bsu コマンド
Smart Update コマンドライン インタフェースを実行するためのコマンド。コマンドライン インタフェースを実行するには、まず BEA_HOME
\utils\bsu
ディレクトリに移動する必要がある。「8 コマンドライン インタフェースの使用」を参照。
カスタム パッチ プロファイル
デフォルト パッチ プロファイルの他に、ユーザが作成できるパッチ プロファイル。カスタム パッチ プロファイルを使用すると、特定の Oracle Products インストール環境で実行されている一部のサーバ (個別のドメイン、クラスタ、サーバなど) に有効範囲を限定してパッチ セットを適用できる。カスタム パッチ プロファイルについては、「5 インストールおよびアプリケーションにおける適用済みパッチのアクティブ化」を参照。
インストールレベルのパッチ ディレクトリ
パッチ JAR ファイル、ネイティブ パッチ、プロファイル サブディレクトリ、パッチ レジストリ、パッチ マニフェスト JAR ファイルのある、Smart Update によって作成されたディレクトリ。
無効なパッチ
My Oracle Support によって無効または非推奨に指定されたパッチ。Smart Update で、パッチ ダウンロード ディレクトリ内に無効なパッチが検出された場合、そのことが自動的に通知される。無効なパッチが適用されている場合は、Smart Update によってパッチ プロファイル内のエントリでそのパッチが強調表示される。パッチのアイコンをクリックすると、代替パッチが提供されている場合は、無効なパッチの置き換えに関する情報が表示される。
メンテナンス パック
既存のリリースに対する更新。既知の問題のソリューションや、その他の製品の機能強化が含まれる。メンテナンス パックは、Oracle Products の置き換えではなく、製品に対する変更や追加のパッケージ。
Service Pack は WebLogic Platform 9.2 メンテナンス パック 1 よりメンテナンス パックで置き換えられた。
メンテナンス スナップショット
Smart Update を使用して生成できるテキスト ファイル。特定のパッチ プロファイルの対象インストール環境に関する現在のメンテナンス レベルの詳細が記述されている。
パッチ バックアップ マニフェスト
パッチの適用によって置き換えられたファイルを格納する BEA_HOME
\patch_wls1001\backup
ディレクトリに格納されるファイル。このディレクトリには、システムを以前のパッチ メンテナンス レベルに復元するために必要なファイルが格納される。
パッチ JAR ファイル
クラスパスに挿入される予定のクラスを含む JAR ファイル。たとえば、WebLogic システム クラスパス内、または WebLogic Server にデプロイされるアプリケーションのクラスパスに挿入される。パッチ JAR ファイルは、インストール レベル パッチ ディレクトリの patch_jars
サブディレクトリに配置される。パッチ JAR ファイルの詳細については、「5.1.5 インストール レベルのパッチ ディレクトリの構造」を参照。
パッチ プロファイル
特定の Oracle Products インストール環境にインストールされており、適用されるパッチを Smart Update が検証するためのメカニズムとして機能するパッチ セット。
パッチ セット
単一のエンティティとしてダウンロードやインストールが可能になった複数のパッチのセット。パッチ セット内に含まれるメンバー パッチは、強制的に正しい順序で対象インストール環境に適用される。ただし、パッチ セットに含まれるパッチを個別に選択して削除することも可能。パッチ セットは複数の既存のパッチから作成できる。
前提条件が満たされていない
パッチのダウンロード時または適用時に報告される衝突。この衝突は、他のパッチを先にインストールしておく必要のあるパッチのダウンロード時または適用時に発生する。この衝突が報告された場合は、事前に適用する必要があるパッチの ID が表示される。
公開パッチ
My Oracle Support が、有効なサポート契約を締結しているユーザに対して利用可能にしているパッチ。Smart Update の [パッチの取得] タブから、当該システムにインストールされている特定の Oracle Products を対象に提供されている公開パッチに関する詳細情報を表示および入手できる。