| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 整数 |
| デフォルト値 | PARALLEL_THREADS_PER_CPU * CPU_COUNT * concurrent_parallel_users * 2 |
| 変更の可/不可 | ALTER SYSTEM |
| 値の範囲 | 0からPARALLEL_MAX_SERVERS |
| 基本/基本以外 | 基本以外 |
PARALLEL_SERVERS_TARGETは、文のキューイングが使用されるまで、パラレル文を実行できるパラレル・サーバー・プロセスの数を指定します。PARALLEL_DEGREE_POLICYパラメータにAUTOを設定すると、必要なパラレル・サーバー・プロセスを使用できない場合、パラレル実行を必要とするSQL文がキューに入れられます。システムでアクティブなパラレル・サーバー・プロセスの数がPARALLEL_SERVERS_TARGETの値以上になると、文のキューイングが開始されます。
各パラレル文に必要なパラレル・サーバー・リソースをすべて確保するとともに、パラレル・サーバー・プロセスによるシステムのオーバーロードを回避するため、デフォルトでは、PARALLEL_SERVERS_TARGETは、システムで許容されるパラレル・サーバー・プロセスの最大数(PARALLEL_MAX_SERVERS)未満に設定されます。
インスタンス上のデフォルトの並列度で実行されている同時並列ユーザーの数は、そのインスタンスのメモリー初期化パラメータ設定によって異なります。たとえば、MEMORY_TARGETまたはSGA_TARGET初期化パラメータが設定されている場合、concurrent_parallel_usersの数は4です。MEMORY_TARGETまたはSGA_TARGETのいずれも設定されていない場合は、PGA_AGGREGATE_TARGETが確認されます。値がPGA_AGGREGATE_TARGETに設定されている場合、concurrent_parallel_usersは2です。値がPGA_AGGREGATE_TARGETに設定されていない場合、concurrent_parallel_usersは1です。
ただし、文のキューイングがアクティブになっている場合でも、すべてのシリアル(非パラレル)文はただちに実行されます。