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Oracle Application Server Adapter for Siebelユーザーズ・ガイド
10g (10.1.3.1.0)
B31894-01
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5 BPEL Process Managerの統合の例

この章には、Siebelとのサービスおよびイベントの統合の例が含まれています。

この章で示す使用例では、次の前提条件が必要です。

前提条件


関連項目:

『Oracle Application Server Adapter インストレーション・ガイド』

この章の各例は、Siebelとのサービスの統合を具体的に示すために必要な構成手順を表しています。 この資料を使用する前に、次のことに慣れておく必要があります。


関連項目:

『Oracle BPEL Process Manager 開発者ガイド』

アダプタとOracle BPEL Process Managerの統合は、2つのステップで構成されます。

  1. 設計時: 第2章「Oracle Application Server Adapter for Siebelの構成」で説明したように、Oracle Application Server Adapter for Siebelはサービスおよびイベント用にApplication Explorerで構成されます。 統合ロジックは、JDeveloperを使用してモデル化されます。

  2. 実行時: JDeveloperで設計したBPELプロセスをデプロイした後、サービス構成をテストするか、新しく受信したイベントをBPELコンソールで表示できます。

Siebelの統合オブジェクト(IO)ノードの作成

次の例では、SiebelのIOノードを追加する方法について説明します。

統合オブジェクト・ノードの作成

  1. Application Explorerを起動します。

  2. 「アダプタ」ノードを開きます。

    切断状態の「Siebel」ノード
    図siebel_target.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. 「Siebel」ノードを開きます。

      定義済のSiebelターゲットがアダプタ・ノードの下に表示されます。

    2. 「Siebel」ノードの下に表示されるターゲット名(siebelなど)をクリックします。

    「接続」ダイアログ・ボックスに、入力した値が表示されます。

  3. 接続パラメータを確認します。 必要なパスワードを指定します。

  4. ターゲット名を右クリックして「接続」を選択します。

    「x」アイコンが表示されなくなります。これは、ノードが接続状態であることを示します。

    「Siebel」ノードの選択
    図siebel_objects.gifの説明

  5. 「統合オブジェクト」を開き、「Sample Account」を選択します。

  6. 「Sample Account」ノードを右クリックして「IOノードの追加」を選択します。

    次のダイアログ・ボックスが表示されます。

    IOノードの追加
    図add_io_node.gifの説明

  7. 「ノード名」フィールドにノード名(SampleAccountなど)を入力し、「スキーマの場所」フィールドにSample AccountのXDRファイルへのパスを入力します。

    次の点に注意してください。

    • Siebel 7.5以上の場合: Siebelツールから直接XSDスキーマを生成します。 Application ExplorerでWebサービスを作成する場合、XSDスキーマを使用します。 Siebelツールを使用してXSDスキーマを生成した後、そのXSDスキーマを使用してIOノードおよびWebサービスを作成します。

    • Siebel 7.0の場合: Siebelツールから直接XSDスキーマを生成することはできません。XDRスキーマのみ作成できます。 Webサービスを作成する前に、まずApplication Explorerを使用してXDRスキーマからXSDスキーマを生成する必要があります。

  8. XSDスキーマがすでに生成されている場合は、XSDスキーマを選択します。 Siebelが生成したXDRスキーマを使用している場合は、XSDスキーマ・オプションを選択しないでください。

  9. 「プロトコル」リストからプロトコルを選択します。

  10. 「続行」をクリックします。

Siebelサービスの統合

このトピックでは、Siebelサービスの統合について説明します。 設計時構成および実行時構成について説明します。

設計時構成

Siebelサービス統合用のプロセスを設計する前に、Application Explorerを使用してアウトバウンドのJ2CAサービス(WSDL)を作成する必要があります。

Application Explorerでのリクエスト/レスポンスJ2CAサービスの作成

Application ExplorerでWSDLを生成する手順は、次のとおりです。

  1. Application Explorerを起動し、定義済のSiebelターゲットに接続するか、新しいターゲットを作成します。

    詳細は、「定義済のターゲットへの接続」を参照してください。

  2. 接続するSiebelターゲットを開きます。

  3. 「ビジネス・オブジェクト」「アカウント」「アカウント」を開きます。 queryWithViewにナビゲートし、オブジェクトを右クリックします。

    次のメニューが表示されます。

    WSDL生成
    図wlae_exportwsdl.gifの説明

  4. 「アウトバウンドJCAサービスの作成(リクエスト/レスポンス)」を選択します。

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックス
    図export_wsdl.gifの説明

  5. ファイルのデフォルト名と場所を受け入れます。

    .wsdlファイル拡張子が自動的に追加されます。

  6. 「OK」をクリックします。

BPEL PMサーバー接続の作成

アウトバウンドのBPELプロセスを設計する前に、Oracle JDeveloperで新しいアプリケーション・サーバーと統合サーバーの接続を構成する必要があります。 詳細は、第4章「Oracle BPEL Process Managerとの統合」を参照してください。

同期BPELプロセス用のBPELプロジェクトの作成

同期BPELプロセス用のBPELプロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 左上のペインの上部で、「アプリケーション・ナビゲータ」タブをクリックし、アプリケーションを選択します。

    JDeveloperの「ワークスペース」リスト
    図bpel_34a.gifの説明

  2. アプリケーションを右クリックして「新規プロジェクト」を選択します。

    「新規ギャラリ」ウィンドウが表示されます。

    「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックス
    図bpel_1.gifの説明

  3. 「項目」リストから「BPELプロセス・プロジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。

    「BPELプロジェクト作成ウィザード」が表示されます。

    BPELプロジェクト作成ウィザード
    図bpel_2a.gifの説明

  4. 次の手順を実行します。

    1. BPELプロセスの名前を指定します。

      「ネームスペース」フィールドは自動的に更新されます。

    2. 「テンプレート」リストから、「同期BPELプロセス」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

queryWithViewアウトバウンド・サービス用のBPELプロセスの設計

BPELプロセスを設計する手順は、次のとおりです。

  1. 右側の「サービス」ペインから、PartnerLinkをドラッグしてビジュアル・エディタにドロップします。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックス
    図bpel_4.gifの説明

  2. 「サービス・エクスプローラ」アイコン(「WSDLファイル」フィールドの前にある左から2番目のアイコン)をクリックします。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックス
    図bpel_5.gifの説明

  3. 「アダプタ・サービス」の下にある新しい接続、adaptersapplicationsを順番に開きます。

    「WSDLの選択」ダイアログ・ボックスに表示されるWSDLツリーには、Application Explorerを使用して作成したWSDLファイルがリスト表示されます。 WSDLサーブレットによってWSDLツリーが生成されます。WSDLサーブレットは、Oracle BPEL Serverインストールの一部として自動的にデプロイされます。

    WSDLツリー
    図bpel_6.gifの説明

  4. queryWithView_invoke.wsdlを選択し、「OK」をクリックします。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックスの「WSDLファイル」フィールドに、選択したWSDLファイルの名前と場所が表示されます。 「パートナ・リンク・タイプ」フィールドは、WSDLファイルで定義されているパートナ・リンクを指定します。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックス
    図bpel_7.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. 「マイ・ロール」フィールドは未指定のままにします。 パートナ・リンクのロールはBPELプロセスから同期して起動されるため、NULLです。

    2. 「パートナ・ロール」リストから、デフォルト値queryWithViewRoleを選択します。 これはBPELプロセスのロールです。

  5. 「OK」をクリックします。

    新しいPartnerLinkがビジュアル・エディタに表示されます。

  6. 「ファイル」メニューから「保存」を選択します。

  7. 右側の「プロセス・アクティビティ」ペインから、invokeアクティビティをビジュアル・エディタにドラッグし、receiveアクティビティ(receiveInput)とreplyアクティビティ(replyOutput)の間に配置します。

    invokeプロセス・アクティビティが次のダイアグラム・ビューに表示されます。

    invokeプロセス・アクティビティを表示するダイアグラム・ビュー
    図bpel_42.gifの説明

  8. Invoke_1から右矢印をドラッグし、Siebel PartnerLinkに接続します。

    「invokeの編集」ダイアログ・ボックス
    図bpel_43.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. 「入力変数」フィールドの右側にある最初のアイコンをクリックし、表示される「変数の作成」ウィンドウの「OK」をクリックします。

    2. 前の手順を繰り返して、「出力変数」のデフォルト変数を作成します。

  9. 「OK」をクリックします。

  10. assignプロセス・アクティビティをドラッグし、receiveInput receiveアクティビティとInvoke_1 invokeアクティビティの間にドロップします。

    このイメージは、JDeveloperビジュアル・エディタの新しいassignアクティビティを示しています。

    新しいプロセス・アクティビティを表示するJDeveloperのダイアグラム・ビュー
    図bpel_44.gifの説明

  11. assignアクティビティ・アイコンをダブルクリックします。

    「割当て」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「割当て」ダイアログ・ボックス
    図bpel_14.gifの説明

  12. 「コピー操作」タブで、「作成」をクリックします。

    「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。 次の手順を実行します。

    1. 「開始」ペインで、「変数」inputVariableを順番に開き、payloadを強調表示します。

    2. 「終了」ペインで、「変数」Invoke_1_queryWithView_InputVariableを順番に開き、input_queryWithViewを強調表示します。

    「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックスは、次のようになります。

    「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックス
    図bpel_10a.gifの説明

  13. 「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックスと「割当て」ダイアログ・ボックスを閉じるには、「OK」をクリックします。

  14. 右側の「プロセス・アクティビティ」ペインから、別のassignアクティビティをビジュアル・エディタにドラッグし、invokeアクティビティ(Invoke_1)とreplyアクティビティ(replyOutput)の間に配置します。

  15. assignアクティビティ・アイコンをダブルクリックし、「作成」をクリックします。

  16. 「コピー操作の作成」ダイアログ・ボックスで、Invoke_1_queryWithView_OutputVariableoutput_queryWithViewoutputVariablepayloadにマップします。

    すべての変数が次のようにマップされていることを確認します。

    「コピー・ルールの作成」ダイアログ・ボックス
    図bpel_10b.gifの説明

  17. 「OK」をクリックし、「OK」を再度クリックします。

  18. 「ファイル」メニューから「保存」を選択します。

BPELプロセスの設計が完了しました。

queryWithViewアウトバウンド・サービス用のBPELプロセスのデプロイ

JDeveloperでは、Oracle BPELコンソールに直接BPELプロセスがデプロイされます。

JDeveloperでBPELプロセスをデプロイする手順は、次のとおりです。

  1. 「アプリケーション・ナビゲータ」タブでプロジェクトを右クリックします。

  2. 「デプロイ」、使用しているBPEL PMサーバー接続、「デフォルト・ドメインにデプロイ」を順番に選択します。

    デプロイ・プロセスが自動的に開始します。

  3. ウィンドウの下部に表示される「メッセージ」ログを確認します。

    「メッセージ」ログには、デプロイ・ステータスが表示されます。 この例では、プロセスが成功したというデプロイ・メッセージが表示されます。

    「メッセージ」ログ
    図bpel_45.gifの説明

    デプロイに失敗した場合は、「コンパイラ」タブをクリックして、デプロイ・プロセスで生成されたすべてのエラー・メッセージおよび警告メッセージを表示します。

実行時構成

Oracle BPELコンソールからqueryWithViewプロセスを起動する手順は、次のとおりです。

  1. ブラウザに次のURLを入力して、Oracle BPELコンソールを起動します。

    http://host:port/BPELConsole
    
    
  2. 有効なユーザー名とパスワードを指定します。

    「Oracle BPELコンソール」メイン・ページが表示されます。

  3. 「BPELプロセス」タブをクリックします。

    「BPELプロセス」タブが表示されます。

    「BPELプロセス」タブ
    図bpel_46.gifの説明

  4. Siebel_Accountプロセス・リンクをクリックします。

  5. 「開始」タブをクリックします。

    「開始」タブを使用すると、BPELプロセスをテストできます。

    Oracle BPELコンソールの「開始」ウィンドウ
    図bpel_20.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. 「テスト・インスタンスを起動しています」リストから、「XMLソース」を選択します。

    2. XML入力に指定されたテキスト領域に次のコードを入力します。

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <Siebel  location="S/BO/Account/Account/queryWithView" view="AllView">
        <select>
          <Name>SIEBEL*</Name>
        </select>
        <field>Name</field>
        <field>Location</field>
      </Siebel>
      
      
  6. 「XMLメッセージの転送」をクリックします。

    Siebelシステムから受信したレスポンスが「開始」ウィンドウに表示されます。

「開始」タブ
図bpel_47.gifの説明

Siebelイベントの統合

このトピックでは、Siebelイベントの統合について説明します。 設計時構成および実行時構成について説明します。

設計時構成

チャネルの作成

インバウンドJ2CAサービスごとに個別のチャネルを作成し、Application Explorerを使用してインバウンド相互作用のWSDLを生成するときに、そのチャネルを選択する必要があります。


注意:

2つ以上のイベントが同じチャネルを共有している場合、イベント・メッセージが適切なBPELプロセスに配信されない可能性があります。

チャネルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 左ペインで「イベント」をクリックします。

  2. 「Siebel」ノードを開きます。

    左ペインに「ポート」および「チャネル」ノードが表示されます。

    チャネルの追加
    図add_channel.gifの説明

  3. 「チャネル」を右クリックして「チャネルの追加」を選択します。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「チャネルの追加」ダイアログ・ボックス
    図add_channel2.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. チャネルの名前(SiebelEventなど)を入力します。

    2. 簡潔な説明を入力します。

    3. 「プロトコル」リストから「HTTPリスナー」「MQSeriesリスナー」または「ファイル・リスナー」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「標準」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「標準」ダイアログ・ボックス
    図basic_channel.gifの説明

  5. 「リスナー・ポート」フィールドにポート番号を入力します。

  6. デフォルトの同期タイプのままにします。

  7. 「OK」をクリックします。

    チャネルが左ペインの「チャネル」ノードの下に表示されます。 アイコン上に表示される「X」は、そのチャネルが切断状態になっていることを示します。

    チャネルが追加された状態
    図channel_added.gifの説明


    注意:

    チャネルはBPEL PMサーバーによって管理されているため、チャネルを開始しないでください。 テストおよびデバッグのためにチャネルを開始する場合は、実行時の前にチャネルを停止してください。

イベント通知用のWSDLの生成

チャネルを作成し、そのチャネルが開始されていないことを確認した後、Application Explorerを使用してイベント用のWSDLを生成する必要があります。

Application Explorerの「アダプタ」ノードで、Siebelターゲットに接続する必要があります。 ターゲットの定義および接続方法の詳細は、「Siebel用の接続(ターゲット)の確立」を参照してください。

Siebelターゲットに接続した後、次のようにイベント用のWSDLを生成します。

  1. ターゲットの下で「統合オブジェクト」ノードを開き、SampleAccountにスクロールします。

  2. SampleAccountを右クリックします。

  3. 「インバウンドJCAサービスの作成(イベント)」を選択します。

    「WSDLのエクスポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    次の手順を実行します。

    1. 「WSDLファイル名」フィールドで、WSDLファイルの名前と場所を指定します。

    2. 「チャネル」フィールドで、このインバウンド・サービス用に作成したチャネルを選択します。

      重要: インバウンド・サービスごとに個別のチャネルを作成する必要があります。 実行時の前にチャネルが停止していることを確認してください。

    3. オプション・ポート機能を使用している場合は、「ポート」リストからポートを選択する必要があります。

      スキーマ検証用のイベント・ポートを使用していない場合は、この手順をスキップします。 この場合、ポートなしのデフォルト値が自動的に選択されます。

  4. 「OK」をクリックします。

BPEL PMサーバー接続の作成

Application Explorerで生成したWSDLを使用してBPELプロセスを設計する前に、Oracle JDeveloperで新しいアプリケーション・サーバーと統合サーバーの接続を構成する必要があります。 詳細は、第4章「Oracle BPEL Process Managerとの統合」を参照してください。

インバウンド・サービス用のBPELプロセスの設計

インバウンド相互作用のBPELプロセスを設計する手順は、次のとおりです。

  1. 左上のペインの上部で、「アプリケーション・ナビゲータ」タブをクリックし、アプリケーションを選択します。

    JDeveloperの「アプリケーション」ペイン
    図bpel_34a.gifの説明

  2. アプリケーションを右クリックして「新規プロジェクト」を選択します。

    「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックス
    図bpel_1.gifの説明

  3. 「項目」リストから「BPELプロセス・プロジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。

    「BPELプロジェクト作成ウィザード」が表示されます。

    BPELプロジェクト作成ウィザード
    図bpel_22a.gifの説明

  4. 次の手順を実行します。

    1. プロセスの名前(Siebel_Eventなど)を指定します。

      「ネームスペース」フィールドは自動的に更新されます。

    2. 「テンプレート」リストから、「空のBPELプロセス」を選択します。

    3. 「OK」をクリックします。

  5. 右側の「サービス」ペインから、PartnerLinkをドラッグしてビジュアル・エディタにドロップします。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックス
    図bpel_4.gifの説明

  6. 「サービス・エクスプローラ」アイコン(「WSDLファイル」フィールドの前にある左から2番目のアイコン)をクリックします。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックス
    図bpel_5.gifの説明

  7. 「アダプタ・サービス」の下にある新しい接続、adaptersapplicationsを順番に開きます。

    「WSDLの選択」ダイアログ・ボックスに表示されるWSDLツリーには、Application Explorerを使用して作成したWSDLファイルがリスト表示されます。 WSDLサーブレットによってWSDLツリーが生成されます。WSDLサーブレットは、Oracle BPEL Serverインストールの一部として自動的にデプロイされます。

    WSDLの選択
    図bpel_6b.gifの説明

  8. SampleAccount.wsdlを選択し、「OK」をクリックします。

    「パートナ・リンクの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    完了した新しいパートナ・リンク
    図bpel_24a.gifの説明

    「WSDLファイル」フィールドに、選択したWSDLファイルの名前と場所が表示されます。 「パートナ・リンク・タイプ」フィールドは、WSDLファイルで定義されているパートナ・リンクを指定します。

    次の手順を実行します。

    1. 「マイ・ロール」リストから、デフォルト値TestRoleを選択します。

    2. 「パートナ・ロール」フィールドは未指定のままにします。

  9. 「適用」「OK」を順番にクリックします。

    新しいSiebel_PL PartnerLinkがビジュアル・エディタに表示されます。

    ビジュアル・エディタに表示される新しいPartnerLink
    図bpel_25a.gifの説明

  10. 右側の「プロセス・アクティビティ」ペインから、receiveアクティビティをビジュアル・エディタにドラッグし、「アクティビティをここ」というラベル付きの指定されたプレースホルダに配置します。

  11. receiveアクティビティをSiebel_PL PartnerLinkに接続します。

    「receiveの編集」ダイアログ・ボックス
    図bpel_26a.gifの説明

    次の手順を実行します。

    1. receiveアクティビティの名前(Receive_SampleAcctなど)を指定します。

    2. 「変数」フィールドの右側にある最初のアイコンをクリックし、表示される「変数の作成」ダイアログ・ボックスの「OK」をクリックします。

    3. 「インスタンスの作成」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。

  12. 「適用」をクリックします。

    「receiveの編集」ダイアログ・ボックスに警告またはエラーが表示されなくなります。

  13. 「OK」をクリックします。

  14. 「ファイル」メニューから「保存」を選択します。

    完了したインバウンドBPELプロセスは、次のようになります。

    ダイアグラム・ビューに表示される完了したBPELプロセス
    図bpel_48.gifの説明

インバウンド・サービス用のBPELプロセスのデプロイ

次の手順を実行します。

  1. 「アプリケーション - ナビゲータ」ペインでプロセス・フローを右クリックします。

  2. 「デプロイ」、使用しているBPEL PMサーバー接続、デフォルト・ドメインにデプロイを順番に選択します。

  3. プロンプトからBPEL Process Managerのパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

    正しいパスワードを入力した後、デプロイ・プロセスが自動的に開始します。

  4. JDeveloper画面の下部に表示される「メッセージ」タブを確認します。

    このイメージは、成功したデプロイを示しています。

    インバウンドBPELプロセスの成功したデプロイ
    図bpel_49.gifの説明

実行時構成

次のトピックでは、Siebelでイベントを起動して、OracleAS Adapter for Siebelを使用したイベント統合を検証する方法について説明します。

イベント実行時の統合をテストするためのSiebelイベントの起動

Siebelでイベントを起動する手順は、次のとおりです。

  1. ブラウザに次のURLを入力してSiebel Call Centerを起動します。

    http://hostname/callcenter/start.swe
    
    マッピング・パラメータ
    図select_sitemap.gifの説明

  2. 「View」をクリックし、リストから「Site Map」を選択します。

    「Site Map」ビューが表示されます。

    「Site Map」ビュー
    図view_sitemap.gifの説明

  3. 「Siebel Workflow Administration」をクリックします。

    「Siebel Workflow Administration」ページが表示されます。

    Siebel Workflow Administration
    図workflow_processes.gifの説明

  4. 「Workflow Processes」をクリックします。

    「Workflow Processes」ページが表示されます。

    Workflow Processes
    図workflow_processes2.gifの説明

  5. 「Query」をクリックし、Siebelイベントの起動に必要なワークフローを検索します。

    Workflow Processes
    図workflow_processes3.gifの説明

  6. Siebelワークフロー名を入力し、「検索」をクリックします。

    Workflow Processes
    図workflow_processes4.gifの説明

  7. ワークフローを選択します。

    「Process Designer」タブ
    図process_designer.gifの説明

  8. 「Process Designer」タブをクリックし、「Send Siebel Quote Data HTTP」ワークフロー要素をダブルクリックします。

    「Input Arguments」タブが表示されます。

    「Input Arguments」タブ
    図input_arguments.gifの説明

  9. HTTPRequestURLTemplate入力引数のIPアドレスとポートを入力します。

  10. 「Return To Designer」をクリックします。

    Return to Designer
    図returnto_designer.gifの説明

  11. 「Process Simulator」タブをクリックします。

    「Process Designer」タブ
    図process_simulator.gifの説明

    「Simulator」タブが表示されます。

    「Simulator」タブ
    図simulator_tab.gifの説明

  12. 「Start」→「Continue」をクリックして、Siebelイベントの起動プロセスを完了します。

結果の確認

結果を確認する手順は、次のとおりです。

  1. 次の場所でOracle BPELコンソールにログインします。

    http://host:port/BPELConsole
    
    
  2. 有効なユーザー名とパスワードを指定します。

  3. 「インスタンス」タブをクリックします。

    最近受信した実行時イベントが「インスタンス」タブに表示されます。

    「インスタンス」タブ
    図bpel_36.gifの説明

  4. Siebelインスタンスをクリックし、「監査」をクリックして、イベント・メッセージを確認します。

    Siebelシステムから受信したメッセージが「監査」タブに表示されます。

    BPELコンソールに表示される新しく受信したイベント・メッセージ
    図bpel_37.gifの説明