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Oracle Composite Application Monitor and Modelerユーザーズ・ガイド
リリース10.2.0.5
B56252-01
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3 「監視」ワークスペースの操作

Oracle Composite Application Monitor and Modeler(これ以降はCAMMと表記)を、Oracle WebLogicドメイン、IBM WebSphereのセルまたはOracle SOA Suiteクラスタに対して設定すると、その特定のドメインについて、デプロイされたすべてのアプリケーション、構成、リソース、その他の情報を自動的に検出します。この情報はOracle Treeの下の「監視」ワークスペースに表示されます。

各ノードは、CAMMの監視対象プラットフォームの構成メンバーを表します。各構成メンバーについてこの章で説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Oracle WebLogic Portal

Oracle Treeの下のポータル・ノードには、管理対象ドメインにデプロイされたすべてのWebLogic Portalアプリケーションの情報が含まれます。ポータル・ノードは、開発者がそれらのPortalアプリケーションの構築に使用したのと同じフレームワークに基づいて階層に編成されています。最小レスポンス時間および最大レスポンス時間の測定は、平均レスポンス時間測定とともに、埋込みデータベースに格納されています。これらのメトリックが存在する場合は、右側のペインのウィンドウに視覚的に表示されます。

WebLogic Portalの場合、この階層には次のものが含まれています(表3-1)。

表3-1 WebLogic Portalの階層

コンポーネント 説明

ポータル

ポータルは、Portalアプリケーションの論理包含単位です。典型的なポータルには、少数のデスクトップ、数個のブック、数十のページ、数百のポートレットが含まれます。

デスクトップ

デスクトップは、ポータルの特定のビューに含まれるポータル・コンポーネントの最上位コンテナです。

ポータル開発者がWebLogic Workshopで作成するデスクトップに加えて、ポータル管理者が新しいデスクトップを作成することができます。

ブック

最上位のブックには、すべてのサブブック、ページおよびポートレットが含まれます。最上位のブックによって、デスクトップで使用される初期メニュー・ナビゲーション・スタイルが定義されます。デスクトップに追加するサブブックごとに、異なるナビゲーション・スタイルを選択できます。

ページ

ページおよびサブブックは、ポートレットの整理に使用される誘導可能なコンテナです。

ポートレット

ポートレットは、デスクトップにWebコンテンツおよびアプリケーションを表示するコンテナです。


Oracle Treeのポータル・ノードをクリックすると、アクティブなポータル・アプリケーションのサマリー情報が表示されます。このサマリーには次の情報が含まれます(表3-2)。

表3-2 ツリーのサマリー

メトリック 説明

ポータルWebアプリケーション・アクティビティ

特定のポータル・アプリケーションのユーザー・セッションのサマリー

ポータル完了数

特定のポータル・アプリケーションによって処理が完了されたリクエストの合計数

ポータル・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のポータル・アプリケーションの平均レスポンス時間

ポータル権限のレスポンス時間

特定のポータル・アプリケーションに関するWebLogic Portal権限サブシステムの平均レスポンス時間

ポータル・キャンペーンのレスポンス時間

特定のポータル・アプリケーションに関するWebLogic Portalキャンペーン・サブシステムの平均レスポンス時間


ポータルのWebアプリケーション・アクティビティとポータルのパフォーマンスについては、表とグラフ両方の形式で情報が表示されます。その他のメトリックの情報はグラフ形式で表示されます。ポータル・ノードの横にある正符号(+)のアイコンをクリックすると、ツリーが展開されて、現在WebLogicドメインにデプロイされているすべての管理対象ポータル・アプリケーションが表示されます。

特定のポータル・アプリケーション固有の情報を表示することもできます。特定のポータル・アプリケーションを選択すると、メイン表示ウィンドウに表示されているすべての情報が変更され、その新しいコンテキストに関連するデータのみが表示されます。たとえば、ユーザーがポータル・ノードの下で特定のポータル・アプリケーションを選択すると、メイン表示ウィンドウにはそのポータル・アプリケーション固有の情報のみが表示されます。

ポータル・レベルで、様々なタブを使用してポータル・アプリケーションの別のレベルにナビゲートすることができます。下位レベルのコンポートにすぐにアクセスするにはタブを使用します。表3-3に、ポータル・レベル・ノードのタブとその説明のリストを示します。

表3-3 ポータル・レベルのタブの説明

タブ 説明

サマリー

選択したポータル固有のパフォーマンス・サマリー。

デスクトップ

選択したポータルに関連するすべてのデスクトップのパフォーマンス・サマリー。

ヘッダー

選択したポータルに関連するすべてのヘッダーのパフォーマンス・サマリー。

ブック

選択したポータルに関連するすべてのブックのパフォーマンス・サマリー。

ページ

選択したポータルに関連するすべてのページのパフォーマンス・サマリー。

ポートレット

選択したポータルに関連するすべてのポートレットのパフォーマンス・サマリー。

フッター

選択したポータルに関連するすべてのフッターのパフォーマンス・サマリー。

WSRPトポロジ

WSRPのコンシューマとプロデューサの関係およびWSRPのデプロイメント・トポロジの表示。

分析

2つのパフォーマンス分析。ポータル・レベルで実行されるマルチポイント回帰分析およびポートレット・レベルで実行されるエンティティ・パフォーマンス・ランキング。

イベント

選択したポータルに関連するSLO違反イベント。

エラー/例外

選択したポータルに関連するエラー・メトリック。

トランザクション

選択したポータルまたはそのポータルの子に関連するトランザクション・イベント。


3.1.1 デスクトップ

特定のポータル・アプリケーションをさらに展開すると、「デスクトップ」ノードが表示されます。「デスクトップ」ノードを選択すると、そのポータル・アプリケーションに関連する現在アクティブなデスクトップのリストが表示されます。

このデスクトップ・サマリーには次のメトリックが含まれます。

表3-4 デスクトップ・サマリーのメトリック

メトリック 説明

デスクトップ受信数

特定のデスクトップのリクエストの合計数

デスクトップ完了数

特定のデスクトップによって処理が完了されたリクエストの合計数

デスクトップ・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のデスクトップの平均レスポンス時間



注意:

ポータルのデスクトップは、エンドユーザーに対するエンティティです。デスクトップのヒットやレスポンス時間といったメトリックは、それぞれリクエストの受信速度とアプリケーション・パフォーマンスを表します。これらのメトリックに設定されたしきい値に違反があると、エンドユーザーの使用時に不満が生じる可能性があります。

これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。

たとえば、2つのアクティブなデスクトップがある場合、「デスクトップ」ノードを展開すると特定のデスクトップまでドリルダウンできます。ここでも、正符号(+)アイコンをクリックするとツリー・ビューが展開されます。

そのデスクトップに固有の情報を得るために、展開したツリーでノードを選択すると、メイン表示ウィンドウの情報が、新しいコンテキストを反映するように変更されます。

特定のノードに関連付けられているパフォーマンス・メトリックが表示されるだけではなく、そのノードのその他の関連設定も表示されます。たとえば、サービス・レベル目標値(SLO)が事前定義されていることがあります。このようなSLOはグラフに赤の線で表示されます。

デスクトップ・ノードを展開して、ヘッダー、フッターおよびブックを表示します。該当するノードをクリックすると、これらのコンポーネントの詳細を表示できます。

3.1.1.1 ポータル・デスクトップの表示 - デスクトップ構造ビューア

CAMM独特の機能の1つは、デプロイされたアプリケーションの自動検出とモデリングです。デスクトップ構造ビューアでは、ポータル・デスクトップがどのように編成されているかが表示されます。デスクトップ構造ビューアをアクティブにするには、特定のデスクトップを右クリックします。「ポータル・デスクトップの表示」メニュー・オプションを選択して、デスクトップ構造ビューアにアクセスします。

デスクトップ構造ビューアが表示されたら、適切なブック、ページまたはポートレットをクリックして、ポータル・デスクトップの構造内をナビゲートできます。ポータルのエンドユーザーと同じ視点でポータル・デスクトップ構造を見られる機能は、特にITサポート・スタッフにとって価値があります。

デスクトップ構造ビューアを使用すると、ITサポート・スタッフがエンドユーザーの身になって考えられると同時に、特定のコンポーネントのパフォーマンス指向情報を見ることができます。ITサポート・スタッフは、デスクトップ構造ビューアを使用して、特定のパフォーマンス問題を分離することもできます。最上位のデスクトップから個々のポートレットにドリルダウンすることで、どのコンポーネントにパフォーマンスの問題があるかというインサイトを得られます。

デスクトップ構造ビューアには2つの大きなペインがあります。左側のペインはデスクトップ構造ペインです。このペインを使用すると、ポータル・デスクトップを図式を使用してナビゲートできます。右側のペインはメイン表示ウィンドウと呼ばれます。メイン表示ウィンドウには、デスクトップ構造ペインで選択したコンポーネントと同じコンテキストのパフォーマンス情報が表示されます。ポータル・デスクトップ内をナビゲートして、別のコンポーネントをクリックすると、メイン表示ウィンドウにはその選択したコンテキストに関連する情報が表示されます。

メイン表示ウィンドウには、様々なポータル・デスクトップ・コンポーネント(デスクトップ、ブック、ページおよびポートレット)について関連するパフォーマンス・メトリックが表示されます。

CAMMはWebLogic Portalのフレームワークを理解し、ページフローがポートレットに関連付けられることを認識しているため、デスクトップ構造ビューアからページフロー・ビューアに簡単にアクセスできるように設計されています。

ページフロー・ビューアをアクティブにするには、関心のあるポートレットをダブルクリックします。次に、デスクトップ構造ペインでポートレットをダブルクリックすると、ページフロー・ビューアが開いて該当するページフローが表示されます。

3.1.2 ポートレットのドリルダウン

ポータル・デスクトップ・ビューのポートレットをドリルダウンすると、アーキテクチャ・ビューの表示がアクティブになります。

  1. ノードの下でポートレットを選択します。

  2. 名前をダブルクリックすると、ポータル・デスクトップ・ステータス・ページが表示されます。

  3. ポータル・デスクトップ・ステータス・ウィンドウで、サービス・ボックスを右クリックして「アーキテクチャ・ビューの表示」を選択します。

  4. アーキテクチャ・ビューの使用方法は、5.4項「ドリルダウン - ボトルネックの分析」を参照してください。

3.1.3 ページフロー・ビューア

ページフロー・ビューアには2つのペインがあります。右側のペインはメイン表示ウィンドウです。メイン表示ウィンドウには、左側のペインで選択したアイテムに対応する情報が表示されます。左側のペインには、フロー・ビューまたはコンポーネント・ビューが表示されます。対応するタブを選択して、フロー・ビューまたはコンポーネント・ビューのいずれかの表示を選択できます。

メイン表示ウィンドウは、フロー・ビューまたはコンポーネント・ビューで選択したアイテムに関連する情報を表示するように変化します。

ページフロー・ビューアを開くもう1つの方法としては、操作ダッシュボードで関心のあるページフローをダブルクリックします。そのページフローのフロー・ビューが、新たに作成されたページフロー・ビューアに表示されます。

3.1.4 ブック

特定のポータル・デスクトップをさらに展開すると、「ブック」ノードが表示されます。「ブック」ノードを選択すると、特定のデスクトップに関連付する現在アクティブなブックのリストが表示されます。

このブック・サマリーには次のメトリックが含まれます(表3-5)。

表3-5 ブック・サマリーのメトリック

メトリック 説明

ブック完了数

特定のブックによって処理が完了されたリクエストの合計数

ブック・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のブックの平均レスポンス時間


これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。たとえば、ポータル・デスクトップに2つのアクティブなブックがあるとします。これらのアクティブなブックが、表にリストされて、グラフにプロットされます。

ノードを展開すると、特定のブックまでさらにドリルダウンできます。正符号(+)アイコンをクリックしてツリー・ビューを展開します。「ブック」ノードを展開すると、構成されている特定のブックのリストが表示されます。

特定のアクティブなブックを選択すると、そのコンテキストの関連する情報がメイン表示ウィンドウに表示されます。

3.1.5 ページ

特定のブックを展開すると、「ページ」ノードが表示されます。「ページ」ノードを選択すると、特定のブックに関連する現在アクティブなページのリストが表示されます。

このページ・サマリーには次のメトリックが含まれます(表3-6)。

表3-6 ページ・サマリーのメトリック

メトリック 説明

ページ完了数

特定のページによって処理が完了されたリクエストの合計数

ページ・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のページの平均レスポンス時間


これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。たとえば、あるブックに1つのアクティブなページがあるとします。このアクティブなページが、表にリストされて、グラフにプロットされます。

「ページ」ノードを展開すると、特定のページまでさらにドリルダウンできます。正符号(+)アイコンをクリックしてツリー・ビューを展開します。これにより、次のレベルのコンポーネント、すなわちポートレットが表示されます。

3.1.6 ポートレット

特定のページを展開すると、「ポートレット」ノードが表示されます。「ポートレット」ノードを選択すると、特定のページに関連する現在アクティブなポートレットのリストが表示されます。

このポートレット・サマリーには次のメトリックが含まれます(表3-7)。

表3-7 ポートレットのメトリック

メトリック 説明

ポートレット完了数

特定のポートレットによって処理が完了されたリクエストの合計数。

ポートレット・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のポートレットの平均レスポンス時間。


これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。たとえば、特定のページに4つのアクティブなポートレットがあるとします。これらのアクティブなポートレットが、表にリストされて、グラフにプロットされます。

「ポートレット」ノードを展開して、特定のページまでさらにドリルダウンできます。正符号(+)アイコンをクリックしてツリー・ビューを展開します。こうすると、ページの情報をさらに得ることができます。

3.2 WebSphere Portal

Oracle Treeの下のポータル・ノードには、管理対象セルにデプロイされたすべてのWebSphere Portalアプリケーションの情報が含まれます。ポータル・ノードは、開発者がそれらのPortalアプリケーションの構築に使用したのと同じフレームワークに基づいて階層に編成されています。最小レスポンス時間および最大レスポンス時間の測定は、平均レスポンス時間測定とともに、埋込みデータベースに格納されています。これらのメトリックが存在する場合は、右側のペインのウィンドウに視覚的に表示されます。

WebSphere Portalの場合、この階層には次のものが含まれています(表3-8)。

表3-8 WebSphere Portalの階層

コンポーネント 説明

ポータル

ポータルは、Portalアプリケーションの論理包含単位です。典型的なポータルには、少数のデスクトップ、数個のブック、数十のページ、数百のポートレットが含まれます。

WebSphere

WebSphereは、ポータルの特定のビューに含まれるポータル・コンポーネントの最上位コンテナです。

ポータル開発者がWebLogic Workshopで作成するデスクトップに加えて、ポータル管理者が新しいデスクトップを作成することができます。

仮想ポータル

最上位のブックには、すべてのサブブック、ページおよびポートレットが含まれます。最上位のブックによって、デスクトップで使用される初期メニュー・ナビゲーション・スタイルが定義されます。デスクトップに追加するサブブックごとに、異なるナビゲーション・スタイルを選択できます。

コンテンツ・ルート

ページおよびサブブックは、ポートレットの整理に使用される誘導可能なコンテナです。

ヘッダー

ポートレットは、デスクトップにWebコンテンツおよびアプリケーションを表示するコンテナです。

ページ

ページは、仮想ポータル、ブックおよびサブブック内のコンテナです。多くの場合、ページにはラベルとポートレットが含まれます。

ラベル

ラベルは、ページ・コンテナ内でコンテンツを定義するマーカーです。


Oracle Treeのポータル・ノードをクリックすると、アクティブなポータル・アプリケーションのサマリー情報が表示されます。このサマリーには次の情報が含まれます(表3-9)。

表3-9 WebSphereツリーのサマリー

メトリック 説明

ポータルWebアプリケーション・アクティビティ

特定のポータル・アプリケーションのユーザー・セッションのサマリー。

ポータル完了数

特定のポータル・アプリケーションによって処理が完了されたリクエストの合計数。

ポータル・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のポータル・アプリケーションの平均レスポンス時間。


ポータルのWebアプリケーション・アクティビティとポータルのパフォーマンスについては、表とグラフ両方の形式で情報が表示されます。その他のメトリックの情報はグラフ形式で表示されます。

ポータル・ノードの横にある正符号(+)のアイコンをクリックすると、ツリーが展開されて、現在WebSphereドメインにデプロイされているすべての管理対象ポータル・アプリケーションが表示されます。

特定のポータル・アプリケーション固有の情報を表示することもできます。特定のポータル・アプリケーションを選択すると、メイン表示ウィンドウに表示されているすべての情報が変更され、その新しいコンテキストに関連するデータのみが表示されます。たとえば、ユーザーがポータル・ノードの下でWebSphere Portalアプリケーションを選択すると、メイン表示ウィンドウにはWebSphere Portalアプリケーション固有の情報のみが表示されます。

ポータル・レベルで、様々なタブを使用してポータル・アプリケーションの別のレベルにナビゲートすることができます。下位レベルのコンポートにすぐにアクセスするにはタブを使用します。

次に、ポータル・レベル・ノードのタブとその説明のリストを示します(表3-10)。

表3-10 ポータル・レベルのタブの説明

タブ 説明

サマリー

選択したポータル固有のパフォーマンス・サマリー

分析

2つのパフォーマンス分析。ポータル・レベルで実行されるマルチポイント回帰分析およびポートレット・レベルで実行されるエンティティ・パフォーマンス・ランキング

イベント

選択したポータルに関連するSLO違反イベント

WSRPトポロジ

WSRPのコンシューマとプロデューサの関係およびWSRPのデプロイメント・トポロジの表示

エラー/例外

選択したポータルに関連するエラー・メトリック

インスツルメンテーション

インスツルメンテーション・プローブ・ポイントのタイプごとにパフォーマンス・データを含みます。クラス、「メソッド」、エラー/例外および「トランザクション」というタブがあります。各タブには、プローブ・ポイント名、呼出し数およびレスポンス時間といった基本情報が含まれます。このような詳しいパフォーマンス・データは、低レベルのボトルネックを識別するときに役立ちます。詳細は、3.5.3項「インスツルメンテーション」を参照してください。


3.2.1 仮想ポータル

仮想ポータル・ノードを表示するには、特定のポータル・アプリケーションを展開します。このノードを選択すると、そのポータル・アプリケーションに関連する現在アクティブなポータルのリストが表示されます。WebSphere Portalアプリケーションのサマリーを確認してください。

このサマリーには次のメトリックが含まれます(表3-11)。

表3-11 仮想ポータル・サマリーのメトリック

メトリック 説明

仮想ポータル完了数

特定のポータルによって処理が完了されたリクエストの合計数。

仮想ポータル・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のポータルの平均レスポンス時間。


これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。たとえば、WebSphere Portalアプリケーションに1つのアクティブなポータルがあるとします。このコンテンツ・ルートが、表にリストされて、グラフにプロットされます。

コンテンツ・ルート・ノードを展開すると、特定のポートレットまでさらにドリルダウンできます。ここでも、正符号(+)アイコンをクリックするとツリー・ビューが展開されます。メイン表示ウィンドウの情報が、新しいコンテキストすなわちポートレットを反映するように変更されます。

特定のノードに関連付けられているパフォーマンス・メトリックが表示されるだけではなく、そのノードのその他の関連設定も表示されます。

3.2.1.1 仮想ポータルの表示 - 構造ビューア

CAMM独特の機能の1つは、デプロイされたアプリケーションの自動検出とモデリングです。構造ビューアでは、ポータル・デスクトップがどのように編成されているかが表示されます。仮想ポータル・ビューアをアクティブにするには、特定のポータルを右クリックします。仮想ポータルの表示メニュー・オプションを選択して、ビューアにアクセスします。

構造ビューアが表示されたら、適切なヘッダーをクリックして、ポータルの構造内をナビゲートできます。ポータルのエンドユーザーと同じ視点でポータル構造を見られる機能は、特にITサポート・スタッフにとって価値があります。

構造ビューアを使用すると、ITサポート・スタッフがエンドユーザーの身になって考えられると同時に、特定のコンポーネントのパフォーマンス指向情報を見ることができます。ITサポート・スタッフは、構造ビューアを使用して、特定のパフォーマンス問題を分離することもできます。最上位のデスクトップから個々のポートレットにドリルダウンすることで、どのコンポーネントにパフォーマンスの問題があるかというインサイトを得られます。

構造ビューアには2つの大きなペインがあります。左側のペインは構造ビューア・ペインです。このペインを使用すると、ポータル・デスクトップを図式を使用してナビゲートできます。右側のペインはメイン表示ウィンドウと呼ばれます。メイン表示ウィンドウには、デスクトップ構造ペインで選択したコンポーネントと同じコンテキストのパフォーマンス情報が表示されます。ポータル・デスクトップ内をナビゲートして、別のコンポーネントをクリックすると、メイン表示ウィンドウにはその選択したコンテキストに関連する情報が表示されます。

メイン表示ウィンドウには、様々なポータル・コンポーネントについて関連するパフォーマンス・メトリックが表示されます。

3.2.2 ページ

特定のポータルを展開すると、「ページ」ノードが表示されます。「ページ」ノードを選択すると、特定のブックに関連する現在アクティブなページのリストが表示されます。

このページ・サマリーには次のメトリックが含まれます(表3-12)。

表3-12 ページ・サマリーのメトリック

メトリック 説明

ページ完了数

特定のページによって処理が完了されたリクエストの合計数

ページ・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のページの平均レスポンス時間


これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。

3.2.3 ポートレット

特定のページを展開すると、「ポートレット」ノードが表示されます。「ポートレット」ノードを選択すると、特定のページに関連する現在アクティブなポートレットのリストが表示されます。

このポートレット・サマリーには次のメトリックが含まれます(表3-13)。

表3-13 ポートレットのメトリック

メトリック 説明

ポートレット完了数

特定のポートレットによって処理が完了されたリクエストの合計数

ポートレット・レスポンス時間(ミリ秒)

特定のポートレットの平均レスポンス時間


これらのメトリックは表とグラフ両方の形式で表示されます。たとえば、コンテンツ・ルート・ページに4つのアクティブなポートレットがあるとします。これらのアクティブなポートレットが、表にリストされて、グラフにプロットされます。

「ポートレット」ノードを展開して、特定のページまでさらにドリルダウンできます。正符号(+)アイコンをクリックしてツリー・ビューを展開します。

3.3 Oracle BPELプロセス

ナビゲーション・ツリーの「BPELプロセス」ノードには、管理対象ドメインにデプロイされたすべてのOracle BPELプロセスの情報が含まれます。様々なプロセス・ノードの情報がドメイン別に編成されています。

右側のペインには、埋込みデータベースに格納された最小レスポンス時間および最大レスポンス時間を表示できます。また、平均レスポンス時間、受信数、エラーおよび完了数の測定も表示されます。これらのメトリックが存在する場合は、右側のペインのウィンドウに視覚的に表示されます。

「BPELプロセス」ツリーのルートを選択すると、メイン表示ウィンドウにBPELプロセス・サマリーが表示されます。

BPELプロセス・サマリーには次の情報が含まれます(表3-14)。

表3-14 BPELプロセス・サマリーのメトリック

メトリック 説明

ドメイン

OC4Jドメイン・コンテナの名前

プロセス

BPELプロセスの名前

受信数

特定のBPELプロセスの現在実行しているインスタンスの合計数

レスポンス時間(ミリ秒)

特定のBPELプロセスの平均レスポンス時間(ミリ秒)

完了数

特定のBPELプロセスについて処理が完了されたリクエストの合計数。「完了」ステータスは、正常に終了したBPELプロセス・インスタンスを表します。

エラー

特定のBPELプロセスの中断したインスタンスの合計数

最小レスポンス時間(ミリ秒)

特定のBPELプロセスの最小平均レスポンス時間(ミリ秒)

最大レスポンス時間(ミリ秒)

特定のBPELプロセスの最大平均レスポンス時間(ミリ秒)


「BPELプロセス」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。2つのメトリック、受信数および完了数の図は、表の下に表示されます。

メインの「BPELプロセス」ノードの下で、ドメイン・サブノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックすると、ツリーが展開され、その特定のOracle SOA Suiteインスタンスに現在デプロイされているすべての管理対象BPELドメインが表示されます。

特定のプロセス固有の情報を表示できます。特定のプロセスを選択すると、メイン表示ウィンドウに表示されているすべての情報が変更され、その新しいコンテキストに関連するデータのみが表示されます。

BPELプロセスに関連付けられているBPELプロセス・ワークフローを表示するには、ノードを選択し、右クリックして機能ビューの表示オプションを選択します。適切な機能ワークフロー図とそれに関連するパフォーマンスデータが、新しいポップアップ・ウィンドウに表示されます。

BPEL機能ビュー・サマリーの詳細は、表3-15を参照してください。

表3-15 BPEL機能ビュー・サマリー

列/メトリック 説明

アクティビティ

BPELプロセスにおける特定のアクティビティの名前

タイプ

特定のノードの制御タイプ

受信数

特定のノードで受信したリクエスト数

レスポンス時間(ミリ秒)

特定のノードの平均レスポンス時間

完了数

特定のノードの完了したリクエストの合計数

エラー

特定のノードの中断したリクエストの合計数

最小レスポンス時間(ミリ秒)

特定のノードの最小レスポンス時間

最大レスポンス時間(ミリ秒)

特定のノードの最大レスポンス時間


このサマリー表を見ると、どのBPELプロセス・ノードの実行が遅いか、またエラーがあるかどうかを判別できます。

このサマリーの他に、ノードについて次のビューを使用できます。

これらのビューを表示するには、対応するタブを選択します。

3.3.1 遅延分析ビュー

遅延分析では、特定のBPELプロセスの概観を得られます。BPELプロセス内のどのノードが平均経過時間の大半を占めているかを確認できます。最も遅いBPELプロセス・グループまたはBPELプロセス・ノードは赤い線で示されます。青色は特定のノードにかかった時間を表します。

3.3.2 「メタデータ」ビュー

「メタデータ」ビューには、選択したアクティブなBPELプロセス(左側のペインに表示されている)に関連する特定のメタデータを含む表が表示されます。このビューで提供される情報には、コール元およびコール先クラスのメタデータ情報と、BPELプロセスと関連するWebサービスに関する一般的な要約メタデータが含まれます。メタデータについて表3-16で説明します。

表3-16 「メタデータ」ビューのサマリー

列/メトリック 説明

SummaryTable - プロセス

BPELプロセス・ノードの名前

SummaryTable - Webサービス

BPELプロセスからコールされるWebサービスの名前

SummaryTable - バージョン

BPELプロセスからコールされるWebサービスのバージョン

SummaryTable - 場所

BPELプロセスからコールされるWebサービスの場所

コール元表 - コール元クラス

BPELプロセスをコールするコール元クラスのクラス名

コール元表 - コール元メソッド

BPELプロセスをコールするコール元クラスのクラス・メソッド

コール元表 - ターゲット・ホスト

BPELプロセスのインスタンス化のためにコール元クラスがターゲットにしたターゲット・ホスト

コール元表 - ターゲット・ポート

BPELプロセスのインスタンス化のためにコール元クラスがターゲットにしたターゲット・ポート

コール元表 - ターゲットURL

BPELプロセスのインスタンス化のためにコール元クラスがターゲットにしたターゲットURL

コール元表 - 呼出し数

コール元クラスによってインスタンス化されたBPELプロセスの呼出し数

コール元表 - レスポンス時間

コール元クラスによってインスタンス化されたBPELプロセスの平均レスポンス時間

コール先クライアント表 - コール先クラス

BPELプロセスによってコールされたクラスのクラス名

コール先クライアント表 - ターゲットURL

BPELプロセスによってコールされたクラスのターゲットURL

コール先クライアント表 - 呼出し数

BPELプロセスからコール先クラスに行われた呼出し数。

コール先クライアント表 - レスポンス時間

コール先クラスのレスポンス時間


3.3.3 「パートナ・リンク」ビュー

「パートナ・リンク」ビューでは、パートナ・リンク・サービスが利用されている方法と理由に関して様々なロールの詳しい情報が提供されます。提供される情報には、コール元およびコール先ロールの他にパートナ・リンク・タイプも含まれます。表3-17を参照してください。

表3-17 「パートナ・リンク」ビューのサマリー

列/メトリック 説明

パートナ・リンク

パートナ・リンクの名前

ロール

パートナ・リンク・サービスをコールするBPELプロセスに関するロール

パートナ・ロール

パートナ・リンク・サービスのロール

パートナ・リンク・タイプ

コール先サービスのパートナ・リンク・カテゴリ(タイプ)


3.3.4 パートナ・リンク・タイプ・ロール・ビュー

表3-18で、パートナ・リンク・タイプ・ロール・ビューの列について説明します。

表3-18 パートナ・リンク・タイプ・ロール・ビューのサマリー

列/メトリック 説明

名前

パートナ・リンクの名前

リンク・タイプ名

パートナ・リンクのカテゴリ(タイプ)

ポート・タイプ

パートナ・リンク・サービスのURL


3.3.5 パートナ・リンク・バインディング・ビュー

パートナ・リンク・バインディング・ビューでは、BPELプロセスによってバインドされているWebサービスを表すパートナ・リンク・インスタンスの実際のロールとタイプのインサイトが提供されます。表3-19を参照してください。

表3-19 パートナ・リンク・バインディング・ビューのサマリー

列/メトリック 説明

パートナ・リンク・ロール

BPELプロセスが通信するWebサービス・ロールを定義します。

パートナ・リンク・タイプ

BPELプロセスが通信するWebサービス・タイプを定義します。

Webサービス・ポート・タイプ

Webサービスの名前

Webサービス・ポート・ネームスペースID

Webサービス・インスタンスのURL


3.3.6 モデリング・エンティティ・ビュー

モデリング・エンティティ・ビューは、リソース構成の検出フェーズでカタログ化された一般エンティティのリストと件数で構成されます。この表には、合計エンティティ数とエンティティ・タイプ別のエンティティ数の明細が含まれます。表3-20を参照してください。

3-20 モデリング・エンティティのサマリー

列/メトリック 説明

総モデルリング・エンティティ表 - 合計

総エンティティ(静的ラベル)

総モデルリング・エンティティ表 - 件数

BPELプロセスの検出フェーズでカタログ化されたエンティティの合計数

モデリング・エンティティ表 - エンティティ・タイプ

BPELプロセスの検出フェーズでカタログ化されたエンティティ・タイプ

モデリング・エンティティ表 - 件数

特定のエンティティ・タイプに関してBPELプロセスの検出フェーズでカタログ化されたエンティティの合計数


3.3.7 「トポロジ」ビュー

「トポロジ」ビューは、検出プロセスで取得されたモデリング・エンティティを利用して、BPELプロセス、Webサービスおよびビジネス・サービスの間にある様々な高レベルの関係について概観を提供します。「トポロジ」ペインの一番上のタブを使用すると、静的な関係のビューと動的な関係のビューを切り替えることができます。

3.3.8 ノード階層

特定のBPELプロセスをさらに展開したとき、最初に表示されるアイテムはノード階層ノードです。ノード階層ノードを選択すると、特定のプロセスに関連するノードのリストが提供されます。

特定のノード階層ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックすると、ツリーが展開され、ノード階層のBPELプロセス・ノードが表示されます。個々のBPELプロセス・ノードをクリックすると、選択したノードのロードとパフォーマンスがメイン表示ウィンドウに表示されます。

BPELプロセス・ノードの情報には、呼び出されるメソッドの名前も含まれます。この情報は、メイン・ビュー・ウィンドウの一番上のサマリー表に表示されます。

3.4 Oracle ESB

Oracle Treeの下のOracle ESBノードには、管理対象ドメインで実行しているすべてのデプロイ済Oracle ESBサーバーの情報が含まれます。様々なOracle ESBノードの情報が様々なカテゴリ別に編成されています。

「ESB」ツリーのルートを選択すると、メイン表示ウィンドウにESBサマリーが表示されます。

ESBサマリーには次の情報が含まれます(表3-21)。

表3-21 ESBサマリーのメトリック

メトリック 説明

ESBシステム

ESBシステムの名前

ESBサービス

ESBサービス識別子の名前

受信数

ESBサービス・インスタンスの合計受信数

完了数

ESBサービス・インスタンスの合計完了数

レスポンス時間

特定のBPELプロセスの完了したインスタンスの合計数。「完了」ステータスは、正常に終了したBPELプロセス・インスタンスを表します。


「ESB」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。メインの「ESB」ノードの下で、ESBシステム・サブノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックすると、ツリーが展開され、その特定のOracle SOA Suiteインスタンスに現在デプロイされているすべての管理対象ESBシステムが表示されます。

特定のESBシステム固有の情報を表示できます。特定のESBシステムを選択すると、メイン表示ウィンドウに表示されているすべての情報が変更され、その新しいコンテキストに関連するデータとトポロジのみが表示されます。

このサマリー表を見ると、どのESBノードの実行が遅いか、またエラーがあるかどうかを見つけることができます。

このサマリーの他に、ノード階層ノードでは次のビューを使用できます。

これらのビューを表示するには、対応するタブを選択します。

3.4.1 「サービスの詳細」ビュー

「サービスの詳細」ビューでは、バインド済サービス・プロセス・インスタンスの詳細に関する特定の情報が提供されます。このビューには、インスタンスIDやその他の詳細の説明が含まれます。表3-22を参照してください。

表3-22 「サービスの詳細」ビューのサマリー

列/メトリック 説明

サービス名

ESBサービスの名前

GUID

ESBサービスのGUID

Qname

バインド済ESBサービスの正規修飾名

説明

ESBサービスの説明


3.4.2 サービスの親の詳細ビュー

サービスの親の詳細ビューでは、バインド済サービス・プロセス・インスタンスの親の詳細に関する特定の情報が提供されます。このビューには、インスタンスID、ロールおよびその他の詳細の説明が含まれます。表3-23を参照してください。

表3-23 サービスの親の詳細ビューのサマリー

列/メトリック 説明

サービス名

親ESBサービスの名前

ParentGUID

親ESBサービスのGUID

ParentQname

バインド済ESBサービスの親の正規修飾名

ParentType

親ESBサービスの親タイプ

MyRole

親ESBサービス・インスタンスのコール元のロール

ParentRole

親ESBサービス・インスタンスのコール先ロール


3.4.3 サービスの定義ビュー

サービスの定義ビューには、ビジネス・サービス(ESB)のWSDLやポート・タイプ、対応するURLなど、バインド済ESBサービスに関する情報が含まれます。表3-24を参照してください。

表3-24 サービスの定義ビューのサマリー

列/メトリック 説明

サービス名

ESBサービスの名前

BusinessServiceWSDL

ビジネス・サービスWSDLのURL

BusinessServicePortType

ビジネス・サービスのポート・タイプ

ConcreteServiceWSDL

コンクリート・サービスWSDLのURL

ConcreteServiceURI

コンクリート・サービスのURI


3.4.4 サービスの操作ビュー

サービスの操作ビューでは、実行される様々なメソッド操作に関する詳細が提供されます。すべての情報は、特定のビジネス・サービス・インスタンスに関連するメタデータに関して提供されます。表3-25を参照してください。

表3-25 サービスの操作ビューのサマリー

列/メトリック 説明

サービス名

ESBサービスの名前

名前

実行されるサービス操作名

GUID

ESBサービスのGUID

Qname

バインド済ESBサービスの正規修飾名

要素

ESBサービス内の関連付けられている要素

SchemaLocation

関連付けられているESBサービスのスキーマの場所

タイプ

ESBサービス操作のタイプ


3.4.5 操作ルーティング・ルール・ビュー

操作ルーティング・ルール・ビューでは、ビジネス・サービス操作の操作ルーティング・ルールに関する様々な詳細が表示されます。これには、操作で利用されている特定のインスタンスのビジネス・サービス名も含まれます。表3-26を参照してください。

表3-26 操作ルーティング・ルール・ビューのサマリー

列/メトリック 説明

サービス名

ESBサービスの名前

名前

ESBサービス・インスタンスのインスタンス名ID

GUID

ESBサービス・インスタンスのGUID


3.5 プロセス

Oracle Treeの下の「プロセス」ノードには、管理対象ドメインにデプロイされたすべてのWebLogicビジネス・プロセスの情報が含まれます。様々なプロセス・ノードの情報が次の主要カテゴリ別に編成されています。

最小レスポンス時間および最大レスポンス時間の測定は、平均レスポンス時間測定とともに、埋込みデータベースに格納されています。これらのメトリックが存在する場合は、右側のペインのウィンドウに視覚的に表示されます。

「プロセス」ツリーのルートを選択すると、メイン表示ウィンドウにプロセス・サマリーが表示されます。表3-27を参照してください。

表3-27 プロセス・サマリーのメトリック

メトリック 説明

プロセス

プロセスの名前

実行中

特定のプロセスの現在実行しているインスタンスの合計数

一時停止

特定のプロセスの一時停止したインスタンスの合計数。プロセス・インスタンスが一時停止状態になる一般的な原因は、ユーザーからの一時停止リクエストです。

休止

特定のプロセスの休止したインスタンスの合計数

完了

特定のプロセスの完了したインスタンスの合計数。「完了」ステータスは、正常に終了したプロセス・インスタンスを表します。

中断

特定のプロセスの中断したインスタンスの合計数

終了

特定のプロセスの終了したインスタンスの合計数。外部の終了リクエストにより、プロセス・インスタンスが終了する場合があります。

平均実行時間(ミリ秒)

特定のプロセスの平均実行完了時間



ヒント:

状態が「終了」、「中断」および「休止」のプロセス・インスタンス数の統計から、WebLogic Integrationアプリケーションまたはコンテナの異常な操作がわかる場合があります。「休止」プロセス・インスタンスの休止をWLI Consoleで解除することができます。

「プロセス」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。2つのメトリック、「実行中インスタンス」および「平均実行時間」の図は、表の下に表示されます。

「プロセス」ノードの横にある正符号(+)のアイコンをクリックすると、ツリーが展開されて、現在WebLogicドメインにデプロイされているすべての管理対象プロセスが表示されます。

プロセスを選択すると、その特定のプロセス固有の情報を表示できます。メイン表示ウィンドウに表示されているすべての情報が変更され、その新しいコンテキストに関連するデータのみが表示されます。

特定のプロセスに関連付けられているプロセス・ワークフローを表示するには、プロセス・ノードを選択し、右クリックして機能ビューの表示オプションを選択します。適切な機能ワークフロー図とそれに関連するパフォーマンスデータが、新しいポップアップ・ウィンドウに表示されます。

3.5.1 ノード階層

特定のプロセスをさらに展開したとき、最初に表示されるアイテムはノード階層ノードです。ノード階層ノードを選択すると、特定のプロセスに関連するノードのリストが提供されます。表3-28を参照してください。

表3-28 ノード階層サマリー

列/メトリック 説明

ノード

特定のノードの名前

ID

特定のノードのプロセス・ノードID

タイプ

特定のノードの制御タイプ

メソッド

特定のノードのノード・メソッド名

受信数

特定のノードで受信したリクエスト数

アクティブ

特定のノードのアクティブなインスタンスの合計数

経過時間(ミリ秒)

特定のノードで1インスタンスを完了するためにかかる平均時間

完了数

特定のノードの完了したインスタンスの合計数

中断

特定のノードの中断したインスタンスの合計数

例外

特定のノードで検出された例外の数


このサマリー表を見ると、どのプロセス・ノードの実行が遅いか、また中断や例外があるかどうかを判別できます。

ノード階層ノードではこの他に次のビューを使用できます。

  • 遅延分析ビュー

  • 「イベント」ビュー

これらのビューを表示するには、対応するタブを選択します。

3.5.1.1 遅延分析ビュー

遅延分析では、特定のプロセスの概観を得られます。プロセス内のどのノードが平均経過時間の大半を占めているかを確認できます。最も遅いプロセス・グループまたはプロセス・ノードは赤い線で示されます。青色は特定のノードにかかった時間を表します。

3.5.1.2 「イベント」ビュー

「イベント」ビューには、このプロセスに関連するSLO違反イベントのリストが表形式で表示されます。「イベント」ビューの表には次の情報が含まれます(表3-29)。

表3-29 「イベント」ビューのサマリー

列/メトリック 説明

開始時間

SLOに違反したプロセス・インスタンスの開始時間

エンティティ名

SLOに違反したプロセス・ノードの名前

SLO名

違反されたSLOの名前

サービスURI

SLOに違反したプロセスのURI

アプリケーション

SLOに違反したアプリケーションの名前

イベント・タイプ

違反のタイプ(違反または注意)

エンティティ・タイプ

違反メトリック・タイプ

SLOしきい値

しきい値のタイプ(高または低)

SLOトリガー値

SLO違反を引き起こした値


特定のノード階層ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックすると、ツリーが展開され、ノード階層のプロセス・ノードが表示されます。個々のプロセス・ノードをクリックすると、選択したノードのロードとパフォーマンスがメイン表示ウィンドウに表示されます。

プロセス・ノードの情報には、呼び出されるメソッドの名前も含まれます。この情報は、メイン・ビュー・ウィンドウの一番上のサマリー表に表示されます。

3.5.2 永続性コンテナ

特定のプロセスをさらに展開すると、永続性コンテナ・ノードが含まれています。永続性コンテナ・ノードを選択すると、選択したプロセスに関連する永続性パフォーマンス統計のリストが提供されます。

永続性コンテナ・ツリーのルートを選択すると、選択したプロセスに関連するすべての永続性コンテナのサマリーが表示されます。たとえば、サマリーには次のような高レベルのアイテムが含まれることがあります。

  • 永続性コンテナの呼出し

  • 永続性コンテナのレスポンス時間(ミリ秒)

  • エンティティEJBのアクティビティ

  • エンティティEJBのキャッシュ

  • エンティティEJBのトランザクション

  • エンティティEJBのロック

これらのアイテムは表とグラフ両方の形式で表示されます。

永続性コンテナ・サマリーには次の様々な表が含まれます。

  • エンティティEJBのアクティビティ

  • エンティティEJBのキャッシュ

  • エンティティEJBのトランザクション

  • エンティティEJBのロック

3.5.2.1 エンティティEJBのアクティビティ表

エンティティEJBのアクティビティ表には次の情報が含まれます(表3-30)。

表3-30 エンティティEJBのアクティビティ表

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

使用中

空きプールから現在使用されている特定のエンティティEJBのインスタンス数。(スナップショット数)

アイドル

空きプールで現在アイドル状態になっている特定のエンティティEJBのインスタンス数。これらのBeanインスタンスは使用可能です。(スナップショット数)

待機

空きプールの特定のエンティティEJB Beanインスタンスを現在待機しているスレッド数(スナップショット数)

タイムアウト

空きプールの使用可能なBeanインスタンスを待機してタイムアウトになったスレッドの合計数(集計数)



ヒント:

「待機」と「タイムアウト」のメトリックに注意してください。「待機」メトリックのアクティビティ数と、「タイムアウト」メトリックの数の増加は、リクエストがEJBコンテナによる処理を待機していることを示します。これらのメトリックは0であるのが望ましい状態です。

3.5.2.2 エンティティEJBのキャッシュ表

エンティティEJBのキャッシュ表には次の情報が含まれます(表3-31)。

表3-31 エンティティEJBのキャッシュ表

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

ヒット

キャッシュのエンティティEJBインスタンスへのアクセス試行が成功した合計回数(集計数)

アクセス

キャッシュのエンティティEJBインスタンスへのアクセス試行の合計回数(集計数)

サイズ

現在EJBキャッシュにあるこのEJBホームのBeanインスタンスの数(スナップショット数)

アクティブ化

このEJBホームのアクティブ化されたBeanの合計数(集計数)

非アクティブ化

このEJBホームの非アクティブ化されたBeanの合計数(集計数)



ヒント:

非アクティブ化(EJB状態情報をディスクにシリアライズする)とアクティブ化(EJB状態情報をディスクから再構成する)は、リソース集約操作です。これらのメトリックで示されるアクティビティが少ないのが望ましい状態です。

3.5.2.3 エンティティEJBのトランザクション表

エンティティEJBのトランザクション表には次の情報が含まれます(表3-32)。

表3-32 エンティティEJBのトランザクション表

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

コミット

このEJBのコミットされたトランザクションの合計数。(集計数)

ロールバック

このEJBのロールバックされたトランザクションの合計数。(集計数)

タイムアウト

このEJBのタイムアウトになったトランザクションの合計数。(集計数)



ヒント:

EJBトランザクションのロールバック数が多いときは、なんらかの理由でターゲット・データベースが変更をコミットできないなど、使用されるデータに問題がある可能性があります。EJBトランザクションのタイムアウト数が多いときは、ネットワークの停止、データベースのロック競合、データベースの停止など、データベースのアクセスに問題がある可能性があります。

3.5.2.4 エンティティEJBのロック表

エンティティEJBのロック表には次の情報が含まれます(表3-33)。

表3-33 エンティティEJBのロック表

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

エントリ

現在ロックされているエンティティEJBインスタンスの数(スナップショット数)

ロック・アクセス

エンティティEJBインスタンスに対するロック取得試行の合計回数(集計数)

現在の待機数

エンティティEJBインスタンスに対するロックを現在待機しているスレッドの数(スナップショット数)

合計待機数

エンティティEJBインスタンスに対するロックを待機したスレッドの合計数(集計数)

タイムアウト

エンティティEJBインスタンスに対するロックを待機してタイムアウトしたスレッドの合計数(集計数)



ヒント:

現在の待機数と「タイムアウト」に注意してください。これらのメトリックは、EJBのロックによって引き起こされるパフォーマンスの問題を示す場合があります。これらのメトリックは0を示すのが望ましい状態です。

永続性コンテナに関連するアクティビティを調べることで、EJB永続性コールによってパフォーマンスの問題が引き起こされているかどうかを確認できます。

3.5.3 インスツルメンテーション

特定のプロセスをさらに展開したとき、最後に表示されるアイテムが「インスツルメンテーション」ノードです。「インスツルメンテーション」の横にある正符号(+)アイコンをクリックすると、ツリーが展開されて、インスツルメンテーション次のカテゴリが表示されます。

  • クラス

  • メソッド

  • エラー/例外

  • トランザクション

「インスツルメンテーション」ツリーのクラス・ノードでは次の情報が提供されます(表3-34)。

表3-34 クラス・ノード

列/メトリック 説明

プローブ・ポイント

インスツルメンテーションのプローブ・ポイントが挿入されるクラス名

レスポンス時間(ミリ秒)

特定のクラスの平均レスポンス時間

呼出し数

特定のクラスがコールされる回数


「インスツルメンテーション」ツリーの「メソッド」ノードでは次の情報が提供されます(表3-35)。

表3-35 「メソッド」ノード

列/メトリック 説明

プローブ・ポイント

インスツルメンテーションのプローブ・ポイントが挿入されるメソッド名

レスポンス時間(ミリ秒)

特定のメソッドの平均レスポンス時間

呼出し数

特定のメソッドがコールされる回数


エラー/例外および「トランザクション」は、2.22項「アーキテクチャ・ビュー」で説明しています。

3.6 Webサービス

ナビゲーション・ツリーの「Webサービス」ノードには、管理対象ドメインにデプロイされたすべてのWebサービスの情報が含まれます。Oracle Treeの下で「Webサービス」ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウに「Webサービスのサマリー」が表示されます。

このサマリー・ビューには、検出されたすべてのWebサービスとそれに関連するURLエントリ・ポイントが表示されます。このリストの下には、すべてのアクティブなWebサービスとそのパフォーマンス・データ(呼出し数およびレスポンス時間)が示されます。

「Webサービス」ノードの横にある正符号(+)のアイコンをクリックすると、ツリーが展開されて、現在WebLogicドメインにデプロイされているすべての監視対象Webサービスが表示されます。

特定のWebサービスを選択すると、選択したWebサービスに関連するパフォーマンス・データが表示されます。特定のWebサービスの横にある正符号(+)アイコンをクリックすると、ツリーが展開されて、そのWebサービスに関連するすべてのパブリック操作が表示されます。

「操作」表には次の情報が含まれます(表3-36)。

表3-36 「操作」表

列/メトリック 説明

操作

Webサービス操作の名前

呼出し数

操作がコールされる回数

レスポンス時間(ミリ秒)

操作の平均レスポンス時間(ミリ秒)

遅延(ミリ秒)

操作が影響を与えた全体の遅延(ミリ秒)


3.7 ページフロー

ナビゲーション・ツリーの「ページ・フロー」ノードには、管理対象ドメインにデプロイされたすべてのページフローの情報が含まれます。Oracle Treeの下で「ページ・フロー」ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウにページフロー・サマリーが表示されます。

3.8 サービス

ナビゲーション・ツリーの「サービス」ノードには、管理対象ドメインに対するすべての外部エントリ・ポイントの情報が含まれます。現在、CAMMでは次の様々なタイプのサービスが監視されます。

各サービス・タイプを選択すると、サービスのサマリーがメイン表示ウィンドウに表示されます。

最小レスポンス時間および最大レスポンス時間の測定は、平均レスポンス時間測定とともに、埋込みデータベースに格納されています。これらのメトリックが存在する場合は、右側のペインのウィンドウに視覚的に表示されます。

選択したEJBサービスに関連するエントリ・ポイント・アクティビティのサマリーが表示されます。


ヒント:

これらのエントリ・ポイントの一部にしきい値を設定すると、重要なビジネス・サービスのパフォーマンスを監視できるようになります。違反イベントが発生したときは、「サービス」ノードから調査を開始できます。

3.8.1 HTTP

「サービス」ノードの下の「HTTP」ノードを展開すると、管理対象ドメインに対するすべての検出済HTTPベース・エントリ・ポイントのリストが表示されます。HTTPサービスのエンド・ポイントには、JSP、strutsアクションおよびサーブレット・マッピングがあります。これらの検出済HTTPエントリ・ポイントは、ルート・コンテキスト別にリストされています。特定のHTTPエントリ・ポイントを選択すると、メイン表示ウィンドウに関連するサマリーが表示されます。

/admin HTTPサービスに関連するアクティビティのサマリーが表示されます。

特定のHTTPサービスを展開すると、様々なエントリ・ポイントがファイル・タイプ別に表示されます。通常、.doはstrutsアクションのエンド・ポイント、.jspはJSPのエンド・ポイントです。各タイプの横の正符号(+)アイコンをクリックすると、特定の.jspファイルや.doファイルのリストが表示されます。特定のファイルを選択すると、さらに詳しいパフォーマンス・データが表示されます。

メソッド・レベルのパフォーマンス・データが表示されるのは、特定のHTTPサービス・エントリ・ポイントを選択したときです。

表3-37 HTTPのパフォーマンス・サマリー

列/メトリック 説明

サーブレット

選択したサービスに関連するサーブレットの名前

メソッド

外部コールによって呼び出されたメソッドの名前

受信数

このメソッドによって受信されたリクエストの合計数

呼出し数

メソッド呼出しの合計数

レスポンス時間(ミリ秒)

メソッドの平均レスポンス時間(ミリ秒)


3.8.2 EJB

JVMの外部から呼び出されたEJBのパフォーマンス・サマリーを表示するには、「EJB」ノードをクリックします。

表3-38 EJBのパフォーマンス・サマリー

列/メトリック 説明

EJB

EJBの名前

呼出し数

EJBがコールされる回数

レスポンス時間(ミリ秒)

EJBの平均レスポンス時間(ミリ秒)

遅延(ミリ秒)

EJBが影響を与えた全体の遅延(ミリ秒)



ヒント:

原則として、EJB内で終了する外部コールはRMIコールです。最終的にEJB内で終了するWebサービス・コールは、SOAPを使用し、HTTP経由でアプリケーション・サーバーに届きます。

3.8.3 JDBC

JVMの外部から呼び出されたJDBC操作のパフォーマンス・サマリーを表示するには、JDBCノードをクリックします。

表3-39 JDBCのパフォーマンス・サマリー

列/メトリック 説明

SQL文

JDBC操作によって実行される一般化されたSQL文

クラス

JDBC操作で使用されるクラスの名前

メソッド

JDBC操作で使用されるメソッドの名前

呼出し数

JDBC操作がコールされる回数

レスポンス時間(ミリ秒)

JDBC操作の平均レスポンス時間(ミリ秒)

遅延(ミリ秒)

JDBC操作が影響を与えた全体の遅延(ミリ秒)


3.9 WSRPプロデューサ

ナビゲーション・ツリーのWebサービス・リモート・ポートレット(WSRP)プロデューサ・ノードには、管理対象ドメインでのWebLogic WSRPのコンシューマとプロデューサの関係についての情報が含まれます。「WSRP」ノードでエンティティを選択すると、関連するWSRPコンシューマまたはプロデューサのパフォーマンス測定が表示されます。

WebLogic Portalは、WSRPのリモート・プロデューサまたはコンシューマとして機能できます。コンシューマとして機能するとき、WebLogic Portalのリモート(またはプロキシ)ポートレットはWSRP準拠になります。これらのポートレットによって、WSRP準拠プロデューサから収集されたコンテンツが表示されます。これにより、ポートレット・コンテンツに外部リソースを使用でき、コンテンツまたは構造を自ら作成する必要がなくなります。

次のタイプのポートレットは、WebLogic Portal内でWSRPによって公開することができます。

最小レスポンス時間および最大レスポンス時間の測定が、平均レスポンス時間測定に加えて取得されます。これらのメトリックが存在する場合は、右側のペインのウィンドウに視覚的に表示されます。

3.9.1 WSRPサマリー

WSRPプロデューサのサマリーを表示するには、次のようにします。

  1. 「WSRPプロデューサ」ノードを選択して、WSRPプロデューサ・サマリー・タブを表示します。

    WSRPプロデューサ・サマリーには次の表が含まれます(表3-40)。

    表3-40 WSRPプロデューサ・サマリー

    説明

    WSRPプロデューサ

    プロデューサ・ポートレットの名前

    WSDL URL

    WSDのURL。


  2. ポートレットの詳細を表示するには、「WSRPプロデューサ」の下のコンシューマ・ポートレット・ノードをクリックします。

    このビューには次の表が含まれます。

    • WSRPプロデューサの情報

    • WSRPコンシューマ・ポートレットのパフォーマンス

      ポートレット名をダブルクリックすると、ドリルダウンして詳細を表示できます。

    • WSRPプロデューサ・ポートレット

      ポートレット名をダブルクリックすると、ドリルダウンして詳細を表示できます。

    表3-41 WSRPプロデューサの情報

    説明

    TestPortlets

    プロデューサのためにユーザーが定義します(たとえば、説明やハンドルなど)。

    URL

    TestPortlet列の下の各アイテムの詳細が表示されます。


    表3-42 WSRPコンシューマ・ポートレットのパフォーマンス

    説明

    ポータル

    ポータルは、Portalアプリケーションの論理包含単位です。典型的なポータルには、少数のデスクトップ、数個のブック、数十のページ、数百のポートレットが含まれます。

    デスクトップ

    デスクトップは、ポータルの特定のビューに含まれるポータル・コンポーネントの最上位コンテナです。

    ポータル開発者がWebLogic Workshopで作成するデスクトップに加えて、ポータル管理者が新しいデスクトップを作成することができます。

    ブック

    最上位のブックには、すべてのサブブック、ページおよびポートレットが含まれます。最上位のブックによって、デスクトップで使用される初期メニュー・ナビゲーション・スタイルが定義されます。デスクトップに追加するサブブックごとに、異なるナビゲーション・スタイルを選択できます。

    ページ

    ページおよびサブブックは、ポートレットの整理に使用される誘導可能なコンテナです。

    ポートレット

    ポートレットは、デスクトップにWebコンテンツおよびアプリケーションを表示するコンテナです。

    レスポンス時間(ミリ秒)

    平均レスポンス時間(ミリ秒)。

    完了数

    特定のノードの完了したインスタンスの合計数。

    最小レスポンス時間(ミリ秒)

    最小レスポンス時間(ミリ秒)。

    最大レスポンス時間(ミリ秒)

    最大レスポンス時間(ミリ秒)。


    表3-43 WSRPプロデューサ・ポートレット

    説明

    プロデューサ・ポーレット

    プロデューサ・ポートレットの名前

    プロデューサ

    プロデューサの名前


  3. ツリー・ビューでポートレット名をクリックすると、コンシューマおよびプロデューサのポートレットに関連するパフォーマンスが表示されます。

3.9.2 WSRPトポロジ

このオプションを使用して、WSRPのコンシューマとプロデューサの関係およびWSRPのデプロイメント・トポロジを視覚的に調べます。

WSRPトポロジを表示するには、次のようにします。

  1. 「WSRPプロデューサ」ノードを選択して、WSRPトポロジ・タブを表示します。

  2. WSRPトポロジ・タブをクリックして詳細を表示します。

3.9.3 ポータル・デスクトップの表示

ポータル・デスクトップについては、3.1.1.1項「ポータル・デスクトップの表示 - デスクトップ構造ビューア」で説明しています。

次のようにしてアーキテクチャ・ビューにアクセスします。

  1. 特定のポートレットのポータル・デスクトップを表示するには、コンシューマ・ポートレット・ノードの下でポートレット名を右クリックします。

  2. 「ポータル・デスクトップの表示」を選択します。

  3. このビューからドリルダウンしてアーキテクチャ・ビューを表示することができます。3.1.2項「ポートレットのドリルダウン」の手順を参照してください。

3.10 統合

Oracle Treeの下の「統合」ノードには、管理対象ドメインのWebLogic Integrationリソースの情報が含まれます。Oracle Treeの下で「統合」ノードを選択すると、統合サマリーが表示されます。

統合サマリーには次の情報が含まれます(表3-44)。

表3-44 統合サマリー

メトリック 説明

プロセス

プロセスの名前

実行中

特定のプロセスの現在実行しているインスタンスの合計数

一時停止

特定のプロセスの一時停止したインスタンスの合計数

休止

特定のプロセスの休止したインスタンスの合計数

完了

特定のプロセスの完了したインスタンスの合計数

中断

特定のプロセスの中断したインスタンスの合計数

終了

特定のプロセスの終了したインスタンスの合計数

平均実行時間

特定のプロセスの平均実行完了時間



ヒント:

状態が「終了」、「中断」および「休止」のプロセス・インスタンス数の統計から、WebLogic Integrationアプリケーションまたはコンテナの異常な操作がわかる場合があります。「休止」プロセス・インスタンスの休止をWLI Consoleで解除することができます。

「統合」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。「実行中インスタンス」、「完了インスタンス」および「平均実行時間」の各メトリックの図は、表の下に表示されます。

「統合」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「統合」ツリーを展開します。

「統合」ツリーを展開すると、WebLogic Integrationの様々なコンポーネントを見ることができ、パフォーマンスのボトルネックを特定するときに役立ちます。この項では、「統合」ツリーの下のノードについて説明します。

3.10.1 状態

「統合」ツリーを展開したとき、一番上に表示されるノードは「状態」ノードです。「状態」ノードの下には、WebLogic Integrationの様々なサブシステムがリストされます。「状態」ノードを展開すると、次の情報が表示されます。

  • 実行キュー

  • 非同期ディスパッチャ

  • 同期ディスパッチャ

  • JMS宛先

  • ステートレス・コンテナ

  • 永続性コンテナ

これらのサブシステムそれぞれに固有の状態情報に移動するには、対応するノードをクリックします。また、サブシステムの特定のインスタンスに移動することもできます。

3.10.1.1 実行キュー

実行キュー・ノードでは、WebLogic Integrationに構成されている各実行キューの操作統計が提供されます。「監視」ワークスペースで実行キュー・ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウに実行キュー・サマリーが表示されます。

実行キュー・サマリーには次の情報が含まれます(表3-45)。

表3-45 実行キュー・サマリー

メトリック 説明

実行キュー

実行キューID

集計実行キュー

リソースごとに集計された実行キュー統計

アイドル・スレッド

特定の実行キューにおけるアイドル・スレッドの現在の数

保留中スレッド

特定の実行キューにおける保留中スレッドの現在の数

リクエスト

特定の実行キューの処理済リクエストの合計数

合計スレッド

特定の実行キューに構成されているスレッドの合計数



ヒント:

「アイドル・スレッド」と保留中スレッドの数に注意してください。アイドル・スレッド数が急に減少し、保留中スレッド数が急に増加するときは、実行キューのバックアップの必要性を示していることがあります。

次のガイドラインに従って、実行キューのスレッド数を調整します(表3-46)。

表3-46 実行キューのスレッド数を調整するためのガイドライン

実行キューのバックアップがある アプリケーションがCPUの限界に達している 調整ガイドライン

はい

いいえ

実行キューのスレッド数を増やします。

はい

はい

スレッド数を減らして、JVMまたはアプリケーションでCPU使用率を上げる可能性のある問題を調べます。


「状態」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。「アイドル・スレッド」、保留中スレッドおよび「リクエスト」の各メトリックの図は、表の下に表示されます。

「状態」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「状態」ツリーを展開します。特定の実行キューについて、すでに説明したのと同じサマリーが表示されます。

3.10.1.2 非同期ディスパッチャ

非同期ディスパッチャ・ノードでは、WebLogic Integrationに構成されている各非同期ディスパッチャの操作統計が提供されます。「監視」ワークスペースで非同期ディスパッチャ・ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウに非同期ディスパッチャ・サマリーが表示されます。

非同期ディスパッチャ・サマリーには次の情報が含まれます(表3-47)。

表3-47 非同期ディスパッチャ・サマリー

メトリック 説明

EJB

メッセージドリブンEJBの名前

使用中

現在使用中の特定のメッセージドリブンEJBのインスタンス数

アイドル

現在アイドル状態の特定のメッセージドリブンEJBのインスタンス数

待機

現在待機状態の特定のメッセージドリブンEJBのインスタンス数

タイムアウト

現在タイムアウト状態の特定のメッセージドリブンEJBのインスタンス数

コミット(トランザクション)

特定のメッセージドリブンEJBの実行されたコミットの合計数

ロールバック(トランザクション)

特定のメッセージドリブンEJBの実行されたトランザクション・ロールバックの合計数

タイムアウト(トランザクション)

特定のメッセージドリブンEJBの実行されたトランザクション・タイムアウトの合計数



ヒント:

MDBの「待機」と「タイムアウト」のメトリックの数が急速に増加しているときは、MBDコンテナのチューニングが必要な場合があります。また、「トランザクション・ロールバック」と「トランザクション・タイムアウト」のメトリックの数が増えているときは、データベースとの相互作用に関する問題があることがあります。これらのメトリックは急に増加しないのが望ましい状態です。

非同期ディスパッチャ・ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。使用中のメッセージドリブンEJBについてのメトリックの図が、表の下に表示されます。

非同期ディスパッチャ・ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、非同期ディスパッチャ・ツリーを展開します。特定の非同期ディスパッチャについて、すでに説明したのと同じサマリーが表示されます。

3.10.1.3 同期ディスパッチャ

同期ディスパッチャ・ノードでは、WebLogic Integrationで使用されている各同期ディスパッチャの操作統計が提供されます。「監視」ワークスペースで同期ディスパッチャ・ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウに同期ディスパッチャ・サマリーが表示されます。

同期ディスパッチャ・サマリーには次の情報が含まれます(表3-48)。

表3-48 同期ディスパッチャ・サマリー

メトリック 説明

EJB

ステートレスEJBの名前

使用中

現在使用中の特定のステートレスEJBのインスタンス数

アイドル

現在アイドル状態の特定のステートレスEJBのインスタンス数

待機

現在待機状態の特定のステートレスEJBのインスタンス数

タイムアウト

現在タイムアウト状態の特定のステートレスEJBのインスタンス数



ヒント:

ステートレスEJBの「待機」と「タイムアウト」のメトリックの数が急速に増加しているときは、パフォーマンスに問題があり、EJBコンテナのチューニングが必要な場合があります。これらのメトリックは急に増加しないのが望ましい状態です。

同期ディスパッチャ・ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。使用中のステートレスEJBについてのメトリックの図が、表の下に表示されます。

同期ディスパッチャ・ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、同期ディスパッチャ・ツリーを展開します。特定の同期ディスパッチャについて、すでに説明したのと同じサマリーが表示されます。

3.10.1.4 JMS宛先

「JMS宛先」ノードでは、WebLogic Integrationで使用されている各JMS宛先の操作統計が提供されます。「監視」ワークスペースで「JMS宛先」ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウにJMS宛先サマリーが表示されます。

JMS宛先サマリーには、JMS宛先メッセージ統計とJMS宛先バイト統計の2つの表が含まれます。JMS宛先メッセージ統計表には次の情報が含まれます(表3-49)。

表3-49 JMS宛先メッセージ統計

列/メトリック 説明

JMS宛先

JMS宛先の名前

現在のメッセージ

特定のJMS宛先に現在あるJMSメッセージの数

最大メッセージ数

特定のJMS宛先にあるJMSメッセージの最大数

保留メッセージ

特定のJMS宛先への配信が保留になっているJMSメッセージの数

受信済メッセージ

特定のJMS宛先にあるJMSメッセージの合計数



ヒント:

保留メッセージ・メトリックに注意してください。特定のJMS宛先に保留メッセージが多すぎると、パフォーマンスが低下することがあります。保留メッセージ・メトリックの数が急速に増加しているときは、パフォーマンスの問題があり、JMS宛先のチューニングが必要な場合があります。

JMS宛先バイト統計表には次の情報が含まれます(表3-50)。

表3-50 JMS宛先バイト統計

列/メトリック 説明

JMS宛先

JMS宛先の名前

現在のバイト数

特定のJMS宛先に現在あるJMSメッセージのバイト数

最大バイト数

特定のJMS宛先にあるJMSメッセージの最大バイト数

保留バイト数

特定のJMS宛先への配信が保留になっているJMSメッセージのバイト数

受信バイト数

特定のJMS宛先にあるJMSメッセージの合計バイト数


「JMS宛先」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。保留メッセージと保留バイト数のメトリックの図が、表の下に表示されます。

「JMS宛先」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「JMS宛先」ツリーを展開します。特定のJMS宛先について、前に説明したのと同じサマリーが表示されます。

3.10.1.5 ステートレス・コンテナ

ステートレス・コンテナ・ノードでは、WebLogic Integrationで使用されている各ステートレス・コンテナの操作統計が提供されます。「監視」ワークスペースでステートレス・コンテナ・ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウにステートレス・コンテナ・サマリーが表示されます。

ステートレス・コンテナ・サマリーには次の情報が含まれます(表3-51)。

表3-51 ステートレス・コンテナ・サマリー

メトリック 説明

EJB

ステートレスEJBの名前

ステートレスEJBのトランザクション

ランタイム統計。この表のメトリックを使用して、ステートレス・セッションEJBを監視できます。

使用中

空きプールから現在使用されている特定のステートレスEJBのインスタンス数(スナップショット数)

アイドル

空きプールで現在アイドル状態になっている特定のステートレスEJBのインスタンス数。これらのBeanインスタンスは使用可能です。(スナップショット数)

待機

空きプールの特定のステートレスEJBインスタンスを現在待機しているスレッド数(スナップショット数)

タイムアウト

空きプールの使用可能なBeanインスタンスを待機してタイムアウトになったスレッドの合計数(集計数)


ステートレス・コンテナ・ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。使用中のステートレスEJBについてのメトリックの図が、表の下に表示されます。

ステートレス・コンテナ・ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、ステートレス・コンテナ・ツリーを展開します。特定のステートレス・コンテナについて、すでに説明したのと同じサマリーが表示されます。

3.10.1.6 永続性コンテナ

永続性コンテナ・ノードでは、WebLogic Integrationで使用されている各永続性コンテナの操作統計が提供されます。「監視」ワークスペースで永続性コンテナ・ノードを選択すると、メイン表示ウィンドウに永続性コンテナ・サマリーが表示されます。

永続性コンテナ・サマリーには次の表が含まれます。

  • エンティティEJBのアクティビティ

  • エンティティEJBのキャッシュ

  • エンティティEJBのトランザクション

  • エンティティEJBのロック

エンティティEJBのアクティビティ表には次の情報が含まれます(表3-52)。

表3-52 エンティティEJBのアクティビティ

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

使用中

空きプールから現在使用されている特定のエンティティEJBのインスタンス数(スナップショット数)

アイドル

空きプールで現在アイドル状態になっている特定のエンティティEJBのインスタンス数。これらのBeanインスタンスは使用可能です。(スナップショット数)

待機

空きプールの特定のエンティティEJB Beanインスタンスを現在待機しているスレッド数(スナップショット数)

タイムアウト

空きプールの使用可能なBeanインスタンスを待機してタイムアウトになったスレッドの合計数(集計数)



ヒント:

「待機」と「タイムアウト」のメトリックに注意してください。「待機」メトリックのアクティビティ数と、「タイムアウト」メトリックの数の増加は、リクエストがEJBコンテナによる処理を待機していることを示します。これらのメトリックは0であるのが望ましい状態です。

エンティティEJBのキャッシュ表には次の情報が含まれます(表3-53)。

表3-53 エンティティEJBのキャッシュ

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

ヒット

キャッシュのエンティティEJBインスタンスへのアクセス試行が成功した合計回数(集計数)

アクセス

キャッシュのエンティティEJBインスタンスへのアクセス試行の合計回数(集計数)

サイズ

現在EJBキャッシュにあるこのEJBホームのBeanインスタンスの数(スナップショット数)

アクティブ化

このEJBホームのアクティブ化されたBeanの合計数(集計数)

非アクティブ化

このEJBホームの非アクティブ化されたBeanの合計数(集計数)



ヒント:

非アクティブ化(EJB状態情報をディスクにシリアライズする)とアクティブ化(EJB状態情報をディスクから再構成する)は、リソース集約操作です。これらのメトリックで示されるアクティビティが少ないのが望ましい状態です。

エンティティEJBのトランザクション表には次の情報が含まれます(表3-54)。

表3-54 エンティティEJBのトランザクション

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

コミット

このEJBのコミットされたトランザクションの合計数(集計数)

ロールバック

このEJBのロールバックされたトランザクションの合計数(集計数)

タイムアウト

このEJBのタイムアウトになったトランザクションの合計数(集計数)



ヒント:

EJBトランザクションのロールバック数が多いときは、なんらかの理由でターゲット・データベースが変更をコミットできないなど、使用されるデータに問題がある可能性があります。EJBトランザクションのタイムアウト数が多いときは、ネットワークの停止、データベースのロック競合、データベースの停止など、データベースのアクセスに問題がある可能性があります。

エンティティEJBのロック表には次の情報が含まれます(表3-55)。

表3-55 エンティティEJBのロック

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

エントリ

現在ロックされているエンティティEJBインスタンスの数(スナップショット数)

ロック・アクセス

エンティティEJBインスタンスに対するロック取得試行の合計回数(集計数)

現在の待機数

エンティティEJBインスタンスに対するロックを現在待機しているスレッドの数(スナップショット数)

合計待機数

エンティティEJBインスタンスに対するロックを待機したスレッドの合計数(集計数)

タイムアウト

エンティティEJBインスタンスに対するロックを待機してタイムアウトしたスレッドの合計数(集計数)



ヒント:

現在の待機数と「タイムアウト」に注意してください。これらのメトリックは、EJBのロックによって引き起こされるパフォーマンスの問題を示す場合があります。これらのメトリックは0を示すのが望ましい状態です。

永続性コンテナ・ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。使用中のエンティティEJB、エンティティEJBのキャッシュ・アクセスおよびエンティティEJBのロック・アクセスについての3つのメトリックの図は、表の下に表示されます。

永続性コンテナ・ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、永続性コンテナ・ツリーを展開します。特定の永続性コンテナについて、すでに説明したのと同じサマリーが表示されます。

3.10.2 パフォーマンス

「統合」ツリーを展開したとき、2番目に表示されるノードは「パフォーマンス」ノードです。「パフォーマンス」ノードを選択すると、WebLogic Integrationの「パフォーマンス・サマリー」がメイン表示ウィンドウに表示されます。

「パフォーマンス・サマリー」には、プロセス・ノードと「イベント」という表が含まれます。プロセス・ノード表では、WebLogic Integrationで実行している様々なプロセス・ノードのパフォーマンス情報が提供されます。これには次の情報が含まれます(表3-56)。

表3-56 パフォーマンス - プロセス・ノード・サマリー

列/メトリック 説明

ノード

特定のノードの名前

ID

特定のノードのプロセス・ノードID

タイプ

特定のノードの制御タイプ

メソッド

特定のノードのノード・メソッド名

受信数

特定のノードで受信したリクエスト数

アクティブ

特定のノードのアクティブなインスタンスの合計数

経過時間

特定のノードで1インスタンスを完了するためにかかる平均時間

完了数

特定のノードの完了したインスタンスの合計数

中断

特定のノードの中断したインスタンスの合計数。

例外

特定のノードで検出された例外の数



ヒント:

CAMMで収集される受信数と「経過時間」のデータを使用して、インストールのパフォーマンス特徴を把握できます。CAMMはクラスタ・レベルでパフォーマンスを測定するため、構成の実際のパフォーマンスが取得されます。受信数と「経過時間」(受信率とレスポンス時間)をプロットして、単純なキャパシティ・プランニング分析を実行することもできます。詳細は、Oracleの担当者に問い合せてください。

「イベント」表では、WebLogic Integrationに関連してトリガーされたSLO違反のリストが提供されます。これには次の情報が含まれます(表3-57)。

表3-57 パフォーマンス - イベント・ノード・サマリー

列/メトリック 説明

開始時間

SLOに違反したプロセス・インスタンスの開始時間

エンティティ名

SLOに違反したプロセス・ノードの名前

SLO名

違反されたSLOの名前

サービスURI

SLOに違反したプロセスのURI

アプリケーション

SLOに違反したアプリケーションの名前

イベント・タイプ

違反のタイプ(違反または注意)

エンティティ・タイプ

違反メトリック・タイプ

SLOしきい値

しきい値のタイプ(高または低)

SLOトリガー値

SLO違反を引き起こした値


3.10.3 チャネル

「統合」ツリーを展開したとき、3番目に表示されるノードは「チャネル」ノードです。WebLogic Integrationで構成されている様々なチャネルのチャネル・サマリーが表示されます。

チャネル・サマリーには次の情報が含まれます(表3-58)。

表3-58 チャネル・サマリー

列/メトリック 説明

チャネル

チャネルの名前

タイプ

チャネル・タイプ

メッセージ数

特定のチャネルの処理されたメッセージの合計数

配信不能メッセージ数

特定のチャネルの配信不能メッセージの合計数



ヒント:

配信不能メッセージ数メトリックが増加しているときは、構成の問題がある場合があります。Message Brokerがメッセージの送信先URIを決定できないときには、適切な配信不能チャネルにメッセージが送信されます。チャネルに構成されているURIにアクセスできるようにしてください。

「チャネル」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「チャネル」ツリーを展開します。特定のチャネルについて、すでに説明したのと同じ状態サマリーが表示されます。

3.10.4 サブスクライバ

「統合」ツリーを展開したとき、4番目に表示されるノードは「サブスクライバ」ノードです。WebLogic Integrationで構成されている様々なサブスクライバのサブスクライバ・サマリーが表示されます。

「サブスクライバ」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「サブスクライバ」ツリーを展開します。個々のサブスクライバに関する固有の情報を取得できます。

3.11 アプリケーション

ナビゲーション・ツリーの「アプリケーション」ノードには、管理対象ドメインにデプロイされたすべてのアプリケーションの情報が含まれます。「アプリケーション」ノードを選択すると、アプリケーション・サマリーが表示されます。

アプリケーション・サマリーには次の情報が含まれます(表3-59)。

表3-59 アプリケーション・サマリー

列/メトリック 説明

アプリケーション

アプリケーションの名前

ステータス

特定のアプリケーションの操作ステータス

レスポンス時間(ミリ秒)

特定のアプリケーションの平均レスポンス時間(ミリ秒)。これは、デプロイメント・アーカイブに含まれるすべてのJSPとサーブレットの平均レスポンス時間です。

呼出し数

特定のアプリケーションの合計呼出し回数。これは、デプロイメント・アーカイブに含まれるすべてのJSPとサーブレットの合計呼出し回数です。



ヒント:

アプリケーションはJ2EEでのパッケージ・ユニットです。アプリケーション・サーバーにデプロイされたEAR、WARおよびJARの各ファイルは、個別のアプリケーションとみなされます。これらのメトリックは、これらのエンティティのパフォーマンスと受信率に対応します。

「アプリケーション」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。レスポンス時間、呼出し数およびアクティブ・セッションのメトリックの図が、表の下に表示されます。

「アプリケーション」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「アプリケーション」ツリーを展開します。特定のアプリケーションに関する情報をさらに取得できます。

選択したアプリケーションのパフォーマンス・サマリーがメイン表示ウィンドウに表示されます。メイン表示ウィンドウの様々なタブをクリックすると、パフォーマンス・データをさらに得ることができます。

アプリケーション・サマリーには次のタブが含まれます(表3-60)。

表3-60 アプリケーション・サマリーのタブ

タブ名 説明

サマリー

「アプリケーション・レスポンス時間」、アプリケーション呼出し数およびアプリケーション・アクティブ・セッションの時間ベースの傾向グラフなど、アプリケーション・レベルのパフォーマンス・データが含まれます。最も遅い10のサーブレットの呼出し数とレスポンス時間や、通常のアプリケーション・エントリ・ポイントも含まれます。

レスポンス時間

コンポーネントのレスポンス時間に関する時間ベースの傾向グラフが含まれます。グラフには、サーブレット・レスポンス時間、EJBレスポンス時間およびJDBCレスポンス時間が含まれます。

起動

コンポーネントの呼出し数に関する時間ベースの傾向グラフが含まれます。グラフには、サーブレット呼出し数、EJB呼出し数およびJDBC呼出し数が含まれます。

エラー/例外

選択したポータルに関連するエラー・メトリック。

トランザクション

選択したポータルまたはそのポータルの子に関連するトランザクション・イベント。

モデリング・エンティティ

CAMMによってモデリングされたエンティティのカタログが含まれます。選択したアプリケーションに関連するモデリング・エンティティのみが含まれます。

インスツルメンテーション

インスツルメンテーション・プローブ・ポイントのタイプごとにパフォーマンス・データを含みます。クラス、「メソッド」および「SQL」というタブがあります。各タブには、プローブ・ポイント名、呼出し数およびレスポンス時間といった基本情報が含まれます。このような詳しいパフォーマンス・データは、低レベルのボトルネックを識別するときに役立ちます。

トポロジ

選択したアプリケーションに関連するトポロジ・ビューが含まれます。


アプリケーション名が示されている各ノードの下に、そのアプリケーション固有のパフォーマンスやその他の情報が表示されます。たとえば、子ノードをクリックすると、関連するデータがメイン表示ウィンドウに表示されます。アプリケーションのレスポンス時間や呼出し数の測定を表示するには、メイン表示ウィンドウのペインをクリックします。

この項では、次のノードの展開について説明します。


注意:

各アプリケーション・ノードの下にある子ノードの数は、選択したアプリケーションの複雑さのみに応じて変わります。単純なJ2EE Webアプリケーションには、ワークショップ・プロジェクト、ステートレスBean、ステートフルBean、「エンティティBean」、「メッセージドリブンBean」などのノードはありません。

3.11.1 サービス

「サービス」ノードには、選択したアプリケーションに関連するすべての外部エントリ・ポイントが含まれます。このノードを選択すると、メイン表示ウィンドウにサマリー・ビューが表示されます。選択したアプリケーションに関連する様々なエントリ・ポイントのパフォーマンス・データが表示されます。


ヒント:

「サービス」ノードの下の子ノードには、エントリ・ノード固有のパフォーマンス・データが含まれます。これらのメトリックの意味を理解するには、3.11.1項「サービス」を参照してください。

3.11.2 依存性

「依存性」ノードには、特定のアプリケーションが通常の操作のために利用する、内部コンポーネント、外部コンポーネントおよび共有リソースのリストが表示されます。「依存性」ノードを選択すると、アプリケーションによって行われたすべての外部参照がメイン表示ウィンドウに表示されます。次に、列とその説明を示します(表3-61)。

表3-61 「依存性」の列の説明

列/メトリック 説明

名前

アプリケーションによって使用されるコンポーネントまたはリソースの表示名。表示名がデプロイメント・ディスクリプタで定義されていない場合は、コンポーネントの参照名が使用されます。

参照

アプリケーションによって使用されるコンポーネントまたはリソースの参照名。

参照タイプ

コンポーネントまたはリソースのタイプ

参照元コンポーネント

外部のコンポーネントまたはリソースに対する参照を取得したアプリケーション内のコンポーネントの名前。

参照元モジュール

外部のコンポーネントまたはリソースに対する参照を取得したアプリケーション内のモジュールの名前。


選択したアプリケーションのコンポーネントに関連するすべての参照が表示されます。

「依存性」ノードは、正符号(+)のアイコンをクリックするとさらに展開することができます。「依存性」ノードの子ノードは、タイプ別に編成されています。次に、依存性のタイプとその説明を示します(表3-62)。

表3-62 依存性のタイプ

依存性のタイプ 説明

データソース

アプリケーションによって使用されるすべての共有データソース

エンティティBean

アプリケーションによって使用されるすべてのエンティティBean

セッションBean

アプリケーションによって使用されるすべてのセッションBean

JMSキュー

JMSメッセージをパブリッシュするためにアプリケーションによって使用されるすべてのJMSキュー

JMSトピック

アプリケーションによってサブスクライブされるすべてのJMSトピック

Webサービス

アプリケーションによって使用されるすべてのWebサービス


特定のノードを選択すると、関連するパフォーマンス・サマリーが表示されます。これらのノードも、正符号(+)のアイコンをクリックするとさらに展開することができます。展開したツリーには、アプリケーションによって使用される特定のコンポーネントと共有リソースが含まれます。

「依存性」の下の「データソース」ノードに関連するパフォーマンス・サマリー・ビューでは、接続プールとSQL文の両方に関する情報が提供されます。

メトリックの詳細は、2.23項「メトリック・タイプ」を参照してください。

3.11.3 デプロイ

「デプロイ」ノードには、デプロイされたアプリケーションのアーキテクチャが表示されます。このノードを選択すると、そのアプリケーションの一部としてデプロイされているすべてのモジュールが表示されます。メイン表示ウィンドウのデフォルト・ビューには、アクティブなモジュールレベル・コール・パスが表示されます。表3-63に、このサマリー・ビューに含まれるタブとその説明を示します。

表3-63 「デプロイ」のタブ

タブ名 説明

モジュール・レベルの実行

様々なJ2EEモジュール(EAR、WAR、JARなど)間のアクティブなコール関係が表示されます。共有リソースも含まれます。これは、モジュール・レベルでのデフォルトのアーキテクチャ・ビューです。

モジュール・レベル

様々なJ2EEモジュール間の潜在的なコール関係が表示されます。共有リソースも含まれます。

インスツルメンテーション

メソッド・レベルの詳しいパフォーマンス・データが含まれます。この表には、コール元コンポーネント、コール元メソッド、コール先(ターゲット)コンポーネント、コール先モジュール、呼出し数およびレスポンス時間が含まれます。

SQL文

このアプリケーションの一部として実行されたすべてのSQL文が含まれます。呼出し数やレスポンス時間などのパフォーマンス情報も含まれます。


アクティブなモジュールレベル・コール・パスは、選択したアプリケーションの「デプロイ」ノードのデフォルト・ビューとして表示されます。

特定のモジュールをダブルクリックすると、選択したモジュールのアーキテクチャが表示されます。

正符号(+)アイコンをクリックして「デプロイ」ノードを展開すると、そのアプリケーションにデプロイされたすべてのモジュールが表示されます。モジュール・レベルのノードをさらに展開すると、選択したモジュールに関連するコンポーネントが表示されます。コンポーネント・レベルのノードをさらに展開すると、選択したコンポーネントに関連するメソッドが表示されます。

これらの子ノードのいずれか(モジュール、コンポーネントおよびメソッドのレベル)を選択すると、アクティブなコール・パス図、静的なコール・パス図、インスツルメンテーションおよびSQL文に対応するタブが表示されます。


ヒント:

アクティブなコール・パス図を参照して、パフォーマンス・データを含むエンティティを識別します。エンティティにパフォーマンス・データが含まれない場合は、メイン表示ウィンドウに選択した時間フレームにはデータがないと表示されます。

3.11.4 ワークショップ・プロジェクト

ワークショップ・プロジェクト・ノードには、Oracle WebLogic Workshopを使用して作成されたモジュールやコンポーネントに関するパフォーマンス情報が含まれます。このようなモジュールやコンポーネントには、WebLogic Integrationプロセス、WebLogic Integration WebサービスおよびWebLogic Portalページフローが含まれます。

ワークショップ・プロジェクト・ノードとその子ノードでは、WLIプロセス、WebサービスおよびWLPページフローに関連するパフォーマンス・データが提供されます。

特定の子ノードを選択すると、詳しいパフォーマンス情報が表示されます。

3.11.5 Webアプリケーション

「Webアプリケーション」ノードには、選択したアプリケーションに関連するWebアプリケーションのモジュールやコンポーネントのパフォーマンス情報が含まれます。「Webアプリケーション」ノードをクリックすると、メイン表示ウィンドウにパフォーマンス・サマリーが表示されます。正符号(+)アイコンをクリックして「Webアプリケーション」ノードを展開すると、そのアプリケーションの一部としてデプロイされている様々なWebモジュールが表示されます。

特定のWebモジュールで正符号(+)アイコンをクリックして展開し、Webコンポーネントの様々なグループ(ページフロー、strutsモジュール、サーブレットなど)を表示します。これらのノードのいずれかをクリックすると、グループ全体のロールアップ・パフォーマンス・サマリーが表示されます。正符号(+)アイコンをクリックしてこれらのノードをさらに展開し、詳細情報を表示することができます。完全に展開された「Webアプリケーション」ノードには、すべてのWebモジュールがタイプ別に編成されて含まれています。

個々のページフロー、strutsアクションおよびサーブレット・レベルの詳しいパフォーマンス情報は、一番下のレベルのノードをクリックすると表示されます。

3.11.6 ステートレスBean

ステートレスBeanノードには、選択したアプリケーションに関連するステートレスEJBコンポーネントのアクティビティ情報が含まれます。ステートレスBeanノードをクリックすると、メイン表示ウィンドウにアクティビティ・サマリーが表示されます。正符号(+)アイコンをクリックしてステートレスBeanノードを展開すると、そのアプリケーションの一部としてデプロイされている様々なステートレスEJBが表示されます。

さらに個々のノードを選択して、詳しいアクティビティ情報を得ることができます。特定のステートレスBeanノードを選択すると、詳しいアクティビティ・メトリックが表示されます。

この詳しいビューには次のアクティビティ・メトリックが含まれます(表3-64)。

表3-64 ステートレスBeanの詳細ビュー

列/メトリック 説明

EJB

ステートレスEJBの名前。

使用中

空きプールから現在使用されている特定のステートレスEJBのインスタンス数。(スナップショット数)

アイドル

空きプールで現在アイドル状態になっている特定のステートレスEJBのインスタンス数。これらのBeanインスタンスは使用可能です。(スナップショット数)

待機

空きプールの特定のステートレスEJB Beanインスタンスを現在待機しているスレッド数。(スナップショット数)

タイムアウト

空きプールの使用可能なBeanインスタンスを待機してタイムアウトになったスレッドの数。(集計数)



注意:

ステートレスBeanノードでレポートされるメトリックは、EJBコンテナのMBean(Management Bean)によってレポートされます。これらのアクティビティ・メトリックは、EJBコンテナの全体的な状態をチェックするために使用できます。EJBコンテナを再起動すると、これらのメトリックはリセットされます。

3.11.7 ステートフルBean

ステートフルBeanノードには、選択したアプリケーションに関連するステートフルEJBコンポーネントのアクティビティ情報が含まれます。ステートフルBeanノードをクリックすると、メイン表示ウィンドウにアクティビティ・サマリーが表示されます。正符号(+)アイコンをクリックしてステートフルBeanノードを展開すると、そのアプリケーションの一部としてデプロイされている様々なステートフルEJBが表示されます。

さらに個々のノードを選択して、詳しいアクティビティ情報を得ることができます。

ステートフルEJBサマリーには次の表が含まれます。

  • ステートフルEJBのキャッシュ

  • ステートフルEJBのトランザクション

  • ステートフルEJBのロック

3.11.7.1 ステートフルEJBのキャッシュ

ステートフルEJBのキャッシュ表には次の情報が含まれます(表3-65)。

表3-65 ステートフルEJBのキャッシュ

メトリック 説明

EJB

ステートフルEJBの名前

ヒット

キャッシュのステートフルEJBインスタンスへのアクセス試行が成功した合計回数(集計数)

アクセス

キャッシュのステートフルEJBインスタンスへのアクセス試行の合計回数(集計数)

サイズ

現在EJBキャッシュにあるこのステートフル・ホームのBeanインスタンスの数(スナップショット数)

アクティブ化

このステートフル・ホームのアクティブ化されたBeanの合計数(集計数)

非アクティブ化

このステートフル・ホームの非アクティブ化されたBeanの合計数(集計数)



ヒント:

非アクティブ化(EJB状態情報をディスクにシリアライズする)とアクティブ化(EJB状態情報をディスクから再構成する)は、リソース集約操作です。これらのメトリックで示されるアクティビティが少ないのが望ましい状態です。

3.11.7.2 ステートフルEJBのトランザクション

ステートフルEJBのトランザクション表には次の情報が含まれます(表3-66)。

表3-66 ステートフルEJBのトランザクション

メトリック 説明

EJB

ステートフルEJBの名前

コミット

このステートフルのコミットされたトランザクションの合計数(集計数)

ロールバック

このステートフルのロールバックされたトランザクションの合計数(集計数)

タイムアウト

このEJBのタイムアウトになったトランザクションの合計数(集計数)



ヒント:

EJBトランザクションのロールバック数が多いときは、なんらかの理由でターゲット・データベースが変更をコミットできないなど、使用されるデータに問題がある可能性があります。EJBトランザクションのタイムアウト数が多いときは、ネットワークの停止、データベースのロック競合、データベースの停止など、データベースのアクセスに問題がある可能性があります。

3.11.7.3 ステートフルEJBのロック

ステートフルEJBのロック表には次の情報が含まれます(表3-67)。

表3-67 ステートフルEJBのロック

メトリック 説明

EJB

ステートフルEJBの名前

エントリ

現在ロックされているステートフルEJBインスタンスの数(スナップショット数)

ロック・アクセス

ステートフルEJBインスタンスに対するロック取得試行の合計回数(集計数)

現在の待機数

ステートフルEJBインスタンスに対するロックを現在待機しているスレッドの数(スナップショット数)

合計待機数

ステートフルEJBインスタンスに対するロックを待機したスレッドの合計数(集計数)

タイムアウト

ステートフルEJBインスタンスに対するロックを待機してタイムアウトしたスレッドの合計数(集計数)



ヒント:

現在の待機数と「タイムアウト」に注意してください。これらのメトリックは、EJBのロックによって引き起こされるパフォーマンスの問題を示す場合があります。これらのメトリックは0を示すのが望ましい状態です。

ステートフルBeanノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。2つのメトリックすなわちステートフルEJBのキャッシュ・アクセスとステートフルEJBのロック・アクセスの図は、表の下に表示されます。

ステートフルEJBに関連するアクティビティを調べることで、ステートフルEJBに関連付けられる異常なアクティビティがあるかどうかを確認できます。


注意:

ステートフルBeanノードでレポートされるメトリックは、EJBコンテナのMBean(Management Bean)によってレポートされます。これらのアクティビティ・メトリックは、EJBコンテナの全体的な状態をチェックするために使用できます。EJBコンテナを再起動すると、これらのメトリックはリセットされます。

3.11.8 エンティティBean

「エンティティBean」ノードには、選択したアプリケーションに関連するエンティティEJBコンポーネントのアクティビティ情報が含まれます。「エンティティBean」ノードをクリックすると、メイン表示ウィンドウにアクティビティ・サマリーが表示されます。正符号(+)アイコンをクリックして「エンティティBean」ノードを展開すると、そのアプリケーションの一部としてデプロイされている様々なスエンティティEJBが表示されます。

さらに個々のノードを選択して、詳しいアクティビティ情報を得ることができます。特定の「エンティティBean」ノードを選択すると、詳しいアクティビティ・メトリックが表示されます。

エンティティEJBサマリーには次の表が含まれます。

  • エンティティEJBのアクティビティ

  • エンティティEJBのキャッシュ

  • エンティティEJBのトランザクション

  • エンティティEJBのロック

3.11.8.1 エンティティEJBのアクティビティ

エンティティEJBのアクティビティ表には次の情報が含まれます(表3-68)。

表3-68 エンティティEJBのアクティビティ

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前。

使用中

空きプールから現在使用されている特定のエンティティEJBのインスタンス数。(スナップショット数)

アイドル

空きプールで現在アイドル状態になっている特定のエンティティEJBのインスタンス数。これらのBeanインスタンスは使用可能です。(スナップショット数)

待機

空きプールの特定のエンティティEJBインスタンスを現在待機しているスレッド数。(スナップショット数)

タイムアウト

空きプールの使用可能なBeanインスタンスを待機してタイムアウトになったスレッドの数。(集計数)



ヒント:

「待機」と「タイムアウト」のメトリックに注意してください。「待機」メトリックのアクティビティ数と、「タイムアウト」メトリックの数の増加は、リクエストがEJBコンテナによる処理を待機していることを示します。これらのメトリックは0であるのが望ましい状態です。

3.11.8.2 エンティティEJBのキャッシュ

エンティティEJBのキャッシュ表には次の情報が含まれます(表3-69)。

表3-69 エンティティEJBのキャッシュ

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

ヒット

キャッシュのエンティティEJBインスタンスへのアクセス試行が成功した合計回数(集計数)

アクセス

キャッシュのエンティティEJBインスタンスへのアクセス試行の合計回数(集計数)

サイズ

現在EJBキャッシュにあるこのEJBホームのBeanインスタンスの数(スナップショット数)

アクティブ化

このEJBホームのアクティブ化されたBeanの合計数(集計数)

非アクティブ化

このEJBホームの非アクティブ化されたBeanの合計数(集計数)



ヒント:

非アクティブ化(EJB状態情報をディスクにシリアライズする)とアクティブ化(EJB状態情報をディスクから再構成する)は、リソース集約操作です。これらのメトリックで示されるアクティビティが少ないのが望ましい状態です。

3.11.8.3 エンティティEJBのトランザクション

エンティティEJBのトランザクション表には次の情報が含まれます(表3-70)。

表3-70 エンティティEJBのトランザクション

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

コミット

このEJBのコミットされたトランザクションの合計数(集計数)

ロールバック

このEJBのロールバックされたトランザクションの合計数(集計数)

タイムアウト

このEJBのタイムアウトになったトランザクションの合計数(集計数)



ヒント:

EJBトランザクションのロールバック数が多いときは、なんらかの理由でターゲット・データベースが変更をコミットできないなど、使用されるデータに問題がある可能性があります。EJBトランザクションのタイムアウト数が多いときは、ネットワークの停止、データベースのロック競合、データベースの停止など、データベースのアクセスに問題がある可能性があります。

3.11.8.4 エンティティEJBのロック

エンティティEJBのロック表には次の情報が含まれます(表3-71)。

表3-71 エンティティEJBのロック

メトリック 説明

EJB

エンティティEJBの名前

エントリ

現在ロックされているエンティティEJBインスタンスの数(スナップショット数)

ロック・アクセス

エンティティEJBインスタンスに対するロック取得試行の合計回数(集計数)

現在の待機数

エンティティEJBインスタンスに対するロックを現在待機しているスレッドの数(スナップショット数)

合計待機数

エンティティEJBインスタンスに対するロックを待機したスレッドの合計数(集計数)

タイムアウト

エンティティEJBインスタンスに対するロックを待機してタイムアウトしたスレッドの合計数(集計数)



ヒント:

現在の待機数と「タイムアウト」に注意してください。これらのメトリックは、EJBのロックによって引き起こされるパフォーマンスの問題を示す場合があります。これらのメトリックは0を示すのが望ましい状態です。

「エンティティBean」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。使用中のエンティティEJB、エンティティEJBのキャッシュ・アクセスおよびエンティティEJBのロック・アクセスについての各メトリックの図は、表の下に表示されます。

「エンティティBean」ノードの横にある正符号(+)アイコンをクリックして、「エンティティBean」ツリーを展開します。特定のエンティティEJBについて、すでに説明したのと同じサマリーが表示されます。

エンティティEJBに関連するアクティビティを調べることで、エンティティEJBに関連付けられる異常なアクティビティがあるかどうかを確認できます。


注意:

「エンティティBean」ノードでレポートされるメトリックは、EJBコンテナのMBean(Management Bean)によってレポートされます。これらのアクティビティ・メトリックは、EJBコンテナの全体的な状態をチェックするために使用できます。EJBコンテナを再起動すると、これらのメトリックはリセットされます。

3.11.9 メッセージドリブンBean

「メッセージドリブンBean」ノードには、選択したアプリケーションに関連するメッセージドリブンEJBコンポーネントのアクティビティ情報が含まれます。「メッセージドリブンBean」ノードをクリックすると、メイン表示ウィンドウにアクティビティ・サマリーが表示されます。正符号(+)アイコンをクリックして「メッセージドリブンBean」ノードを展開すると、そのアプリケーションの一部としてデプロイされている様々なメッセージドリブンEJBが表示されます。

さらに個々のノードを選択して、詳しいアクティビティ情報を得ることができます。

メッセージドリブンEJBサマリーには次の表が含まれます。

  • メッセージドリブンEJBのアクティビティ

  • メッセージドリブンEJBのトランザクション

3.11.9.1 メッセージドリブンEJBのアクティビティ

メッセージドリブンEJBのアクティビティ表には次の情報が含まれます(表3-72)。

表3-72 メッセージドリブンEJBのアクティビティ

メトリック 説明

EJB

メッセージドリブンEJBの名前。

使用中

空きプールから現在使用されている特定のメッセージドリブンEJBのインスタンス数。(スナップショット数)

アイドル

空きプールで現在アイドル状態になっている特定のメッセージドリブンEJBのインスタンス数。これらのBeanインスタンスは使用可能です。(スナップショット数)

待機

空きプールの特定のメッセージドリブンEJBインスタンスを現在待機しているスレッド数。(スナップショット数)

タイムアウト

空きプールの使用可能なBeanインスタンスを待機してタイムアウトになったスレッドの数。(集計数)



ヒント:

「待機」と「タイムアウト」のメトリックに注意してください。「待機」メトリックのアクティビティ数と、「タイムアウト」メトリックの数の増加は、リクエストがEJBコンテナによる処理を待機していることを示します。これらのメトリックは0であるのが望ましい状態です。

3.11.9.2 メッセージドリブンEJBのトランザクション

メッセージドリブンEJBのトランザクション表には次の情報が含まれます(表3-73)。

表3-73 メッセージドリブンEJBのトランザクション

メトリック 説明

EJB

メッセージドリブンEJBの名前

コミット

このEJBのコミットされたトランザクションの合計数(集計数)

ロールバック

このEJBのロールバックされたトランザクションの合計数(集計数)

タイムアウト

このEJBのタイムアウトになったトランザクションの合計数(集計数)



ヒント:

EJBトランザクションのロールバック数が多いときは、なんらかの理由でターゲット・データベースが変更をコミットできないなど、使用されるデータに問題がある可能性があります。EJBトランザクションのタイムアウト数が多いときは、ネットワークの停止、データベースのロック競合、データベースの停止など、データベースのアクセスに問題がある可能性があります。

「メッセージドリブンBean」ノードを選択すると、これらのメトリックが表形式でメイン表示ウィンドウに表示されます。使用中のメッセージドリブンEJBについてのメトリックの図が、表の下に表示されます。

メッセージドリブンEJBに関連するアクティビティを調べることで、メッセージドリブンEJBに関連付けられる異常なアクティビティがあるかどうかを確認できます。


注意:

「メッセージドリブンBean」ノードでレポートされるメトリックは、EJBコンテナのMBean(Management Bean)によってレポートされます。これらのアクティビティ・メトリックは、EJBコンテナの全体的な状態をチェックするために使用できます。EJBコンテナを再起動すると、これらのメトリックはリセットされます。

3.12 Oracle WebLogicリソース

Oracle Treeの下の「リソース」ノードには、管理対象ドメインに関する情報が含まれ、論理クラスタ、マシン、サーバーなどごとに編成されています。特定のWebLogic Serverについて、テクノロジ・サブシステム別に編成された低レベルのテクノロジ・メトリックを探すことができます。

「リソース」ツリーには次のノードが含まれます(表3-74)。

表3-74 WebLogicの「リソース」ツリー

ノードの例 説明

CSSドメイン

構成されているWebLogicドメインの名前

b-15/192.168.128.15

物理マシンのID

OSメトリック

OSエージェントによって収集される3つのOSメトリックのサマリー・ビュー

CPU

CPU使用率データ

メモリー

メモリー使用率データ

ディスク

ディスク使用率データ

cgServer

構成されているWebLogic Serverの名前

アプリケーション

このサーバーで実行しているすべてのデプロイ済アプリケーションのパフォーマンス測定

JDBC

このサーバーに構成されているすべてのJDBCリソースの情報

JMSサーバー

このサーバーのすべてのJMS宛先構成の情報

実行キュー

このサーバーに構成されているすべての実行キューの情報

JVM

このサーバーのヒープ・サイズを含むJVM情報

JRockit

このサーバーのヒープ・サイズを含むJRockit情報

モデリング・ステータス

このサーバーでCAMMによってモデリングされたエンティティ

CAMMモジュール

このサーバーのCAMM Javaエージェント・モジュールのステータス


ノード名の横にある正符号(+)アイコンをクリックしてこれらのノードを展開すると、さらに情報を得ることができます。

CAMM OSエージェントがマシンにデプロイされている場合は、物理マシンIDをクリックすると、OSエージェントによって収集されたOSメトリックが表示されます。OSメトリックには、「CPU使用率」、「ディスク使用率」および「物理メモリー使用量」があります。

3.13 WebSphereリソース

Oracle Treeの下の「リソース」ノードには、管理対象ドメインに関する情報が含まれ、論理クラスタ、マシン、サーバーなどごとに編成されています。特定のWebSphere Serverについて、テクノロジ・サブシステム別に編成された低レベルのテクノロジ・メトリックを探すことができます。

「リソース」ツリーには次のノードが含まれます(表3-75)。

表3-75 WebSphereの「リソース」ツリー

ノードの例 説明

WPSSUn

リソース名(例: WPSUn)

WebSphere Portal

マシン名(例: WebSphere_Portal)

OSメトリック

3つのOSメトリックのサマリー・ビュー

CPU

CPU使用率データ

メモリー

メモリー使用率データ

ディスク

ディスク使用率データ

WebSphere Portal

サーバー名(例: WebSphere_Portal)

アプリケーション

このサーバーで実行しているすべてのデプロイ済アプリケーションのパフォーマンス測定

JDBC

このサーバーに構成されているすべてのJDBCリソースの情報

JMSサーバー

このサーバーのすべてのJMS宛先構成の情報

スレッド・プール

リクエストを処理するためにコンテナが使用するすべてのスレッドのパフォーマンス情報

JVM

このサーバーのヒープ・サイズを含むJVM情報

WebServices

コンテナにデプロイされているWebサービスのパフォーマンス測定

セッション

アクティブなHTTPセッションの情報

トランザクション

トランザクション・パフォーマンスの情報

キャッシュ

キャッシュ・パフォーマンスの情報

ORB

ORBパフォーマンスの情報

モデリング・ステータス

コンテナについてモデリングされたエンティティ

CAMMモジュール

このサーバーのCAMM Javaエージェント・モジュールのステータス

アプリケーション

コンテナにデプロイされているアプリケーションのパフォーマンス情報


ノード名の横にある正符号(+)アイコンをクリックしてこれらのノードを展開すると、さらに情報を得ることができます。

物理マシンIDをクリックするとOSメトリックが表示されます。OSメトリックには、「CPU使用率」、「ディスク使用率」および「物理メモリー使用量」があります。

3.14 Oracleリソース

Oracle Treeの下の「リソース」ノードには、管理対象ドメインに関する情報が含まれ、論理クラスタ、マシン、サーバーなどごとに編成されています。特定のOracle AS Serverについて、テクノロジ・サブシステム別に編成された低レベルのテクノロジ・メトリックを探すことができます。

「リソース」ツリーには次のノードが含まれます(表3-76)。

表3-76 Oracleの「リソース」ツリー

ノードの例 説明

管理対象システム・リソース名

最上位のリソース名(例: oc4j_soa)

Oracle AS Server

クラスタの内外からナビゲートできるマシンの名前(例: oc4j_soa@192.168.1.119)。サーバー名とホスト・サーバーIPアドレスの両方を含みます。

OSメトリック

OSメトリックのサマリー・ビュー

CPU

CPU使用率データ

メモリー

メモリー使用率データ

ディスク

ディスク使用率データ

アプリケーション

このサーバーで実行しているすべてのデプロイ済アプリケーションのパフォーマンス測定

JDBC

このサーバーに構成されているすべてのJDBCリソースの情報

JMSサーバー

このサーバーのすべてのJMS宛先構成の情報

スレッド・プール

リクエストを処理するためにコンテナが使用するすべてのスレッドのパフォーマンス情報

JVM

このサーバーのヒープ・サイズを含むJVM情報

BPELプロセス

コンテナにデプロイされているBPELプロセスのパフォーマンス測定

ESB

コンテナにデプロイされているESBサービスのパフォーマンス測定

モデリング・ステータス

コンテナについてモデリングされたエンティティ

CAMMモジュール

このサーバーのCAMM Javaエージェント・モジュールのステータス

アプリケーション

コンテナにデプロイされているアプリケーションのパフォーマンス情報


物理マシンIDをクリックするとOSメトリックが表示されます。OSメトリックには、「CPU使用率」、「ディスク使用率」および「物理メモリー使用量」があります。

3.15 カスタム・メトリック

Oracle Treeの下のカスタム・メトリック・ノードには、定義したすべてのカスタム・メトリックが含まれます。現在、CAMMではJavaクラスのカスタム・メトリックがサポートされています。カスタム・メトリック・ノードを選択すると、様々なサマリーが表示されます。個々のエンティティを選択して、詳しいパフォーマンス情報を得ることができます。

カスタム・メトリック・ノードを展開すると、カスタム・メトリックが構成されているJavaクラスのリストが表示されます。

次に、カスタム・クラスのパフォーマンス表の列とその説明のリストを示します(表3-77)。

表3-77 カスタム・クラスのパフォーマンス

列/メトリック 説明

コール元クラス

インバウンド・コールを行うクラスの完全修飾名

コール元メソッド

インバウンド・コールを行うクラスのメソッド名

クラス

インバウンド・コールの宛先であるクラスの完全修飾名

呼出し数

インバウンド・コールが行われた合計回数

レスポンス時間(ミリ秒)

インバウンド・コールの平均レスポンス時間(ミリ秒)


3.16 「CAMM」ノード

ナビゲーション・ツリーの「CAMM」ノードには、監視対象のWebLogicドメイン、WebSphereセルまたはOracle ASクラスタのCAMM環境に関する情報が含まれます。「CAMM」ノードを選択すると、WebLogicドメインのCAMM Javaエージェント・ステータスが表示されます。

CAMM Javaエージェント・ステータスには次の情報が含まれます(表3-78)。

表3-78 CAMM Javaエージェント・ステータス

列/メトリック 説明

サーバー

WebLogicサーバー、WebSphereセルまたはOracle ASクラスタの名前

コンテナ・ステータス

WebLogic、WebSphereまたはOracle ASサーバーの操作ステータス(実行しているかどうか)

エージェントの同期

CAMMおよびCAMMエージェント・ステータスのバージョンの同期(trueまたはfalse)

EJBのインストール

CAMM EJBのインストール・ステータス(trueまたはfalse)

エージェントのインストール

CAMM Javaエージェントのインストール・ステータス

エージェントのアクティブ化

CAMM Javaエージェントのアクティブ化ステータス

エージェント・ステータス

CAMM Javaエージェントの操作ステータス

サーバー・タイプ

管理サーバー、個別サーバーまたはクラスタ・サーバーとしてサーバーを識別します。

管理URI

ドメインの管理サーバーの場所

マネージャRMIレジストリ・ホスト

CAMM RMIレジストリのホスト名

マネージャRMIレジストリ・ポート

CAMM RMIレジストリのポート番号

EJBメジャー・バージョン

CAMM EJBのメジャー・バージョン

EJBマイナー・バージョン

CAMM EJBのマイナー・バージョン

EJBビルドID

CAMM EJBのビルド番号(バージョンの同期チェック用)

エージェント・メジャー・バージョン

CAMM Javaエージェントのメジャー・バージョン

エージェント・マイナー・バージョン

CAMM Javaエージェントのマイナー・バージョン

エージェント・ビルドID

CAMM Javaエージェントのビルド番号(バージョンの同期チェック用)


「CAMM」ノードの下のモデリング・ステータス・ノードをクリックすると、管理対象ドメインのモデリングされたすべてのエンティティの表が表示されます。この表には、CAMM環境内のすべての管理対象クラスタ、サーバーおよびアプリケーションが表示されます。モデリング・ステータス表と実際の環境が一致しない場合には、構成に問題があります。

この情報を使用すると、CAMMの構成に関する問題をデバッグして解決することができます。