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すべてのチャートおよびグラフの操作

WLDF コンソール拡張では、以下の 2 種類のチャートとグラフがサポートされています。

どちらのチャートも、ドメイン内で動作する 1 つまたは複数のサーバ インスタンスからの情報を表示できます。

これら 2 種類のチャートの操作方法は、その多くが共通していますが、チャートの種類によって異なる場合もあります。以下の節では、この両方の種類のチャートを操作する方法について説明します。

さまざまな種類のチャートやグラフに特有のタスクについては、以下を参照してください。

 


チャートの構成要素

チャートは、以下の要素で構成されます。

これらの構成要素を、図 6-1 に示します。

図 6-1 チャートの構成要素

チャートの構成要素

さまざまなスタイルのグラフ (面グラフ、レーダー、棒グラフ、折れ線グラフ、散布図、面グラフの重ね合わせ、棒グラフの重ね合わせ、線形ゲージ、半円形ゲージ) を使用してデータを表現できます。これらのスタイルを設定する方法については、「チャートのグラフ スタイルの設定」を参照してください。

 


ビューへのチャートの追加

チャートを作成してビューへ追加するには、[Metrics] タブまたは [Requests] タブから項目をドラッグします。次の手順に従ってください。

  1. [Views] タブを選択し、チャートを追加するビューを選択するか、新しいビューを作成します。図 6-2 に、空の状態のビューを示します。
  2. 図 6-2 空のビュー


    空のビュー

  3. メトリックに基づくチャートを作成する場合は、[Metrics] タブを選択します。インスツルメントされたメソッドが生成するイベントに基づいてチャートを作成する場合は、[Requests] タブを選択します。
  4. ツリー上の有効な項目をビューにドラッグします。図 6-3 に示すように、カーソルの形が変わり、チャートを挿入できる領域に入ると背景の色が暗くなります。[Metrics] タブからドラッグできる項目については、「メトリック チャートおよびグラフの操作」を参照してください。[Requests] タブからドラッグできる項目については、「メソッド パフォーマンス チャートおよびグラフの操作」を参照してください。
  5. 図 6-3 メトリックをドラッグして空のビューに新しいチャートを作成


    メトリックをドラッグして空のビューに新しいチャートを作成

    マウス ボタンを離すと、図 6-4 のように、左パネルのツリーからドラッグした項目に基づいたグラフを含むチャートが作成されます。

    図 6-4 ビュー内のチャート


    ビュー内のチャート

    項目をチャートにドラッグする以外にも、次の方法で項目を追加できます。

    • 左パネル ([Metrics] タブまたは [Request] タブ) の項目を右クリックする。メニューが表示されます。次のいずれかを行います。
      • [Create New Chart] を選択する。選択した項目に基づいたグラフを含む新しいチャートが作成されます。
      • [Add to Chart]、既存のチャート名の順に選択する。指定した名前のチャートにグラフが追加されます。
  6. ビューに別のチャートを追加するには、既存のチャートの上、下、または横に、ツリーから別の項目をドラッグします。図 6-5 では、項目をチャートの右にドラッグしています。
  7. 図 6-5 メトリックを既存のビューにドラッグして 2 つ目のチャートを作成


    メトリックを既存のビューにドラッグして 2 つ目のチャートを作成

    図 6-6 に示すように、項目をドロップした場所に新しいチャートが表示されます。この例では、既存のチャートの右側に新しいチャートが挿入されています。すべてのチャートがビュー内に収まるように、サイズが自動的に変更されます。

    図 6-6 ビュー内に 2 つのチャートを表示


    ビュー内に 2 つのチャートを表示

チャートおよびグラフを整理する別の方法については、「ビュー内のチャートおよびグラフの整理」を参照してください。

 


空のチャートの作成

空のチャートを作成するには、次の手順に従います。

  1. ビュー内の任意の場所を右クリックします。
  2. [New Chart] を選択します。この状態で「既存のチャートへのグラフの追加」の説明に従うと、1 つまたは複数のグラフをチャートに追加できます。

 


既存のチャートへのグラフの追加

複数のデータ ソースからのデータを同じチャートにグラフ化する (つまり、既存のチャートにグラフを追加する) には、[Metrics] タブまたは [Requests] タブの適切な項目を、[View] パネルの既存のグラフにドラッグします。次にその手順を示します。

  1. [Views] タブを選択して、ビューのリストを表示します。
  2. 別のグラフ (データ ソース) を追加するチャートを含むビューをクリックします。図 6-7 に、グラフが 1 つのチャートを示します。
  3. 図 6-7 グラフが 1 つのチャート


    グラフが 1 つのチャート

  4. メトリックに基づくグラフを追加する場合は、[Metrics] タブを選択します。インスツルメンテーション イベントに基づくグラフを追加する場合は、[Requests] タブをクリックします。
  5. 注意 : 1 つのチャート内のすべてのグラフは、同じ種類の診断データに基づくグラフでなければなりません。つまり、メソッド パフォーマンス チャートにメトリック データを追加したり、メトリック チャートにインスツルメンテーション データを追加したりすることはできません。
  6. 図 6-8 に示すように、ツリー上の有効な項目をビューにドラッグします。[Metrics] タブからドラッグできる項目については、「メトリック チャートおよびグラフの操作」を参照してください。[Requests] タブからドラッグできる項目については、「メソッド パフォーマンス チャートおよびグラフの操作」を参照してください。
  7. 図 6-8 新しい診断データ ソースを既存のチャートにドラッグ


    新しい診断データ ソースを既存のチャートにドラッグ

    図 6-9 のように、チャートに新しいグラフが追加されます。

    図 6-9 2 つ目のグラフが追加されたチャート


    2 つ目のグラフが追加されたチャート

チャートおよびグラフを整理する別の方法については、「ビュー内のチャートおよびグラフの整理」を参照してください。

 


チャートの位置の変更

ビュー内のチャートの位置を変更するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、位置を変更するチャートを含むビューを選択します。
  2. ビュー内の新しい位置までチャートをドラッグします。つまり、チャートをクリックし、マウス ボタンを押したままドラッグします。既存のチャートの上、下、右、または左に移動できます。チャートを移動可能な位置までドラッグすると、背景の帯の色が暗くなります。この動作は、新しいチャートを作成するときと同じです (図 6-5 を参照)。
  3. マウス ボタンを離します。

チャートおよびグラフを整理する別の方法については、「ビュー内のチャートおよびグラフの整理」を参照してください。

 


チャートのマージ

チャートをマージすると、マージ元チャートのすべてのグラフおよび関連する凡例が、マージ先チャートのグラフと凡例に追加されます。マージ先チャートのプロパティ (タイトル、色、Y 軸ラベルなど) は維持され、それらと競合するマージ元チャートのプロパティは削除されます。マージが正常に完了すると、マージ元チャートは削除されます。

同じビュー、またはさまざまなビューにある、1 つまたは複数のチャートをマージできます。

チャートをマージする場合、マージするチャートの y 軸の目盛りに注意してください。たとえば、目盛りが千単位 (以上) のチャートを、数単位 (以下) のチャートにマージしないようにしてください。

1 つのチャートを同じビュー内の別のチャートとマージするには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、マージするチャートを含むビューを選択します。
  2. マージ元のチャートを、マージ先のチャートにドラッグします。つまり、チャートをクリックし、マウス ボタンを押したままドラッグします。マージ元チャートを適切な位置までドラッグすると、マージ先チャートの背景の色が暗くなります。
  3. マウス ボタンを離します。
  4. マージ元チャートのすべてのグラフおよび凡例が、マージ先チャートのグラフと凡例に追加されます。マージ先チャートのプロパティ (タイトル、色、Y 軸ラベルなど) は維持され、それらと競合するマージ元チャートのプロパティは削除されます。マージが正常に完了すると、マージ元チャートは削除されます。

チャートおよびグラフを整理する別の方法については、「ビュー内のチャートおよびグラフの整理」を参照してください。

 


別のチャートや新しいチャートへのグラフの移動

グラフを別のチャートに移動できるのは、同じデータ ソースに基づくグラフが移動先のチャートに含まれていない場合のみです。

グラフを別のチャートに移動するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、移動するグラフを含むビューを選択します。移動元と移動先のチャートは、同じビューに含まれている必要があります。
  2. Shift〕を押しながら、グラフ (またはその凡例) をクリックして選択します。〔Shift〕とマウス ボタンを離します。次の手順を実行するまでは、何もクリックしたり選択したりしないでください。
  3. 移動元チャートのグラフを、移動先チャートまたはビュー内の空の領域にドラッグします。つまり、前の手順で選択したグラフをクリックし、マウス ボタンを押したままドラッグします。グラフを適切な位置までドラッグすると、移動先チャート (または空の領域) の背景の色が暗くなります。
  4. マウス ボタンを離します。グラフとその凡例が、移動先チャートに追加され、移動元チャートから削除されます。空の領域にドラッグした場合は、そのグラフを含む新しいチャートが作成されます。

チャートおよびグラフを整理する別の方法については、「ビュー内のチャートおよびグラフの整理」を参照してください。

 


ビュー内のチャートおよびグラフの整理

表 6-1 に、チャートおよびグラフのコピー、移動、複製の方法を、マウスを使ってドラッグ アンド ドロップする場合、マウスを使ってコンテキスト メニューを利用する場合、およびキーボードを利用する場合に分けて示します。この表では簡潔に示すため、共通する情報については項目ごとの記述を省略しています。共通する情報とは以下のとおりです。

 


ビュー内のチャートのデータ収集の開始と停止

ビュー内のチャートのデータ収集を開始するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択します。
  2. データ収集を開始するビューの名前をクリックします。別の方法として、ビューの名前を右クリックして [Start] を選択することもできます。選択したビューが [View] パネルに表示され、データの収集が始まります。

ビュー内のチャートのデータ収集を停止するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択します。
  2. データ収集を停止するビューの名前を右クリックして [Stop] を選択します。

すべてのビューのすべてのデータ収集を停止する場合は、ツールバーの [Stop All Active Views] ([Stop All Active Views] ボタン) をクリックします。この場合は、最初に [Views] タブを選択する必要はありません。

 


チャートに表示されたデータのスクロールとズーム

チャートのスクロールバーの表示/非表示」で説明するように、チャートのスクロールバーは表示したり非表示にしたりできます。スクロールバーは、図 6-10 に示すようにチャートの下に表示されます。

図 6-10 チャートのスクロールバー

チャートのスクロールバー

スクロールバーには、履歴データをスクロールするためのコントロールが含まれています。これらのコントロールを、表 6-2 にまとめます。

表 6-2 スクロールバーのコントロール
コントロール
名前
用途

スクロール ボックス

スクロール ボックス
ドラッグすると、履歴データがスクロールする。

左スクロール矢印

左スクロール矢印
クリックすると、履歴データが後方にスクロールする。

右スクロール矢印

右スクロール矢印
クリックすると、履歴データが前方にスクロールする。

チャートのスクロールバーの表示と非表示は、次の手順で切り替えます。

  1. チャート内の任意の場所を右クリックします。
  2. コンテキスト メニューから [Show Scroll Bar] を選択するとスクロールバーが表示されます。[Hide Scroll Bar] を選択するとスクロールバーは非表示になります。

チャートを拡大または縮小するには、次の手順に従います。

  1. チャートを右クリックして、コンテキスト メニューを表示します。
  2. [Zoom In]、[Zoom Out]、または [Zoom Reset] のいずれかを選択します。拡大または縮小コマンドを選択すると、スクロールバーが自動的に表示されます。
  3. チャートの時間単位は、拡大を行うたびにより小さくなり、縮小を行うたびにより大きくなります。拡大または縮小をリセットすると、チャートの時間単位はデフォルトにリセットされます。

チャート内の履歴データをスクロールする

チャートの履歴を前後にスクロールすると、チャートの現在のデータと履歴データを表示できます。ただし、履歴データは常にアーカイブから取得されるため、履歴データを表示できるのは、WLDF でメトリック データ (メトリック チャートの場合) やインスツルメンテーション データ (メソッド パフォーマンス チャートの場合) が収集されるようにコンフィグレーションされている場合のみです。WLDF でのデータ収集のコンフィグレーション方法については、「データの収集と表示の方法について」を参照してください。

履歴データをスクロールするには、次の手順に従います。

  1. モニタしたいメトリック データまたはインスツルメンテーション データが収集されるように WLDF がコンフィグレーションされていることを確認します。
  2. モニタするデータを含むチャートを選択します。
  3. スクロールバーのスクロール ボックス スクロール ボックス をドラッグして、モニタする時間間隔が表示されるようにします。スクロール ボックスをドラッグすると、表示されている時間間隔の開始日時と終了日時を示すメッセージが表示されます。
  4. または、左スクロール矢印 (左スクロール矢印) をクリックして後方にスクロールするか、右スクロール矢印 (右スクロール矢印) をクリックして前方にスクロールすることもできます。これらのボタンをクリックすると、ビューポート (チャートに表示される範囲) が一度にその幅の 10% ずつスクロールされます。スクロール ボックスではなく、スクロールバーを直接クリックすると、ビューポートは一度にその幅の 50% ずつスクロールされます。

スクロール中は、スクロールしている時間間隔を示すメッセージが表示されます。スクロールを止めると、選択した時間間隔のデータが取得されます。表示されている時間間隔の日時を表示するには、スクロールバー上の任意の場所にマウス ポインタを置きます。

メトリック グラフに使用できるアーカイブ データがない場合は、アクティブにポーリングされたメトリックのキャッシュ内のデータしか表示できません。キャッシュ内のデータより前の時点にスクロールしても、そのグラフのデータは表示されません。

後方にスクロールして、WLDF のアーカイブでバックアップされていない履歴データを表示すると、データのキャッシュ期限が切れた後にもそのデータがチャートに表示されたままになることがあります。この場合、一度その履歴データ以外の場所にスクロールすると、そのデータは表示できなくなります。データ ポイントの期限が切れていることを警告するため、チャートではそうしたデータ ポイントの背景の色が暗くなります。さらに、チャートおよび期限切れのデータ ポイントのツール チップには、データの期限切れを報告するメッセージが表示されます。この状態の例については、図 6-11 を参照してください。

図 6-11 期限切れのデータ ポイント

期限切れのデータ ポイント

スクロールの後に現在のデータを表示するには、次の手順に従います。

  1. チャートを選択します。
  2. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • スクロール ボックスを、スクロールバーの一番右まで移動する
    • チャートを右クリックし、コンテキスト メニューから [View Current Data] を選択する

チャート内のデータを拡大/縮小する

チャート内のデータを拡大すると、より短い時間間隔のデータ ポイントを表示できます。チャート内のデータを縮小すると、より長い時間間隔をより詳細に表示できます。

チャート内のデータを拡大または縮小するには、次の手順に従います。

 


チャート内のグラフの削除

チャートからグラフを削除するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、削除するグラフがあるチャートが含まれるビューを選択します。
  2. 次のいずれかの方法でグラフを選択します。
    • Shift〕を押しながらグラフの任意の場所をクリックする
    • Shift〕を押しながらグラフの凡例をクリックする
  3. ツールバーの 削除 (削除) ボタンをクリックするか、〔Delete〕を押します。
  4. 注意 : 削除されたグラフがあったビューへの変更を破棄すると、グラフを回復できます。ただし、変更は選択的に破棄できないので、他に加えた変更もすべて失われます。ビューへの変更を一度保存すると、削除されたグラフは恒久的に削除されることになり、回復できなくなります。

 


チャートの削除

チャートを削除するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、削除するチャートがあるビューを選択します。
  2. チャートをクリックします。チャートの周りに、チャートが選択されたことを示す境界線が表示されます。
  3. ツールバーの 削除 (削除) ボタンをクリックするか、〔Delete〕を押します。
  4. 注意 : 削除されたチャートがあったビューへの変更を破棄すると、チャートを回復できます。ただし、変更は選択的に破棄できないので、他に加えた変更もすべて失われます。ビューへの変更を一度保存すると、削除されたチャートは恒久的に削除されることになり、回復できなくなります。

 


チャートのプロパティの設定

チャートを作成すると、デフォルトの表示プロパティとコントロール プロパティが適用されます。チャートのプロパティを変更するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、プロパティを変更するチャートがあるビューを選択します。
  2. [View] パネルで、チャート内の任意の場所をクリックして選択します。
  3. [Properties|Selected Item Properties] タブを選択して、プロパティを変更するためのコントロールを表示します。
  4. [Properties|Selected Item Properties] タブ内のプロパティを変更します。各プロパティの設定方法については、以下の節を参照してください。
  5. [Apply Changes] ボタンをクリックすると、選択しているチャートに変更内容が適用されます。
  6. 注意 : [View] パネルで直接変更できるプロパティもあります。たとえばチャート名やビュー名は、右クリックすると編集フィールドが表示され、そのフィールドに新しい名前を入力できます。このような場合、[Apply Changes] をクリックする必要はありません。テキスト ボックスの外をクリックすると変更が完了します。

    [Discard Changes] をクリックすると、変更を始める前に有効になっていた設定に戻すことができます。また、[Reset Defaults] をクリックすると、チャートの設定を WLDF コンソール拡張のデフォルト設定に戻すことができます。

    注意 : プロパティに変更を適用しても、その設定は保存されません。手順 6 を参照してください。
  7. [Custom Views] 内のチャートであれば、変更した設定を保存して、次回 WLDF コンソール拡張を起動したときにその設定を復元できます ([Builtin Views] 内のチャートへの変更は保存できません)。カスタム チャートを保存するには、次の手順に従ってビューを保存する必要があります。
    1. [Views] タブを選択します。
    2. [Save] ボタンをクリックします。
    3. または、ツールバーで [Save All Modified Views] ([Save All Modified Views]) ボタンをクリックします。

      注意 : [Builtin Views] 内のチャートのプロパティへの変更は保存できません。

 


チャートの名前の変更

[Builtin Views] および [Custom Views] 内のチャートの名前を変更できます。ただし、変更した名前を保存できるのは、[Custom Views] 内のチャートのみです。チャートの名前を変更するには、次の手順に従います。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. [Name] フィールドに新しい名前を入力します。
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、破棄、または保存します。

この操作は、次の手順で実行することもできます。

  1. チャートを含むビューを表示します。
  2. チャートの上部にあるチャート名を右クリックします。
  3. フィールドに新しい名前を入力します。
  4. 変更を適用するには、フィールドの外の任意の場所をクリックします。
  5. チャートのプロパティの設定」の手順 6 に従って、変更内容を保存します。

 


チャートの Y 軸ラベルの作成

チャートの Y 軸ラベルはデフォルトでは割り当てられていませんが、次の手順で作成できます。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. [Y-Axis] フィールドに、Y 軸ラベルとして使用するテキストを入力します。
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


チャートのグラフ スタイルの設定

グラフは、デフォルトでは「プロット」スタイル (点をつないだ折れ線グラフ) で作成されます。ただし、グラフのスタイルは次の手順で変更できます。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. 選択したチャートの各グラフの表示スタイルを変更するには、[Style] ドロップダウン リストからスタイルを選択します。半円形および線形スタイルは、チャートに複数のグラフが含まれている場合は使用できません。以下のスタイルを選択できます。
    表 6-3 グラフ スタイル
    スタイル
    説明
    [Area]

    [Area]

    折れ線の下の面が塗りつぶされたグラフ
    [Area radar]

    [Area radar]

    レーダーのように、円形の領域に新しいデータが時計回りに描画されるグラフ
    [Bar]

    [Bar]

    棒グラフ
    [Plot]

    [Plot]

    点をつなぐ折れ線グラフ
    [Scatter plot]

    [Scatter plot]

    点のみのグラフ
    [Stacking area]

    [Stacking area]

    各グラフの面を重ね合わせたグラフ
    [Stacking bar]

    [Stacking bar]

    棒グラフを重ね合わせたグラフ
    [Linear Gauge]

    [Linear Gauge]

    水平または垂直に配置される、現在の値のみを示す単一のグラフ(垂直に配置されると、「温度計」のように見える)
    [Radial Gauge]

    [Radial Gauge]

    半円で表示される、現在の値のみを示す単一のグラフ(「速度計」のように見える)
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


線形ゲージおよび半円形ゲージでの自動目盛り調整のリセット

最初のメトリック値を受信して表示する前の空のゲージは、「自動目盛り調整」モードになっています。目盛りの最大値と最小値はまだ設定されていない状態にあり、それらの値は最初のメトリック値に基づいて決定されます。最初の値を受信したときに、目盛りの最大値はその値の 150% に、最小値は 50% に設定されます。そのため、現在の値は目盛りの中央に示されます。メトリック値がこれらのしきい値を上回ったり下回ったりした場合、ゲージの針は最大値または最小値を示します。つまり、目盛りの再調整は自動的には行われません。

ゲージを自動目盛り調整モードに戻すには、以下のいずれかを実行します。

チャートが最初の値を受信すると、上記のように目盛りの最大値がその値の 150% に、最小値が 50% に設定されます。再度自動目盛り調整をリセットするまで、その目盛りが使用されます。

 


線形ゲージまたは半円形ゲージの目盛りの変更

単一の半円形ゲージまたは線形ゲージが含まれているチャートの場合、ゲージの上限値と下限値を変更できます。

上限値と下限値を設定するには、次の手順に従います。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. 次のように入力します。
    • [Scale Min] フィールドに、ゲージ目盛りの最小数を入力する。
    • [Scale Max] フィールドに、ゲージ目盛りの最大数を入力する。
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


線形ゲージおよび半円形ゲージでのしきい値の表示

ゲージ上にしきい値を示すことで、正常範囲を逸脱したメトリック値へ注意を促すことができます。上限しきい値を上回ると、ゲージの針より下の領域が、指定された「強調表示」色で表示されます(「チャートの前景色と背景色の変更」を参照してください)。

上限しきい値を設定するには、次の手順に従います。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. [Threshold] ボックスに最大しきい値を数字で入力します。
  4. [Apply Changes] をクリックします。
注意 : 上記のように、上限しきい値のみを明示的に設定できます。ただし、ゲージの背景色と強調表示色を切り替えることで、下限しきい値を下回っているメトリック値を効果的に示すことができます。

 


チャートの凡例の表示/非表示

チャートの凡例は、チャート内の各グラフを特定するために使用します。各凡例の線は、データ ポイントのプロットに使用されている色と記号を示します。これにより、各グラフのデータ ソースを特定できます。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. 凡例を表示する場合は [Legends] チェック ボックスをチェックします。凡例を非表示にする場合はチェックをはずします。
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

この操作は、次の手順で実行することもできます。

  1. チャートを含むビューを表示します。
  2. チャート内の任意の場所を右クリックします。
  3. コンテキスト メニューから、凡例を非表示にする場合は [Hide Legend] を、再び表示する場合は [Show Legend] を選択します。また、〔Alt〕+〔L〕を押しても凡例の表示/非表示を切り替えられます。

 


チャートのスクロールバーの表示/非表示

スクロールバーを使用すると、チャートをスクロールして履歴データを表示できます。また、右クリック メニューのズーム コントロールを使用すると、データ表示を拡大したり縮小したりできます。詳細については、「チャートに表示されたデータのスクロールとズーム」を参照してください。スクロールバーはデフォルトでは非表示になっていますが、次の手順に従って表示したり非表示に戻したりできます。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. スクロールバーを表示する場合は [Scroll Bar] チェック ボックスをチェックします。スクロールバーを非表示にする場合はチェックをはずします。
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

この操作は、次の手順で実行することもできます。

  1. チャートを含むビューを表示します。
  2. チャート内の任意の場所を右クリックします。
  3. コンテキスト メニューから、スクロールバーを非表示にする場合は [Hide Scroll Bar] を、再び表示する場合は [Show Scroll Bar] を選択します。また、〔Alt〕+〔S〕を押してもスクロールバーの表示/非表示を切り替えられます。

 


チャートの前景色と背景色の変更

チャートの前景色とは、凡例のテキストの色、および X 軸と Y 軸の線と値の色です。背景色とは、チャート全体の背景に使用する色です。

  1. チャートのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、チャートを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. 前景色を変更するには [Colors|Foreground] サブタブをクリックします。背景色を変更するには [Colors|Background] サブタブをクリックします。
注意 : 背景色を黒色や非常に暗い色に設定すると、チャート名が見えづらくなります。
  1. [Swatches]、[HSB]、または [RGB] サブタブのいずれかをクリックして色の選択方法を選び、変更する色を選択します。
  2. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


グラフのサンプル間隔の変更

チャートのサンプル間隔とは、チャート用にサンプルが収集される頻度 (秒単位) です。

この設定は、線形ゲージおよび半円形ゲージには使用できません。これらのゲージは 10 秒ごとに更新されます。

  1. 個々のグラフのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、グラフを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. [Sample Interval] スライダを移動してサンプル間隔の秒数を選択するか、または [seconds] フィールドに数値を直接入力します。
  4. チャートのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


個々のグラフのプロパティの設定

チャート内にグラフを作成すると、デフォルトの表示プロパティとコントロール プロパティが適用されます。これらのプロパティを変更するには、次の手順に従います。

  1. [Views] タブを選択し、プロパティを変更するグラフがあるチャートが含まれたビューを選択します。
  2. [View] パネルで、次のいずれかの方法でグラフを選択します。
    • Shift〕を押しながらグラフの任意の場所をクリックする
    • Shift〕を押しながらグラフの凡例をクリックするグラフの凡例は、チャートの下にリストされている。
  3. [Properties|Selected Item Properties] タブを選択して、グラフのプロパティを変更するためのコントロールを表示します。
  4. [Properties|Selected Item Properties] タブ内のプロパティを変更します。各プロパティの設定方法については、以下の節を参照してください。
  5. [Apply Changes] ボタンをクリックすると、選択しているチャートに変更内容が適用されます。
  6. [Discard Changes] をクリックすると、変更を始める前に有効になっていた設定に戻すことができます。また、[Reset Defaults] をクリックすると、チャートの設定を WLDF コンソール拡張のデフォルト設定に戻すことができます。

    注意 : プロパティに変更を適用しても、その設定は保存されません。手順 6 を参照してください。
  7. [Custom Views] にあるチャート内のグラフであれば、変更した設定を保存して、次回 WLDF コンソール拡張を起動したときにその設定を復元できます ([Builtin Views] 内のチャートへの変更は保存できません)。カスタム チャートを保存するには、次の手順に従ってビューを保存する必要があります。
    1. [Views] タブを選択します。
    2. [Save] ボタンをクリックします。
    3. または、ツールバーで [Save All Modified Views] ([Save All Modified Views]) ボタンをクリックします。

      注意 : [Builtin Views] 内のチャートのプロパティへの変更は保存できません。

 


グラフの名前の変更

項目をチャートにドラッグしてグラフを作成すると、デフォルトの名前が割り当てられます。この名前は、そのグラフを含むチャートの凡例に表示されます。グラフの名前を変更するには、次の手順に従います。

  1. 個々のグラフのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、グラフを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブをクリックします。
  3. [Name] フィールドに新しい名前を入力します。
  4. 個々のグラフのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


グラフの目盛り倍率の変更

グラフの目盛りの倍率を調整すると、Y 軸に使用する単位を変更できます。たとえば、Y 軸の目盛り 1 つが 60,000 単位を表す場合、目盛りの倍率を 10 に変更すると、単位は 600,000 に変更されます。

チャートに複数のグラフが含まれている場合に個別のグラフの目盛り倍率を調整すると、グラフ間の関係を読み取れるようになって便利です。たとえば、1 つ目のグラフでは 40,000 ~ 60,000 の範囲に点があり、同じチャートの 2 つ目のグラフでは 300,000 ~ 700,000 の範囲に点がある場合、1 つ目のグラフの倍率を 10 に設定することで、その点を 400,000 ~ 600,000 の範囲に表示することができます。また、2 つ目のグラフの倍率を 0.1 に設定することで、その点を 30,000 ~ 70,000 の範囲に表示することもできます。

グラフの倍率を設定するには、次の手順に従います。

  1. 個々のグラフのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、グラフを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. [General] サブタブを選択します。
  3. [Scale] ドロップダウン リストで、グラフの倍率を選択します。

個々のグラフのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


グラフの色の変更

グラフの前景色とは、グラフ内のデータのプロットに使用する線と記号の色です。グラフの背景色とは、グラフを塗りつぶすときに使用する色です。いずれも、選択したグラフのスタイルによって、表示される場合と表示されない場合があります。これらの色はデフォルトで割り当てられますが、次の手順で変更することもできます。

  1. 個々のグラフのプロパティの設定」の手順 1 ~ 3 に従って、グラフを選択して [Properties|Selected Item Properties] タブを選択します。
  2. 境界線の色 (折れ線グラフや散布図の線と点の色) を変更するには [Colors|Lines] サブタブをクリックします。塗りつぶしの色 (折れ線グラフや散布図には適用されない) を変更するには [Colors|Fill] サブタブをクリックします。
  3. [Swatches]、[HSB]、または [RGB] サブタブのいずれかをクリックして色の選択方法を選び、変更する色を選択します。
  4. 個々のグラフのプロパティの設定」の手順 5 ~ 6 に従って、変更内容を適用、保存、破棄、またはデフォルトに戻します。

 


グローバル プロパティの設定

グローバル プロパティは、すべてのアクティブ ビューに適用されます。グローバル プロパティを設定するには、[Properties] タブをクリックしてから [Global Properties] サブタブをクリックします。以下のプロパティを設定できます。


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