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Oracle Databaseリファレンス
11g リリース1(11.1)

E05771-04
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8 動的パフォーマンス(V$)・ビュー: V$INDEXED_FIXED_COLUMN〜V$RULE_SET_AGGREGATE_STATS

この章では、V$INDEXED_FIXED_COLUMNからV$RULE_SET_AGGREGATE_STATSまでの動的パフォーマンス・ビューについて説明します。

V$INDEXED_FIXED_COLUMN

V$INDEXED_FIXED_COLUMNは、索引付きの動的パフォーマンス表(X$表)の列を示します。X$表は、予告なしに変更されることがあります。このビューは、固定ビュー(V$ビュー)に対する問合せをより効率的に作成するためのみに使用してください。

  データ型  説明 

TABLE_NAME 

VARCHAR2(30) 

索引付きの動的パフォーマンス表の名前 

INDEX_NUMBER 

NUMBER 

列が属する索引を識別する番号 

COLUMN_NAME 

VARCHAR2(30) 

索引付きの列の名前 

COLUMN_POSITION 

NUMBER 

索引キー内の列の位置(主に、複数列索引に適用される) 

V$INSTANCE

V$INSTANCEは、現行インスタンスの状態を示します。

  データ型  説明 

INSTANCE_NUMBER 

NUMBER 

インスタンスの登録に使用されるインスタンス番号(INSTANCE_NUMBER初期化パラメータに対応)

関連項目: 「INSTANCE_NUMBER」を参照。 

INSTANCE_NAME 

VARCHAR2(16) 

インスタンス名 

HOST_NAME 

VARCHAR2(64) 

ホスト・マシン名 

VERSION 

VARCHAR2(17) 

データベースのバージョン 

STARTUP_TIME 

DATE 

インスタンスの起動時刻 

STATUS 

VARCHAR2(12) 

インスタンスの状態:

  • STARTED - STARTUP NOMOUNT

  • MOUNTED - STARTUP MOUNTまたはALTER DATABASE CLOSE

  • OPEN - STARTUPまたはALTER DATABASE OPEN

  • OPEN MIGRATE - ALTER DATABASE OPEN { UPGRADE | DOWNGRADE }

 

PARALLEL 

VARCHAR2(3) 

インスタンスがクラスタ・データベース・モードでマウントされているかどうか(YES | NO) 

THREAD# 

NUMBER 

インスタンスでオープンされたREDOスレッド 

ARCHIVER 

VARCHAR2(7) 

自動アーカイブの状態:

  • STOPPED

  • STARTED

  • FAILED - アーカイバはログの前回のアーカイブに失敗したが、5分以内に再試行する

 

LOG_SWITCH_WAIT 

VARCHAR2(15) 

ログ・スイッチが待機中のイベント:

  • ARCHIVE LOG

  • CLEAR LOG

  • CHECKPOINT

  • NULL − ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILEがハングしているが現行のオンラインREDOログに余裕がある

 

LOGINS 

VARCHAR2(10) 

インスタンスが無制限モードですべてのユーザーがログインできる(ALLOWED)か、または制限モードでデータベース管理者のみがログインできるか(RESTRICTED)を示す 

SHUTDOWN_PENDING 

VARCHAR2(3) 

停止が保留中かどうか(YES | NO) 

DATABASE_STATUS 

VARCHAR2(17) 

データベースの状態:

  • ACTIVE

  • SUSPENDED

  • INSTANCE RECOVERY

 

INSTANCE_ROLE 

VARCHAR2(18) 

インスタンスは起動されたが、マウントされていない場合、インスタンスがアクティブ・インスタンス(PRIMARY_INSTANCE)、非アクティブのセカンダリ・インスタンス(SECONDARY_INSTANCE)、またはUNKNOWNのいずれであるかを示す。 

ACTIVE_STATE 

VARCHAR2(9) 

インスタンスの静止状態:

  • NORMAL − データベースは通常の状態である。

  • QUIESCINGALTER SYSTEM QUIESCE RESTRICTEDが発行された。新規のユーザー・トランザクション、問合せまたはPL/SQL文はこのインスタンスでは処理されない。ALTER SYSTEM QUIESCE RESTRICTED文より前に発行されたユーザー・トランザクション、問合せまたはPL/SQL文は影響を受けない。DBAトランザクション、問合せまたはPL/SQL文も影響を受けない。

  • QUIESCEDALTER SYSTEM QUIESCE RESTRICTEDが発行された。ユーザー・トランザクション、問合せまたはPL/SQL文は処理されない。DBAトランザクション、問合せまたはPL/SQL文は影響を受けない。ALTER SYSTEM QUIESCE RESTRICTED文の後に発行されたユーザー・トランザクション、問合せまたはPL/SQL文は処理されない。

単一のALTER SYSTEM QUIESCE RESTRICTED文によって、Oracle RAC環境のすべてのインスタンスが静止する。この文の発行後は、他のインスタンスより前にいくつかのインスタンスが静止状態になる場合がある。すべてのインスタンスが静止状態になると、システムが静止する。 

BLOCKED 

VARCHAR2(3) 

すべてのサービスがブロックされているかどうか(YES | NO) 

V$INSTANCE_CACHE_TRANSFER

V$INSTANCE_CACHE_TRANSFERは、インスタンス間で転送されたキャッシュ・ブロックの統計情報を示します。

Oracleでは、バッファ・キャッシュにバッファされた複数バージョンのデータが保持されます。現在のバッファ(またはブロック)CURRENT_BLOCKは、最近の変更すべてを含む最新コピーです。読取り一貫性(CR)バッファ(ブロック)CR_BLOCKには、現在のバッファ以前の特定の時点におけるデータのバージョンが含まれています。これは、読取り一貫性バッファ(つまり、バッファ内に表示されるすべてのデータがクエリの開始時刻と対応している)です。

したがって、同一のデータ・ブロックに対して、バッファ・キャッシュ内に複数のコピーが存在する場合があります。この場合、1つの現行コピー、および1つ以上の読取り一貫性コピー(異なるスナップショット時刻においてデータの一貫性がある)が含まれます。

  データ型  説明 

INSTANCE 

NUMBER 

ブロックの転送元のインスタンス 

CLASS 

VARCHAR2(18) 

キャッシュ・ブロックのクラス 

LOST 

NUMBER 

特定のインスタンスによって送信されたが、このインスタンスで受信されていないブロックの数  

LOST_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスによって送信されたが、このインスタンスで受信されていないブロックの待機時間  

CR_BLOCK 

NUMBER 

リモート処理の遅延による影響がなかったCRブロック転送 

CR_BLOCK_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスからのCRブロックの合計待機時間(他の待機時間を含む) 

CR_2HOP 

NUMBER 

双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの数 

CR_2HOP_TIME 

NUMBER 

双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間 

CR_3HOP 

NUMBER 

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの数 

CR_3HOP_TIME 

NUMBER 

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間 

CR_BUSY 

NUMBER 

リモート競合によって影響を受けたCRブロック転送 

CR_BUSY_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間、および送信インスタンスでフラッシュされたログによって遅延が生じたCRブロックの待機時間 

CR_CONGESTED 

NUMBER 

リモート・システムの負荷によって影響を受けたCRブロック転送 

CR_CONGESTED_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信されたCRブロックの待機時間、LMSがビジー状態にあったために遅延が生じたCRブロックの待機時間 

CURRENT_BLOCK 

NUMBER 

リモート処理の遅延による影響がなかった現行ブロック転送 

CURRENT_BLOCK_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスからの現行ブロックの合計待機時間(他の待機時間を含む) 

CURRENT_2HOP 

NUMBER 

双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの数 

CURRENT_2HOP_TIME 

NUMBER 

双方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間 

CURRENT_3HOP 

NUMBER 

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの数 

CURRENT_3HOP_TIME 

NUMBER 

3方向ラウンドトリップ後に、特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間 

CURRENT_BUSY 

NUMBER 

リモートの競合による影響を受けた現行ブロック転送 

CURRENT_BUSY_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間、送信インスタンスでフラッシュされたログによって遅延が生じた現行ブロックの待機時間 

CURRENT_CONGESTED 

NUMBER 

リモート・システムの負荷によって影響を受けた現行ブロック転送 

CURRENT_CONGESTED_TIME 

NUMBER 

特定のインスタンスからこのインスタンスによって受信された現行ブロックの待機時間、LMSがビジー状態にあったために遅延が生じた現行ブロックの待機時間 

V$INSTANCE_RECOVERY

V$INSTANCE_RECOVERYは、リカバリI/Oを制限するためにユーザーが使用できるメカニズムを監視します。メカニズムは、次のとおりです。

  データ型  説明 

RECOVERY_ESTIMATED_IOS 

NUMBER 

バッファ・キャッシュ内の使用済バッファ件数。Standard Editionでは、この列は常にNULL。 

ACTUAL_REDO_BLKS 

NUMBER 

リカバリに必要なカレントREDOブロックの実際の数 

TARGET_REDO_BLKS 

NUMBER 

リカバリ用に処理される必要があるカレントREDOブロックのターゲット数。この値は、次に示す3つの列の最小値であり、3つのユーザー定義制限のうち、どれがチェックポイントを支配するかを示す。 

LOG_FILE_SIZE_REDO_BLKS 

NUMBER 

ログ・スイッチがチェックポイント完了前に発生しないことを保証することを必要とするREDOブロックの最大数 

LOG_CHKPT_TIMEOUT_REDO_BLKS 

NUMBER 

LOG_CHECKPOINT_TIMEOUTパラメータを満たすためにリカバリ時に処理する必要があるREDOブロック数。パラメータが設定されていない場合、表示される値は無効。 

LOG_CHKPT_INTERVAL_REDO_BLKS 

NUMBER 

LOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータを満たすためにリカバリ時に処理される必要があるREDOブロック数。パラメータが設定されていない場合、表示される値は無効。 

FAST_START_IO_TARGET_REDO_BLKS 

NUMBER 

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は常にNULL。 

TARGET_MTTR 

NUMBER 

効果的なMTTR(平均リカバリ時間)ターゲット値(秒)。TARGET_MTTR値は、FAST_START_MTTR_TARGETパラメータ(TARGET_MTTR値は内部で使用される)の値を基にして計算され、通常、パラメータ値の近似値。ただし、FAST_START_MTTR_TARGETパラメータ値がきわめて小さい(たとえば、1秒)場合またはきわめて大きい(たとえば、3600秒)場合、計算はシステム制限で指定されるターゲット値を提供する。この場合、リカバリに予想される時間を示すTARGET_MTTR値は、最短または最長の計算時間。

FAST_START_MTTR_TARGETが指定されていない場合、このフィールドの値は現在見積もられているMTTR。 

ESTIMATED_MTTR 

NUMBER 

リカバリに現在見積もられているMTTRは、使用済バッファ数およびログ・ブロック(FAST_START_MTTR_TARGETが指定されていない場合は0)に基づく。基本的に、この値は、ご使用のシステムの現在の動作状況に基づき推定されるリカバリ所要時間を示す。 

CKPT_BLOCK_WRITES 

NUMBER 

チェックポイント書込みによって書き込まれるブロック数 

OPTIMAL_LOGFILE_SIZE 

NUMBER 

FAST_START_MTTR_TARGETの現行の設定値に基づいて最適とみなされるREDOログ・ファイルのサイズ(MB)。すべてのオンラインREDOログをこの値以上に構成することを推奨。REDOログ・ファイルのサイズは最低4MB必要。それより小さい場合はエラーが生成される。 

ESTD_CLUSTER_AVAILABLE_TIME 

NUMBER 

このインスタンスに障害が発生した場合、クラスタが部分的に使用可能になるまでの見積り時間(秒)。この列は、Real Application Clusters(RAC)環境でのみ有効。RAC環境以外の場合、この列の値はNULL。 

WRITES_MTTR 

NUMBER 

FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータによる書込み数 

WRITES_LOGFILE_SIZE 

NUMBER 

最小サイズのREDOログ・ファイルによる書込み数 

WRITES_LOG_CHECKPOINT_SETTINGS 

NUMBER 

LOG_CHECKPOINT_INTERVALまたはLOG_CHECKPOINT_TIMEOUT初期化パラメータによる書込み数 

WRITES_OTHER_SETTINGS 

NUMBER 

他の理由(非推奨のFAST_START_IO_TARGET初期化パラメータなど)による書込み数 

WRITES_AUTOTUNE 

NUMBER 

自動チューニング・チェックポイントによる書込み数 

WRITES_FULL_THREAD_CKPT 

NUMBER 

フル・スレッド・チェックポイントによる書込み数 

関連項目:

 

V$IO_CALIBRATION_STATUS

V$IO_CALIBRATION_STATUSは、インスタンス内のI/O測定の状態を示します。

  データ型  説明 

STATUS 

VARCHAR2(13) 

測定の状態:

  • IN PROGRESS − 測定は処理中(可能な場合は、前回の測定実行の結果を表示)

  • READY − 結果を表示する準備が完了し、先に実行されたものから表示可能

  • NOT AVAILABLE − 測定結果は使用不可

 

CALIBRATION_TIME 

TIMESTAMP(3) 

前回の測定実行の終了時刻 

V$IOFUNCMETRIC

V$IOFUNCMETRICは、最新の時間間隔のデータベース関数によるI/O統計情報を示します。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

メトリック値の開始時間 

END_TIME 

DATE 

メトリック値の終了時間 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔のサイズ 

FUNCTION_ID 

NUMBER 

ファンクションID 

FUNCTION_NAME 

VARCHAR2(18) 

ファンクション名 

SMALL_READ_MBPS 

NUMBER 

1秒当たりに読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MBPS 

NUMBER 

1秒当たりに書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

LARGE_READ_MBPS 

NUMBER 

1秒当たりに読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MBPS 

NUMBER 

1秒当たりに書き込まれたマルチブロックのMB数 

SMALL_READ_IOPS 

NUMBER 

1秒当たりのシングル・ブロック読取りリクエスト 

SMALL_WRITE_IOPS 

NUMBER 

1秒当たりのシングル・ブロック書込みリクエスト 

LARGE_READ_IOPS 

NUMBER 

1秒当たりのマルチブロック読取りリクエスト 

LARGE_WRITE_IOPS 

NUMBER 

1秒当たりのマルチブロック書込みリクエスト 

AVG_WAIT_TIME 

NUMBER 

平均待機時間(ミリ秒) 

V$IOFUNCMETRIC_HISTORY

V$IOFUNCMETRIC_HISTORYは、最新の時間間隔のデータベース関数によるI/O統計情報の最新履歴を示します。

V$IOFUNCMETRIC_HISTORYの列は、V$IOFUNCMETRICの列と同じです。

関連項目:

「V$IOFUNCMETRIC」 

V$IOSTAT_CONSUMER_GROUP

V$IOSTAT_CONSUMER_GROUPは、コンシューマ・グループのディスクI/O統計を示します。リソース・マネージャが使用可能な場合は、現在有効化されているリソース・プランの一部であるすべてのコンシューマ・グループのI/O統計が取得されます。

  データ型  説明 

CONSUMER_GROUP_ID 

NUMBER 

コンシューマ・グループID 

SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたマルチブロックのMB数 

SMALL_READ_REQS 

NUMBER 

シングル・ブロックの読取りリクエスト数 

SMALL_WRITE_REQS 

NUMBER 

シングル・ブロックの書き込みリクエスト数 

LARGE_READ_REQS 

NUMBER 

マルチブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_WRITE_REQS 

NUMBER 

マルチブロックの書き込みリクエスト数 

NUMBER_OF_WAITS 

NUMBER 

コンシューマ・グループによるI/O待機数 

WAIT_TIME 

NUMBER 

合計待機時間(ミリ秒) 

V$IOSTAT_FILE

V$IOSTAT_FILEは、データベース・ファイル(データ・ファイル、一時ファイル、および他のタイプのデータベース・ファイルを含む)のディスクI/O統計に関する情報を示します。データ・ファイルおよび一時ファイルのI/O統計は各ファイルに対して提供されます。その他のすべてのファイル・タイプ(制御ファイル、ログ・ファイル、アーカイブ・ログなど)の統計は、ビュー内で1つのエントリに集約されます。

  データ型  説明 

FILE_NO 

NUMBER 

ファイル識別番号 

FILETYPE_ID 

VARCHAR2(25) 

ファイルのタイプ(ログ・ファイル、データ・ファイルなど) 

FILETYPE_NAME 

VARCHAR2(28) 

データ・ファイルまたは一時ファイルの場合はファイル名。それ以外のファイルの場合は、表示される対応する文字列(ARCHIVELOGなど)。 

SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたマルチブロックのMB数 

SMALL_READ_REQS 

NUMBER 

シングル・ブロックの読取りリクエスト数 

SMALL_WRITE_REQS 

NUMBER 

シングル・ブロックの書き込みリクエスト数 

SMALL_SYNC_READ_REQS 

NUMBER 

同期シングル・ブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_READ_REQS 

NUMBER 

マルチブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_WRITE_REQS 

NUMBER 

マルチブロックの書き込みリクエスト数 

SMALL_READ_SERVICETIME 

NUMBER 

シングル・ブロック読取りリクエストの合計サービス時間(ミリ秒) 

SMALL_WRITE_SERVICETIME 

NUMBER 

シングル・ブロック書込みリクエストの合計サービス時間(ミリ秒) 

SMALL_SYNC_READ_LATENCY 

NUMBER 

シングル・ブロック同期読取りの待機時間(ミリ秒) 

LARGE_READ_SERVICETIME 

NUMBER 

マルチブロック読取りリクエストの合計サービス時間(ミリ秒) 

LARGE_WRITE_SERVICETIME 

NUMBER 

マルチブロック書込みリクエストの合計サービス時間(ミリ秒) 

ASYNCH_IO 

VARCHAR2(9) 

非同期I/Oがファイルに使用可能かどうか(ASYNC_ON | ASYNC_OFF) 

RETRIES_ON_ERROR 

NUMBER 

エラーにおける読取りの再試行数 

V$IOSTAT_FUNCTION

V$IOSTAT_FUNCTIONは、データベース関数(LGWRおよびDBWRなど)のディスクI/O統計を示します。

  データ型  説明 

FUNCTION_ID 

NUMBER 

ファンクションID 

FUNCTION_NAME 

VARCHAR2(18) 

ファンクション名 

SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたマルチブロックのMB数 

SMALL_READ_REQS 

NUMBER 

シングル・ブロックの読取りリクエスト数 

SMALL_WRITE_REQS 

NUMBER 

シングル・ブロックの書き込みリクエスト数 

LARGE_READ_REQS 

NUMBER 

マルチブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_WRITE_REQS 

NUMBER 

マルチブロックの書き込みリクエスト数 

NUMBER_OF_WAITS 

NUMBER 

機能によるI/O待機数 

WAIT_TIME 

NUMBER 

合計待機時間(ミリ秒) 

V$IOSTAT_NETWORK

V$IOSTAT_NETWORKは、リモート・データベース・インスタンスのファイルへのアクセスによって発生したネットワークI/O統計に関する情報を示します。

  データ型  説明 

CLIENT 

VARCHAR2(32) 

ネットワークI/Oを開始するデータベース・クライアント名(Recovery ManagerまたはPL/SQLなど) 

READS# 

NUMBER 

発行された読取り操作数 

WRITES# 

NUMBER 

発行された書込み操作数 

KBYTES_READ 

NUMBER 

読み取られた合計KB数 

KBYTES_WRITTEN 

NUMBER 

書き込まれた合計KB数 

READ_LATENCY 

NUMBER 

合計読取り待機時間(ミリ秒) 

WRITE_LATENCY 

NUMBER 

合計書込み待機時間(ミリ秒) 

V$JAVA_LIBRARY_CACHE_MEMORY

V$JAVA_LIBRARY_CACHE_MEMORYは、Javaオブジェクト用の様々なネームスペース内のライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトに割り当てられたメモリーに関する情報を示します。メモリー・オブジェクトは、効率的に管理するために内部でメモリーをグループ化したものです。ライブラリ・キャッシュ・オブジェクトは、1つ以上のメモリー・オブジェクトで構成されます。

  データ型  説明 

LC_NAMESPACE 

VARCHAR2(15) 

ライブラリ・キャッシュのネームスペース 

LC_INUSE_MEMORY_OBJECTS 

NUMBER 

Javaプール内で現在使用中のライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトの数 

LC_INUSE_MEMORY_SIZE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュで使用中のメモリー・オブジェクトの合計サイズ(MB) 

LC_FREEABLE_MEMORY_OBJECTS 

NUMBER 

Javaプール内で解放可能なライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトの数 

LC_FREEABLE_MEMORY_SIZE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュで解放可能なメモリー・オブジェクトのサイズ(MB) 

V$JAVA_POOL_ADVICE

V$JAVA_POOL_ADVICEは、様々なプール・サイズのJavaプール内での見積り解析時間に関する情報を示します。サイズは、現行のJavaプールのサイズまたは確保済のJavaライブラリ・キャッシュ・メモリー(いずれか大きい方)の10%から、現行のJavaプールのサイズの200%までの範囲で、等間隔です。間隔値は、現行のJavaプール・サイズに応じて異なります。

短縮される解析時間は、ライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトを再ロードするのではなく、Javaプールに保持することで短縮される時間に相当します。

  データ型  説明 

JAVA_POOL_SIZE_FOR_ESTIMATE 

NUMBER 

見積り用のJavaプール・サイズ(MB) 

JAVA_POOL_SIZE_FACTOR 

NUMBER 

現行のJavaプール・サイズに対するサイズ要因 

ESTD_LC_SIZE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュに使用中のメモリー見積り(MB) 

ESTD_LC_MEMORY_OBJECTS 

NUMBER 

指定したサイズのJavaプールに格納されるライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトの見積り数 

ESTD_LC_TIME_SAVED 

NUMBER 

指定したサイズのJavaプール内で検出されるライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトによる、解析経過時間の短縮見積り(秒)。この時間は、使用可能な空きメモリーの不足によりメモリーから消去されたオブジェクトを、Javaプールに再ロードするのに要する時間に相当する。 

ESTD_LC_TIME_SAVED_FACTOR 

NUMBER 

現行のJavaプール・サイズに対する解析時間の見積り短縮要因 

ESTD_LC_LOAD_TIME 

NUMBER 

指定したサイズのJavaプール内で解析を行う場合の経過時間の見積り(秒) 

ESTD_LC_LOAD_TIME_FACTOR 

NUMBER 

現行のJavaプール・サイズに対するロード時間の見積り要因 

ESTD_LC_MEMORY_OBJECT_HITS 

NUMBER 

指定したサイズのJavaプール内でライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトが検出された回数の見積り 

V$LATCH

V$LATCHは、親ラッチと子ラッチのラッチ名別の集計ラッチ統計を示します。個々の親ラッチと子ラッチの統計は、ビューV$LATCH_PARENTおよびV$LATCH_CHILDRENに分かれています。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

ラッチ・オブジェクトのアドレス 

LATCH# 

NUMBER 

ラッチ番号 

LEVEL# 

NUMBER 

ラッチ・レベル 

NAME 

VARCHAR2(64) 

ラッチ名 

HASH 

NUMBER 

ラッチ・ハッシュ 

GETS 

NUMBER 

ラッチが待機可能モードで要求された回数 

MISSES 

NUMBER 

ラッチが待機可能モードで要求され、リクエスタが待機する必要があった回数 

SLEEPS 

NUMBER 

ラッチの待機中に待機可能ラッチ要求によってセッションがスリープ状態になった回数 

IMMEDIATE_GETS 

NUMBER 

ラッチが待機なしモードで要求された回数 

IMMEDIATE_MISSES 

NUMBER 

待機なしのラッチ要求が失敗(ミス)した回数 

WAITERS_WOKEN 

NUMBER 

この列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。この列にはデータは蓄積されず、値は常に0。 

WAITS_HOLDING_LATCH 

NUMBER 

この列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。この列にはデータは蓄積されず、値は常に0。 

SPIN_GETS 

NUMBER 

最初の試行に失敗したがスピン中に成功した待機可能ラッチ要求 

SLEEP[1 | 2 | 3 | 4] 

NUMBER 

これらの列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。これらの列にはデータは蓄積されず、値は常に0。この列のかわりに、V$EVENT_HISTOGRAMビューの該当する行(EVENT列の値がlatch freeまたはlatch:%)を問い合せることができる。 

SLEEP[5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11] 

NUMBER 

これらの列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。これらの列にはデータは蓄積されない。 

WAIT_TIME 

NUMBER 

ラッチを待機中の経過時間(マイクロ秒) 

関連項目:

 

V$LATCH_CHILDREN

V$LATCH_CHILDRENは、子ラッチについての統計情報を示します。このビューには、V$LATCHのすべての列に加えてCHILD#列が含まれています。LATCH#列が互いに一致する子ラッチは、同じ親ラッチを持ちます。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

ラッチ・オブジェクトのアドレス 

LATCH# 

NUMBER 

親ラッチのラッチ番号 

CHILD# 

NUMBER 

子ラッチ番号(各親ラッチに対してのみ一意) 

LEVEL# 

NUMBER 

ラッチ・レベル 

NAME 

VARCHAR2(64) 

ラッチ名 

HASH 

NUMBER 

ラッチ・ハッシュ 

GETS 

NUMBER 

ラッチが待機可能モードで要求された回数 

MISSES 

NUMBER 

ラッチが待機可能モードで要求され、リクエスタが待機する必要があった回数 

SLEEPS 

NUMBER 

ラッチの待機中に待機可能ラッチ要求によってセッションがスリープ状態になった回数 

IMMEDIATE_GETS 

NUMBER 

ラッチが待機なしモードで要求された回数 

IMMEDIATE_MISSES 

NUMBER 

待機なしのラッチ要求が失敗(ミス)した回数 

WAITERS_WOKEN 

NUMBER 

この列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。この列にはデータは蓄積されず、値は常に0。 

WAITS_HOLDING_LATCH 

NUMBER 

この列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。この列にはデータは蓄積されず、値は常に0。 

SPIN_GETS 

NUMBER 

最初の試行に失敗したがスピン中に成功した待機可能ラッチ要求 

SLEEP[1 | 2 | 3 | 4] 

NUMBER 

これらの列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。これらの列にはデータは蓄積されず、値は常に0。これらの列のかわりに、V$EVENT_HISTOGRAMビューの該当する行(EVENT列の値がlatch freeまたはlatch:%)を問い合せることができる。 

SLEEP[5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11] 

NUMBER 

これらの列は非推奨であるが、以前のリリースのOracleとの下位互換性用に残されている。これらの列にはデータは蓄積されない。 

WAIT_TIME 

NUMBER 

ラッチを待機中の経過時間(マイクロ秒) 

関連項目:

「V$LATCH」 

V$LATCH_MISSES

V$LATCH_MISSESは、取得できなかったラッチに関する統計情報を示します。

  データ型  説明 

PARENT_NAME 

VARCHAR2(64) 

親ラッチのラッチ名 

WHERE 

VARCHAR2(80) 

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は、LOCATIONの値と常に等しい。 

NWFAIL_COUNT 

NUMBER 

待機なしのラッチの取得が失敗した回数 

SLEEP_COUNT 

NUMBER 

取得しようとしてスリープになった回数 

WTR_SLP_COUNT 

NUMBER 

待機がスリープした回数 

LONGHOLD_COUNT 

NUMBER 

あるプロセスのスリープ中に別のプロセスがラッチを保持した回数 

LOCATION 

VARCHAR2(80) 

ラッチを取得しようとした場所 

V$LATCH_PARENT

V$LATCH_PARENTは、親ラッチについての統計情報を示します。V$LATCH_PARENTの列は、V$LATCHの列と同じです。

関連項目:

「V$LATCH」 

V$LATCHHOLDER

V$LATCHHOLDERは、現行のラッチ保持プロセスの情報を示します。

  データ型  説明 

PID 

NUMBER 

ラッチを保持しているプロセスの識別子 

SID 

NUMBER 

ラッチを所有するセッションの識別子 

LADDR 

RAW(4 | 8) 

ラッチ・アドレス 

NAME 

VARCHAR2(64) 

保持されているラッチの名前 

GETS 

NUMBER 

ラッチが待機モードまたは待機なしモードで取得された回数 

V$LATCHNAME

V$LATCHNAMEは、V$LATCHに示されたラッチのデコードされたラッチ名の情報を示します。V$LATCHNAMEの行は、V$LATCHの行に1対1で対応しています。

  データ型  説明 

LATCH# 

NUMBER 

ラッチ番号 

NAME 

VARCHAR2(64) 

ラッチ名 

HASH 

NUMBER 

ラッチ・ハッシュ 

関連項目:

「V$LATCH」 

V$LIBRARY_CACHE_MEMORY

V$LIBRARY_CACHE_MEMORYは、様々なネームスペース内のライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトに割り当てられたメモリーに関する情報を示します。メモリー・オブジェクトは、効率的に管理するために内部でメモリーをグループ化したものです。ライブラリ・キャッシュ・オブジェクトは、1つ以上のメモリー・オブジェクトで構成されます。

  データ型  説明 

LC_NAMESPACE 

VARCHAR2(15) 

ライブラリ・キャッシュのネームスペース 

LC_INUSE_MEMORY_OBJECTS 

NUMBER 

共有プール内で現在使用中のライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトの数 

LC_INUSE_MEMORY_SIZE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュで使用中のメモリー・オブジェクトの合計サイズ(MB) 

LC_FREEABLE_MEMORY_OBJECTS 

NUMBER 

共有プール内で解放可能なライブラリ・キャッシュ・メモリー・オブジェクトの数 

LC_FREEABLE_MEMORY_SIZE 

NUMBER 

ライブラリ・キャッシュで解放可能なメモリー・オブジェクトのサイズ(MB) 

V$LIBRARYCACHE

V$LIBRARYCACHEは、ライブラリ・キャッシュのパフォーマンスおよびアクティビティについての統計情報を示します。

  データ型  説明 

NAMESPACE 

VARCHAR2(15) 

ライブラリ・キャッシュのネームスペース 

GETS 

NUMBER 

このネームスペースのオブジェクトに対して要求されたロックの回数 

GETHITS 

NUMBER 

メモリー内でオブジェクトのハンドルが見つかった回数 

GETHITRATIO 

NUMBER 

GETHITSGETSに対する比率 

PINS 

NUMBER 

このネームスペースのオブジェクトに対してPINが要求された回数 

PINHITS 

NUMBER 

メモリー内でライブラリ・オブジェクトのすべてのメタデータが見つかった回数 

PINHITRATIO 

NUMBER 

PINHITSPINSに対する比率 

RELOADS 

NUMBER 

あるオブジェクトの任意のPIN(ただし、オブジェクト・ハンドルの作成後に実行された最初のPIN以外)。ディスクからそのオブジェクトをロードするように要求する。 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

依存するオブジェクトが修正されたために、このネームスペース内のオブジェクトに無効のマークが付いた合計回数 

DLM_LOCK_REQUESTS 

NUMBER 

ロック・インスタンス・ロックのGET要求の数 

DLM_PIN_REQUESTS 

NUMBER 

ロック・インスタンス・ロックのPIN要求の数 

DLM_PIN_RELEASES 

NUMBER 

PINインスタンス・ロックのリリース要求の数 

DLM_INVALIDATION_REQUESTS 

NUMBER 

無効インスタンス・ロックのGET要求の数 

DLM_INVALIDATIONS 

NUMBER 

他のインスタンスから受け取った無効pingの数 

V$LICENSE

V$LICENSEは、ライセンス制限の情報を示します。

  データ型  説明 

SESSIONS_MAX 

NUMBER 

インスタンスに対して認可される同時ユーザー・セッションの最大数 

SESSIONS_WARNING 

NUMBER 

警告を発生するインスタンスに対する同時ユーザー・セッション数 

SESSIONS_CURRENT 

NUMBER 

同時ユーザー・セッションのカレント数 

SESSIONS_HIGHWATER 

NUMBER 

インスタンス起動時以降の同時ユーザー・セッションの最大数 

USERS_MAX 

NUMBER 

データベースに対して指定できるユーザーの最大数 

CPU_COUNT_CURRENT 

NUMBER 

システム上の論理CPUまたはプロセッサの現在の数 

CPU_CORE_COUNT_CURRENT 

NUMBER 

システム上のCPUコアの現在の数(シングル・コアCPUに加えマルチコアCPUのサブコアを含む) 

CPU_SOCKET_COUNT_CURRENT 

NUMBER 

システム上のCPUソケットの現在の数(マルチスレッド・アーキテクチャかマルチコア・アーキテクチャかに関係なく、システム上のCPUチップの絶対数を表す) 

CPU_COUNT_HIGHWATER 

NUMBER 

インスタンスの起動後のシステム上の論理CPUまたはプロセッサの最大数 

CPU_CORE_COUNT_HIGHWATER 

NUMBER 

インスタンスの起動後のシステム上のCPUコアの最大数(シングル・コアCPUに加えマルチコアCPUのサブコアを含む) 

CPU_SOCKET_COUNT_HIGHWATER 

NUMBER 

インスタンスの起動後のシステム上のCPUソケットの最大数(マルチスレッド・アーキテクチャかマルチコア・アーキテクチャかに関係なく、システム上のCPUチップの絶対数を表す) 


注意:

CPUコア数およびCPUソケット数の統計情報の可用性は、Oracle Databaseが実行されているオペレーティング・システム・プラットフォームによって異なります。統計情報が使用できない場合、このビューは統計情報の値としてNULLを戻します。 


V$LOADISTAT

V$LOADISTATは、ダイレクト・パスAPIを使用したロード中に、表の索引の更新時に発生したエラーを示します。

  データ型  説明 

OWNER 

VARCHAR2(31) 

スキーマ名 

TABNAME 

VARCHAR2(31) 

表名 

INDEXNAME 

VARCHAR2(31) 

索引名 

SUBNAME 

VARCHAR2(31) 

索引サブ名 

MESSAGE_NUM 

NUMBER 

エラー・メッセージ番号 

MESSAGE 

VARCHAR2(4000) 

エラー・メッセージ 

V$LOADPSTAT

V$LOADPSTATは、ダイレクト・パスAPIを使用したロード中にパーティションまたはサブパーティションにロードされた行数の統計を示します。

  データ型  説明 

OWNER 

VARCHAR2(31) 

スキーマ名 

TABNAME 

VARCHAR2(31) 

表名 

PARTNAME 

VARCHAR2(31) 

パーティション名 

LOADED 

NUMBER 

ロードされた行数 

V$LOCK

V$LOCKは、現在Oracle Databaseによって保持されているロック、およびロックまたはラッチに対する未処理の要求を示します。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

ロック・ステート・オブジェクトのアドレス 

KADDR 

RAW(4 | 8) 

ロックのアドレス 

SID 

NUMBER 

ロックを保持または取得しているセッションの識別子 

TYPE 

VARCHAR2(2) 

ユーザーまたはシステム・ロックの型

ユーザー型のロックは、ユーザー・アプリケーションによって取得される。他のプロセスの障害となっているプロセスは、これらのロックの1つを保持している場合がある。ユーザー型のロックは、次のとおり。

TM − DMLエンキュー

TX − トランザクション・エンキュー

UL − ユーザーが提供

システム型のロックは、非常に短い期間のみ保持される。システム型のロックは表8-1を参照。 

ID1 

NUMBER 

ロック識別子#1(型によって異なる) 

ID2 

NUMBER 

ロック識別子#2(型によって異なる) 

LMODE 

NUMBER 

セッションがロックを保持するロック・モード:

  • 0 − なし

  • 1 − Null(NULL)

  • 2 − 行共有(SS)

  • 3 − 行排他(SX)

  • 4 − 共有(S)

  • 5 − 共有/行排他(SSX)

  • 6 − 排他(X)

 

REQUEST 

NUMBER 

プロセスがロックを要求するロック・モード:

  • 0 − なし

  • 1 − Null(NULL)

  • 2 − 行共有(SS)

  • 3 − 行排他(SX)

  • 4 − 共有(S)

  • 5 − 共有/行排他(SSX)

  • 6 − 排他(X)

 

CTIME 

NUMBER 

カレント・モードが付与されてから経過した時間 

BLOCK 

NUMBER 

問題のロックによってブロックされているかどうかによって、0または1の値が決まる。 

表8-1    TYPE列の値: システム型 
システム型  説明  システム型  説明 

BL 

バッファ・ハッシュ表インスタンス 

NA..NZ 

ライブラリ・キャッシュ確保インスタンス(A..Z=ネームスペース) 

CF 

制御ファイル・スキーマ・グローバル・エンキュー 

PF 

パスワード・ファイル 

CI 

インスタンス間ファンクション起動インスタンス 

PI、PS 

パラレル操作 

CU 

カーソル・バインド 

PR 

プロセス起動 

DF 

データ・ファイル・インスタンス 

QA..QZ 

行キャッシュ・インスタンス(A..Z=キャッシュ) 

DL 

ダイレクト・ローダー・パラレル索引作成 

RT 

REDOスレッド・グローバル・エンキュー 

DM 

マウント/起動dbプライマリ/セカンダリ・インスタンス 

SC 

システム変更番号インスタンス 

DR 

分散リカバリ・プロセス 

SM 

SMON 

DX 

分散トランザクション・エントリ 

SN 

順序番号インスタンス 

FS 

ファイル・セット 

SQ 

順序番号エンキュー 

HW 

特定のセグメントの領域管理操作 

SS 

ソート・セグメント 

IN 

インスタンス番号 

ST 

領域トランザクション・エンキュー 

IR 

インスタンス・リカバリ直列化グローバル・エンキュー 

SV 

順序番号値 

IS 

インスタンス状態 

TA 

総称エンキュー 

IV 

ライブラリ・キャッシュ無効化インスタンス 

TS 

一時セグメント・エンキュー(ID2=0) 

JQ 

ジョブ・キュー 

TS 

新規ブロック割当てエンキュー(ID2=1) 

KK 

スレッド・キック 

TT 

一時表エンキュー 

LA .. LP 

ライブラリ・キャッシュ・ロック・インスタンス・ロック(A..P=ネームスペース) 

UN 

ユーザー名 

MM 

マウント定義グローバル・エンキュー 

US 

UNDOセグメントDDL 

MR 

メディア・リカバリ 

WL 

書込み中REDOログ・インスタンス 

V$LOCK_ACTIVITY

V$LOCK_ACTIVITYは非推奨です。過去にこのビューにあった情報は、現在はV$INSTANCE_CACHE_TRANSFERおよびV$SEGMENT_STATISTICSビュー内にあります。

  データ型  説明 

FROM_VAL 

CHAR(4) 

グローバル・キャッシュ・リソースの初期の状態(常にNULL) 

TO_VAL 

CHAR(1) 

グローバル・キャッシュ・リソースの初期の状態(常にS) 

ACTION_VAL 

CHAR(21) 

変換の説明(常にLock buffers for read) 

COUNTER 

NUMBER 

ロック操作の実行回数 

V$LOCK_TYPE

  データ型  説明 

TYPE 

VARCHAR2(64) 

2文字の内部リソース識別子 

NAME 

VARCHAR2(64) 

リソース・タイプ名。短い(32文字未満)エンキュー・タイプ名。 

ID1_TAG 

VARCHAR2(64) 

エンキュー・タイプの説明 

ID2_TAG 

VARCHAR2(64) 

エンキュー・タイプの追加説明 

IS_USER 

VARCHAR2(3) 

ユーザー・エンキュー。SQL文の直接の結果として取得されたエンキュー。これらのエンキューでは、アプリケーションがデッドロックとなる可能性がある。この場合のデッドロックはアプリケーション・エラーとみなされる。 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(4000) 

エンキューの使用方法および使用目的に関する説明 

V$LOCKED_OBJECT

V$LOCKED_OBJECTは、システム上のすべてのトランザクションによって取得されるすべてのロックを示します。どのセッションがDMLロック(TMタイプのエンキュー)をどのオブジェクト上にどのモードで保持しているかを示します。

  データ型  説明 

XIDUSN 

NUMBER 

ロールバック・セグメント番号 

XIDSLOT 

NUMBER 

スロット番号 

XIDSQN 

NUMBER 

順序番号 

OBJECT_ID 

NUMBER 

ロック中のオブジェクトID 

SESSION_ID 

NUMBER 

セッションID 

ORACLE_USERNAME 

VARCHAR2(30) 

Oracleユーザー名 

OS_USER_NAME 

VARCHAR2(30) 

OSユーザー名 

PROCESS 

VARCHAR2(12) 

OSプロセスID 

LOCKED_MODE 

NUMBER 

ロック・モード 

V$LOG

V$LOGは、制御ファイルからのログ・ファイル情報を示します。

  データ型  説明 

GROUP# 

NUMBER 

ログ・グループ番号 

THREAD# 

NUMBER 

ログ・スレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

ログ順序番号 

BYTES 

NUMBER 

ログのサイズ(バイト) 

MEMBERS 

NUMBER 

ログ・グループのメンバーの数 

ARCHIVED 

VARCHAR2(3) 

アーカイブ状態(YES | NO) 

STATUS 

VARCHAR2(16) 

ログ状態:

  • UNUSED: オンラインREDOログが、まだ書き込まれていないことを示す。これは、ログがカレントREDOログではない場合の、追加またはRESETLOGSの直後のREDOログの状態。

  • CURRENT: 現行のREDOログ。これは、REDOログがアクティブであることを意味する。REDOログはオープン状態の場合もクローズ状態の場合もある。

  • ACTIVE: アクティブだが、カレント・ログではない。このログはクラッシュ・リカバリのために必要。また、ブロック・リカバリのために使用される場合もある。このログはアーカイブ済の場合も未アーカイブの場合もある。

  • CLEARING: ALTER DATABASE CLEAR LOGFILE文の後、空のログとして再作成されていることを示す。ログの消去の後、状態がUNUSEDに変更される。

  • CLEARING_CURRENT: クローズされたスレッドからカレント・ログが消去されることを示す。新しいログ・ヘッダーを書き込むときのI/Oエラーなどのスイッチ障害がある場合、ログがこの状態のままになることがある。

  • INACTIVE: インスタンス・リカバリのためには、ログがもう必要でないことを示す。このログは、メディア・リカバリのために使用される場合がある。このログはアーカイブ済の場合も未アーカイブの場合もある。

 

FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

ログ内の最小システム変更番号(SCN) 

FIRST_TIME 

DATE 

ログ内の最初のSCNの時刻 

V$LOG_HISTORY

V$LOG_HISTORYは、制御ファイルからのログ履歴情報を示します。

  データ型  説明 

RECID 

NUMBER 

制御ファイル・レコードID 

STAMP 

NUMBER 

制御ファイル・レコード・スタンプ 

THREAD# 

NUMBER 

アーカイブ・ログのスレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

アーカイブ・ログの順序番号 

FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

ログ内の最小システム変更番号(SCN) 

FIRST_TIME 

DATE 

ログ内の最初のエントリ(最小のSCN)時刻 

NEXT_CHANGE# 

NUMBER 

ログ内の最大のSCN 

RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

ログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ変更番号 

RESETLOGS_TIME 

DATE 

ログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ時刻 

V$LOGFILE

V$LOGFILEは、REDOログ・ファイルの情報を示します。

  データ型  説明 

GROUP# 

NUMBER 

REDOログ・グループ識別子番号 

STATUS 

VARCHAR2(7) 

ログ・メンバーの状態:

  • INVALID − ファイルはアクセス不可能

  • STALE − ファイルの内容が不完全

  • DELETED − ファイルは使用されなくなった

  • NULL − ファイルは使用中

 

TYPE 

VARCHAR2(7) 

ログ・ファイルのタイプ:

  • ONLINE

  • STANDBY

 

MEMBER 

VARCHAR2(513) 

REDOログ・メンバー名 

IS_RECOVERY_DEST_FILE 

VARCHAR2(3) 

ファイルがフラッシュ・リカバリ領域に作成されたかどうか(YES | NO) 

V$LOGHIST

V$LOGHISTは、制御ファイルからのログ履歴情報を示します。このビューは、旧バージョンとの互換性を保つために残されています。かわりに、V$LOG_HISTORYを使用することをお薦めします。

関連項目:

「V$LOG_HISTORY」 

  データ型  説明 

THREAD# 

NUMBER 

ログ・スレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

ログ順序番号 

FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

ログ内の最小のSCN 

FIRST_TIME 

DATE 

ログ内の最初のSCNの時刻 

SWITCH_CHANGE# 

NUMBER 

ログ・スイッチが発生したSCN。つまり、ログ内の最大のSCNより大きいSCN。 

V$LOGMNR_CONTENTS

V$LOGMNR_CONTENTSは、ログ履歴情報を示します。このビューに問い合せるには、SELECT ANY TRANSACTION権限が必要です。

V$LOGMNR_CONTENTSビューに対してSELECT文を実行すると、アーカイブREDOログ・ファイルが順番に読み込まれます。REDOログ・ファイルからの変換済レコードが、V$LOGMNR_CONTENTSビューに行として戻されます。この操作は、起動時に指定したフィルタ基準(EndTimeまたはendScn)が満たされるか、アーカイブ・ログ・ファイルの終わりに達するまで続行されます。

  データ型  説明 

SCN 

NUMBER 

データベースに変更が加えられた時点のシステム変更番号(SCN) 

START_SCN 

NUMBER 

この変更を含むトランザクションが開始されたときのシステム変更番号(SCN)。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効。それ以外の場合はNULL。この列は、トランザクションの開始を含まない時間/SCN範囲に問合せが実行されると、NULLになることもある。 

COMMIT_SCN 

NUMBER 

トランザクションのコミット時のシステム変更番号(SCN)。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効。 

TIMESTAMP 

DATE 

データベースに変更が加えられた時点のタイムスタンプ 

START_TIMESTAMP 

DATE 

この変更を含むトランザクションが開始されたときのタイムスタンプ。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効。それ以外の場合はNULL。この列は、トランザクションの開始を含まない時間/SCN範囲に問合せが実行されると、NULLになることもある。 

COMMIT_TIMESTAMP 

DATE 

トランザクションのコミット時のタイムスタンプ。COMMITTED_DATA_ONLYオプションがDBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()の起動時に選択された場合のみ有効。 

XIDUSN 

NUMBER 

変更を生成したトランザクションのトランザクションIDのUNDOセグメント番号 

XIDSLT 

NUMBER 

変更を生成したトランザクションのトランザクションIDのスロット番号 

XIDSQN 

NUMBER 

変更を生成したトランザクションのトランザクションIDの順序番号 

XID 

RAW(8) 

トランザクション識別子のRAW表現 

PXIDUSN 

NUMBER 

パラレル・トランザクションの親トランザクションIDのUNDOセグメント番号 

PXIDSLT 

NUMBER 

パラレル・トランザクションの親トランザクションIDのスロット番号 

PXIDSQN 

NUMBER 

パラレル・トランザクションの親トランザクションIDの順序番号 

PXID 

RAW(8) 

親トランザクション識別子のRAW表現 

TX_NAME 

VARCHAR2(256) 

変更を行ったトランザクションの名前。トランザクションの名前が指定されている場合にのみ有効。 

OPERATION 

VARCHAR2(32) 

変更を行ったユーザー・レベルのSQL操作:

  • INSERT − 変更は挿入文によって実行

  • UPDATE − 変更は更新文によって実行

  • DELETE − 変更は削除文によって実行

  • DDL − 変更はDDL文によって実行

  • START − 変更はトランザクションの開始によって実行

  • COMMIT − 変更はトランザクションのコミットによって実行

  • ROLLBACK − 変更はトランザクションの完全ロールバックによって実行

  • LOB_WRITE − 変更はDBMS_LOB.WRITEの呼出しによって実行

  • LOB_TRIM − 変更はDBMS_LOB.TRIMの呼出しによって実行

  • LOB_ERASE − 変更はDBMS_LOB.ERASEの呼出しによって実行

  • SELECT_FOR_UPDATE − 操作はSELECT FOR UPDATE

  • SEL_LOB_LOCATOR − 操作はLOBロケータを戻すSELECT

  • MISSING_SCN − LogMinerはREDOレコード内に差異を検出。すべてのREDOログがLogMinerに登録されているわけではないため、可能性が高い値。

  • INTERNAL − 変更はデータベースによって開始された内部操作によって実行

  • XML DOC BEGIN − XMLType列またはXMLType表への変更の開始

  • XML DOC WRITE − XML文書のデータ

  • XML DOC END − XML文書のデータの終了

  • UNSUPPORTED − 変更は現在LogMinerによってサポートされていない操作によって実行(ADT列がある表に加えられた変更など)

 

OPERATION_CODE 

NUMBER 

操作コード番号:

  • 0 − INTERNAL

  • 1 − INSERT

  • 2 − DELETE

  • 3 − UPDATE

  • 5 − DDL

  • 6 − START

  • 7 − COMMIT

  • 9 − SELECT_LOB_LOCATOR

  • 10 − LOB_WRITE

  • 11 − LOB_TRIM

  • 25 − SELECT_FOR_UPDATE

  • 28 − LOB_ERASE

  • 34 − MISSING_SCN

  • 68 − XML DOC BEGIN

  • 70 = XML DOC WRITE

  • 71 = XML DOC END

  • 36 − ROLLBACK

  • 255 − UNSUPPORTED

 

ROLLBACK 

NUMBER 

1 = 関連するトランザクションの部分的ロールバックまたは完全ロールバックが実行されたためにREDOレコードが生成された場合

0 = それ以外の場合 

SEG_OWNER 

VARCHAR2(32) 

変更されたデータ・セグメントの所有者 

SEG_NAME 

VARCHAR2(256) 

変更されたデータ・セグメントの名前 

TABLE_NAME 

VARCHAR2(32) 

変更された表の名前(REDOが表の変更に関係している場合) 

SEG_TYPE 

NUMBER 

変更されたデータ・セグメントのタイプ:

  • 0 − UNKNOWN

  • 1 − INDEX

  • 2 − TABLE

  • 19 − TABLE PARTITION

  • 20 − INDEX PARTITION

  • 34 − TABLE SUBPARTITION

  • 他のすべての値 − UNSUPPORTED

 

SEG_TYPE_NAME 

VARCHAR2(32) 

セグメント・タイプ名:

  • UNKNOWN

  • INDEX

  • TABLE

  • TABLE PARTITION

  • INDEX PARTITION

  • TABLE SUBPARTITION

  • UNSUPPORTED

 

TABLE_SPACE 

VARCHAR2(32) 

変更されたデータ・セグメントが含まれている表領域の名前。この列は、OPERATION列の値がDDLの行には移入されない。これはDDLが複数の表領域を処理する場合があるため。 

ROW_ID 

VARCHAR2(18) 

変更によって変更された行の行ID(変更がDMLに関連している場合にのみ有効)。REDOレコードがDMLに関連付けられていない場合はNULL。 

USERNAME 

VARCHAR2(30) 

トランザクションを実行したユーザーの名前 

OS_USERNAME 

VARCHAR2(4000) 

オペレーティング・システムのユーザー名 

MACHINE_NAME 

VARCHAR2(4000) 

ユーザーがデータベースに接続されたマシン 

AUDIT_SESSIONID 

NUMBER 

変更を実行しているユーザー・セッションに関連付けられた監査セッションID 

SESSION# 

NUMBER 

変更を行ったセッションのセッション番号 

SERIAL# 

NUMBER 

変更を行ったセッションのシリアル番号 

SESSION_INFO 

VARCHAR2(4000) 

トランザクションを実行したデータベース・セッションに関する情報。プロセス情報、ユーザーがログインしたマシン名などを含む。可能なSESSION_INFO列には次の情報が含まれる場合がある。

  • login_username = HR

  • client_info =

  • OS_username = jkundu

  • Machine_name = nirvan

  • OS_terminal = pts/31

  • OS_program_name = sqlplus@nirvan (TNS V1-V3)

 

THREAD# 

NUMBER 

データベースに変更を加えたスレッドの番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

データベース変更に対応するREDOレコードが格納されていたREDOログの順序番号 

RBASQN 

NUMBER 

変更に関連付けられたREDOレコードのREDOブロック・アドレス(RBA)に関連付けられた順序番号 

RBABLK 

NUMBER 

ログ・ファイル内のRBAブロック番号 

RBABYTE 

NUMBER 

ブロック内のRBAバイト・オフセット 

UBAFIL 

NUMBER 

UNDOブロックを含むファイルを識別するUNDOブロック・アドレス(UBA)ファイル番号 

UBABLK 

NUMBER 

UNDOブロックのUBAブロック番号 

UBAREC 

NUMBER 

UNDOブロック内のUBAレコード索引 

UBASQN 

NUMBER 

UBAのUNDOブロック順序番号 

ABS_FILE# 

NUMBER 

トランザクションによって変更されたブロックのデータ・ブロック絶対ファイル番号 

REL_FILE# 

NUMBER 

データ・ブロックの相対ファイル番号。オブジェクトの表領域からの相対番号。 

DATA_BLK# 

NUMBER 

ファイル内のデータ・ブロック番号 

DATA_OBJ# 

NUMBER 

オブジェクトを識別するデータ・ブロック・オブジェクト番号 

DATA_OBJV# 

NUMBER 

変更されている表のバージョン番号 

DATA_OBJD# 

NUMBER 

表領域内のオブジェクトを識別するデータ・ブロックのデータ・オブジェクト番号 

SQL_REDO 

VARCHAR2(4000) 

再構成されたSQL文で、変更を実行した元のSQL文と同じ。データベースにSQL_REDOを実行する前に『Oracle Databaseユーティリティ』を参照。

LogMinerは一時表のSQL REDOを生成しない。そのような場合、この列には文字列「/* No SQL_REDO for temporary tables */」が含まれる。 

SQL_UNDO 

VARCHAR2(4000) 

再構成されたSQL文で、変更を実行した元の文の結果を取り消すために使用できる。DDL文には対応するSQL_UNDOが存在しない。データベースにSQL_UNDOを実行する前に『Oracle Databaseユーティリティ』を参照。

LogMinerは一時表のSQL UNDOを生成しない。そのような場合、この列には文字列「/* No SQL_UNDO for temporary tables */」が含まれる。 

RS_ID 

VARCHAR2(32) 

レコード・セットID。ともに行の論理変更を一意に識別するタプル(RS_IDSSN)。通常、これはV$LOGMNR_CONTENTSからの1行を意味するが、REDOまたはUNDOの単一のSQL文が大きすぎてそれぞれの列、SQL_UNDOまたはSQL_REDO内に収まらない場合、複数行となる場合もある。RS_IDは、行を生成したREDOレコードを一意に識別する。 

SSN 

NUMBER 

SQL順序番号。RS_IDと組み合せて使用され、行の論理変更を一意に識別する。V$LOGMNR_CONTENTSビューから1行以上で表示される。 

CSF 

NUMBER 

継続SQLフラグ。表示される値:

  • 0 − SQL_REDOおよびSQL_UNDOが同じ行に含まれていることを示す。

  • 1 − SQL_REDOまたはSQL_UNDOのいずれかのサイズが4000バイトよりも大きく、ビューによって戻された次の行に続いていることを示す。

 

INFO 

VARCHAR2(32) 

行に関する情報メッセージ。たとえば、文字列「USER DDL」は、SQL_REDO列に戻されたDDL文がユーザーによって実行されたトップレベルのDDLであることを示し、文字列「INTERNAL DDL」は、SQL_REDO列に戻されたDDL文がRDBMSによって内部で実行されたことを示す。 

STATUS 

NUMBER 

0の値は、SQL_REDOおよびSQL_UNDO列に示されている再構成されたSQL文が、有効な実行可能SQL文であることを示す。それ以外の場合、再構成されたSQL文は実行不可能。これは、分析用のLogMinerにデータ・ディクショナリが提供されていないか、提供されたデータ・ディクショナリに、マイニングされているオブジェクトの定義がないことによる。

5の値は、この行がXMLType列またはXMLType表への変更の一部であり、適用前にXML文書をアセンブルする必要があることを示す。 

REDO_VALUE 

NUMBER 

DBMS_LOGMNR.MINE_VALUE()およびDBMS_LOGMNR.COLUMN_PRESENT()ファンクションへの入力として使用。 

UNDO_VALUE 

NUMBER 

DBMS_LOGMNR.MINE_VALUE()およびDBMS_LOGMNR.COLUMN_PRESENT()ファンクションへの入力として使用。 

SAFE_RESUME_SCN 

NUMBER 

将来、使用するために確保される 

CSCN 

NUMBER 

COMMIT_SCN列が設定されている場合、この列は非推奨になる 

OBJECT_ID 

RAW(16) 

XMLType表へのDMLに使用するオブジェクト識別子。タイプが定義されていない表を変更する場合、この列の値はNULL。 

V$LOGMNR_DICTIONARY

V$LOGMNR_DICTIONARYは、ログ履歴情報を示します。

  データ型  説明 

DB_NAME 

VARCHAR2(9) 

データベース名 

DB_ID 

NUMBER 

データベースID 

DB_CREATED 

DATE 

ソース・データベースの作成日(V$DATABASEビュー内のCREATED列に対応) 

TIMESTAMP 

DATE 

ディクショナリが作成された日付 

RESET_SCN 

NUMBER 

ディクショナリが作成されたときのリセットログSCN 

RESET_SCN_TIME 

DATE 

ディクショナリが作成されたときのリセットログSCNのタイムスタンプ 

DB_VERSION_TIME 

DATE 

ソース・データベースのバージョン・タイム(V$DATABASEビュー内のVERSION_TIME列に対応) 

DB_CHARACTER_SET 

VARCHAR2(30) 

ソース・データベースのキャラクタ・セット 

DB_VERSION 

VARCHAR2(64) 

非推奨の列 

DB_STATUS 

VARCHAR2(64) 

非推奨の列 

DICTIONARY_SCN 

NUMBER 

ディクショナリが作成されたときのデータベース・チェックポイントSCN 

ENABLED_THREAD_MAP 

RAW(16) 

非推奨の列 

DB_TXN_SCN 

NUMBER 

ディクショナリが作成されたときのSCN 

FILENAME 

VARCHAR2(512) 

ディクショナリ・ファイル名 

INFO 

VARCHAR2(32) 

情報/状態メッセージ

BAD_DATEは、ディクショナリ・ファイルのSCNがログ・ファイルのSCN範囲に一致しないことを示す。 

STATUS 

NUMBER 

NULLは、ログ・ファイルのリストに有効なディクショナリ・ファイルを示す。NULL以外の値は、詳細がテキスト文字列でINFO列に含まれることを示す。 

V$LOGMNR_DICTIONARY_LOAD

V$LOGMNR_DICTIONARY_LOADは、システム上のすべてのアクティブなLogMinerセッションのLogMinerディクショナリに関する情報を示します。このビューの各問合せは、接続されたLogMinerセッションごとに1行を戻します。このビューはLogMinerの非定型問合せクライアントに対しては有効な情報を示しません。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

LogMinerセッションID 

LOGMNR_UID 

NUMBER 

LogMinerディクショナリUID 

ACTION# 

NUMBER 

内部使用用 

OPCODE 

NUMBER 

内部使用用 

COMMAND 

VARCHAR2(161) 

実行されている現在のコマンド 

CURRENT_STATE 

VARCHAR2(32) 

LOADED=ACTIVEの場合のサマリー情報 

COMPLETED_ACTIONS 

NUMBER 

これまでに完了した手順 

TOTAL_ACTIONS 

NUMBER 

完了させる合計手順 

LOADED 

VARCHAR2(7) 

ディクショナリ・ロードの状態:

  • YES − ディクショナリはロードされている

  • NO − ディクショナリはロードされていない

  • ACTIVE − ディクショナリはロード中

 

PERCENT_DONE 

NUMBER 

ロードされたディクショナリの割合 

V$LOGMNR_LATCH

V$LOGMNR_LATCHV$LATCHビューおよびV$LATCH_CHILDRENビューと結合して、アクティブなLogMiner永続セッションで使用される様々なラッチに関する統計情報を取得できます。LogMiner永続セッションを作成するには、初回にロジカル・スタンバイ・データベースでData Guard SQL Applyを起動するか、Streams取得を作成します。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

LogMiner永続セッションの一意の識別子 

NAME 

VARCHAR2(32) 

ラッチの名前:

  • LogMiner internal state − LogMiner READERプロセス、PREPARERプロセスおよびBUILDERプロセス間の通信を保護するラッチを示す。

  • LogMiner memory allocation − LogMiner内のすべてのメモリーの割当ておよび割当て解除を保護するラッチを示す。

  • LogMiner transaction list − LogMinerレイヤーとそのクライアント(ロジカル・スタンバイ・データベース上のData Guard SQL ApplyまたはOracle Streams)間の相互作用を保護するラッチを示す

 

CHILD_ADDR 

RAW(4) 

子ラッチ・オブジェクトのアドレス。この列は、V$LATCH_CHLDRENビューの対応するADDR列に一致する。 

STATE 

VARCHAR2(6) 

ラッチの状態:

  • UNINIT − ラッチ構造は初期化されていない。つまり、ラッチは現在どのLogMiner永続セッションにも割り当てられていない。

  • READY − ラッチ構造はLogMiner永続セッションで使用されている

 

V$LOGMNR_LOGS

V$LOGMNR_LOGSは、ログ情報を示します。

  データ型  説明 

LOG_ID 

NUMBER 

非推奨の列 

FILENAME 

VARCHAR2(512) 

ログ・ファイル名 

LOW_TIME 

DATE 

ファイル内のレコードの最も古い日付 

HIGH_TIME 

DATE 

ファイル内のレコードの最新の日付 

DB_ID 

NUMBER 

データベースID 

DB_NAME 

VARCHAR2(8) 

データベース名 

RESET_SCN 

NUMBER 

ログ・ファイルを生成したデータベース・インカネーションのリセットログSCN 

RESET_SCN_TIME 

DATE 

ログ・ファイルを生成したデータベース・インカネーションのリセットログ・タイムスタンプ 

THREAD_ID 

NUMBER 

スレッド番号 

THREAD_SQN 

NUMBER 

スレッド順序番号 

LOW_SCN 

NUMBER 

ログの記録が開始されたときに割り当てられたSCN 

NEXT_SCN 

NUMBER 

このログの後のSCN。次のログの最小SCN。 

DICTIONARY_BEGIN 

VARCHAR2(3) 

REDOログにダンプされたディクショナリの先頭がこのREDOログに含まれているかどうか(YES | NO) 

DICTIONARY_END 

VARCHAR2(3) 

REDOログにダンプされたディクショナリの末尾がこのREDOログに含まれているかどうか(YES | NO) 

TYPE 

VARCHAR2(7) 

REDOログ・ファイルのタイプ:

  • ARCHIVED

  • ONLINE

 

BLOCKSIZE 

NUMBER 

データベースのブロック・サイズ 

FILESIZE 

NUMBER 

REDOファイルのサイズ(バイト) 

INFO 

VARCHAR2(32) 

情報メッセージ。MISSING_LOGFILEの値は、必要なログ・ファイルがログ・ファイルのリストから欠落している行エントリに割り当てられる。 

STATUS 

NUMBER 

REDOログ・ファイルの状態:

  • 0 − 読み取られる

  • 1 − 最初に読み取られる

  • 2 − 不要

  • 4 − 欠落しているログ・ファイル

 

V$LOGMNR_PARAMETERS

V$LOGMNR_PARAMETERSは、ログ情報を示します。

  データ型  説明 

START_DATE 

DATE 

検索を開始する日付 

REQUIRED_START_DATE 

DATE 

DDL追跡が使用可能になっている場合に検索の開始に必要な日付 

END_DATE 

DATE 

検索を終了する日付 

START_SCN 

NUMBER 

検索を開始するシステム変更番号 

REQUIRED_START_SCN 

NUMBER 

DDL追跡が使用可能になっている場合に検索の開始に必要なシステム変更番号 

END_SCN 

NUMBER 

検索を終了するシステム変更番号 

OPTIONS 

NUMBER 

カレントLogMinerセッションに指定されているオプション 

INFO 

VARCHAR2(32) 

この列は常にNULL 

STATUS 

NUMBER 

この列は常に0 

V$LOGMNR_PROCESS

V$LOGMNR_PROCESSは、アクティブなLogMiner永続セッションに接続されたすべてのプロセスを示します。LogMiner永続セッションを作成するには、初回にロジカル・スタンバイ・データベースでData Guard SQL Applyを起動するか、Streams取得を作成します。このビューをV$SESSIONビューまたはV$PROCESSビューと結合して、プロセス固有の情報を収集できます。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

LogMiner永続セッションの一意の識別子 

PID 

NUMBER 

SQL ApplyまたはStreams取得プロセスのOracleプロセスの識別子(V$PROCESS.PIDと同じ) 

SPID 

VARCHAR2(12) 

オペレーティング・システムのプロセス識別子(V$PROCESS.SPIDと同じ) 

ROLE 

VARCHAR2(32) 

アクティブなLogMinerプロセスのロールを示す。(READERPREPARERBUILDERCOORDINATORまたはAPPLY SERVER) 

USERNAME 

VARCHAR2(15) 

データベースに接続されているオペレーティング・システム・プロセスのユーザー名 

SID 

NUMBER 

V$SESSION.SIDプロセスのセッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

V$SESSION.SERIALプロセスに関連付けられたセッション・シリアル番号 

LATCHWAIT 

VARCHAR2(8) 

プロセスが待機しているラッチのアドレス。ラッチがない場合はNULL。 

LATCHSPIN 

VARCHAR2(8) 

プロセスがスピンしているラッチのアドレス。ラッチがない場合はNULL。 

WORK_MICROSEC 

VARCHAR2(21) 

プロセスによる有効な作業の実行時間(マイクロ秒) 

OVERHEAD_MICROSEC 

VARCHAR2(21) 

プロセスによるオーバーヘッド・タスクの実行時間または単なる待機/アイドル状態の時間(マイクロ秒) 

V$LOGMNR_SESSION

V$LOGMNR_SESSIONは、アクティブなLogMiner永続セッションに関する情報を示します。LogMiner永続セッションを作成するには、初回にロジカル・スタンバイ・データベースでData Guard SQL Applyを起動するか、Streams取得を作成します。一時的なLogMinerセッション(V$LOGMNR_CONTENTSビューを問い合せた結果として作成されるLogMinerセッション)は、V$LOGMNR_SESSIONビューには表示されません。このビューに表示される統計情報はシステムのスナップショットに対応し、どこにも累積されません。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

LogMiner永続セッションの一意の識別子 

SESSION_NAME 

VARCHAR2(32) 

一意のセッション名 

SESSION_STATE 

VARCHAR2(9) 

LogMiner永続セッションの現在の状態

  • READY − クライアントはLogMiner永続セッションを作成し、関連するアーカイブREDOログ・ファイルを追加したが、初期LogMinerディクショナリをロードしていない

  • STARTED − LogMinerディクショナリがロードされている

  • ACTIVE − LogMiner永続セッションはREDOストリームをマイニング中

  • DETACHED − LogMiner永続セッションは現在アクティブではなく、非アクティブへの移行中

  • DISCARDED − クライアントはLogMiner永続セッションを破棄しようとしている

 

DB_NAME 

VARCHAR2(128) 

ソース・データベースのグローバル・データベース名 

DB_ID 

NUMBER 

ソース・データベースのデータベース識別子 

RESET_SCN 

NUMBER 

セッションの開始時のシステム変更番号(SCN) 

RESET_TIMESTAMP 

NUMBER 

LogMiner永続セッションの開始時のRESETLOGの時刻 

NUM_PROCESS 

NUMBER 

このセッションに割り当てられたプロセスの数 

CHUNK_SIZE 

NUMBER 

このチャンクに割り当てられたメモリー容量 

START_SCN 

NUMBER 

セッションの開始時のシステム変更番号(SCN) 

END_SCN 

NUMBER 

セッションの終了時のシステム変更番号(SCN) 

SPILL_SCN 

NUMBER 

再起動イベントでは、この値より小さいSCNを持つREDOレコードはアーカイブREDOログ・ファイルから読み取られない 

PROCESSED_SCN 

NUMBER 

BUILDERプロセスは、このSCNまでREDOレコードのマイニングを正常に行った 

PREPARED_SCN 

NUMBER 

PREPARERプロセスは、このSCNより小さいすべてのREDOレコードを論理変更レコード(LCR)に正常に変換。ただし、LCRが連鎖行またはLOB更新に関係している場合、LCRはトランザクションにグループ化されていないか、マージされていない場合がある。 

READ_SCN 

NUMBER 

READERプロセスは、このSCNより小さいすべてのREDOレコードを読取った 

LOW_MARK_SCN 

NUMBER 

LogMinerは、これより小さいSCNをコミットしたすべてのトランザクションをクライアントに送信 

CONSUMED_SCN 

NUMBER 

クライアントは、これより小さいSCNをコミットしたすべてのトランザクションを使用し、解放した 

MAX_MEMORY_SIZE 

NUMBER 

LogMinerが使用できる共有メモリーの最大量 

USED_MEMORY_SIZE 

NUMBER 

LogMinerが実際に使用した共有メモリーの量 

BUILDER_WORK_SIZE 

NUMBER 

 

PREPARED_WORK_SIZE 

NUMBER 

LogMinerによって準備されたREDOの量 

AVAILABLE_WORK_SIZE 

NUMBER 

準備されているが、まだクライアントによって使用されていないREDOレコードの量 

AVAILABLE_TXN 

NUMBER 

使用の準備ができているトランザクション・チャンクの数 

AVAILABLE_COMMITTED_TXN 

NUMBER 

使用の準備ができているコミット済トランザクションの数。この数は、AVAILABLE_TXNよりも小さいか、等しくなる。 

DELIVERED_TXN 

NUMBER 

クライアントが現在所有しているトランザクション・チャンクの数 

DELIVERED_COMMITTED_TXN 

NUMBER 

クライアントが現在処理しているコミット済トランザクション・チャンクの数。この数は、DELIVERED_TXN列の値よりも小さいか、等しくなる。 

PINNED_TXN 

NUMBER 

確保されている(クライアントがアクティブに処理している)トランザクションの数 

PINNED_COMMITTED_TXN 

NUMBER 

確保されている(クライアントがアクティブに処理している)コミット済トランザクションの数 

CHECKPOINT_INTERVAL 

NUMBER 

チェックポイント間隔 

V$LOGMNR_STATS

V$LOGMNR_STATSは、アクティブなLogMiner永続セッションによって現在実行中のアクティビティを示します。

  データ型  説明 

SESSION_ID 

NUMBER 

LogMiner永続セッションの一意の識別子 

NAME 

VARCHAR2(64) 

次の内容を含む、LogMiner統計情報、状態またはステータス名:

  • Bytes of Redo Processed − SQL Applyによって処理されたバイトの累積数

  • Redo Records Processed − SQL Applyによって処理されたREDOレコードの数

  • Txns Delivered to Client − SQL Applyによって処理されたSQLトランザクションの数

  • DML txns delivered − SQL Applyによって処理されたDMLトランザクションの数

  • DDL txns delivered − SQL Applyによって処理されたDDLトランザクションの数

  • CTAS txns delivered − SQL Applyによって処理されたCREATE TABLE AS SELECT(CTAS)トランザクションの数

  • Recursive txns delivered − SQL Applyによって処理されたrecursiveトランザクションの数

  • Rolled back txns seen

  • LCRs delivered to client − SQL Applyによって処理された論理変更レコード(LCR)の数

  • Bytes paged out − ページアウトされたバイトの累積数。LogMinerはLCRキャッシュからメモリーをページアウトして、不適切なワークロードまたは過小構成システムを適応させる。処理されたREDOのバイトにページアウトされるバイトの比率は低くする必要がある。この比率が高い(10%以上)場合は、SQL Applyに割り当てられるMAX_SGAを増加してみる。

  • Microsecs spent in pageout − LogMinerがLCRキャッシュからのメモリーのページアウトにかかった時間

  • Bytes checkpointed − チェックポイントが実行されたバイトの量を追跡。マイニング・エンジンは定期的にチェックポイントを実行しており、これにより長時間実行されるトランザクションに関係する論理変更レコード(LCR)を書き出す。Bytes CheckpointedBytes of Redo Processedに対する比率は低くする必要がある。比率が高いと(10%以上)ワークロードが不適切になる。

  • Microsecs spent in checkpoint − マイニング・エンジンがチェックポイントの実行にかかった時間。これにより、マイニング・エンジンは長時間実行されるトランザクションに関係する論理変更レコード(LCR)を書き出す。

  • Bytes rolled back − LogMinerによってロールバックされたバイト数の累積値。LogMinerがREDOストリームのセクションをバックトラックし、再処理する必要がある場合がある。その場合、LogMinerはすでに実行した作業をロールバックする。Bytes Rolled BackBytes of Redo Processedに対する比率は低くする必要がある。この比率が高い(10%以上)場合は、SQL Applyに割り当てられるPREPARERプロセスの数を減らす。

  • Microsecs spent in rollback − ロジカル・スタンバイ・データベースにすでに適用されたトランザクションのロールバックにかかった時間

 

VALUE 

VARCHAR2(64) 

対応するメトリック値 

V$LOGSTDBY

V$LOGSTDBYは非推奨です。

  データ型  説明 

SERIAL# 

NUMBER 

SQLセッション・シリアル番号。このデータは、このビューをV$SESSIONおよびV$PX_SESSIONビューと結合するときに使用される。 

LOGSTDBY_ID 

NUMBER 

パラレル問合せスレーブID 

PID 

VARCHAR2(12) 

SQL適用プロセスのプロセスID 

TYPE 

VARCHAR2(30) 

プロセスによって実行中のタスク(COORDINATORAPPLIERANALYZERREADERPREPARERまたはBUILDER) 

STATUS_CODE 

NUMBER 

STATUSメッセージに属するステータス番号(またはOracleエラー・コード) 

STATUS 

VARCHAR2(256) 

プロセスの現行アクティビティの説明 

HIGH_SCN 

NUMBER 

プロセスによって参照される最大システム変更番号(SCN)。この列は、個々のプロセスの進捗を確認するために使用される。 

V$LOGSTDBY_PROCESS

V$LOGSTDBY_PROCESSは、Data Guardログ適用サービスに発生している事象に関する動的情報を示します。このビューは、アーカイブREDOログをスタンバイ・データベースに論理的に適用する間のパフォーマンス問題を診断するときなどに役立ちます。このビューは、ロジカル・スタンバイ・データベース専用です。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

関連付けられたセッションのセッションID。これは、V$SESSIONビューの対応する行のSID列に一致する。 

SERIAL# 

NUMBER 

関連付けられたセッションのシリアル番号。(SIDSERIAL#)ともに現行データベース・インスタンス内のセッションを一意に識別する。 

LOGSTDBY_ID 

NUMBER 

パラレル問合せスレーブID 

SPID 

VARCHAR2(12) 

V$PROCESSビューのこのプロセスに対応する行のSPID値に対応する 

TYPE 

VARCHAR2(30) 

プロセスがSQL Applyのコンテキストで果たす役割。

  • COORDINATOR

  • APPLIER

  • ANALYZER

  • READER

  • PREPARER

  • BUILDER

 

STATUS_CODE 

NUMBER 

プロセスの現行アクションを識別する操作コード

  • 16111 - SQL適用プロセスが初期化されている。

  • 16112 - 適用プロセスとマイニング・プロセスがユーザー・コマンドに基づいて停止しているため、SQL Applyプロセスがクリーンアップしている。

  • 16116 - SQL適用プロセスがアイドル状態になっている。

  • 16117 - SQL適用プロセスがビジー状態で、関連するイベントを待機していない。

  • 16110 - APPLIERプロセスが、DDL文を処理する前に調査するため、ユーザー提供のストアド・プロシージャを起動した。

  • 16113 - APPLIERプロセスが、一部のユーザー・オブジェクトまたは順序にDML変更を適用している。

  • 16114 - APPLIERプロセスがDDL変更を適用している。

  • 16115 - COORDINATORプロセスがREDOストリームからLogMinerディクショナリをロードしている。

  • 16243 - BUILDERプロセスが1crキャッシュの領域を開放するためにメモリーをページアウトしている。

  • 16240 - READERプロセスは、追加のログ・ファイルが使用可能になるのを待機してアイドル状態になっている。

  • 16241 - READERプロセスは、ログ・ファイルによってログ順序ギャップが補完されるのを待機してアイドル状態になっている。

  • 16242 - READERプロセスがログ・ファイルを処理している。

 

STATUS 

VARCHAR2(256) 

プロセスの現行アクションの説明 

HIGH_SCN 

NUMBER 

このプロセスで処理される最大のREDOレコード/LCRを識別する 

V$LOGSTDBY_PROGRESS

V$LOGSTDBY_PROGRESSは、ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの進捗を示します。このビューは、ロジカル・スタンバイ・データベース専用です。

  データ型  説明 

APPLIED_SCN 

NUMBER 

このSCN以下のCOMMIT SCNを持つすべてのトランザクションが適用された 

APPLIED_TIME 

DATE 

APPLIED_SCNの日時 

RESTART_SCN 

NUMBER 

適用の再開中、LogMinerはこのSCNより小さいNEXT_CHANGE#を持ついずれのログ・ファイルも読み取らない 

RESTART_TIME 

DATE 

RESTART_SCNの日時 

LATEST_SCN 

NUMBER 

ロジカル・スタンバイが検出したすべてのREDOレコードの最大SCN 

LATEST_TIME 

DATE 

LATEST_SCNの日時 

MINING_SCN 

NUMBER 

builderプロセスによって処理された最新のREDOレコードのSCN 

MINING_TIME 

DATE 

MINING_SCNの日時 

V$LOGSTDBY_STATE

V$LOGSTDBY_STATEは、V$LOGSTDBYおよびV$LOGSTDBY_STATSからのロジカル・スタンバイの実行状態について集約された情報を示します。

  データ型  説明 

PRIMARY_DBID 

NUMBER 

プライマリ・データベースのデータベースID(DBID) 

SESSION_ID 

NUMBER 

SQL Applyに割り当てられたLogMinerセッションID 

REALTIME_APPLY 

VARCHAR2(64) 

Yは、SQL Applyがリアルタイム適用モードで実行中であることを示す。スタンバイREDOログが設定されている場合、SQL Applyは変更がスタンバイREDOログ・ファイルに書き込まれたときに変更を適用する。Nは、SQL Applyが各アーカイブREDOログ・ファイルの受信時に変更を適用することを示す。 

STATE 

VARCHAR2(64) 

  • INITIALIZING: LogMinerセッションが作成され、コーディネータが接続された

  • LOADING DICTIONARY: SQL ApplyはLogMinerディクショナリをロード中

  • WAITING ON GAP: SQL Applyはログ・ファイルがプライマリ・データベースから送信されるのを待機中

  • APPLYING: SQL Applyはトランザクションをアクティブにマイニングまたは適用中

  • WAITING FOR DICTIONARY LOGS: SQL ApplyはLogMinerディクショナリを含むアーカイブ・ログがプライマリ・データベースから送信されるのを待機中

  • IDLE: SQL Applyはロジカル・スタンバイで可能なすべての変更を適用し、プライマリ・データベースと同期された

 

V$LOGSTDBY_STATS

V$LOGSTDBY_STATSは、SQL Applyに関する統計、現在の状態およびステータス情報を示します。SQL Applyを実行していない場合は、このビューから行は戻されません。このビューは、ロジカル・スタンバイ・データベースのコンテキスト内でのみ有効です。

このビューに表示されるすべての統計は、各SQL Applyの開始時に再初期化されます。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(64) 

統計、状態またはステータス名:

注意: 次の統計の多くは変更または削除される場合があります。プログラマは、統計の欠落または追加を許容できるようにアプリケーション・コードを記述する必要があります。

  • SQL ApplyによるREDOログのマイニングに使用されるLogMinerセッションのID

  • 作成者の数

  • 適用者の数

  • SQL Applyで使用されているサーバー・プロセス

  • LCRキャッシュに使用される最大SGA(MB)

  • SQL Applyで、変更の適用中にプライマリ・データベースで参照したコミット順が保持されているかどうか

  • DBA_LOGSTDBY_EVENTS表に記録されているイベントの最大数

  • DBA_LOGSTDBY_EVENTS表でスキップされたエラーが、SQL Applyでロギングされているかどうか

  • DBA_LOGSTDBY_EVENTS表でスキップされたDDLが、SQL Applyでロギングされているかどうか

  • DBA_LOGSTDBY_EVENTS表で適用されたDDLが、SQL Applyでロギングされているかどうか

  • DBA_LOGSTDBY_EVENTS表で検出されたサポートされていない操作が、SQL Applyでロギングされているかどうか

  • リアルタイム適用が動作中かどうか

  • 適用の遅延の値(分)

  • コーディネータの状態

  • コーディネータの稼働時間(秒)

  • SQL Applyの最新の開始時間

  • マイニングされ適用可能とされたトランザクションの数

  • 適用されたトランザクションの数

  • マイニングされ、ロールバックされたトランザクションの数

  • マイニングされたDDLトランザクションの数

  • マイニングされたCTAS(Create Table as Select)トランザクションの数

  • REDOストリームで発生したスレッド可能なイベントの数

  • REDOストリームで発生したスレッド不可能なイベントの数

  • マイニングされたREDOレコードのバイト数

  • ページアウトされたバイト数

  • ページアウト・アクティビティに費やされた時間(秒)

  • チェックポイントされたバイト数

  • チェックポイント・アクティビティに費やされた時間(秒)

  • SQL Applyのアイドル時間(秒)

  • 全スタンバイREDOログが、対応するアーカイブ・ログのマイニングを必要とせずにマイニングされる回数

  • SQL Applyが、スタンバイREDOログから対応するアーカイブ・ログに切り替える必要がある回数

  • SQL Applyが、アーカイブ・ログからREDOログをマイニングする回数

  • ギャップ・フェッチ・メカニズムによりスタンバイ・データベースに受信されたアーカイブ・ログ(マイニングされ、ギャップ・フェッチされたログ)の数

  • ログ・ファイルのオープンを試みて失敗した数

  • SQL Applyがリアルタイム・モードで実行されている場合、現行のギャップを解決するために費やされた時間(現行のログ・ファイルの待機)1

  • SQL Applyがリアルタイム・モードで実行されている場合、ギャップを解決するために費やされた時間(全ログ・ファイルの待機)2

 

VALUE 

VARCHAR2(64) 

統計情報または状態情報の値 

1 SQL Applyがリアルタイム・モードで実行されていない場合、これはギャップの解決に費やされた時間を反映せず、単に、最新のアーカイブ・ログがロジカル・スタンバイに表示されるまでに費やされた時間を反映する場合があります。

2 SQL Applyがリアルタイム・モードで実行されていない場合、この時間には、SQL Applyが登録されたすべてのアーカイブ・ログの処理を終了し、次のログをアーカイブするために毎回待機した時間が含まれます。

V$LOGSTDBY_TRANSACTION

V$LOGSTDBY_TRANSACTIONは、SQL Applyによって処理中のすべてのアクティブ・トランザクションを示します。このビューに表示されるトランザクション識別子は、REDOストリームからマイニングされたものであり、プライマリ・データベースで割り当てられたトランザクション識別子に対応します。ロジカル・スタンバイ・データベースでアクティブなトランザクションには対応していません。ロジカル・スタンバイ・データベースでアクティブなトランザクション(SQL Applyの一部として作成されたものを含む)に関する情報は、ロジカル・スタンバイ・データベースでV$TRANSACTIONビューを問い合せてください。

  データ型  説明 

PRIMARY_XIDUSN 

NUMBER 

トランザクションのUNDOセグメント番号 

PRIMARY_XIDSLT 

NUMBER 

トランザクションのスロット番号 

PRIMARY_XIDSQN 

NUMBER 

トランザクションの順序番号 

PRIMARY_XID 

RAW(8) 

トランザクションID 

PRIMARY_START_SCN 

NUMBER 

開始SCNベース 

PRIMARY_START_TIME 

DATE 

開始時刻 

PRIMARY_PARENT_XIDUSN 

NUMBER 

親トランザクションのUNDOセグメント番号 

PRIMARY_PARENT_XIDSLT 

NUMBER 

親トランザクションのスロット番号 

PRIMARY_PARENT_XIDSQN 

NUMBER 

親トランザクションの順序番号 

PRIMARY_PARENT_XID 

RAW(8) 

親トランザクションのトランザクションID(PDML) 

TYPE 

VARCHAR2(32) 

タイプ:

  • PL/SQL − トランザクションは、サポートされているPL/SQLプロシージャの一部として実行された

  • Direct Path Load − トランザクションは、ダイレクト・パス・ロードである

  • CTAS − トランザクションは、1つ以上のCREATE TABLE ... AS SELECT操作を含む

  • DDL − トランザクションは、1つ以上のDDL操作を含む

  • PDML Child − トランザクションは、子トランザクションである

  • DML − トランザクションは、DML操作のみを含む

 

MINING_STATUS 

VARCHAR2(32) 

マイニング状態:

  • ACTIVE − トランザクションはLogMinerにより現在もマイニング中。少なくともこのトランザクションの一部は適用できる状態か、すでに適用された。

  • COMPLETE − トランザクションは完了し、適用できる状態。LogMinerはマイニングを終了。

 

APPLY_STATUS 

VARCHAR2(6) 

  • ACTIVE − トランザクションは、適用サーバーに割り当てられている。次のいずれかの状態になる。

    • トランザクションはアクティブに適用されている

    • トランザクションは特定のイベントの発生を待機している適用サーバーに保持されている

    • トランザクションはこのトランザクションの後続部分を待機している適用サーバーに保持されている

  • NONE − トランザクションは、適用サーバーにまだ割り当てられていない

 

SID 

NUMBER 

適用サーバー・セッションのセッションID。APPLY_STATUSNONEの場合はNULL。 

SERIAL# 

NUMBER 

適用サーバー・セッションのシリアル番号。APPLY_STATUSNONEの場合はNULL。 

V$MANAGED_STANDBY

V$MANAGED_STANDBYは、Data Guard環境に含まれるフィジカル・スタンバイ・データベースに関連する、一部のOracle Databaseプロセスの最新のステータス情報を示します。このビューの情報は、インスタンス停止後は保持されません。

  データ型  説明 

PROCESS 

VARCHAR2(9) 

情報がレポートされるプロセスのタイプ:

  • RFS − リモート・ファイル・サーバー

  • MRP0 − 分離されたリカバリ・サーバー・プロセス

  • MR(fg) − フォアグラウンド・リカバリ・セッション

  • ARCH − アーカイバ・プロセス

  • FGRD

  • LGWR

  • RFS(FAL)

  • RFS(NEXP)

  • LNS − ネットワーク・サーバー・プロセス

 

PID 

NUMBER 

プロセスのオペレーティング・システムのプロセス識別子 

STATUS 

VARCHAR2(12) 

現行プロセスの状態:

  • UNUSED − アクティブ・プロセスなし

  • ALLOCATED − プロセスはアクティブだが、現在はプライマリ・データベースに接続されていない

  • CONNECTED − プライマリ・データベースへのネットワーク接続を確立済

  • ATTACHED − プロセスがプライマリ・データベースにアクティブに接続されて通信中

  • IDLE − プロセスはアクティビティを実行していない

  • ERROR − プロセスが失敗した

  • OPENING − プロセスがアーカイブREDOログをオープン中

  • CLOSING − プロセスがアーカイブを完了し、アーカイブREDOログをクローズ中

  • WRITING − プロセスがアーカイブREDOログ・データをアクティブに書込み中

  • RECEIVING − プロセスがネットワーク通信を受信中

  • ANNOUNCING − プロセスが依存性を持つ可能性のあるアーカイブREDOログの存在をアナウンス中

  • REGISTERING − プロセスが完了した依存アーカイブREDOログの存在を登録中

  • WAIT_FOR_LOG − プロセスはアーカイブREDOログの完了を待機中

  • WAIT_FOR_GAP − プロセスはアーカイブ・ギャップの解決を待機中

  • APPLYING_LOG − プロセスはアーカイブREDOログをスタンバイ・データベースにアクティブに適用中

 

CLIENT_PROCESS 

VARCHAR2(8) 

対応するプライマリ・データベース・プロセス:

  • ARCHIVAL − フォアグラウンド(手動)アーカイブ・プロセス(SQL)

  • ARCH − バックグラウンドARCnプロセス

  • LGWR − バックグラウンドLGWRプロセス

 

CLIENT_PID 

VARCHAR2(40) 

クライアント・プロセスのオペレーティング・システムのプロセス識別子 

CLIENT_DBID 

VARCHAR2(40) 

プライマリ・データベースのデータベース識別子 

GROUP# 

VARCHAR2(40) 

スタンバイREDOログ・グループ 

RESETLOG_ID 

NUMBER 

アーカイブREDOログのリセットログ識別子 

THREAD# 

NUMBER 

アーカイブREDOログのスレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

アーカイブREDOログの順序番号 

BLOCK# 

NUMBER 

最後に処理されたアーカイブREDOログのブロック番号 

BLOCKS 

NUMBER 

アーカイブREDOログのサイズ(512バイトのブロック単位) 

DELAY_MINS 

NUMBER 

アーカイブREDOログの遅延間隔(分) 

KNOWN_AGENTS 

NUMBER 

アーカイブREDOログを処理中のスタンバイ・データベース・エージェントの合計数 

ACTIVE_AGENTS 

NUMBER 

アーカイブREDOログをアクティブに処理中のスタンバイ・データベース・エージェントの数 

V$MAP_COMP_LIST

V$MAP_COMP_LISTは、すべての要素マッピング構造の補足情報を示します。

  データ型  説明 

ELEM_IDX 

NUMBER 

要素に対応する索引 

NUM_COMP 

NUMBER 

コンポーネント数(最大5) 

COMP1_NAME 

VARCHAR2(256) 

第1コンポーネントの名前 

COMP1_VAL 

VARCHAR2(256) 

第1コンポーネントの値 

COMP2_NAME 

VARCHAR2(256) 

第2コンポーネントの名前 

COMP2_VAL 

VARCHAR2(256) 

第2コンポーネントの値 

COMP3_NAME 

VARCHAR2(256) 

第3コンポーネントの名前 

COMP3_VAL 

VARCHAR2(256) 

第3コンポーネントの値 

COMP4_NAME 

VARCHAR2(256) 

第4コンポーネントの名前 

COMP4_VAL 

VARCHAR2(256) 

第4コンポーネントの値 

COMP5_NAME 

VARCHAR2(256) 

第5コンポーネントの名前 

COMP5_VAL 

VARCHAR2(256) 

第5コンポーネントの値 

V$MAP_ELEMENT

V$MAP_ELEMENTは、インスタンスのSGAにあるすべての要素マッピング構造のリストを示します。

  データ型  説明 

ELEM_NAME 

VARCHAR2(256) 

要素名 

ELEM_IDX 

NUMBER 

要素に対応する索引 

ELEM_CFGID 

VARCHAR2(256) 

構成ID(構成IDがサポートされていない場合はN/A) 

ELEM_TYPE 

VARCHAR2(12) 

要素型:

  • MIRROR

  • STRIPE

  • RAID5

  • CONCATENATED

  • PARTITION

  • DISK

  • NONE

 

ELEM_SIZE 

NUMBER 

要素サイズ(HKB単位) 

ELEM_NSUBELEM 

NUMBER 

副要素の数 

ELEM_DESCR 

VARCHAR2(256) 

要素の説明 

STRIPE_SIZE 

NUMBER 

RAID-5およびSTRIPE要素のHKB単位のストライプ・サイズ(その他のタイプの場合は0) 

LIB_IDX 

NUMBER 

要素の所有権を持つライブラリの索引 

V$MAP_EXT_ELEMENT

V$MAP_EXT_ELEMENTは、すべての要素マッピング構造の補足情報を示します。

  データ型  説明 

ELEM_IDX 

NUMBER 

要素に対応する索引 

NUM_ATTRB 

NUMBER 

属性数(最大5) 

ATTRB1_NAME 

VARCHAR2(256) 

第1属性の名前 

ATTRB1_VAL 

VARCHAR2(256) 

第1属性の値 

ATTRB2_NAME 

VARCHAR2(256) 

第2属性の名前 

ATTRB2_VAL 

VARCHAR2(256) 

第2属性の値 

ATTRB3_NAME 

VARCHAR2(256) 

第3属性の名前 

ATTRB3_VAL 

VARCHAR2(256) 

第3属性の値 

ATTRB4_NAME 

VARCHAR2(256) 

第4属性の名前 

ATTRB4_VAL 

VARCHAR2(256) 

第4属性の値 

ATTRB5_NAME 

VARCHAR2(256) 

第5属性の名前 

ATTRB5_VAL 

VARCHAR2(256) 

第5属性の値 

V$MAP_FILE

V$MAP_FILEは、インスタンスの共有メモリーにあるすべてのファイル・マッピング構造のリストを示します。

  データ型  説明 

FILE_MAP_IDX 

NUMBER 

ファイルに対応する索引 

FILE_CFGID 

VARCHAR2(256) 

構成ID(構成IDがサポートされていない場合はN/A) 

FILE_STATUS 

VARCHAR2(7) 

マッピング情報の状態:

  • VALID − 最新のファイル・マッピング情報

  • INVALID − マッピングのリフレッシュが必要

 

FILE_NAME 

VARCHAR2(256) 

絶対ファイル名 

FILE_TYPE 

VARCHAR2(11) 

ファイル・タイプ:

  • DATAFILE

  • SPFILE

  • TEMPFILE

  • CONTROLFILE

  • LOGFILE

  • ARCHIVEFILE

 

FILE_STRUCTURE 

VARCHAR2(9) 

ファイル構造:

  • FILE

  • RAWVOLUME

  • RAWDEVICE

  • NONE

 

FILE_SIZE 

NUMBER 

ファイル・サイズ(HKB単位) 

FILE_NEXTS 

NUMBER 

ファイル内のエクステント数(マップされるファイル・エクステントの数と異なる場合もあり) 

LIB_IDX 

NUMBER 

ファイルの所有権を持つマッピング・ライブラリの索引 

V$MAP_FILE_EXTENT

V$MAP_FILE_EXTENTは、インスタンスの共有メモリーにあるすべてのファイル・エクステント・マッピング構造のリストを示します。

  データ型  説明 

FILE_MAP_IDX 

NUMBER 

ファイルの索引(V$MAP_FILE内のFILE_MAP_IDXに対応) 

EXT_NUM 

NUMBER 

ファイル・エクステント番号 

EXT_ELEM_OFF 

NUMBER 

要素オフセット(HKB単位) 

EXT_SIZE 

NUMBER 

ファイル・エクステント・サイズ(HKB単位) 

EXT_FILE_OFF 

NUMBER 

ファイル・オフセット(HKB単位) 

EXT_TYPE 

VARCHAR2(6) 

ファイル・エクステント・タイプ:

  • DATA

  • PARITY

  • NONE

 

ELEM_IDX 

NUMBER 

ファイル・エクステントがある要素に対応する、V$MAP_ELEMENT内の索引 

V$MAP_FILE_IO_STACK

V$MAP_FILE_IO_STACKは、ファイルの記憶域コンテナの階層配置を示します。このビューの各行は、階層レベルを表します。

  データ型  説明 

FILE_MAP_IDX 

NUMBER 

ファイルの索引(V$MAP_FILE内のFILE_MAP_IDXに対応) 

DEPTH 

NUMBER 

I/Oスタック内の要素の深さ 

ELEM_IDX 

NUMBER 

要素に対応する索引 

CU_SIZE 

NUMBER 

要素上に連続して存在するファイルの連続する論理ブロック・セット(HKB単位) 

STRIDE 

NUMBER 

この要素上で連続しているファイル内の連続単位(CU)間のHKB数。RAID5ファイルとストライプ・ファイルに使用される。 

NUM_CU 

NUMBER 

この要素上で相互に隣接していて、ファイル内でSTRIDE HKBで区切られている連続単位の数。RAID5の場合、連続単位数にはパリティ・ストライプも含まれる。 

ELEM_OFFSET 

NUMBER 

要素オフセット(HKB単位) 

FILE_OFFSET 

NUMBER 

ファイルの先頭から連続単位の先頭バイトまでのオフセット(HKB単位) 

DATA_TYPE 

VARCHAR2(15) 

データ型:

  • DATA

  • PARITY

  • DATA AND PARITY

 

PARITY_POS 

NUMBER 

パリティの位置。RAID5の場合のみ。この列はパリティとデータ部分を区別するために必要である。 

PARITY_PERIOD 

NUMBER 

パリティ間隔。RAID5の場合のみ。 

ID 

NUMBER 

一意識別子 

PARENT_ID 

NUMBER 

親識別子 

V$MAP_LIBRARY

V$MAP_LIBRARYは、外部プロセスによって動的にロードされるすべてのマッピング・ライブラリのリストを示します。

  データ型  説明 

LIB_IDX 

NUMBER 

ライブラリに対応する索引 

LIB_NAME 

VARCHAR2(256) 

絶対ライブラリ名 

VENDOR_NAME 

VARCHAR2(64) 

ライブラリを実装するベンダーの名前 

PROTOCOL_NUM 

NUMBER 

ライブラリでサポートされているマッピング・プロトコル 

VERSION_NUM 

VARCHAR2(32) 

バージョン番号 

PATH_NAME 

VARCHAR2(4000) 

パス名 

MAP_FILE 

VARCHAR2(1) 

ライブラリでマッピング・ファイルがサポートされるかどうか(Y | N) 

FILE_CFGID 

VARCHAR2(13) 

ファイル用にサポートされる構成IDのタイプ:

  • NONE − サポート外

  • PERSISTENT

  • NONPERSISTENT

 

MAP_ELEM 

VARCHAR2(1) 

ライブラリでマッピング要素がサポートされるかどうか(Y | N) 

ELEM_CFGID 

VARCHAR2(13) 

要素用にサポートされる構成IDのタイプ:

  • NONE − サポート外

  • PERSISTENT

  • NONPERSISTENT

 

MAP_SYNC 

VARCHAR2(1) 

将来のマッピングに最新の変更が反映されるように、このライブラリを明示的に同期化する必要があるかどうか(Y | N)。ライブラリを明示的に同期化する必要がある場合は、構成IDをサポートできないため注意。 

V$MAP_SUBELEMENT

V$MAP_SUBELEMENTは、インスタンスの共有メモリーにあるすべての副要素マッピング構造のリストを示します。

  データ型  説明 

CHILD_IDX 

NUMBER 

子要素に対応するV$MAP_ELEMENT内の索引 

PARENT_IDX 

NUMBER 

親要素に対応するV$MAP_ELEMENT内の索引 

SUB_NUM 

NUMBER 

副要素番号 

SUB_SIZE 

NUMBER 

副要素のサイズ(HKB単位) 

ELEM_OFFSET 

NUMBER 

子要素でのオフセット(HKB単位) 

SUB_FLAGS 

NUMBER 

副要素フラグ(現在は使用しない) 

V$MEMORY_CURRENT_RESIZE_OPS

V$MEMORY_CURRENT_RESIZE_OPSは、現在進行中のメモリーのサイズ変更操作(自動および手動の両方)に関する情報を示します。操作には、動的メモリー・コンポーネントの拡張と縮小があります。すべてのサイズはバイト単位で表されます。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(64) 

コンポーネント名 

OPER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

操作のタイプ:

  • STATIC

  • INITIALIZING

  • DISABLED

  • GROW

  • SHRINK

  • SHRINK_CANCEL

 

OPER_MODE 

VARCHAR2(9) 

操作モード:

  • MANUAL

  • DEFERRED

  • IMMEDIATE

 

PARAMETER 

VARCHAR2(80) 

サイズ変更操作のパラメータ名 

INITIAL_SIZE 

NUMBER 

操作の開始時のパラメータ値 

TARGET_SIZE 

NUMBER 

サイズ変更後のパラメータに必要な値 

CURRENT_SIZE 

NUMBER 

パラメータの現在の値 

START_TIME 

DATE 

操作の開始時刻 

LAST_UPDATE_TIME 

DATE 

操作の最終進行時刻 

V$MEMORY_DYNAMIC_COMPONENTS

V$MEMORY_DYNAMIC_COMPONENTSは、動的SGAコンポーネントに関する情報を示します。このビューでは、インスタンスの起動後に完了したすべてのSGAサイズ変更操作に基づく情報が要約されます。すべてのサイズはバイト単位で表されます。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(64) 

コンポーネント名 

CURRENT_SIZE 

NUMBER 

コンポーネントの現行のサイズ 

MIN_SIZE 

NUMBER 

インスタンス起動後のコンポーネントの最小サイズ 

MAX_SIZE 

NUMBER 

インスタンス起動後のコンポーネントの最大サイズ 

USER_SPECIFIED_SIZE 

NUMBER 

コンポーネントのユーザー・パラメータの値 

OPER_COUNT 

NUMBER 

インスタンス起動後の操作数 

LAST_OPER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

コンポーネントに対して最後に完了した操作:

  • STATIC

  • INITIALIZING

  • DISABLED

  • GROW

  • SHRINK

  • SHRINK_CANCEL

 

LAST_OPER_MODE 

VARCHAR2(9) 

最後に完了した操作のモード:

  • MANUAL

  • DEFERRED

  • IMMEDIATE

 

LAST_OPER_TIME 

DATE 

最後に完了した操作の開始時刻 

GRANULE_SIZE 

NUMBER 

GROW操作またはSHRINK操作の粒度 

V$MEMORY_RESIZE_OPS

V$MEMORY_RESIZE_OPSは、これまでに完了した800回のメモリー・サイズ変更操作(自動および手動の両方)に関する情報を示します。これには、進行中の操作は含まれません。すべてのサイズはバイト単位で表されます。

  データ型  説明 

COMPONENT 

VARCHAR2(64) 

コンポーネント名 

OPER_TYPE 

VARCHAR2(13) 

操作のタイプ:

  • STATIC

  • INITIALIZING

  • DISABLED

  • GROW

  • SHRINK

  • SHRINK_CANCEL

 

OPER_MODE 

VARCHAR2(9) 

操作モード:

  • MANUAL

  • DEFERRED

  • IMMEDIATE

 

PARAMETER 

VARCHAR2(80) 

サイズ変更操作のパラメータ名 

INITIAL_SIZE 

NUMBER 

操作の開始時のパラメータ値 

TARGET_SIZE 

NUMBER 

サイズ変更後のパラメータに要求される値 

FINAL_SIZE 

NUMBER 

サイズ変更後のパラメータの実際の値 

STATUS 

VARCHAR2(9) 

操作の完了状態:

  • INACTIVE

  • PENDING

  • COMPLETE

  • CANCELLED

  • ERROR

 

START_TIME 

DATE 

操作の開始時刻 

END_TIME 

DATE 

操作の終了時刻 

V$MEMORY_TARGET_ADVICE

V$MEMORY_TARGET_ADVICEは、MEMORY_TARGETパラメータのサイズ指定を、現在のサイズ指定および満足度メトリックに基づいて行う方法に関する情報を示します。

  データ型  説明 

MEMORY_SIZE 

NUMBER 

MEMORY_SIZE_FACTOR列に値1がある場合、MEMORY_TARGET初期化パラメータで設定されているように、この列には現在のメモリーのサイズが表示される。

MEMORY_SIZE_FACTOR列の値が1未満であるか、または1より大きい場合は、この列には提案されたメモリー・サイズが表示される。 

MEMORY_SIZE_FACTOR 

NUMBER 

現在のメモリー・サイズの乗数。可能な値は、0.25、0.5、0.75、1、1.5、1.75および2。現在のメモリー・サイズにこの乗数をかけた値がMEMORY_SIZE列の値と等しくなる。 

ESTD_DB_TIME 

NUMBER 

現在のメモリー・サイズ(MEMORY_SIZE_FACTOR = 1)の場合は、現行のワークロードを完了するために必要なデータベース時間。提案されたメモリー・サイズの場合は、MEMORY_TARGETパラメータが提案されたサイズに変更されたときに必要となる見積りデータベース時間。 

ESTD_DB_TIME_FACTOR 

NUMBER 

提案されたメモリー・サイズの場合は、現在のデータベース時間に対する見積りデータベース時間の割合 

VERSION 

NUMBER 

この推奨項目のバージョン番号(V$MEMORY_TARGET_ADVICEビューのスナップショット) 

表8-2に、V$MEMORY_TARGET_ADVICEで表示される情報を使用してパフォーマンスを向上させる方法を示します。このデータは、現在のメモリー・サイズ380Mを760M(2x)に増設すると、現行ワークロードが115475単位ではなく80525単位のDBtimeになり、パフォーマンスが格段に向上することを示しています。

表8-2    V$MEMORY_TARGET_ADVICEの使用例 
MEMORY_SIZE  MEMORY_SIZE_FACTOR  ESTD_DB_TIME  ESTD_DB_TIME_FACTOR  VERSION 

380 

115475 

95 

.25 

200500 

1.7 

190 

.5 

125600 

1.1 

760 

80525 

0.7 

V$METRIC

V$METRICは、AWRインフラストラクチャによって取得された一連のメトリックの最新統計値を示します。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

メトリック値の開始時間 

END_TIME 

DATE 

メトリック値の終了時間 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔のサイズ 

GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループID。グループ名はV$METRICNAMEビューを参照。 

ENTITY_ID 

NUMBER 

対象とするメトリックの実体ID。実体IDの値は、メトリック・グループに基づいて決定される。(使用可能な値の説明については、次の表を参照。) 

ENTITY_SEQUENCE 

NUMBER 

対象とするメトリックの実体順序の番号。実体順序の値は、メトリック・グループに基づいて決定される。(使用可能な値の説明については、次の表を参照。) 

METRIC_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック名。エンティティについて取得された統計。 

VALUE 

NUMBER 

BEGIN_TIMEEND_TIMEの間の統計の値 

METRIC_UNIT 

VARCHAR2(64) 

VALUEの単位 

次の表に、各メトリック・グループに関するENTITY_IDおよびENTITY_SEQUENCEの内容を示します。

GID  グループ名  実体ID  実体順序 

Event Metrics 

イベント番号 

N/A 

Event Class Metrics 

待機クラスID 

N/A 

System Metrics Long Duration 

N/A 

N/A 

System Metrics Short Duration 

N/A 

N/A 

Session Metrics Long Duration 

セッションID 

シリアル番号 

Session Metrics Short Duration 

セッションID 

シリアル番号 

Service Metrics 

N/A 

サービス・ハッシュ 

File Metrics Long Duration 

ファイル番号 

作成変更番号 

Tablespace Metrics Long Duration 

表領域番号 

N/A 

10 

Service Metrics (Short) 

N/A 

サービス・ハッシュ 

V$METRICGROUP

V$METRICGROUPは、4つの各主要Streamsコンポーネント(取得、伝播、適用およびキュー)のメトリック・グループに関する情報を示します。

  データ型  説明 

GROUP_ID 

NUMBER 

各グループに関連付けられた内部ID 

NAME 

VARCHAR2(64) 

グループの外部名 

INTERVAL_SIZE 

NUMBER 

統計情報を収集する頻度 

MAX_INTERVAL 

NUMBER 

統計情報を収集する時間間隔の合計 

V$METRIC_HISTORY

V$METRIC_HISTORYは、AWRインフラストラクチャによって取得された一連のメトリックの使用可能なすべての統計値を示します。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

メトリック値の開始時間 

END_TIME 

DATE 

メトリック値の終了時間 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔のサイズ 

GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループID。グループ名はV$METRICNAMEビューを参照。 

ENTITY_ID 

NUMBER 

対象とするメトリックの実体ID。実体IDの値は、メトリック・グループに基づいて決定される。(使用可能な値については、V$METRICの説明の中の表を参照。) 

ENTITY_SEQUENCE 

NUMBER 

対象とするメトリックの実体順序の番号。実体順序の値は、メトリック・グループに基づいて決定される。(使用可能な値については、V$METRICの説明の中の表を参照。) 

METRIC_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック名。エンティティについて取得された統計。 

VALUE 

NUMBER 

BEGIN_TIMEEND_TIMEの間の統計の値 

METRIC_UNIT 

VARCHAR2(64) 

VALUEの単位 

V$METRICNAME

V$METRICNAMEは、メトリック名とメトリックIDの間のマッピングを示します。

  データ型  説明 

GROUP_ID 

NUMBER 

メトリック・グループID 

GROUP_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック・グループ名 

METRIC_ID 

NUMBER 

メトリックID 

METRIC_NAME 

VARCHAR2(64) 

メトリック名 

METRIC_UNIT 

VARCHAR2(64) 

測定単位 

V$MTTR_TARGET_ADVICE

V$MTTR_TARGET_ADVICEは、各行に対応するMTTRについて物理I/Oの数を予測する行を示します。また、この行は、物理I/O要因を計算します。物理I/O要因とは、現行のMTTR設定によって測定区間内で実際に実行されるI/O数に対する見積りI/O数の割合です。

データベースの起動後にMTTRアドバイザがオンになっていない場合、このビューの内容は空になります。それ以外の場合は、収集されたアドバイザ情報が戻されます。現在、アドバイザがオフになっている場合、この情報は前回MTTRアドバイザがオンになっていた時点から収集されます。MTTRアドバイザがオンになるようにSTATISTICS_LEVELパラメータを動的に変更する場合は、FAST_START_MTTR_TARGETを0(ゼロ)以外の値に設定する必要があります。

MTTRアドバイザがオンになっている間にFAST_START_MTTR_TARGETパラメータに変更があると、新規のFAST_START_MTTR_TARGET設定が有効になるまでMTTRアドバイザが一時的にオフになります。この推移期間中は、V$MTTR_TARGET_ADVICEの内容には古いMTTR設定のシミュレーション結果が反映されます。

  データ型  説明 

MTTR_TARGET_FOR_ESTIMATE 

NUMBER 

シミュレートされるMTTR設定。これがビューの1行目の場合は、現行のMTTR設定と同じ。 

ADVICE_STATUS 

VARCHAR2(5) 

MTTRシミュレーションの現在の状態:

  • ON

  • READY

  • OFF

 

DIRTY_LIMIT 

NUMBER 

シミュレート対象のMTTRから導出される使用済バッファ制限 

ESTD_CACHE_WRITES 

NUMBER 

このMTTRでのキャッシュの物理書込みの見積り数 

ESTD_CACHE_WRITE_FACTOR 

NUMBER 

このMTTRでのキャッシュの見積り物理書込み比。これは、現行のMTTR設定におけるキャッシュ書込み数に対する見積りキャッシュ書込み数の割合を示す。 

ESTD_TOTAL_WRITES 

NUMBER 

このMTTRでの物理書込みの見積り合計数 

ESTD_TOTAL_WRITE_FACTOR 

NUMBER 

このMTTRでの見積り合計物理書込み比。これは、現行のMTTR設定における物理書込みの合計数に対する物理書込みの見積り合計数の割合を示す。 

ESTD_TOTAL_IOS 

NUMBER 

このMTTRでのI/Oの見積り合計数 

ESTD_TOTAL_IO_FACTOR 

NUMBER 

このMTTRでの見積り合計I/O比。これは、現行のMTTR設定における合計I/O数に対する見積り合計I/O数の割合を示す。 

V$MUTEX_SLEEP

V$MUTEX_SLEEPは、待機時間およびmutexタイプと場所のそれぞれの組合せのスリープ数を示します。

  データ型  説明 

MUTEX_TYPE 

VARCHAR2(32) 

mutexが保護するアクションまたはオブジェクトのタイプ 

LOCATION 

VARCHAR2(40) 

mutexの待機側がスリープしたコード位置 

SLEEPS 

NUMBER 

このMUTEX_TYPEおよびLOCATIONのスリープ数 

WAIT_TIME 

NUMBER 

待機時間(マイクロ秒) 

V$MUTEX_SLEEP_HISTORY

V$MUTEX_SLEEP_HISTORYは、時系列のデータを示します。このビューの各行には、特定の時刻、mutexタイプ、場所、要求セッションおよびブロッキング・セッションの組合せが含まれます。つまり、各行は、特定のブロッキング・セッションに保持されているために特定のmutexタイプと場所の要求中にスリープした特定のセッション(要求セッション)に関連するデータを示します。このビューのデータは、示された最新のスリープとともに循環バッファ内に含まれます。

  データ型  説明 

MUTEX_IDENTIFIER 

NUMBER 

Mutex ID 

SLEEP_TIMESTAMP 

TIMESTAMP(6) 

このMUTEX_TYPEおよびLOCATIONが、BLOCKING_SESSIONによって保持されている間にREQUESTING_SESSIONでスリープした最後の日付/時刻。 

MUTEX_TYPE 

VARCHAR2(32) 

mutexが保護するアクションまたはオブジェクトのタイプ 

GETS 

NUMBER 

mutexおよび場所がブロッキング・セッションによって保持されている間に要求セッションで要求された回数。GETSは、mutexの取得に必要だったスリープ数に関係なく、1つの要求につき1つのみ増分する。 

SLEEPS 

NUMBER 

mutexを取得するまでに要求側がスリープする必要があった回数 

REQUESTING_SESSION 

NUMBER 

mutexを要求しているセッションのSID 

BLOCKING_SESSION 

NUMBER 

mutexを保持しているセッションのSID 

LOCATION 

VARCHAR2(40) 

mutexの待機側がスリープしたコード位置 

MUTEX_VALUE 

RAW(4) 

mutexが排他(X)モードで保持されている場合、この列はブロッキング・セッションのSIDを示し、それ以外の場合は、Sモードでmutexを参照しているセッションの番号を示す。 

P1 

NUMBER 

内部使用用 

P1RAW 

RAW(4) 

内部使用用 

P2 

NUMBER 

内部使用用 

P3 

NUMBER 

内部使用用 

P4 

NUMBER 

内部使用用 

P5 

VARCHAR2(64) 

内部使用用 

V$MVREFRESH

V$MVREFRESHは、現在リフレッシュ中のマテリアライズド・ビューに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

セッション・シリアル番号(セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される)。これによって、セッションが終了したときのIDと同じセッションIDで別のセッションが開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。 

CURRMVOWNER 

VARCHAR2(31) 

現在リフレッシュ中のマテリアライズド・ビューの所有者。マテリアライズド・ビューはこのユーザーのスキーマ内にある。 

CURRMVNAME 

VARCHAR2(31) 

現在リフレッシュ中のマテリアライズド・ビューの名前 

V$MYSTAT

V$MYSTATは、カレント・セッションの統計情報を示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

カレント・セッションのID 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計の番号 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

V$NFS_CLIENTS

V$NFS_CLIENTSは、現在XML DB NFS Serverに接続されているNFSクライアントの情報を示します。

  データ型  説明 

CLIENTID 

NUMBER 

クライアントを識別する番号 

PRINCIPAL 

VARCHAR2(2000) 

クライアントIDを設定するプリンシパルを示すユーザー文字列(SetClientId) 

CLIENTOPAQUEIDENTIFIER 

VARCHAR2(1000) 

クライアントからNFSサーバーに識別情報として示される不透明文字列 

VERIFIER 

RAW(8) 

クライアントによって示されるベリファイヤ 

LEASEEXPIRY 

NUMBER 

クライアントのリースが期限切れになるまでの秒数 

CLIENTADDR 

VARCHAR2(2000) 

クライアントのアドレス 

CONFIRMED 

VARCHAR2(5) 

クライアントが確認された場合はTRUE、確認されなかった場合はFALSE 

V$NFS_LOCKS

V$NFS_LOCKSは、NFSクライアントによって異なるファイル上で保持されているバイト範囲ロックに関する情報を示します。

  データ型  説明 

OPENSTATEID 

RAW(16) 

オープン所有者のオープン状態ID 

OPENSEQUENCEID 

NUMBER 

オープン所有者のオープン順序ID 

LOCKSTATEID 

RAW(16) 

ロック所有者のロック状態ID 

LOCKSEQUENCEID 

NUMBER 

ロック所有者のロック順序ID 

LOCKOWNER 

VARCHAR2(2000) 

ロック所有者からNFSサーバーに識別情報として示される不透明文字列 

OFFSET 

NUMBER 

ロックが起動するバイト・オフセット 

LENGTH 

NUMBER 

ロックの長さ 

LOCKTYPE 

VARCHAR2(20) 

ロックのタイプ 

V$NFS_OPEN_FILES

V$NFS_OPEN_FILESは、NFSサーバーで現在クライアントによってオープンされているすべてのファイルに関する情報を示します。

  データ型  説明 

CLIENTID 

NUMBER 

クライアントを識別する番号 

OPENOWNEROPAQUE 

VARCHAR2(2000) 

NFSサーバーで現在クライアントによってオープンされているすべてのファイル 

OPENSTATEID 

RAW(16) 

オープン所有者のオープン状態ID 

FILEHANDLE 

RAW(32) 

オープンされたファイルのファイル・ハンドル 

OPENSEQUENCEID 

NUMBER 

オープン所有者のオープン順序ID 

OPENREAD 

VARCHAR2(5) 

読取り操作用にファイルがオープンしている場合はTRUE、オープンしていない場合はFALSE 

OPENWRITE 

VARCHAR2(5) 

書込み操作用にファイルがオープンしている場合はTRUE、オープンしていない場合はFALSE 

SHAREACCESS 

VARCHAR2(15) 

ファイルの共有モード(SharedReadWrite、SharedRead、SharedWrite) 

SHAREDENY 

VARCHAR2(13) 

ファイルの拒否モード(DenyReadWrite、DenyRead、DenyWrite) 

CONFIRMED 

VARCHAR2(5) 

オープン状態が確認された場合はTRUE、確認されなかった場合はFALSE 

V$NLS_PARAMETERS

V$NLS_PARAMETERSは、NLSパラメータの現在の設定値を示します。

  データ型  説明 

PARAMETER 

VARCHAR2(64) 

パラメータ名: NLS_CALENDAR、NLS_CHARACTERSET、NLS_COMP、NLS_CURRENCY、NLS_DATE_FORMAT、NLS_DATE_LANGUAGE、NLS_DUAL_CURRENCY、NLS_ISO_CURRENCY、NLS_LANGUAGE、NLS_LENGTH_SEMANTICS、NLS_NCHAR_CHARACTERSET、NLS_NCHAR_CONV_EXCP、NLS_NUMERIC_CHARACTERS、NLS_SORT、NLS_TERRITORY、NLS_TIMESTAMP_FORMAT、NLS_TIMESTAMP_TZ_FORMAT

NLS_TIME_FORMATとNLS_TIME_TZ_FORMATの2つの追加パラメータが、現在内部にのみ使用されている。 

VALUE 

VARCHAR2(64) 

NLSパラメータ値 

V$NLS_VALID_VALUES

V$NLS_VALID_VALUESは、NLSパラメータのすべての有効値を示します。

  データ型  説明 

PARAMETER 

VARCHAR2(64) 

パラメータ名(LANGUAGE | SORT | TERRITORY | CHARACTERSET) 

VALUE 

VARCHAR2(64) 

NLSパラメータ値 

ISDEPRECATED 

VARCHAR2(5) 

パラメータが非推奨であるかどうか(TRUE | FALSE) 

V$OBJECT_DEPENDENCY

V$OBJECT_DEPENDENCYは、共有プールに現在ロードされているパッケージ、プロシージャまたはカーソルが依存するオブジェクトを示します。たとえば、V$SESSIONおよびV$SQLとともにこのビューを使用して、ユーザーが現在実行しているSQL文で使用される表を判断できます。

関連項目:

「V$SESSION」および「V$SQL」を参照してください。 

  データ型  説明 

FROM_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

共有プールに現在ロードされているプロシージャ、パッケージまたはカーソルのアドレス 

FROM_HASH 

NUMBER 

共有プールに現在ロードされているプロシージャ、パッケージまたはカーソルのハッシュ値 

TO_OWNER 

VARCHAR2(64) 

依存先オブジェクトのアドレス 

TO_NAME 

VARCHAR2(1000) 

依存先オブジェクトの名前 

TO_ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

依存先オブジェクトのアドレスこのアドレスを使用して、V$DB_OBJECT_CACHE内のオブジェクトの詳細を調べることができる。 

TO_HASH 

NUMBER 

依存先オブジェクトのハッシュ値。このアドレスを使用して、V$DB_OBJECT_CACHE内のオブジェクトの詳細を調べることができる。 

TO_TYPE 

NUMBER 

依存先オブジェクトのタイプ 

V$OBJECT_PRIVILEGE

V$OBJECT_PRIVILEGEは、オブジェクトに対応付けられた権限に関する情報を示します。

  データ型  説明 

OBJECT_TYPE_NAME 

VARCHAR2(64) 

オブジェクト型の名前 

OBJECT_TYPE_ID 

NUMBER 

オブジェクト型のID 

PRIVILEGE_ID 

NUMBER 

権限のID 

PRIVILEGE_NAME 

VARCHAR2(64) 

権限名 

V$OBJECT_USAGE

V$OBJECT_USAGEは、データベースに格納された索引の使用方法についての統計情報を示します。このビューを使用して、索引の使用方法を監視できます。このビューでは、1回以上使用されたすべての索引が監視および表示されます。

  データ型  説明 

INDEX_NAME 

VARCHAR2(30) 

sys.obj$.nameの索引名 

TABLE_NAME 

VARCHAR2(30) 

sys.obj$.nameの表名 

MONITORING 

VARCHAR2(3) 

YES | NO 

USED 

VARCHAR2(3) 

YES | NO 

START_MONITORING 

VARCHAR2(19) 

sys.object_stats.start_monitoringの監視開始時刻 

END_MONITORING 

VARCHAR2(19) 

sys.object_stats.end_monitoringの監視終了時刻 

V$OBSOLETE_BACKUP_FILES

V$OBSOLETE_BACKUP_FILESは、現在の保存方針に従って不要になったバックアップ、コピーおよびアーカイブ・ログをすべて示します。このビューを表示するには、DBMS_RCVMAN.SETDATABASEプロシージャを使用してデータベースを設定する必要があります。

  データ型  説明 

PKEY 

NUMBER 

バックアップ用の主キー 

BACKUP_TYPE 

VARCHAR2(32) 

バックアップのタイプ:

  • BACKUP SET

  • COPY

  • PROXY COPY

 

FILE_TYPE 

VARCHAR2(32) 

ファイルのタイプ:

  • DATAFILE

  • CONTROLFILE

  • SPFILE

  • REDO LOG

  • PIECE

 

KEEP 

VARCHAR2(3) 

バックアップがCONFIGURE RETENTION POLICYの値とは異なる保存方針を持っているかどうか(YES | NO) 

KEEP_UNTIL 

DATE 

BACKUPコマンドのKEEP UNTIL TIME句が指定されている場合、この列はバックアップの保存期限を示す。この列がNULLで、KEEP_OPTIONSがNULLでない場合、バックアップは不要にならない。 

KEEP_OPTIONS 

VARCHAR2(13) 

バックアップ用のKEEPオプション:

  • LOGS − Recovery Managerによってバックアップのリカバリに必要なログが保持される。

  • NOLOGS − Recovery Managerによってバックアップのリカバリに必要なログが保持されない。

この列がNULLの場合、バックアップはKEEPオプションを持たず、保存方針に基づいて廃止される。 

STATUS 

VARCHAR2(16) 

バックアップの状態:

  • AVAILABLE

  • UNAVAILABLE

  • EXPIRED

  • OTHER

 

FNAME 

VARCHAR2(1024) 

ファイル名 

TAG 

VARCHAR2(32) 

ピース、コピーまたはプロキシ・コピーのタグ 

MEDIA 

VARCHAR2(80) 

ピースまたはプロキシ・コピーのメディアID 

RECID 

NUMBER 

制御ファイル内のレコードのレコードID 

STAMP 

NUMBER 

制御ファイル内のレコードのスタンプ 

DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(255) 

バックアップを格納するメディア・デバイスのタイプ 

BLOCK_SIZE 

NUMBER 

バックアップのブロック・サイズ(バイト) 

COMPLETION_TIME 

DATE 

バックアップの完了時刻 

BS_KEY 

NUMBER 

バックアップ・セットの主キー(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BS_COUNT 

NUMBER 

制御ファイル・レコードのバックアップ・セット数(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BS_STAMP 

NUMBER 

制御ファイル・レコードのバックアップ・セットのスタンプ(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BS_TYPE 

VARCHAR2(32) 

バックアップ・セットのタイプ(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効):

  • DATAFILE

  • ARCHIVED LOG

 

BS_INCR_TYPE 

VARCHAR2(32) 

バックアップ・セットの増分レベル(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BS_PIECES 

NUMBER 

バックアップ・セット内のバックアップ・ピース数(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BS_COMPLETION_TIME 

DATE 

バックアップ・セットの完了時刻(BACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BP_PIECE# 

NUMBER 

バックアップ・ピースの番号(FILE_TYPEPIECEBACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

BP_COPY# 

NUMBER 

バックアップ・ピースのコピー番号(FILE_TYPEPIECEBACKUP_TYPEBACKUP SETの場合のみ有効) 

DF_FILE# 

NUMBER 

データ・ファイルの絶対ファイル番号(FILE_TYPEDATAFILEの場合のみ有効) 

DF_RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

制御ファイルまたはデータ・ファイルが作成されたときの最新のRESETLOGSのシステム変更番号(SCN)(FILE_TYPEDATAFILEの場合のみ有効) 

DF_CREATION_CHANGE# 

NUMBER 

制御ファイルまたはデータ・ファイルの作成SCN(FILE_TYPEDATAFILEの場合のみ有効) 

DF_CHECKPOINT_CHANGE# 

NUMBER 

最新の制御ファイルまたはデータ・ファイルのチェックポイントのシステム変更番号(SCN)(FILE_TYPEDATAFILEの場合のみ有効) 

DF_CKP_MOD_TIME 

DATE 

SPFILEの場合は変更時刻。それ以外の場合は制御ファイルまたはデータ・ファイルのチェックポント実行時刻(FILE_TYPEDATAFILEの場合のみ有効) 

RL_THREAD# 

NUMBER 

REDOスレッドの番号(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

RL_SEQUENCE# 

NUMBER 

ログ順序番号(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

RL_RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

レコードが作成されたときの最新のRESETLOGSのシステム変更番号(SCN)(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

RL_FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

REDOログの最初のSCN(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

RL_FIRST_TIME 

DATE 

OracleがREDOログに切り替えられた時刻(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

RL_NEXT_CHANGE# 

NUMBER 

スレッド内の次のREDOログの最初のSCN(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

RL_NEXT_TIME 

DATE 

スレッド内の次のREDOログの最初のタイムスタンプ(FILE_TYPEREDO LOGの場合のみ有効) 

V$OBSOLETE_PARAMETER

V$OBSOLETE_PARAMETERは、廃止になった初期化パラメータに関する情報を示します。このビューの行のISSPECIFIED列がTRUEになっている場合は、その理由を調べる必要があります。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(64) 

パラメータ名 

ISSPECIFIED 

VARCHAR2(5) 

パラメータがパラメータ・ファイルに指定されているか(TRUE)指定されていないか(FALSE) 

V$OFFLINE_RANGE

V$OFFLINE_RANGEは、制御ファイルからのデータ・ファイル・オフライン情報を示します。各データ・ファイルの最後のオフライン範囲がDATAFILEレコードに保存されます。

データ・ファイルのオフライン範囲が作成されるのは、データ・ ファイルの表領域をOFFLINE NORMALまたはREAD ONLYに変更してからONLINEまたは読み書き両用に変更した場合です。データ・ファイル自体をOFFLINEに変更した場合、または表領域をOFFLINE IMMEDIATEに変更した場合には、オフライン範囲は作成されません。

関連項目:

「V$DATAFILE」 

  データ型  説明 

RECID 

NUMBER 

レコードID 

STAMP 

NUMBER 

レコード・スタンプ 

FILE# 

NUMBER 

データ・ファイル番号 

OFFLINE_CHANGE# 

NUMBER 

オフラインになった時点のSCN 

ONLINE_CHANGE# 

NUMBER 

オンラインになった時点のSCN 

ONLINE_TIME 

DATE 

オフラインSCNの時刻 

RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

レコードのリセットログ変更番号 

RESETLOGS_TIME 

DATE 

レコードのリセットログ・タイムスタンプ 

V$OPEN_CURSOR

V$OPEN_CURSORは、各ユーザー・セッションが現在すでにオープンして解析しているカーソルを示します。

  データ型  説明 

SADDR 

RAW(4 | 8) 

セッション・アドレス 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

USER_NAME 

VARCHAR2(30) 

セッションにログインしているユーザー 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

HASH_VALUEとともに使用され、セッションで実行されているSQL文を一意に識別する 

HASH_VALUE 

NUMBER 

ADDRESSとともに使用され、セッションで実行されているSQL文を一意に識別する 

SQL_ID 

VARCHAR2(13) 

セッションで実行されているSQL文のSQL識別子 

SQL_TEXT 

VARCHAR2(60) 

オープン・カーソルに解析されるSQL文の最初の60文字 

LAST_SQL_ACTIVE_TIME 

DATE 

前回このカーソルが実行された時刻 

SQL_EXEC_ID 

NUMBER 

オープン・カーソルが実行中の場合、その実行のSQL実行識別子(V$SQL_MONITORを参照) 

V$OPTION

V$OPTIONは、データベースのオプションと機能を示します。通常、オプションは個別に購入してインストールするものであり、機能はあらかじめ製品に付属し、稼働中の製品(Standard Edition、Enterprise EditionまたはPersonal Oracle)に応じて使用可能になるものです。

  データ型  説明 

PARAMETER 

VARCHAR2(64) 

オプション(または機能)の名前 

VALUE 

VARCHAR2(64) 

オプション(または機能)がインストールされているかどうか(TRUE | FALSE) 

関連項目:

データベースのすべてのインストール済オプションのリストは、「DBA_REGISTRY」を参照してください。 

V$OSSTAT

V$OSSTATは、オペレーティング・システムから取得したシステム使用率統計情報を示します。システム統計ごとに1行返されます。

  データ型  説明 

STAT_NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名(表8-3を参照) 

VALUE 

NUMBER 

瞬間統計値 

OSSTAT_ID 

NUMBER 

統計ID 

COMMENTS 

VARCHAR2(64) 

統計に関するOS固有の追加説明 

CUMULATIVE 

VARCHAR2(3) 

統計が累積統計(時間の経過とともに累積されたもの)かどうか(YES | NO) 

表8-3    V$OSSTAT統計情報 
統計名  説明 

NUM_CPUS 

使用可能なCPUまたはプロセッサの数 

IDLE_TIME 

すべてのプロセッサの合計アイドル時間(1/100秒) 

BUSY_TIME 

すべてのプロセッサがユーザー・コードまたはカーネル・コードの実行に要した合計ビジー時間(1/100秒) 

USER_TIME 

すべてのプロセッサがユーザー・コードの実行に要した合計ビジー時間(1/100秒) 

SYS_TIME 

すべてのプロセッサがカーネル・コードの実行に要した合計ビジー時間(1/100秒) 

IOWAIT_TIME 

すべてのプロセッサがI/O完了の待機に要した合計待機時間(1/100秒) 

NICE_TIME 

すべてのプロセッサが優先順位の低いユーザー・コードの実行に要した合計ビジー時間(1/100秒) 

AVG_IDLE_TIME 

すべてのプロセッサの平均アイドル時間(1/100秒) 

AVG_BUSY_TIME 

すべてのプロセッサがユーザー・コードまたはカーネル・コードの実行に要した平均ビジー時間(1/100秒) 

AVG_USER_TIME 

すべてのプロセッサがユーザー・コードの実行に要した平均ビジー時間(1/100秒) 

AVG_SYS_TIME 

すべてのプロセッサがカーネル・コードの実行に要した平均ビジー時間(1/100秒) 

AVG_IOWAIT_TIME 

すべてのプロセッサがI/O完了の待機に要した平均待機時間(1/100秒) 

AVG_NICE_TIME 

すべてのプロセッサが優先順位の低いユーザー・コードの実行に要した平均ビジー時間(1/100秒) 

OS_CPU_WAIT_TIME 

プロセスが準備完了状態で、オペレーティング・システムのスケジューラによる実行を待機中の合計待機時間(1/100秒) 

RSRC_MGR_CPU_WAIT_TIME 

Oracleプロセスが準備完了状態で、現在アクティブなリソース・プランのコンシューマ・グループに対してCPUが使用可能になるのを待機中の合計待機時間(1/100秒) 

VM_PAGE_IN_BYTES 

仮想メモリー・ページングが原因でページインされたデータの合計バイト数 

VM_PAGE_OUT_BYTES 

仮想メモリー・ページングが原因でページアウトされたデータの合計バイト数 

PHYSICAL_MEMORY_BYTES 

物理メモリーの合計バイト数 

LOAD 

現在動作中または準備完了状態で、オペレーティング・システムのスケジューラによる実行を待機しているプロセスの数。この統計値を見ると、通常、プラットフォームの平均ロードが分単位でわかる。 

NUM_CPU_CORES 

使用可能なCPUコアの数(シングル・コアCPUの他、マルチコアCPUのサブコアも含まれる) 

NUM_CPU_SOCKETS 

使用可能なCPUソケットの数(これは、マルチスレッド・アーキテクチャかマルチコア・アーキテクチャかに関係なく、システム上のCPUチップの絶対数を表す) 

TCP_SEND_SIZE_MIN 

TCP送信バッファの最小サイズ 

TCP_SEND_SIZE_DEFAULT 

TCP送信バッファのデフォルト・サイズ 

TCP_SEND_SIZE_MAX 

TCP送信バッファの最大サイズ 

TCP_RECEIVE_SIZE_MIN 

TCP受信バッファの最小サイズ 

TCP_RECEIVE_SIZE_DEFAULT 

TCP受信バッファのデフォルト・サイズ 

TCP_RECEIVE_SIZE_MAX 

TCP受信バッファの最大サイズ 

GLOBAL_SEND_SIZE_MAX 

グローバル送信バッファの最大サイズ 

GLOBAL_RECEIVE_SIZE_MAX 

グローバル受信バッファの最大サイズ 


注意:

NUM_CPUSおよびRSRC_MGR_CPU_WAIT_TIMEを除くすべての統計情報の可用性は、Oracle Databaseが実行されているオペレーティング・システム・プラットフォームによって異なります。 


V$PARALLEL_DEGREE_LIMIT_MTH

V$PARALLEL_DEGREE_LIMIT_MTHは、使用可能な並列度制限リソース割当て方法をすべて示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(40) 

並列度制限リソース割当て方法の名前 

V$PARAMETER

V$PARAMETERは、セッションに現在有効になっている初期化パラメータの情報を示します。新規セッションは、V$SYSTEM_PARAMETERビューに表示されるインスタンス全体の値からパラメータ値を継承します。

  データ型  説明 

NUM 

NUMBER 

パラメータ番号 

NAME 

VARCHAR2(80) 

パラメータ名 

TYPE 

NUMBER 

パラメータ・タイプ:

  • 1− ブール

  • 2− 文字列

  • 3− 整数

  • 4− パラメータ・ファイル

  • 5− 予約済

  • 6− 大整数

 

VALUE 

VARCHAR2(4000) 

セッションのパラメータ値(セッション内で変更された場合)、またはインスタンス全体のパラメータ値 

DISPLAY_VALUE 

VARCHAR2(4000) 

わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE列に大整数パラメータに対して値262144が表示されている場合、DISPLAY_VALUE列には値256Kが表示される。 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(9) 

パラメータがデフォルト値に設定されるか(TRUE)、またはパラメータ値がパラメータ・ファイルに指定されているか(FALSE) 

ISSES_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

パラメータをALTER SESSIONで変更できるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISSYS_MODIFIABLE 

VARCHAR2(9) 

パラメータをALTER SYSTEMで変更できるかどうかと、変更結果が有効になる時期:

  • IMMEDIATE − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は即時に有効になる。

  • DEFERRED − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は以降のセッションで有効になる。

  • FALSE − インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されないかぎり、ALTER SYSTEMではパラメータを変更できない。変更結果は以降のインスタンスで有効になる。

 

ISINSTANCE_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

ALTER SYSTEMで変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか(TRUE)、またはReal Application Clustersのすべてのインスタンスで同じ値を使用する必要があるか(FALSE)。ISSYS_MODIFIABLE列がFALSEの場合、この列は常にFALSEとなる。 

ISMODIFIED 

VARCHAR2(10) 

パラメータがインスタンスの起動後に変更されたかどうか:

  • MODIFIED: パラメータがALTER SESSIONで変更された。

  • SYSTEM_MOD: パラメータがALTER SYSTEMで変更された(これにより、現在ログインしているすべてのセッションの値が変更される)。

  • FALSE: パラメータがインスタンスの起動後に変更されていない。

 

ISADJUSTED 

VARCHAR2(5) 

適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか(たとえば、ユーザーが素数の値を必要とするパラメータに素数以外の値を入力した場合、Oracleは値を調整して次の素数をパラメータ値とする) 

ISDEPRECATED 

VARCHAR2(5) 

パラメータが非推奨であるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISBASIC 

VARCHAR2(5) 

パラメータが基本パラメータかどうか(TRUE | FALSE) 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(255) 

パラメータの説明 

UPDATE_COMMENT 

VARCHAR2(255) 

最新の更新に対応付けられたコメント 

HASH 

NUMBER 

パラメータ名のハッシュ値 

V$PARAMETER_VALID_VALUES

V$PARAMETER_VALID_VALUESは、リスト・パラメータの有効な値の一覧を示します。

  データ型  説明 

NUM 

NUMBER 

パラメータ番号 

NAME 

VARCHAR2(64) 

パラメータ名 

ORDINAL 

NUMBER 

リスト内の序数(1ベース) 

VALUE 

VARCHAR2(255) 

序数の位置にあるパラメータ値 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(64) 

特定の序数値がパラメータのデフォルト値かどうか 

V$PARAMETER2

V$PARAMETER2は、セッションに対して現在有効な初期化パラメータの情報を示し、各リストのパラメータ値をビューの行として表示します。新規セッションは、V$SYSTEM_PARAMETER2ビューに表示されるインスタンス全体の値からパラメータ値を継承します。

このフォーマットでリストのパラメータ値を示すことによって、リスト・パラメータの値を容易に判断できます。たとえば、パラメータ値がa, bの場合、V$PARAMETERビューではこのパラメータの値が2つ(aおよびb)であるのか、1つ(aまたはb)であるのかはわかりません。V$PARAMETER2を使用すると、リスト・パラメータ値が明確に区別できます。

  データ型  説明 

NUM 

NUMBER 

パラメータ番号 

NAME 

VARCHAR2(80) 

パラメータ名 

TYPE 

NUMBER 

パラメータ・タイプ:

  • 1− ブール

  • 2− 文字列

  • 3− 整数

  • 4− パラメータ・ファイル

  • 5− 予約済

  • 6− 大整数

 

VALUE 

VARCHAR2(4000) 

セッションのパラメータ値(セッション内で変更された場合)、またはインスタンス全体のパラメータ値 

DISPLAY_VALUE 

VARCHAR2(4000) 

わかりやすいフォーマットのパラメータ値。たとえば、VALUE列に大整数パラメータに対して値262144が表示されている場合、DISPLAY_VALUE列には値256Kが表示される。 

ISDEFAULT 

VARCHAR2(6) 

パラメータがデフォルト値に設定されるか(TRUE)、またはパラメータ値がパラメータ・ファイルに指定されているか(FALSE) 

ISSES_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

パラメータをALTER SESSIONで変更できるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISSYS_MODIFIABLE 

VARCHAR2(9) 

パラメータをALTER SYSTEMで変更できるかどうかと、変更結果が有効になる時期:

  • IMMEDIATE − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は即時に有効になる。

  • DEFERRED − インスタンスの起動に使用されたパラメータ・ファイルのタイプに関係なく、ALTER SYSTEMでパラメータを変更できる。変更結果は以降のセッションで有効になる。

  • FALSE − インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用されないかぎり、ALTER SYSTEMではパラメータを変更できない。変更結果は以降のインスタンスで有効になる。

 

ISINSTANCE_MODIFIABLE 

VARCHAR2(5) 

ALTER SYSTEMで変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか(TRUE)、またはReal Application Clustersのすべてのインスタンスで同じ値を使用する必要があるか(FALSE)。ISSYS_MODIFIABLE列がFALSEの場合、この列は常にFALSEとなる。 

ISMODIFIED 

VARCHAR2(10) 

パラメータがインスタンスの起動後に変更されたかどうか:

  • MODIFIED: パラメータがALTER SESSIONで変更された。

  • SYSTEM_MOD: パラメータがALTER SYSTEMで変更された(これにより、現在ログインしているすべてのセッションの値が変更される)。

  • FALSE: パラメータがインスタンスの起動後に変更されていない。

 

ISADJUSTED 

VARCHAR2(5) 

適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか(たとえば、ユーザーが素数の値を必要とするパラメータに素数以外の値を入力した場合、Oracleは値を調整して次の素数をパラメータ値とする) 

ISDEPRECATED 

VARCHAR2(5) 

パラメータが非推奨であるかどうか(TRUE | FALSE) 

ISBASIC 

VARCHAR2(5) 

パラメータが基本パラメータかどうか(TRUE | FALSE) 

DESCRIPTION 

VARCHAR2(255) 

パラメータの説明 

ORDINAL 

NUMBER 

パラメータ値の位置(序数)。値が文字列リストにあるパラメータにのみ有効。 

UPDATE_COMMENT 

VARCHAR2(255) 

最新の更新に対応付けられたコメント 

V$PERSISTENT_PUBLISHERS

V$BUFFERED_PUBLISHERSは、データベース内の永続キューのすべてのアクティブなパブリッシャに関する情報を示します。各パブリッシャに対する各キューに対してインスタンスごとに1つの行が表示されます。行はデータベース(Oracle RAC環境の場合はインスタンス)の再起動時に削除されます。

  データ型  説明 

QUEUE_ID 

NUMBER 

キューの識別子 

QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

キューの所有者 

QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

キューの名前 

PUBLISHER_NAME 

VARCHAR2(30) 

メッセージをエンキューしているエージェントの名前 

PUBLISHER_ADDRESS 

VARCHAR2(1024) 

パブリッシャ・エージェントのアドレス 

PROTOCOL 

NUMBER 

パブリッシャのアドレスで使用されるプロトコル 

ENQUEUED_MSGS 

NUMBER 

エンキューされたメッセージの数 

ELAPSED_ENQUEUE_TIME 

NUMBER 

エンキューに費やされた合計時間(1/100秒) 

LAST_ENQUEUE_TIME 

TIMESTAMP(6) 

最後にエンキューされたメッセージのタイムスタンプ 

V$PERSISTENT_QUEUES

V$PERSISTENT_QUEUESは、キューが最初に動作してからデータベース内にあるすべてのアクティブな永続キューに関する情報を示します。キューごとに1つの行が表示されます。行はデータベース(Oracle RAC環境の場合はインスタンス)の再起動時に削除されます。

  データ型  説明 

QUEUE_ID 

NUMBER 

キューの識別子 

QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

キューの所有者 

QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

キューの名前 

FIRST_ACTIVITY_TIME 

TIMESTAMP(6) 

データベースの起動以後の最初にキューが動作した時刻 

ENQUEUED_MSGS 

NUMBER 

エンキューされたメッセージの数 

DEQUEUED_MSGS 

NUMBER 

デキューされたメッセージの数

注意: メッセージのすべてのサブスクライバがメッセージをデキューし、その保存時間が経過するまで、この列は増加しない。 

BROWSED_MSGS 

NUMBER 

参照されたメッセージの数 

ELAPSED_ENQUEUE_TIME 

NUMBER 

エンキューに費やされた合計時間(1/100秒) 

ELAPSED_DEQUEUE_TIME 

NUMBER 

デキューに費やされた合計時間(1/100秒) 

ELAPSED_TRANSFORMATION_TIME 

NUMBER 

変換に費やされた合計時間(1/100秒) 

ELAPSED_RULE_EVALUATION_TIME 

NUMBER 

ルール評価に費やされた合計時間(1/100秒) 

ENQUEUED_EXPIRY_MSGS 

NUMBER 

期限切れによりエンキューされたメッセージの数 

ENQUEUED_DELAY_MSGS 

NUMBER 

遅延によりエンキューされたメッセージの数 

MSGS_MADE_EXPIRED 

NUMBER 

タイム・マネージャにより期限切れとなったメッセージの数 

MSGS_MADE_READY 

NUMBER 

タイム・マネージャにより準備完了となったメッセージの数 

LAST_ENQUEUE_TIME 

TIMESTAMP(6) 

最後のメッセージのエンキュー時間 

LAST_DEQUEUE_TIME 

TIMESTAMP(6) 

最後のメッセージのデキュー時間 

LAST_TM_EXPIRY_TIME 

TIMESTAMP(6) 

前回、タイム・マネージャによりメッセージが期限切れとなった時刻 

LAST_TM_READY_TIME 

TIMESTAMP(6) 

前回、タイム・マネージャによりメッセージが準備完了となった時刻 

V$PERSISTENT_SUBSCRIBERS

V$PERSISTENT_SUBSCRIBERSは、データベース内の永続キューのすべてのアクティブなサブスクライバに関する情報を示します。各サブスクライバに対する各キューに対してインスタンスごとに1つの行が表示されます。行はデータベース(Oracle RAC環境の場合はインスタンス)の再起動時に削除されます。

  データ型  説明 

QUEUE_ID 

NUMBER 

キューの識別子 

QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

キューの所有者 

QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

キューの名前 

SUBSCRIBER_ID 

NUMBER 

内部サブスクライバ番号 

SUBSCRIBER_NAME 

VARCHAR2(30) 

サブスクライバ名 

SUBSCRIBER_ADDRESS 

VARCHAR2(1024) 

サブスクライブしているエージェントのアドレス 

PROTOCOL 

NUMBER 

サブスクライブしているエージェントのプロトコル 

SUBSCRIBER_TYPE 

VARCHAR2(30) 

サブスクライバのタイプ:

  • PROXY − 伝播サブスクライバ

  • SUBSCRIBER − 標準サブスクライバ

  • RECIPIENT − 受信者

 

FIRST_ACTIVITY_TIME 

TIMESTAMP(6) 

データベースの起動以後の最初にサブスクライバが動作した時刻 

ENQUEUED_MSGS 

NUMBER 

FIRST_ACTIVITY_TIME以後にエンキューされたメッセージの数 

DEQUEUED_MSGS 

NUMBER 

FIRST_ACTIVITY_TIME以後にデキューされたメッセージの数 

BROWSED_MSGS 

NUMBER 

参照されたメッセージの数 

EXPIRED_MSGS 

NUMBER 

FIRST_ACTIVITY_TIME以後に期限切れとなったメッセージの数 

DEQUEUED_MSG_LATENCY 

NUMBER 

最後にデキューされたメッセージの待機時間(秒) 

LAST_ENQUEUE_TIME 

TIMESTAMP(6) 

最後にエンキューされたメッセージのタイムスタンプ 

LAST_DEQUEUE_TIME 

TIMESTAMP(6) 

最後にデキューされたメッセージのタイムスタンプ 

V$PGA_TARGET_ADVICE

V$PGA_TARGET_ADVICEは、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの値が変更された場合に、V$PGASTATパフォーマンス・ビューに表示されるcache hit percentage統計とover allocation count統計がどのような影響を受けるかを予測します。この予測は、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの現在の値の前後で選択された様々な値に対して実行されます。アドバイス統計は、インスタンスによって実行された過去のワークロードをシミュレートすることで生成されます。

PGA_AGGREGATE_TARGETが設定されていない場合、このビューの内容は空になります。また、STATISTICS_LEVELパラメータがBASICに設定されている場合、このビューの内容は更新されません。このビューのベース統計は、インスタンスの起動時と、PGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの値が動的に変更された時点でリセットされます。

  データ型  説明 

PGA_TARGET_FOR_ESTIMATE 

NUMBER 

この予測のPGA_AGGREGATE_TARGETの値(バイト) 

PGA_TARGET_FACTOR 

NUMBER 

PGA_TARGET_FOR_ESTIMATE/PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの現在の値 

ADVICE_STATUS 

VARCHAR2(3) 

アドバイスがSTATISTICS_LEVELパラメータの値に応じて使用可能か(ON)、使用禁止か(OFF) 

BYTES_PROCESSED 

NUMBER 

このアドバイスで考慮されるすべての作業領域で処理された合計バイト数 

ESTD_TIME 

NUMBER 

バイト処理に必要な時間(秒) 

ESTD_EXTRA_BYTES_RW 

NUMBER 

PGA_AGGREGATE_TARGETPGA_TARGET_FOR_ESTIMATE列の値に設定されていた場合に読み込まれるか書き込まれる追加の見積りバイト数。この値は、PGA_AGGREGATE_TARGETの値についてワン・パス(またはマルチ・パス)で実行される作業領域の見積り数およびサイズから導出される。 

ESTD_PGA_CACHE_HIT_PERCENTAGE 

NUMBER 

PGA_AGGREGATE_TARGETPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しいときの、cache hit percentage統計の見積り値。この列は前述の2列から導出され、BYTES_PROCESSED / (BYTES_PROCESSED + ESTD_EXTRA_BYTES_RW)と等しくなる。 

ESTD_OVERALLOC_COUNT 

NUMBER 

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEに設定されている場合の、PGAメモリーの過剰割当ての見積り数。0(ゼロ)以外の値は、PGA_TARGET_FOR_ESTIMATEの設定値が小さいために、作業領域のワークロードを実行できないことを意味する。これによってOracleではそのターゲットを処理できなくなるため、DBAはPGA_AGGREGATE_TARGETPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEに設定しないようにする必要がある。 

関連項目:

PGAアドバイス・ビューを使用してPGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータをチューニングする方法は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。 

V$PGA_TARGET_ADVICE_HISTOGRAM

V$PGA_TARGET_ADVICE_HISTOGRAMは、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの値が変更された場合に、V$SQL_WORKAREA_HISTOGRAM動的ビューに表示される統計がどのような影響を受けるかを予測します。この予測は、PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの現在の値の前後で選択された様々な値に対して実行されます。アドバイス統計は、インスタンスによって実行された過去のワークロードをシミュレートすることで生成されます。

PGA_AGGREGATE_TARGETが設定されていない場合、このビューの内容は空になります。また、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがBASICに設定されている場合、このビューの内容は更新されません。このビューのベース統計は、インスタンスの起動時、あるいはPGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの値が動的に変更された時点でリセットされます。

  データ型  説明 

PGA_TARGET_FOR_ESTIMATE 

NUMBER 

この予測のPGA_AGGREGATE_TARGETの値(バイト) 

PGA_TARGET_FACTOR 

NUMBER 

PGA_TARGET_FOR_ESTIMATE/PGA_AGGREGATE_TARGETパラメータの現在の値 

ADVICE_STATUS 

VARCHAR2(3) 

アドバイスがSTATISTICS_LEVELパラメータの値に応じて使用可能か(ON)、使用禁止か(OFF) 

LOW_OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

この行に含まれる作業領域の最適メモリー要件の下限(バイト) 

HIGH_OPTIMAL_SIZE 

NUMBER 

この行に含まれる作業領域の最適メモリー要件の上限(バイト) 

ESTD_OPTIMAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しい場合に最適の状態で実行されると予測される、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適のメモリー要件を持つ作業領域の数 

ESTD_ONEPASS_EXECUTIONS 

NUMBER 

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しい場合にワン・パスで実行されると予測される、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適のメモリー要件を持つ作業領域の数 

ESTD_MULTIPASSES_EXECUTIONS 

NUMBER 

PGA_AGGREGATE_TARGETの値がPGA_TARGET_FOR_ESTIMATEと等しい場合にマルチ・パスで実行されると予測される、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEで構成される最適のメモリー要件を持つ作業領域の数 

ESTD_TOTAL_EXECUTIONS 

NUMBER 

ESTD_OPTIMAL_EXECUTIONSESTD_ONEPASS_EXECUTIONSおよびESTD_MULTIPASSES_EXECUTIONSの合計 

IGNORED_WORKAREAS_COUNT 

NUMBER 

メモリーとCPUの制約によりアドバイス生成中に無視される、LOW_OPTIMAL_SIZEHIGH_OPTIMAL_SIZEの最適メモリー要件を持つ作業領域の数 

関連項目:

PGAアドバイス・ビューを使用してPGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータをチューニングする方法は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。 

V$PGASTAT

V$PGASTATは、PGAメモリー使用統計と、使用可能になっている場合(つまり、PGA_AGGREGATE_TARGETが設定されている場合)の自動PGAメモリー・マネージャに関する統計を示します。V$PGASTATでの累積値は、インスタンスの起動以降に蓄積されます。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(64) 

統計名(表8-4を参照) 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

UNIT 

VARCHAR2(12) 

値の単位:

  • バイト

  • マイクロ秒

  • パーセント

 

表8-4    V$PGASTATビュー 
統計名  説明 

aggregate PGA target parameter 

PGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの現在の値。このパラメータが設定されていない場合、値は0になり、PGAメモリーの自動管理は使用禁止になる。 

aggregate PGA auto target 

自動モードで実行中の作業領域に使用できるPGAメモリーの量。この量は、PGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの値と現行の作業領域のワークロードから動的に導出され、Oracle Databaseにより継続的に調整される。

この値がPGA_AGGREGATE_TARGETの値より小さいと、システムの他のコンポーネント(PL/SQLまたはJavaメモリーなど)により大量のPGAメモリーが使用され、作業領域用にはわずかしか残らない。データベース管理者は、自動モードで実行中の作業領域用に十分なPGAメモリーが残っていることを確認する必要がある。 

global memory bound 

自動モードで実行される作業領域の最大サイズ。この値は、作業領域のワークロードの現在の状態が反映されるように、Oracle Databaseにより継続的に調整される。通常、システム内でアクティブな作業領域の数が増加すると、グローバル・メモリーの上限が低くなる。

global memory boundの値が1MBを下回る場合は、PGA_AGGREGATE_TARGETの値を増やす必要がある。 

total PGA allocated 

インスタンスにより割り当てられた現行のPGAメモリーの量。この値は、PGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータの値を下回るように保たれる。ただし、作業領域のワークロードが急増する場合や、PGA_AGGREGATE_TARGETが小さい値に設定されている場合は、わずかかつ短時間であれば、割当済PGAが初期化パラメータの値を超えることが許される。 

total PGA used 

現在、作業領域でコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 

total PGA used for auto workareas 

現在、自動メモリー管理モードで実行中の作業領域によりコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 

total PGA used for manual workareas 

現在、手動メモリー管理モードで実行中の作業領域によりコンシュームされているPGAメモリーの量。この値を使用して、PGAメモリーの他のコンシューマ(PL/SQLやJavaなど)によりコンシュームされているメモリーの量を判断できる。 

over allocation count 

インスタンス起動以後の累積値。PGA_AGGREGATE_TARGETの値が小さすぎると、PGAメモリーの過剰割当てが発生することがある。この状況が発生すると、Oracle DatabaseはPGA_AGGREGATE_TARGETの値を処理できなくなるため、PGAメモリーの追加割当てが必要になる。

過剰割当てが発生した場合は、V$PGA_TARGET_ADVICEビューに示される情報を使用してPGA_AGGREGATE_TARGETの値を増やす。 

bytes processed 

メモリー集中型のSQL演算子により処理された、インスタンスの起動以後の累積バイト数。 

extra bytes read/written 

入力データの追加受渡し中に処理された、インスタンスの起動以後の累積バイト数。作業領域を最適モードで実行できない場合は、これらの追加受渡しが1回以上実行される。 

cache hit percentage 

PGAメモリー・コンポーネントのパフォーマンスを反映させるためにOracle Databaseにより計算された、インスタンスの起動以後の累積測定値。値100%は、インスタンス起動後にシステムで実行されたすべての作業領域で、最適な量のPGAメモリーが使用されたことを意味する。

作業領域を最適モードで実行できない場合は、入力データに対して1回以上の追加受渡しが実行される。これにより、入力データのサイズと追加実行された受渡し数に比例して、キャッシュ・ヒット率が低下する。 

V$PQ_SESSTAT

V$PQ_SESSTATは、パラレル問合せについてのセッション統計情報を示します。問合せまたはDML操作の実行後にV$PQ_SESSTATの情報を使用すると、使用されたスレーブ・プロセス数、セッションおよびシステムのその他の情報を表示できます。

  データ型  説明 

STATISTIC 

VARCHAR2(30) 

統計名:

  • Queries Parallelized − パラレル問合せの実行件数

  • DDL Parallelized − パラレルのDDL操作実行件数

  • DML Parallelized − パラレルのDML操作実行件数

  • DFO Trees − DFOツリーの実行件数

  • Server Threads − 使用されたPXサーバーの数

  • Allocation Height − 1インスタンス当たりに要求されたサーバー数

  • Allocation Width − 要求されたインスタンス数

  • Local Msgs Sent − 送信したローカル(インスタンス内)・メッセージ数

  • Distr Msgs Sent − 送信したリモート(インスタンス間)・メッセージ数

  • Local Msgs Recv'd − 受信したローカル(インスタンス内)・メッセージ数

  • Distr Msgs Recv'd − 受信したリモート(インスタンス間)・メッセージ数

 

LAST_QUERY 

NUMBER 

前回の操作についての統計値 

SESSION_TOTAL 

NUMBER 

この時点までのすべてのセッションについての統計値 

V$PQ_SLAVE

V$PQ_SLAVEは、インスタンス上のアクティブ・パラレル実行サーバーごとの統計情報を示します。

  データ型  説明 

SLAVE_NAME 

VARCHAR2(4) 

パラレル実行サーバーの名前 

STATUS 

VARCHAR2(4) 

パラレル実行サーバーの現在の状態:

  • BUSY

  • IDLE

 

SESSIONS 

NUMBER 

このパラレル実行サーバーを使用したセッションの数 

IDLE_TIME_CUR 

NUMBER 

カレント・セッションでの文の処理中にアイドル状態だった時間 

BUSY_TIME_CUR 

NUMBER 

カレント・セッションでの文の処理中にビジー状態だった時間 

CPU_SECS_CUR 

NUMBER 

カレント・セッションで費やされたCPU時間 

MSGS_SENT_CUR 

NUMBER 

カレント・セッションの文の処理中に送信されたメッセージの数 

MSGS_RCVD_CUR 

NUMBER 

カレント・セッションの文の処理中に受信されたメッセージの数 

IDLE_TIME_TOTAL 

NUMBER 

この問合せサーバーがアイドル状態だった時間の合計 

BUSY_TIME_TOTAL 

NUMBER 

この問合せサーバーがアクティブだった時間の合計 

CPU_SECS_TOTAL 

NUMBER 

この問合せサーバーが文を処理するために使用したCPU時間の合計 

MSGS_SENT_TOTAL 

NUMBER 

この問合せサーバーが送信したメッセージの合計数 

MSGS_RCVD_TOTAL 

NUMBER 

この問合せサーバーが受信したメッセージの合計数 

V$PQ_SYSSTAT

V$PQ_SYSSTATは、パラレル問合せについてのシステム統計情報を示します。問合せまたはDML操作の実行後にV$PQ_SYSSTATの情報を使用すると、使用されたスレーブ・プロセス数、システムのその他の情報を表示できます。

  データ型  説明 

STATISTIC 

VARCHAR2(30) 

統計名:

  • Servers Busy − このインスタンスで現在ビジー状態にあるサーバー数

  • Servers Idle − このインスタンスで現在アイドル状態にあるサーバー数

  • Servers Highwater − このインスタンスで現在までに1回以上操作に関係したアクティブ・サーバー数

  • Server Sessions − このインスタンスですべてのサーバーについて実行された操作の合計数

  • Servers Started − このインスタンスで起動されたサーバーの合計数

  • Servers Shutdown − このインスタンスで停止されたサーバーの合計数

  • Servers Cleaned Up − 応答しなくなったプロセスが原因で、このインスタンスでクリーンアップされたサーバーの合計数

  • Queries Initiated − このインスタンスで開始されたパラレル問合せの合計数

  • DDL Initiated − 開始されたパラレルDDL操作の合計数

  • DML Initiated − 開始されたパラレルDML操作の合計数

  • DFO Trees − このインスタンスで実行されたDFOツリーの合計数

  • Local Msgs Sent − 送信したローカル(インスタンス内)・メッセージ数

  • Distr Msgs Sent − 送信したリモート(インスタンス間)・メッセージ数

  • Local Msgs Recv'd − 受信したローカル(インスタンス内)・メッセージ数

  • Distr Msgs Recv'd − 受信したリモート(インスタンス間)・メッセージ数

 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

V$PQ_TQSTAT

V$PQ_TQSTATは、パラレル実行操作の統計情報を示します。この統計情報は、問合せが完了した後でコンパイルされ、そのセッションの間のみ有効になります。実行ツリーの各段階ごとに、各パラレル実行サーバーで処理される行数が表示されます。このビューは、問合せの実行で発生する偏りの問題の判別に有効です。(PDMLの場合、V$PQ_TQSTATから情報を得られるのは、コミットまたはロールバックの操作が終了した後のみです。)

  データ型  説明 

DFO_NUMBER 

NUMBER 

問合せを区別するためのデータ・フロー演算子(DFO)のツリー番号 

TQ_ID 

NUMBER 

問合せ内のテーブル・キューID。これは、問合せ実行ツリー内の2つのDFOノード間の接続を表す。 

SERVER_TYPE 

VARCHAR2(10) 

テーブル・キューのロール − プロデューサ用/コンシューマ用/管理者用 

NUM_ROWS 

NUMBER 

作成されコンシュームされた行数 

BYTES 

NUMBER 

作成されコンシュームされたバイト数 

OPEN_TIME 

NUMBER 

テーブル・キューがオープンしている時間(秒) 

AVG_LATENCY 

NUMBER 

メッセージがキューに入ってから出るまでに必要な時間(分) 

WAITS 

NUMBER 

メッセージがキューから出る間に発生した待機の数 

TIMEOUTS 

NUMBER 

メッセージ待機中のタイムアウトの数 

PROCESS 

VARCHAR2(10) 

プロセスID 

INSTANCE 

NUMBER 

インスタンスID 

V$PROCESS

V$PROCESSは、現在アクティブなプロセスの情報を示します。LATCHWAIT列はプロセスが待機しているラッチを示し、LATCHSPIN列はプロセスがスピンしているラッチを示します。マルチ・プロセッサ・マシン上では、Oracleプロセスは、ラッチで待機する前にそのラッチでスピンします。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

プロセス・ステート・オブジェクトのアドレス 

PID 

NUMBER 

Oracleプロセス識別子 

SPID 

VARCHAR2(24) 

オペレーティング・システムのプロセス識別子 

USERNAME 

VARCHAR2(15) 

オペレーティング・システムのプロセス・ユーザー名。

注意: ネットワークを介してアクセスする2タスク・ユーザーは、そのユーザー名に-Tが追加されている。 

SERIAL# 

NUMBER 

プロセス・シリアル番号 

TERMINAL 

VARCHAR2(30) 

オペレーティング・システムの端末識別子 

PROGRAM 

VARCHAR2(48) 

進行中のプログラム 

TRACEID 

VARCHAR2(255) 

トレース・ファイル識別子 

TRACEFILE 

VARCHAR2(513) 

プロセスのトレース・ファイル名 

BACKGROUND 

VARCHAR2(1) 

バックグラウンド・プロセスの場合は1。通常のプロセスの場合はNULL。 

LATCHWAIT 

VARCHAR2(8) 

プロセスが待機しているラッチのアドレス。ラッチがない場合はNULL。 

LATCHSPIN 

VARCHAR2(8) 

プロセスがスピンしているラッチのアドレス。ラッチがない場合はNULL。 

PGA_USED_MEM 

NUMBER 

プロセスによって現在使用中のPGAメモリー 

PGA_ALLOC_MEM 

NUMBER 

プロセスによって現在割り当てられているPGAメモリー(サーバー・プロセスでオペレーティング・システムにまだ解放されていない使用可能なPGAメモリーを含む) 

PGA_FREEABLE_MEM 

NUMBER 

解放できる割当済PGAメモリー 

PGA_MAX_MEM 

NUMBER 

プロセスによって割り当てられた最大PGAメモリー 

V$PROCESS_MEMORY

V$PROCESS_MEMORYは、それぞれのプロセスの動的なPGAメモリー使用量を名前付きコンポーネント・カテゴリ別に示します。

  データ型  説明 

PID 

NUMBER 

Oracleプロセス識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

Oracleプロセス・シリアル番号 

CATEGORY 

VARCHAR2(15) 

カテゴリ名。カテゴリには、SQL、PL/SQL、OLAP、JAVAなどがある。特別なカテゴリとして、FreeableとOtherがある。解放可能なメモリーはオペレーティング・システムによってプロセスに割り当てられているが、カテゴリには割り当てられていない。その他のメモリーはカテゴリに割り当てられているが、名前付きカテゴリの1つには割り当てられていない。 

ALLOCATED 

NUMBER 

プロセスがカテゴリに割り当てたPGAメモリー(バイト)。Freeableカテゴリの場合、これはオペレーティング・システムに解放可能な空きPGAメモリーの容量である。 

USED 

NUMBER 

プロセスがカテゴリのために使用したPGAメモリー(バイト)。Freeableの場合、この値は0になる。Otherの場合、この値はパフォーマンス確保のためNULLになる。 

MAX_ALLOCATED 

NUMBER 

プロセスがこれまでカテゴリに割り当てた最大のPGAメモリー(バイト) 

V$PROPAGATION_RECEIVER

V$PROPAGATION_RECEIVERは、受信側(宛先)のバッファ・キューの伝播スケジュールに関する情報を示します。値は、データベース(またはReal Application Clusters(RAC)環境におけるインスタンス)の再起動時、別のインスタンスへの伝播の移行時またはスケジュールされていない伝播の試行時に、0(ゼロ)にリセットされます。

  データ型  説明 

SRC_QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

ソース・スキーマ名 

SRC_QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

ソース・キュー名 

SRC_DBNAME 

VARCHAR2(128) 

ソース・データベース名 

DST_QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

宛先スキーマ名 

DST_QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

宛先キュー名 

STARTUP_TIME 

DATE 

スケジュールの開始時刻。この時刻はソースまたは送信先データベースの再起動時に変更される。 

HIGH_WATER_MARK 

NUMBER 

受信メッセージの最高水位標 

ACKNOWLEDGEMENT 

NUMBER 

受信者が受信したメッセージの確認 

LAST_RECEIVED_MSG 

NUMBER 

最後に受信されたメッセージ 

TOTAL_MSGS 

NUMBER 

メッセージの合計数  

ELAPSED_UNPICKLE_TIME 

NUMBER 

アンピクル処理の経過時間 

ELAPSED_RULE_TIME 

NUMBER 

ルールの経過時間 

ELAPSED_ENQUEUE_TIME 

NUMBER 

エンキューの経過時間 

SESSION_ID 

NUMBER 

取得と適用の組合せモードの場合、伝播の受信者のセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

取得と適用の組合せモードの場合、伝播の受信者のシリアル番号 

SPID 

VARCHAR2(24) 

取得と適用の組合せモードの場合、伝播の受信者のプロセス識別番号 

PROPAGATION_NAME 

VARCHAR2(30) 

ソース・データベースでのStreams伝播名 

STATE 

VARCHAR2(31) 

取得と適用の組合せモードの場合、伝播の受信者の状態

  • Initializing

  • Sending unapplied txns

  • Waiting for message from client

  • Receiving LCRs

  • Evaluating rules

  • Enqueueing LCRS

  • Waiting for memory

  • Waiting for apply to read

取得と適用の組合せモードでない場合、状態はNormal 

V$PROPAGATION_SENDER

V$PROPAGATION_SENDERは、送信側(ソース)のバッファ・キューの伝播スケジュールに関する情報を示します。値は、データベース(またはReal Application Clusters(RAC)環境におけるインスタンス)の再起動時、別のインスタンスへの伝播の移行時またはスケジュールされていない伝播の試行時に、0(ゼロ)にリセットされます。

  データ型  説明 

QUEUE_ID 

NUMBER 

キューのキュー識別子 

QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

キューのスキーマ 

QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

キューの名前 

DST_QUEUE_SCHEMA 

VARCHAR2(30) 

キューの宛先スキーマ 

DST_QUEUE_NAME 

VARCHAR2(30) 

宛先キュー名 

STARTUP_TIME 

DATE 

伝播開始時刻 

DBLINK 

VARCHAR2(128) 

送信先のデータベース・リンク名 

HIGH_WATER_MARK 

NUMBER 

送信メッセージの最高水位標 

ACKNOWLEDGEMENT 

NUMBER 

受信者が受信したメッセージの確認 

SCHEDULE_STATUS 

VARCHAR2(30) 

伝播スケジュールの状態 

TOTAL_MSGS 

NUMBER 

伝播されたメッセージの合計数 

TOTAL_BYTES 

NUMBER 

伝播されたバイトの合計数 

ELAPSED_DEQUEUE_TIME 

NUMBER 

デキューの経過時間(1/100秒) 

ELAPSED_PICKLE_TIME 

NUMBER 

ピクル処理の経過時間(論理変更コード(LCR)をネットワークを介して送信できるバイトのストリームに線形化するために要した時間)(1/100秒) 

ELAPSED_PROPAGATION_TIME 

NUMBER 

伝播中の経過時間(1/100秒) 

MAX_NUM_PER_WIN 

NUMBER 

ウィンドウごとの最大バイト数 

MAX_SIZE 

NUMBER 

ウィンドウごとに送信された最大バイト数 

LAST_MSG_LATENCY 

NUMBER 

最後に伝播されたメッセージの待機時間 

LAST_MSG_ENQUEUE_TIME 

TIMESTAMP(6) 

最後に伝播されたメッセージのエンキューの時間 

LAST_MSG_PROPAGATION_TIME 

TIMESTAMP(6) 

前回、メッセージが伝播された時刻 

LAST_LCR_LATENCY 

NUMBER 

最後に伝播されたLCRの待機時間 

LAST_LCR_CREATION_TIME 

DATE 

最後に伝播されたLCRのタイムスタンプ 

LAST_LCR_PROPAGATION_TIME 

DATE 

前回、LCRが伝播された時刻 

DST_DATABASE_NAME 

VARCHAR2(128) 

転送先データベースのグローバル名 

SESSION_ID 

NUMBER 

取得と適用の組合せモードの場合、取得プロセスのセッションID 

SERIAL# 

NUMBER 

取得と適用の組合せモードの場合、取得プロセスのシリアル番号 

SPID 

VARCHAR2(24) 

取得と適用の組合せモードの場合、取得プロセスのプロセス識別番号 

PROPAGATION_NAME 

VARCHAR2(30) 

Streams伝播名 

STATE 

VARCHAR2(35) 

取得と適用の組合せモードの場合、取得プロセスの状態

  • Initializing

  • Capturing change records

  • Evaluating rules

  • Enqueueing LCRs

  • Shutting down

  • Aborting

  • Creating LCRs

  • Waiting for dictionary dump

  • Waiting for redo log

  • Pausing for flow control

  • Processing dictionary dump

  • Waiting for apply to start

  • Waiting for apply database to start

  • Waiting for propagation to start

  • Initializing

  • Initializing propagation receiver

  • Browsing LCRs

  • Evaluating rules

  • Dequeueing LCRs

  • Sending LCRs

  • Waiting for apply to start

  • Waiting for apply database to start

  • Waiting for propagation to start

  • Waiting for capture to terminate

取得と適用の組合せモードでない場合、状態はSCHEDULE_STATUS列の値 

V$PROXY_ARCHIVEDLOG

V$PROXY_ARCHIVEDLOGは、プロキシ・コピー機能を使用して取得されたアーカイブ・ログ・バックアップに関する情報を示します。

プロキシ・コピーでは、メディア・マネージャがバックアップおよびデータのリストアの操作を実行します。それぞれの行は、1つの制御ファイルのバックアップを示します。

  データ型  説明 

RECID 

NUMBER 

プロキシ・コピーのレコード識別子 

STAMP 

NUMBER 

プロキシ・コピー・スタンプ 

DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(17) 

プロキシ・コピーを格納するメディア・デバイスのタイプ 

HANDLE 

VARCHAR2(513) 

プロキシ・コピーの名前またはハンドル 

COMMENTS 

VARCHAR2(81) 

プロキシ・コピーに関するコメント 

MEDIA 

VARCHAR2(65) 

このバックアップを作成したメディア・マネージャの詳細を含むコメント 

MEDIA_POOL 

NUMBER 

プロキシ・コピーが格納されるメディア・プールの数 

TAG 

VARCHAR2(32) 

プロキシ・コピーのタグ 

STATUS 

VARCHAR2(1) 

バックアップ・セットの状態:

  • A − 使用可能

  • U − 使用不可能

  • X − 期限切れ

  • D − 削除済

 

DELETED 

VARCHAR2(3) 

このレコードが削除されているかどうか(YES | NO) 

THREAD# 

NUMBER 

REDOスレッドの数 

SEQUENCE# 

NUMBER 

ログ順序番号 

RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

このアーカイブ・ログが属するデータベース・インカネーションのRESETLOGS SCN 

RESETLOGS_TIME 

DATE 

このアーカイブ・ログが属するデータベース・インカネーションのRESETLOGSタイムスタンプ 

FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

このREDOログの最初のSCN 

FIRST_TIME 

DATE 

OracleによりREDOログの記録が開始された時刻 

NEXT_CHANGE# 

NUMBER 

スレッド内の次のREDOログの最初のSCN 

NEXT_TIME 

DATE 

スレッド内の次のREDOログの最初のタイムスタンプ 

BLOCKS 

NUMBER 

このアーカイブREDOログのサイズ(オペレーティング・システムのブロック単位) 

BLOCK_SIZE 

NUMBER 

コピーのブロック・サイズ(バイト) 

START_TIME 

DATE 

プロキシ・コピーの開始時刻 

COMPLETION_TIME 

DATE 

プロキシ・コピーの完了時刻 

ELAPSED_SECONDS 

NUMBER 

プロキシ・コピーの持続時間 

RMAN_STATUS_RECID 

NUMBER 

所有V$RMAN_STATUSレコードID 

RMAN_STATUS_STAMP 

NUMBER 

所有V$RMAN_STATUSスタンプ 

TERMINAL 

VARCHAR2(3) 

このレコードが、V$ARCHIVED_LOGに定義されているように、端末のアーカイブREDOログに対応しているかどうか(YES | NO) 

V$PROXY_ARCHIVELOG_DETAILS

V$PROXY_ARCHIVELOG_DETAILSは、使用可能なすべてのアーカイブ・ログ・プロキシ・コピーに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SESSION_KEY 

NUMBER 

セッション識別子 

SESSION_RECID 

NUMBER 

セッション・レコードID 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

セッション・スタンプ 

COPY_KEY 

NUMBER 

コピー識別子 

THREAD# 

NUMBER 

REDOスレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

REDOログ順序番号 

RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

このログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ変更番号 

RESETLOGS_TIME 

DATE 

このログが書き込まれた時点の、データベースのリセットログ時刻 

HANDLE 

VARCHAR2(513) 

プロキシ・コピー・ハンドルがリストア・コピーを識別する 

MEDIA 

VARCHAR2(65) 

コピーが保管されるメディア名。この値は情報提供用。リストアには不要。 

MEDIA_POOL 

NUMBER 

コピーが保管されるメディア・プール。Recovery ManagerのBACKUPコマンドのPOOLオペランドに入力された値と同じ。 

TAG 

VARCHAR2(32) 

プロキシ・コピー・タグ 

FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

アーカイブ・ログの最初の変更番号 

NEXT_CHANGE# 

NUMBER 

次のログ内の最初の変更番号 

FIRST_TIME 

DATE 

最初の変更のタイムスタンプ 

NEXT_TIME 

DATE 

次の変更のタイムスタンプ 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

書き込まれた出力バイトの合計数 

COMPLETION_TIME 

DATE 

終了時刻 

OUTPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

出力バイトの表示可能形式 

V$PROXY_ARCHIVELOG_SUMMARY

V$PROXY_ARCHIVELOG_SUMMARYは、出力プロキシ・アーカイブ・ログ・ファイルに関するサマリー情報を示します。

  データ型  説明 

NUM_FILES_BACKED 

NUMBER 

バックアップされたアーカイブ・ログ・ファイルの数 

NUM_DISTINCT_FILES_BACKED 

NUMBER 

バックアップされた別のアーカイブ・ログ・ファイルの数 

MIN_FIRST_CHANGE# 

NUMBER 

最初の最小変更SCN 

MAX_NEXT_CHANGE# 

NUMBER 

最初の最大変更SCN 

MIN_FIRST_TIME 

DATE 

最初の最小変更時刻。MAX_NEXT_TIMEとともにREDO範囲を形成する。 

MAX_NEXT_TIME 

DATE 

次の最大変更時間 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

合計出力サイズ(バイト) 

OUTPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

出力バイトの表示可能形式 

V$PROXY_COPY_DETAILS

V$PROXY_COPY_DETAILSは、すべての使用可能な制御ファイルおよびデータ・ファイルのプロキシ・コピーに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SESSION_KEY 

NUMBER 

セッション識別子 

SESSION_RECID 

NUMBER 

セッション・レコードID 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

セッション・スタンプ 

COPY_KEY 

NUMBER 

コピー識別子 

FILE# 

NUMBER 

絶対データ・ファイル番号。これが制御ファイルのバックアップの場合は、0。 

HANDLE 

VARCHAR2(513) 

プロキシ・コピー・ハンドルがリストア・コピーを識別する 

MEDIA 

VARCHAR2(65) 

コピーが保管されるメディア名。この値は情報提供用。リストアには不要。 

MEDIA_POOL 

NUMBER 

コピーが保管されるメディア・プール。Recovery ManagerのBACKUPコマンドのPOOLオペランドに入力された値と同じ。 

TAG 

VARCHAR2(32) 

プロキシ・コピー・タグ 

CREATION_CHANGE# 

NUMBER 

データ・ファイル作成変更番号 

CREATION_TIME 

DATE 

データ・ファイル作成タイムスタンプ 

CHECKPOINT_CHANGE# 

NUMBER 

コピーが作成された時点の、データ・ファイルのチェックポイント変更番号 

CHECKPOINT_TIME 

DATE 

コピーが作成された時点の、データ・ファイルのチェックポイント・タイムスタンプ 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

書き込まれた出力バイトの合計数 

COMPLETION_TIME 

DATE 

終了時刻 

CONTROLFILE_TYPE 

VARCHAR2(1) 

制御ファイルのタイプ:

  • B − 通常の制御ファイル

  • S − スタンバイ制御ファイル

 

KEEP 

VARCHAR2(3) 

このバックアップ・セットが、構成保存方針の値とは異なる保存方針を持つかどうか(YES|NO) 

KEEP_UNTIL 

DATE 

指定されている場合、バックアップの保存期限を示す。この列がNULLの場合、バックアップが期限切れにならない。 

KEEP_OPTIONS 

VARCHAR2(11) 

このバックアップ・セットの追加保存オプション:

  • LOGS − 現在は非推奨のLOGSキーワードにより実行された長期バックアップ

  • BACKUP_LOGS − バックアップがオープン・モードで実行されたため、それに一貫性を持たせるためにアーカイブ・ログ・バックアップの適用が必要

  • NOLOGS − データベースのマウント時に実行された一貫性バックアップ

  • NULL − このバックアップはKEEPオプションを持たず、保存方針に基づいて廃止される

 

OUTPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

出力バイトの表示可能形式 

V$PROXY_COPY_SUMMARY

V$PROXY_COPY_SUMMARYは、出力プロキシ・データ・ファイルおよび制御ファイルに関するサマリー情報を示します。

  データ型  説明 

NUM_COPIES 

NUMBER 

作成されたコピーの数 

NUM_DISTINCT_COPIES 

NUMBER 

(異なるチェックポイントがあるデータ・ファイルを含む)別のコピーの数 

MIN_CHECKPOINT_CHANGE# 

NUMBER 

最小チェックポイント変更SCN 

MAX_CHECKPOINT_CHANGE# 

NUMBER 

最大チェックポイント変更SCN 

MIN_CHECKPOINT_TIME 

DATE 

最小チェックポイント変更時刻 

MAX_CHECKPOINT_TIME 

DATE 

最大チェックポイント変更時刻 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

出力バイトの合計数 

OUTPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

出力バイトの表示可能形式 

V$PROXY_DATAFILE

V$PROXY_DATAFILEは、プロキシ・コピーとともに使用されるデータ・ファイルおよび制御ファイルのバックアップの情報を示します。それぞれの行は、1つのデータ・ファイルのバックアップを示します。

  データ型  説明 

RECID 

NUMBER 

プロキシ・コピー・レコードID 

STAMP 

NUMBER 

プロキシ・コピー・レコード・スタンプ 

DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(17) 

コピーが保管されるデバイスのタイプ 

HANDLE 

VARCHAR2(513) 

プロキシ・コピー・ハンドルがリストア・コピーを識別する 

COMMENTS 

VARCHAR2(81) 

オペレーティング・システムまたは記憶域サブシステムが戻すコメント。この値は情報提供用。リストアには不要。 

MEDIA 

VARCHAR2(65) 

コピーが保管されるメディア名。この値は情報提供用。リストアには不要。 

MEDIA_POOL 

NUMBER 

コピーが保管されるメディア・プール。Recovery ManagerのBACKUPコマンドのPOOLオペランドに入力された値と同じ。 

TAG 

VARCHAR2(32) 

プロキシ・コピー・タグ 

STATUS 

VARCHAR2(1) 

バックアップ・セットの状態:

  • A − 使用可能

  • U − 使用不可能

  • X − 期限切れ

  • D − 削除済

 

DELETED 

VARCHAR2(3) 

このレコードが削除されているかどうか(YES | NO) 

FILE# 

NUMBER 

絶対データ・ファイル番号。これが制御ファイルのバックアップの場合は、0。 

CREATION_CHANGE# 

NUMBER 

データ・ファイル作成変更番号 

CREATION_TIME 

DATE 

データ・ファイル作成タイムスタンプ 

RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

コピーが作成された時点の、データ・ファイルのリセットログ変更番号 

RESETLOGS_TIME 

DATE 

コピーが作成された時点の、データ・ファイルのリセットログ・タイムスタンプ 

CHECKPOINT_CHANGE# 

NUMBER 

コピーが作成された時点の、データ・ファイルのチェックポイント変更番号 

CHECKPOINT_TIME 

DATE 

コピーが作成された時点の、データ・ファイルのチェックポイント・タイムスタンプ 

ABSOLUTE_FUZZY_CHANGE# 

NUMBER 

ファイルのブロック内の最大の変更番号(わかっている場合) 

RECOVERY_FUZZY_CHANGE# 

NUMBER 

メディア・リカバリ時にファイルに書き込まれた最大変更番号 

RECOVERY_FUZZY_TIME 

DATE 

メディア・リカバリ時にファイルに書き込まれた最大変更番号のタイムスタンプ 

INCREMENTAL_LEVEL 

NUMBER 

バックアップが増分バックアップ計画の一部分の場合は0。それ以外の場合はNULL。 

ONLINE_FUZZY 

VARCHAR2(3) 

このコピーが、クラッシュ後、またはIMMEDIATEモードでオフラインされた後に作成されたコピー(または、データベースがオープンしているときに誤って取得されたコピーのコピー)であるかどうか(YES | NO)。ファイルの一貫性を保つためには、次のクラッシュ・リカバリ・マーカーまでのすべてのREDOを適用するリカバリが必要。 

BACKUP_FUZZY 

VARCHAR2(3) 

BEGIN BACKUP | END BACKUP手法を使用して取得されたコピーかどうか(YES | NO)。BEGIN BACKUP | END BACKUP手法は、オープン・ファイルのプロキシ・コピーが作成されるときに内部で使用される。コピーの一貫性を保つためには、エンド・バックアップ・マーカーまですべてのREDOを適用するリカバリが必要。 

BLOCKS 

NUMBER 

コピーのサイズ(ブロック単位)。コピー作成時のデータ・ファイルのサイズでもある。 

BLOCK_SIZE 

NUMBER 

データ・ファイルのブロック・サイズ 

OLDEST_OFFLINE_RANGE 

NUMBER 

ファイル番号が0の場合(つまり、これが制御ファイルのバックアップの場合)、この制御ファイル・コピー内にある最も古いオフライン範囲レコードのRECID。データ・ファイルのコピーの場合は0。 

START_TIME 

DATE 

開始時刻 

COMPLETION_TIME 

DATE 

終了時刻 

ELAPSED_SECONDS 

NUMBER 

秒単位の経過時間 

CONTROLFILE_TYPE 

VARCHAR2(1) 

制御ファイルのタイプ:

  • B − 通常の制御ファイル

  • S − スタンバイ制御ファイル

 

KEEP 

VARCHAR2(3) 

このバックアップ・セットが、構成保存方針の値とは異なる保存方針を持つかどうか(YES|NO) 

KEEP_UNTIL 

DATE 

指定されている場合、バックアップの保存期限を示す。この列がNULLの場合、バックアップが期限切れにならない。 

KEEP_OPTIONS 

VARCHAR2(11) 

このバックアップ・セットの追加保存オプション:

  • LOGS − 現在は非推奨のLOGSキーワードにより実行された長期バックアップ

  • BACKUP_LOGS − バックアップがオープン・モードで実行されたため、それに一貫性を持たせるためにアーカイブ・ログ・バックアップの適用が必要

  • NOLOGS − データベースのマウント時に実行された一貫性バックアップ

  • NULL − このバックアップはKEEPオプションを持たず、保存方針に基づいて廃止される

 

RMAN_STATUS_RECID 

NUMBER 

所有V$RMAN_STATUSレコードID 

RMAN_STATUS_STAMP 

NUMBER 

所有V$RMAN_STATUSスタンプ 

FOREIGN_DBID 

NUMBER 

このデータ・ファイルの転送元データベースの外部DBID。バックアップされたファイルが外部データベース・ファイルでない場合、この値は0。 

PLUGGED_READONLY 

VARCHAR2(3) 

これが転送された読取り専用外部ファイルのプロキシ・コピーかどうか(YES | NO) 

PLUGIN_CHANGE# 

NUMBER 

外部データ・ファイルがデータベースに転送されたSCN。ファイルが外部データベース・ファイルでない場合、この値は0。 

PLUGIN_RESETLOGS_CHANGE# 

NUMBER 

この外部ファイルの転送先インカネーションに対するRESETLOGS操作のSCN。ファイルが外部データベース・ファイルでない場合、この値は0。 

PLUGIN_RESETLOGS_TIME 

DATE 

この外部ファイルの転送先インカネーションに対するRESETLOGS操作の時間。ファイルが外部データベース・ファイルでない場合、この値は0。 

V$PWFILE_USERS

V$PWFILE_USERSは、パスワード・ファイルから導出され、SYSDBA権限およびSYSOPER権限を付与されているユーザーを示します。

  データ型  説明 

USERNAME 

VARCHAR2(30) 

パスワード・ファイルに設定されているユーザーの名前 

SYSDBA 

VARCHAR2(5) 

ユーザーがSYSDBA権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE) 

SYSOPER 

VARCHAR2(5) 

ユーザーがSYSOPER権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE) 

SYSASM 

VARCHAR2(5) 

ユーザーがSYSASM権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE) 

V$PX_INSTANCE_GROUP

V$PX_INSTANCE_GROUPは、カレント・セッションによってパラレル操作に使用されるインスタンス・グループに関する情報を示します。

  データ型  説明 

QC_INSTANCE_GROUP 

VARCHAR2(64) 

このセッションでパラレル操作に使用されるインスタンス・グループ。戻された行ごとにこの値が繰り返される。 

WHY 

VARCHAR2(23) 

現在のインスタンス・グループの名前は次のように決定される。

SERVICE - 使用されるインスタンス・グループはセッションのサービス名。

PARALLEL_INSTANCE_GROUP - 使用されるインスタンス・グループは、PARALLEL_INSTANCE_GROUPの初期化パラメータが設定されたため使用される。

戻された行ごとにこの値が繰り返される。 

INSTANCE_NUMBER 

NUMBER 

このインスタンス・グループを提供するインスタンスのインスタンス番号。問合せコーディネータが使用しているインスタンス・グループのインスタンスごとに1行ずつ割り当てられる。 

V$PX_PROCESS

V$PX_PROCESSは、パラレル実行を実行するセッションの情報を示します。

  データ型  説明 

SERVER_NAME 

VARCHAR2(4) 

PXサーバー名(P000、P001など) 

STATUS 

VARCHAR2(9) 

PXサーバーの状態(IN USE|AVAILABLE) 

PID 

NUMBER 

プロセス識別子 

SPID 

VARCHAR2(12) 

OSプロセスID 

SID 

NUMBER 

PXサーバーのセッションID(使用中の場合) 

SERIAL# 

NUMBER 

PXサーバーのセッション・シリアル番号(使用中の場合) 

V$PX_PROCESS_SYSSTAT

V$PX_PROCESS_SYSSTATは、パラレル実行を実行するセッションの情報を示します。

  データ型  説明 

STATISTIC 

VARCHAR2(30) 

統計名:

  • Servers In Use − 現在パラレル操作を実行しているPXサーバー数

  • Servers Available − パラレル操作を実行できるPXサーバー数

  • Servers Started − システムがPXサーバー・プロセスを作成する必要がある回数

  • Servers Shutdown − PXサーバー・プロセスが停止された回数。最近使用されていなかった場合、PXサーバー・プロセスは、停止される。

    この値が大きい場合、パラメータを増やすことを検討する必要がある。これによって、PXサーバー・プロセス作成の待機時間を避け、パフォーマンスを向上できる。

  • Servers HWM − 同時PXサーバー・プロセスの最大数

    この数字がPARALLEL_MAX_SERVERS初期化パラメータと等しい場合、パラメータを増やすことを検討する必要がある。この場合、特にシステムが使用可能な状態でV$SYSSTAT統計「Parallel operations downgraded to serial」が大きい場合、スループットが増加する。

  • Servers Cleaned Up − PMONがPXサーバーをクリーンアップする必要がある回数。パラレル・スキャンの異常終了時のみに発生する。

    この値が大きい場合、原因を確認する必要がある。

  • Server Sessions − すべてのPXサーバーが作成したセッションの合計数

  • Memory Chunks Allocated − PXサーバーが割り当てたラージ・メモリー・チャンク数

  • Memory Chunks Freed − 解放されたラージ・メモリー・チャンク数

  • Memory Chunks Current − 使用中のラージ・メモリー・チャンク数

  • Memory Chunks HWM − 同時に割り当てられたチャンクの最大数

  • Buffers allocated − メッセージ・バッファが割り当てられた回数

  • Buffers freed − メッセージ・バッファが解放された回数

  • Buffers Current − 現在使用中のメッセージ・バッファ件数

  • Buffers HWM − 同時に割り当てられたメッセージ・バッファの最大件数

 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

V$PX_SESSION

V$PX_SESSIONは、パラレル実行を実行するセッションの情報を示します。

  データ型  説明 

SADDR 

RAW(4 | 8) 

セッション・アドレス 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

セッション・シリアル番号 

QCSID 

NUMBER 

パラレル・コーディネータのセッション識別子 

QCSERIAL# 

NUMBER 

パラレル・コーディネータのセッション・シリアル番号 

QCINST_ID 

NUMBER 

パラレル・コーディネータが実行中のインスタンス番号 

SERVER_GROUP 

NUMBER 

このクラスタ・データベース・プロセスが属するサーバーの論理グループ 

SERVER_SET 

NUMBER 

このクラスタ・データベース・プロセスが属するサーバーの論理セット。単一サーバー・グループには、最大2つのサーバー・セットがある。 

SERVER# 

NUMBER 

サーバー・セット内のクラスタ・データベース・プロセスの論理数 

DEGREE 

NUMBER 

サーバー・セットが使用している並列度 

REQ_DEGREE 

NUMBER 

文が発行され、すべてのリソース、マルチユーザーまたはロード・バランシング減少の前にユーザーが要求した並列度 

V$PX_SESSTAT

V$PX_SESSTATは、パラレル実行を実行するセッションの情報を示します。

  データ型  説明 

SADDR 

RAW(4 | 8) 

セッション・アドレス 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

セッション・シリアル番号 

QCSID 

NUMBER 

パラレル・コーディネータのセッション識別子 

QCSERIAL# 

NUMBER 

パラレル・コーディネータのセッション・シリアル番号 

QCINST_ID 

NUMBER 

パラレル・コーディネータが実行中のインスタンス番号 

SERVER_GROUP 

NUMBER 

このクラスタ・データベース・プロセスが属するサーバーの論理グループ 

SERVER_SET 

NUMBER 

このクラスタ・データベース・プロセスが属するサーバーの論理セット。単一サーバー・グループには、最大2つのサーバー・セットがある。 

SERVER# 

NUMBER 

サーバー・セット内のクラスタ・データベース・プロセスの論理数 

DEGREE 

NUMBER 

サーバー・セットが使用している並列度 

REQ_DEGREE 

NUMBER 

文が発行され、すべてのリソース、マルチユーザーまたはロード・バランシング減少の前にユーザーが要求した並列度 

STATISTIC# 

NUMBER 

統計番号 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

V$QUEUE

V$QUEUEビューは、共有サーバー・メッセージ・キューの情報を示します。

  データ型  説明 

PADDR 

RAW(4 | 8) 

キューを所有するプロセスのアドレス 

TYPE 

VARCHAR2(10) 

キューのタイプ:

  • COMMON − サーバーが処理

  • DISPATCHER

 

QUEUED 

NUMBER 

キュー内の項目の数 

WAIT 

NUMBER 

このキュー内の全項目の待機時間の合計(1/100秒)。1項目当たりの平均待機時間を算出するには、TOTALQで割る。 

TOTALQ 

NUMBER 

これまでキューに入れられた項目の合計数 

V$QUEUEING_MTH

V$QUEUEING_MTHは、使用可能なキューイング・リソース割当て方法をすべて示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(40) 

キューイング・リソース割当て方法の名前 

V$RECOVER_FILE

V$RECOVER_FILEは、メディア・リカバリを必要としているファイルの状態を示します。

  データ型  説明 

FILE# 

NUMBER 

ファイル識別子番号 

ONLINE 

VARCHAR2(7) 

この列は廃止されたが、旧バージョンとの互換性を保つために残されている。この列の値は、ONLINE_STATUSの値と常に等しい。 

ONLINE_STATUS 

VARCHAR2(7) 

オンラインの状態(ONLINEOFFLINE) 

ERROR 

VARCHAR2(18) 

ファイルのリカバリが必要な理由: 理由が不明の場合はNULL、リカバリが不要な場合はOFFLINE NORMAL 

CHANGE# 

NUMBER 

リカバリを開始するSCN 

TIME 

DATE 

リカバリを開始するSCNの時刻 

V$RECOVERY_FILE_DEST

V$RECOVERY_FILE_DESTは、フラッシュ・リカバリ領域におけるディスク割当ておよび現在のディスクの使用状況に関する情報を示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(513) 

位置名。DB_RECOVERY_FILE_DEST初期化パラメータで指定された値。 

SPACE_LIMIT 

NUMBER 

データベースでフラッシュ・リカバリ領域として使用可能な最大ディスク領域(バイト)。DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE初期化パラメータで指定された値。 

SPACE_USED 

NUMBER 

現在までのすべてのフラッシュ・リカバリ領域で作成されたフラッシュ・リカバリ領域ファイルが使用するディスク領域(バイト)。フラッシュ・リカバリ領域を変更しても、SPACE_USED0にリセットされない。 

SPACE_RECLAIMABLE 

NUMBER 

廃止されたファイル、重複したファイルおよび優先順位の低いその他のファイルを削除することによって作成可能な最大ディスク領域(バイト) 

NUMBER_OF_FILES 

NUMBER 

フラッシュ・リカバリ領域にあるファイルの数 

V$RECOVERY_FILE_STATUS

V$RECOVERY_FILE_STATUSの各行は、各RECOVER文のデータ・ファイルごとの情報を示します。このビューの情報が役に立つのは、リカバリを実行しているOracleプロセスのみです。Recovery Managerを使用してサーバー・プロセスのリカバリを実行している場合、このビューの関連情報を表示できるのはRecovery Managerからのみになります。V$RECOVERY_FILE_STATUSビューの情報は、他のOracleユーザーには表示されません。

  データ型  説明 

FILENUM 

NUMBER 

リカバリ中のファイルの数 

FILENAME 

VARCHAR2(513) 

リカバリ中のデータ・ファイルのファイル名 

STATUS 

VARCHAR2(13) 

リカバリの状態:

  • IN RECOVERY

  • CURRENT

  • NOT RECOVERED

 

関連項目:

『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』 

V$RECOVERY_LOG

V$RECOVERY_LOGは、メディア・リカバリの完了に必要なアーカイブ・ログの情報を示します。この情報はログ履歴ビューV$LOG_HISTORYから導出されます。

V$RECOVERY_LOGの情報が役に立つのは、リカバリを実行しているOracleプロセスのみです。Recovery Managerを使用してサーバー・プロセスのリカバリを実行している場合、このビューの関連情報を表示できるのはRecovery Managerからのみになります。V$RECOVERY_LOGビューの情報は、他のOracleユーザーには表示されません。

  データ型  説明 

THREAD# 

NUMBER 

アーカイブ・ログのスレッド番号 

SEQUENCE# 

NUMBER 

アーカイブ・ログの順序番号 

TIME 

DATE 

ログ内の最初のエントリ(最小のSCN)時刻 

ARCHIVE_NAME 

VARCHAR2(513) 

アーカイブ時のファイル名(LOG_ARCHIVE_FORMAT初期化パラメータで指定したネーミング規則を使用)

関連項目: 「LOG_ARCHIVE_FORMAT」を参照。 

関連項目:

「V$LOG_HISTORY」および『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

V$RECOVERY_PROGRESS

V$RECOVERY_PROGRESSを使用すると、データベース・リカバリ操作を追跡して処理が停止していないかどうかを確認できます。また、処理中のデータベース・リカバリ操作が完了するまでの所要時間も推定できます。

V$RECOVERY_PROGRESSは、V$SESSION_LONGOPSのサブビューです。

  データ型  説明 

START_TIME 

DATE 

リカバリ操作の開始時刻 

TYPE 

VARCHAR2(64) 

実行中のリカバリ操作のタイプ 

ITEM 

VARCHAR2(32) 

測定中の項目 

UNITS 

VARCHAR2(32) 

項目ごとの測定単位 

SOFAR 

NUMBER 

現在までに終了した作業量 

TOTAL 

NUMBER 

予測される合計作業量 

TIMESTAMP 

DATE 

最後のREDOレコード適用のタイムスタンプ 

関連項目:

『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』 

V$RECOVERY_STATUS

V$RECOVERY_STATUSは、カレント・リカバリ・プロセスの統計情報を示します。このビューの情報が役に立つのは、リカバリを実行しているOracleプロセスのみです。Recovery Managerを使用してサーバー・プロセスのリカバリを実行している場合、このビューの関連情報を表示できるのはRecovery Managerからのみになります。V$RECOVERY_STATUSビューの情報は、他のOracleユーザーには表示されません。

  データ型  説明 

RECOVERY_CHECKPOINT 

DATE 

リカバリが発生した時点。ログが適用されていない場合は、リカバリが開始する時点となる。 

THREAD 

NUMBER 

現在処理中のREDOスレッド・プロセスの数 

SEQUENCE_NEEDED 

NUMBER 

リカバリ・プロセスによって必要とされるログのログ順序番号。ログが不要な場合、この値は0。 

SCN_NEEDED 

VARCHAR2(16) 

リカバリによって必要とされるログの最小SCN。値が不明またはログが不要な場合は0。 

TIME_NEEDED 

DATE 

ログが作成された時刻。時刻が不明な場合またはログが不要の場合、値は1988年1月1日の0時。 

PREVIOUS_LOG_NAME 

VARCHAR2(513) 

ログのファイル名 

PREVIOUS_LOG_STATUS 

VARCHAR2(13) 

前のログの状態。次の値のいずれかに設定される: RELEASE、WRONG NAME、MISSING NAME、UNNEEDED NAME、NONE 

REASON 

VARCHAR2(13) 

リカバリがユーザーに制御を戻す理由(NEED LOG|LOG REUSED|THREAD DISABLED) 

関連項目:

『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』 

V$REDO_DEST_RESP_HISTOGRAM

V$REDO_DEST_RESP_HISTOGRAMは、REDO転送先ごとの統計情報を示します。

  データ型  説明 

DEST_ID 

NUMBER 

考えられるLGWR SYNCスタンバイ宛先ごとの、1から10の自然数 

TIME 

VARCHAR2(20) 

バケットにヒットした最後の実時間を示すテキスト文字列 

DURATION 

NUMBER 

1秒から300秒までの秒数のバケット、およびそれに続く追加の5つのバケット(600、1200、2400、4800、9600(>= 4801)秒を表す)を表す正の整数値 

FREQUENCY 

NUMBER 

SYNC LNSプロセスが特定のバケットにヒットした回数を示す自然数 

V$REPLPROP

V$REPLPROPは、レプリケーション・サイトで現在進行中のパラレル伝播に関する情報を示します。このビューは、現在伝播中のトランザクション、各トランザクションで伝播されるコールの数およびパラレル伝播のスレーブ・プロセスまたはパラレル伝播のコーディネータ・プロセスの現行のアクティビティを判別するために使用します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

SERIAL# 

NUMBER 

セッション・シリアル番号。セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用される。これによって、セッションが終了したときのIDと同じセッションIDで別のセッションが開始される場合、セッション・レベルのコマンドが必ず正しいセッション・オブジェクトに適用される。 

NAME 

VARCHAR2(71) 

伝播セッション名:

  • Replication Parallel Prop Slaven − スレーブ・プロセスnがアクティブで、待機中、遅延したトランザクションのプッシュ中、メタデータの消去中またはエラー・トランザクションの作成中

  • Replication Parallel Prop Coordinator − コーディネータ・プロセスがアクティブで、待機中、スリープ中または処理を実行するスレーブのスケジュール中

コーディネータ・プロセスは、遅延トランザクション・キューからトランザクションを読み取って、スレーブ・プロセスに割り当てる。スレーブは、割り当てられたトランザクションを伝播先サイトに伝播する。スレーブは、プッシュ・セッションでトランザクションをプッシュするときにプッシュするトランザクションが残っていない場合でも、プッシュ・セッションが完了するまでアクティブとなる。 

DBLINK 

VARCHAR2(128) 

このレプリケーション・セッションを伝播中のデータベース・リンク 

STATE 

VARCHAR2(12) 

伝播セッションの状態:

  • WAIT − スレーブ・プロセスまたはコーディネータ・プロセスがイベント(メッセージ)を待機中

  • SLEEPdelay_secondsで設定された秒数間、コーディネータ・プロセスがスリープ中

    注意: delay_secondsは、DBMS_DEFER_SYS.SCHEDULE_PUSHプロシージャで設定されます。

  • PUSH − スレーブ・プロセスがトランザクションを遅延トランザクション・キューからリモート・サイトにプッシュ中

  • PURGE − スレーブ・プロセスが正常に適用されたトランザクションに関連するメタデータをリモート・サイトから消去中

  • CREATE ERROR − スレーブ・プロセスがエラー・トランザクションを作成中。この場合、スレーブが遅延トランザクションをリモート・サイトにプッシュ中にエラーまたは競合が発生している。

  • SCHEDULE TXN − コーディネータ・プロセスがトランザクションを適用する順序を決定中およびトランザクションを実行するスレーブ・プロセスを割り当て中

 

XID 

VARCHAR2(22) 

スレーブ・セッションの場合は、現在伝播中のトランザクションのトランザクションIDを示す 

SEQUENCE 

NUMBER 

スレーブ・プロセスの場合は、現行の処理で伝播されるコールの順序番号を示す(伝播されるコールがある場合)。各トランザクションで1つ以上のコールを処理する必要がある。また、SEQUENCEの値は0(ゼロ)から始まり、コールが処理されるたびに番号が大きくなる。SEQUENCEの値は、各トランザクションで現在処理中のコールを示す。この値は、スレーブが1つのトランザクション内のすべてのコールの処理を完了するまで増加し続ける。 


注意:

このビューは、現在のサイトでパラレル伝播を使用して遅延トランザクションをプッシュしている場合にのみデータを示します。プッシュでパラレル伝播を使用するには、DBMS_DEFER_SYS.PUSH関数でparallelismパラメータを1以上に設定する必要があります。この関数を指定しない場合は、プッシュでシリアル伝播が使用され、プッシュ中、このビューにはデータが表示されません。 


V$REPLQUEUE

V$REPLQUEUEは、レプリケーションの遅延トランザクション・キューに関する統計情報を示します。現行のデータベース・インスタンスを起動後のすべての値が格納されています。

  データ型  説明 

TXNS_ENQUEUED 

NUMBER 

遅延トランザクション・キューにエンキューされているトランザクションの数 

CALLS_ENQUEUED 

NUMBER 

遅延トランザクション・キューにエンキューされているコールの数 

TXNS_PURGED 

NUMBER 

遅延トランザクション・キューから消去されたトランザクションの数 

LAST_ENQUEUE_TIME 

DATE 

最後のトランザクションが遅延トランザクション・キューにエンキューされた日付(インスタンスの起動後、遅延トランザクション・キューにエンキューされたトランザクションがない場合はNULL) 

LAST_PURGE_TIME 

DATE 

最後のトランザクションが遅延トランザクション・キューから消去された日付(インスタンスの起動後、遅延トランザクション・キューから消去されたトランザクションがない場合はNULL) 

V$REQDIST

V$REQDISTは、共有サーバー・ディスパッチャ要求回数のヒストグラムについての統計情報を、12バケットまたは時間の範囲に分割して示します。時間範囲の幅は、バケット数の関数として指数関数的に大きくなります。

  データ型  説明 

BUCKET 

NUMBER 

バケット数: 0〜11。バケットごとの最大時間は(4×2n)/100秒。 

COUNT 

NUMBER 

完了するまでの合計時間(待機時間を除く)がこの範囲内にある要求の件数 

V$RESERVED_WORDS

V$RESERVED_WORDSは、すべてのSQLキーワードのリストを示します。特定のキーワードが予約済かどうか判断するには、RESERVEDRES_TYPERES_ATTRRES_SEMIの各列を確認してください。

  データ型  説明 

KEYWORD 

VARCHAR2(30) 

キーワードの名前 

LENGTH 

NUMBER 

キーワードの長さ 

RESERVED 

VARCHAR2(1) 

キーワードを識別子として使用できないか(Y)、またはキーワードが予約されていない(N) 

RES_TYPE 

VARCHAR2(1) 

キーワードをタイプ名として使用できないか(Y)、またはキーワードが予約されていない(N) 

RES_ATTR 

VARCHAR2(1) 

キーワードを属性名として使用できないか(Y)、またはキーワードが予約されていない(N) 

RES_SEMI 

VARCHAR2(1) 

キーワードがDMLなど特定の場合に識別子として許可されていないか(Y)、またはキーワードが予約されていない(N) 

DUPLICATE 

VARCHAR2(1) 

キーワードが別のキーワードの複製であるか(Y)、またはキーワードが複製でない(N) 

V$RESOURCE

V$RESOURCEは、リソース名およびアドレス情報を示します。

  データ型  説明 

ADDR 

RAW(4 | 8) 

リソース・オブジェクトのアドレス 

TYPE 

VARCHAR2(2) 

リソース・タイプ。詳細は、表8-1を参照。 

ID1 

NUMBER 

リソース識別子#1 

ID2 

NUMBER 

リソース識別子#2 

V$RESOURCE_LIMIT

V$RESOURCE_LIMITは、一部のシステム・リソースでのグローバル・リソースの使用状況に関する情報を示します。このビューを使用してリソースの消費量を監視することによって、必要に応じて対処措置をとることができます。リソースは、通常、表8-5に記載されている初期化パラメータに対応しています。

DLMに使用されている一部のリソースには初期の割当て(一時的な制限)およびハード制限があります。ハード制限は、論理的には無制限ですが、実際はSGAサイズによって制限されます。SGAの確保または初期化中は、SGA内にリソースのINITIAL_ALLOCATION用に領域が確保されます。ただし、この割当ての限度を超えた場合、リソースが追加で割り当てられるのはLIMIT_VALUEに示される値までです。CURRENT_UTILIZATION列は、初期の割当ての限度を超えているかどうかを示します。初期の割当て値を超えている場合は、超過分のリソースは共有プールから割り当てられます。共有プールでは、他のリソースと領域の競合があります。

INITIAL_ALLOCATIONには、領域が競合しないような値を指定してください。ほとんどのリソースについては、INITIAL_ALLOCATIONの値はLIMIT_VALUEの値と同じです。LIMIT_VALUEより大きい値はエラーになります。

  データ型  説明 

RESOURCE_NAME 

VARCHAR2(30) 

リソースの名前(表8-5を参照) 

CURRENT_UTILIZATION 

NUMBER 

現在使用されている(リソースまたはロック、プロセスの)数 

MAX_UTILIZATION 

NUMBER 

最後にインスタンスを起動してからのこのリソースの最大消費量 

INITIAL_ALLOCATION 

VARCHAR2(10) 

初期の割当て。これは、初期化パラメータ・ファイルに指定したリソースの値と同じ(無制限の場合、UNLIMITED)。 

LIMIT_VALUE 

VARCHAR2(10) 

リソースおよびロックの場合は無制限。これは、初期の割当て値より大きくてもかまわない(無制限の場合、UNLIMITED)。 

表8-5    RESOURCE_NAME列の値 
リソース名  対応する初期化パラメータ 

DML_LOCKS 

「DML_LOCKS」を参照。 

ENQUEUE_LOCKS 

Oracle Databaseによって計算される値。エンキュー・ロックの詳細は、「V$ENQUEUE_LOCK」を参照。 

GES_LOCKS 

グローバル・エンキュー・サービス・ロック 

GES_PROCS 

グローバル・エンキュー・サービス・プロセス 

GES_RESS 

グローバル・エンキュー・サービス・リソース 

MAX_SHARED_SERVERS 

「MAX_SHARED_SERVERS」を参照。 

PARALLEL_MAX_SERVERS 

「PARALLEL_MAX_SERVERS」を参照。 

PROCESSES 

「PROCESSES」を参照。 

SESSIONS 

「SESSIONS」を参照。 

SORT_SEGMENT_LOCKS 

Oracle Databaseによって計算される値 

TEMPORARY_LOCKS 

Oracle Databaseによって計算される値 

TRANSACTIONS 

「TRANSACTIONS」を参照。 

V$RESTORE_POINT

V$RESTORE_POINTは、リストア・ポイントに関する情報を示します。

  データ型  説明 

SCN 

NUMBER 

リストア・ポイントが作成されたときのデータベースSCN 

DATABASE_INCARNATION# 

NUMBER 

リストア・ポイントが作成されたときのデータベース・インカネーション番号 

GUARANTEE_FLASHBACK_DATABASE 

VARCHAR2(3) 

フラッシュバック・ログ・ファイルが保持されこの時点までフラッシュバックが保障されるかどうか(YES | NO) 

STORAGE_SIZE 

NUMBER 

このリストア・ポイントをサポートするために現在占有されているディスク領域のおよそのバイト数。0以外の値にすると、リストア・ポイントが確保される。 

TIME 

TIMESTAMP(9) 

リストア・ポイントが作成されたときの実時間 

RESTORE_POINT_TIME 

TIMESTAMP(9) 

リストア・ポイントが作成されたときに指定された時間。時間が指定されていない場合、この値はNULL。 

PRESERVED 

VARCHAR2(3) 

リストア・ポイントを明示的に削除する必要があるかどうか(YES | NO) 

NAME 

VARCHAR2(128) 

リストア・ポイントの名前 

V$RESULT_CACHE_DEPENDENCY

V$RESULT_CACHE_DEPENDENCYは、キャッシュされた結果と依存性の間の依存関係を示します。

  データ型  説明 

RESULT_ID 

NUMBER 

キャッシュされた結果 

DEPEND_ID 

NUMBER 

依存性オブジェクト 

OBJECT_NO 

NUMBER 

依存性オブジェクトのディクショナリ・オブジェクト番号 

V$RESULT_CACHE_MEMORY

V$RESULT_CACHE_MEMORYは、すべてのメモリー・ブロックおよびそのステータスを示します。

  データ型  説明 

ID 

NUMBER 

一意のブロック識別子(ブロック番号) 

CHUNK 

NUMBER 

このブロックが属するチャンク(IDの上位27ビット) 

OFFSET 

NUMBER 

チャンク内のブロックのオフセット(IDの下位5ビット) 

FREE 

VARCHAR2(3) 

ブロックが空いているかどうか(YES | NO) 

OBJECT_ID 

NUMBER 

このメモリー・ブロックが属するキャッシュ・オブジェクト。このメモリー・ブロックがキャッシュ・オブジェクトに割り当てられていない(FREE = NO)場合はNULL。 

POSITION 

NUMBER 

キャッシュ・オブジェクトでのこのブロックの位置。このメモリー・ブロックがキャッシュ・オブジェクトに割り当てられていない(FREE = NO)場合はNULL。 

V$RESULT_CACHE_OBJECTS

V$RESULT_CACHE_OBJECTSは、すべてのオブジェクト(キャッシュされた結果および依存性の両方)とその属性を示します。

  データ型  説明 

ID 

NUMBER 

キャッシュ・オブジェクトの識別子(および最初のブロックのID) 

TYPE 

VARCHAR2(10) 

キャッシュ・オブジェクトのタイプ:

  • Result

  • Dependency

 

STATUS 

VARCHAR2(9) 

オブジェクトの状態:

  • New − 結果は作成中

  • Published − 結果は使用可能

  • Bypass − 結果は使用されないようバイパスされる

  • Expired − 結果は有効期限を過ぎている

  • Invalid − 結果は使用できない

 

BUCKET_NO 

NUMBER 

オブジェクトの内部ハッシュ・バケット 

HASH 

NUMBER 

オブジェクトのハッシュ値 

NAME 

VARCHAR2(128) 

名前(SQLの接頭辞やPL/SQLの関数名など) 

NAMESPACE 

VARCHAR2(5) 

ネームスペース:

  • SQL

  • PLSQL

 

CREATION_TIMESTAMP 

DATE 

オブジェクトが作成された時刻 

CREATOR_UID 

NUMBER 

オブジェクトを作成したUID 

DEPEND_COUNT 

NUMBER 

依存性(TYPE = Result)または依存(TYPE = Dependency)の数 

BLOCK_COUNT 

NUMBER 

キャッシュ・オブジェクト内のブロックの合計数 

SCN 

NUMBER 

作成SCN(TYPE = Result)または無効化SCN(TYPE = Dependency) 

COLUMN_COUNT 

NUMBER 

キャッシュされた結果内の列数1 

PIN_COUNT 

NUMBER 

結果でのアクティブなスキャンの数1 

SCAN_COUNT 

NUMBER 

キャッシュされた結果に基づいて開始されたスキャンの合計数1 

ROW_COUNT 

NUMBER 

キャッシュされた結果内の行の合計数1 

ROW_SIZE_MAX 

NUMBER 

最大の行のサイズ(バイト)1 

ROW_SIZE_MIN 

NUMBER 

最小の行のサイズ(バイト)1 

ROW_SIZE_AVG 

NUMBER 

行のバイト単位の平均サイズ1 

BUILD_TIME 

NUMBER 

キャッシュされた結果の作成にかかった時間(1/100秒)1 

LRU_NUMBER 

NUMBER 

LRUリストの位置(値が小さいほど使用してからの期間が短い)1 

OBJECT_NO 

NUMBER 

依存性オブジェクトのディクショナリ・オブジェクト番号2 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

オブジェクトが依存を無効にした回数2 

SPACE_OVERHEAD 

NUMBER 

結果のオーバーヘッド(バイト)1 

SPACE_UNUSED 

NUMBER 

結果の未使用領域(バイト)1 

CACHE_ID 

VARCHAR2(93) 

結果に対するCacheId(依存性の場合はオブジェクト名) 

CACHE_KEY 

VARCHAR2(93) 

結果に対するCacheKey(依存性の場合はオブジェクト名) 

1 これらの列は、TYPE = Resultの場合のみ有効。それ以外の場合は、NULL。

2 これらの列は、TYPE = Dependencyの場合のみ有効。それ以外の場合は、NULL。

V$RESULT_CACHE_STATISTICS

V$RESULT_CACHE_STATISTICSは、結果キャッシュ設定および使用に関する統計情報を示します。

  データ型  説明 

ID 

NUMBER 

統計番号 

NAME 

VARCHAR2(128) 

統計名(表8-6を参照) 

VALUE 

NUMBER 

統計値 

表8-6    V$RESULT_CACHE_STATISTICS統計 
統計名  説明 

Block Size (Bytes) 

各メモリー・ブロックのサイズ 

Block Count Maximum 

使用できるメモリー・ブロックの最大数 

Block Count Current 

現在割り当てられているメモリー・ブロックの数 

Result Size Maximum (Blocks) 

1つの結果に対して使用できるブロックの最大数 

Create Count Success 

正常に作成されたキャッシュ結果の数 

Create Count Failure 

作成に失敗したキャッシュ結果の数 

Find Count 

正常に検索されたキャッシュ結果の数 

Invalidation Count 

無効性の合計数 

Delete Count Invalid 

削除された無効なキャッシュ結果の数 

Delete Count Valid 

削除された有効なキャッシュ結果の数 

V$RMAN_BACKUP_JOB_DETAILS

V$RMAN_BACKUP_JOB_DETAILSは、バックアップ・ジョブに関する詳細な情報を示します。

  データ型  説明 

SESSION_KEY 

NUMBER 

セッション識別子 

SESSION_RECID 

NUMBER 

SESSION_KEYおよびSESSION_STAMPとともに、V$RMAN_OUTPUTのジョブ出力を一意に識別する目的で使用される。 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

SESSION_KEYおよびSESSION_RECIDとともに、V$RMAN_OUTPUTのジョブ出力を一意に識別する目的で使用される。 

COMMAND_ID 

VARCHAR2(33) 

ユーザー指定のSET COMMAND IDか、またはRMANが生成した一意のコマンドID 

START_TIME 

DATE 

ジョブ内の最初のBACKUPコマンドの開始時刻 

END_TIME 

DATE 

ジョブ内の最後のBACKUPコマンドの終了時刻 

INPUT_BYTES 

NUMBER 

このジョブでバックアップされた入力ファイルの合計サイズ 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

このジョブで生成された全ピースの出力サイズ 

STATUS_WEIGHT 

NUMBER 

Enterprise Manager内部で使用 

OPTIMIZED_WEIGHT 

NUMBER 

Enterprise Manager内部で使用 

OBJECT_TYPE_WEIGHT 

NUMBER 

Enterprise Manager内部で使用 

OUTPUT_DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(17) 

DISK、SBT、または*。*は複数のデバイスを示す(通常はDISKまたはSBTになる)。 

AUTOBACKUP_COUNT 

NUMBER 

このジョブで実行された自動バックアップの数 

AUTOBACKUP_DONE 

VARCHAR2(3) 

YESまたはNO。どちらになるかは、制御ファイルの自動バックアップがこのバックアップ・ジョブの一環として実行されたかどうかによって決まる。 

STATUS 

VARCHAR2(23) 

次の値のいずれかになる:

  • RUNNING WITH WARNINGS

  • RUNNING WITH ERRORS

  • COMPLETED

  • COMPLETED WITH WARNINGS

  • COMPLETED WITH ERRORS

  • FAILED

 

INPUT_TYPE 

VARCHAR2(13) 

次の値のいずれかに設定される。ユーザー・コマンドがいずれの値も満たさない場合は、一覧の上から順に優先順位が付与される。

  • DB FULL

  • RECVR AREA

  • DB INCR

  • DATAFILE FULL

  • DATAFILE INCR

  • ARCHIVELOG

  • CONTROLFILE

  • SPFILE

 

OPTIMIZED 

VARCHAR2(3) 

YESまたはNO。どちらになるかは、最適化が適用されたかどうかによって決まる。バックアップ・ジョブに対してのみ適用される。 

ELAPSED_SECONDS 

NUMBER 

秒単位の経過時間 

COMPRESSION_RATIO 

NUMBER 

圧縮率 

INPUT_BYTES_PER_SEC 

NUMBER 

1秒当たりの入力読取り率 

OUTPUT_BYTES_PER_SEC 

NUMBER 

1秒当たりの出力書込み率 

INPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

ユーザー表示可能な形式の値。この値は、nM、nG、nT、nPなどの形式に変換される。 

OUTPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

ユーザー表示可能な形式の値。この値は、nM、nG、nT、nPなどの形式に変換される。 

INPUT_BYTES_PER_SEC_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

1秒当たりの入力読取り率。ユーザー表示可能な形式で表現される。この値は、nM、nG、nT、nPなどの形式に変換される。 

OUTPUT_BYTES_PER_SEC_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

1秒当たりの出力書込み率。ユーザー表示可能な形式で表現される。この値は、nM、nG、nT、nPなどの形式に変換される。 

TIME_TAKEN_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

所要時間。<nn>h:<nn>m:<nn>sというユーザー表示可能な形式で表現される。 

V$RMAN_BACKUP_SUBJOB_DETAILS

V$RMAN_BACKUP_SUBJOB_DETAILSは、RMANセッション内の同様の操作を単一行にマージします。たとえば、BACKUP DATAFILE <n>コマンドが4つ、RECOVERY COPY OF DATAFILEコマンドが3つ、BACKUP RECOVERY AREAコマンドが1つある場合、このビューは3行からなり、各行にBACKUP、ROLLFORWARDおよびCOPY_DISK_TO_TAPEの操作がそれぞれ示されます。

  データ型  説明 

SESSION_KEY 

NUMBER 

セッション識別子 

SESSION_RECID 

NUMBER 

SESSION_KEYおよびSESSION_STAMPとともに、V$RMAN_OUTPUTのジョブ出力を一意に識別する目的で使用される。 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

SESSION_KEYおよびSESSION_RECIDとともに、V$RMAN_OUTPUTのジョブ出力を一意に識別する目的で使用される。 

OPERATION 

VARCHAR2(33) 

BACKUP、ROLLFORWARD、VALIDATEまたはCOPY_DISK_TO_TAPE。出力ビューには、セッションのサブ操作タイプごとに1行表示される。 

COMMAND_ID 

VARCHAR2(33) 

ユーザー指定のSET COMMAND IDか、またはRMANが生成した一意のコマンドID 

START_TIME 

DATE 

ジョブ内の最初のBACKUPコマンドの開始時刻 

END_TIME 

DATE 

ジョブ内の最後のBACKUPコマンドの終了時刻 

INPUT_BYTES 

NUMBER 

このジョブでバックアップされた入力ファイルの合計サイズ 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

このジョブで生成された全ピースの出力サイズ 

STATUS_WEIGHT 

NUMBER 

Enterprise Manager内部で使用 

OBJECT_TYPE_WEIGHT 

NUMBER 

Enterprise Manager内部で使用 

OPTIMIZED_WEIGHT 

NUMBER 

Enterprise Manager内部で使用 

OUTPUT_DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(17) 

DISK、SBT、または*。*は複数のデバイスを示す(通常はDISKまたはSBTになる)。 

AUTOBACKUP_DONE 

VARCHAR2(3) 

YESまたはNO。どちらになるかは、制御ファイルの自動バックアップがこのジョブの一環として実行されたかどうかによって決まる。 

STATUS 

VARCHAR2(23) 

次の値のいずれかになる:

  • RUNNING WITH WARNINGS

  • RUNNING WITH ERRORS

  • COMPLETED

  • COMPLETED WITH WARNINGS

  • COMPLETED WITH ERRORS

  • FAILED

 

INPUT_TYPE 

VARCHAR2(13) 

次の値のいずれかに設定される。ユーザー・コマンドがいずれの値も満たさない場合は、一覧の上から順に優先順位が付与される。

  • DB FULL

  • RECVR AREA

  • DB INCR

  • DATAFILE FULL

  • DATAFILE INCR

  • ARCHIVELOG

  • CONTROLFILE

  • SPFILE

 

OPTIMIZED 

VARCHAR2(3) 

YESまたはNO。どちらになるかは、最適化が適用されたかどうかによって決まる。バックアップ・ジョブに対してのみ適用される。 

AUTOBACKUP_COUNT 

NUMBER 

このジョブで実行された自動バックアップの数 

COMPRESSION_RATIO 

NUMBER 

圧縮率 

INPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

ユーザー表示可能な形式の値。この値は、nM、nG、nT、nPなどの形式に変換される。 

OUTPUT_BYTES_DISPLAY 

VARCHAR2(4000) 

ユーザー表示可能な形式の値。この値は、nM、nG、nT、nPなどの形式に変換される。 

V$RMAN_BACKUP_TYPE

V$RMAN_BACKUP_TYPEは、RMANバックアップ・タイプに関する情報を示します。

  データ型  説明 

WEIGHT 

NUMBER 

レポートで様々なバックアップ・タイプを扱う場合の優先順位を設定する。 

INPUT_TYPE 

VARCHAR2(13) 

各種レポート画面の作成時に使用するフィルタを表す。 

V$RMAN_COMPRESSION_ALGORITHM

V$RMAN_COMPRESSION_ALGORITHMは、サポートされている圧縮アルゴリズムに関する説明を示します。これはRecovery Managerクライアントによって使用されます。

  データ型  説明 

ALGORITHM_ID 

NUMBER 

アルゴリズムID 

ALGORITHM_NAME 

VARCHAR2(64) 

アルゴリズムの名前(BZIP2、ZLIBなど) 

ALGORITHM_DESCRIPTION 

VARCHAR2(64) 

アルゴリズムの説明 

ALGORITHM_COMPATIBILITY 

VARCHAR2(18) 

アルゴリズムが機能するために必要なデータベースの互換性のレベル(ZLIBには11.0.0など)

 

DATABASE_COMPATIBILITY 

VARCHAR2(18) 

現在のデータベースの互換性 

IS_VALID 

VARCHAR2(3) 

互換性設定に関してアルゴリズムが有効かどうか。ALGORITHM_COMPATIBILITY<=DATABASE_COMPATIBILITYの場合、値はYES。 

IS_DEFAULT 

VARCHAR2(3) 

これがデフォルトのアルゴリズムかどうか 

V$RMAN_CONFIGURATION

V$RMAN_CONFIGURATIONは、Recovery Managerの永続的な構成設定に関する情報を示します。

  データ型  説明 

CONF# 

NUMBER 

所属先のターゲット・データベース内で、この構成レコードを識別する一意のキー 

NAME 

VARCHAR2(65) 

構成のタイプ。CONFIGUREコマンドのオプションは、次のものを除き、すべて有効なタイプである。

  • CONFIGURE EXCLUDE(RC_TABLESPACEで説明)

  • CONFIGURE AUXNAME(RC_DATAFILEで説明)

  • CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE(制御ファイルにのみ格納)

 

VALUE 

VARCHAR2(1025) 

CONFIGUREコマンド設定。例: RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 10 DAYS 

V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMS

V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMSは、サポートされる暗号化アルゴリズムを示します。このビューは、RMANクライアントがユーザー要求のアルゴリズムを検証する目的で使用します。現在のリリースで示されるのは、AES128、AES192およびAES256の各暗号化アルゴリズムです。デフォルトのアルゴリズムはAES128です。

  データ型  説明 

ALGORITHM_ID 

NUMBER 

アルゴリズムを識別するための数値 

ALGORITHM_NAME 

VARCHAR2(64) 

アルゴリズムの名前(たとえば、AES128、AES192、AES256など) 

ALGORITHM_DESCRIPTION 

VARCHAR2(64) 

アルゴリズムの説明 

IS_DEFAULT 

VARCHAR2(3) 

デフォルトの暗号化アルゴリズムである場合はYES、それ以外の場合はNO 

RESTORE_ONLY 

VARCHAR2(3) 

この暗号化アルゴリズムをバックアップに使用できる場合はNO、それ以外の場合はYES 

V$RMAN_OUTPUT

V$RMAN_OUTPUTは、Recovery Managerがレポートしたメッセージを示します。このビューはメモリー内のビューで、制御ファイルには記録されません。このビューには32768行格納できます。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

このRecovery Managerの操作を実行しているセッションのセッションID 

RECID 

NUMBER 

対応するV$RMAN_STATUS行のレコードID 

STAMP 

NUMBER 

対応するV$RMAN_STATUS行のタイムスタンプ 

SESSION_RECID 

NUMBER 

セッション(対応するROW_LEVEL = 0V$RMAN_STATUS行)のレコードID 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

セッション(対応するROW_LEVEL = 0V$RMAN_STATUS行)のタイムスタンプ 

OUTPUT 

VARCHAR2(129) 

Recovery Managerによってレポートされた出力テキスト 

RMAN_STATUS_RECID 

NUMBER 

所有V$RMAN_STATUSレコードID 

RMAN_STATUS_STAMP 

NUMBER 

所有V$RMAN_STATUSレコード・スタンプ 

SESSION_KEY 

NUMBER 

セッション識別子 

V$RMAN_STATUS

V$RMAN_STATUSは、完了したRecovery Managerのジョブおよび進行中のRecovery Managerのジョブを示します。進行中のジョブについては、進捗情報と状態を示します。進行中のジョブはメモリーにのみ格納され、完了したジョブは制御ファイルに格納されます。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

このRecovery Managerの操作を実行しているセッションのセッションID 

RECID 

NUMBER 

制御ファイル内の行のレコードID 

STAMP 

NUMBER 

行のタイムスタンプ(RECID + STAMPは一意) 

PARENT_RECID 

NUMBER 

この行の親行(対応するROW_LEVEL = ROW_LEVEL - 1V$RMAN_STATUS行)のレコードID 

PARENT_STAMP 

NUMBER 

この行の親行(対応するROW_LEVEL = ROW_LEVEL - 1V$RMAN_STATUS行)のタイムスタンプ 

SESSION_RECID 

NUMBER 

セッション(対応するROW_LEVEL = 0のV$RMAN_STATUS行)のレコードID 

SESSION_STAMP 

NUMBER 

セッション(対応するROW_LEVEL = 0のV$RMAN_STATUS行)のタイムスタンプ 

ROW_LEVEL 

NUMBER 

行のレベル。セッションのレベルは0。 

ROW_TYPE 

VARCHAR2(19) 

行の型:

  • SESSION

  • COMMAND

  • RECURSIVE OPERATION

 

COMMAND_ID 

VARCHAR2(33) 

Recovery ManagerのSET COMMAND IDコマンドで設定されたコマンドID。設定されていない場合は、Recovery Managerによって一意の番号が作成される。 

OPERATION 

VARCHAR2(33) 

この行で説明する、実行中のコマンドの名前 

STATUS 

VARCHAR2(23) 

操作の状態:

  • RUNNING

  • RUNNING WITH WARNINGS

  • RUNNING WITH ERRORS

  • COMPLETED

  • COMPLETED WITH WARNINGS

  • COMPLETED WITH ERRORS

  • FAILED

 

MBYTES_PROCESSED 

NUMBER 

完了したジョブの割合。操作に適用できない場合はNULL。 

START_TIME 

DATE 

ジョブの開始時刻 

END_TIME 

DATE 

ジョブの終了時刻 

INPUT_BYTES 

NUMBER 

読み取られた入力バイト数 

OUTPUT_BYTES 

NUMBER 

書き込まれた出力バイト数 

OPTIMIZED 

VARCHAR2(3) 

バックアップ・ジョブの実行時にバックアップ最適化が適用された場合はYES。それ以外の場合はNO。 

OBJECT_TYPE 

VARCHAR2(13) 

バックアップされたオブジェクトのタイプを識別する 

OUTPUT_DEVICE_TYPE 

VARCHAR2(17) 

DISKSBT_TAPEまたは**は、出力が複数のデバイス・タイプに書き込まれたことを示す。 

V$ROLLNAME

V$ROLLNAMEは、すべてのオンライン・ロールバック・セグメント名を示します。このビューは、データベースのオープン中にのみアクセスできます。

  データ型  NULL  説明 

USN 

NUMBER 

 

ロールバック(UNDO)・セグメント番号 

NAME 

VARCHAR2(30) 

NOT NULL 

ロールバック・セグメント名 

V$ROLLSTAT

V$ROLLSTATは、ロールバック・セグメントの統計情報を示します。

  データ型  説明 

USN 

NUMBER 

ロールバック・セグメント番号 

LATCH 

NUMBER 

ロールバック・セグメントのラッチ 

EXTENTS 

NUMBER 

ロールバック・セグメントのエクステント数 

RSSIZE 

NUMBER 

ロールバック・セグメントのサイズ(バイト)。この値は、*_SEGMENTSビューのBYTES列の値と1データベース・ブロックのバイト数分だけ異なる。

関連項目: 『Oracle Database管理者ガイド』を参照。 

WRITES 

NUMBER 

ロールバック・セグメントに書き込まれたバイト数 

XACTS 

NUMBER 

アクティブ・トランザクションの数 

GETS 

NUMBER 

ヘッダー取得数 

WAITS 

NUMBER 

ヘッダー待機数 

OPTSIZE 

NUMBER 

ロールバック・セグメントの最適サイズ 

HWMSIZE 

NUMBER 

ロールバック・セグメントのサイズの最高水位標 

SHRINKS 

NUMBER 

ロールバック・セグメントのサイズが縮小した回数 

WRAPS 

NUMBER 

ロールバック・セグメントがラップされる回数 

EXTENDS 

NUMBER 

ロールバック・セグメントのサイズが拡張された回数 

AVESHRINK 

NUMBER 

平均縮小サイズ 

AVEACTIVE 

NUMBER 

アクティブ・エクステントの単位時間当たりのカレント平均サイズ 

STATUS 

VARCHAR2(15) 

ロールバック・セグメントの状態:

  • ONLINE

  • PENDING OFFLINE

  • OFFLINE

  • FULL

 

CUREXT 

NUMBER 

カレント・エクステント 

CURBLK 

NUMBER 

カレント・ブロック 

V$ROWCACHE

V$ROWCACHEは、データ・ディクショナリ・アクティビティについての統計情報を示します。1行につき1つのデータ・ディクショナリ・キャッシュの統計情報が示されます。

  データ型  説明 

CACHE# 

NUMBER 

行キャッシュID番号 

TYPE 

VARCHAR2(11) 

親または従属行キャッシュ・タイプ 

SUBORDINATE# 

NUMBER 

従属セット番号 

PARAMETER 

VARCHAR2(32) 

データ・ディクショナリ・キャッシュ内のエントリの数を決定する初期化パラメータの名前 

COUNT 

NUMBER 

キャッシュ内のエントリの合計数 

USAGE 

NUMBER 

有効なデータを含むキャッシュ・エントリの数 

FIXED 

NUMBER 

キャッシュ内の固定エントリの数 

GETS 

NUMBER 

データ・オブジェクトに関する情報要求の合計件数 

GETMISSES 

NUMBER 

結果的にキャッシュ・ミスになったデータ要求数 

SCANS 

NUMBER 

スキャン要求数 

SCANMISSES 

NUMBER 

スキャンでキャッシュ内のデータを見つけられなかった回数 

SCANCOMPLETES 

NUMBER 

従属エントリのリストがすべてスキャンされた回数 

MODIFICATIONS 

NUMBER 

挿入および更新、削除の数 

FLUSHES 

NUMBER 

ディスクにフラッシュされた回数 

DLM_REQUESTS 

NUMBER 

DLM要求数 

DLM_CONFLICTS 

NUMBER 

DLM競合数 

DLM_RELEASES 

NUMBER 

DLM解放数 

V$ROWCACHE_PARENT

V$ROWCACHE_PARENTは、データ・ディクショナリの親オブジェクトの情報を示します。ロック所有者ごとに1行あり、それぞれのオブジェクトに待機しているユーザーが1人います。この行は、保持されているまたは要求されているモードを示します。所有者または待機しているユーザーがいないオブジェクトの場合、1行が表示されます。

  データ型  説明 

INDX 

NUMBER 

行の索引 

HASH 

NUMBER 

ハッシュ値 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

親オブジェクトのアドレス 

CACHE# 

NUMBER 

親キャッシュID 

CACHE_NAME 

VARCHAR2(64) 

親キャッシュ名 

EXISTENT 

VARCHAR2(1) 

オブジェクトが既存のオブジェクトかどうかを示す 

LOCK_MODE 

NUMBER 

ロックが保持されるモード 

LOCK_REQUEST 

NUMBER 

ロックが要求されるモード 

TXN 

RAW(4) 

現在オブジェクトをロックしているトランザクション 

SADDR 

RAW(4 | 8) 

セッションのアドレス 

INST_LOCK_REQUEST 

NUMBER 

インスタンス・ロックが要求されるモード。この列はReal Application Clustersにのみ関連する。 

INST_LOCK_RELEASE 

NUMBER 

インスタンス・ロックを解放する必要があるかどうかを示す。この列はReal Application Clustersにのみ関連する。 

INST_LOCK_TYPE 

VARCHAR2(2) 

インスタンス・ロックのタイプ。この列はReal Application Clustersにのみ関連する。 

INST_LOCK_ID1 

RAW(4) 

インスタンス・ロックに対応付けられたID。この列はReal Application Clustersにのみ関連する。 

INST_LOCK_ID2 

RAW(4) 

インスタンス・ロックに対応付けられたID。この列はReal Application Clustersにのみ関連する。 

KEY 

RAW(100) 

キーの内容。この列はReal Application Clustersにのみ関連する。 

V$ROWCACHE_SUBORDINATE

V$ROWCACHE_SUBORDINATEは、データ・ディクショナリの従属オブジェクトの情報を示します。

  データ型  説明 

INDX 

NUMBER 

索引 

HASH 

NUMBER 

ハッシュ値 

ADDRESS 

RAW(4 | 8) 

従属オブジェクトのアドレス 

CACHE# 

NUMBER 

親キャッシュID 

SUBCACHE# 

NUMBER 

サブキャッシュID 

SUBCACHE_NAME 

VARCHAR2(64) 

サブキャッシュ名 

EXISTENT 

VARCHAR2(1) 

オブジェクトが既存のオブジェクトかどうかを示す。 

PARENT 

RAW(4 | 8) 

親オブジェクトのアドレス 

KEY 

RAW(100) 

キーの内容 

V$RSRC_CONS_GROUP_HISTORY

V$RSRC_CONS_GROUP_HISTORYは、NULL以外のプランがあるV$RSRC_PLAN_HISTORYの各エントリについて、コンシューマ・グループ統計情報の履歴を示します。

  データ型  説明 

SEQUENCE# 

NUMBER 

コンシューマ・グループ統計情報が適用されるV$RSRC_PLAN_HISTORYエントリを一意に説明する順次カウンタ。インスタンスが再開すると、この値は0にリセットされる。 

ID 

NUMBER 

コンシューマ・グループ・オブジェクトID。データベースの終了および開始に渡って一貫して使用される一意の数値。 

NAME 

VARCHAR2(30) 

コンシューマ・グループ名 

REQUESTS 

NUMBER 

コンシューマ・グループで実行された要求の累積数 

CPU_WAIT_TIME 

NUMBER 

リソースの管理のため、セッションがCPUを待機した時間の累積。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CPU_WAITS 

NUMBER 

リソース管理のため、コンシューマ・グループのすべてのセッションがCPUを待機する必要があった回数の累積。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CONSUMED_CPU_TIME 

NUMBER 

コンシューマ・グループのすべてのセッションがコンシュームしたCPU時間の累積 

YIELDS 

NUMBER 

定量切れのために、コンシューマ・グループのセッションから他のセッションにCPUが明け渡された累計回数 

CPU_DECISIONS 

NUMBER 

コンシューマ・グループが存在したCPU決定の割合 

CPU_DECISIONS_EXCLUSIVE 

NUMBER 

存在したコンシューマ・グループが唯一のコンシューマ・グループであるCPU決定の割合 

CPU_DECISIONS_WON 

NUMBER 

コンシューマ・グループが取得したCPU決定の割合 

ACTIVE_SESS_LIMIT_HIT 

NUMBER 

アクティブ・セッションの制限に達したために、コンシューマ・グループのセッションがキューに入れられた回数 

UNDO_LIMIT_HIT 

NUMBER 

UNDO_POOL制限に達したために、コンシューマ・グループの問合せが取り消された回数 

SWITCHES_IN_CPU_TIME 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限のために、このコンシューマ・グループに切り替えられた数 

SWITCHES_OUT_CPU_TIME 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限のために、このコンシューマ・グループから切り替えられた数 

SWITCHES_IN_IO_MEGABYTES 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_MEGABYTES制限のために、このコンシューマ・グループに切り替えられた数 

SWITCHES_OUT_IO_MEGABYTES 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_MEGABYTES制限のために、このコンシューマ・グループから切り替えられた数 

SWITCHES_IN_IO_REQUESTS 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_REQS制限のために、このコンシューマ・グループに切り替えられた数 

SWITCHES_OUT_IO_REQUESTS 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_REQS制限のために、このコンシューマ・グループから切り替えられた数 

SQL_CANCELED 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限を超え、リソース・マネージャ・プランのSWITCH_GROUPとしてCANCEL_SQLが指定されていたために、コンシューマ・グループで実行中のSQL問合せが中断した回数 

ACTIVE_SESS_KILLED 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限を超え、リソース・マネージャ・プランのSWITCH_GROUPとしてKILL_SESSIONが指定されていたために、コンシューマ・グループで実行中のセッションが終了した回数 

IDLE_SESS_KILLED 

NUMBER 

アイドル状態が長く続いたため(MAX_IDLE_TIMEに達したため)に、コンシューマ・グループのセッションが終了した回数 

IDLE_BLKR_SESS_KILLED 

NUMBER 

アイドル状態が長く続き(MAX_IDLE_BLOCKER_TIMEに達し)、他のセッションをブロックしていたために、コンシューマ・グループのセッションが終了した回数 

QUEUED_TIME 

NUMBER 

アクティブ・セッションの制限に達したために、コンシューマ・グループのセッションがQUEUED状態になっていた合計時間 

QUEUE_TIME_OUTS 

NUMBER 

キューに長く入れられていたため(QUEUEING_P1に達したため)に、コンシューマ・グループのセッションからの要求がタイムアウトした回数 

IO_SERVICE_TIME 

NUMBER 

累積I/O待機時間(マイクロ秒) 

IO_SERVICE_WAITS 

NUMBER 

待機要求の合計数 

SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたマルチブロックのMB数 

SMALL_READ_REQUESTS 

NUMBER 

シングル・ブロックの読取りリクエスト数 

SMALL_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

シングル・ブロックの書き込みリクエスト数 

LARGE_READ_REQUESTS 

NUMBER 

マルチブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

マルチブロックの書き込みリクエスト数 

V$RSRC_CONSUMER_GROUP

V$RSRC_CONSUMER_GROUPは、現在アクティブなリソース・コンシューマ・グループに関連するデータを示します。

  データ型  説明 

ID 

NUMBER 

コンシューマ・グループ・オブジェクトID。データベースの終了および開始に渡って一貫して使用される一意の数値。 

NAME 

VARCHAR2(32) 

コンシューマ・グループ名 

ACTIVE_SESSIONS 

NUMBER 

コンシューマ・グループの現在アクティブなセッション数 

EXECUTION_WAITERS 

NUMBER 

CPUを使用できる実行時間スライスを待機する、現在アクティブなセッション数 

REQUESTS 

NUMBER 

コンシューマ・グループで実行された要求の累積数 

CPU_WAIT_TIME 

NUMBER 

リソースの管理のため、セッションがCPUを待機した時間の累積。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CPU_WAITS 

NUMBER 

リソース管理のため、コンシューマ・グループのすべてのセッションがCPUを待機する必要があった回数の累積。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CONSUMED_CPU_TIME 

NUMBER 

コンシューマ・グループのすべてのセッションがコンシュームしたCPU時間の累積 

YIELDS 

NUMBER 

定量切れのために、コンシューマ・グループのセッションから他のセッションにCPUが明け渡された累計回数 

CPU_DECISIONS 

NUMBER 

コンシューマ・グループが存在したCPU決定の割合 

CPU_DECISIONS_EXCLUSIVE 

NUMBER 

存在したコンシューマ・グループが唯一のコンシューマ・グループであるCPU決定の割合 

CPU_DECISIONS_WON 

NUMBER 

コンシューマ・グループが取得したCPU決定の割合 

QUEUE_LENGTH 

NUMBER 

キュー内のセッション待機の数 

CURRENT_UNDO_CONSUMPTION 

NUMBER 

このコンシューマ・グループがコンシュームしたUNDOの現在の量(KB) 

ACTIVE_SESSION_LIMIT_HIT 

NUMBER 

アクティブ・セッションの制限に達したために、コンシューマ・グループのセッションがキューに入れられた回数 

UNDO_LIMIT_HIT 

NUMBER 

UNDO_POOL制限に達したために、コンシューマ・グループの問合せが取り消された回数 

SWITCHES_IN_CPU_TIME 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限のために、このコンシューマ・グループに切り替えられた数 

SWITCHES_OUT_CPU_TIME 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限のために、このコンシューマ・グループから切り替えられた数 

SWITCHES_IN_IO_MEGABYTES 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_MEGABYTES制限のために、このコンシューマ・グループに切り替えられた数 

SWITCHES_OUT_IO_MEGABYTES 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_MEGABYTES制限のために、このコンシューマ・グループから切り替えられた数 

SWITCHES_IN_IO_REQUESTS 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_REQS制限のために、このコンシューマ・グループに切り替えられた数 

SWITCHES_OUT_IO_REQUESTS 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_IO_REQS制限のために、このコンシューマ・グループから切り替えられた数 

SQL_CANCELED 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限を超え、リソース・マネージャ・プランのSWITCH_GROUPとしてCANCEL_SQLが指定されていたために、コンシューマ・グループで実行中のSQL問合せが中断した回数 

ACTIVE_SESSIONS_KILLED 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限を超え、リソース・マネージャ・プランのSWITCH_GROUPとしてKILL_SESSIONが指定されていたために、コンシューマ・グループで実行中のセッションが終了した回数 

IDLE_SESSIONS_KILLED 

NUMBER 

アイドル状態が長く続いたため(MAX_IDLE_TIMEに達したため)に、コンシューマ・グループのセッションが終了した回数 

IDLE_BLKR_SESSIONS_KILLED 

NUMBER 

アイドル状態が長く続き(MAX_IDLE_BLOCKER_TIMEに達し)、他のセッションをブロックしていたために、コンシューマ・グループのセッションが終了した回数 

QUEUED_TIME 

NUMBER 

アクティブ・セッションの制限に達したために、コンシューマ・グループのセッションがQUEUED状態になっていた合計時間 

QUEUE_TIME_OUTS 

NUMBER 

キューに長く入れられていたため(QUEUEING_P1に達したため)に、コンシューマ・グループのセッションからの要求がタイムアウトした回数 

IO_SERVICE_TIME 

NUMBER 

累積I/O待機時間(マイクロ秒) 

IO_SERVICE_WAITS 

NUMBER 

待機要求の合計数 

SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

書き込まれたマルチブロックのMB数 

SMALL_READ_REQUESTS 

NUMBER 

シングル・ブロックの読取りリクエスト数 

SMALL_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

シングル・ブロックの書き込みリクエスト数 

LARGE_READ_REQUESTS 

NUMBER 

マルチブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

マルチブロックの書き込みリクエスト数 

関連項目:

  • リソース・グループの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージを使用してリソース・グループを作成する方法の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

 

V$RSRC_CONSUMER_GROUP_CPU_MTH

V$RSRC_CONSUMER_GROUP_CPU_MTHは、リソース・コンシューマ・グループに定義されているリソース割当て方法をすべて示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(40) 

CPUリソース割当て方法の名前 

関連項目:

  • リソース割当て方法については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージを使用するコンシューマ・グループのリソース割当て方法の定義については、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

  • リソース・プランに定義されたすべてのリソース割当て方法については、「V$RSRC_PLAN_CPU_MTH」を参照してください。

 

V$RSRC_PLAN

V$RSRC_PLANは、現在アクティブなリソース・プラン名をすべて示します。

  データ型  説明 

ID 

NUMBER 

リソース・プランID。データベースの終了および開始に渡って一貫して使用される一意の数値。これは、データ・ディクショナリ・オブジェクトIDでもある。 

NAME 

VARCHAR2(32) 

リソース・プラン名 

IS_TOP_PLAN 

VARCHAR2(5) 

リソース・プランが現行のトップ・プランか(TRUE)、またはリソース・プランが現行のトップ・プランのサブプランか(FALSE) 

CPU_MANAGED 

VARCHAR2(3) 

リソース・プランに、リソース・マネージャがCPU使用率の管理セッションをスケジューリングするためのポリシーを指定するパラメータが含まれているか(ON)、またはリソース・マネージャはCPU使用率を管理していない(OFF) 

関連項目:

  • データベース内のすべてのプランについては、「DBA_RSRC_PLANS」を参照してください。

  • リソース・プランの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージを使用するコンシューマ・グループのリソース割当て方法の定義については、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

 

V$RSRC_PLAN_CPU_MTH

V$RSRC_PLAN_CPU_MTHは、リソース・プランに定義された使用可能なすべてのCPUリソース割当て方法を示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(40) 

リソース割当て方法の名前 

関連項目:

  • コンシューマ・グループに定義されたリソース割当て方法については、「V$RSRC_CONSUMER_GROUP_CPU_MTH」を参照してください。

  • リソース・プランの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

  • DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージを使用するコンシューマ・プランのリソース割当て方法の定義については、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

 

V$RSRC_PLAN_HISTORY

V$RSRC_PLAN_HISTORYは、リソース・プランがインスタンスで有効化、無効化または変更された場合の履歴を示します。最新のエントリが最大15個表示されます。データベースを開くと、最低でも1行がこのビューに表示されます。最新のSTART_TIMEおよびEND_TIMEがNULLになっている行で、現行のリソース・プランに関する情報を参照できます。

  データ型  説明 

SEQUENCE# 

NUMBER 

行を一意に説明する順次カウンタ。インスタンスが再開すると、この値は0にリセットされる。 

ID 

NUMBER 

リソース・プランID。リソース・マネージャが使用不可の場合はNULL。 

NAME 

VARCHAR2(30) 

リソース・プラン名。リソース・マネージャが使用不可の場合はNULL。 

START_TIME 

DATE 

リソース・プランが使用可能になった時刻 

END_TIME 

DATE 

リソース・プランが使用不可になった時刻。行に現行のリソース・プラン情報が含まれている場合はNULL。 

ENABLED_BY_SCHEDULER 

VARCHAR2(5) 

ジョブ・スケジューラ・ウィンドウでプランが使用可能になったかどうか(TRUE | FALSE) 

WINDOW_NAME 

VARCHAR2(30) 

リソース・プラン・イベントをトリガーしたジョブ・スケジューラ・ウィンドウ。ユーザーがリソース・プラン・イベントをトリガーした場合はNULL。 

ALLOWED_AUTOMATED_SWITCHES 

VARCHAR2(5) 

このリソース・プラン・イベントの後で自動プラン切替が使用可能になった場合はTRUE、使用不可になった場合はFALSE

関連項目: SWITCH_PLANプロシージャ 

CPU_MANAGED 

VARCHAR2(3) 

リソース・プランに、リソース・マネージャがCPU使用率の管理セッションをスケジューリングするためのポリシーを指定するパラメータが含まれているか(ON)、またはリソース・マネージャはCPU使用率を管理していない(OFF) 

V$RSRC_SESSION_INFO

V$RSRC_SESSION_INFOは、リソース・マネージャ統計情報をセッション単位で示します。

  データ型  説明 

SID 

NUMBER 

セッション識別子 

CURRENT_CONSUMER_GROUP_ID 

NUMBER 

セッションが現在所属するコンシューマ・グループのオブジェクトID。セッションがまだログインされていない場合はNULL。 

ORIG_CONSUMER_GROUP_ID 

NUMBER 

コンシューマ・グループ・マッピングによってセッションが配置されたコンシューマ・グループのオブジェクトID。セッションがまだログインされていない場合はNULL。

このグループは現行のグループではない場合がある。現行プランのSWITCH_GROUPディレクティブによって、セッションの現行のグループが変更されることがあるからである。このグループは、MAPPED_CONSUMER_GROUPであるとは限らない。MAPPED_CONSUMER_GROUPが現行プランに含まれない場合があるからである。 

MAPPING_ATTRIBUTE 

VARCHAR2(32) 

セッションを元のコンシューマ・グループにマップするために使用されたセッション属性。マッピングが使用されなかった場合はNULL。

関連項目: 詳細は、「DBA_RSRC_GROUP_MAPPINGS」を参照。 

MAPPED_CONSUMER_GROUP 

VARCHAR2(32) 

セッションが元マップされていたコンシューマ・グループ。マッピングが使用されなかった場合はNULL。

このグループは、元のコンシューマ・グループに対応しているとは限らない。マップ先のグループが現行プランに含まれないことがあるからである。

関連項目: 詳細は、「DBA_RSRC_GROUP_MAPPINGS」を参照。 

STATE 

VARCHAR2(32) 

セッションの現在の状態:

  • NOT MANAGED - セッションはまだログインされていないか、または現行のリソース・マネージャ・プランが現時点ではセッションの管理を必要としていない。

  • RUNNING - セッションは現在CPU上で実行中。

  • WAITING FOR CPU - セッションの実行準備が完了。実行に備え、CPU割当てを待っている。

  • QUEUED - アクティブ・セッションの制限に達したため、セッションはキューに入れられている。

  • IDLE - セッションはアイドル状態。

  • IDLE BLKR - セッションはアイドル状態で、別のセッションをブロックしている。

  • WAITING - セッションは現在待機中。

    関連項目: 待機タイプの詳細は、「V$SESSION_WAIT」を参照。

  • WAITING_FOR_IO - セッションはI/Oリクエストを発行するために待機している。

  • UNBOUND - セッションはどのプロセスにもバインドされていない。

  • EXITING - セッションは終了しようとしている。

 

ACTIVE 

VARCHAR2(5) 

セッションが現在アクティブかどうか(TRUE | FALSE)。次の条件のいずれかが真になると、アクティブになる。

  • セッションが最上位のコールにある

  • セッションでトランザクションが進行中である

  • セッションで一時領域オブジェクトを使用している

  • セッションがユーザー・エンキューを保持している

 

CURRENT_IDLE_TIME 

NUMBER 

このコンシューマ・グループに所属している間にセッションがアイドル(IDLE状態またはIDLE BLKR状態)になった秒数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。セッションがアクティブになると、この値は0にリセットされる。 

CURRENT_CPU_WAIT_TIME 

NUMBER 

現行のコンシューマ・グループに所属している間にリソース管理を行うため、セッションがCPU待機(WAIT FOR CPU状態)になった時間。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 

CPU_WAIT_TIME 

NUMBER 

リソースの管理のため、セッションがその存続期間内でCPUを待機した累計時間。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CURRENT_CPU_WAITS 

NUMBER 

このコンシューマ・グループに所属している間にリソース管理を行うため、セッションがCPUを待機した回数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 

CPU_WAITS 

NUMBER 

リソース管理のため、セッションがその存続期間内でCPUを待機した累計数。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CURRENT_CONSUMED_CPU_TIME 

NUMBER 

現行のコンシューマ・グループに所属している間にセッションで消費されたCPU時間。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 

CONSUMED_CPU_TIME 

NUMBER 

セッションがその存続期間内で消費したCPU時間の累計。 

CURRENT_ACTIVE_TIME 

NUMBER 

現行のコンシューマ・グループに所属している間にセッションがアクティブであった時間。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。アクティブ時間とは、コールの実行時に動作および待機していた時間のこと。セッションがCPUリソースを待機していた時間は含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 

ACTIVE_TIME 

NUMBER 

セッションがその存続期間に消費したアクティブ時間の累計。 

CURRENT_QUEUED_TIME 

NUMBER 

セッションからの現行要求がキューに入れられている(QUEUED状態)時間。現在キューに入れられている要求がセッションにない場合は、0になる。 

QUEUED_TIME 

NUMBER 

セッションがその存続期間内でQUEUED状態になっていた合計時間。 

CURRENT_YIELDS 

NUMBER 

現行のコンシューマ・グループに所属している間に、定量切れのために他のセッションにCPUが明け渡された回数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 

YIELDS 

NUMBER 

セッションの存続期間内で、定量切れのために、他のセッションにCPUが明け渡された累計回数。 

CURRENT_UNDO_CONSUMPTION 

NUMBER 

セッションが消費したUNDOの現在の量(KB)。現行のリソース・マネージャ・プランにUNDO_POOLディレクティブがない場合はNULL。 

MAX_UNDO_CONSUMPTION 

NUMBER 

セッションが存続期間内で消費したUNDOの最大量(KB)。現行のリソース・マネージャ・プランにUNDO_POOLディレクティブがない場合があるため、この値が更新されないこともある。 

SQL_CANCELED 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限を超えたために、このセッションで実行していたSQL問合せが取り消された回数。 

QUEUE_TIME_OUTS 

NUMBER 

リソース・マネージャ・プランの制限よりも長くキューに入れられていたために、このセッションからの要求がタイムアウトになった回数。 

ESTIMATED_EXECUTION_LIMIT_HIT 

NUMBER 

オプティマイザが見積もったその問合せの実行時間がMAX_EST_EXEC_TIME制限を超えたために、このセッションからの要求が実行されなかった回数。 

CURRENT_IO_SERVICE_TIME 

NUMBER 

セッションの現在のI/O待機時間(ミリ秒) 

IO_SERVICE_TIME 

NUMBER 

セッションがその存続期間に待機したI/O待機時間の累計 

CURRENT_IO_SERVICE_WAITS 

NUMBER 

セッションによる現在のI/O待機 

IO_SERVICE_WAITS 

NUMBER 

セッションがその存続期間に待機した累積I/O待機 

CURRENT_SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションにより読み取られたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に読み取られたシングル・ブロックの合計MB数 

CURRENT_LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションにより読み取られたマルチブロックのMB数 

LARGE_READ_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に読み取られたマルチブロックの合計MB数 

CURRENT_SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションにより書き込まれたシングル・ブロックのMB数 

SMALL_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に書き込まれたシングル・ブロックの合計MB数 

CURRENT_LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションにより書き込まれたマルチブロックのMB数 

LARGE_WRITE_MEGABYTES 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に書き込まれたマルチブロックの合計MB数 

CURRENT_SMALL_READ_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによるシングル・ブロックの読取りリクエスト数 

SMALL_READ_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に行われたシングル・ブロックの読取りリクエスト合計数 

CURRENT_SMALL_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによるシングル・ブロックの書込みリクエスト数 

SMALL_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に行われたシングル・ブロックの書込みリクエスト合計数 

CURRENT_LARGE_READ_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによるマルチブロックの読取りリクエスト数 

LARGE_READ_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に行われたマルチブロックの読取りリクエスト合計数 

CURRENT_LARGE_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによるマルチブロックの書込みリクエスト数 

LARGE_WRITE_REQUESTS 

NUMBER 

セッションによりその存続期間に行われたマルチブロックの書込みリクエスト合計数 

V$RSRCMGRMETRIC

V$RSRCMGRMETRICは、コンシューマ・グループ別に消費されたリソースと待機時間に関する情報を示します。

  データ型  説明 

BEGIN_TIME 

DATE 

メトリック値の開始時間 

END_TIME 

DATE 

メトリック値の終了時間 

INTSIZE_CSEC 

NUMBER 

時間間隔のサイズ 

SEQUENCE# 

NUMBER 

コンシューマ・グループ統計情報が適用されるV$RSRC_PLAN_HISTORYエントリを一意に説明する順次カウンタ。インスタンスが再開すると、この値は0にリセットされる。 

CONSUMER_GROUP_ID 

NUMBER 

コンシューマ・グループ・オブジェクトID。データベースの終了および開始に渡って一貫して使用される一意の数値。 

CONSUMER_GROUP_NAME 

VARCHAR2(30) 

コンシューマ・グループ名 

CPU_CONSUMED_TIME 

NUMBER 

コンシューマ・グループのすべてのセッションがコンシュームしたCPU時間の累積 

CPU_WAIT_TIME 

NUMBER 

リソースの管理のため、セッションがCPUを待機した時間の累積。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 

CPU_DECISIONS 

NUMBER 

コンシューマ・グループが存在したCPU決定の割合 

CPU_DECISIONS_EXCLUSIVE 

NUMBER 

存在したコンシューマ・グループが唯一のコンシューマ・グループであるCPU決定の割合 

CPU_DECISIONS_WON 

NUMBER 

コンシューマ・グループが取得したCPU決定の割合 

IO_REQUESTS 

NUMBER 

I/O要求 

IO_MEGABYTES 

NUMBER 

I/OのMB数 

V$RSRCMGRMETRIC_HISTORY

V$RSRCMGRMETRIC_HISTORYは、V$RSRCMGRMETRICから取得されたリソース・マネージャ・メトリックの最新の1時間の履歴を示します。リソース・プランの設定時に、この履歴は消去され再開されます。このビューは、コンシューマ・グループ別に消費されたリソースと待機時間に関する情報を示します。

V$RSRCMGRMETRIC_HISTORYの列は、V$RSRCMGRMETRICの列と同じです。

関連項目:

「V$RSRCMGRMETRIC」 

V$RULE

V$RULEは、ルールの統計情報を示します。このビューの各行は、共有メモリーにロードされる各ルールを示します。

  データ型  説明 

RULE_SET_OBJECT_ID 

NUMBER 

ルール・セットのオブジェクトID 

EVALUATION_CONTEXT_OBJECT_ID 

NUMBER 

評価コンテキストのオブジェクトID 

RULE_OWNER 

VARCHAR2(30) 

ルールの所有者 

RULE_NAME 

VARCHAR2(30) 

ルールの名前 

RULE_CONDITION 

VARCHAR2(200) 

ルールの条件 

TRUE_HITS 

NUMBER 

ルールがTRUEと評価された回数 

MAYBE_HITS 

NUMBER 

ルールがMAYBEと評価された回数 

SQL_EVALUATIONS 

NUMBER 

SQLを発行して実行されたルール評価の数 

V$RULE_SET

V$RULE_SETは、ルール・セットの統計情報を示します。このビューの各行は、共有メモリーにロードされる各ルール・セットを示します。


注意:

データベースのライブラリ・キャッシュが大きい場合、V$RULE_SETビューへの問合せがパフォーマンスの低下を引き起こすことがあります。 


  データ型  説明 

OWNER 

VARCHAR2(30) 

ルール・セットの所有者 

NAME 

VARCHAR2(30) 

ルール・セットの名前 

CPU_TIME 

NUMBER 

ルール・セットの評価に費やした合計CPU時間(1/100秒) 

ELAPSED_TIME 

NUMBER 

ルール・セットの評価に費やした合計経過時間(1/100秒) 

FIRST_LOAD_TIME 

DATE 

現在キャッシュされているルール・セットのコピーが初めてロードされた時刻 

LAST_LOAD_TIME 

DATE 

現在キャッシュされているルール・セットのコピーが最後にロードされた時刻 

LAST_LOADING_TIME 

NUMBER 

最後にルール・セットをロードしたときに費やした合計経過時間(1/100秒) 

SHARABLE_MEM 

NUMBER 

ルール・セットが使用する共有メモリー(バイト数) 

RELOADS 

NUMBER 

ルール・セット・オブジェクトが共有メモリーで再ロードされた回数 

INVALIDATIONS 

NUMBER 

ルール・セット・オブジェクトが無効にされた回数 

EVALUATIONS 

NUMBER 

ルール・セットに対する評価の数 

FIRST_HIT_EVALUATIONS 

NUMBER 

stop_on_first_hitTRUEに設定して実行した、ルール・セットに対する評価の数 

SIMPLE_RULES_ONLY_EVALUATIONS 

NUMBER 

simple_rules_onlyTRUEに設定して実行した、ルール・セットに対する評価の数 

SQL_FREE_EVALUATIONS 

NUMBER 

ルールの評価のために内部でSQLを発行せずに実行したルール・セットに対する評価の数 

SQL_EXECUTIONS 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に実行されたSQL文の合計 

CONDITIONS_PROCESSED 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に処理された高速(索引付き)条件の合計 

TRUE_RULES 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に戻されたTRUEルールの合計 

MAYBE_RULES 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に戻されたMAYBEルールの合計 

VARIABLE_VALUE_FUNCTION_CALLS 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に、変数の値を取得するために作成したユーザー定義ファンクション(RE$VARIABLE_TYPEvariable_value_functionフィールドで指定)に対して行われたコールの合計数 

VARIABLE_METHOD_FUNCTION_CALLS 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に、変数のメソッドの値を取得するために作成したユーザー定義ファンクション(RE$VARIABLE_TYPEvariable_method_functionフィールドで指定)に対して行われたコールの合計数 

EVALUATION_FUNCTION_CALLS 

NUMBER 

ルール・セットの評価中に、ユーザー定義の評価ファンクション(DBMS_RULE_ADM.CREATE_EVALUATION_CONTEXTプロシージャに対するevaluation_function引数として指定)に対して行われたコールの合計数 

V$RULE_SET_AGGREGATE_STATS

V$RULE_SET_AGGREGATE_STATSは、すべてのルール・セットに対するすべての評価を集計した統計情報を示します。このビューの各行は、統計情報の各タイプを示します。

  データ型  説明 

NAME 

VARCHAR2(80) 

統計名:

  • rule set evaluations (all) − すべてのルール・セットに対する評価の合計数

  • rule set evaluations (first_hit)stop_on_first_hitTRUEに設定して実行した、ルール・セットに対する評価の合計数

  • rule set evaluations (simple_rules_only)simple_rules_onlyTRUEに設定して実行した、ルール・セットに対する評価の合計数

  • rule set evaluations (SQL free) − ルールの評価のために内部でSQLを発行せずに実行したルール・セットに対する評価の合計数

  • rule set evaluation time (CPU) − ルール・セットの評価に費やした合計CPU時間(1/100秒)

  • rule set evaluation time (elapsed) − ルール・セットの評価に費やした合計経過時間(1/100秒)

  • rule set SQL executions − ルール・セットの評価中に実行されたSQL文の合計数

  • rule set conditions processed − ルール・セットの評価中に処理された高速(索引付き)条件の合計数

  • rule set true rules − ルール・セットの評価中に戻されたTRUEルールの合計数

  • rule set maybe rules − ルール・セットの評価中に戻されたmaybeルールの合計数

  • rule set user function calls (variable value function) − ルール・セットの評価中に、変数の値を取得するために作成したユーザー定義ファンクション(RE$VARIABLE_TYPEvariable_value_functionフィールドで指定)に対して行われたコールの合計数

  • rule set user function calls (variable method function) − ルール・セットの評価中に、変数のメソッドの値を取得するために作成したユーザー定義ファンクション(RE$VARIABLE_TYPEvariable_method_functionフィールドで指定)に対して行われたコールの合計数

  • rule set user function calls (evaluation function) − ルール・セットの評価中に、ユーザー定義の評価ファンクション(DBMS_RULE_ADM.CREATE_EVALUATION_CONTEXTプロシージャに対するevaluation_function引数として指定)に対して行われたコールの合計数

 

VALUE 

NUMBER 

統計値 


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