この項では、グローバリゼーション・サポートの新機能と追加情報の参照先を次のような項目に分けて説明します。
TIMESTAMP
WITH
TIMEZONE
データ型値の簡略化されたパッチ適用のサポート
Oracle Database 11gリリース2より前のリリースでは、タイム・ゾーン・ファイルが更新された後、データベースのTIMESTAMP
WITH
TIMEZONE
データ値に手動でパッチを適用するという煩雑な処理が行われていました。このパッチ適用が簡略化され、透過的になりました。
さらに、OCI、JDBC、Pro*CおよびSQL*Plusの各クライアントは、クライアント側のタイム・ゾーン・ファイルを更新しなくてもサーバーとの通信を続行できるようになりました。ただし、そのような混在モードで作業する場合の考慮事項があります。
関連項目:
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Unicode 5.0のサポート(Unicode 5.0は、過去のUnicode規格すべてに優先するUnicode規格の主要バージョンです。)
1,369個の文字が新しくUnicode規格になりました。この追加された文字の中には、キリル文字、ギリシャ文字、ヘブライ文字、カンナダ文字、ラテン文字、および数学記号、発音記号などの記号が含まれます。
Unicode 5.0には次のスクリプトも新しく追加されました: N'Ko、Balinese、Phags-pa、Phoenician、Cuneiform
プロパティや表示アルゴリズムなどの文字の使用方法が改善されました。
新しい文字すべてが分類されただけでなく、多くの東南アジア文字が再分類されました。
推奨するデータベース・キャラクタ・セットおよび指示書
データベース・キャラクタ・セットとして使用するためにオラクル社が推奨するキャラクタ・セットのリストがコンパイルされました。新しいシステムをデプロイする場合、データベースのキャラクタ・セットはこのリストに示す推奨キャラクタ・セットに制限されます。
キャラクタ・セット変換のパフォーマンス向上
データ・ディクショナリの小型バイナリXML(CSX)データに関する情報を提供するDatabase Character Set Scannerの新しいレポート・セクション
カスタマイズしたロケール・ファイルをJavaコンポーネントに追加するGINSTALL
ユーティリティ
3つの言語(アルバニア語、ベラルーシ語、アイルランド語)の新規追加および2つの地域(アルバニア、ベラルーシ)の新規追加
照合依存のSQL LIKE
条件の言語索引サポート