

TOTAL_WAIT_COMMITS 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてから、コミットをシリアライズするために、他の適用サーバーによりトランザクションがコミットされるまで、ある適用サーバーがトランザクションのコミットを待機していた回数 

TOTAL_ADMIN 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてから発行された管理ジョブの数 

TOTAL_ASSIGNED 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてから適用サーバーに割り当てられたトランザクションの数 

TOTAL_RECEIVED 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてからコーディネータ・プロセスにより受信されたトランザクションの合計数 

TOTAL_IGNORED 

NUMBER 

コーディネータにより受信されたが、適用済であるために無視されたトランザクションの数 

TOTAL_ROLLBACKS 

NUMBER 

予期しない競合によりロールバックされたトランザクションの数 

TOTAL_ERRORS 

NUMBER 

適用プロセスの前回の開始後に適用プロセスにより適用され、適用エラーとなったトランザクションの数 

UNASSIGNED_COMPLETE_TXNS 

NUMBER 

コーディネータがいずれの適用サーバーにも割り当てていない完全なトランザクションの合計数 

AUTO_TXN_BUFFER_SIZE 

NUMBER 

トランザクション・バッファ・サイズの現行の値。トランザクション・バッファ・サイズは、適用サーバーの前に適用リーダーがアセンブルできるトランザクション数を表す。トランザクション・バッファ・サイズは、適用プロセスによって定期的に調整される。 

LWM_TIME 

DATE 

最小のメッセージ番号を持つメッセージが記録された時刻。最小のメッセージ番号を持つメッセージの作成時刻も、この時点で記録されている。 

LWM_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

最低水位標に対応するメッセージの番号。つまり、このメッセージ番号以下のコミット・メッセージ番号を持つメッセージは限定的に適用されているが、これより大きいコミット・メッセージ番号を持つ一部のメッセージも適用されている場合がある。 

LWM_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

取得されたメッセージの場合は、最低水位標に対応するメッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージの場合は、最低水位標に対応するメッセージがローカル・データベースのキューにエンキューされた時刻。 

HWM_TIME 

DATE 

最大のメッセージ番号を持つメッセージが記録された時刻。最大のメッセージ番号を持つメッセージの作成時刻も、この時点で記録されている。 

HWM_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

最高水位標に対応するメッセージの番号。つまり、このメッセージ番号より大きいコミット・メッセージ番号を持つメッセージは適用されていない。 

HWM_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

取得されたメッセージの場合は、最高水位標に対応するメッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージの場合は、最高水位標に対応するメッセージがローカル・データベースのキューにエンキューされた時刻。 

STARTUP_TIME 

DATE 

適用プロセスの前回の開始時刻 

ELAPSED_SCHEDULE_TIME 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてからのメッセージのスケジューリング経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_IDLE_TIME 

NUMBER 

アイドルの経過時間 


注意:

ELAPSED_SCHEDULE_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。 


V$STREAMS_APPLY_READER

V$STREAMS_APPLY_READERは、各適用リーダーに関する情報を示します。適用プロセスの適用リーダーは、キューからメッセージを読み込み(デキュー)、メッセージの依存性を計算し、トランザクションを作成し、トランザクションをコミット順に適用プロセス・コーディネータに渡して適用サーバーに割り当てさせるプロセスです。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

リーダー・セッションのセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

リーダー・セッションのシリアル番号 

APPLY# 

NUMBER 

適用プロセス番号。適用プロセスは、接頭辞apを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。 

APPLY_NAME 

VARCHAR2(30) 

1つ以上のトランザクションを収容した適用プロセスの名前 

STATE 

VARCHAR2(17) 

リーダーの状態:

  • INITIALIZING - 起動中

  • IDLE − 作業は実行されていない。

  • DEQUEUE MESSAGES - 適用プロセス・キューからメッセージをデキューしている

  • SCHEDULE MESSAGES - メッセージ間の依存性を計算し、メッセージを基にトランザクションを作成している

  • SPILLING - 適用外のメッセージをメモリーからハードディスクに収容している

  • PAUSED - DDL LCRの適用を待機中

 

TOTAL_MESSAGES_DEQUEUED 

NUMBER 

適用プロセスの前回の開始後にデキューされたメッセージの合計数 

TOTAL_MESSAGES_SPILLED 

NUMBER 

最後に適用プロセスが起動してから、リーダーによって収容されたメッセージの数 

DEQUEUE_TIME 

DATE 

最後のメッセージが受信された時刻 

DEQUEUED_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

最後に受信されたメッセージの番号 

DEQUEUED_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

取得されたメッセージの場合は、最後に受信されたメッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージの場合は、メッセージがローカル・データベースのキューにエンキューされた時刻。 

SGA_USED 

NUMBER 

前回の開始以後の適用プロセスによるSGAメモリーの使用量(バイト) 

ELAPSED_DEQUEUE_TIME 

NUMBER 

適用プロセスの前回開始以後のメッセージのデキュー中の経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_SCHEDULE_TIME 

NUMBER 

適用プロセスが前回開始されてからのメッセージのスケジューリング経過時間(1/100秒)。スケジューリングには、メッセージ間の依存関係の計算と、トランザクションへのメッセージのアセンブルが含まれる。 

ELAPSED_SPILL_TIME 

NUMBER 

適用プロセスの前回開始以後のメッセージの収容に要した時間(1/100秒) 

LAST_BROWSE_NUM 

NUMBER 

最後に参照されたSCN 

OLDEST_SCN_NUM 

NUMBER 

最も古いSCN 

LAST_BROWSE_SEQ 

NUMBER 

最後に参照された順序番号 

LAST_DEQ_SEQ 

NUMBER 

最後にデキューされた順序番号 

OLDEST_XIDUSN 

NUMBER 

今後適用される/現在適用している中で最も古いトランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号 

OLDEST_XIDSLT 

NUMBER 

今後適用される/現在適用している中で最も古いトランザクションのトランザクションIDのスロット番号 

OLDEST_XIDSQN 

NUMBER 

今後適用される/現在適用している中で最も古いトランザクションのトランザクションIDの順序番号 

SPILL_LWM_SCN 

NUMBER 

最低水位標SCNを収容 

PROXY_SID 

NUMBER 

適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、取得と適用の間の直接通信を担当する伝播の受信者のセッションID。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は0。 

PROXY_SERIAL 

NUMBER 

適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、取得と適用の間の直接通信を担当する伝播の受信者のシリアル番号。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は0。 

PROXY_SPID 

VARCHAR2(12) 

適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、取得と適用の間の直接通信を担当する伝播の受信者のプロセス識別番号。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は0。 

CAPTURE_BYTES_RECEIVED 

NUMBER 

適用プロセスが取得と適用の組合せを使用している場合、適用プロセスが前回の開始後に取得プロセスから受信したバイト数。適用プロセスが取得と適用の組合せを使用していない場合、この列は移入されない。 


注意:

ELAPSED_DEQUEUE_TIME列およびELAPSED_SCHEDULE_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。 


V$STREAMS_APPLY_SERVER

V$STREAMS_APPLY_SERVERは、各適用サーバーとそのアクティビティに関する情報を示します。適用サーバーは、適用プロセスの適用コーディネータからイベントを受信します。受信したイベントごとに、適用サーバーはそれを適用するか、適切な適用ハンドラに送信します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

適用サーバー・セッションのセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

適用サーバー・セッションのシリアル番号 

APPLY# 

NUMBER 

適用プロセス番号。適用プロセスは、接頭辞apを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。 

APPLY_NAME 

VARCHAR2(30) 

適用プロセス名 

SERVER_ID 

NUMBER 

適用サーバーのパラレル実行サーバー番号 

STATE 

VARCHAR2(20) 

適用サーバーの状態:

  • IDLE − 作業は実行されていない。

  • RECORD LOW-WATERMARK − 適用の進捗情報を管理する管理ジョブを実行中。この情報は、ALL_APPLY_PROGRESSおよびDBA_APPLY_PROGRESSデータ・ディクショナリ・ビューで使用される。

  • ADD PARTITION − 進行中のトランザクションに関する情報の記録用パーティションを追加する管理ジョブを実行中。

  • DROP PARTITION − 進行中のトランザクションに関する情報の記録に使用されたパーティションを削除する管理ジョブを実行中。

  • EXECUTE TRANSACTION − トランザクションを適用中。

  • WAIT COMMIT − 下位コミットSCNを持つ他のトランザクションがすべて適用されるまでトランザクションのコミットを待機中。この状態は、COMMIT_SERIALIZATION適用プロセス・パラメータがnone以外の値に設定され、PARALLELISM適用プロセス・パラメータが2以上の値に設定されている場合にのみ可能である。

  • WAIT DEPENDENCY − 依存性を持つ他のトランザクションが適用されるまで、トランザクション内の論理変更レコード(LCR)の適用を待機中。この状態は、PARALLELISM適用プロセス・パラメータが2以上の値に設定されている場合にのみ可能である。

  • WAIT FOR NEXT CHUNK − 大きいトランザクションについて次の論理変更レコード(LCR)セットを待機中。

 

XIDUSN 

NUMBER 

現在適用中のトランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号 

XIDSLT 

NUMBER 

現在適用中のトランザクションのトランザクションIDのスロット番号 

XIDSQN 

NUMBER 

現在適用中のトランザクションのトランザクションIDの順序番号 

COMMITSCN 

NUMBER 

現在適用中のトランザクションのコミット・システム変更番号(SCN) 

DEP_XIDUSN 

NUMBER 

この適用サーバーにより適用されるトランザクションが依存するトランザクションの、トランザクションIDのUNDOセグメント番号 

DEP_XIDSLT 

NUMBER 

この適用サーバーにより適用されるトランザクションが依存するトランザクションの、トランザクションIDのスロット番号 

DEP_XIDSQN 

NUMBER 

この適用サーバーにより適用されるトランザクションが依存するトランザクションの、トランザクションIDの順序番号 

DEP_COMMITSCN 

NUMBER 

この適用サーバーが依存するトランザクションのコミット・システム変更番号(SCN) 

MESSAGE_SEQUENCE 

NUMBER 

適用サーバーにより適用される現行メッセージの番号。この値は、各トランザクションの開始時に1にリセットされる。 

TOTAL_ASSIGNED 

NUMBER 

適用プロセスの前回の開始後に適用サーバーに割り当てられたトランザクションの合計数 

TOTAL_ADMIN 

NUMBER 

適用プロセスの前回の開始後に適用サーバーにより実行された管理ジョブの合計数。管理ジョブのタイプは、このビューのSTATE情報を参照すること。 

TOTAL_ROLLBACKS 

NUMBER 

このサーバーに割り当てられ、ロールバックされたトランザクションの数 

TOTAL_MESSAGES_APPLIED 

NUMBER 

適用プロセスの前回の開始後に、この適用サーバーによって適用されたメッセージの合計数 

APPLY_TIME 

DATE 

最後のメッセージが適用された時刻 

APPLIED_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

最後に適用されたメッセージの番号 

APPLIED_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

最後に適用された取得メッセージのソース・データベースでの作成時刻。ユーザーがエンキューしたメッセージに関する情報は、この列には記録されない。 

ELAPSED_DEQUEUE_TIME 

NUMBER 

適用プロセスの前回開始以後のメッセージのデキュー中の経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_APPLY_TIME 

NUMBER 

適用プロセスの前回開始以後のメッセージの適用中の経過時間(1/100秒) 


注意:

ELAPSED_DEQUEUE_TIME列およびELAPSED_APPLY_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。 


V$STREAMS_CAPTURE

V$STREAMS_CAPTUREは、各取得プロセスに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

取得プロセスのセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

取得プロセス・セッションのセッション・シリアル番号 

CAPTURE# 

NUMBER 

取得プロセス番号。取得プロセスは、接頭辞cpを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。 

CAPTURE_NAME 

VARCHAR2(30) 

取得プロセス名 

LOGMINER_ID 

NUMBER 

取得プロセスに関連付けられたLogMinerセッションのセッションID 

STARTUP_TIME 

DATE 

取得プロセスの前回の開始時刻 

STATE 

VARCHAR2(551) 

取得プロセスの状態:

  • INITIALIZING

  • CAPTURING CHANGES

  • EVALUATING RULE

  • ENQUEUING MESSAGE

  • SHUTTING DOWN

  • ABORTING

  • CREATING LCR

  • WAITING FOR DICTIONARY REDO

  • WAITING FOR REDO

  • PAUSED FOR FLOW CONTROL

  • DICTIONARY INITIALIZATION

  • WAITING FOR APPLY TO START

  • CONNECTING TO APPLY DATABASE

  • WAITING FOR PROPAGATION TO START

 

TOTAL_PREFILTER_DISCARDED 

NUMBER 

破棄されたフィルタ済メッセージの合計数 

TOTAL_PREFILTER_KEPT 

NUMBER 

保持されたフィルタ済メッセージの合計数 

TOTAL_PREFILTER_EVALUATIONS 

NUMBER 

フィルタ評価の合計数 

TOTAL_MESSAGES_CAPTURED 

NUMBER 

最後に取得プロセスが起動してから、詳細なルール評価のために、LogMinerから取得プロセスに渡されたREDOエントリの合計数。取得プロセスは、事前フィルタ機能によって変更を破棄できない場合、REDOエントリをメッセージに変換し、そのメッセージに対して詳細なルール評価を実行する。 

CAPTURE_TIME 

DATE 

最新のメッセージが取得された時刻 

CAPTURE_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

最後に取得されたメッセージの番号 

CAPTURE_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

最後に取得されたメッセージの作成時刻 

TOTAL_MESSAGES_CREATED 

NUMBER 

割合を計算するためにELAPSED_LCR_TIMEに対応付けられた回数 

TOTAL_FULL_EVALUATIONS 

NUMBER 

割合を計算するためにELAPSED_RULE_TIMEに対応付けられた回数 

TOTAL_MESSAGES_ENQUEUED 

NUMBER 

取得プロセスの前回の開始後にエンキューされたメッセージの合計数 

ENQUEUE_TIME 

DATE 

最後のメッセージがエンキューされた時刻 

ENQUEUE_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

最後にエンキューされたメッセージの番号 

ENQUEUE_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

最後にエンキューされたメッセージの作成時刻 

AVAILABLE_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

ローカルでの取得の場合は、最後にログ・ファイルにフラッシュされたREDOログのSCN。ダウンストリームでの取得の場合は、アーカイブ・ログを介して最後にLogMinerに追加されたSCN。 

AVAILABLE_MESSAGE_CREATE_TIME 

DATE 

ローカルでの取得の場合は、そのSCNがログ・ファイルに書き込まれた時刻。ダウンストリームでの取得の場合は、最新のアーカイブ・ログ(最新のSCNを含む)がLogMinerに追加された時刻。 

ELAPSED_CAPTURE_TIME 

NUMBER 

取得プロセスが前回開始された後の、REDOログ内で変更をスキャン中の経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_RULE_TIME 

NUMBER 

取得プロセスが前回開始された後のルール評価中の経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_ENQUEUE_TIME 

NUMBER 

取得プロセスが前回開始された後のメッセージのエンキュー中の経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_LCR_TIME 

NUMBER 

取得プロセスが前回開始された後の、論理変更レコード(LCR)作成中の経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_REDO_WAIT_TIME 

NUMBER 

WAITING FOR REDO状態にある取得プロセスが要した経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_PAUSE_TIME 

NUMBER 

フロー制御停止の経過時間(1/100秒) 

STATE_CHANGED_TIME 

DATE 

取得プロセスの状態が変更された時刻 

APPLY_NAME 

VARCHAR2(30) 

内部使用用 

APPLY_DBLINK 

VARCHAR2(128) 

内部使用用 

APPLY_MESSAGES_SENT 

NUMBER 

内部使用用 

APPLY_BYTES_SENT 

NUMBER 

内部使用用 

OPTIMIZATION 

NUMBER 

取得プロセスで取得と適用の組合せを使用するか(0より大きい値)そうでないか(0) 


注意:

ELAPSED_CAPTURE_TIMEELAPSED_RULE_TIMEELAPSED_ENQUEUE_TIMEELAPSED_LCR_TIMEおよびELAPSED_REDO_WAIT_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。 


V$STREAMS_MESSAGE_TRACKING

V$STREAMS_MESSAGE_TRACKINGは、各Streamsクライアントが処理するストリームを介して追跡されるLCRに関する情報を示します。DBMS_STREAMS_ADM.SET_MESSAGE_TRACKINGプロシージャを使用して、カレント・セッションにより生成される各LCRの一部となる追跡ラベルを指定します。

DBMS_STREAMS_ADM.SET_MESSAGE_TRACKINGプロシージャ内のactionsパラメータがDBMS_STREAMS_ADM.ACTION_MEMORYに設定されている場合、メモリー内のLCRに関する情報が追跡され、このビューに移入されます。actionsパラメータがDBMS_STREAMS_ADM.ACTION_TRACEに設定されていると、このビューは移入されず、LCRに関する情報は各データベースにある追跡ファイルに送信されます。

  データ型  説明 

TRACKING_LABEL 

VARCHAR2(30) 

ユーザー指定の追跡ラベル 

TAG 

RAW(30) 

LCRのタグの最初の30バイト 

COMPONENT_NAME 

VARCHAR2(30) 

LCRを処理したコンポーネントの名前 

COMPONENT_TYPE 

VARCHAR2(30) 

LCRを処理したコンポーネントのタイプ 

ACTION 

VARCHAR2(50) 

LCRに対して実行されたアクション 

ACTION_DETAILS 

VARCHAR2(100) 

アクションの詳細 

TIMESTAMP 

TIMESTAMP(13) WITH TIME ZONE 

アクションが実行された時刻 

MESSAGE_CREATION_TIME 

DATE 

メッセージが作成された時刻 

MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

メッセージのSCN 

TRACKING_ID 

RAW(16) 

LCRのグローバルに一意のOID 

SOURCE_DATABASE_NAME 

VARCHAR2(128) 

ソース・データベース名 

OBJECT_OWNER 

VARCHAR2(30) 

オブジェクトの所有者 

OBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

オブジェクト名 

XID 

VARCHAR2(22) 

トランザクションID 

COMMAND_TYPE 

VARCHAR2(30) 

LCRのコマンド・タイプ 

V$STREAMS_POOL_ADVICE

V$STREAMS_POOL_ADVICEは、収容されたメッセージまたは取り出されたメッセージの推定数の他、様々なStreamsプール・サイズで収容または取出しのアクティビティに費やされた時間を示します。サイズの範囲は、現行のStreamsプール・サイズの10%から200%までで、等間隔になります。間隔値は、現行のStreamsプール・サイズによって異なります。

  データ型  説明 

STREAMS_POOL_SIZE_FOR_ESTIMATE 

NUMBER 

見積り用のStreamsプール・サイズ(MB)。サイズの範囲は、現行のStreamsプール・サイズよりも小さい値から、現行のStreamsプール・サイズよりも大きい値までになる。増分ごとに別途1行表示される。現行のStreamsプール・サイズを示すエントリおよび20の増分が必ずある。増分の範囲とサイズは、現行のStreamsプール・サイズによって異なる。 

STREAMS_POOL_SIZE_FACTOR 

NUMBER 

現行のStreamsプール・サイズに対するサイズ要因 

ESTD_SPILL_COUNT 

NUMBER 

Streamsプールから収容されたメッセージの推定個数 

ESTD_SPILL_TIME 

NUMBER 

収容されるまでの推定経過時間(秒) 

ESTD_UNSPILL_COUNT 

NUMBER 

取出し(ディスクからの読込み)の推定回数 

ESTD_UNSPILL_TIME 

NUMBER 

取出しまでの推定経過時間(秒) 

関連項目:

このビューについては、『Oracle Streamsレプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 

V$STREAMS_TRANSACTION

V$STREAMS_TRANSACTIONは、取得プロセスまたは適用プロセスによって処理されるトランザクションの情報を示します。このビューを使用すると、処理に時間がかかっているトランザクションを特定し、各トランザクションで処理されている論理変更レコード(LCR)の数を確認できます。このビューに表示されるのは、取得されたLCRに関する情報のみです。ユーザーがエンキューしたLCRまたはユーザー・メッセージに関する情報は表示されません。

このビューには処理中のLCRに関する情報のみが表示されますが、これはそれらのLCRが問合せの時点でStreamsプロセスのルール・セットを満たしたからです。取得プロセスの場合、このビューには取得プロセスがLCRに変換したトランザクションでの変更に関する情報のみが表示されます。REDOログにあるアクティブなトランザクションに関する情報は表示されません。適用プロセスの場合、このビューには適用プロセスがデキューしたLCRに関する情報のみが表示されます。適用プロセスのキューにあるLCRに関する情報は表示されません。

トランザクションに関する情報は、そのトランザクションがコミットするまで、またはトランザクション全体がロールバックされるまで、このビューに表示されます。

  データ型  説明 

STREAMS_NAME 

VARCHAR2(30) 

Streamsプロセス名 

STREAMS_TYPE 

VARCHAR2(10) 

Streamsプロセスのタイプ:

  • CAPTURE

  • APPLY

 

XIDUSN 

NUMBER 

トランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号 

XIDSLT 

NUMBER 

トランザクションのトランザクションIDのスロット番号 

XIDSQN 

NUMBER 

トランザクションのトランザクションIDの順序番号 

CUMULATIVE_MESSAGE_COUNT 

NUMBER 

トランザクションで処理されたLCRの数。トランザクションの処理中にStreamsプロセスが再起動した場合、この列にはそのStreamsプロセスが起動してからトランザクションで処理されたLCRの数が表示される。 

TOTAL_MESSAGE_COUNT 

NUMBER 

適用プロセスがトランザクションで処理したLCRの合計数。この列は、取得プロセスでは表示されない。 

FIRST_MESSAGE_TIME 

DATE 

トランザクションで最初に処理されたLCRのタイムスタンプ。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたLCRのタイムスタンプが表示される。 

FIRST_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

トランザクション中の最初のメッセージのシステム変更番号(SCN)。トランザクションの処理中に取得プロセスが再起動した場合、この列にはその取得プロセスが起動してから最初に処理されたメッセージのSCNが表示される。 

LAST_MESSAGE_TIME 

DATE 

トランザクションで最後に処理されたLCRのタイムスタンプ 

LAST_MESSAGE_NUMBER 

NUMBER 

トランザクションで発生した最新のメッセージのSCN 

V$SUBCACHE

V$SUBCACHEは、ライブラリ・キャッシュ・メモリーに現在ロードされている従属キャッシュの情報を示します。このビューを使用すると、ライブラリ・キャッシュ全体を調べた後で、ライブラリ・キャッシュ・オブジェクト別に、ロードされた各従属キャッシュごとに1行が出力されます。

  データ型  説明 

OWNER_NAME 

VARCHAR2(64) 

これらのキャッシュ・エントリを含むオブジェクトの所有者 

NAME 

VARCHAR2(1000) 

オブジェクト名 

TYPE 

NUMBER 

オブジェクト型 

HEAP_NUM 

NUMBER 

この従属キャッシュを含むヒープ番号 

CACHE_ID 

NUMBER 

従属キャッシュID 

CACHE_CNT 

NUMBER 

このオブジェクト内のこのキャッシュのエントリ数 

HEAP_SZ 

NUMBER 

このヒープに割り当てられたエクステント領域の量 

HEAP_ALOC 

NUMBER 

このヒープから割り当てられたエクステント領域の量 

HEAP_USED 

NUMBER 

このヒープが利用する領域の量 

V$SUBSCR_REGISTRATION_STATS

V$SUBSCR_REGISTRATION_STATSは、通知診断に関する情報を示します。

  データ型  説明 

REG_ID 

NUMBER 

登録の識別子 

NUM_NTFNS 

NUMBER 

通知の数 

NUM_GROUPING_NTFNS 

NUMBER 

グルーピング通知の数 

LAST_NTFN_START_TIME 

TIMESTAMP(3) WITH TIME ZONE 

最後の通知が開始された時刻 

LAST_NTFN_SENT_TIME 

TIMESTAMP(3) WITH TIME ZONE 

最後の通知が送信された時刻 

TOTAL_EMON_LATENCY 

NUMBER 

EMONの合計待機時間(EMONスレーブが通知を処理するのに要した時間) 

EMON# 

NUMBER 

登録を処理するアクティブなEMONスレーブ 

ALL_EMON_SERVERS 

RAW(2000) 

登録を処理したEMONスレーブ 

TOTAL_PAYLOAD_BYTES_SENT 

NUMBER 

送信されたペイロードの合計バイト数 

NUM_RETRIES 

NUMBER 

通知を送信するときの再試行数 

TOTAL_PLSQL_EXEC_TIME 

NUMBER 

PL/SQLコールバックの合計実行時間(PL/SQL通知にのみ関連) 

LAST_ERR 

VARCHAR2(90) 

前回のエラー・メッセージ 

LAST_ERR_TIME 

TIMESTAMP(3) WITH TIME ZONE 

前回のエラー発生の時刻 

LAST_UPDATE_TIME 

TIMESTAMP(3) WITH TIME ZONE 

前回の更新の時刻 

V$SYS_OPTIMIZER_ENV

V$SYS_OPTIMIZER_ENVは、インスタンスのオプティマイザ環境の内容を示します。オプティマイザ環境には、SQL文の実行計画の作成時にOracleオプティマイザが使用する主要なパラメータの値が格納されます。したがって、これらのパラメータの値を変更すると(たとえば、ALTER SYSTEM文の発行によって)計画が変更される可能性があります。

このビューに表示されるパラメータは、通常の初期化パラメータ(OPTIMIZER_FEATURES_ENABLEなど)または擬似パラメータ(ACTIVE_INSTANCE_COUNTなど)のいずれかです。

  データ型  説明 

ID 

NUMBER 

オプティマイザ環境内のパラメータの一意の識別子 

NAME 

VARCHAR2(40) 

パラメータ名 

SQL_FEATURE 

VARCHAR2(64) 

関連機能の制御ID 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(3) 

パラメータがデフォルト値に設定されるかどうか(YES | NO) 

VALUE 

VARCHAR2(25) 

パラメータの値 

DEFAULT_VALUE 

VARCHAR2(25) 

パラメータのデフォルト値 

V$SYS_TIME_MODEL

V$SYS_TIME_MODELは、様々な操作に対してセッション全体に蓄積された時間を示します。レポートされる時間は、経過時間またはCPU時間(マイクロ秒)の合計です。定期操作では、時間データの最大5秒分がバッファされます。具体的には、定期操作(SQLの実行など)の実行に長時間かかる場合、このビューで公開されるデータは、操作に対して蓄積された時間のうち最大5秒分が欠落した値となることを意味します。

時間値は8バイトの整数で示されるため、折返しまでに約580,000年に相当する時間を格納できます。バックグラウンド・プロセスは、特別に統計対象に指定しないかぎり、統計値には含まれません。

  データ型  説明 

STAT_ID 

NUMBER 

時間統計の統計識別子 

STAT_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名(表9-1を参照) 

VALUE 

NUMBER 

システムがこの操作に要した時間(マイクロ秒) 

V$SYSAUX_OCCUPANTS

V$SYSAUX_OCCUPANTSは、SYSAUX表領域の占有データ情報を示します。

  データ型  説明 

OCCUPANT_NAME 

VARCHAR2(64) 

占有データ名 

OCCUPANT_DESC 

VARCHAR2(64) 

占有データの説明 

SCHEMA_NAME 

VARCHAR2(64) 

占有データのスキーマ名 

MOVE_PROCEDURE 

VARCHAR2(64) 

移動プロシージャの名前(適用できない場合はNULL) 

MOVE_PROCEDURE_DESC 

VARCHAR2(64) 

移動プロシージャの説明 

SPACE_USAGE_KBYTES 

NUMBER 

占有データが現在使用している領域(KB) 

V$SYSMETRIC

V$SYSMETRICは、長期(60秒)と短期(15秒)の両方のシステム・メトリックでの最新の時間間隔に対して取得されたシステム・メトリックの値を示します。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了時刻 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループID 

METRIC_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック名 

VALUE 

NUMBER 

メトリック値 

METRIC_UNIT 

VARCHAR2(64) 

メトリックの単位の説明 

V$SYSMETRIC_HISTORY

V$SYSMETRIC_HISTORYは、データベースで使用可能なすべてのシステム・メトリックの値を示します。このビューには、長期(60秒、1時間分の履歴)および短期(15秒、1間隔のみの履歴)の両方のメトリックが表示されます。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了時刻 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループID 

METRIC_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック名 

VALUE 

NUMBER 

メトリック値 

METRIC_UNIT 

VARCHAR2(64) 

メトリックの単位の説明 

V$SYSMETRIC_SUMMARY

V$SYSMETRIC_SUMMARYは、長期のシステム・メトリックでの、すべてのシステム・メトリックの値のサマリーを示します。メトリック項目ごとに、最後の1時間の平均、最大値、最小値および1つの標準偏差の値が表示されます。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了時刻 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループID 

METRIC_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック名 

NUM_INTERVAL 

NUMBER 

検出された時間間隔数 

MAXVAL 

NUMBER 

検出された最大値 

MINVAL 

NUMBER 

検出された最小値 

AVERAGE 

NUMBER 

指定された期間の平均値 

STANDARD_DEVIATION 

NUMBER 

1つの標準偏差 

METRIC_UNIT 

VARCHAR2(64) 

メトリックの単位の説明 

V$SYSSTAT

V$SYSSTATは、システム統計情報を示します。各統計番号(STATISTIC#)に対応した統計名を調べるには、V$STATNAMEビューを問い合せてください。

  データ型  説明 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号

注意: 統計番号は、あるリリースから別のリリースにかけて、変更されずに残るという保証はありません。そのため、アプリケーションでは、この番号ではなく、統計名を使用してください。 

NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名。V$STATNAMEビューを問い合せて、統計名の完全なリストを取得できる。 

CLASS 

NUMBER 

1つ以上の統計クラスを表す数。次のクラス番号が付加されます。

  • 1 - ユーザー

  • 2 − REDO

  • 4 − エンキュー

  • 8 − キャッシュ

  • 16 − OS

  • 32 − Real Application Clusters

  • 64 − SQL

  • 128 − デバッグ

 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

STAT_ID 

NUMBER 

統計識別子 

関連項目:

「V$STATNAME」および付録E「統計情報の説明」を参照してください。 

V$SYSTEM_CURSOR_CACHE

V$SYSTEM_CURSOR_CACHEは、カーソルの使用状況についてのシステム全体の情報を示します。

関連項目:

「V$SESSION_CURSOR_CACHE」 

  データ型  説明 

OPENS 

NUMBER 

カーソル・オープンの累積合計数 

HITS 

NUMBER 

カーソル・オープンのヒットの累積合計数 

HIT_RATIO 

NUMBER 

オープン・カーソルを検出した回数を、カーソルを検索した回数で割った比率 

V$SYSTEM_EVENT

V$SYSTEM_EVENTは、イベントの待機の合計の情報を示します。TIME_WAITED列およびAVERAGE_WAIT列には、高速タイミング・メカニズムをサポートしないプラットフォーム上では0(ゼロ)の値が設定されます。このようなプラットフォームでの実行中に、この列に正確な待機時間を反映させるには、パラメータ・ファイルでTIMED_STATISTICSTRUEに設定する必要があります。これによって、システム・パフォーマンスに多少の悪影響が出ます。

関連項目:

「TIMED_STATISTICS」 

  データ型  説明 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

待機イベントの名前 

TOTAL_WAITS 

NUMBER 

イベントの合計待機数 

TOTAL_TIMEOUTS 

NUMBER 

イベントのタイムアウト合計数 

TIME_WAITED 

NUMBER 

イベントの合計待機時間(1/100秒) 

AVERAGE_WAIT 

NUMBER 

イベントの平均待機時間(1/100秒) 

TIME_WAITED_MICRO 

NUMBER 

イベントの合計待機時間(マイクロ秒) 

TOTAL_WAITS_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションからのイベントの合計待機数 

TOTAL_TIMEOUTS_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションからのイベントの合計タイムアウト数 

TIME_WAITED_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションからのイベントの待機時間(1/100秒) 

AVERAGE_WAIT_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションからのイベントの平均待機時間(1/100秒) 

TIME_WAITED_MICRO_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションからのイベントの待機時間(マイクロ秒) 

EVENT_ID 

NUMBER 

待機イベントの識別子 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機イベントのクラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機イベントのクラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機イベントのクラスの名前 

V$SYSTEM_FIX_CONTROL

V$SYSTEM_FIX_CONTROLは、システム・レベルでの修正制御に関する情報(使用可能または使用禁止)を示します。

  データ型  説明 

BUGNO 

NUMBER 

バグ番号(修正制御識別子として) 

VALUE 

NUMBER 

修正制御に対して設定されている現行の値 

SQL_FEATURE 

VARCHAR2(64) 

機能の制御ID 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(64) 

修正制御の説明 

OPTIMIZER_FEATURE_ENABLE 

VARCHAR2(25) 

修正がデフォルトで有効になっているバージョン 

EVENT 

NUMBER 

この修正を制御するために以前に使用されていたイベント 

IS_DEFAULT 

NUMBER 

現在の値がデフォルトと同じかどうか(同じ場合は1、異なる場合は0) 

V$SYSTEM_PARAMETER

V$SYSTEM_PARAMETERは、インスタンスに現在有効になっている初期化パラメータの情報を示します。新しいセッションは、インスタンス全体の値からパラメータ値を継承します。

  データ型  説明 

NUM 

NUMBER 

パラメータ番号 

NAME 

VARCHAR2(80) 

パラメータ名 

TYPE 

NUMBER 

パラメータ・タイプ:

  • 1− ブール

  • 2− 文字列

  • 3− 整数

  • 4− パラメータ・ファイル

  • 5− 予約済

  • 6− 大整数

 

VALUE 

VARCHAR2(4000) 

インスタンス全体のパラメータ値 

DISPLAY_VALUE 

VARCHAR2(4000) 

わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE列に大整数パラメータに対して値262144が表示されている場合、DISPLAY_VALUE列には値256Kが表示される。 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(9) 

パラメータがデフォルト値に設定されるか(TRUE)、またはパラメータ値がパラメータ・ファイルに指定されているか(FALSE) 

ISSES_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

パラメータをALTER SESSIONで変更できるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISSYS_MODIFIABLE 

VARCHAR2(9) 

パラメータをALTER SYSTEMで変更できるかどうかと、変更結果が有効になる時期:

  • IMMEDIATE − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は即時に有効になる。

  • DEFERRED − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は以降のセッションで有効になる。

  • FALSE − インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されないかぎり、ALTER SYSTEMではパラメータを変更できない。変更結果は以降のインスタンスで有効になる。

 

ISINSTANCE_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

ALTER SYSTEMで変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか(TRUE)、またはReal Application Clustersのすべてのインスタンスで同じ値を使用する必要があるか(FALSE)。ISSYS_MODIFIABLE列がFALSEの場合、この列は常にFALSEとなる。 

ISMODIFIED 

VARCHAR2(8) 

パラメータの変更方法を示す。ALTER SYSTEMを実行した場合、値はMODIFIEDになる。 

ISADJUSTED 

VARCHAR2(5) 

適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか(たとえば、ユーザーが素数の値を必要とするパラメータに素数以外の値を入力した場合、Oracleは値を調整して次の素数をパラメータ値とする) 

ISDEPRECATED 

VARCHAR2(5) 

パラメータが非推奨になるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISBASIC 

VARCHAR2(5) 

パラメータが基本パラメータかどうか(TRUE | FALSE) 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(255) 

パラメータの説明 

UPDATE_COMMENT 

VARCHAR2(255) 

最新の更新に対応付けられたコメント 

HASH 

NUMBER 

パラメータ名のハッシュ値 

V$SYSTEM_PARAMETER2

V$SYSTEM_PARAMETER2は、インスタンスに対して現在有効な初期化パラメータの情報を示し、各リストのパラメータ値をビューの行として表示します。新しいセッションは、インスタンス全体の値からパラメータ値を継承します。

このフォーマットでリストのパラメータ値を示すことによって、リスト・パラメータの値を容易に判断できます。たとえば、パラメータ値がa, bの場合、V$SYSTEM_PARAMETERビューでは、このパラメータの値が2つ(aおよびb)であるのか、1つ(aまたはb)であるのか判断できません。V$SYSTEM_PARAMETER2を使用すると、リスト・パラメータ値が明確に区別できます。

  データ型  説明 

NUM 

NUMBER 

パラメータ番号 

NAME 

VARCHAR2(80) 

パラメータ名 

TYPE 

NUMBER 

パラメータ・タイプ:

  • 1− ブール

  • 2− 文字列

  • 3− 整数

  • 4− パラメータ・ファイル

  • 5− 予約済

  • 6− 大整数

 

VALUE 

VARCHAR2(4000) 

パラメータ値 

DISPLAY_VALUE 

VARCHAR2(4000) 

わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE列に大整数パラメータに対して値262144が表示されている場合、DISPLAY_VALUE列には値256Kが表示される。 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(6) 

パラメータがデフォルト値に設定されるか(TRUE)、またはパラメータ値がパラメータ・ファイルに指定されているか(FALSE) 

ISSES_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

パラメータをALTER SESSIONで変更できるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISSYS_MODIFIABLE 

VARCHAR2(9) 

パラメータをALTER SYSTEMで変更できるかどうかと、変更結果が有効になる時期:

  • IMMEDIATE − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は即時に有効になる。

  • DEFERRED − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は以降のセッションで有効になる。

  • FALSE − インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されないかぎり、ALTER SYSTEMではパラメータを変更できない。変更結果は以降のインスタンスで有効になる。

 

ISINSTANCE_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

ALTER SYSTEMで変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか(TRUE)、またはReal Application Clustersのすべてのインスタンスで同じ値を使用する必要があるか(FALSE)。ISSYS_MODIFIABLE列がFALSEの場合、この列は常にFALSEとなる。 

ISMODIFIED 

VARCHAR2(8) 

パラメータの変更方法を示す。ALTER SYSTEMを実行した場合、値はMODIFIEDになる。 

ISADJUSTED 

VARCHAR2(5) 

適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか(たとえば、ユーザーが素数の値を必要とするパラメータに素数以外の値を入力した場合、Oracleは値を調整して次の素数をパラメータ値とする) 

ISDEPRECATED 

VARCHAR2(5) 

パラメータが非推奨になるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISBASIC 

VARCHAR2(5) 

パラメータが基本パラメータかどうか(TRUE | FALSE) 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(255) 

パラメータの説明 

ORDINAL 

NUMBER 

パラメータ値の位置(序数)。値が文字列リストにあるパラメータにのみ有効。 

UPDATE_COMMENT 

VARCHAR2(255) 

最新の更新に対応付けられたコメント 

V$SYSTEM_WAIT_CLASS

V$SYSTEM_WAIT_CLASSは、登録されている待機クラスごとに、インスタンス全体の時間の合計を示します。

  データ型  説明 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機クラスの識別子 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機クラスの番号 

WAIT_CLASS 

VARCHAR2(64) 

待機クラスの識別子 

TOTAL_WAITS 

NUMBER 

発生したクラスの待機回数 

TIME_WAITED 

NUMBER 

そのインスタンスのすべてのセッションが待機に要した時間 

TOTAL_WAITS_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションで発生したクラスの待機回数 

TIME_WAITED_FG 

NUMBER 

フォアグラウンド・セッションで待機状態だった時間 

V$TABLESPACE

V$TABLESPACEは、制御ファイルからの表領域情報を示します。

  データ型  説明 

TS# 

NUMBER 

表領域番号 

NAME 

VARCHAR2(30) 

表領域名 

INCLUDED_IN_DATABASE_BACKUP 

VARCHAR2(3) 

表領域がRecovery ManagerコマンドBACKUP DATABASEを使用してデータベース全体のバックアップに含まれるか(YES)含まれないか(NO)。Recovery ManagerコマンドCONFIGURE EXCLUDEがこの表領域に使用された場合のみ、NO。 

BIGFILE 

VARCHAR2(3) 

表領域が大型ファイル表領域か(YES)、小型ファイル表領域か(NO) 

FLASHBACK_ON 

VARCHAR2(3) 

表領域がFLASHBACK DATABASE操作に関係するかどうか(YES | NO) 

ENCRYPT_IN_BACKUP 

VARCHAR2(3) 

暗号化が表領域レベルでオンになっているかどうか。

  • ON - 暗号化が表領域レベルでオンになっている

  • OFF - 暗号化が表領域レベルでオフになっている

  • NULL - 暗号化が表領域レベルで明示的にはオンにもオフにもなっていない(デフォルトまたはCLEARED)

 

V$TEMP_CACHE_TRANSFER

V$TEMP_CACHE_TRANSFERは非推奨です。過去にこのビューにあった情報は、現在はV$INSTANCE_CACHE_TRANSFERおよびV$SEGMENT_STATISTICSビュー内にあります。

  データ型  説明 

FILE_NUMBER 

NUMBER 

一時ファイルの番号 

X_2_NULL 

NUMBER 

排他からNULLへの変換ブロック数(常に0) 

X_2_NULL_FORCED_WRITE 

NUMBER 

排他からNULLへの強制書込み数(常に0) 

X_2_NULL_FORCED_STALE 

NUMBER 

排他からNULLへの変換によってCRになったブロック数(常に0) 

X_2_S 

NUMBER 

排他から共有への変換ブロック数(常に0) 

X_2_S_FORCED_WRITE 

NUMBER 

排他から共有への強制書込み数(常に0) 

S_2_NULL 

NUMBER 

共有からNULLへの変換ブロック数(常に0) 

S_2_NULL_FORCED_STALE 

NUMBER 

共有からNULLへの変換によってCRになったブロック数(常に0) 

RBR 

NUMBER 

再利用ブロック・インスタンス間コールの数(常に0) 

RBR_FORCED_WRITE 

NUMBER 

再利用ブロック・インスタンス間コールのために書き込まれたブロックの数(常に0) 

NULL_2_X 

NUMBER 

NULLから排他への変換ブロック数(常に0) 

S_2_X 

NUMBER 

共有から排他への変換ブロック数(常に0) 

NULL_2_S 

NUMBER 

NULLから共有への変換ブロック数(常に0) 

V$TEMP_EXTENT_MAP

V$TEMP_EXTENT_MAPは、すべてのローカル管理一時表領域のそれぞれの単位の状態を示します。

  データ型  説明 

TABLESPACE_NAME 

VARCHAR2(30) 

この単位が属する表領域名 

FILE_ID 

NUMBER 

絶対ファイル番号 

BLOCK_ID 

NUMBER 

この単位の開始ブロック番号 

BYTES 

NUMBER 

エクステントのバイト数 

BLOCKS 

NUMBER 

エクステントのブロック 

OWNER 

NUMBER 

この単位を所有するインスタンス 

RELATIVE_FNO 

NUMBER 

相対ファイル番号 

V$TEMP_EXTENT_POOL

V$TEMP_EXTENT_POOLは、インスタンスにキャッシュまたは使用される一時領域の状態を示します。一時領域のキャッシュのロードは遅く、インスタンスが休止状態になるので注意してください。

  データ型  説明 

TABLESPACE_NAME 

VARCHAR2(30) 

表領域の名前 

FILE_ID 

NUMBER 

絶対ファイル番号 

EXTENTS_CACHED 

NUMBER 

キャッシュされたエクステント数 

EXTENTS_USED 

NUMBER 

実際に使用されているエクステント数 

BLOCKS_CACHED 

NUMBER 

キャッシュされるブロック数 

BLOCKS_USED 

NUMBER 

使用されるブロック数 

BYTES_CACHED 

NUMBER 

キャッシュされるバイト数 

BYTES_USED 

NUMBER 

使用されるバイト数 

RELATIVE_FNO 

NUMBER 

相対ファイル番号 

V$TEMP_SPACE_HEADER

V$TEMP_SPACE_HEADERは、現在使用されている領域の大きさおよび領域ヘッダーに識別される空き領域の大きさについて、ローカル管理一時表領域ごとのファイルの集計情報を示します。

  データ型  説明 

TABLESPACE_NAME 

VARCHAR2(30) 

一時表領域の名前 

FILE_ID 

NUMBER 

絶対ファイル番号 

BYTES_USED 

NUMBER 

使用中のバイト数 

BLOCKS_USED 

NUMBER 

使用中のブロック数 

BYTES_FREE 

NUMBER 

使用可能なバイト数 

BLOCKS_FREE 

NUMBER 

使用可能なブロック数 

RELATIVE_FNO 

NUMBER 

ファイルの相対ファイル番号 

V$TEMPFILE

V$TEMPFILEは、一時ファイルの情報を示します。

  データ型  説明 

FILE# 

NUMBER 

絶対ファイル番号 

CREATION_CHANGE# 

NUMBER 

作成時のシステム変更番号(SCN) 

CREATION_TIME 

DATE 

作成時刻 

TS# 

NUMBER 

表領域番号 

RFILE# 

NUMBER 

表領域の相対ファイル番号 

STATUS 

VARCHAR2(7) 

ファイルの状態(OFFLINE | ONLINE) 

ENABLED 

VARCHAR2(10) 

読取り/書込みに使用可能かどうか 

BYTES 

NUMBER 

バイト単位でのファイルのサイズ(ファイル・ヘッダーから) 

BLOCKS 

NUMBER 

ブロック単位でのファイルのサイズ(ファイル・ヘッダーから) 

CREATE_BYTES 

NUMBER 

作成時のファイル・サイズ(バイト) 

BLOCK_SIZE 

NUMBER 

ファイルのブロック・サイズ 

NAME 

VARCHAR2(513) 

ファイル名 

V$TEMPORARY_LOBS

V$TEMPORARY_LOBSは、一時LOBを示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッションID 

CACHE_LOBS 

NUMBER 

キャッシュの一時LOB数 

NOCACHE_LOBS 

NUMBER 

キャッシュ以外の一時LOB数 

ABSTRACT_LOBS 

NUMBER 

抽象LOB数 

V$TEMPSEG_USAGE

V$TEMPSEG_USAGEは、一時セグメントの使用方法を示します。

  データ型  説明 

USERNAME 

VARCHAR2(30) 

一時領域を要求したユーザー 

USER 

VARCHAR2(30) 

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は、USERNAMEの値と常に等しい。 

SESSION_ADDR 

RAW(4 | 8) 

共有SQLカーソルのアドレス 

SESSION_NUM 

NUMBER 

セッションのシリアル番号 

SQLADDR 

RAW(4 | 8) 

SQL文のアドレス 

SQLHASH 

NUMBER 

SQL文のハッシュ値 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

SQL文のSQL識別子 

TABLESPACE 

VARCHAR2(31) 

領域が割り当てられた表領域 

CONTENTS 

VARCHAR2(9) 

表領域がTEMPORARYまたはPERMANENTのどちらであるかを示す 

SEGTYPE 

VARCHAR2(9) 

ソート・セグメントのタイプ:

  • SORT

  • HASH

  • DATA

  • INDEX

  • LOB_DATA

  • LOB_INDEX

 

SEGFILE# 

NUMBER 

初期エクステントのファイル番号 

SEGBLK# 

NUMBER 

初期エクステントのブロック番号 

EXTENTS 

NUMBER 

ソートに割り当てられたエクステント 

BLOCKS 

NUMBER 

ソートに割り当てられたブロック内のエクステント 

SEGRFNO# 

NUMBER 

初期エクステントの相対ファイル番号 

V$TEMPSTAT

V$TEMPSTATは、ファイルの読取り/書込みの統計情報を示します。

  データ型  説明 

FILE# 

NUMBER 

ファイルの番号 

PHYRDS 

NUMBER 

実行された物理読取り数 

PHYWRTS 

NUMBER 

DBWRに書込みが必要となった回数 

PHYBLKRD 

NUMBER 

読み込まれた物理ブロックの数 

PHYBLKWRT 

NUMBER 

ディスクに書き込まれたブロックの数。書き込まれたブロックがすべてシングル・ブロックの場合、PHYWRTSに等しい。 

SINGLEBLKRDS 

NUMBER 

シングル・ブロックの読取り数 

READTIM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、読取りに費やされた時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

WRITETIM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、書込みに費やされた時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

SINGLEBLKRDTIM 

NUMBER 

シングル・ブロックの累積読取り時間(1/100秒) 

AVGIOTIM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、I/Oに費やされた平均時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

LSTIOTIM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、最新のI/Oに費やされた時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

MINIOTIM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、単一のI/Oに費やされた最小時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

MAXIORTM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、単一読取りに費やされた最大時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

MAXIOWTM 

NUMBER 

TIMED_STATISTICSパラメータがtrueの場合、単一書込みの実行に費やされた最大時間(1/100秒)。falseの場合は0。 

V$THREAD

V$THREADは、制御ファイルからのスレッド情報を示します。

  データ型  説明 

THREAD# 

NUMBER 

スレッド番号 

STATUS 

VARCHAR2(6) 

スレッドの状態(OPEN| CLOSED) 

ENABLED 

VARCHAR2(8) 

使用可能状態: DISABLED、(使用可能)PRIVATE、(使用可能)PUBLIC 

GROUPS 

NUMBER 

このスレッドに割り当てられたログ・グループの数 

INSTANCE 

VARCHAR2(16) 

インスタンス名(使用可能な場合) 

OPEN_TIME 

DATE 

前回、スレッドがオープンされた時刻 

CURRENT_GROUP# 

NUMBER 

カレント・ログ・グループ 

SEQUENCE# 

NUMBER 

カレント・ログの順序番号 

CHECKPOINT_CHANGE# 

NUMBER 

前回のチェックポイントのSCN 

CHECKPOINT_TIME 

DATE 

前回のチェックポイントの時刻 

ENABLE_CHANGE# 

NUMBER 

スレッドが使用可能になったSCN 

ENABLE_TIME 

DATE 

使用可能SCNの時刻 

DISABLE_CHANGE# 

NUMBER 

スレッドの使用禁止SCNの時刻 

DISABLE_TIME 

DATE 

使用禁止SCNの時刻 

LAST_REDO_SEQUENCE# 

NUMBER 

LGWRが最後に書き込んだREDO順序番号 

LAST_REDO_BLOCK 

NUMBER 

LGWRが最後に書き込んだREDOブロック 

LAST_REDO_CHANGE# 

NUMBER 

スレッドの最後のREDOのSCN 

LAST_REDO_TIME 

DATE 

スレッドの最後のREDOの時刻 

V$THRESHOLD_TYPES

V$THRESHOLD_TYPESは、しきい値のタイプに関する情報を示します。

  データ型  説明 

METRICS_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRICS_GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループのID 

OPERATOR_MASK 

NUMBER 

演算子マスク 

OBJECT_TYPE 

VARCHAR2(64) 

オブジェクト型:

  • SYSTEM

  • FILE

  • SERVICE

  • EVENT_CLASS

  • TABLESPACE

  • SESSION

 

ALERT_REASON_ID 

NUMBER 

アラート理由のID 

METRIC_VALUE_TYPE 

NUMBER 

メトリック値のタイプ 

V$TIMER

V$TIMERは、経過時間を示します(1/100秒)。時間は、オペレーティング・システムごとに開始した時点から計測され、その値が4バイト(約497日間)をオーバーフローするたびに0に折り返します。

  データ型  説明 

HSECS 

NUMBER 

経過時間(1/100秒) 

V$TIMEZONE_NAMES

V$TIMEZONE_NAMESは、有効なタイム・ゾーンの名前を示します。

  データ型  説明 

TZNAME 

VARCHAR2(64) 

タイム・ゾーンのリージョン(たとえば、US/Pacific) 

TZABBREV 

VARCHAR2(64) 

対応する夏時間の略称(たとえば、PDT) 

V$TRANSACTION

V$TRANSACTIONは、システム内のアクティブ・トランザクションを示します。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

トランザクション・ステート・オブジェクトのアドレス 

XIDUSN 

NUMBER 

ロールバック・セグメント番号 

XIDSLOT 

NUMBER 

スロット番号 

XIDSQN 

NUMBER 

順序番号 

UBAFIL 

NUMBER 

UNDOブロック・アドレス(UBA)ファイル番号 

UBABLK 

NUMBER 

UBAブロック番号 

UBASQN 

NUMBER 

UBA順序番号 

UBAREC 

NUMBER 

UBAレコード番号 

STATUS 

VARCHAR2(16) 

状態 

START_TIME 

VARCHAR2(20) 

開始時刻(実時間) 

START_SCNB 

NUMBER 

開始SCNベース 

START_SCNW 

NUMBER 

開始SCNラップ 

START_UEXT 

NUMBER 

開始エクステント番号 

START_UBAFIL 

NUMBER 

開始UBAファイル番号 

START_UBABLK 

NUMBER 

開始UBAブロック番号 

START_UBASQN 

NUMBER 

開始UBA順序番号 

START_UBAREC 

NUMBER 

開始UBAレコード番号 

SES_ADDR 

RAW(4 | 8) 

ユーザー・セッション・オブジェクト・アドレス 

FLAG 

NUMBER 

フラグ 

SPACE 

VARCHAR2(3) 

領域トランザクションの場合、YES 

RECURSIVE 

VARCHAR2(3) 

再帰的トランザクションの場合、YES 

NOUNDO 

VARCHAR2(3) 

UNDOトランザクション以外の場合、YES 

PTX 

VARCHAR2(3) 

パラレル・トランザクションの場合、YES 

NAME 

VARCHAR2(256) 

名前付きトランザクションの名前 

PRV_XIDUSN 

NUMBER 

以前のトランザクションのロールバック・セグメント番号 

PRV_XIDSLT 

NUMBER 

以前のトランザクションのスロット番号 

PRV_XIDSQN 

NUMBER 

以前のトランザクションの順序番号 

PTX_XIDUSN 

NUMBER 

親XIDのロールバック・セグメント番号 

PTX_XIDSLT 

NUMBER 

親XIDのスロット番号 

PTX_XIDSQN 

NUMBER 

親XIDの順序番号 

DSCN-B 

NUMBER 

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は、DSCN_BASEの値と常に等しい。 

DSCN-W 

NUMBER 

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は、DSCN_WRAPの値と常に等しい。 

USED_UBLK 

NUMBER 

使用されたUNDOブロック数 

USED_UREC 

NUMBER 

使用されたUNDOレコード数 

LOG_IO 

NUMBER 

論理I/O 

PHY_IO 

NUMBER 

物理I/O 

CR_GET 

NUMBER 

一貫性のある取得 

CR_CHANGE 

NUMBER 

一貫性のある変更 

START_DATE 

DATE 

開始時刻(実時間) 

DSCN_BASE 

NUMBER 

依存SCNベース 

DSCN_WRAP 

NUMBER 

依存SCNラップ 

START_SCN 

NUMBER 

開始SCN 

DEPENDENT_SCN 

NUMBER 

依存SCN 

XID 

RAW(8) 

トランザクションXID 

PRV_XID 

RAW(8) 

以前のトランザクションXID 

PTX_XID 

RAW(8) 

親トランザクションXID 

V$TRANSACTION_ENQUEUE

V$TRANSACTION_ENQUEUEは、トランザクション・ステート・オブジェクトに所有されているロックを示します。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

ロック・ステート・オブジェクトのアドレス 

KADDR 

RAW(4 | 8) 

ロックのアドレス 

SID 

NUMBER 

ロックを保持または取得しているセッションの識別子 

TYPE 

VARCHAR2(2) 

ロックの型。TXは、トランザクション・エンキューを表す。 

ID1 

NUMBER 

ロック識別子#1(型によって異なる) 

ID2 

NUMBER 

ロック識別子#2(型によって異なる) 

LMODE 

NUMBER 

セッションがロックを保持するロック・モード:

  • 0 − なし

  • 1 − Null(NULL)

  • 2 − 行共有(SS)

  • 3 − 行排他(SX)

  • 4 − 共有(S)

  • 5 − 共有/行排他(SSX)

  • 6 − 排他(X)

 

REQUEST 

NUMBER 

プロセスがロックを要求するロック・モード:

  • 0 − なし

  • 1 − Null(NULL)

  • 2 − 行共有(SS)

  • 3 − 行排他(SX)

  • 4 − 共有(S)

  • 5 − 共有/行排他(SSX)

  • 6 − 排他(X)

 

CTIME 

NUMBER 

カレント・モードが付与されてから経過した時間 

BLOCK 

NUMBER 

ロックが別のロックの障害となっている 

V$TRANSPORTABLE_PLATFORM

V$TRANSPORTABLE_PLATFORMは、クロス・プラットフォームの表領域転送をサポートするプラットフォームを示します。RMAN CONVERT TABLESPACEコマンドがサポートするプラットフォームの一覧の他、各プラットフォームのエンディアンも示します。

  データ型  説明 

PLATFORM_ID 

NUMBER 

プラットフォーム識別番号 

PLATFORM_NAME 

VARCHAR2(101) 

プラットフォーム名 

ENDIAN_FORMAT 

VARCHAR2(14) 

プラットフォームのエンディアン形式:

  • Big

  • Little

  • UNKNOWN FORMAT

 

V$TYPE_SIZE

V$TYPE_SIZEは、データ・ブロック容量の見積りに使用する様々なデータベース・コンポーネントのサイズを示します。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(8) 

コンポーネント名(セグメント、バッファ・ヘッダーなど) 

TYPE 

VARCHAR2(8) 

コンポーネント・タイプ 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(32) 

コンポーネントの説明 

TYPE_SIZE 

NUMBER 

コンポーネントのサイズ 

V$UNDOSTAT

V$UNDOSTATは、統計データのヒストグラムを示して、システムがどれだけ効果的に動作しているかを示します。使用可能な統計情報には、UNDO領域の消費量、トランザクションの同時実行性およびインスタンスで実行された問合せの長さなどがあります。このビューを使用すると、現行のワークロードに必要なUNDO領域の量を見積もることができます。Oracleは、このビューを使用して、システム内のUNDO使用率をチューニングします。システムが手動UNDO管理モードになっている場合、このビューはNULL値を戻します。

このビューの各行では、10分間隔でインスタンス内で統計が収集されます。各行は、BEGIN_TIME列の値の降順で表示されます。各行は(BEGIN_TIMEEND_TIME)でマークされた時間間隔に属します。各列は、その時間間隔中に特定の統計に関して収集されたデータを表します。ビューの最初の行は、現行の(部分的な)時間間隔に関する統計を示します。このビューには、4日サイクルによる合計576行が含まれます。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始点を示す 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了点を示す 

UNDOTSN 

NUMBER 

該当する期間の最後にアクティブであったUNDO表領域を示す。このアクティブUNDO表領域の表領域IDは、この列に戻される。期間中に、複数のUNDO表領域がアクティブであった場合、その中で最後にアクティブであったアクティブUNDO表領域がレポートされる。 

UNDOBLKS 

NUMBER 

コンシューム済UNDOブロックの合計数を示す。この列を使用してUNDOブロックの使用率を取得し、システム上のワークロード処理に必要なUNDO表領域のサイズを見積もることができる。 

TXNCOUNT 

NUMBER 

期間中に実行されたトランザクションの合計数を示す 

MAXQUERYLEN 

NUMBER 

期間中、インスタンスで実行された最も長い問合せの長さ(秒)を示す。この統計情報を使用して、UNDO_RETENTION初期化パラメータの適切な設定を推定できる。問合せの長さは、カーソルがオープンされた時刻から最後にフェッチまたは実行された時刻までが測定される。期間中、フェッチ/実行されたカーソルの長さのみ、このビューに反映される。 

MAXQUERYID 

VARCHAR2(13) 

期間中、実行時間が最も長いSQL文のSQL識別子 

MAXCONCURRENCY 

NUMBER 

期間中に同時実行されたトランザクションの最大数を示す。 

UNXPSTEALCNT 

NUMBER 

別のトランザクションから期限切れ前のエクステントを移動して、UNDO領域を取得するための試行数 

UNXPBLKRELCNT 

NUMBER 

別のトランザクションで使用できるように、特定のUNDOセグメントから削除された期限切れ前のブロックの数 

UNXPBLKREUCNT 

NUMBER 

トランザクションで再利用された期限切れ前のUNDOブロックの数 

EXPSTEALCNT 

NUMBER 

別のUNDOセグメントから期限切れのUNDOブロックを移動するための試行数 

EXPBLKRELCNT 

NUMBER 

別のUNDOセグメントから移動された期限切れのUNDOブロックの数 

EXPBLKREUCNT 

NUMBER 

同じUNDOセグメントで再利用された期限切れのUNDOブロックの数 

SSOLDERRCNT 

NUMBER 

エラーORA-01555が発生した回数を示す。この統計情報を使用してUNDO表領域のサイズが指定されている場合、UNDO_RETENTION初期化パラメータが正しく設定されているかどうかを判断できる。UNDO_RETENTIONの値を大きくすると、このエラーの発生回数を削減できる。 

NOSPACEERRCNT 

NUMBER 

UNDO表領域で領域が要求され、空き領域がなかった(UNDO表領域のすべての領域がアクティブ・トランザクションによって使用されていた)回数を識別する。対処措置は、UNDO表領域の領域を増やすことである。 

ACTIVEBLKS 

NUMBER 

期間中、サンプリングが行われた時点におけるインスタンスのUNDO表領域のアクティブ・エクステント内のブロック合計数 

UNEXPIREDBLKS 

NUMBER 

期間中、サンプリングが行われた時点におけるインスタンスのUNDO表領域の期限内のエクステント内のブロック合計数 

EXPIREDBLKS 

NUMBER 

期間中、サンプリングが行われた時点におけるインスタンスのUNDO表領域の期限切れのエクステント内のブロック合計数 

TUNED_UNDORETENTION 

NUMBER 

コミットされた時刻からUNDOが再利用されない期間(秒)。任意の時点で、過去の特定の時刻にコミットされたデータが再利用可能かどうかを判断するために、TUNED_UNDORETENTIONの最新の値が使用される。 

V$UNUSABLE_BACKUPFILE_DETAILS

V$UNUSABLE_BACKUPFILE_DETAILSは、使用不可または期限切れとマークされているバックアップ・ファイル(バックアップ・ピース、プロキシ・コピーまたはコピー)に関する情報を示します。ビューのいずれかの行を選択し、BTYPE_KEYまたはFILETYPE_KEYを使用して、バックアップ・ファイル・セットまたは特定のファイルの状態を使用可能に変更できます。

  データ型  説明 

SESSION_KEY 

NUMBER 

セッション識別子 

SESSION_RECID 

NUMBER 

セッションのレコードID 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

セッション・スタンプ 

RMAN_STATUS_RECID 

NUMBER 

制御ファイルの対応する行のレコードID 

RMAN_STATUS_STAMP 

NUMBER 

制御ファイル内の行のタイムスタンプ 

BTYPE 

CHAR(9) 

バックアップ・タイプのコンテナ。可能な値は、BACKUPSETIMAGECOPYPROXYCOPY。 

BTYPE_KEY 

NUMBER 

バックアップ・タイプの一意の識別子。BS_KEYまたはCOPY_KEY。 

ID1 

NUMBER 

BACKUPSETの場合は、SET_STAMPが含まれる。

IMAGECOPYまたはPROXYCOPYの場合は、制御ファイルのRECIDが含まれる。 

ID2 

NUMBER 

BACKUPSETの場合は、SET_COUNTが含まれる。

IMAGECOPYまたはPROXYCOPYの場合は、STAMPが含まれる。 

FILETYPE 

VARCHAR2(15) 

ファイルのタイプ。表示される値: BACKUPPIECECOPYPROXYCOPY 

FILETYPE_KEY 

NUMBER 

ファイルがバックアップ・ピースの場合はバックアップ・ピース・キー、それ以外の場合はCOPY_KEY 

STATUS 

VARCHAR2(1) 

バックアップ・ファイルの状態: U(使用不可)またはX(期限切れ) 

FILESIZE 

NUMBER 

ファイルのサイズ 

DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(17) 

ファイルが保管されるデバイスのタイプ 

FILENAME 

VARCHAR2(513) 

ファイル名 

MEDIA 

VARCHAR2(65) 

コピーが保管されるメディア名。この値は情報提供用。リストアには不要。 

MEDIA_POOL 

NUMBER 

コピーが保管されるメディア・プール。Recovery ManagerのBACKUPコマンドのPOOLオペランドに入力された値と同じ。 

V$VERSION

V$VERSIONは、Oracle Databaseの中心的なライブラリ・コンポーネントのバージョン番号を示します。コンポーネントごとに1行で表示されます。

  データ型  説明 

BANNER 

VARCHAR2(80) 

コンポーネント名およびバージョン番号 

V$VPD_POLICY

V$VPD_POLICYは、現在ライブラリ・キャッシュ内にあるカーソルに対応付けられた、すべてのファイングレイン・セキュリティ・ポリシーおよび述語を示します。

  データ型  説明 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

カーソルのアドレス 

PARADDR 

RAW(4 | 8) 

親カーソルのアドレス 

SQL_HASH 

NUMBER 

SQLハッシュ番号 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

SQL識別子 

CHILD_NUMBER 

NUMBER 

親の下にあるカーソルの子番号 

OBJECT_OWNER 

VARCHAR2(30) 

ポリシー付きオブジェクトの所有者 

OBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

ポリシー付きオブジェクトの名前 

POLICY_GROUP 

VARCHAR2(30) 

ポリシー・グループ名 

POLICY 

VARCHAR2(30) 

ポリシー名 

POLICY_FUNCTION_OWNER 

VARCHAR2(30) 

ポリシー関数の所有者 

PREDICATE 

VARCHAR2(4000) 

ポリシーの述語(4000バイトの長さに切り捨てられる) 

V$WAIT_CHAINS

V$WAIT_CHAINSは、ブロックされたセッションに関する情報を示します。待機チェーンは、相互にブロックされているセッションで構成されます。それぞれの行は、ブロックされているセッションとブロッカ・セッションのペアを示します。待機チェーンが循環待機チェーンでない場合、チェーンの最後の行はブロッカを持ちません。

  データ型  説明 

CHAIN_ID 

NUMBER 

待機チェーンを識別する番号 

CHAIN_IS_CYCLE 

VARCHAR2(5) 

待機チェーン内の最後にブロックされたセッションが、最初にブロックされたセッションによってブロックされているかどうか(TRUE | FALSE) 

CHAIN_SIGNATURE 

VARCHAR2(801) 

待機チェーンのOracle固有のテキスト・シグネチャ。このシグネチャは、類似の待機チェーンを識別するために使用可能。 

CHAIN_SIGNATURE_HASH 

NUMBER 

CHAIN_SIGNATUREの数値表現 

INSTANCE 

NUMBER 

ブロックされているセッションのインスタンス識別子 

OSID 

VARCHAR2(25) 

ブロックされているセッションのオペレーティング・システムのプロセス識別子 

PID 

NUMBER 

ブロックされているセッションのOracleプロセス識別子 

SID 

NUMBER 

ブロックされているセッションのOracleセッション識別子 

SESS_SERIAL# 

NUMBER 

ブロックされているセッションのOracleセッション・シリアル番号 

BLOCKER_IS_VALID 

VARCHAR2(5) 

ブロックされているセッションがブロッカを持つかどうか(TRUE | FALSE) 

BLOCKER_INSTANCE 

NUMBER 

ブロッカ・セッションのインスタンス識別子。BLOCKER_IS_VALIDFALSEの場合はNULL。 

BLOCKER_OSID 

VARCHAR2(25) 

ブロッカ・セッションのオペレーティング・システムのプロセス識別子。BLOCKER_IS_VALIDFALSEの場合はNULL。 

BLOCKER_PID 

NUMBER 

ブロッカ・セッションのOracleプロセス識別子。BLOCKER_IS_VALIDFALSEの場合はNULL。 

BLOCKER_SID 

NUMBER 

ブロッカ・セッションのOracleセッション識別子。BLOCKER_IS_VALIDFALSEの場合はNULL。 

BLOCKER_SESS_SERIAL# 

NUMBER 

ブロッカ・セッションのOracleセッション・シリアル番号。BLOCKER_IS_VALIDFALSEの場合はNULL。 

BLOCKER_CHAIN_ID 

NUMBER 

NULLでない場合、ブロッカ・セッションは、このチェーン識別子によって指定された他のチェーンのメンバーである。待機チェーンに関するその他の情報については、指定のCHAIN_IDを持つ待機チェーンを参照。 

IN_WAIT 

VARCHAR2(5) 

ブロックされているセッションが待機中かどうか(TRUE | FALSE) 

TIME_SINCE_LAST_WAIT_SECS 

NUMBER 

ブロックされているセッションの前回の待機からの時間(秒)。IN_WAITTRUEの場合はNULL。 

WAIT_ID 

NUMBER 

待機を識別する番号。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

WAIT_EVENT 

NUMBER 

ブロックされているセッションが待機しているリソース番号またはイベント番号。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

WAIT_EVENT_TEXT 

VARCHAR2(64) 

ブロックされているセッションが待機しているリソースまたはイベント。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

P1 

NUMBER 

待機の第1追加パラメータ。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

P1_TEXT 

VARCHAR2(64) 

待機の第1追加パラメータの説明。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

P2 

NUMBER 

待機の第2追加パラメータ。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

P2_TEXT 

VARCHAR2(64) 

待機の第2追加パラメータの説明。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

P3 

NUMBER 

待機の第3追加パラメータ。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

P3_TEXT 

VARCHAR2(64) 

待機の第3追加パラメータの説明。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

IN_WAIT_SECS 

NUMBER 

ブロックされているセッションの現在の待機時間(秒)。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

TIME_REMAINING_SECS 

NUMBER 

ブロックされているセッションがその待機を終了するまでの残り時間(秒)(ブロックされているセッションが無期限に待機できる場合は-1)。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

NUM_WAITERS 

NUMBER 

ブロックされているセッションを待機しているセッションの数 

ROW_WAIT_OBJ# 

NUMBER 

ROW_WAIT_ROW#に指定されている行を含む表のオブジェクトID。IN_WAITFALSEの場合はNULL。 

ROW_WAIT_FILE# 

NUMBER 

ROW_WAIT_ROW#に指定されている行を含むデータ・ファイルの識別子。IN_WAITFALSEの場合はNULL。この列が有効なのは、現在、ブロックされているセッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ#の値が-1以外の値の場合のみ。 

ROW_WAIT_BLOCK# 

NUMBER 

ROW_WAIT_ROW#に指定されている行を含むブロックの識別子。IN_WAITFALSEの場合はNULL。この列が有効なのは、現在、ブロックされているセッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ#の値が-1以外の値の場合のみ。 

ROW_WAIT_ROW# 

NUMBER 

現在ロック中の行。IN_WAITFALSEの場合はNULL。この列が有効なのは、現在、ブロックされているセッションが別のトランザクションのコミットを待機しており、ROW_WAIT_OBJ#の値が-1以外の値の場合のみ。 

V$WAITCLASSMETRIC

V$WAITCLASSMETRICは、最新の60秒間の待機クラスのメトリックの値を示します。システムには最新の1時間の履歴が保持されます。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

時間間隔の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

時間間隔の終了時刻 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔(1/100秒) 

WAIT_CLASS# 

NUMBER 

待機イベントのクラスの番号 

WAIT_CLASS_ID 

NUMBER 

待機イベントのクラスの識別子 

AVERAGE_WAITER_COUNT 

NUMBER 

待機しているユーザーの平均数 

DBTIME_IN_WAIT 

NUMBER 

待機に費やされたデータベース時間の割合 

TIME_WAITED 

NUMBER 

時間間隔中の待機時間(マイクロ秒) 

WAIT_COUNT 

NUMBER 

待機回数 

V$WAITCLASSMETRIC_HISTORY

V$WAITCLASSMETRIC_HISTORYは、最新の1時間のすべての時間間隔の待機クラスのメトリックの値を示します。

V$WAITCLASSMETRIC_HISTORYの列は、V$WAITCLASSMETRICの列と同じです。

関連項目:

「V$WAITCLASSMETRIC」 

V$WAITSTAT

V$WAITSTATは、ブロック競合の統計情報を示します。この表は、定期的統計が使用可能なときにのみ更新されます。

  データ型  説明 

CLASS 

VARCHAR2(18) 

ブロックのクラス 

COUNT 

NUMBER 

このブロックのCLASSに対するOPERATIONの待機数 

TIME 

NUMBER 

このブロックのCLASSに対するOPERATIONのすべての待機についての合計待機時間 

V$WALLET

V$WALLETは、透過的なデータ暗号化のマスター・キーとして使用可能な証明書のメタデータを示します。

  データ型  説明 

CERT_ID 

VARCHAR2(52) 

マスター・キーとして使用する特定のPKI証明書を指定するための一意の証明書識別子の値 

DN 

VARCHAR2(255) 

特定のPKI証明書の識別名 

SERIAL_NUM 

VARCHAR2(40) 

発行者または署名者が証明書に割り当てた一意のシリアル番号 

ISSUER 

VARCHAR2(255) 

証明書を発行または署名した認証局または発行者の識別名 

KEYSIZE 

NUMBER 

証明書に関連付けられたPKI鍵のサイズ 

STATUS 

VARCHAR2(16) 

証明書の現在の状態:

  • UNUSED

  • IN USE

  • USED

ユーザーは、この列を参照して、証明書が現在使用中かどうか、すでに透過的なデータベース暗号化に使用されているかどうかを識別できます。 

V$WORKLOAD_REPLAY_THREAD

V$WORKLOAD_REPLAY_THREADは、すべてのタイプの再実行セッションの情報を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

再実行セッションのセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

再実行セッションのセッション・シリアル番号 

SPID 

VARCHAR2(24) 

再実行セッションのサーバー・プロセスID 

LOGON_USER 

VARCHAR2(30) 

再実行セッションのログイン・ユーザー名 

LOGON_TIME 

DATE 

再実行セッションのログオン時刻 

EVENT 

VARCHAR2(64) 

イベント名 

EVENT_ID 

NUMBER 

イベント識別子 

EVENT# 

NUMBER 

イベント操作コード 

P1TEXT 

VARCHAR2(64) 

イベント・パラメータ1のテキスト 

P1 

NUMBER 

イベント・パラメータ1の値 

P2TEXT 

VARCHAR2(64) 

イベント・パラメータ2のテキスト 

P2 

NUMBER 

イベント・パラメータ2の値 

P3TEXT 

VARCHAR2(64) 

イベント・パラメータ3のテキスト 

P3 

NUMBER 

イベント・パラメータ3の値 

WAIT_FOR_SCN 

NUMBER 

現在のユーザー・コールが待機する必要がある、取得されたSCN 

FILE_ID 

NUMBER 

再実行されているストリームID 

CALL_COUNTER 

NUMBER 

再実行されているユーザー・コールのコール・カウンタ 

DEPENDENT_SCN 

NUMBER 

ブロック・レベルの依存性を使用してコミット・アクションの順序付けのために取得される依存SCN 

STATEMENT_SCN 

NUMBER 

文SCN 

COMMIT_WAIT_SCN 

NUMBER 

現在のコミットが待機する必要がある(最大の)SCN 

POST_COMMIT_SCN 

NUMBER 

現在のコミットの後のSCN 

ACTION_TYPE 

NUMBER 

コミットのタイプ。可能な値は、COMMITROLLBACKFAKED_COMMITおよびNULLNULLは、それがコミット操作でないことを示す。 

SESSION_TYPE 

VARCHAR2(13) 

再実行セッションのタイプ:

LOGON

ADMIN

DISPATCHER

REPLAY 

WRC_ID 

NUMBER 

再実行の開始時に、関連するすべての再実行クライアントに対してサーバーによって割り当てられた一意の再実行クライアントID 

FILE_NAME 

VARCHAR2(30) 

取得されたストリームのファイル名 

SKIP_IT 

VARCHAR2(1) 

現在再実行しているユーザー・コールがスキップされるかどうか 

DIRTY_BUFFERS 

VARCHAR2(1) 

 

DBTIME 

NUMBER 

再実行セッションの累積データベース時間 

NETWORK_TIME 

NUMBER 

再実行セッションの累積ネットワーク時間 

THINK_TIME 

NUMBER 

再実行セッションの累積思考時間 

TIME_GAIN 

NUMBER 

0以外の場合、再実行の速さを示す累積時間(マイクロ秒) 

TIME_LOSS 

NUMBER 

0以外の場合、再実行の遅さを示す累積時間(マイクロ秒) 

USER_CALLS 

NUMBER 

ユーザー・コールの合計数 

NEW_ERRORS 

NUMBER 

新しいエラーの合計数 

MUTATED_ERRORS 

NUMBER 

異なるエラーの合計数 

CLIENT_OS_USER 

VARCHAR2(15) 

再実行クライアントのオペレーティング・システム・ユーザーの名前 

CLIENT_HOST 

VARCHAR2(64) 

再実行クライアントのホスト名 

CLIENT_PID 

VARCHAR2(24) 

再実行クライアントのプロセスID 

PROGRAM 

VARCHAR2(48) 

再実行クライアントのプログラム名 

V$XML_AUDIT_TRAIL

V$XML_AUDIT_TRAILは、XML形式ファイルに書き込まれた標準、ファイングレイン、SYSおよび必須の各監査レコードを示します。

  データ型  説明 

AUDIT_TYPE 

NUMBER 

監査行のタイプ:

  • 1 = 標準のXML監査

  • 2 = ファイングレインXML監査

  • 4 = SYS XML監査

  • 8 = 必須のXML監査

 

SESSION_ID 

NUMBER 

Oracleセッションの数値ID 

PROXY_SESSIONID 

NUMBER 

プロキシ・セッション・シリアル番号(エンタープライズ・ユーザーがプロキシの機能を使用してログインした場合) 

STATEMENTID 

NUMBER 

文の実行ごとの数値ID。文により、複数の監査レコードが作成される場合がある。 

ENTRYID 

NUMBER 

セッションの監査証跡エントリの数値ID 

EXTENDED_TIMESTAMP 

TIMESTAMP(6) WITH TIME ZONE 

監査済操作のタイムスタンプ(AUDIT SESSIONで作成されたエントリに対するユーザー・ログオンのタイムスタンプ) 

GLOBAL_UID 

VARCHAR2(32) 

ユーザーのグローバル・ユーザー識別子(ユーザーがエンタープライズ・ユーザーとしてログインした場合) 

DB_USER 

VARCHAR2(30) 

操作が監査対象となったユーザーのデータベース・ユーザー名 

CLIENTIDENTIFIER 

VARCHAR2(64) 

Oracleセッションでのクライアント識別子 

EXT_NAME 

VARCHAR2(1024) 

ユーザー外部名 

OS_USER 

VARCHAR2(30) 

操作が監査対象となったユーザーのオペレーティング・システムでのログオン・ユーザー名 

OS_HOST 

VARCHAR2(128) 

クライアントのホスト・マシンの名前 

OS_PROCESS 

VARCHAR2(16) 

Oracleサーバー・プロセスのオペレーティング・システムのプロセス識別子 

TERMINAL 

VARCHAR2(30) 

ユーザーの端末の識別子 

INSTANCE_NUMBER 

NUMBER 

初期化パラメータ・ファイルinit.oraに指定されているインスタンス番号 

OBJECT_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

監査対象となったオブジェクトの所有者 

OBJECT_NAME 

VARCHAR2(30) 

操作の影響を受けたオブジェクトの名前 

POLICY_NAME 

VARCHAR2(30) 

ファイングレイン監査ポリシー名 

NEW_OWNER 

VARCHAR2(30) 

NEW_NAME列に指定されたオブジェクトの所有者 

NEW_NAME 

VARCHAR2(30) 

名前変更後のオブジェクトの新しい名前または基になるオブジェクトの名前(たとえば、CREATE INDEX owner.obj_name ON new_owner.new_name) 

ACTION 

NUMBER 

操作タイプの数値コード 

STATEMENT_TYPE 

NUMBER 

操作の説明 

TRANSACTIONID 

RAW(8) 

オブジェクトがアクセスまたは変更されたトランザクションの識別子 

RETURNCODE 

NUMBER 

操作によって生成されたOracleエラー・コード。操作が正常に終了した場合は0。 

SCN 

NUMBER 

問合せのシステム変更番号(SCN) 

COMMENT_TEXT 

VARCHAR2(4000) 

標準の監査エントリについてのテキスト・コメント。ユーザーが認証された方式も示す。認証方式は次のいずれか。

  • DATABASE − パスワードで認証された。

  • NETWORK − Net8またはAdvanced Networking Optionで認証された。

  • PROXY - クライアントは別のユーザーによって認証された。プロキシ・ユーザーの名前が認証方式に続いて示される。

 

AUTH_PRIVILEGES 

VARCHAR2(16) 

GRANT文およびREVOKE文で付与または取り消された権限。標準の監査証跡エントリに記録される 

GRANTEE 

VARCHAR2(30) 

権限を付与または取り消されたユーザー 

PRIV_USED 

NUMBER 

操作で使用された権限の数値コード 

SES_ACTIONS 

VARCHAR2(16) 

標準の監査レコードのセッション・サマリー。12の特性の文字列。それぞれ操作タイプを表す。並び順は次のとおり。変更、監査、コメント、削除、付与、索引、挿入、ロック、名前の変更、選択、更新、フラッシュバック。

値: - = なし、S=成功、F=失敗、B=両方 

OS_PRIVILEGE 

VARCHAR2(7) 

セッションで使用された操作権限(SYSDBAまたはSYSOPER)。権限が使用されない場合は、NONEになる。 

ECONTEXT_ID 

VARCHAR2(64) 

アプリケーション実行コンテキスト識別子 

SQL_BIND 

VARCHAR2(4000) 

文で使用されたバインド変数の一覧 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(4000) 

監査イベントをトリガーした文またはコマンド 

OBJECT_EDITION 

VARCHAR2(30) 

 

V$XS_SESSION

V$XS_SESSIONは、データベースにあるすべての軽量ユーザー・セッション用のXS$SESSIONおよびXS$GLOBAL_VARネームスペースの状態に関する情報を示します。

  データ型  NULL  説明 

USERNAME 

VARCHAR2(4000) 

NOT NULL 

軽量ユーザー・セッションに対応付けられている軽量ユーザーの名前 

USERID 

RAW(16) 

NOT NULL 

軽量ユーザー・セッションに対応付けられている軽量ユーザーのグローバルな一意の識別子 

ACLOID 

RAW(16) 

 

軽量ユーザー・セッション上のACLのUUID 

COOKIE 

VARCHAR2(1024) 

 

セッションに関連付けられている、サーバーの一意のクッキー値 

PROXYID 

RAW(16) 

 

SWITCH_USER APIを使用して現在の軽量ユーザーIDをプロキシした以前のXSユーザーのUUID 

CREATORID 

RAW(16) 

NOT NULL 

軽量ユーザー・セッションを作成したユーザーのUUID 

UPDATEID 

RAW(16) 

NOT NULL 

前回軽量ユーザー・セッションにアクセスしたユーザーのUUID 

CREATETIME 

TIMESTAMP(6) 

NOT NULL 

軽量ユーザー・セッションの作成時刻 

LAST_AUTH 

TIMESTAMP(6) 

NOT NULL 

前回軽量ユーザーが認証された時刻

注意: アプリケーションまたは中間層は、REAUTH_SESSION PL/SQLプロシージャまたはreauthenticateSession Javaメソッドをコールして、この値を変更する必要があります。 

LAST_ACCESS 

TIMESTAMP(6) 

NOT NULL 

前回軽量ユーザー・セッションがアクセスされた時刻 

TIMEOUT 

NUMBER(6) 

 

セッションがタイムアウトしたとみなされる時間(分) 

NLS_CALENDAR 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_CALENDARパラメータ 

NLS_COMP 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_COMPパラメータ 

NLS_CURRENCY 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_CURRENCYパラメータ 

NLS_DATE_FORMAT 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_DATE_FORMATパラメータ 

NLS_DATE_LANGUAGE 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_DATE_LANGUAGEパラメータ 

NLS_ISO_CURRENCY 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_ISO_CURRENCYパラメータ 

NLS_LANGUAGE 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_LANGUAGEパラメータ 

NLS_LENGTH_SEMANTICS 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_LENGTH_SEMANTICSパラメータ 

NLS_NCHAR_CONV_EXCP 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_NCHAR_CONV_EXCPパラメータ 

NLS_NUMERIC_CHRS 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_NUMERIC_CHARACTERSパラメータ 

NLS_SORT 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_SORTパラメータ 

NLS_TERRITORY 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_TERRITORYパラメータ 

NLS_TIMESTAMP_FMT 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_TIMESTAMP_FORMATパラメータ 

NLS_TIMESTAMP_TZ_FMT 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_TIMESTAMP_TZ_FORMATパラメータ 

NLS_DUAL_CURRENCY 

VARCHAR2(255) 

 

軽量ユーザー・セッションに対応するNLS_DUAL_CURRENCYパラメータ 

APPS_FEATURE 

VARCHAR2(255) 

 

 

V$XS_SESSION_ATTRIBUTE

V$XS_SESSION_ATTRIBUTEは、前回要求が終わった時点でデータベースにあった、すべての軽量ユーザー・セッションのネームスペースおよび属性に関する情報を示します。このビューには、アクティブな要求の状態は反映されません。

  データ型  NULL  説明 

LWSID 

RAW(16) 

NOT NULL 

軽量セッションID 

NAMESPACE 

VARCHAR2(4000) 

NOT NULL 

ネームスペース名 

NAME 

VARCHAR2(4000) 

 

属性名 

VALUE 

VARCHAR2(4000) 

 

属性値 

ACLOID 

RAW(16) 

 

ネームスペースのACL OID 

EVENT_HANDLER 

VARCHAR2(255) 

 

ネームスペース・ハンドラ 

V$XS_SESSION_ROLE

V$XS_SESSION_ROLEは、前回要求が終わった時点でデータベースにあったすべての軽量ユーザー・セッションで、使用可能にされていたロールに関する情報を示します。このビューには、アクティブな要求のセキュリティ・コンテキストは反映されません。

  データ型  NULL  説明 

NAME 

VARCHAR2(4000) 

NOT NULL 

ロール名 

ROLEID 

NUMBER(10) 

NOT NULL 

ロール内部ID 

UUID 

RAW(16) 

NOT NULL 

ロールID 

LWSID 

RAW(16) 

NOT NULL 

軽量セッションID 


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