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Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用管理者ガイド
10g(10.1.3.2.0)
E05041-01
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B コンテンツのOracle Content DBへの移行

この章では、コンテンツおよびユーザーを、レガシー・システムからOracle Content DBに移行する方法を説明します。Oracle Content DB移行は、次のシステムからの移行に適用されます。

Oracle Content DBでは、現在移行ツールキットを提供していません。ファイルは手動で移行してください。移行するファイルが大量で支援が必要な場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

この付録では、次の項目について説明します。

移行作業

ユーザー、フォルダ階層、コンテンツおよびアクセス権限を他のファイル・サーバー・システムからOracle Content DBに一元化する場合、次の作業が含まれます。

Oracle Content DBユーザーの移行

新しいOracle Content DBへの移動作業は、まず、ユーザー・リストの作成から始めます。

Oracle Content DBに移行するユーザーごとに、Oracle Content DBユーザー・リポジトリでユーザーを作成します。詳細は、第5章「Oracle Content DBユーザーの管理」を参照してください。

Oracle Content DBライブラリの作成

ユーザー・グループをOracle Content DBに移行する場合は、Oracle Content DB内の対応するライブラリとメンバー・ロールを作成または更新します。

スクリプト化したライブラリ作成

使用する管理ツールでグループ情報をファイルにエクスポートできる場合、グループをXML形式に変換する変換スクリプトを記述できます。次に、ライブラリ作成ツールを使用して、対応するライブラリをOracle Content DBに作成します。ライブラリ作成ツールの詳細は、開発者ガイドを参照してください。

Oracle Content DBコンテンツの移行

ユーザーおよびライブラリを作成し、次に、ファイルおよびフォルダをOracle Content DBに移動します。ただし、旧ファイルにアプリケーション固有のメタデータが含まれる場合、そのような情報は自動的にコピーされません。

データのコピー方法

次のいずれかの方法で、ファイルをコピーします。

  • Web-based Distributed Authoring and Versioning(WebDAV): WebDAVは、インターネットおよびファイルのインターネット・コラボレーションのために設計されたプロトコルで、データをあるシステムから別のシステムにドラッグ・アンド・ドロップできます。ファイル構造を保持する場合は、オリジナルのファイル・システムをクリックし、Oracle Content DBにドラッグします。または、ディレクトリ・ツリー内のそれぞれの場所をドラッグし、ツリーの各部分のコピーが終わってから次をコピーします。

    WebDAVの使用方法の詳細は、「Oracle Content DBでのWebDAVの使用」を参照してください。

  • Oracle Drive: Oracle Driveは、WebDAVプロトコルを使用してOracle Content DBにアクセスするデスクトップ・クライアントです。Oracle Driveは、インストール後、Windowsエクスプローラにマップ済ドライブとして表示されます。Oracle Driveは、ローカル・コンピュータとOracle Content DBのファイル同期機能も提供します。詳細は、「Oracle Content DBとOracle Driveの使用」を参照してください。