プロパティ | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ | 大整数 |
構文 | PGA_AGGREGATE_TARGET = integer [K | M | G] |
デフォルト値 | 10MB、またはSGAサイズの20%のいずれか大きい方 |
変更の可/不可 | ALTER SYSTEM |
値の範囲 | 最小値: 10MB
最大値: 4096GB - 1 |
基本/基本以外 | 基本 |
PGA_AGGREGATE_TARGET
には、インスタンスに接続されたすべてのサーバー・プロセスが使用できるターゲット集計PGAメモリーを指定します。
PGA_AGGREGATE_TARGET
を0以外の値に設定すると、WORKAREA_SIZE_POLICY
パラメータがAUTO
に自動的に設定されます。つまり、メモリー集中型のSQL演算子(ソート、グループ化、ハッシュ結合、ビットマップ・マージ、ビットマップ作成など)が使用するSQL作業領域のサイズが自動的に設定されます。特に指定しないかぎり、SGAの20%または10MBのいずれか大きい方に設定されるため、このパラメータについては、0以外の値がデフォルトです。
PGA_AGGREGATE_TARGET
を0に設定すると、WORKAREA_SIZE_POLICY
パラメータはMANUAL
に自動的に設定されます。つまり、SQL作業領域のサイズは*_AREA_SIZE
パラメータを使用して設定されます。
Oracleは、作業領域の最適サイズをプライベート・メモリーに適合させることによって、プライベート・メモリー量をこのパラメータで指定したターゲット以下に抑えようとします。このパラメータの値を大きくすると、作業領域に割り当てたメモリーを間接的に増やしたことになります。この結果、より多くのメモリー集中型の処理がメモリー内で実行され、ディスクで行われる処理は少なくなります。
自動メモリー管理が有効で(MEMORY_TARGET
が正の値に設定され)、PGA_AGGREGATE_TARGET
も正の値に設定されている場合、PGA_AGGREGATE_TARGET
の値がインスタンスPGAのサイズの最小値として動作します。
関連項目:
|