10gリリース3（10.1.3.1.0）
B31837-01
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| Oracle Process Manager and Notification Server 管理者ガイド 10gリリース3（10.1.3.1.0） B31837-01 |
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この章では、OPMN opmn.xmlファイルのOC4Jの構成について説明します。
この章の項目は次のとおりです。
次のコードは、OC4Jプロセス・モジュールのロードと識別を行います。プロセス・モジュールによるOC4Jプロセスの管理は、module idによって識別されます。
<module path="ORACLE_HOME/opmn/lib/libopmnoc4j.so"> <module-id id="OC4J" /> </module>
次のコードは、OC4Jの最小限の構成を示します。OC4Jの他のすべての構成要素と属性にはデフォルト値が割り当てられます。
<ias-component id="OC4J"> <process-type id="home" module-id="OC4J"> <port id="ajp" range="3301-3400" /> <port id="rmi" range="3101-3200" /> <port id="jms" range="3201-3300" /> <process-set id="default-group" numprocs="1"/> </process-type> </ias-component>
この項に示す完全構成の例では、OC4J構成の制御可能な属性について紹介します。これには、このコンポーネントに使用できる構成要素と属性がすべて含まれています。
<ias-component id="OC4J" status="enabled" id-matching="false">
<environment>
<variable id="LD_LIBRARY_PATH" value="ORACLE_HOME/lib"
append="true" />
</environment>
<process-type id="home" module-id="OC4J">
<module-data>
<category id="start-parameters">
<data id="java-options" value="-DTestVar=TestVal"/>
<data id="oc4j-options" value=" "/>
<data id="config-file" value="/my/config/dir/server.xml"/>
<data id="java-bin" value="/my/javalocation/jdk/bin/java"/>
<data id="routing-id" value="MYRoutingID">
</category>
<category id="stop-parameters">
<data id="java-options" value="-DTestVar=TestVal"/>
</category>
<category id="restart-parameters">
<data id="reverseping-timeout" value="345"/>
<data id="no-reverseping-failed-ping-limit" value="3"/>
<data id="reverseping-failed-ping-limit" value="6"/>
</category>
<category id="urlping-parameters">
<data id="/j2ee/servlet/Spy" value="200"/>
</category>
<category id="security-parameters">
<data id="wallet-file" value="file:/private/user/ssl_cert/client_cert"/>
<data id="wallet-password" value ="welcome1"/>
</category>
</module-data>
<start timeout="300" retry="3"/>
<stop timeout="300"/>
<restart timeout="300"/>
<port id="default-web-site" range="12501-12600" protocol="ajp"/>
<port id="rmi" range="12401-12500"/>
<port id="jms" range="12601-12700"/>
<process-set id="default-island" restart-on-death="true" numprocs="1"/>
</process-type>
</ias-component>
次のコードは、OC4JのOC4Jグループ構成の例を示します。OC4Jの他のすべての構成要素と属性にはデフォルト値が割り当てられます。
<ias-component id="COLORS"> <process-type id="home" module-id="OC4J"> <port id="ajp" range="3301-3400" /> <port id="rmi" range="3101-3200" /> <port id="jms" range="3201-3300" /> </process-type> <process-type id="oc4j_soa" module-id="OC4J"> <port id="ajp" range="3301-3400" /> <port id="rmi" range="3101-3200" /> <port id="jms" range="3201-3300" /> </process-type> </ias-component>
この項では、OC4Jに固有の属性について紹介するとともに、これらの属性について説明します。
OC4Jの属性について、次の形式で記述します。
opmn.xmlファイルに表示されるか、属性が存在しない場合は内部的に割り当てられます。
OC4Jのように記述します。
ias-componentのように記述します。
id名は必須で、変更できません。idは、targets.xmlファイルのエントリと一致している必要があります。一致しない場合、Application Server Controlコンソールは機能しません。
environment要素は、Oracle Application Serverコンポーネント内の複数のレベルで指定できます。この概念はOC4Jモジュールでは重要です。これは、OC4Jプロセスが他のOracle Application Serverコンポーネントの構成要素になる場合があるからです。こうした事例では、該当するenvironment要素のias-component/process-typeレベルでの指定が必要になる場合があります。
OC4Jプロセスでは、process-type要素は、OC4Jインスタンスと管理上同等です。
module-idは、プロセスをモジュールと関連付けます。OC4Jプロセスでは、このidは、OC4Jモジュールのプロセス・モジュール構成で指定されるmodule-idと一致している必要があります。
ajpおよびrmiポートに対してport要素を構成しないかぎり、OC4Jプロセスは起動されません。OC4Jプロセスに対してajpポートでpingを実行できる、どちらかのポートが構成されている必要があります。両方のポート・タイプが構成されている場合は、ajpポートを使用してpingが実行されます。ajpおよびrmiポート以外にも、他のポート・タイプを構成して、プロセス起動時にコマンドラインからOC4Jプロセスに渡すことができます。
ajp port値を定義するport要素は必須です。
rmi port値を定義するport要素は必須です。
jms port値を定義するport要素は必須です。
この属性は、有効なポート範囲、カンマで区切ったポートの一覧、またはその両方を組み合せて指定します。オペレーティング・システムによるポート選択では0を指定します。これにより、OC4Jプロセスは、システムによって指定されたポートを使用するようになります。
start-parameters idは、OC4Jプロセスの起動に関連するすべてのパラメータを収集するカテゴリです。
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
OC4Jでは、コマンドの起動と停止を行うために、いくつかのjava-optionsを渡してもらう必要があります。これらのオプションはOPMNによって内部的に派生するもので、opmn.xmlファイル構成の一部ではなく、オーバーライドできません。このmodule data要素を使用して、追加のjava-optionsを指定できます。
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
OC4Jプロセスが正常に機能するには、起動または停止コマンドの一部として、いくつかのオプションを渡してもらう必要があります。これらのオプションは、オーバーライドできません。これらのオプションに加えて、このmodule data要素を使用すれば、他のオプションを渡してもらうことができます。このデータ要素のデフォルト値はありません。
ORACLE_HOME/j2ee/<process-type id>/config/server.xml
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
この構成ファイルは、起動コマンドのOC4Jオプションです。このデータ要素のデフォルト値は、ORACLE_HOME変数とOC4Jインスタンス名（process-type id）で作成されます。
ORACLE_HOME/jdk/bin/java
java.exeへのフルパス
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
デフォルト値は、そのインストールで使用可能なJavaへの完全パスです。Java実行可能ファイルへの代替パスを指定できます。ただし、プロセスを起動して正しく機能させるには、そのプロセスに有効なJavaのバージョンを使用する必要があります。
routing-idはルーティングIDモジュールの値を定義します。
routing idは、OC4JとOracle HTTP Server間のルーティング上の関係を指定します。つまり、Oracle HTTP Serverは、同一のrouting idを持つすべてのOC4Jに対してルーティングを行います。デフォルトでは、routing idは、opmn.xmlファイルのias-instance下でmodule dataとして指定されています。routing-idのデフォルトはg_rt_idです。opmn.xmlファイルでは階層制が採用されており、opmn.xmlファイルに構成されているすべてのコンポーネントは、routing idの構成を継承します。Oracle HTTP ServerまたはOC4Jに別のrouting idを構成するには、opmn.xmlファイルで下位のrouting idを構成する必要があります。opmn.xmlファイルの多くのエントリと同様に、下位に構成されたエントリは、上位に構成されたエントリよりも優先されます。
stop-parameters idは、OC4Jプロセスの停止に関連するすべてのパラメータを含むカテゴリです。
restart-parametersカテゴリは、障害の検出に使用するパラメータを定義するために使用されます。
300秒
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
reverseping-timeout値は、OC4Jプロセスから受け取る通知間の最大許容時間です。障害検出機能の一部として、OC4Jモジュールは、プロセスにフォワードpingを実行します。フォワードpingの起動が失敗した場合は、障害の検出においてリバースpingが考慮され、再起動されます。
1
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
このmodule data要素は、（reverseping-timeoutデータ要素によって指定されているタイムアウト時間内に）リバースpingも受信しない場合の、フォワードpingの失敗に対するトレランスを定義します。pingが失敗した回数がこの上限値に達すると、プロセスは応答なしと見なされ、OPMNによって再起動されます。
3
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
このmodule data要素は、リバースpingが成功した場合に、フォワードpingの失敗に対して持つトレランスを定義します。pingが失敗した回数がこの上限値に達すると、プロセスは応答なしと見なされ、OPMNによって再起動されます。
"urlping-parameters" idは、OC4Jプロセスのping操作の一部としてpingを実行するURLを指定します。このカテゴリのデータは、URLと有効なHTTPリターン・コードで構成されます。AJP13プロトコルを使用してOC4Jプロセスに直接接続し、構成されているコードに対してHTTPリターン・コードを検証します。複数のURLが構成されている場合、それらの1つでもpingの実行が失敗すると、pingは失敗したと見なされます。pingの失敗回数が上限値を超えると、プロセスが再起動されます。
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
これは、pingの実行対象となるOC4Jプロセス内のURLです。
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
構成されたURLに対するping操作の結果として生成されるHTTPコードを次に示します。
<category id="security-parameters"> <data id="wallet-file"value="file:/private/user/ssl_cert/client_cert"/> <data id="wallet-password"value="welcome1"/> </category>
OC4Jプロセス・モジュールは、SSLを使用してpingを実行できます。"security-parameters" idカテゴリには、このような通信に使用するWalletファイルとパスワードを指定できます。
data idは、Walletファイルへのパスを値として持ちます（ファイル名は含みません）。
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
Walletファイルへのパス（ファイル名は含みません）を指定します。Walletファイルのデータは、pingの実行時にSSL認証で使用されます。
Walletパスワードを指定するdata idです。
ias-component/process-type/process-set/module-data/
category/data
この値には、Walletのパスワードを指定します。
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