注意: エンドポイント・プロパティは十分にテストされていないため、これまではプレビュー機能のマークが付けられていました。 プレビュー機能は、今後のリリースでサポートされる予定です。 JDeveloperをプレビュー・モードで起動するには、オペレーティング・システム・プロンプトで次のコマンドを実行します。
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各アダプタ・タイプおよびSOAPサービスには、サービスの作成時に指定される特定のエンドポイント・プロパティ・セットがあります。 たとえば、SOAPサービスのLocation
エンドポイント・プロパティには、新規のURL(1つまたは複数)を指定できます。 または、RetryCount
およびRetryInterval
エンドポイント・プロパティを変更して、アダプタのエラー処理のデフォルト値を上書きできます。
エンドポイント・プロパティには、事前定義と論理の2タイプがあります。
事前定義(上書き)プロパティ
このプロパティはアダプタ・ウィザードで定義され、値は上書き可能で実行時に指定することもできます。
論理プロパティ
ファイル・アダプタまたはFTPアダプタの場合は、物理ディレクトリではなく論理ディレクトリを指定できます。 論理名は、エンドポイント・プロパティとして「エンドポイント・プロパティの選択」ダイアログに表示されます。
さらに、$
をウィザードの値に挿入するか、WSDLファイルを手動で編集して、アダプタ・プロパティを論理プロパティにすることができます。 たとえば、ユーザーがアダプタ・ウィザードで、値として$myName
を指定すると、「エンドポイント・プロパティの選択」ダイアログにはmyName
と表示されます。
Oracle JDeveloper ESB Designerでアダプタ・サービスまたはSOAPサービスを変更するときは、「エンドポイント・プロパティ」パネルで、そのサービスのエンドポイント・プロパティを追加、削除、更新または表示できます。 第6.7.2項「SOAPサービスの変更方法」および第6.8.2項「アダプタ・サービスの変更方法」を参照してください。 Oracle ESB Controlの「サービス」ビューの「プロパティ」タブでも、エンドポイントにアクセスできます。 第12.4項「「サービス」ビューを使用したESBサービスの確認と更新」を参照してください。
エンドポイント・プロパティは、Oracle JDeveloper ESB Designerでアダプタ・サービスまたはSOAPサービスのプロパティ・ページを開いて変更できます。
エンドポイント・プロパティを追加する手順は、次のとおりです。
「設計」タブで、アダプタ・サービス・アイコンまたはSOAPサービス・アイコンの上のセクションをダブルクリックします。 アイコンのリージョン上では、カーソルが手の形になります。 図6-7に、「設計」タブの例を示します。
「エンドポイント・プロパティ」パネルでは、サービスのエンドポイント・プロパティを追加、削除、更新または表示できます。
パネルを開くには、「エンドポイント・プロパティ」の横にある+記号をクリックします。 「エンドポイント・プロパティ」パネルには、次のオプションが表示されます。
右上の大きい緑色のプラス記号(+)
「エンドポイント・プロパティの選択」ダイアログが開き、エンドポイント・プロパティをサービスに追加できます。 「エンドポイント・プロパティの選択」ダイアログのリストからプロパティを選択し、「OK」ボタンをクリックして、エンドポイント・プロパティを追加します。 カーソルをプロパティ名の上に置くと、そのプロパティのツールチップが表示されます。
右上の大きい赤色のX記号
選択したエンドポイント・プロパティを削除します。
名前
エンドポイント・プロパティの名前。 カーソルをプロパティ名の上に置くと、そのプロパティのツールチップが表示されます。
値
このフィールドをクリックして、エンドポイント・プロパティの値を入力または更新します。
「File」→「Save」の順に選択して、プロパティ・ページへの変更を保存します。