ビジネス・サービス・コントロールの「Configuration」タブでは、管理者は次の項目を構成できます。
特定のユーザー・プロファイルを持つユーザーに表示されるタブ
各ユーザー・プロファイルの結果ビューのタイプ
エンティティの作成、編集または検索時にユーザーが入力できるカスタマイズ可能な分類
「Configuration」タブは、次の両方の条件が満たされている場合に使用できます。
ユーザーが、表示される「Configuration」タブを含むユーザー・プロファイルに属している。
ユーザーに、すべての操作(*)およびすべての構成(*)に対するConfiguratorManagerPermissionがある。権限の設定方法の詳細は、「管理者ガイド」の「ユーザー権限」を参照してください。
また、「Customize」ボタンが表示されている場合、管理者は、個別のページをカスタマイズできます。
図34に示すページでは、特定のユーザー・プロファイルに使用可能なタブを定義できます。「Default User Profile」ドロップダウン・リストでは、新しいユーザー・アカウントを作成するときのデフォルトのユーザー・プロファイルを指定できます。「Allow User to Select Profile」チェック・ボックスが選択されていると、ユーザーは新しいアカウントを作成するときにユーザー・プロファイルを選択できます。後からプロファイルを切り替えることもできます。
このパネルでは、ブラウズ可能な分類を選択できます。ブラウズ可能な分類は、「Reports」 タブのレポート・ツリーに表示され、エンティティの分類の詳細にも表示されます。
ブラウズ可能な各分類は、パネルで構成された「Display name」を使用して、ノードとしてレポート・ツリーに表示されます。分類が内部で「Checked」の場合、つまり事前定義された値がある場合は、用意されたそれぞれの値について、サブノードがレポート・ツリーに表示されます。
たとえば、選択されている分類systinet-com:taxonomy:service:certificationは、レポート・ツリーのノード「Certification」を表します。レポート・ツリーの「Certification」ノードをクリックすると、結果ビューには、この分類でカテゴリ化されたエンティティがすべて含まれます。systinet-com:taxonomy:service:certificationは内部で「Checked」で、値セット(Certified、Pending)を持っているため、「Certification」ノードには、認証済サービスと保留中サービスのレポートを表す2つのサブノード(CertifiedおよびPending)が含まれます。
このパネルでは、表示する検索データのレコード数とページ数を指定できます。「Components」列のコンポーネント名は、コンポーネント名(services、endpoints、providers、interfaces、bindings)と結果ビューのタイプ(common、technical、business)で構成されます。たとえば、コンポーネント名、servicesTechnicalResultを持つ行には、技術的なサービス・データを示すサービスの検索結果に対するページ制限が含まれています。
「Business Service Control Configuration」画面の「Web Interface」タブでは、レジストリのインタフェースに関するURL、コンテキスト、ディレクトリその他の情報を構成できます。
フィールド説明:
URL: セキュリティ保護されていないレジストリのURL。
Secure URL: セキュリティ保護されているレジストリのURL。
Context: レジストリ・コントロールURLのコンテキスト。
Data context: JavaScriptやイメージなどの静的オブジェクトが格納されているコンテキスト。
JSP directory: JSPページのREGISTRY_HOME/work/uddiの相対位置。
Upload directory: 分類のアップロードなどのタスクに使用するアップロード・ディレクトリ。
Maximum upload size: 最大アップロード・サイズ(バイト)。
Server session timeout: セッション・タイムアウト(秒)。
Administrator's email: レジストリ管理者の電子メールアドレス。
URL Truncation Limit: レポートおよび結果ビューに表示されるURLは、このフィールドに指定した文字数で切り捨てられます。切り捨てられたURLは、ここに指定されている値の長さと厳密には同じではなく、若干長くなる場合があります。切り捨てられたURLは、次の形式で表示されます。<プロトコル><サーバー名><切り捨てられた部分...><ファイル名>
このタブは、「Search」、「Edit」または「Publish」ページで使用する分類およびそれらの表示方法を制御します。
新しい分類を追加するには、画面の下部にある「Add New Taxonomy」をクリックします。分類の現在の表示方法を変更するには、右側の列にある「Edit」アイコンをクリックします。
分類(およびその表現)を追加するためのウィザードと編集するためのウィザードは、同様です。ここでは、分類を編集する手順について説明します。
分類の「Edit」列にあるアイコンをクリックし、図40に示すページを表示します。
このページの下半分に表示される詳細は、「Select representation」の選択に応じて異なります。
Select mode: ユーザーは、事前定義済の有効な値セットから値を選択します。 この値セットは、サポートされているUIコントロール(チェック・ボックス、ラジオ・ボタン、リスト・ボックスなど)を使用して表示できます。UIでは、「Checked」の分類に対して、分類自体から有効な値をフェッチできるため、ここで値を指定するかどうかは任意です。指定すると、ユーザーを値のサブセットに制限し、値の表示順を制御できます。
Input mode: ユーザーは、値をテキスト・ボックスに入力します。
Hidden value: この場合、ユーザーは値を編集できません。
次の画面で、この分類表現を追加するページを指定できます。
エンティティを作成または編集するときにユーザーが値を入力できるようにしたり、検索に分類を使用できるようにすることができます。
「Next」をクリックすると、構成されるそれぞれの追加ページのどこに分類表現を表示するかを指定するように求められます。
新しい構成と既存の構成に矛盾がある場合は、矛盾を解決するように求められます。別の表現がすでに存在するページに表現を追加しようとすると、新しい表現または既存の表現のいずれかを選択するように求められます。
最後に、追加内容のサマリーが表示されます。
管理者は、「Customize」ボタンが表示されている場合、ビジネス・サービス・コントロールの各ページをカスタマイズできます。ページには、複数の複合領域が含まれている場合があります。その場合は、各領域に独自の「Customize」ボタンがあります。
![]() | 注意 |
---|---|
各ページの「Customize」ボタンは、前述の「カスタマイズ可能な分類」の設定よりも優先されます。これにより、レジストリの管理者は、ニーズに合わせて各ページをさらにカスタマイズできます。 |
たとえば図43は、次の2つの複合領域を持つページを示しています。
Business Properties
Technical Properties
ユーザー(管理者)は、「Business Properties」領域の「Customize」ボタンをクリックしています。
「Business Properties」はカスタマイズ・エディタに表示され、「Technical Properties」はこのページに通常どおりに表示されます。
カスタマイズ・エディタに表示される内容は、次のとおりです。
Visual Components: 1つの表に1行です。ここでは、各行に2つのコンポーネントがありますが、下を参照してください。1つのコンポーネントが選択されています。この場合、選択されているラベルは「Usage」です。
「Component Properties」には、選択されているコンポーネントのプロパティが表示されます。
「Visual Components」の下の隣接するコンポーネントのペアの間には、いくつかのボタンがあります。ここでは、コンポーネントが1行に2つのみであるため、行ごとに1組のボタンのみがあります。各ボタンのツールチップには、ボタンの機能が表示されます。可能な操作は次のとおりです。
隣接するコンポーネントのペアの位置を水平方向に入れ替えます。
コンポーネントを上下に移動し、その下または上のコンポーネントと入れ替えます。
隣接するコンポーネントのペアをリンクして、上下に移動するときにこれらが同時に移動するようにします。リンクされているコンポーネントのリンクを解除することもできます。
「Component Properties」に表示される詳細の一部は、コンポーネントのタイプによって異なります。「Show expert visual properties」をクリックすると、そのコンポーネントで使用している行または列の数(「Height」および「Width」)を変更できます。行の最後のコンポーネントには、「Remainder of the row」が選択されています。かわりに「Cells」を選択すると、行が次の行と結合されて、1行になります。たとえば、図44では、最初の2行が、4つのコンポーネントを含む1つの行に結合されています。
表示されているボタンをクリックすると、次のアクションを実行できます。
新しいコンポーネントを追加します。
選択したコンポーネントを削除します。
設計を保存します。
行った変更をリセットします。
カスタマイズ・エディタを閉じます。