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BI Presentation Servicesの構成


BI Presentation Servicesコンポーネントは、他のBIコンポーネントと通信します。クラスタ化されたデプロイで通信を有効にするには、BI Presentation Servicesを、他のBIコンポーネントのクラスタ化されたインスタンスを指すように構成する必要があります。

BI Presentation Servicesは、Primary Cluster ControllerおよびSecondary Cluster Controllerを経由してBI Schedulerインスタンスと通信するように構成する必要があります。また、BI Presentation Servicesは、Javahostクラスタを指すように構成する必要もあります。さらに、BI Presentation Servicesは、ネットワーク共有にあるプレゼンテーション・カタログを使用するように構成する必要があります。

この構成を行うには、BI Presentation Servicesの構成ファイルであるinstanceconfig.xmlでパラメータを設定します。このファイルは、次のディレクトリにあります。

  • Windowsの場合: OracleBIData_HOME\web\Config
  • LinuxまたはUNIXの場合: OracleBIData_HOME/web/Config

この構成は、BIデプロイにあるBI Presentation Servicesのすべてのインスタンスに対して実行する必要があります。

注意:  BI Presentation Servicesは、BI ODBCクライアントのデータソースを経由してBI Serverと通信します。「BIクラスタとの通信のためのBI ODBCデータソースの変更」で説明しているように、BI ODBCデータソースは、Primary Cluster ControllerおよびSecondary Cluster Controllerと通信するように構成する必要があります。

BI Schedulerとの通信

クラスタ化されたSchedulerインスタンスとの通信は、Cluster Controllerを経由して行われます。構成ファイルでは、instanceconfig.xmlファイルのAlertsセクションで、Primary Cluster ControllerとSecondary Cluster Controllerを特定する必要があります。

<Alerts>
   <ScheduleServer
   ccsPrimary="<Primary Cluster Controller>"

ccsPrimaryPort="<CLIENT_CONTROLLER_PORT>" ccsSecondary="<Secondary Cluster Controller>" ccsSecondaryPort="<CLIENT_CONTROLLER_PORT>"/>

</Alerts>

各要素の内容は次のとおりです。

  • ccsPrimaryは、NQClusterConfig.INIファイルのPRIMARY_CONTROLLERパラメータで特定されているPrimary Cluster Controllerマシンに設定します。
  • ccsSecondaryは、NQClusterConfig.INIファイルのSECONDARY_CONTROLLERパラメータで特定されているSecondary Cluster Controllerマシンに設定します。
  • ccsPrimaryPortおよびccsSecondaryPortは、NQClusterConfig.INIファイルのCLIENT_CONTROLLER_PORTパラメータで特定されているポートに設定します。デフォルトは9706です。

BI Javahostクラスタとの通信

BI Presentation ServicesとJavahostクラスタとの通信を、instanceconfig.xmlファイルでJavahostインスタンスおよびリスニング・ポートを特定することによって有効にします。そのためには、JavaHostProxy要素およびHostサブ要素を指定します。Host要素には、BI Javahostの特定のインスタンスとポートを特定するHostサブ要素が1つ以上含まれています。これらの要素が設定されていない場合、BI Presentation Servicesは、ローカル・マシンのデフォルトのリスニング・ポートで単一のJavahostに接続します。

<ServerInstance>

.
.
   <JavaHostProxy>

<Hosts>
   <Host address="<Javahost Machine1>" port="9810" />
   <Host address="<Javahost Machine2>" port="9810" />
</Hosts>

   </JavaHostProxy>
.
.
</ServerInstance>

デフォルトのJavahostポートは9810で、Javahostがインストールされているマシンにあるconfig.xmlファイルのPort要素から取得できます。config.xmlファイルは、次のディレクトリにあります。

  • Windowsの場合: OracleBI_HOME\web\javahost\config
  • LinuxまたはUNIXの場合: OracleBI_HOME/web/javahost/config

2つ以上のHost要素が一意に特定されている場合、Javahostクラスタへのリクエストのロード・バランシングが自動的に有効になります。

JavaHostProxyノードには、サブ要素Pingを含む、オプションの要素LoadBalancerがあります。

次の表に、LoadBalancer/Ping要素およびHosts/Host要素の属性を示します。

要素
属性
属性の説明

LoadBalancer/Ping

keepAliveMaxFailures

ホストの故障が宣言されるまでに必要なping失敗の回数を指定します。デフォルトは5です。

keepAliveFrequencySecs

pingの間隔を秒数で指定します。デフォルトは20です。

Hosts/Host

Address

Javahostインスタンスを特定します。

Post

ポート番号を特定します。デフォルトは9810です。

共有プレゼンテーション・カタログの特定

ストレージ・デバイス上の共有プレゼンテーション・カタログを使用している場合、BI Presentation Servicesがプレゼンテーション・カタログの共有場所を指すようにする必要があります。

共有プレゼンテーション・カタログを特定するには

  • <CatalogPath>要素を変更して、共有プレゼンテーション・カタログを指すようにします。

    次に例を示します。

    <CatalogPath>\\FS-HOST\OracleBIData\web\catalog\customCatalog</CatalogPath>

    customCatalogは、共有プレゼンテーション・カタログの名前です。

    複数のBI Presentation Servicesインスタンスがデプロイされたら、instanceconfig.xmlファイルで、次の要素およびその値を指定する必要があります。

    <Catalog>
       AccountIndexRefreshSecs>120</AccountIndexRefreshSecs>
       <AccountCacheTimeoutSecs>180</AccountCacheTimeoutSecs>
       <CacheTimeoutSecs>120</CacheTimeoutSecs>
       <CacheCleanupSecs>600</CacheCleanupSecs>
       <PrivilegeCacheTimeoutSecs>180</PrivilegeCacheTimeoutSecs>
    </Catalog>

    注意:  これらの設定では、複数のBI Presentation Servicesインスタンスを含む環境でディスクからBI Presentation Servicesのキャッシュを更新するタイミングを管理します。

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