この章では、Oracle Content DBの重要なアーキテクチャおよび管理の概念を説明します。
この章では、次の項目について説明します。
通常、Oracle Content DBのシステム管理者は、次の作業を行う必要があります。
Oracle Content DBの配置計画
Oracle Content DBのインストールおよび構成
ウィルス対策ソリューション、BFILEアーカイブまたはエージング、およびその他のオプションの有効化を含む、Oracle Content DB配置のカスタマイズ(オプション)
システムのチューニングおよびトラブルシューティングの実行
Oracle Content DBサイトの管理
カスタムBPELワークフローの管理
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注意: Oracle Content DBのアプリケーション管理者は、ユーザー、割当て容量、カテゴリやコンテンツの管理などのタスクを行います。アプリケーション管理者のロールには、カテゴリ管理者、構成管理者、セキュリティ管理者など、様々なものがあります。1つ以上のアプリケーション管理ロールを保持するユーザーは、アプリケーション管理タスクについて、『Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用アプリケーション管理者ガイド』を参照してください。 |
システム管理者には、次のスキルが必要です。
Oracle Databaseの基本的な管理経験。 ファイル・システムはOracleデータベースに格納されるため、管理者は、Oracle Textに関する知識も含め、データベースの管理方法の基本を理解している必要があります。
インターネットおよびイントラネット・プロトコルの知識。 管理者は、HTTP、WebDAVおよび他のネットワーキング・プロトコルの動作を理解している必要があります。
Oracle Application Serverの管理経験。 管理者は、Oracle HTTP ServerやOracle Containers for J2EE(OC4J)などの様々なOracle Application Serverコンポーネントを、Application Server Controlやopmnctlなどの管理ツールを使用して管理する方法を理解している必要があります。
表1-1に、システム管理者が使用する管理アカウントの概要を示します。
表1-1 管理アカウント
| アカウント名 | 目的 | 注意 |
|---|---|---|
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Application Server Controlへのアクセスに使用します。 |
パスワードは、Oracle Content DB中間層のインストール中に設定されます。 |
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インストール後のOracle Content DBへのアクセスに使用します。 このアカウントは、ファイルベースのユーザー・リポジトリを使用している場合にのみ使用します。 |
このユーザーは、Oracle Content DBのアプリケーション管理者ロールをすべて保持します。 初期パスワードは、Oracle Content DBのスキーマ・パスワードと同じです。 このアカウントを使用すると、OracleAS JAAS Provider Admintoolを使用して、ファイルベースのユーザー・リポジトリ用に新規ユーザーを作成できます。詳細は、「ファイルベース・ユーザー・リポジトリでのユーザーの管理」を参照してください。 |
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インストール後のOracle Content DBへのアクセスに使用します。 このアカウントは、Oracle Internet Directoryをユーザー・リポジトリとして使用している場合にのみ使用します。 |
このユーザーは、Oracle Content DBのアプリケーション管理者ロールをすべて保持します。 パスワードは、OracleAS Infrastructureのインストール中に入力します。 このアカウントを使用すると、Oracle Internet Directoryセルフ・サービス・コンソール( |
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インストール後のOracle Content DBへのアクセスに使用します。 このアカウントは、サード・パーティのLDAPサーバーをユーザー・リポジトリとして使用している場合にのみ使用します。 |
このユーザーは、Oracle Content DBのアプリケーション管理者ロールをすべて保持します。 このユーザーの名前およびパスワードは、Oracle Content DBのインストール中に指定します。 このアカウントを使用すると、LDAPサーバーに付属する管理ツールを使用して、サード・パーティLDAPのユーザー・リポジトリ用に新規ユーザーを作成できます。詳細は、LDAPサーバーのドキュメントを参照してください。 |
Oracle Content DBには、ブラウザベースの管理ツールやコマンドライン・ツールなど、いくつかの管理ツールが用意されています。これらの管理ツールを使用して、次の作業を実行できます。
ドメインおよびノードの起動と停止
サービス・オブジェクトおよびサーバー・オブジェクトの管理
コマンドラインからの作業
ドメイン、サービスおよびノードのパフォーマンスの監視
次の各項では、Oracle Content DBの管理者が使用できる管理ツールについて説明します。
Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control(Application Server Control)では、Oracle Content DBの基本的なプロセス管理機能および監視機能(ドメイン、ノード、サービスおよびサーバーの監視、動的チューニングなど)を使用できます。また、Application Server Controlはファイルベース・ユーザー・リポジトリ用のユーザーの作成にも使用できます。
通常、Application Server Controlには次のURLからアクセスできます。
http://host:port/em
ログインにはoc4jadminアカウントを使用します。
Application Server Controlへのアクセス方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。
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注意: Application Server Controlにアクセスするには、Oracle HTTP Serverおよびホーム・インスタンスの両方を起動する必要があります。 |
Application Server ControlでのOracle Content DBのタスクのほとんどは、Oracle Content DBのホームページから実行できます。Content DBのホームページへのアクセス手順は、Oracle Content DBの一般的なタスク(ドメイン・プロパティの構成、サイト設定の変更、サーバー構成の管理など)を実行するのか、特定のノード、サービスまたはサーバーに関するタスクを実行するのかによって異なります。
特定のノード、サービスまたはサーバーに関する管理タスクを実行するためにContent DBのホームページにアクセスするには、次のようにします。
Oracle Content DBプロセスを管理する中間層上のApplication Server Controlに接続します。
「クラスタ・トポロジ」ページの「メンバー」表で、目的のタスクに関連するノード(OC4J_Contentインスタンス)の横の+アイコンをクリックします。
OC4J_Contentインスタンスは、実行されていないと開くことができません。OC4J_Contentインスタンスを起動するには、選択して「起動」をクリックします。
OC4J_Contentヘッダーの下のcontentをクリックします。
「アプリケーション: content」ページの「関連リンク」セクションで、「Content DB拡張機能」をクリックします。Content DBのホームページが表示され、手順2で開いたノード(OC4J_Contentインスタンス)に関する情報が表示されます。
図1-1に、Content DBのホームページを示します。
Oracle Content DBの一般的な管理タスクを実行するためにContent DBのホームページにアクセスするには、次のようにします。
Application Server Controlに接続します。
「クラスタ・トポロジ」ページの「メンバー」表で、いずれかのOC4J_Contentインスタンスの横にある+アイコンをクリックします。選択するのはどのOC4J_Contentインスタンスでもかまいません。
OC4J_Contentインスタンスは、実行されていないと開くことができません。OC4J_Contentインスタンスを起動するには、選択して「起動」をクリックします。
OC4J_Contentヘッダーの下のcontentをクリックします。
「アプリケーション: content」ページの「関連リンク」セクションで、「Content DB拡張機能」をクリックします。Content DBのホームページが表示されます。一般的な管理タスクのほとんどは、「管理」タブから実行できます。
図1-2に、Content DBのホームページの「管理」タブを示します。
Oracle Content DBの管理モードでは、割当て容量の指定やロールの割当てなどのアプリケーション管理機能を使用できます。管理モードにアクセスするには、1つ以上のアプリケーション管理ロールを保持するユーザーとしてOracle Content DB Webクライアントにログインした後、「管理モードに切替え」をクリックします。詳細は、『Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用アプリケーション管理者ガイド』を参照してください。
次のOracle Application Serverツールは、Oracle Content DBの一部のタスクを実行するのに使用できます。
opmnctlユーティリティは、Oracle Content DB、Application Server Control、OC4Jプロセス、Oracle HTTP Serverの起動と停止に使用できます。opmnctlは、ORACLE_HOME/opmn/bin/に格納されています。
opmnctlツールの使用方法の詳細は、『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Content DBでファイルベースのユーザー・リポジトリを使用している場合は、ユーザーの管理にOracleAS JAAS Provider Admintoolを使用できます。Admintoolは、ファイルベースのユーザー・リポジトリでユーザー、ロール、ポリシーおよびログイン・モジュールを管理するための軽量のJavaアプリケーションです。ただし、Admintoolによって加えた変更を有効にするには、OC4J_Contentを再起動する必要があります。
Oracle Internet DirectoryをOracle Content DBのユーザー・リポジトリとして使用している場合は、Oracle Internet Directoryの各種管理ツールを使用してユーザーを管理できます。たとえば、ldapaddおよびldapmodifyなどのOracle Internet Directoryのコマンドライン・ツール、Oracle Internet Directoryセルフ・サービス・コンソール(oiddas)、Oracle Directory Managerなどを使用できます。
Oracle Internet Directoryセルフ・サービス・コンソールの使用方法の詳細は『Oracle Identity Management委任管理ガイド』を、Oracle Internet Directoryのコマンドライン・ツールの使用方法の詳細は『Oracle Identity Managementユーザー・リファレンス』を、Oracle Directory Managerの使用方法の詳細は『Oracle Internet Directory管理者ガイド』を参照してください。
一部のOracle Content DBシステム管理タスクは、このマニュアルでは取り上げません。次の表に、これらの作業と参照先を示します。
表1-2 このマニュアルで取り上げていないシステム管理作業と情報
| 作業 | 参照先 |
|---|---|
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Oracle Application Serverのプラットフォーム別インストレーション・ガイド |
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『Oracle Application Serverエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』 |
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Oracle Application Serverのプラットフォーム別インストレーション・ガイド |
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『Oracle Application Server管理者ガイド』 |
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『Oracle WebCenter Framework開発者ガイド』 |
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OracleMetaLink( 『Oracle Application Server動作要件情報』 |
次の各項では、Oracle Content DBの基礎となるテクノロジおよびOracle Content DBノードと他のプロセスとの連携について説明します。また、ユーザー・リポジトリおよびOracle Content DBサイトに関する情報も示します。
ここでは、次の内容について説明します。
Oracle Content DBが提供する包括的なWebサービスにより、開発者は高度なコンテンツ管理機能を持ったアプリケーションを構築および強化できます。
これらのWebサービスにより、多数のAPIコールを使用して、コンテンツおよびレコードが管理できます。Webサービスは、Oracle BPEL Process Managerの幅広いビジネス・プロセスの自動化もサポートします。
開発者は、Oracle Content DB Webサービスを使用して、次のことができます。
利用可能なサービスに関する説明のリストを参照するには、Webブラウザを開いて次のURLにアクセスします。
http://host_name:port/content/ws/wsdl
開発者向けのドキュメントやサンプル・コードをダウンロードするには、次のURLのOracle Technology Network(OTN)でOracle Content DBの製品ページを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/contentdb/index.html
Java APIレイヤーは、コンテンツ管理ビジネス・ロジックを網羅する均一なインタフェースを提供します。Oracle Content DB Webアプリケーション、プロトコル・サーバーおよびWebサービスは、このレイヤーが基礎になっています。Java APIレイヤーにより、Oracle Content DBにインタフェースするすべてのコンポーネントが、アプリケーション・ビジネス・ロジックに関わる抽象化レベルで確実にインタフェースできます。
Oracle WebCenter Frameworkには、JSR-170 Level 1をサポートするOracle Content DB JCR Adapterが付属しています。Oracle WebCenter Frameworkを使用してこのアダプタを構成すると、Oracle Content DBに格納されたコンテンツにOracle Content DB Data Controlからアクセスできるようにできます。詳細は、『Oracle WebCenter Framework開発者ガイド』を参照してください。
Oracle Content DBドメインは、Oracle Content DBノードとOracle Content DBのデータを含むOracle Databaseインスタンスを論理的にグループ化したものです。ノードは、Oracle Application Serverで動作します。Oracle Content DBノードのプロセスおよびデータベースは、物理的に単一のコンピュータ上に構成することも、複数の別々のコンピュータにまたがって構成することもできます。
Oracle Content DBスキーマは、構成プロセス中にOracle Database内に作成されます。スキーマは、すべてのデータベース・オブジェクト(Oracle Content DBに関するメタデータおよび構成情報を含む)を所有しています。Oracle Content DBスキーマは、同一データベースに複数保持することはできません。
図1-4に、Oracle Content DBドメインを示します。
Oracle Content DBノードとは、実行時のソフトウェアのサポートに必要な基礎となるJava仮想マシン(JVM)とともに製品を構成するアプリケーション・ソフトウェアのことです。
ノードについて理解する上で重要な概念は次のとおりです。
インストール後、各Oracle Content DB中間層にはOracle Content DBアプリケーションをサポートするノードがデフォルトで1つ存在します。
各ノードは、HTTPなどのプロトコル・サーバー、およびガベージ・コレクション・エージェントなどのエージェントをサポートします。
ノードは、OC4Jと連携するよう構成されたサーブレットを使用して、Oracle Content DBアプリケーション、WebDAV、Oracle DriveおよびWebサービスをサポートします。
各ノードのOC4JプロセスはOPMNによって保護され、突然停止した場合には自動的に再起動されます。
各ノードには、ノード・マネージャがあります。このプロセスが、ノードのデフォルトのサービスおよびサーバーの起動を担当します。また、ノードのログ・レベル、ロケール情報、使用可能な空きメモリー、およびノードのOracleホームに関する情報を調査するために使用できる、ノードの管理APIも提供します。
図1-5に、Oracle Content DBノードを示します。
各ノードは、特定の構成パラメータ(資格証明マネージャ、データベースへの接続、キャッシュ・サイズなど)を持つサービスをサポートします。デフォルトでは、各ノードで1つのサービスが開始され、そのサービスはそのノードのすべてのプロトコル・サーバーおよびエージェントをサポートします。
サービスがサポートするサーバーは、プロトコル・サーバーまたはエージェントです。プロトコル・サーバーは、特定のポートでクライアントからのリクエストをリスニングし、プロトコル仕様のルールに従ってリクエストにレスポンスを返します。デフォルトでは、各プロトコル・サーバーは業界標準のよく知られたポートでリスニングを行い、プロトコル・サーバーの仕様に準拠します。
エージェントは、定期的に(時間ベースで)操作を実行するか、他のOracle Content DBサーバーまたはプロセスが生成したイベントに応じて(イベント・ベースで)操作を実行します。たとえば、コンテンツ・ガベージ・コレクション・エージェントは、Oracle Content DBのドキュメントと関連がなくなったコンテンツを削除します。この操作は、サーバー構成オブジェクトで指定したアクティブ化期間パラメータに基づいて行われます。
異なるエージェントを異なるノードで実行することはできますが、1つのエージェントは1つのノード上のみで実行する必要があります。ただし、サービス・ウォームアップ・エージェントと統計エージェントは除きます。これらのエージェントは、すべてのノードで実行しておく必要があります。通常は、システムを安定させるために、付属エージェントのほとんどを実行する必要があります。詳細は、付録E「サーバー構成プロパティ」を参照してください。
Oracle Content DBのアーキテクチャには柔軟性があります。サービスとサーバーが切り離されているため、ハードウェア全体にわたってサービス、プロトコル・サーバーおよびエージェントを構成できます。たとえば、1つのノードですべてのプロトコル・サーバーを実行して別のノードですべてのエージェントを実行するか、またはそれらすべてを同じノードで実行することができます。
Oracle Content DBの構成中にドメインおよびノードの初期構成が設定されますが、これは後で変更できます。プロトコル・サーバーおよびその他のプロセスは、Application Server Controlを使用して、いつでも構成できます。
サービス構成パラメータについては、付録D「サービス構成プロパティ」を参照してください。サーバー構成パラメータについては、付録E「サーバー構成プロパティ」を参照してください。
Oracle Content DBでは、ユーザー・リポジトリについて次の3つのオプションがあります。
Oracle Internet Directory: Oracle Identity Managementのコンポーネント
サード・パーティのLDAPソリューション: Open LDAP、Microsoft Active Directoryなど
ファイルベースのユーザー・リポジトリ
Oracle Content DBのユーザー・リポジトリを選択する方法の詳細は、第5章「Oracle Content DBユーザーの管理」を参照してください。
Oracle Content DBサイトは、すべてのOracle Content DBユーザーに対する設定の管理に使用される組織エンティティです。サイトには、割当て容量の管理、サイト設定の指定およびその他のタスクを実行できるアプリケーション管理者が指定されます。詳細は、『Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用アプリケーション管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Content DBサイトは、Oracle Content DBをインストールおよび構成する際に作成されます。システム管理レベルでサイト設定を管理する方法の詳細は、第11章「Oracle Content DBサイトの管理」を参照してください。
ユーザーは、自分のプラットフォームに適したプロトコルを使用してOracle Content DBに接続できます。たとえば、WindowsユーザーはOracle Driveクライアントを使用するか、Webフォルダを使用して接続します。MacintoshユーザーはWebDAVを使用して接続します。すべてのプラットフォームのユーザーは、ブラウザ・ベースのHTTPアクセスを使用して接続できます。
Oracle Content DBでは、次のプロトコルがサポートされています。
HTTPは、ブラウザ・ベースのアクセスに使用されます。Oracle Content DB Webクライアントを使用して、HTTPでOracle Content DBにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://server_name:port/content
WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)は、インターネットなどのWide Area Network用に設計されたHTTP関連のプロトコルです。現在最も普及しているWebDAVクライアントは、Windowsエクスプローラの拡張機能であるWebフォルダです。Windows 2000およびWindows XPでは「マイ ネットワーク」と呼ばれます。Oracle Content DBは、Macintoshユーザー向けのWebDAVサポートも提供しています。
Oracle Driveクライアントは、SMBに似たドライブ・マッピング機能をWindowsユーザーに提供し、実際のファイル・プロトコルとしてはWebDAVを使用します。Oracle Driveの詳細は、「Oracle Content DBとOracle Driveの使用」を参照してください。
表1-3に、Oracle Content DBでサポートされているクライアントのプラットフォーム、プロトコルおよびアクセス方法の一部を示します。クライアントの動作要件情報は、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)を参照してください。
表1-3 クライアントのプラットフォームおよびプロトコル・サポート
| クライアントのプラットフォーム | サポートされているプロトコル | アクセス方法脚注1 |
|---|---|---|
|
Windows |
HTTP、WebDAV |
ブラウザ、Oracle Drive、Windowsエクスプローラ |
|
Macintosh(Mac OS 10.3) |
HTTP、WebDAV |
ブラウザ、WebDAVクライアント |
|
UNIX |
HTTP |
ブラウザ |
|
Red Hat Linux Advanced Server 3.0(カーネル2.4.9-e.16) |
HTTP |
脚注1 いずれのプロトコルでも、接続先のサーバーがDHCPを使用している場合は、ホスト名ではなくホストの現在のIPアドレスを接続構文で使用する必要があります。
WebDAVプロトコルは、Oracle Content DBをインストールして構成した後、デフォルトで有効になっています。
ユーザーにアップロード済コンテンツ関連データの入力を求めるポリシーをフォルダまたはライブラリに定義した場合、ユーザーがWebDAVを使用してそのフォルダまたはライブラリにコンテンツを入れることはできなくなりますので注意してください。この制限は、WebDAVプロトコルにメタデータ入力機能がないことによるものです。
WebDAVでOracle Content DBにアクセスする場合は、次のURLを使用します。
http://server_name:port/content/dav
portの値は、プラットフォームによって異なります。UNIXシステムでは、ポート番号は通常7778です。Windowsシステムでは、中間層の構成時にポート80が使用されている場合を除き、ポート番号は通常80です。
ポート番号を確認するには、次のopmnctlコマンドを使用します。
opmnctl status -l
opmnctlコマンドライン・ツールは、ORACLE_HOME/opmn/bin/に格納されています。
マルチバイトのユーザー名を持つユーザーは、WebDAVを使用してOracle Content DBにサインオンできないことに注意してください。そのため、マルチバイト文字を含むOracle Content DBユーザー名は作成しないでください。
Oracle Content DBは、Oracle DatabaseとOracle Application Serverの両方の機能を使用します。
ここでは、次の内容について説明します。
Oracle Content DBでは、Oracle Databaseを使用してすべてのコンテンツおよびメタデータを格納します。
すべてのコンテンツ、およびOracle Content DBインスタンスに関するメタデータは、Oracleデータベースに格納されます。これらのオブジェクトには、スキーマが所有する表領域、表、索引、ビュー、シーケンスおよびプロシージャが含まれ、これらのオブジェクトが、完全に機能するシステムの基礎となります。
他のシステムとのセキュアな接続のために作成される追加スキーマがあります。追加スキーマには、Oracle Content DBスキーマ名から導出された名前が付けられます。たとえば、Oracle Content DBスキーマ名がCONTENTである場合、追加スキーマ名はCONTENT$CMになります。
ユーザー・コンテンツ(文書ファイル、スプレッドシート、音声ファイル、プレゼンテーションなど)は、Oracle Content DBによってラージ・オブジェクト(LOB)としてデータベースに格納されます。
LOBを使用すると、データベースに格納されているサイズの大きいコンテンツ(通常はバイナリ)に対する高速アクセスおよび最適な格納が可能になります。LOBを使用しない場合、Oracle Content DBスキーマ内のすべてのコンテンツは、様々な表に標準のデータ型として格納されます。
Oracle Textは、テキストとドキュメントの索引付けおよび検索を行うために、Oracle Databaseに組み込まれた全文検索テクノロジです。Oracle Textでは、同じ索引内で複数の言語およびキャラクタ・セットを使用できます。Oracle Content DBは、Oracle Textのテキスト索引付けおよび検索機能を使用します。
Oracle Streams Advanced Queueingは、分散アプリケーションがメッセージを使用して非同期に通信するためのインフラストラクチャを提供します。Oracle Streams Advanced QueueingはOracle Databaseに組み込まれています。
Oracle Content DBは、Oracle Streams Advanced Queueingを使用して、Oracle WorkflowおよびOracle BPEL Process Managerと統合されます。
クラスタとは、連携して機能するコンピュータのグループであり、1つのシステムのように動作します。クラスタリングには、ハードウェア(インターコネクト)とソフトウェア(クラスタウェア)の両方のサポートが必要です。以前は、クラスタはデータ・ウェアハウスのような可用性の高い読取り専用アプリケーションで使用されていました。現在は、クラスタは高い可用性とスケーラビリティが求められるコンピューティング・アプリケーションを低コストで実現する手段へと急速に変化しつつあります。
Oracle Real Application Clusterでは、2台以上のコンピュータを構成して連携させ、単一のOracleデータベースのように見せることができます。これらのOracle RACノードは、インターコネクトによって接続されます。インターコネクトは、クラスタ・データベース内の各ノード間通信パスとして機能します。各Oracle Databaseインスタンスは、インターコネクトを使用して、各インスタンスの共有リソースの使用を同期化するメッセージを転送します。また、Oracleはインターコネクトを使用して、複数のインスタンスが共有するデータ・ブロックを転送します。すべてのノードによってアクセスされるデータファイルは、プライマリ・タイプの共有リソースとなります。
Oracle RACでは、インスタンスによるデータベースへの同時アクセスを実現するために、すべてのノードが共有ディスクに同時にアクセスする必要があります。共有ディスク・サブシステムの実装は、オペレーティング・システムに基づいています。クラスタ・ファイル・システムを使用するか、RAWデバイスにファイルを配置するかのいずれかです。クラスタ・ファイル・システムを使用すると、Oracle Real Application Clustersのインストールおよび実装が簡素化されます。
Oracle RACの詳細は、『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
Oracle Content DBは、Application Server Control、OC4JなどのOracle Application Server製品ファミリのコンポーネントと統合するように設計されています。
OC4Jは、J2EE準拠のアプリケーション・サーバーで、JavaServer Pages(JSP)、Javaサーブレット、および他の多くのJava 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)のAPIをサポートします。サービスは、XMLベースの構成ファイルを使用して、標準のWebアプリケーション・アーカイブ(.WAR)ファイル、エンタープライズ・アプリケーション・アーカイブ(.EAR)ファイル、リソース・アダプタ・アーカイブ(.RAR)ファイル、およびJavaアーカイブ(.JAR)ファイルとしてOC4Jインスタンスにデプロイされます。Oracle Content DBは、JavaサーブレットおよびOC4Jのランタイム環境を使用して、HTTP/WebDAVサーブレットおよびWebサービスをサポートします。
OC4Jは、Oracle Content DBの構成プロセス中に、自動的にOracle Content DBノード用に構成されます。OC4Jは、Application Server Controlで管理できます。
OPMNは、Oracle HTTP Server、OC4Jプロセスなど、アプリケーション・サーバー・インスタンス内のすべてのコンポーネントを管理します。OPMNは、様々なコンポーネントのすべてのイベントを、それらを受信するすべてのコンポーネントに送信します。
OPMNには次の機能があります。
1つまたは複数のOracle Application Serverコンポーネントおよびインスタンスのプロセス制御と監視を行うためのコマンドライン・インタフェースを提供します。
Oracle Application Serverコンポーネントを統合された方法で管理できるようにします。
コンポーネントを順番に起動および停止できるようにすることで、Oracle Application Serverコンポーネント間の相互依存性の問題を解決します。
Oracle Application Serverプロセスが応答しなくなった場合、予期せず終了した場合、またはPingや通知操作によりアクセス不能と判断された場合に、このプロセスを自動的に再起動します。
OPMNサーバーは、コンピュータの電源投入後すぐに起動する必要があります。OPMNは、OPMN管理コンポーネントがオンまたはオフになるたびに実行する必要があります。
OPMNコマンドライン・ツールopmnctlを使用して、Oracle Content DBを管理できます。opmnctlの構文および使用方法の詳細は、『Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Enterprise Managerは、Oracle Application Serverインスタンスおよびその他のOracle製品を管理および監視するために使用できるシステム管理のソフトウェア・アプリケーションです。
Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control(Application Server Control)を使用するとOracle Content DB中間層ホストを管理できます。たとえば、Oracle Content DBのドメインおよびノードに関連するシステム・プロセスを操作および監視するのに、Application Server Controlを使用できます。
Application Server Controlには、Webブラウザを使用してネットワークのどこからでもアクセスできます。最初に表示されるのは、「クラスタ・トポロジ」ページです。このページでは、Oracle Application Serverクラスタ内のOC4Jインスタンスが表示されます。「クラスタ・トポロジ」ページからOracle Content DBのホームページに移動する方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Oracle BPEL Process Managerは、プロセスの設計、デプロイ、監視および管理をBPEL標準に基づいて行うためのフレームワークを提供します。Oracle BPEL Process ManagerでカスタムBPELワークフローを定義した後、Oracle Content DBで使用できるように登録します。カスタム・ワークフローは、Oracle Content DBのデフォルト・サイトでのみ使用できます。追加サイトではカスタム・ワークフローは使用できません。詳細は、第6章「Oracle Content DBでのカスタムBPELワークフローの使用」を参照してください。
Business Process Execution Language(BPEL)は、Webサービスを組み合せて使用することで複数企業間のタスク共有を可能にする、XMLベースの言語です。BPELは、XML Schema、Simple Object Access Protocol(SOAP)およびWeb Services Description Language(WSDL)に基づいています。BPELを使用すると、別々のサービスをエンドツーエンドのプロセス・フローに統合するビジネス・プロセスを設計できます。BPELおよびOracle BPEL Process Managerの詳細は、『Oracle BPEL Process Manager開発者ガイド』を参照してください。
このマニュアルでは、ディレクトリの場所やコマンドを記述する際に、通常スラッシュ(/)を使用します。Oracle Content DBをWindowsで実行している場合は、パスやコマンドの入力時にスラッシュを必ずバックスラッシュ(\)に置き換えてください。たとえば、このマニュアルには次のような記述があります。
コマンド・プロンプトで、ORACLE_HOME/content/binに移動し、次のコマンドを実行します。
./changepassword -p
Oracle Content DBをWindowsで実行している場合は、この記述は次のように読み換えます。
コマンド・プロンプトで、ORACLE_HOME\content\binに移動し、次のコマンドを実行します。
.\changepassword -p