Oracle® Database Clientインストレーション・ガイド 11gリリース2 (11.2) for IBM: Linux on POWER Systems E61779-01 |
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この章では、Oracle Database Clientの様々なインストール・タイプと、Oracle Database Clientのインストール前に考慮が必要な問題について説明します。
Oracle Database Clientのインストールは、次のフェーズで構成されます。
リリース・ノートの参照: インストールを開始する前に、『Oracle Database Clientリリース・ノートfor IBM: Linux on POWER Systems』を参照してください。
ライセンス情報の確認: メディア・パック内のインストール・メディアには多くのOracleコンポーネントが含まれていますが、使用可能なのは、ライセンスを購入したコンポーネントのみです。
Oracleサポート・サービスでは、ライセンスを購入していないコンポーネントに対するサポートは提供していません。
関連項目: 『Oracle Databaseライセンス情報』 |
インストールの計画: この章では、インストールできるOracle製品と、インストール開始前に考慮が必要な問題について説明します。
インストール前の作業の完了: 第2章では、製品のインストール前に完了する必要のある作業について説明します。
ソフトウェアのインストール: 第3章では、Oracle Database Clientをインストールする方法について説明します。
インストール後の作業の完了: 第4章では、推奨および必須のインストール後の作業について説明します。
この項では、この製品のインストールを決定する前に考慮すべきハードウェアおよびソフトウェアの動作保証に関する情報が記載されています。
このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。My Oracle SupportのWebサイトには、次からアクセスできます。
My Oracle Supportを使用するには、オンライン登録する必要があります。ログイン後、メニュー・オプションから「動作保証」タブを選択します。「動作保証」ページで、「動作保証検索」オプションを使用して、製品、リリースおよびプラットフォームで検索します。製品デリバリや「ライフタイム・サポート」などの、動作保証クイック・リンクのオプションを使用して検索することもできます。
Instant Clientにより、Oracle Call Interface (OCI)、Oracle C++ Call Interface (OCCI)、Pro*C、またはJava Database Connectivity (JDBC)のOCIアプリケーションで必要な共有ライブラリのみをインストールできます。このインストール・タイプは、Oracle Database Clientの他のインストール・タイプよりディスク領域が少なくてすみます。
Instant Clientの詳細は、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』または『Oracle Database JDBC開発者ガイド』を参照してください。
Instant ClientインストールにはInstant Client Lightが含まれます。アプリケーションでエラー・メッセージがアメリカ英語のみで生成される場合は、このバージョンのInstant Clientを使用します。Instant Client Lightは、サポートされているキャラクタ・セットを使用し、米語のエラー・メッセージを使用するアプリケーションで役立ちます。サポートされているキャラクタ・セットは次のとおりです。
US7ASCII
WE8DEC
WE8MSWIN1252
WE8ISO8859P1
WE8EBCDIC37C
(EBCDICプラットフォームのみ)
WE8EBCDIC1047
(EBCDICプラットフォームのみ)
UTF8
AL32UTF8
AL16UTF16
Instant Client Lightを使用する利点は、通常のInstant Clientよりもフットプリントがはるかに小さいことです。通常のInstant Clientが110MBを使用するのに対し、アプリケーションがロードする必要がある共有ライブラリは、34MBのみです。そのため、アプリケーションで使用するメモリーが少なくてすみます。
Oracle Database ClientとOracle Databaseの各リリースとの相互運用性の詳細は、次のURLでMy Oracle SupportのWebサイトのノート207303.1を参照してください
Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降、TIMESTAMP WITH TIMEZONE
データ型値のパッチ適用プロセスが簡略化されます。
パッチ適用プロセスの簡略化、および異なるタイムゾーン・ファイルによる特定クライアントとサーバーの動作の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』のOracle Database 11gリリース2(11.2)のグローバリゼーションの新機能に関する項および異なるバージョンのタイムゾーン・ファイルで動作するクライアントとサーバーに関する項を参照してください。