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Oracle Application Server パフォーマンス・ガイド
10gリリース3(10.1.3.1.0)

B31836-02
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C パフォーマンス・メトリック

この付録には、Oracle Application Serverのパフォーマンスを分析するときに役立つ組込みメトリックの一覧が記載されています。これらのメトリックは、Oracle HTTP ServerやOracle Containers for J2EE(OC4J)などのいくつかの領域に明確に分類されています。この章の各表には、対応するダイナミック・モニタリング・サービス(DMS)メトリック表に含まれるメトリックが一覧表示されています。

この付録の内容は次のとおりです。

C.1 Oracle HTTP Serverメトリック

表C-1から表C-5までの各表は、Oracle HTTP Serverメトリックを説明したものです。

表C-1は、HTTPサーバーのメトリックを説明したものです。メトリック表の名前はohs_serverです。

表C-1    HTTP Serverメトリック(ohs_server) 
メトリック  説明  単位 

busyChildren.value 

ビジーな子プロセスの数 

プロセス 

childFinish.count 

終了した子プロセスの数 

プロセス 

childStart.count 

開始した子プロセスの数 

プロセス 

connection.active 

現在開いている接続の数 

スレッド 

connection.avg 

HTTP接続のサービスに費やされた平均時間 

usecs 

connection.completed 

HTTP接続が確立された回数 

ops 

connection.maxTime 

任意のHTTP接続のサービスに費やされた最大時間 

usecs 

connection.minTime 

任意のHTTP接続のサービスに費やされた最小時間 

usecs 

connection.time 

HTTP接続のサービスに費やされた合計時間 

usecs 

error.count 

HTTPエラーの数 

件数 

get.count 

GETリクエストの数 

件数 

handle.active 

現在ハンドル処理フェーズにある子サーバー 

スレッド 

handle.avg 

モジュール・ハンドラで費やされた平均時間 

usecs 

handle.completed 

ハンドル処理フェーズが完了した回数 

ops 

handle.maxTime 

モジュール・ハンドラで費やされた最大時間 

usecs 

handle.minTime 

モジュール・ハンドラで費やされた最小時間 

usecs 

handle.time 

モジュール・ハンドラで費やされた合計時間 

usecs 

internalRedirect.count 

モジュールが新しい内部URIにリクエストをリダイレクトした回数 

ops 

lastConfigChange.value 

構成が最後に変更された日時 

時間 

numChildren.value 

リクエスト処理のプロセスの合計数 

プロセス 

numMods.value 

ロードされたモジュールの数 

ops 

post.count 

POSTリクエストの数 

ops 

readyChildren.value 

リクエストの処理準備ができたプロセスの数 

プロセス 

request.active 

現在リクエスト処理フェーズにある子サーバー 

スレッド 

request.avg 

HTTPリクエストのサービスに必要な平均時間 

usecs 

request.completed 

完了したHTTPリクエストの数 

ops 

request.maxTime 

HTTPリクエストのサービスに必要な最大時間 

usecs 

request.minTime 

HTTPリクエストのサービスに必要な最小時間 

usecs 

request.time 

HTTPリクエストのサービスに必要な合計時間 

usecs 

responseSize.value 

レスポンスのサイズ 

バイト 

C.1.1 Oracle HTTP Server子サーバー・メトリック

表C-2は、子サーバーのメトリックを説明したものです。

メトリック表の名前はohs_childです。

表C-2    Oracle HTTP Server子サーバー・メトリック(ohs_child) 
メトリック  説明  単位 

pid.value 

子のプロセス識別子 

 

slot.value 

子のスロット識別子 

 

status.value 

子の現行のステータス 

 

time.value 

この子が最新リクエストの処理に要した時間 

 

url.value 

最新リクエストのURL 

 

C.1.2 Oracle HTTP Serverレスポンス・メトリック

Oracle HTTP Serverレスポンス・メトリックは、ohs_responsesというタイプのメトリック表に含まれます。このメトリック表には、各HTTPレスポンス・タイプについて、件数、つまりレスポンスが生成された回数を示すメトリックが1つ含まれます。

例: Success_OK_200.count: 28 ops

C.1.3 Oracle HTTP Server仮想ホスト・メトリック

表C-3は、Oracle HTTP Server仮想ホスト・メトリックを示します。

メトリック表のタイプはohs_vhostSetです。

メトリック表のタイプohs_virtualHostには、仮想ホストの名前と位置、およびリクエストやレスポンスのメトリックに関する情報が含まれます。

表C-3    Oracle HTTP Server仮想ホスト・メトリック(ohs_virtualHost) 
メトリック  説明  単位 

request.active 

このホストによって現在処理されているリクエストの数 

スレッド 

request.avg 

この仮想ホストに対するリクエストの処理に要した平均時間 

usecs 

request.completed 

この仮想ホストによって処理されたリクエスト数 

ops 

request.maxTime 

この仮想ホストに対する1つの任意のリクエストの処理に要した最大時間 

usecs 

request.minTime 

この仮想ホストに対する1つの任意のリクエストの処理に要した最小時間 

usecs 

request.time 

この仮想ホストに対するリクエストの処理に要した合計時間 

usecs 

responseSize.value 

レスポンスのサイズ 

バイト 

vhostType.value 

仮想ホストのタイプ 

 

C.1.4 集計モジュール・メトリック

表C-4は、Oracle HTTP Serverのモジュール・メトリックを示しています。

メトリック表のタイプはohs_moduleです。

表C-4    Oracle HTTP Serverモジュール・メトリック 
メトリック  説明  単位 

numMods.value 

ロードされたモジュールの数 

 

C.1.5 HTTPサーバー・モジュール・メトリック

サーバーにロードされた各モジュールに対して1セットのメトリックがあります。

メトリック表の名前はohs_moduleです。

表C-5    Oracle HTTP Server Modules/mod_*.cメトリック(ohs_module) 
メトリック  説明  単位 

decline.count 

拒否されたリクエストの数 

ops 

handle.active 

このモジュールによって現在処理されているリクエストの数 

リクエスト 

handle.avg 

このモジュールに必要な平均時間 

usecs 

handle.completed 

このモジュールによって処理されるリクエストの数 

ops 

handle.maxTime 

このモジュールに必要な最大時間 

usecs 

handle.minTime 

このモジュールに必要な最小時間 

usecs 

handle.time 

このモジュールに必要な合計時間 

usecs 

C.1.6 Oracle HTTP Server mod_oc4jメトリック

表C-6は、mod_oc4j障害原因メトリックを示しています。この表は、クライアントにINTERNAL_SERVER_ERRORを返すエラーのカテゴリを示します。

メトリック表の名前はmod_oc4j_request_failure_causesです。

表C-6    HTTP Server mod_oc4jリクエスト障害原因メトリック 
メトリック  説明  単位 

IncorrectReqInit.count 

内部エラーが発生した合計回数。mod_oc4jが接続エンドポイントを見つけられない、構成のエラーなど、様々な理由が考えられます。 

ops 

Oc4jUnavailable.count 

リクエストのサービスを行うoc4j JVMが見つからなかった合計回数 

ops 

UnableToHandleReq.count 

mod_oc4jがリクエストの処理を拒否した合計回数 

ops 

表C-7は、mod_oc4jマウント・ポイント・メトリックを示しています。mod_oc4j.confで指定されているマウント・ポイントごとに、マウント・ポイント・メトリック表が1つあります。この表には、指定された各マウント・ポイントのメトリックのセットが含まれます。各セットは、mntPtidでグループ化されています。idは、モジュールの初期化時に自動的に生成される整数です。

メトリック表の名前はmod_oc4j_mount_pt_metricsです。

表C-7    HTTP Server mod_oc4jマウント・ポイント・メトリック 
メトリック  説明  単位 

Destination.value 

宛先の名前。たとえば、次のようなディレクティブがあります。

Oc4jMount /j2ee/* home

この場合は、homeDestination.valueになります。 

文字列 

ErrReq.count 

mod_oc4jがOC4Jへのルーティングに失敗したリクエスト(セッションおよび非セッション)の合計数 

ops 

ErrReqNonSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに失敗した非セッション・リクエストの合計数 

ops 

ErrReqSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに失敗したセッション・リクエストの合計数 

ops 

Failover.count 

フェイルオーバーが発生した(JVMへのアクセス中にエラーが発生して別のJVMに切り替わった)リクエストの合計数 

ops 

Name.value 

mod_oc4j.confでOc4jMountディレクティブのパスとして指定された値のエコー。DMSは、「/」や「*」などの特定の文字を「_」に変換します。指定された実際のパス名を保持するため、mntPtidと実際のパス名との間のマッピングを含む内部表が、mod_oc4jの初期化時に作成されます。たとえばOc4jMount /j2ee/* homeというディレクティブがある場合、/j2ee/*Name.valueになります。 

文字列 

NonSessFailover.count 

非セッション・リクエストに対するフェイルオーバーの合計数。フェイルオーバーが発生した(JVMへのアクセス中にエラーが発生して別のJVMに切り替わった)リクエストの数 

ops 

SessFailover.count 

セッション・リクエストに対するフェイルオーバーの合計数。フェイルオーバーが発生した(JVMへのアクセス中にエラーが発生して別のJVMに切り替わった)リクエストの数 

ops 

SucReq.count 

mod_oc4jがOC4Jインスタンスへのルーティングに成功したリクエスト(セッションおよび非セッション)の合計数 

ops 

SucReqNonSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに成功した非セッション・リクエストの合計数 

ops 

SucReqSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに成功したセッション・リクエストの合計数 

ops 

表C-8は、mod_oc4j宛先メトリックを示しています。この表には、特定の宛先のメトリックのセットが含まれます。それぞれの宛先には、複数のマウント・ポイントを含めることができます。mod_oc4j.confで指定されているマウント・ポイントごとに、mntPtsサブツリーが1つあります。

メトリック表の名前はmod_oc4j_destination_metricsです。

表C-8    HTTP Server mod_oc4j宛先メトリック 
メトリック  説明  単位 

ErrReq.count 

mod_oc4jがOC4Jへのルーティングに失敗したリクエスト(セッションおよび非セッション)の合計数 

ops 

ErrReqNonSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに失敗した非セッション・リクエストの合計数 

ops 

ErrReqSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに失敗したセッション・リクエストの合計数 

ops 

Failover.count 

フェイルオーバーが発生した(JVMへのアクセス中にエラーが発生して別のJVMに切り替わった)リクエストの合計数 

ops 

JVMCnt.value 

この宛先に属するルーティング可能なOC4J JVMの合計数 

JVMの数 

Name.value 

mod_oc4j.confでOc4jMountディレクティブの宛先として指定された値のエコー。mod_oc4j.confでは、1つの宛先が複数回指定されている可能性があります。

例: Oc4jMount /j2ee/* home,oc4jinstance2

この場合は、home,oc4jinstance2がName.valueになります。 

文字列 

NonSessFailover.count 

非セッション・リクエストに対するフェイルオーバーの合計数 

ops 

SessFailover.count 

フェイルオーバーの合計数 

ops 

SucReq.count 

mod_oc4jがOC4Jへのルーティングに成功したリクエスト(セッションおよび非セッション)の合計数 

ops 

SucReqNonSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに成功した非セッション・リクエストの合計数 

ops 

SucReqSess.count 

mod_oc4jがOC4Jプロセスへのルーティングに成功したセッション・リクエストの合計数 

ops 

C.1.7 Oracle HTTP Server SSLメトリック

表C-9は、OSSLメトリックを示しています。

メトリック表のタイプはohs_osslです。

表C-9    OHS_OSSLメトリック 
メトリック  説明  単位 

checkcrl.time 

SSL checkcrlの起動 

時間 

closessl.time 

SSL接続のクローズ 

時間 

connectssl.time 

SSL接続の確立 

時間 

dataReceive.value 

OSSLデータの受信 

KB 

dataSent.value 

OSSLデータの送信 

KB 

entercache.time 

SSL entercacheの起動 

時間 

getcache.time 

SSL getcacheの起動 

時間 

handshake.time 

SSLハンドシェイクの起動 

時間 

receive.time 

暗号化されたメッセージの受信 

時間 

receiveErrors.count 

受信におけるエラー発生 

ops 

send.time 

暗号化されたメッセージの送信 

時間 

sendErrors.count 

送信におけるエラー発生 

ops 

setfixup.time 

SSL setfixupの起動 

時間 

C.2 JVMメトリック

表C-10は、JVMメトリックを示しています。サイトで実行中の各Javaプロセス(OC4J)に対して1セットのメトリックがあります。

メトリック表のタイプはJVMです。

表C-10    JVMメトリック(JVM) 
メトリック  説明  単位 

activeThreadGroups.value 

JVM内のアクティブなスレッド・グループの数 

整数 

activeThreadGroups.minValue 

JVM内のアクティブなスレッド・グループの最小数 

整数 

activeThreadGroups.maxValue 

JVM内のアクティブなスレッド・グループの最大数 

整数 

activeThreads.value 

JVM内のアクティブなスレッドの数 

スレッド 

activeThreads.minValue 

JVM内のアクティブなスレッドの最小数 

スレッド 

activeThreads.maxValue 

JVM内のアクティブなスレッドの最大数 

スレッド 

upTime.value 

JVMの稼動時間 

msecs 

freeMemory.value 

JVM内のヒープの空き領域の量 

KB 

freeMemory.minValue 

JVM内のヒープの空き領域の最小量 

KB 

freeMemory.maxValue 

JVM内のヒープの空き領域の最大量 

KB 

totalMemory.value 

JVM内のヒープ領域の合計量 

KB 

totalMemory.minValue 

JVM内のヒープの合計領域の最小量 

KB 

totalMemory.maxValue 

JVM内のヒープの合計領域の最大量 

KB 

C.2.1 JVMプロパティ・メトリック

Oracle Application Serverは、各Javaプロパティの値を追跡するメトリックを作成します。Javaプロパティは、任意のJavaプロセスに対してSystem.getProperties()をコールすることで得られます。各Javaプロパティのメトリックは、/JVM/Properties Nounの下に作成されます。

たとえば、各プロセスには、/JVM/Properties/java_version.valueという名前のjava.versionシステム・プロパティ値を含むメトリックが必要です。システムではプロパティ名コンポーネントのピリオド「.」が「_」に変換されます。

プロセスが生きている間、JVMシステム・プロパティからプロパティが削除されると、それに対応するメトリックも削除されます。値が変更されると、次回のアクセス時にメトリック値に変更が反映されます。システム・プロパティに新しくプロパティが追加されると、新規メトリックが作成されます。


注意

JVMプロパティ・メトリックは、AggreSpyのSpies textリンクを使用するか、メトリックを表示するためのdmstoolコマンドを使用しないと表示できません。 


表C-11    JVM/プロパティ - JVMシステム・プロパティ・メトリック 
メトリック  説明  単位 

各システム・プロパティに対し、1つのメトリックが作成されます。各プロパティ名に「.」の文字がある場合、「_」に置き換えられます。  

Javaシステム・プロパティの値が含まれます。 

文字列 

C.3 JDBCメトリック

次の各表は、Oracle Application ServerのJDBCメトリックを一覧にしたものです。

C.3.1 JDBCドライバ・メトリック

表C-12は、JDBCドライバ・メトリックを示しています。JDBCドライバ・メトリックは、各JVMに1セットあります。

メトリック表のタイプはJDBC_Driverです。

表C-12    /JDBC/Driver - JDBC_Driverメトリック 
メトリック  説明  単位 

ConnectionCloseCount.count 

閉じられている接続の合計数 

ops 

ConnectionCreate.active 

接続を作成するスレッドの現在の数 

ops 

ConnectionCreate.avg 

接続の作成に費やされた平均時間 

msecs 

ConnectionCreate.completed 

このPhaseEventが開始して終了した回数 

ops 

ConnectionCreate.maxTime 

接続の作成に費やされた最大時間 

msecs 

ConnectionCreate.minTime 

接続の作成に費やされた最小時間 

msecs 

ConnectionCreate.time 

接続の作成に費やされた時間 

msecs 

ConnectionOpenCount.count 

開いている接続の合計数 

ops 

C.3.2 JDBCデータソース・メトリック

表C-13は、JDBCデータソース・メトリックを示しています。データソース・メトリックは、各データソースに1セットあります。

メトリック表のタイプはJDBC_DataSourceです。

表C-13    /JDBC/data-source-name - JDBC_Data Sourceメトリック 
メトリック  説明  単位 

ConnectionCloseCount.count 

閉じられている接続の合計数 

ops 

ConnectionCreate.active 

接続を作成するスレッドの現在の数 

ops 

ConnectionCreate.avg 

接続の作成に費やされた平均時間 

msecs 

ConnectionCreate.completed 

このPhaseEventが開始して終了した回数 

ops 

ConnectionCreate.maxTime 

接続の作成に費やされた最大時間 

msecs 

ConnectionCreate.minTime 

接続の作成に費やされた最小時間 

msecs 

ConnectionCreate.time 

接続の作成に費やされた時間 

msecs 

ConnectionOpenCount.count 

開いている接続の合計数 

ops 

C.3.3 JDBCドライバ固有の接続メトリック

表C-14は、JDBCドライバ接続メトリックを示しています。JDBC接続メトリックは、各接続に1セットあります。

メトリック表のタイプはJDBC_Connectionです。

表C-14    /JDBC/Driver/CONNECTION - JDBCドライバ接続メトリック 
メトリック  説明  単位 

CreateNewStatement.avg 

新規文の作成に費やされた平均時間 

msecs 

CreateNewStatement.completed 

文に対するリクエストがキャッシュから満たされなかった回数 

ops 

CreateNewStatement.maxTime 

新規文の作成に費やされた最大時間 

msecs 

CreateNewStatement.minTime 

新規文の作成に費やされた最小時間 

msecs 

CreateNewStatement.time 

新規文の作成に費やされた時間(文の解析に要した時間は含まれません。文の解析時間を含むメトリックは、表C-17Execute.Timeを参照) 

msecs 

CreateStatement.avg 

文キャッシュから文を得るために費やされた平均時間 

msecs 

CreateStatement.completed 

文に対するリクエストがキャッシュから満たされた回数 

ops 

CreateStatement.maxTime 

文キャッシュから文を得るために費やされた最大時間 

msecs 

CreateStatement.minTime 

文キャッシュから文を得るために費やされた最小時間 

msecs 

CreateStatement.time 

文キャッシュから文を得るために費やされた時間 

msecs 

JDBC_Connection_URL 

この接続に指定されたURL 

 

JDBC_Connection_Username 

この接続に使用されるユーザー名 

 

LogicalConnection.value 

物理接続の場合は、その論理接続を意味します(存在する場合)。 

 

StatementCacheHit.count 

キャッシュにある文 

ops 

StatementCacheMiss.count 

キャッシュにない文 

ops 

C.3.4 JDBCデータソースに固有の接続メトリック

表C-15は、JDBCデータソース・メトリックを示しています。JDBCデータソースに固有の接続メトリックは、各接続の各データソースに1セットあります。

メトリック表のタイプはJDBC_Connectionです。

表C-15    /JDBC/data-source-name/CONNECTION - JDBCデータソース接続メトリック 
メトリック  説明  単位 

CreateNewStatement.avg 

新規文の作成に費やされた平均時間  

msecs 

CreateNewStatement.completed 

文に対するリクエストがキャッシュから満たされなかった回数 

ops 

CreateNewStatement.maxTime 

新規文の作成に費やされた最大時間 

msecs 

CreateNewStatement.minTime 

新規文の作成に費やされた最小時間 

msecs 

CreateNewStatement.time 

新規文の作成に費やされた時間(文の解析に要した時間は含まれません。文の解析時間を含むメトリックは、表C-18Execute.Timeを参照) 

msecs 

CreateStatement.avg 

文キャッシュから文を得るために費やされた平均時間 

msecs 

CreateStatement.completed 

文に対するリクエストがキャッシュから満たされた回数 

ops 

CreateStatement.maxTime 

文キャッシュから文を得るために費やされた最大時間 

msecs 

CreateStatement.minTime 

文キャッシュから文を得るために費やされた最小時間 

msecs 

CreateStatement.time 

文キャッシュから文を得るために費やされた時間 

msecs 

JDBC_Connection_Url 

この接続に指定されたURL 

 

JDBC_Connection_Username 

この接続に使用されるユーザー名 

 

LogicalConnection.value 

物理接続の場合は、その論理接続を意味します(存在する場合)。 

 

StatementCacheHit.count 

キャッシュにある文 

 

StatementCacheMiss.count 

キャッシュにない文 

 

C.3.5 JDBC接続ソース・メトリック

表C-16は、JDBC接続ソース・メトリックを示しています。

メトリック表のタイプはJDBC_ConnectionSourceです。

表C-16    JDBC接続ソース・メトリック 
メトリック  説明  単位 

CacheFreeSize.count 

接続キャッシュ内の空きスロットの数 

ops 

CacheFreeSize.maxValue 

接続キャッシュ内の空きスロットの最大数 

connections 

CacheFreeSize.minValue 

接続キャッシュ内の空きスロットの最小数 

connections 

CacheFreeSize.value 

接続キャッシュ内の空きスロットの数 

connections 

CacheGetConnection.active 

 

スレッド 

CacheGetConnection.avg 

キャッシュから接続を得るために費やされた平均時間 

msecs 

CacheGetConnection.completed 

このPhaseEventが開始して終了した回数 

ops 

CacheGetConnection.maxTime 

キャッシュから接続を得るために費やされた最大時間 

msecs 

CacheGetConnection.minTime 

キャッシュから接続を得るために費やされた最小時間 

msecs 

CacheGetConnection.time 

キャッシュから接続を得るとき、あるいは得なかったときに費やされた時間 

msecs 

CacheHit.count 

接続に対するリクエストがキャッシュから満たされた回数 

ops 

CacheMiss.count 

接続に対するリクエストがキャッシュから満たされなかった回数 

ops 

CacheSize.value 

キャッシュ内の物理接続の数 

ops 

C.3.6 JDBCドライバ文メトリック

表C-17は、JDBC文メトリックを示しています。JDBC文メトリックは、各文の各接続に1セットあります。

メトリック表のタイプはJDBC_Statementです。


注意

JDBC文メトリックは、JDBC文キャッシュが有効になっており、プロパティoracle.jdbc.DMSStatementCachingMetricsの値がtrueに設定されているJDBC接続に対してのみ使用できます。JDBC文キャッシュが無効になっている場合は、プロパティoracle.jdbc.DMSStatementMetricstrueに設定することによってJDBC文メトリックを使用可能にします。これらのプロパティを両方ともデフォルトでfalseに設定しておくと、パフォーマンスを向上させ、負荷のかかるメトリックの収集を回避することができます。 


表C-17    /JDBC/Driver/CONNECTION/STATEMENT JDBC文メトリック 
メトリック  説明  単位 

Execute.time 

この文によって最初のフェッチを含むSQLの実行に費やされた時間と、この文の解析に要した時間 

msecs 

Fetch.time 

この文によって他のフェッチに費やされた時間 

msecs 

SQLText.value 

実行中のSQL 

 

C.3.7 JDBCデータソース文メトリック

表C-18は、JDBC文メトリックを示しています。文メトリックは、各文の各接続の各データソースに1セットあります。

メトリック表のタイプはJDBC_Statementです。


注意

JDBC文メトリックは、JDBC文キャッシュが有効になっており、プロパティoracle.jdbc.DMSStatementCachingMetricsの値がtrueに設定されているJDBC接続に対してのみ使用できます。JDBC文キャッシュが無効になっている場合は、プロパティoracle.jdbc.DMSStatementMetricstrueに設定することによってJDBC文メトリックを使用可能にします。これらのプロパティをデフォルトでfalseに設定しておくと、パフォーマンスを向上させ、負荷のかかるメトリックの収集を回避することができます。 


表C-18    /JDBC/data-source-name/CONNECTION/STATEMENT JDBC文メトリック 
メトリック  説明  単位 

Execute.time 

この文によって最初のフェッチを含むSQLの実行に費やされた時間と、この文の解析に要した時間 

msecs 

Fetch.time 

この文によって他のフェッチに費やされた時間 

msecs 

SQLText.value 

実行中のSQL 

 

C.3.8 JDBC接続プールの統計メトリック

表C-19は、JDBC接続プールの統計メトリックを示しています。

メトリック表のタイプはjdbc_connection_pool_statsです。

表C-19    JDBC接続プールの統計メトリック 
メトリック  説明  単位 

CloseConnectionCount.value 

閉じられた接続の数 

connections 

CreateConnectionCount.value 

作成された接続の数 

connections 

FreePoolSize.maxValue 

プール内で使用可能な接続の数 

connections 

FreePoolSize.minValue 

プール内で使用可能な接続の数の上限 

connections 

FreePoolSize.value 

プール内で使用可能な接続の数の上限 

connections 

FreePoolSizeUpperBound.value 

プール内で使用可能な接続の数の上限 

connections 

PoolSize.maxValue 

プール内の接続(使用されているものと使用可能なもの)の合計数 

connections 

PoolSize.minValue 

プール内の接続(使用されているものと使用可能なもの)の合計数 

connections 

PoolSize.value 

プール内の接続(使用されているものと使用可能なもの)の合計数 

connections 

PoolSizeLowerBound.value 

プール内の接続の合計数の下限 

connections 

PoolSizeUpperBound.value 

プール内の接続の合計数の上限 

connections 

UseTime.time 

接続の使用に費やされた時間 

時間 

WaitTime.time 

接続が使用可能になるまで待機に費やされた時間 

時間 

WaitingThreadCount.maxValue 

接続待ち状態のスレッドの数 

件数 

WaitingThreadCount.minValue 

接続待ち状態のスレッドの数 

件数 

WaitingThreadCount.value 

接続待ち状態のスレッドの数 

件数 

C.4 mod_plsqlメトリック

この項では、Oracle Application Server mod_plsqlメトリックについて説明します。

図C-1「mod_plsqlメトリック・ツリー」は、mod_plsqlメトリックの構造を示したものです。この項の各表では、関連するメトリックを説明しています。

図C-1    mod_plsqlメトリック・ツリー


画像の説明

/modplsql/HTTPResponseCodesメトリックでは、mod_plsqlによって戻されるレスポンス・コードの一覧が表示されます。

メトリック表の名前はmodplsql_HTTPResponseCodesです。このメトリック表には、各HTTPレスポンス・タイプについて、件数、つまりレスポンスが生成された回数を示すメトリックが1つ含まれます。

 [type=modplsql_HTTPResponseCodes]

たとえば、http404.countメトリックには、レスポンス・コード「HTTP 404: Not found」の件数が保持されます。

表C-20は、mod_plsqlセッション・キャッシュの一連のメトリックを一覧にしたものです。

メトリック表の名前はmodplsql_Cacheです。

表C-20    mod_plsql/SessionCacheメトリック 
メトリック  説明  単位 

cacheStatus.value 

キャッシュのステータス。enabledまたはdisabledのどちらかになります。 

ステータス 

newMisses.count 

セッション・キャッシュのミス(新規)の数 

ops 

staleMisses.count 

セッション・キャッシュのミス(失効)の数 

ops 

hits.count 

セッション・キャッシュのヒット数 

ops 

requests.count 

セッション・キャッシュに対するリクエストの数 

ops 

表C-21は、mod_plsqlコンテンツ・キャッシュの一連のメトリックを一覧にしたものです。

メトリック表の名前はmodplsql_ContentCacheです。

表C-21    mod_plsql/ContentCacheメトリック 
メトリック  説明  単位 

cacheStatus.value 

キャッシュのステータス。enabledまたはdisabledのどちらかになります。 

 

newMisses.count 

コンテンツ・キャッシュのミス(新規)の数 

ops 

staleMisses.count 

コンテンツ・キャッシュのミス(失効)の数 

ops 

hits.count 

コンテンツ・キャッシュのヒット数 

ops 

requests.count 

コンテンツ・キャッシュに対するリクエストの数 

ops 

SQLErrorGroupsメトリックでは、SQLエラーの定義済のグループ化が表示されます。各グループに対し、表C-22のメトリックが記録されます。

メトリック表の名前はmodplsql_SQLErrorGroupです。

/modplsql/SQLErrorGroups/group [type=modplsql_SQLErrorGroup]

グループは、『Oracle Databaseエラー・メッセージ』におけるグループ化に基づきます。たとえばメトリック名Ora24280Ora29249は、Ora-24280〜Ora-29249のグループ化を表します。リクエストを実行した結果として発生する各SQLエラーは、それぞれのエラー・コードに基づいて適切なグループに入ります。同じエラーが頻繁に発生する場合は、『Oracle Databaseエラー・メッセージ』を使用してエラー・メッセージの詳細を確認し、問題の原因を調査する必要があります。

表C-22    mod_plsql/SQLErrorGroupsメトリック 
メトリック  説明  単位 

lastErrorDate.value 

SQLエラーの原因となった最後のリクエストの日付 

日付 

lastErrorRequest.value 

SQLエラーの原因となった最後のリクエスト 

URL 

lastErrorText.value 

最後のエラーのSQLエラー・テキスト 

エラー 

error.count 

グループ内で発生したエラーの数 

ops 

LastNSQLErrors統計では、リクエストの実行中に発生した過去10件のSQLエラーが表示されます。エラーはラウンドロビン法で更新されます。各エラーに対して、表C-23に示されたメトリックが記録されます。

メトリック表の名前はmodplsql_LastNSQLErrorです。

/modplsql/LastNSQLErrors/<SQL Error Slot> [type=modplsql_LastNSQLError]

同じエラーが頻繁に発生する場合は、問題の原因を調査する必要があります。errorText.valueメトリックによって示されたエラーの詳細は、『Oracle Databaseエラー・メッセージ』を参照してください。

表C-23    mod_plsql/LastNSQLErrorsメトリック 
メトリック  説明  単位 

errorDate.value 

リクエストによってSQLエラーが発生した日付 

日付 

errorRequest.value 

SQLエラーの原因となったリクエスト 

URL 

errorText.value 

SQLエラーのテキスト 

エラー 

表C-24は、非SSO接続プールの一連のメトリックを一覧にしたものです。

メトリック表の名前はmodplsql_DatabaseConnectionPoolです。

/modplsql/NonSSOConnectionPool [type=modplsql_DatabaseConnectionPool]

表C-24    mod_plsql/NonSSOConnectionPoolメトリック 
メトリック  説明  単位 

connFetch.maxTime 

プールから接続をフェッチするためにかかる最大時間 

usecs 

connFetch.minTime 

プールから接続をフェッチするためにかかる最小時間 

usecs 

connFetch.avg 

プールから接続をフェッチするためにかかる平均時間 

usecs 

connFetch.active 

現在プール・フェッチ・フェーズにある子サーバー 

スレッド 

connFetch.time 

プールから接続をフェッチするために費やされた合計時間 

usecs 

connFetch.completed 

プールから接続がリクエストされた回数 

ops 

newMisses.count 

接続プールのミス(新規)の数 

ops 

staleMisses.count 

接続プールのミス(失効)の数 

ops 

hits.count 

接続プールのヒット数 

ops 

表C-25は、リクエスト所有者接続プールの一連のメトリックを一覧にしたものです。

メトリック表の名前はmodplsql_DatabaseConnectionPoolです。

/modplsql/RequestOwnerConnectionPool [type=modplsql_DatabaseConnectionPool]

表C-25    mod_plsql/RequestOwnerConnectionPoolメトリック 
メトリック  説明  単位 

connFetch.maxTime 

プールから接続をフェッチするためにかかる最大時間 

usecs 

connFetch.minTime 

プールから接続をフェッチするためにかかる最小時間 

usecs 

connFetch.avg 

プールから接続をフェッチするためにかかる平均時間 

usecs 

connFetch.active 

現在プール・フェッチ・フェーズにある子サーバー 

スレッド 

connFetch.time 

プールから接続をフェッチするために費やされた合計時間 

usecs 

connFetch.completed 

プールから接続がリクエストされた回数 

ops 

newMisses.count 

接続プールのミス(新規)の数 

ops 

staleMisses.count 

接続プールのミス(失効)の数 

ops 

hits.count 

接続プールのヒット数 

ops 

表C-26は、スーパー・ユーザー接続プールの一連のメトリックを一覧にしたものです。

メトリック表の名前はmodplsql_DatabaseConnectionPoolです。

/modplsql/SuperUserConnectionPool [type=modplsql_DatabaseConnectionPool]

表C-26    mod_plsql/SuperUserConnectionPoolメトリック 
メトリック  説明  単位 

connFetch.maxTime 

プールから接続をフェッチするためにかかる最大時間 

usecs 

connFetch.minTime 

プールから接続をフェッチするためにかかる最小時間 

usecs 

connFetch.avg 

プールから接続をフェッチするためにかかる平均時間 

usecs 

connFetch.active 

現在プール・フェッチ・フェーズにあるスレッド 

スレッド 

connFetch.time 

プールから接続をフェッチするために費やされた合計時間 

usecs 

connFetch.completed 

プールから接続がリクエストされた回数 

ops 

newMisses.count 

接続プールのミス(新規)の数 

ops 

staleMisses.count 

接続プールのミス(失効)の数 

ops 

hits.count 

接続プールのヒット数 

ops 

C.5 Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)メトリック

この項では、Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)メトリックについて説明します。

この項には、次の項目が含まれています。

C.5.1 OPMN_PMメトリック表

opmn_pmメトリック表は、OPMN DMSメトリックのプロセス・マネージャ・サブツリーのルートになります。このメトリック表のメトリックには、OPMNリクエストに関する統計が含まれます。OPMNリクエストは、クライアントからOPMNに対して発行されるコマンドです。たとえば、DCMは1つ以上のOPMN管理対象プロセスで操作を実行します。

リクエストの処理結果は、次のいずれかになります。

表C-27は、メトリック表のタイプopmn_pmを示しています。

表C-27    OPMN_PMメトリック 
メトリック  説明  単位 

jobWorkerQueue.value 

OPMNワーカー・キューにあるジョブの数 

ops 

lReq.count 

OPMNが処理したローカルHTTPリクエストの数 

ops 

procDeath.count 

プロセス・マネージャによって起動され、その後終了したプロセスの数 

ops 

procDeathReplace.count 

プロセス・マネージャによって終了が検出され、その後再起動されたプロセスの数 

ops 

reqFail.count 

失敗したHTTPリクエストの数 

ops 

reqPartialSucc.count 

部分的に成功したHTTPリクエストの数 

ops 

reqSucc.count 

成功したHTTPリクエストの数 

ops 

rReq.count 

OPMNが処理したリモートHTTPリクエストの数 

ops 

workerThread.value 

ワーカー・スレッドの数 

スレッド 

C.5.2 OPMN_OC4J_PROC表

表C-28はOPMN OC4Jプロセス・メトリック表で、OC4Jプロセスに関する情報を提供します。

メトリック表のタイプはopmn_oc4j_procです。

表C-28    OPMN_OC4J_PROCメトリック 
メトリック  説明  単位 

oc4jinstance.value 

 

 

oc4jIsland.value 

これは下位互換性のメトリックです。 

 

C.5.3 OPMN_HOST_STATISTICSメトリック表

OPMNホスト統計メトリック表は、OPMNプロセスを実行するホストに関する情報を提供します。

表C-29は、メトリック表のタイプopmn_host_statisticsを示しています。

表C-29    OPMN_HOST_STATISTICSメトリック 
メトリック  説明  単位 

cpuIdle.value 

過去の指定しない時間から、CPUがアイドル状態であった時間(ミリ秒) 

ミリ秒 

freePhysicalMem.value 

ホスト・マシンの物理メモリーの空き容量 

KB 

numProcessors.value 

ホスト・マシンで使用可能なプロセッサの数 

整数 

timestamp.value 

ホストの統計が収集された時刻。このタイムスタンプは、過去の指定しない時間からのミリ秒です。 

指定しない時間からのミリ秒 

totalPhysicalMem.value 

ホスト・マシンで使用可能な総物理メモリー 

KB 

C.5.4 OPMN_IAS_INSTANCEメトリック表

OPMN IASインスタンスのサブツリーには、Oracle Application Serverインスタンスのノード名が示されます。

表C-30は、メトリック表のタイプopmn_ias_instanceを示しています。

表C-30    OPMN_IAS_INSTANCEメトリック 
メトリック  説明  単位 

iasCluster.value 

Oracle Application ServerインスタンスのOracle Application Serverクラスタ名 

文字列 

C.5.5 OPMN_IAS_COMPONENT表

OPMN IASコンポーネントのサブツリーは、Oracle Application Serverコンポーネントを示します。OPMN IASコンポーネントのサブツリーには、コンポーネント情報を含む複数のメトリック表が含まれます。

表C-31は、メトリック表のタイプopmn_process_typeを示しています。

表C-31    OPMN_PROCESS_TYPEメトリック 
メトリック  説明  単位 

moduleId.value 

属性module-idの値。opmn.xml構成ファイルのprocess-typeタグに指定されています。 

文字列 

表C-32は、メトリック表のタイプopmn_process_setを示しています。

表C-32    OPMN_PROCESS_SETメトリック 
メトリック  説明  単位 

numProcConf.value 

このプロセス・セットに構成されているプロセスの数または最大数 

文字列(整数) 

numProcs.value 

このプロセス・セットに存在するプロセスの数 

 

IsService.value 

プロセス・セットのサービスとしての構成 

文字列 

reqFail.count 

このプロセス・セットで失敗したHTTPリクエストの数 

ops 

reqPartialSucc.count 

このプロセス・セットで部分的に成功したHTTPリクエストの数 

ops 

reqSucc.count 

このプロセス・セットで成功したHTTPリクエストの数 

ops 

restartOnDeath.value 

プロセスの終了時にOPMNがそのプロセスを再起動するかどうか 

文字列(ブール型) 

表C-33は、メトリック表のタイプopmn_processを示しています。

表C-33    OPMN_PROCESSメトリック 
メトリック  説明  単位 

cpuTime.value 

このプロセスによって使用されたCPUタイム 

CPU msecs 

heapSize.value 

このプロセスのヒープ・サイズ 

KB 

iasCluster.value 

このプロセスのOracle Application Serverクラスタ名 

文字列 

iasInstance.value 

このプロセスのOracle Application Serverインスタンス名 

文字列 

indexInSet.value 

このプロセス・セットのプロセス索引。この値はOPMN管理対象プロセスにのみ有効です。それ以外のプロセスについては常に0となり、この値は意味を持ちません。 

文字列(整数) 

memoryUsed.value 

このプロセスによって使用されたメモリー容量

このメトリックはオペレーティング・システム固有の方法で計算されます。

UNIXの場合、この値はプロセス・イメージのメモリー使用量を示します。これが、このプロセスで使用中のすべてのメモリーになります。

Windowsの場合、この値はワーキング・セットのメモリー使用量を示します。これは、タスク マネージャによって「メモリ使用量」列にレポートされる値と同じです。ワーキング・セットは、プロセス内のスレッドによって最近使用されたメモリー・ページのセットです。システムの空きメモリーがしきい値を超える場合、ページは使用されていなくても、プロセスのワーキング・セット内に残ります。空きメモリーがしきい値を下回ると、ページはワーキング・セットから削除されます。これらのページが必要になると、ソフトフォールトとなり、メイン・メモリーから削除される前にワーキング・セットへ戻されます。 

 

pid.value 

このプロセスのプロセスID 

 

privateMemory.value 

このプロセスのプライベート・メモリー 

KB 

sharedMemory.value 

このプロセスの共有メモリー 

KB 

startTime.value 

このプロセスの開始時間 

msecs 

status.value 

このプロセスのステータス。有効なステータスの値は次のとおりです。

  • NONE: 新しいプロセス・スロットです。操作はまだ何も行われていません(ステータスなし)。

  • Init: プロセスは開始されました。OPMNは初期化の完了を待機しています。

  • Alive: プロセスは完全に開始されました。

  • Stop: プロセスの停止操作を実行しています。

  • Stopped: プロセスは完全に停止しています。

  • Bounce: 終了しないプロセスの再起動を実行しています。

  • Restart: 新しい起動操作を発行する前に、プロセス停止操作を実行しています。

  • InitFail: 初期化がタイムアウトする前に失敗しました。再試行制限内で停止と起動が試行されます。

  • BounceFail: 終了しないプロセスの再起動に失敗しました。再試行制限内で停止と起動が試行されます。

 

文字列 

type.value 

このプロセスのタイプ。プロセス・タイプの詳細は、表C-31を参照してください。 

 

uid.value 

OPMNによってこのプロセスに割り当てられたID 

 

upTime.value 

このプロセスの稼動時間 

msecs 

表C-34は、メトリック表のタイプopmn_connectを示しています。

表C-34    OPMN_CONNECTメトリック 
メトリック  説明  単位 

desc.value 

ポートの説明(利用可能な場合) 

文字列 

host.value 

ホスト名 

文字列(ホスト名) 

protocol.value 

 

 

port.value 

ポート番号 

文字列(ポート番号) 

C.5.6 OPMN ONSメトリック

Oracle Process Manager and Notification Server ONSサブツリーには、Oracle Notification System(ONS)情報が含まれます。

表C-35は、メトリック表のタイプopmn_onsを示しています。

表C-35    OPMN_ONSメトリック 
メトリック  説明  単位 

notifProcessed.value 

ONSによって処理された通知の数 

ops 

notifProcessQueue.value 

プロセス・キューにある通知の数 

ops 

notifReceived.value 

ONSによって受信された通知の数 

ops 

notifReceiveQueue.value 

受信キューにある通知の数 

ops 

workerThread.value 

ワーカー・スレッドの数 

文字列(スレッド) 

表C-36は、local_portメトリックを示しています。../ons/local_portサブツリーには、ONSローカル・ポートに関する情報が表示されます。

メトリック表のタイプはopmn_connectです。

表C-36    OPMN ONS LOCAL_PORTメトリック 
メトリック  説明  単位 

desc.value 

ポートの説明 

文字列 

host.value 

ホスト名 

文字列 

port.value 

ポート番号 

文字列 

表C-37は、remote_portメトリックを示しています。../ons/remote_portサブツリーには、ONSリモート・ポートに関する情報が表示されます。

メトリック表のタイプはopmn_connectです。

表C-37    OPMN ONS REMOTE_PORTメトリック 
メトリック  説明  単位 

desc.value 

ポートの説明 

文字列 

host.value 

ホスト名 

文字列 

port.value 

ポート番号 

文字列 

表C-38は、request_portメトリックを示しています。../ons/request_portサブツリーには、ONSリクエスト・ポートに関する情報が表示されます。

メトリック表のタイプはopmn_connectです。

表C-38    OPMN ONS REQUEST_PORTメトリック 
メトリック  説明  単位 

desc.value 

ポートの説明 

文字列 

host.value 

ホスト名 

文字列 

port.value 

ポート番号 

文字列 

表C-39は、opmn_ons_topo_entryメトリックを示しています。

表C-39    OPMN ONS TOPOエントリ・メトリック 
メトリック  説明  単位 

protocol.value 

ONSプロトコル・バージョン 

 

port.value 

ポート値 

 

ip.value 

IPアドレス 

 

C.5.7 OPMN_APPCTX表

表C-40は、opmn_appctxメトリックを示しています。

表C-40    OPMN APPCTXメトリック 
メトリック  説明  単位 

rtid.value 

 

 

routable.value 

 

 

state.value 

 

 

C.6 DMS内部メトリック

表C-41は、DMS内部クロック・メトリックを示しています。

表C-41    DMS内部クロック・メトリック 
メトリック  説明  単位 

logicalTime.value 

DMSクロックで測定した現在の時刻 

ティック 

measuredFrequency.value 

測定された毎秒のクロック刻み数 

ティック 

measuredResolution.value 

このクロックで測定されたティック間の時間 

 

name.value 

 

 

overheadPerCall.value 

このクロックで時刻を得るために必要な平均コール期間 

 

reportedFrequency.value 

クロック時間がレポートされる毎秒のティック数 

ティック 

requestedUnits.value 

時間がレポートされる単位の文字列による説明 

 

表C-42は、DMS内部ログ・メトリックを示しています。

表C-42    DMS内部ログ・メトリック 
メトリック  説明  単位 

initLogging.count 

 

ops 

messagesLogged.count 

 

ops 

status.value 

 

 

表C-43は、DMS内部測定メトリックを示しています。

表C-43    DMS内部測定メトリック 
メトリック  説明  単位 

createNoun.count 

 

ops 

createSensor.count 

 

ops 

destroyNoun.count 

 

ops 

destroySensor.count 

 

ops 

lastTreeNodeID.value 

 

 

sampleMetric.count 

 

ops 

sensorWeight.value 

 

 

treeNodes.maxValue 

 

 

treeNodes.value 

 

 

表C-44は、DMS内部コレクタ・メトリックを示しています。

表C-44    DMS内部コレクタ・メトリック 
メトリック  説明  単位 

logger.count 

 

ops 

logger.logged 

 

ops 

responseGenerateTime.active 

 

スレッド 

responseGenerateTime.avg 

 

 

responseGenerateTime.completed 

 

 

responseGenerateTime.maxActive 

 

 

responseGenerateTime.maxTime 

 

 

responseGenerateTime.minTime 

 

 

responseGenerateTime.time 

 

 

表C-45は、DMS内部トランストレース・メトリックを示しています。

表C-45    DMS内部トランストレース・メトリック 
メトリック  説明  単位 

expireMessages.avg 

 

 

expireMessages.completed 

 

 

expireMessages.maxActive 

 

 

expireMessages.maxTime 

 

 

expireMessages.minTime 

 

 

expireMessages.time 

 

 

messageCount.value 

 

 

pendingMessageCount.value 

 

 

s_debugEnabled.value 

 

 

s_dumpEnabled.value 

 

 

s_ecidEnabled.value 

 

 

s_transTraceEnabled.value 

 

 

storeSize.value 

 

 


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