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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
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5.2 属性、アイテム・タイプおよびページ・タイプの使用

Oracle Portalには、ユーザー・コミュニティに公開できる各種の基本属性、ページ・タイプおよびアイテム・タイプがあります。各ページ・タイプおよびアイテム・タイプには、ページまたはアイテムについての情報を格納するのに使用される属性が含まれています。基となるページ・タイプおよびアイテム・タイプで十分に要件が満たされない場合は、独自のページ・タイプおよびアイテム・タイプを作成できます。つまり、ページ・タイプまたはアイテム・タイプに含める属性を指定することで、どのような情報を格納するかを制御できます。さらに、ページまたはアイテムに関して格納する必要のある情報に基本属性では対応できない場合は、独自の属性を作成してページ・タイプおよびアイテム・タイプに追加できます。また、ページ・グループのユーザーに使用を許可するページ・タイプとアイテム・タイプも正確に制御できます。


注意:

アイテム・リージョンの属性の表示を制御する方法の1つは、HTMLコンテンツ・レイアウトの代替タグを使用することです。詳細は、12.3.2項「HTMLを使用したリージョン・コンテンツのレイアウトと外観の定義」を参照してください。

Oracle Portalには、組込みの拡張可能アイテム・タイプのセットも含まれます。独自のアイテム・タイプを作成する必要がない場合は、必要に応じて、これらの組込みアイテム・タイプを編集することができます。

この項の内容は次のとおりです。


注意:

ページ・グループに対して「クラスの管理」以上の権限を持つすべてのユーザーは、属性およびタイプを作成して管理できます。組込みのページ・タイプおよびアイテム・タイプを編集するには、「共有オブジェクト」ページ・グループに対して「クラスの管理」以上の権限を持っている必要があります。

5.2.1 属性の使用

属性には、次の2つのタイプがあります。

コンテンツ属性

コンテンツ属性は、アイテム・タイプとページ・タイプに関連付けられます。ここには、関連付けられているカテゴリ、説明、パースペクティブなど、アイテムまたはページについての情報が格納されます。これらの属性は追加または編集のページに含まれ、そのページで、ユーザーは追加または編集するアイテムまたはページについての情報を指定できます。ページ・グループ管理者は、独自のアイテム・タイプとページ・タイプを作成し、含める属性を選択することで、ユーザーが提供する情報を正確に指定できます。さらに、ページ・グループ管理者は追加情報を含めるために、独自の属性を作成できます。

デフォルトで提供されるコンテンツ属性の一覧は、A.2.1項「基本コンテンツ属性」を参照してください。

表示属性

表示属性は、リージョンに関連付けられ、管理者、表示名、作成日など、アイテムまたはポートレットについての情報を表示します。ページ設計者は、リージョン内に表示する属性を選択できます。コンテンツ属性の中には、表示属性として使用できるものもあります。10.2.9項「リージョンに表示される属性の変更」を参照してください。

デフォルトで提供される表示属性の一覧は、A.2.2項「基本表示属性」を参照してください。

5.2.1.1 属性の作成

属性を作成するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、属性を作成するページ・グループのリンクをクリックします。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。

  2. 「属性」リンクをクリックします。


    ヒント:

    特定のページ・グループで属性を作成すると、その属性はそのグループ内でのみ使用できます。複数のページ・グループで属性を使用できるようにする場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループで属性を作成するか、またはその属性がすでに存在する場合は、それを「共有オブジェクト」ページ・グループに昇格します。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  3. 「新規作成」の横の「属性」リンクをクリックします。

  4. 「表示名」フィールドに、属性を説明する名前を入力します。表示名は、属性の使用時に常に属性のラベルとして表示されます。

    カンマを除く任意の種類の文字を256個まで使用できます。表示名に1つ以上のカンマが含まれると、検索関連の属性選択ボックスに正しく表示されません。

    属性の表示名に一意性は要求されませんが、自分のページ・グループ内では一意性を維持するよう考慮してください。一意性を維持しない場合、属性選択リストに表示される名前が重複するため、ユーザーはどの属性がどのページ・グループに属しているかを判断できません。属性は、カスタム・アイテム・タイプを作成する場合や、カスタム検索基準を選択する場合などに選択リストに表示されます。

  5. 「データ型」リストで、属性に格納するデータの型を選択します。

    • BOOLEAN: 1(TRUE)または0(FALSE)の値を格納します。

    • 日付: DD-MON-YYYY HH12:MI PMの書式で日付を格納します(20-SEP-2004 10:57 AMなど)。

    • ファイル: ファイルを格納します(Microsoft ExcelスプレッドシートやHTMLドキュメントなど)。

    • 数値: 数値を格納します(8479など)。

    • PL/SQL: PL/SQLコードを格納します(htp.print('Hello World');など)。

    • テキスト: テキスト文字列を格納します。

    • URL: WebサイトやWebページのURLを格納します(http://www.oracle.comなど)。

  6. 「作成」をクリックします。

  7. 「閉じる」をクリックします。

5.2.1.2 属性の編集

ユーザーが、特定の属性が含まれるタイプのアイテムまたはページを追加または編集するときに、その属性がどのように表示されるかを指定できます。たとえば、属性の表示名を編集して、属性のラベルを変更できます。

属性を編集するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集する属性を検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    属性が共有されている場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. 属性の行で、「編集」リンクをクリックします。

    これにより、「属性の編集」ページが表示されます。このページで使用できるオプションは、属性を最初に作成したときに使用できるオプションとは多少異なります。特に、このページには「名前」属性が含まれます。

  3. 「名前」フィールドで、属性の名前を編集します。この名前は、内部的にのみ使用されます。

    「名前」フィールドのデフォルト値は、属性の作成時に指定された「表示名」から取得されます。空白と特殊文字は、破棄されます。

    たとえば、表示名がR & D Team Leadの場合、名前はRDTeamLeadになります。

    「名前」では、大文字と小文字は区別されません。指定する名前は、現在のページ・グループ内および「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意である必要があります。名前には、最大256文字までの英数字(A〜Z、a〜z、0〜9)とアンダースコア(_)を使用できます。空白とその他の特殊文字は使用できません。

  4. 「表示名」フィールドで、属性を説明する名前を編集します。表示名は、他のユーザーが属性を識別するための名前です。表示名は、Portalナビゲータなどの属性の使用場所で、属性値のラベルとして使用されます。

    カンマを除く任意の種類の文字を256個まで使用できます。表示名に1つ以上のカンマが含まれると、検索関連の属性選択ボックスに正しく表示されません。

    ここでの変更は、「名前」フィールドの値に影響しません。また、属性の「表示名」の変更は、キャッシュ・ページにすぐに反映されません。変更した名前をすぐに表示するには、ページ・グループのキャッシュをクリアする必要があります。属性を所有するページ・グループの「アクセス」タブに移動し、「キャッシュのクリア」リンクをクリックしてください。

    属性の表示名に一意性は要求されませんが、自分のページ・グループ内では一意性を維持することをお薦めします。一意性を維持しない場合、属性選択リストに表示される名前が重複するため、ユーザーはどの属性がどのページ・グループに属しているかを判断できません。属性は、カスタム・アイテム・タイプを作成する場合や、カスタム検索基準を選択する場合などに選択リストに表示されます。

  5. ユーザーが、属性に格納された値を別の言語に翻訳できるようにする場合、「翻訳を使用可能にする」を選択します。

    このチェック・ボックスを選択解除すると、属性内に格納された値がすべての言語で同一になります。

  6. 「日付」、「数値」、「URL」属性の場合:

    「値リスト」フィールドに、ユーザーが属性の値を選択する値リストの名前を入力します。値リストの名前がわからない場合、「リスト」アイコンをクリックし、表示されたリストから名前を選択します。


    注意:

    値リストが、すでに存在している必要があります。複数の値を持つ属性は、値リストではサポートされません。ユーザーが属性の値リストから選択できるのは、1つの値のみです。つまり、属性値は、コンボ・ボックスやポップアップには表示されますが、チェック・ボックス、ドロップダウン・リストまたはラジオ・ボタンとしては表示されません。

  7. 「PL/SQL」属性の場合:

    「PL/SQL実行オプション」ラジオ・グループで、属性に格納されたPL/SQLを実行するときに使用する権限を次から選択します。

    • パブリック: Oracle PortalのPUBLICスキーマの権限でPL/SQLを実行します。

    • 作成者: PL/SQL属性を含むアイテムやページを作成したユーザーに関連するスキーマの権限でPL/SQLを実行します。

    • スキーマ: 特定のスキーマの権限でPL/SQLを実行します。このラジオ・ボタンを選択した場合は、用意されているフィールドにスキーマの名前を入力します。スキーマ名がわからない場合、「データベース・スキーマをブラウズ」アイコンをクリックし、表示されたリストから名前を選択します。

  8. 「テキスト」属性の場合:

    1. 「長さ」フィールドに、属性に格納可能とする文字数を入力します。

      値を指定できるのは、「表示オプション」が「単一行フィールド」の場合のみです。長さを指定してから「複数行フィールド」または「値リスト」「表示オプション」を選択すると、「長さ」フィールドの内容がクリアされ、表示専用になります。

    2. 「表示オプション」ラジオ・グループで、属性を含むタイプのアイテムやページをユーザーが追加または編集する際に、属性をどのように表示するかを次から選択します。

      • 単一行フィールド: 単一行のテキストを含むフィールドとして属性を表示します。

      • 複数行フィールド: 複数行のテキストを含むフィールドとして属性を表示します。

      • 値リスト: ユーザーが値を選択できるリストとして属性を表示します。

        このラジオ・ボタンを選択した場合は、用意されているフィールドに値リストの名前を入力します。値リストの名前がわからない場合、「リスト」アイコンをクリックし、表示されたリストから名前を選択します。


        注意:

        値リストが、すでに存在している必要があります。複数の値を持つ属性は、値リストではサポートされません。ユーザーが属性の値リストから選択できるのは、1つの値のみです。つまり、属性値は、コンボ・ボックスやポップアップには表示されますが、チェック・ボックス、ドロップダウン・リストまたはラジオ・ボタンとしては表示されません。

  9. 「OK」をクリックします。

5.2.1.3 属性の削除

属性を削除すると、その属性が含まれているアイテムとページからも属性とその値が削除されます。

「共有オブジェクト」ページ・グループからの属性の削除は、慎重に行ってください。「共有オブジェクト」ページ・グループの属性は、ページ・グループ全体で使用されている可能性があります。「共有オブジェクト」から属性を削除すると、その属性を使用しているすべてのページ・グループから属性が削除されます。

属性を削除するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、削除する属性を検索します。

  2. 属性の行で、「削除」リンクをクリックします。

  3. 確認のページで、「はい」をクリックします。

5.2.2 アイテム・タイプの使用

アイテム・タイプは、アイテムのコンテンツと、アイテムについて格納される情報を定義します。アイテムについて格納される情報は、アイテム・タイプの属性によって決まります。

Oracle Portalには、コンテンツ作成者が追加する最も一般的なコンテンツに対応するいくつかの基本アイテム・タイプがデフォルトで含まれます。また、コンテンツ作成者がすぐにコンテンツを追加できるように、組込みのカスタム・アイテム・タイプも含まれます。基本アイテム・タイプと組込みアイテム・タイプの詳細な一覧は、A.4項「基本アイテム・タイプ」を参照してください。

ただし、アイテムについて、組込みのアイテム・タイプの許容量を超える情報を格納しようとする場合があります。このような場合は、組込みのアイテム・タイプを拡張することによって要件を満たすことができます。必要な情報のみを格納するように、組込みのアイテム・タイプに異なる属性を追加できます。さらに、PL/SQLおよびHTTPプロシージャへのコールを追加して、それらのプロシージャのパラメータに属性を渡すこともできます。たとえば、「批評」アイテム・タイプに検索文字列を含む「検索」属性が含まれている場合は、検索エンジンへのプロシージャ・コールを追加して、検索文字列をその検索エンジンへ渡すことができます。ユーザーが検索エンジンを実行すると、検索文字列に対する検索結果が表示されます。

必要に応じて、独自のアイテム・タイプを作成できます。アイテム・タイプは基本アイテム・タイプの1つを基にすることができます。基本アイテム・タイプをアイテム・タイプの基にすると、アイテム・タイプは一定の属性を継承します。ここで、アイテム・タイプを拡張して他の属性やプロシージャ・コールを含めることができます。また、基本アイテム・タイプを基にせずにアイテム・タイプを作成することも可能です(「基本アイテムタイプ」リストから「<なし>」を選択)。これにより、アイテム・タイプに含まれる属性を詳細に制御できます。

5.2.2.1 アイテム・タイプの作成

アイテム・タイプを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、アイテム・タイプを作成するページ・グループのリンクをクリックします。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    特定のページ・グループでアイテム・タイプを作成すると、そのアイテム・タイプはそのページ・グループ内でのみ使用できます。複数のページ・グループでアイテム・タイプを使用できるようにする場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループでアイテム・タイプを作成するか、またはそのアイテム・タイプがすでに存在する場合は、それを「共有オブジェクト」ページ・グループに昇格します。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. 「アイテム・タイプ」リンクをクリックします。

  3. 「新規作成」の横の「アイテム・タイプ」リンクをクリックします。

  4. 「表示名」フィールドに、アイテム・タイプを説明する名前を入力します。表示名は、Portalナビゲータと「アイテムの追加」の「アイテム・タイプ」リストで使用されるため、短い名前にすることをお薦めします。

    空白を含む任意の種類の文字を256個まで使用できます。

  5. 「基本アイテムタイプ」リストで、作成中のアイテム・タイプに属性を継承する基本アイテム・タイプを選択します。「なし」、「ベース・ファイル」、「ベース・イメージ・マップ」、「ベース・イメージ」、「ベースPL/SQL」、「ベース・ページ・リンク」、「ベース・テキスト」または「ベースURL」を選択できます。

  6. 「作成」をクリックします。

  7. 「閉じる」をクリックします。

5.2.2.2 アイテム・タイプの編集

最初にアイテム・タイプを作成すると、それには、基づいた基本アイテム・タイプとまったく同じ属性が含まれます。基本アイテム・タイプとして「<なし>」を選択した場合、新規アイテム・タイプには、「表示名」属性のみが含まれます。このアイテム・タイプを実際にカスタマイズするには、編集して、さらに属性を追加し、場合によってはプロシージャ・コールを追加する必要があります。


注意:

基本アイテム・タイプを編集することはできません。ただし、組込みアイテム・タイプは拡張できます。

5.2.2.2.1 アイテム・タイプの基本プロパティの編集

アイテム・タイプの基本プロパティを編集するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集するアイテム・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    注意:

    アイテム・タイプが共有されている場合(または組込みアイテム・タイプの場合)は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. アイテム・タイプの行で、「編集」リンクをクリックします。

    これにより、「アイテム・タイプの編集」ページが表示されます。このページで使用できるオプションは、アイテム・タイプを最初に作成したときに使用できるオプションとは多少異なります。特に、このページには「名前」属性が含まれます。

  3. 「名前」フィールドで、アイテム・タイプの名前を編集します。この名前は、内部的にのみ使用されます。

    「名前」フィールドのデフォルト値は、アイテム・タイプの作成時に指定された「表示名」から作成されます。「名前」では、文字は30個までに制限され、空白と特殊文字はすべて破棄されます。たとえば、表示名がScience & Math Imagesの場合、名前はScienceMathImagesになります。

    「名前」では、大文字と小文字は区別されません。指定する名前は、現在のページ・グループ内および「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意である必要があります。名前には、最大30文字までの英数字(A〜Z、a〜z、0〜9)とアンダースコア(_)を使用できます。空白とその他の特殊文字は使用できません。

  4. 「表示名」フィールドで、アイテム・タイプを説明する名前を編集します。表示名は、他のユーザーがアイテム・タイプを識別するための名前です。表示名は、Portalナビゲータと「アイテムの追加」の「アイテム・タイプ」リストで使用されるため、短い名前にすることをお薦めします。

    空白を含む任意の種類の文字を256個まで使用できます。アイテム・タイプの「表示名」の変更は、キャッシュ・ページにすぐに反映されません。変更した名前をすぐに表示するには、ページ・グループのキャッシュをクリアする必要があります。アイテム・タイプを所有するページ・グループの「アクセス」タブに移動し、「キャッシュのクリア」リンクをクリックしてください。

    ここでの変更は、「名前」フィールドの値に影響しません。

  5. 「説明」フィールドに、他のユーザーにとって役立つ可能性のあるアイテム・タイプの情報(引数、機能、用途など)を入力します。この説明は、アイテム・タイプの編集中にのみ表示されます。

  6. 「アイコン」フィールドに、アイテム・タイプに関連付けるイメージのパスとファイル名を入力します。イメージのパスやファイル名がわからない場合、「ブラウズ」をクリックして検索します。「適用」または「OK」をクリックすると、ファイルがOracle Metadata Repositoryにアップロードされます。


    注意:

    このアイコンは、現在のところOracle Portalでは使用されていません。今後のリリースで使用される可能性があります。

  7. このタイプのアイテムの追加中に、状況依存ヘルプのアイコンをユーザーがクリックすると表示される、独自のヘルプを作成できます。カスタム・ヘルプをアイテム・タイプに関連付けるには、「アイテムの追加ウィザードのヘルプURL」フィールドにヘルプのURLを入力します。

  8. このタイプのアイテムの編集中に、文脈依存ヘルプのアイコンをユーザーがクリックすると表示される、独自のヘルプを作成できます。カスタム・ヘルプをアイテム・タイプに関連付けるには、「アイテムの編集ウィザードのヘルプURL」フィールドにヘルプのURLを入力します。

  9. 「OK」をクリックします。

5.2.2.2.2 アイテム・タイプへの属性の追加

アイテム・タイプに属性を追加するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集するアイテム・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    アイテム・タイプが共有されている場合(または組込みアイテム・タイプの場合)は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. アイテム・タイプの行で、「編集」リンクをクリックします。

  3. 「属性」タブをクリックします。

  4. 「使用可能な属性」リストで、アイテム・タイプに追加する属性を選択します。

  5. 「移動」アイコンをクリックして、選択した属性を「選択した属性」リストに移動します。

    「選択した属性」リストの属性の順序により、ユーザーがこのタイプのアイテムを追加または編集するときの属性の表示順序が決定されます。この順序を変更するには、リストの右にあるアイコンを使用します。

  6. 「適用」をクリックして、属性をアイテム・タイプに追加します。

  7. 属性を追加するときに、必要に応じてその属性の表示プロパティを変更できます。

    1. 「デフォルト値」フィールドに、デフォルトで属性に使用する値を入力します。コンテンツ作成者がその属性の値を指定しない場合に、このデフォルト値が使用されます。デフォルト値を指定した場合、作成者は、属性にNULL値を設定できなくなり、デフォルト値をNULL以外の値で置換することのみ可能になります。このフィールドは、空白のままでもかまいません。

      複数の値を持つ属性は、値リストではサポートされません。ユーザーが属性の値リストから選択できるのは、1つの値のみです。つまり、属性値は、コンボ・ボックスやポップアップには表示されますが、チェック・ボックス、ドロップダウン・リストまたはラジオ・ボタンとしては表示されません。

      基本アイテム・リンク・アイテム・タイプのデフォルト値を指定する場合、ターゲット・アイテムのグローバル一意識別子(GUID)を入力する必要があります(GUIDは、アイテムのプロパティ・シートで確認できます)。GUIDは、アイテムの「アイテムリンク」の最後にあるF43069B7A66E553AE030B98B6C883291などの英数字の値です。GUIDを使用すると、別のページ・グループに属しているアイテムにデフォルト値を設定するという、通常は禁止されている操作を実行できます。他のタイプのアイテム識別子(アイテムの内部名など)をデフォルト値として使用すると、ユーザーがそのカスタム・アイテムをページに追加するときにエラーが発生します。

      属性のデフォルト値を決定するために、PL/SQLの式とファンクション・コールを使用できます。式またはファンクション・コールの前には、#文字を付ける必要があります。コールされるプロシージャは、データベース内にすでに存在しており、次のように、所有スキーマを接頭辞として付ける必要があります。

      たとえば、次のようになります。

      - 「管理者」属性のデフォルト値を現在のユーザーに設定するには、属性のデフォルト値を#USER#に設定します。

      - 「公開日付」属性のデフォルト値を月の最初の日に設定するには、属性のデフォルト値を#TO_CHAR(LAST_DAY(SYSDATE)+1, 'DD-MON-YYYY HH12:MI PM')に設定します。

      - カスタムの「プロジェクトID」属性のデフォルト値を、現在のユーザーの割当て先である現行プロジェクトに設定するには、最初にプロジェクトのIDを返すファンクションを用意します。ユーザーが任意の指定日に1つのプロジェクトにのみ割り当てられていると仮定すると、次のようなファンクションを使用できます。

      create function GET_CURRENT_PROJECT return VARCHAR2 as  project_id VARCHAR2 (30);begin  select pa.id   into project_id  from project_asignments pa  where SYSDATE between pa.start and pa.end --selects current assignment   and pa.assignee = WWCTX_API.GET_USER; --gets name of current user  return project_id;end;
      

      GET_CURRENT_PROJECTファンクションがPROJECTSスキーマで作成された場合、「プロジェクトID」属性のデフォルト値を#PROJECTS.GET_CURRENT_PROJECTに設定します。


      注意:

      ファンクションが属性のデフォルト値からコールされた場合は、属性値をパラメータとしてファンクションに渡すことはできません。ただし、PL/SQLの式はパラメータとして渡すことができます。属性の実際の値ではなく属性のデフォルト値としてのみ、式とファンクション・コールを使用できます。日付属性のデフォルト値を決定するための式を使用する場合、前述の2番目の例にあるとおり、日付値がDD-MON-YYYY HH12:MI PMの日付書式に変換されることを確認する必要があります。

    2. コンテンツ作成者による属性値の指定を必須とする場合、「必須」チェック・ボックスを選択します。作成者がこのタイプのアイテムを追加または編集するときに、属性の横に「必須」アイコンが表示されます。

      このチェック・ボックスを選択しない場合は、コンテンツ作成者が属性の値を入力する必要はありません。

    3. アイテムの追加ウィザードに属性を表示しない場合、「追加ウィザード」チェック・ボックスを選択解除します。

      たとえば、コンテンツ作成者がこのタイプのアイテムを追加しやすくするために、アイテムの追加ウィザードに表示される属性の数を制限することができます。作成者は、アイテムを編集するときに属性の値を追加入力できます。

    4. 「アイテムの編集」ページに属性を表示しない場合、「編集ウィザード」チェック・ボックスを選択解除します。

      たとえば、属性のデフォルト値を指定し、その値をコンテンツ作成者が変更できないようにする場合、「追加ウィザード」および「編集ウィザード」チェック・ボックスを両方とも選択解除すると、ウィザードに属性が表示されなくなります。

      「パフォーマンス・レビュー」というアイテム・タイプを作成し、そのアイテム・タイプに「有効期限」属性を追加します。この属性のデフォルト値を01-JAN-2003に設定して、ユーザーが追加したすべての「パフォーマンス・レビュー」アイテムがこの日に失効するようにします。ユーザーはこの日付を知る必要も、編集する必要もないため、この属性の「追加ウィザード」および「編集ウィザード」チェック・ボックスを選択解除します。ユーザーが「パフォーマンス・レビュー」アイテムを追加または編集するときには、各アイテムに「有効期限」属性が格納されていても、その属性は表示されません。

  8. 「OK」をクリックします。

アイテム・タイプから属性を削除するには、「選択した属性」リストの属性を選択して、「削除」アイコンをクリックします。


ヒント:

重要な情報を含んだ属性を追加したため、ユーザーがすぐに見ることができるようにする場合は、ページ設計者に、ページのリージョン内にそれらの属性を表示するように指示してください。10.2.9項「リージョンに表示される属性の変更」を参照してください。

5.2.2.2.3 アイテム・タイプへのプロシージャ・コールの追加

アイテム・タイプでのプロシージャ・コールの使用例は、次を参照してください。


注意:

任意のパラメータを含むプロシージャ・コールの長さ合計は、2000バイト以下である必要があります。アイテム・プロシージャのパラメータが多すぎる場合、またはパラメータ値に多くの文字が含まれる場合、この制限に到達しないようパラメータまたはパラメータ値の一部は破棄されます。

アイテム・タイプにプロシージャ・コールを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集するアイテム・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    アイテム・タイプが共有されている場合(または組込みアイテム・タイプの場合)は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. アイテム・タイプの行で、「編集」リンクをクリックします。

  3. 「プロシージャ」タブをクリックします。

  4. 「タイプ」リストで、コール対象としてHTTPプロシージャまたはPL/SQLプロシージャを選択します。

  5. 「プロシージャ・コール」フィールドに、次のいずれかを入力します。

    • 次のような、アクセスに使用されるプロトコルを含む、HTTPプロシージャのURL。

      http://www.mycompany.com/search/index.html
      
    • PL/SQLプロシージャの名前。このプロシージャは、データベース内にすでに存在しており、次のように、所有スキーマを接頭辞として付ける必要があります。

      SCOTT.MY_PROC
      

      PUBLICユーザーには、プロシージャに対する実行権限が付与されている必要があります。

  6. 「リンク・テキスト」フィールドに、ハイパーテキスト・リンクとして表示するテキストを入力します。ユーザーがこのリンクをクリックすると、プロシージャ・コールが実行されます。

    このリンクが表示されるのは、アイテムを含むリージョンに「関連ファンクション」属性が表示されており、「アイテムとともにプロシージャの結果を表示」が選択されていない場合か、アイコンを指定していない場合のみです。リージョンに「関連ファンクション」属性を追加する方法の詳細は、5.2.2.2.4項「アイテム・タイプのプロシージャ・コールのページへの表示」を参照してください。

  7. 「アイコン」フィールドに、このプロシージャ・コールに関連付けるイメージのパスとファイル名を入力します。アイコンを指定すると、「リンク・テキスト」のかわりに使用されますが、「リンク・テキスト」フィールドの値にはイメージの反転テキストとしての機能があるため、このフィールドには値を入力する必要があります。

    イメージのパスやファイル名がわからない場合、「ブラウズ」をクリックして検索します。

  8. 「アイテムとともにプロシージャの結果を表示」を選択すると、ユーザーがクリックするリンクのかわりにプロシージャ・コールの結果を直接ページに表示できます。この結果、プロシージャ・コールを実行するためのリンクをクリックしなくても、プロシージャ・コールの結果がただちに表示されるようになります。

  9. コールしているプロシージャにパラメータがある場合は、5.2.2.2.2項「アイテム・タイプへの属性の追加」のアイテム・タイプに関連付けた属性を使用して、それらのパラメータに値を渡すことができます。

    1. 「属性」リストで、プロシージャのパラメータに渡す値を保持する属性を選択します。

    2. 「引渡し方法」フィールドに、パラメータ名を入力します(属性名と異なる場合)。

  10. 「適用」をクリックして、プロシージャ・コールをアイテム・タイプに追加します。

  11. 「OK」をクリックします。

アイテム・タイプからプロシージャ・コールを削除するには、「既存のプロシージャ・コール」セクションのプロシージャ・コールの横にある「プロシージャの削除」アイコンをクリックします。

パラメータと属性のマッピングを追加するなど、既存のプロシージャ・コールを編集するには、「既存のプロシージャ・コール」セクションのプロシージャ・コールの横にある「プロシージャの編集」アイコンをクリックします。変更を保存する場合は、必ず「適用」をクリックしてください。

例5-1 アイテム・タイプへのHTTPプロシージャ・コールの追加

Portalで、購読者に対して映画批評を提供すると想定します。アップロードしようとする数百の映画批評をカスタマイズするには、批評ごとに「映画批評」アイテム・タイプを作成します。各映画について多くのユーザーがさらに情報を検索しようとしていることがわかったので、批評の中に検索エンジンへのリンクを表示することにしました。

このリンクを表示するには、プロシージャ・タイプとして「HTTP」を選択し、次のURLを「プロシージャ・コール」フィールドに追加します(図5-1)。

http://www.google.com/search

リンク・テキストとして「さらに詳しい情報についてはここをクリック...」を追加し、プロシージャに関連付けるアイコンを指定します。ユーザーがアイコンをクリックして検索にアクセスするように、プロシージャの結果をアイテムとともに表示しないことを選択します。

検索エンジンが適切な映画についての情報を返すようにするには、検索エンジンに映画タイトルを渡す必要があります。「映画批評」アイテム・タイプに「映画タイトル」という属性が含まれているとします。この属性の値を検索エンジンへ渡すために、「属性」リスト内でこの属性を選択します(映画タイトルを格納するのに使用する場合は、「表示名」属性も使用できます)。

最後に、この属性値が正しい検索エンジン・パラメータに送信されるようにする必要があります。Google検索エンジンの場合、検索パラメータ名はqであるため、この名前を「引渡し方法」フィールドに入力します(図5-2)。

この情報は、次のようにしてプロシージャ・コールに追加されます。

http://www.google.com/search?q=<MovieTitle>

これで、各映画批評に、映画タイトルに基づいてカスタマイズされた検索を実行するためのリンクが表示されます(図5-3)。

ユーザーが指定のアイコンをクリックすると、(映画タイトルに基づいて)カスタマイズされた検索コンテンツが表示されます(図5-4)。検索基準の映画タイトルは、検索結果ページ上部に表示されます。

図5-1 アイテム・タイプへのHTTPプロシージャ・コールの追加

図5-1の説明が続きます
「図5-1 アイテム・タイプへのHTTPプロシージャ・コールの追加」の説明

図5-2 HTTPプロシージャ・パラメータへの属性値の引渡し

図5-2の説明が続きます
「図5-2 HTTPプロシージャ・パラメータへの属性値の引渡し」の説明

図5-3 「映画批評」アイテムの例

図5-3の説明が続きます
「図5-3 「映画批評」アイテムの例」の説明

図5-4 「映画批評」のプロシージャ・コール結果の例

図5-4の説明が続きます
「図5-4 「映画批評」のプロシージャ・コール結果の例」の説明

例5-2 アイテム・タイプへのPL/SQLプロシージャ・コールの追加

HTML表内のオブジェクトの作成者と作成日を表示する次のプロシージャを作成したと想定します。

--
-- procedure display_attributes
-- created Monday 17-JUN-2002 10:35
--
create or replace
procedure display_attributes (
  p_creator in varchar2,
  p_create_date in varchar2)
as
begin
  htp.p('<table><tr><td><b>Creator:</b></td>'
  || '<td>' || p_creator || '</td></tr>'
  || '<tr><td><b>Create Date:</b></td>'
  || '<td>' || p_create_date || '</td></tr>'
  || '</table>');
exception
when others then
  htp.p(sqlerrm);
end;

このプロシージャへのコールをアイテム・タイプ(「アイテム・タイプ」)に追加して、この情報がそのタイプのアイテム用に表示されるようにすることができます。

プロシージャ・タイプとして「PL/SQL」を選択し、次の文字列を「プロシージャ・コール」フィールドに追加します(図5-5)。

<schema>.DISPLAY_ATTRIBUTES

リンク・テキストの「表示属性」を含めて、プロシージャに関連付けるアイコンを指定します。

プロシージャが適切な属性値を返すようにするには、プロシージャに属性名を渡す必要があります。このプロシージャには、p_creatorとp_create_dateという2つのパラメータが含まれます。これら2つのパラメータの情報は、「作成者」属性と「作成日」属性から渡す必要があります(図5-6)。

これで、「アイテム・タイプ」の各アイテムに、プロシージャを実行するためのリンクが表示されます(図5-7)。

ユーザーが指定のアイコンをクリックすると、追加属性がHTML表として表示されます(図5-8)。

図5-5 アイテム・タイプへのPL/SQLプロシージャ・コールの追加

図5-5の説明が続きます
「図5-5 アイテム・タイプへのPL/SQLプロシージャ・コールの追加」の説明

図5-6 PL/SQLプロシージャ・パラメータへの属性値の引渡し

図5-6の説明が続きます
「図5-6 PL/SQLプロシージャ・パラメータへの属性値の引渡し」の説明

図5-7 「アイテム・タイプ」アイテムの例

図5-7の説明が続きます
「図5-7 「アイテム・タイプ」アイテムの例」の説明

図5-8 「アイテム・タイプ」のプロシージャ・コール結果の例

図5-8の説明が続きます
「図5-8 「アイテム・タイプ」のプロシージャ・コール結果の例」の説明

5.2.2.2.4 アイテム・タイプのプロシージャ・コールのページへの表示

アイテム・タイプにプロシージャ・コールが含まれるときに、プロシージャ・コールを実行するためのリンクがそのタイプのアイテムとともに表示されるのは、アイテムを含むリージョンに「関連ファンクション」属性が表示されている場合のみです。

アイテム・タイプのプロシージャ・コールをページに表示するには、次の手順を実行します。

  1. リンクを追加するページに移動します。

    ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. リンクを追加するリージョンで、「リージョンの編集」アイコンをクリックします。

  4. 「属性/スタイル」タブをクリックします。

  5. 「使用可能な属性」リストで、「関連ファンクション」を選択します。

  6. 「移動」矢印をクリックします。

  7. 「適用」をクリックします。

  8. 「閉じる」をクリックします。

5.2.2.3 アイテム・タイプのページ・グループでの使用

アイテム・タイプを作成しても、コンテンツ作成者がそのアイテム・タイプをすぐに使用できるわけではありません。このアイテム・タイプを最初に編集して、属性とプロシージャ・コールを追加する可能性があるためです。アイテム・タイプが完成し、コンテンツ作成者がそのタイプのアイテムを追加する準備ができたら、ページ・グループ内でそのアイテム・タイプを使用可能にする必要があります。

次のようにして、アイテム・タイプをページ・グループで使用可能にします。

  1. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストで、編集するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「ビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  2. 「構成」タブをクリックします。

  3. 「タイプおよび分類」セクションで、「編集」リンクをクリックします。


    注意:

    アイテムの追加ウィザードの最初のページで「使用可能なアイテム・タイプを設定」リンクをクリックし、「タイプと分類の設定」ページに移動することもできます。

  4. 「非表示のアイテム・タイプ」リストで、使用可能にするアイテム・タイプを選択します。

    「非表示のアイテム・タイプ」および「表示されるアイテム・タイプ」リストには、このページ・グループと「共有オブジェクト」ページ・グループによって所有されるすべてのアイテム・タイプが含まれます。

  5. 「移動」アイコンをクリックして、選択したアイテム・タイプを「表示されるアイテム・タイプ」リストに移動します。

    「表示されるアイテム・タイプ」リストのアイテム・タイプの順序は、リージョン内のアイテムがアイテム・タイプでグループ化されるときの順序になります。アイテム・タイプ別にアイテムをグループ化する方法の詳細は、10.2.10項「リージョン内のアイテムのグループ化」を参照してください。

  6. 「OK」をクリックして「構成」タブに戻ります。

  7. 「閉じる」をクリックします。

ページ・グループ内からアイテム・タイプを除外することもできます。つまり、コンテンツ作成者はそのタイプのアイテムをページ・グループ内に追加できなくなります。たとえば、独自のアイテム・タイプを作成しており、そのページ・グループから組込みアイテム・タイプのいくつかを除外する場合などです。これを行うには、「表示されるアイテム・タイプ」リストでアイテム・タイプを選択し、「削除」アイコンをクリックします。

5.2.2.4 アイテム・タイプの削除

アイテム・タイプを削除する場合は、そのタイプのすべてのアイテムも削除されます。この操作は取り消すことができません。

「共有オブジェクト」ページ・グループからのアイテム・タイプの削除は、慎重に行ってください。「共有オブジェクト」ページ・グループのアイテム・タイプは、ページ・グループ全体で使用されている可能性があります。「共有オブジェクト」からアイテム・タイプを削除すると、そのアイテム・タイプを使用しているすべてのページ・グループからアイテム・タイプが削除されます。


注意:

ページ・プロパティの「アイテム」タブで選択したデフォルトのWebDAVタイプの1つであるアイテム・タイプを削除すると、そのタイプを使用しているオプション(「デフォルトの標準ファイル」「デフォルトのZipファイル」または「デフォルトのイメージ・ファイル」)は、「親ページから継承する - [ファイル/Zipファイル/ファイル]」にリセットされます。

アイテム・タイプを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、削除するアイテム・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    アイテム・タイプが共有されている場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. アイテム・タイプの行で、「削除」リンクをクリックします。

  3. 確認のページで、「はい」をクリックします。

5.2.3 ページ・タイプの使用

ページ・タイプは、ページのコンテンツと、ページについて格納される情報を定義します。ページについて格納される情報は、ページ・タイプの属性によって決まります。

Oracle Portalには、ページ管理者がすぐにページを作成できるように、いくつかの基となるページ・タイプがデフォルトで含まれます。基となるページ・タイプは、次のとおりです。

  • 標準: アイテム、ポートレット、タブおよびサブページ・リンクが含まれており、それらの管理を実行できます。

  • URL: URLによって識別される別のWebページへの経路が示されます。ユーザーがページ・リンクをクリックすると、そのリンクの参照先のWebページが表示されます。

  • PL/SQL: ページのレンダリング時に実行されるPL/SQLコードで構成されます。

  • JavaServer Pages(JSP): Webページに単純なプログラム・インタフェースを提供するサーブレット機能の拡張です。JSPは、専用のタグと、Webまたはアプリケーション・サーバー上で実行される埋込みJavaコードを含むHTMLページです。JSPは、HTMLページに動的な機能を提供します。最初にリクエストされたときにサーブレットにコンパイルされ、サーブレット・コンテナ内で実行されます。

基となるページ・タイプの詳細な一覧は、A.3項「基となるページ・タイプ」を参照してください。

場合によっては、基となるページ・タイプでは対応できないほど多くのページ情報を格納する必要があります。このような場合は、独自のページ・タイプを作成できます。独自のページ・タイプは基となるページ・タイプの1つを基にします。このページ・タイプは、基となるページ・タイプのすべての属性を自動的に継承します。ただし、独自のページ・タイプを作成した後、それを編集して、要件に合った別の属性を追加できます。これらの属性には、Oracle Portalの他のデフォルト属性か、独自に作成した属性を指定できます。

ページ・タイプに属性を追加できるだけでなく、PL/SQLまたはHTTPプロシージャのコールも追加できます。必要な場合は、これらのプロシージャにパラメータとして属性を渡すこともできます。

5.2.3.1 ページ・タイプの作成

ページ・タイプを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータで、ページ・タイプを作成するページ・グループのリンクをクリックします。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    特定のページ・グループでページ・タイプを作成すると、そのページ・タイプはそのページ・グループ内でのみ使用できます。複数のページ・グループでページ・タイプを使用できるようにする場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループでページ・タイプを作成するか、またはそのページ・タイプがすでに存在する場合は、それを「共有オブジェクト」ページ・グループに昇格します。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. 「ページ・タイプ」リンクをクリックします。

  3. 「新規作成」の横の「ページ・タイプ」リンクをクリックします。

  4. 「表示名」フィールドに、ページ・タイプを説明する名前を入力します。表示名は、他のユーザーがページ・タイプを識別するための名前です。表示名は、Portalナビゲータと「ページの作成」の「ページ・タイプ」リストで使用されるため、短い名前にすることをお薦めします。

    空白を含む任意の種類の文字を256個まで使用できます。

  5. 「基となるページ・タイプ」リストで、作成中のページ・タイプに属性を継承する基となるページ・タイプを選択します。「標準」、「PL/SQL」または「URL」を選択できます。

  6. 「作成」をクリックします。

  7. 「閉じる」をクリックします。

5.2.3.2 ページ・タイプの編集

最初にページ・タイプを作成すると、そのページ・タイプは、属性を継承するために選択した基となるページ・タイプとまったく同じです。このページ・タイプを実際にカスタマイズするには、編集して、さらに属性を追加し、場合によってはプロシージャ・コールを追加する必要があります。


注意:

基となるページ・タイプを編集することはできません。

5.2.3.2.1 ページ・タイプの基本プロパティの編集

ページ・タイプの基本プロパティを編集するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集するページ・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    ページ・タイプが共有されている場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. ページ・タイプの行で、「編集」リンクをクリックします。

    これにより、「ページ・タイプの編集」ページの「メイン」タブが表示されます。「メイン」タブで使用できる属性は、ページ・タイプを最初に作成したときに使用できる属性とは多少異なります。特に、「メイン」タブには「名前」属性が含まれます。

  3. 「名前」フィールドで、ページ・タイプの名前を編集します。この名前は、内部的にのみ使用されます。

    「名前」フィールドのデフォルト値は、ページ・タイプの作成時に指定された「表示名」から作成されます。「名前」では、文字は30個までに制限され、空白と特殊文字はすべて破棄されます。たとえば、表示名がResearch & Developmentの場合、名前はResearchDevelopmentになります。

    「名前」では、大文字と小文字は区別されません。指定する名前は、現在のページ・グループ内および「共有オブジェクト」ページ・グループ内で一意である必要があります。名前には、最大30文字までの英数字(A〜Z、a〜z、0〜9)とアンダースコア(_)を使用できます。空白とその他の特殊文字は使用できません。

  4. 「表示名」フィールドで、ページ・タイプを説明する名前を編集します。表示名は、他のユーザーがページ・タイプを識別するための名前です。表示名は、Portalナビゲータと「ページの作成」の「ページ・タイプ」リストで使用されるため、短い名前にすることをお薦めします。

    空白を含む任意の種類の文字を256個まで使用できます。ページ・タイプの「表示名」の変更は、キャッシュ・ページにすぐに反映されません。変更した名前をすぐに表示するには、ページ・グループのキャッシュをクリアする必要があります。ページ・タイプを所有するページ・グループの「アクセス」タブに移動し、「キャッシュのクリア」リンクをクリックしてください。

    ここでの変更は、「名前」フィールドの値に影響しません。

  5. 「説明」フィールドに、他のユーザーにとって役立つ可能性のあるページ・タイプの情報(引数、機能、用途など)を入力します。この説明は、ページ・タイプの編集中にのみ表示されます。

  6. 「アイコン」フィールドに、ページ・タイプに関連付けるイメージのパスとファイル名を入力します。イメージのパスやファイル名がわからない場合、「ブラウズ」をクリックして検索します。「適用」または「OK」をクリックすると、ファイルがOracle Metadata Repositoryにアップロードされます。


    注意:

    このアイコンは、現在のところOracle Portalでは使用されていません。今後のリリースで使用される可能性があります。

  7. 「OK」をクリックします。

5.2.3.2.2 ページ・タイプへの属性の追加

ページ・タイプに属性を追加するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集するページ・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    ページ・タイプが共有されている場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. ページ・タイプの行で、「編集」リンクをクリックします。

  3. 「属性」タブをクリックします。

  4. 「使用可能な属性」リストで、ページ・タイプに追加する属性を選択します。

  5. 「移動」アイコンをクリックして、選択した属性を「選択した属性」リストに移動します。

    「選択した属性」リストの属性の順序により、ユーザーがこのタイプのページを作成または編集するときの属性の表示順序が決定されます。この順序を変更するには、リストの右にあるアイコンを使用します。

  6. 「適用」をクリックして、属性をページ・タイプに追加します。

  7. 属性を追加するときに、必要に応じてその属性の表示プロパティを変更できます。

    1. 「デフォルト値」フィールドに、デフォルトで属性に使用する値を入力します。ページ管理者がその属性の値を指定しない場合に、このデフォルト値が使用されます。このフィールドは、空白のままでもかまいません。

      複数の値を持つ属性は、値リストではサポートされません。ユーザーが属性の値リストから選択できるのは、1つの値のみです。つまり、属性値は、コンボ・ボックスやポップアップには表示されますが、チェック・ボックス、ドロップダウン・リストまたはラジオ・ボタンとしては表示されません。

    2. ページ管理者による属性値の指定を必須とする場合、「必須」チェック・ボックスを選択します。属性は、ページの作成ウィザードの最初のページ、および「ページの編集」ページの「メイン」タブに表示されます。

      このチェック・ボックスを選択しなかった場合は、ページ管理者が属性の値を指定する必要はなく、その属性は、「ページの編集」ページの「オプション」タブに表示されます。

  8. 「OK」をクリックします。

ページ・タイプから属性を削除するには、「選択した属性」リストの属性を選択して、「削除」アイコンをクリックします。

5.2.3.2.3 ページ・タイプへのプロシージャ・コールの追加

ページ・タイプまたはアイテム・タイプでのプロシージャ・コールの使用例は、例5-1「アイテム・タイプへのHTTPプロシージャ・コールの追加」または例5-2「アイテム・タイプへのPL/SQLプロシージャ・コールの追加」を参照してください。

ページ・タイプにプロシージャ・コールを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、編集するページ・タイプを検索します。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    ページ・タイプが共有されている場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. ページ・タイプの行で、「編集」リンクをクリックします。

  3. 「プロシージャ」タブをクリックします。

  4. 「タイプ」リストで、コール対象としてHTTPプロシージャまたはPL/SQLプロシージャを選択します。

  5. 「プロシージャ・コール」フィールドに、次のいずれかを入力します。

    • 次のような、アクセスに使用されるプロトコルを含む、HTTPプロシージャのURL。

      http://www.oracle.com/search/index.html
      
    • PL/SQLプロシージャの名前。このプロシージャは、データベース内にすでに存在しており、次のように、所有スキーマを接頭辞として付ける必要があります。

      SCOTT.MY_PROC
      

      PUBLICユーザーには、プロシージャに対する実行権限が付与されている必要があります。

  6. 「リンク・テキスト」フィールドに、ハイパーテキスト・リンクとして表示するテキストを入力します。ユーザーがこのリンクをクリックすると、プロシージャ・コールが実行されます。

    このリンクが表示されるのは、ページに「ページ・ファンクション」アイテムが含まれており、「ページにプロシージャの結果を表示」が選択されていない場合か、アイコンを指定していない場合のみです。ページに「ページ・ファンクション」アイテムを追加する方法の詳細は、5.2.3.2.4項「ページ・タイプのプロシージャ・コールのページへの表示」を参照してください。

  7. 「アイコン」フィールドに、このプロシージャ・コールに関連付けるイメージのパスとファイル名を入力します。アイコンを指定すると、「リンク・テキスト」のかわりに使用されますが、「リンク・テキスト」フィールドの値にはイメージの反転テキストとしての機能があるため、このフィールドには値を入力する必要があります。

    イメージのパスやファイル名がわからない場合、「ブラウズ」をクリックして検索します。

  8. 「ページにプロシージャの結果を表示」を選択すると、ユーザーがクリックするリンクのかわりにプロシージャ・コールの結果を直接ページに表示できます。この結果、プロシージャ・コールを実行するためのリンクをクリックしなくても、プロシージャ・コールの結果がただちに表示されるようになります。

  9. コールしているプロシージャにパラメータがある場合は、5.2.3.2.2項「ページ・タイプへの属性の追加」のページ・タイプに関連付けた属性を使用して、それらのパラメータに値を渡すことができます。

    1. 「属性」リストで、プロシージャのパラメータに渡す値を保持する属性を選択します。

    2. 「引渡し方法」フィールドに、パラメータ名を入力します(属性名と異なる場合)。

  10. 「適用」をクリックして、プロシージャ・コールをページ・タイプに追加します。

  11. 「OK」をクリックします。

ページ・タイプからプロシージャ・コールを削除するには、「既存のプロシージャ・コール」セクションのプロシージャ・コールの横にある「プロシージャの削除」アイコンをクリックします。

パラメータと属性のマッピングを追加するなど、既存のプロシージャ・コールを編集するには、「既存のプロシージャ・コール」セクションのプロシージャ・コールの横にある「プロシージャの編集」アイコンをクリックします。変更を保存する場合は、必ず「適用」をクリックしてください。

5.2.3.2.4 ページ・タイプのプロシージャ・コールのページへの表示

ページ・タイプにプロシージャ・コールが含まれるときに、プロシージャ・コールを実行するためのリンクがそのタイプのページに表示されるのは、ページに「ページ・ファンクション」アイテムが追加されている場合のみです。

ページ・タイプのプロシージャ・コールをページに表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「ページ・ファンクション」アイテムを追加するページに移動します。

    ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。

  2. 編集モードに切り替えます。

  3. 「ページ・ファンクション」アイテムを追加するリージョンを選択して、「アイテムの追加」アイコンをクリックします。

    「アイテムの追加」アイコンが表示されていない場合、そのリージョンはポートレット・リージョンである可能性があり、その場合、このリージョンにアイテムを追加できません。

  4. 「組込みナビゲーション・アイテム・タイプ」リストで、「ページ・ファンクション」を選択します。

    現在のページに関連付けられたページ・ファンクションがない場合、このアイテム・タイプは表示されません。ページ・ファンクションがあることがわかっていてもこのアイテム・タイプがリスト内に表示されない場合は、ページ・グループ管理者に連絡してください。ページ・グループ管理者がここに表示するアイテム・タイプを選択します。

    リスト内に「ページ・ファンクション」が表示されない場合、ページに関連付けられたページ・ファンクションが存在しないか、「ページ・ファンクション」アイテム・タイプがページ・グループに含まれていない可能性があります。このアイテム・タイプを含める方法の詳細は、5.2.2.3項「アイテム・タイプのページ・グループでの使用」を参照してください。

  5. 「次へ」をクリックします。

  6. 「ページ・ファンクション」リストで、ページに含めるページ・ファンクションを選択します。

  7. 「終了」をクリックします。

5.2.3.3 ページ・タイプのページ・グループでの使用

ページ・タイプを作成しても、ページ作成者がそのページ・タイプをすぐに使用できるようになるわけではありません。このページ・タイプをまず編集して、属性とプロシージャ・コールを追加する必要があるためです。作成したページ・タイプが満足のいくものであり、ページ作成者がそのタイプのページを作成する準備が整っている場合には、ページ・グループ内でそのページ・タイプを使用可能にする必要があります。

特定のページ・タイプをページ・グループで使用可能にするには、次の手順を実行します。

  1. 「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストで、編集するページ・グループを選択します。

    デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「ビルダー」ページの「構築」タブにあります。

  2. 「構成」タブをクリックします。

  3. 「ページのデフォルト」セクションで、「編集」リンクをクリックします。


    注意:

    ページの作成ウィザードの最初のページで「構成」リンクをクリックし、「タイプと分類の設定」ページに移動することもできます。

  4. 「非表示のページ・タイプ」リストで、使用可能にするページ・タイプを選択します。

    「非表示のページ・タイプ」および「表示されるページ・タイプ」リストには、すべての基となるページ・タイプと、このページ・グループおよび「共有オブジェクト」ページ・グループによって所有されるページ・タイプが含まれます。

  5. 「移動」アイコンをクリックして、選択したページ・タイプを「表示されるページ・タイプ」リストに移動します。

    「表示されるページ・タイプ」リストのページ・タイプの順序は、ページ作成時にページ・タイプが「ページ・タイプ」リストに表示される順序になります。

  6. 「OK」をクリックして「構成」タブに戻ります。

  7. 「閉じる」をクリックします。

ページ・グループからページ・タイプを除外することもできます。つまり、ページ作成者はそのタイプのページをページ・グループ内に作成できなくなります。たとえば、独自のページ・タイプを作成しており、そのページ・グループから基となるページ・タイプのいくつかを除外する場合などです。これを行うには、「表示されるページ・タイプ」リストでページ・タイプを選択し、「削除」アイコンをクリックします。

5.2.3.4 ページ・タイプの削除

ページ・タイプを削除する場合は、そのタイプのすべてのページと、それらのページ内にあるすべてのアイテムも削除されます。この操作は取り消すことができません。

「共有オブジェクト」ページ・グループからのページ・タイプの削除は、慎重に行ってください。「共有オブジェクト」ページ・グループのページ・タイプは、ページ・グループ全体で使用されている可能性があります。「共有オブジェクト」からページ・タイプを削除すると、そのページ・タイプを使用しているすべてのページ・グループからページ・タイプが削除されます。


注意:

基となるページ・タイプを削除することはできません。

ページ・タイプを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲータを使用して、削除するページ・タイプを見つけます。

    ナビゲータに移動するには、任意のページで「ナビゲータ」リンクをクリックします。デフォルトでは、「Portalビルダー」ページに「ナビゲータ」リンクがあります。


    ヒント:

    ページ・タイプが共有されている場合は、「共有オブジェクト」ページ・グループ内にあります。4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照してください。

  2. ページ・タイプの行で、「削除」リンクをクリックします。

  3. 確認のページで、「はい」をクリックします。