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Oracle Application Server Adapter for Siebelユーザーズ・ガイド
10g (10.1.3.1.0)
B31894-01
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6 ESBの統合の例

この章の項目は次のとおりです。

この章に示す使用例では、次の前提条件があります。

前提条件

インストールおよび構成の要件は次のとおりです。


関連項目:

『Oracle Application Server Adapter インストレーション・ガイド』

この章の各例は、Siebelとのサービスおよびイベントの統合を具体的に示すために必要な構成手順を表しています。 このマニュアルを使用する前に、次の事柄を知っておく必要があります。

ESB統合の概要

ESBは、包括的なアプリケーション統合フレームワークを提供します。 OracleAS Adapter for SiebelをESBとともに使用すると、企業のソフトウェアをシームレスに統合でき、カスタム・コードを記述する必要がなくなります。 カスタム・コーディング・ソリューションとは対照的に、機能モデリングはソフトウェアの再利用を可能にし、ソフトウェアのライフサイクル全体で発生する複雑さを軽減し、管理上の課題を低減します。 この統合モデルは、高水準統合論理および低水準プラットフォーム・サービスという2つのコンポーネントで構成されています。

アダプタのOracleAS ESBとの統合は、次の2ステップのプロセスで実行します。

  1. 設計時: 第2章「Oracle Application Server Adapter for Siebelの構成」の説明に従って、サービスおよびイベントについて、OracleAS Adapter for SiebelをApplication Explorerで構成します。 統合論理はiStudioでモデル化されています。 メタデータはリポジトリに格納されます。

  2. 実行時: 基礎となるプラットフォームがこのメタデータを実行時の命令として処理し、関係するアプリケーション間の通信を可能にします。

ネームスペースの要件

XMLネームスペースの目的は、グローバル環境における(要素名および属性名が定義された)XMLボキャブラリのデプロイを可能にし、ボキャブラリが結合されている場合の指定ドキュメントにおける名前競合のリスクを抑えることです。 より厳密なスキーマ検証のために、修飾ネームスペースが使用されます。 この仕様に準拠するドキュメントでは、要素名および属性名が修飾名で表示されます。 構文的には、これらの名前は接頭辞付きの名前または接頭辞のない名前のいずれかとなります。 接頭辞をネームスペース名にバインドし、接頭辞のない要素名に適用されるデフォルトのネームスペースをバインドするために、属性ベースの宣言の構文が提供されています。 異なるバインドがドキュメントの異なる部分で適用されるよう、これらの宣言は、表示される要素によって調査されます。 この仕様に準拠するプロセッサは、これらの宣言および接頭辞を認識し、処理する必要があります。

10.1.3.1.0 SOAリリースでは、ESBの統合に関して、より厳密なネームスペース検証を実行することをお薦めしています。 結果的に、Application Explorerは、修飾とマークされたネームスペースにより、バックエンドのWebサービスを生成します。 これは、ESBによるこのサービスのテストまたは使用フェーズにおいて、使用されるリクエストXMLドキュメントがスキーマおよびWSDLドキュメントに準拠する必要があることを意味します。 繰返しになりますが、ネームスペースが修飾されていることを忘れないでください。 この点についてより深く理解するために、次の例でその差異を示しています。

  1. 未修飾ネームスペースに基づくESBの入力XML:

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><Siebel location="S/BO/Account/Account/query"><select><Name>A*</Name></select>  <Field>Name</Field>  <Field>Country</Field>  <Field>State</Field>  <Field>Account Status</Field>  <Field>Employees</Field></Siebel>
    
  2. 修飾ネームスペースに基づくESBの入力XML:

    <Siebel xmlns="urn:iwaysoftware:adapter:siebel:oct2004:request" location="S/BO/Account/Account/query">            <select>              <Name>ChennaiQA</Name>            </select>            <field>Account Competitors</field>            <field>Name</field>            <field>City</field>            <field>Street Address</field>            <field>Country</field>            <field>Currency Code</field>            <field>State</field>            <field>Account Status</field></Siebel>
    

注意: 修飾ネームスペースを必要とするWSDLドキュメントに対して未修飾入力を渡した場合、ESBは入力XMLを処理できません....という例外をスローします。

ESBアウトバウンド・プロセスの構成

次の例では、Oracle JDeveloperでESBプロジェクトを使用して、Siebelシステムに対するESBアウトバウンド・プロセスを構成する方法を説明します。

前提条件

続行する前に、次の手順を使用して、アダプタ用のアウトバウンドWSDLファイルを作成する必要があります。

  1. Application Explorerを使用してターゲットを作成します。

  2. ターゲットに接続します。

  3. WSDLファイルを作成します。

  4. Oracle Application Serverを再起動します。

アウトバウンドESBプロジェクトの作成およびアウトバウンドWSDLファイルの割当て

  1. 左上ペインの上部にある「アプリケーション・ナビゲータ」タブをクリックします。

    「アプリケーション・ナビゲータ」タブ
    図esb_out1.gifの説明

  2. 作成したアプリケーション・ノードを右クリックし、「新規プロジェクト」を選択します。

    「新規ギャラリ」ウィンドウが表示されます。

    「新規ギャラリ」ウィンドウ
    図esb_out2.gifの説明

  3. 「項目」リストから「ESBプロジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。

    「ESBプロジェクトの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ESBプロジェクトの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_out3.gifの説明

  4. 次の手順を実行します。

    1. ESBプロジェクトの名前を指定します。

      「ディレクトリ名」フィールドおよび「ダイアグラム名」フィールドが自動的に更新されます。

    2. 「OK」をクリックします。

    ESBプロジェクトが左上ペインの上部に追加されます。

    追加されたESBプロジェクト
    図esb_out4.gifの説明

  5. ESBプロジェクトの中央ペインを右クリックし、「ESBサービスの作成」、「カスタム・アダプタ」を順に選択します。

    「アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_out5.gifの説明

  6. アダプタ・サービスの名前を入力し、「サービス・エクスプローラ」アイコン(「WSDLファイル」フィールドの前にある左から2番目のアイコン)をクリックします。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックス
    図bpel_5.gifの説明

  7. 「アダプタ・サービス」の下の新規接続を開き、続けて「アダプタ」「アプリケーション」を順に開きます。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックスに表示されたWSDLツリーには、Application Explorerを使用して作成したWSDLファイルがすべてリストされます。 このWSDLツリーはWSDLサーブレットにより生成され、BPELサーバーのインストールの一部として自動的にデプロイされます。

    WSDLツリー
    図esb_out6.gifの説明

  8. Application Explorerを使用して作成したアウトバウンドWSDLファイルを選択し、「OK」をクリックします。

    「アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスの「WSDLファイル」フィールドに、選択したWSDLファイルの名前と場所が表示されます。

    追加されたWSDLファイル
    図esb_out7.gifの説明

  9. 「OK」をクリックします。

    新規ESBプロジェクトがビジュアル・エディタに表示されます。

    ESBプロジェクト・ビュー
    図esb_out8.gifの説明

ファイル・アダプタを使用したプロセス読取り操作の作成

  1. ESBプロジェクトの中央ペインを右クリックし、「アダプタ・サービスの作成」、「ファイル・アダプタ」を順に選択します。

    読取り操作の作成
    図esb_out9.gifの説明

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_out10.gifの説明

  2. ファイル・アダプタの名前を入力し、「WSDLファイル」フィールドの隣にある「アダプタ・サービスのWSDLの構成」アイコンをクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード-ようこそ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out11.gifの説明

  3. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順1/6:サービス名」ウィンドウが表示されます。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順2/6:操作」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out12.gifの説明

  5. 「操作タイプ」で「Read File」をクリックし、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順3/6:ファイル・ディレクトリ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out13.gifの説明

  6. 着信XMLファイルを置いている入力ディレクトリのパスを入力し、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順4/6:ファイルのフィルタ処理」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out14.gifの説明

  7. 入力ファイルの拡張子(*.xmlなど)を入力し、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順5/6:ファイル・ポーリング」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out15.gifの説明

  8. 「ポーリング頻度」を「秒」に変更し、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順6/6:メッセージ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out16.gifの説明

  9. WSDLを選択するには「参照」をクリックします。

    「タイプの選択」ウィンドウが表示されます。

    「タイプの選択」ウィンドウ
    図esb_out17.gifの説明

  10. ダイアログ・ボックスの右上にある「WSDLファイルのインポート」アイコンをクリックします。

    「WSDLファイルのインポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「WSDLファイルのインポート」ダイアログ・ボックス
    図esb_out18.gifの説明

  11. WSDLファイルを選択し、「OK」をクリックします。

    「インポートしたWSDLファイル」フォルダが追加されます。

    「インポートしたWSDLファイル」フォルダ
    図esb_out19.gifの説明

  12. 「インポートしたWSDLファイル」フォルダを開き、「インライン・スキーマ」(PS8など)を選択し、「OK」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 手順6/6:メッセージ」ウィンドウに戻ります。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out20.gifの説明

  13. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 終了」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out21.gifの説明

  14. 「終了」をクリックします。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスに戻ります。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_out22.gifの説明

  15. 「OK」をクリックします。

    ルーティング・サービスを含む読取り操作がESBアウトバウンド・プロジェクト・ビューに追加されます。

読取り操作用のルーティング・サービスの指定

  1. ルーティング・サービスをダブルクリックします。

    ルーティング・サービス
    図esb_out23.gifの説明

    「ルーティング・サービス」ウィンドウが表示されます。

    ルーティング・サービス
    図esb_out24.gifの説明

  2. 「ルーティング・ルール」を開きます。

    ルーティング・ルール
    図esb_out25.gifの説明

  3. 緑色のプラス記号アイコンをクリックします。これは、新規ルーティング・ルールを作成するオプションを表します。

    「ターゲット・サービス操作の参照」ウィンドウが開きます。

    「ターゲット・サービス操作の参照」ウィンドウ
    図esb_out26.gifの説明

  4. 「プロジェクトのサービス」、「デフォルト・システム」、アダプタ・サービス・ノード(CARRIERなど)を順に開き、サービス名(CARRIERなど)を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    「ルーティング・ルール」ウィンドウに戻ります。

    「ルーティング・ルール」ウィンドウ
    図esb_out27.gifの説明

  6. 「<<トランスフォーメーション・マップ>>」フィールドの隣のアイコンをクリックします(既存のマッパー・ファイルを選択するか、新規作成します)。

    「リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」ダイアログ・ボックス
    図esb_out28.gifの説明

  7. 「新規マッパー・ファイルの作成」オプションを選択し、ファイル名を指定して、「OK」をクリックします。

    次のマッピング・ウィンドウが表示されます。

    マッピング・ウィンドウ
    図esb_out29.gifの説明

  8. WSDLファイルを選択し、これを書込み操作にマップします。

    WSDLファイルをマップすると、「自動マップ・プリファレンス」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「自動マップ・プリファレンス」ダイアログ・ボックス
    図esb_out30.gifの説明

  9. 「OK」をクリックします。

    次のウィンドウに示すようにマッピングが完了します。

    マッピング完了
    図esb_out31.gifの説明

  10. 左ペインのESBアウトバウンド・プロジェクト・ファイル(ESB_Outbound.esbなど)をダブルクリックします。

    これで、読取り操作用のルーティング・サービスが作成されました。

    作成されたルーティング・サービス
    図esb_out32.gifの説明

ファイル・アダプタを使用したプロセス書込み操作の作成

  1. ESBプロジェクトの中央ペインを右クリックし、「アダプタ・サービスの作成」、「ファイル・アダプタ」を順に選択します。

    読取り操作の作成
    図esb_out9.gifの説明

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_out33.gifの説明

  2. ファイル・アダプタの名前を入力し、「WSDLファイル」フィールドの隣にある「アダプタ・サービスのWSDLの構成」アイコンをクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード-ようこそ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out11.gifの説明

  3. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{1}/{4}:サービス名」ウィンドウが表示されます。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{2}/{4}:操作」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out34.gifの説明

  5. 「操作タイプ」で「Write File」をクリックし、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{3}/{4}:ファイル構成」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out35.gifの説明

  6. 出力ディレクトリのパスおよび出力ファイル名を入力し、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{4}/{4}:メッセージ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out36.gifの説明

  7. WSDLを選択するには「参照」をクリックします。

    「タイプの選択」ウィンドウが表示されます。

    「タイプの選択」ウィンドウ
    図esb_out37.gifの説明

  8. 「プロジェクトのWSDLファイル」フォルダを開き、「インライン・スキーマ」(PS8など)を選択し、「OK」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{4}/{4}:メッセージ」ウィンドウに戻ります。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out38.gifの説明

  9. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 終了」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out39.gifの説明

  10. 「終了」をクリックします。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスに戻ります。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_out40.gifの説明

  11. 「OK」をクリックします。

    ESBアウトバウンド・プロジェクト・ビューに書込み操作が追加されます。

    追加された書込み操作
    図esb_out41.gifの説明

書込み操作用のルーティング・サービスの指定

  1. ルーティング・サービスをダブルクリックします。

    ルーティング・サービス
    図esb_out41.gifの説明

    「ルーティング・サービス」ウィンドウが表示されます。

  2. 「ルーティング・ルール」を開きます。

    ルーティング・ルール
    図esb_out42.gifの説明

  3. 「<<ターゲット操作>>」フィールドの隣のアイコンをクリックします(ターゲット・サービス操作を参照します)。

    「ターゲット・サービス操作の参照」ウィンドウが開きます。

    「ターゲット・サービス操作の参照」ウィンドウ
    図esb_out43.gifの説明

  4. 「プロジェクトのサービス」、「デフォルト・システム」、アダプタ・サービス・ノード(write_operationなど)を順に開き、サービス名(Writeなど)を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    「ルーティング・ルール」ウィンドウに戻ります。

    「ルーティング・ルール」ウィンドウ
    図esb_out44.gifの説明

  6. 「<<トランスフォーメーション・マップ>>」フィールドの隣のアイコンをクリックします(既存のマッパー・ファイルを選択するか、新規作成します)。

    「リプライ・トランスフォーメーション・マップ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「リプライ・トランスフォーメーション・マップ」ダイアログ・ボックス
    図esb_out45.gifの説明

  7. 「新規マッパー・ファイルの作成」オプションを選択し、ファイル名を指定して、「OK」をクリックします。

    次のマッピング・ウィンドウが表示されます。

    マッピング・ウィンドウ
    図esb_out46.gifの説明

  8. WSDLファイルを選択し、これを書込み操作にマップします。

    WSDLファイルをマップすると、「自動マップ・プリファレンス」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「自動マップ・プリファレンス」ダイアログ・ボックス
    図esb_out30.gifの説明

  9. 「OK」をクリックします。

    次のウィンドウに示すようにマッピングが完了します。

    マッピング完了
    図esb_out47.gifの説明

  10. 左ペインのESBアウトバウンド・プロジェクト・ファイル(ESB_Outbound.esbなど)をダブルクリックします。

    これで、書込み操作用のルーティング・サービスが作成されました。

    作成されたルーティング・サービス
    図esb_out48.gifの説明

プロジェクトのデプロイ

  1. 作成したプロジェクト(ESB_Outboundなど)を右クリックし、「ESBで登録」およびサーバー接続(ServerConnection1など)を選択します。

    プロジェクトのデプロイ
    図esb_out49a.gifの接続

    デプロイに成功すると、サービスの登録に成功しましたというメッセージが表示されます。

    デプロイ成功メッセージ
    図esb_out49b.gifの説明

  2. 「ESBコントロール」コンソールにログオンし、プロジェクトが正常にデプロイされているかどうかを確認します。

    「ESBコントロール」コンソール
    図esb_in24.gifの説明

    デプロイされたプロセスが「デフォルト・システム」ノードの下にリストされます。

  3. 読取り操作の作成時に指定したフォルダにXMLファイルを格納します。

    入力XMLファイル
    図esb_out50.gifの説明

  4. 書込み操作の作成時に指定した出力フォルダでレスポンスを受け取っているかどうかを確認し、さらに「ESBコントロール」コンソールで対応するインスタンスを確認します。

    出力場所
    図esb_out51.gifの説明

  5. 出力フォルダでレスポンスを受け取っていない場合、「ESBコントロール」コンソールでインスタンスおよびログを参照し、該当するエラーがないか確認します。

ESBインバウンド・プロセスの構成

次の例では、Oracle JDeveloperでESBプロジェクトを使用して、Siebelシステムに対するESBインバウンド・プロセスを構成する方法を説明します。

前提条件

続行する前に、次の手順を使用して、アダプタ用のインバウンドWSDLファイルを作成する必要があります。

  1. Application Explorerを使用してターゲットを作成します。

  2. チャネルを作成します。

  3. ポートなしオプションを使用してWSDLファイルを作成します。

  4. Oracle Application Serverを再起動します。

インバウンドESBプロジェクトの作成およびインバウンドWSDLファイルの割当て

  1. 左上ペインの上部にある「アプリケーション・ナビゲータ」タブをクリックします。

    アプリケーション・ナビゲータ
    図esb_out1.gifの説明

  2. 作成したアプリケーション・ノードを右クリックし、「新規プロジェクト」を選択します。

    「新規ギャラリ」ウィンドウが表示されます。

    「新規ギャラリ」ウィンドウ
    図esb_out2.gifの説明

  3. 「項目」リストから「ESBプロジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。

    「ESBプロジェクトの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ESBプロジェクトの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_in1.gifの説明

  4. 次の手順を実行します。

    1. ESBプロジェクトの名前を指定します。

      「ディレクトリ名」フィールドおよび「ダイアグラム名」フィールドが自動的に更新されます。

    2. 「OK」をクリックします。

    ESBプロジェクトが左上ペインの上部に追加されます。

    ESBプロジェクト
    図esb_in2.gifの説明

  5. ESBプロジェクトの中央ペインを右クリックし、「ESBサービスの作成」、「カスタム・アダプタ」を順に選択します。

    「アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_in3.gifの説明

  6. アダプタ・サービスの名前を入力し、「サービス・エクスプローラ」アイコン(「WSDLファイル」フィールドの前にある左から2番目のアイコン)をクリックします。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    サービス・エクスプローラ
    図bpel_5.gifの説明

  7. 「アダプタ・サービス」の下の新規接続を開き、続けて「アダプタ」「アプリケーション」を順に開きます。

    「サービス・エクスプローラ」ダイアログ・ボックスに表示されたWSDLツリーには、Application Explorerを使用して作成したWSDLファイルがすべてリストされます。 このWSDLツリーはWSDLサーブレットにより生成され、BPELサーバーのインストールの一部として自動的にデプロイされます。

    WSDLツリー
    図esb_in4.gifの説明

  8. Application Explorerを使用して作成したインバウンドWSDLファイルを選択し、「OK」をクリックします。

    「アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスの「WSDLファイル」フィールドに、選択したWSDLファイルの名前と場所が表示されます。

    追加されたWSDLファイル
    図esb_in5.gifの説明

  9. 「OK」をクリックします。

    新規ESBプロジェクトがビジュアル・エディタに表示されます。

ファイル・アダプタを使用したプロセス書込み操作の作成

  1. ESBプロジェクトの中央ペインを右クリックし、「アダプタ・サービスの作成」、「ファイル・アダプタ」を順に選択します。

    読取り操作の作成
    図esb_out9.gifの説明

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_in6.gifの説明

  2. ファイル・アダプタの名前を入力し、「WSDLファイル」フィールドの隣にある「アダプタ・サービスのWSDLの構成」アイコンをクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード-ようこそ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out11.gifの説明

  3. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{1}/{4}:サービス名」ウィンドウが表示されます。

  4. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{2}/{4}:操作」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out34.gifの説明

  5. 「操作タイプ」で「Write File」をクリックし、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード:ファイル構成」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_in7.gifの説明

  6. 出力ディレクトリのパスおよび出力ファイル名を入力し、「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{4}/{4}:メッセージ」ウィンドウが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_out36.gifの説明

  7. WSDLを選択するには「参照」をクリックします。

    「タイプの選択」ウィンドウが表示されます。

    「タイプの選択」ウィンドウ
    図esb_out17.gifの説明

  8. ダイアログ・ボックスの右上にある「WSDLファイルのインポート」アイコンをクリックします。

    「WSDLファイルのインポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_in8.gifの説明

  9. WSDLファイルを選択し、「OK」をクリックします。

    「インポートしたWSDLファイル」フォルダが追加されます。

    アダプタ構成ウィザード
    図esb_in9.gifの説明

  10. 「インポートしたWSDLファイル」フォルダを開き、「インライン・スキーマ」(DEBMAS05など)を選択し、「OK」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- ステップ{4}/{4}:メッセージ」ウィンドウに戻ります。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_in10.gifの説明

  11. 「次へ」をクリックします。

    「アダプタ構成ウィザード- 終了」ウィンドウが表示されます。

    追加された書込み操作
    図esb_in11.gifの説明

  12. 「終了」をクリックします。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックスに戻ります。

    「ファイル・アダプタ・サービスの作成」ダイアログ・ボックス
    図esb_in12.gifの説明

  13. 「OK」をクリックします。

    ルーティング・サービスを含む書込み操作がESBインバウンド・プロジェクト・ビューに追加されます。

書込み操作用のルーティング・サービスの指定

  1. ルーティング・サービスをダブルクリックします。

    ルーティング・サービス
    図esb_in13.gifの説明

    「ルーティング・サービス」ウィンドウが表示されます。

    ルーティング・サービス
    図esb_in14.gifの説明

  2. 「ルーティング・ルール」を開きます。

    ルーティング・ルール
    図esb_in15.gifの説明

  3. 緑色のプラス記号アイコンをクリックします。これは、新規ルーティング・ルールを作成するオプションを表します。

    「ターゲット・サービス操作の参照」ウィンドウが開きます。

    「ターゲット・サービス操作の参照」ウィンドウ
    図esb_in16.gifの説明

  4. 「プロジェクトのサービス」、「デフォルト・システム」、アダプタ・サービス・ノード(ESB_writeなど)を順に開き、サービス名(Writeなど)を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

    「ルーティング・ルール」ウィンドウに戻ります。

    「ルーティング・ルール」ウィンドウ
    図esb_in17.gifの説明

  6. 「<<トランスフォーメーション・マップ>>」フィールドの隣のアイコンをクリックします(既存のマッパー・ファイルを選択するか、新規作成します)。

    「リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「リクエスト・トランスフォーメーション・マップ」ダイアログ・ボックス
    図esb_in18.gifの説明

  7. 「新規マッパー・ファイルの作成」オプションを選択し、ファイル名を指定して、「OK」をクリックします。

    次のマッピング・ウィンドウが表示されます。

    マッピング・ウィンドウ
    図esb_in19.gifの説明

  8. WSDLファイルを選択し、これを書込み操作にマップします。

    WSDLファイルをマップすると、「自動マップ・プリファレンス」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「自動マップ・プリファレンス」ダイアログ・ボックス
    図esb_out30.gifの説明

  9. 「OK」をクリックします。

    マッピングは完了です。

  10. 左ペインのESBアウトバウンド・プロジェクト・ファイル(ESB_Outbound.esbなど)をダブルクリックします。

    これで、中央ペインに書込み操作用のルーティング・サービスが作成されました。

プロジェクトのデプロイ

  1. 作成したプロジェクト(ESB_Inboundなど)を右クリックし、「ESBで登録」およびサーバー接続(ServerConnection1など)を選択します。

    プロジェクトのデプロイ
    図esb_in22.gifの説明

    デプロイに成功すると、サービスの登録に成功しましたというメッセージが表示されます。

    デプロイ成功メッセージ
    図esb_in23.gifの説明

  2. 「ESBコントロール」コンソールにログオンし、プロジェクトが正常にデプロイされているかどうかを確認します。

    「ESBコントロール」コンソール
    図esb_in24.gifの説明

    デプロイされたプロセスが「デフォルト・システム」ノードの下にリストされます。

    「ESBコントロール」コンソール
    図esb_in25.gifの説明

  3. イベントを起動します。

  4. 書込み操作の作成時に指定した出力フォルダでレスポンスを受け取っているかどうかを確認します。

    出力フォルダ
    図esb_in26.gifの説明

  5. 出力フォルダでレスポンスを受け取っていない場合、「ESBコントロール」コンソールでインスタンスおよびログを参照し、該当するエラーがないか確認します。