ここでは、次の項目について説明します。
『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』は、XML Developer's Kit(XDK)と、XDKの様々な言語コンポーネントを組み合せて、データベース内またはデータベース外の文書でXMLデータを生成および格納する方法をアプリケーション開発者に紹介します。必要に応じて、例およびサンプル・アプリケーションを示します。
このドキュメントを使用するには、XMLおよびJava、C、C++などの第3世代プログラミング言語についての知識が必要です。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス
アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、 (800)446-2398にお電話ください。
このドキュメントの内容は次のとおりです。
第1章「XML Developer's Kitコンポーネントの概要」
XDKの部品と、その部品とともに使用するユーティリティを紹介します。
XDK Javaコンポーネントのインストール方法。
XML Parser for Javaの機能について説明します。
XSLT Processor for Javaについて説明します。
第5章「XML Schema Processor for Java」
XML Schema Processor for Javaについて説明します。
JAXB Class Generator for JavaにかわるJAXBについて説明します。
XML SQL Utility for Javaについて説明します。
第8章「XSQL Pagesパブリッシング・フレームワーク」
このJava機能について説明します。
第9章「Pipeline Definition Language for Java」
Pipeline Definition Language for Javaの実装について説明します。
使用可能なJavaBeansについて説明します。
SOAPとXDKの簡単な紹介。
TransX Utilityは、翻訳されたシード・データおよびメッセージのデータベースへのロードを簡略化します。
XDK Cコンポーネントのインストール方法。
新規のXDKアプリケーションには、新規の統合C APIの使用が求められます。以前のC関数は下位互換性のみを目的としてサポートされていますが、今後は拡張されません。C XMLパーサーの機能について説明します。
XSLT Processor for Cの機能について説明します。
第16章「XML Schema Processor for C」
XML Schema Processor for Cの機能について説明します。
XDK C++コンポーネントのインストール方法。
統合C++ APIについて説明します。インタフェースの一覧を示します。
XML Parser for C++のインタフェースについて説明します。
XSLT Processor for C++のインタフェースについて説明します。
第21章「XML Schema Processor for C++」
XML Schema Processor for C++のインタフェースについて説明します。
XPath C++のインタフェースについて説明します。
第23章「XML Class Generator for C++」
XML Class Generator for C++の機能について説明します。
XSUのSQL Utility(XSU)PL/SQL APIは、データベースからのXML文書の生成およびデータベースへのXML文書の格納方法がJava APIに似ています。
このマニュアルおよび関連するXMLマニュアルの読者を対象とした用語を定義します。用語がこのマニュアルで使用されている場合、その定義の相互参照が太字で示されています。
詳細は、次のOracle資料を参照してください。
『Oracle XML DB開発者ガイド』
『Oracle XML APIリファレンス』
『Oracle XML Java API Reference』
『Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』
このマニュアルで使用する多くの例は、ソフトウェアの次のディレクトリにあります。
$ORACLE_HOME/xdk/demo/java/
$ORACLE_HOME/xdk/demo/c/
$ORACLE_HOME/xdk/java/sample/
$ORACLE_HOME/rdbms/demo
このマニュアルの例の多くはサンプル・スキーマを使用していますが、これはOracle Databaseのインストール時に「基本インストール」を選択するとデフォルトでインストールされます。これらのスキーマの作成方法および使用方法の詳細は、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。
リリース・ノート、インストール関連ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、OTN-J(Oracle Technology Network Japan)から、無償でダウンロードできます。OTN-Jを使用するには、オンラインでの登録が必要です。登録は、次のWebサイトから無償で行えます。
http://otn.oracle.co.jp/membership/
すでにOTN-Jのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次のURLでOTN-J Webサイトのドキュメントのセクションに直接接続できます。
http://otn.oracle.co.jp/document/
XMLに関するその他の情報は、次の資料を参照してください。
WROXシリーズ: 特にXML、XSLおよび開発について書かれた『XML Design and Implementation』(Paul Spencer著)
『Building Oracle XML Applications』(Steve Muench著、O'Reilly出版)http://www.oreilly.com/catalog/orxmlapp/
『The XML Bible』http://www.ibiblio.org/xml/books/biblegold/
『Oracle Database 10g XML & SQL』(Oracle XML Product Development Team著)http://www.osborne.com/oracle/
『XML, Java, and the Future of the Web』(Jon Bosak著、Sun Microsystems出版)http://www.ibiblio.org/bosak/xml/why/xmlapps.htm
『XML for the Absolute Beginner』(Mark Johnson著、JavaWorld出版)http://www.javaworld.com/jw-04-1999/jw-04-xml_p.html
『XML And Databases』(Ronald Bourret著)http://www.rpbourret.com/xml/XMLAndDatabases.htm
XML仕様(World Wide Web Consortium: W3C)http://www.w3.org/XML/
XML.com
(XMLリソースおよびコメントの広範囲なコレクション)http://www.xml.com/
『Annotated XML Specification』(Tim Bray著、XML.com
)http://www.xml.com/axml/testaxml.htm
『XML FAQ』(W3C XML Special Interest Group(企業によるXMLデータ交換を実現するXML DTDの業界クリアリング・ハウス))http://www.ucc.ie/xml/
XML.org
(OASISが運営するXML言語専用の開発者向けリソース)http://xml.org/
この項では、このマニュアルの本文およびコード例で使用される表記規則について説明します。この項の内容は次のとおりです。
本文の表記規則
本文では、特定の項目が一目でわかるように、次の表記規則を使用します。次の表に、その規則と使用例を示します。
規則 | 意味 | 例 |
---|---|---|
太字 |
太字は、本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
この句を指定すると、索引構成表が作成されます。 |
固定幅フォントの |
固定幅フォントの大文字は、システム指定の要素を示します。このような要素には、パラメータ、権限、データ型、Recovery Managerキーワード、SQLキーワード、SQL*Plusまたはユーティリティ・コマンド、パッケージおよびメソッドがあります。また、システム指定の列名、データベース・オブジェクト、データベース構造、ユーザー名およびロールも含まれます。 |
|
固定幅フォントの |
固定幅フォントの小文字は、実行可能ファイル、ファイル名、ディレクトリ名およびユーザーが指定する要素のサンプルを示します。このような要素には、コンピュータ名およびデータベース名、ネット・サービス名および接続識別子があります。また、ユーザーが指定するデータベース・オブジェクトとデータベース構造、列名、パッケージとクラス、ユーザー名とロール、プログラム・ユニットおよびパラメータ値も含まれます。 |
パスワードは、
|
|
注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。 |
|
固定幅フォントの |
固定幅フォントの小文字のイタリックは、プレースホルダまたは変数を示します。 |
|
コード例は、SQL、PL/SQL、SQL*Plusまたは他のコマンドライン文の例です。次のように固定幅フォントで表示され、通常のテキストと区別されます。
SELECT username FROM dba_users WHERE username = 'MIGRATE';
次の表に、コード例で使用される表記規則とその使用例を示します。
規則 | 意味 | 例 |
---|---|---|
|
大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。大カッコは、入力しないでください。 |
|
|
中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。 |
|
|
縦線は、大カッコまたは中カッコ内の複数の選択項目の区切りに使用します。項目のうちの1つを入力します。縦線は、入力しないでください。 |
|
|
水平の省略記号は、次のいずれかを示します。 |
|
. . . |
垂直の省略記号は、例に直接関連しない複数の行が省略されていることを示します。 |
|
その他の記号 |
大カッコ、中カッコ、縦線および省略記号以外の記号は、記載されているとおりに入力する必要があります。 |
|
イタリック体 |
イタリック体は、特定の値を指定する必要があるプレースホルダや変数を示します。 |
|
大文字 |
大文字は、システム指定の要素を示します。これらの要素は、ユーザー定義の要素と区別するために大文字で示されます。大カッコ内にないかぎり、表示されているとおりの順序および綴りで入力します。ただし、大/小文字が区別されないため、小文字でも入力できます。 |
|
小文字 |
小文字は、ユーザー指定のプログラム要素を示します。たとえば、表名、列名またはファイル名などです。 |
|
|
注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。 |
|
次の表に、Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則とその使用例を示します。
規則 | 意味 | 例 |
---|---|---|
ファイル名およびディレクトリ名 |
ファイル名およびディレクトリ名は大/小文字が区別されません。特殊文字の左山カッコ(<)、右山カッコ(>)、コロン(:)、二重引用符(")、スラッシュ(/)、縦線(|)およびハイフン(-)は使用できません。円記号(¥)は、引用符で囲まれている場合でも、要素のセパレータとして処理されます。Windowsでは、ファイル名が¥¥で始まる場合、汎用命名規則が使用されていると解釈されます。 |
|
Windowsコマンド・プロンプト |
Windowsコマンド・プロンプトには、カレント・ディレクトリが表示されます。このマニュアルでは、コマンド・プロンプトと呼びます。コマンド・プロンプトのエスケープ文字はカレット(^)です。 |
|
特殊文字 |
Windowsコマンド・プロンプトで二重引用符(")のエスケープ文字として円記号(¥)が必要な場合があります。丸カッコおよび一重引用符(')にはエスケープ文字は必要ありません。エスケープ文字および特殊文字の詳細は、Windowsオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 |
|
|
Oracleホームの名前を表します。ホーム名には、英数字で16文字まで使用できます。ホーム名に使用可能な特殊文字は、アンダースコアのみです。 |
|
|
Oracle8iより前のリリースでは、Oracleコンポーネントをインストールすると、すべてのサブディレクトリが最上位の
このリリースは、Optimal Flexible Architecture(OFA)のガイドラインに準拠しています。 このマニュアルに示すディレクトリ・パスの例は、すべてOFAの表記規則に準拠しています。 |
|
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.co.jp/support/
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://otn.oracle.co.jp/document/
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://www.oracle.co.jp/education/
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.co.jp
http://otn.oracle.co.jp
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |