Oracle Content DBをインストールして構成した後、特定の配置例に合せて設定をカスタマイズできます。たとえば、Oracle Content DBをウィルス対策ソリューションと統合したり、Oracle Content DBアプリケーションを別のポート番号で実行することができます。
この章では、次の項目について説明します。
Oracle Content DBはSMTPサーバーとともに使用するように構成できます。このオプションを選択すると、次の機能が有効になります。
Webクライアントのエラー・レポート。 Oracle Content DB Webクライアントで予期しないエラーが発生すると、ダイアログ・ボックスが表示され、ユーザーはエラーに関する情報を報告するよう求められます。ユーザーが報告を送信するよう選択すると、その情報が管理者の電子メール・アドレスに送信されます。
サイトの割当て容量に関する警告通知。 サイトの消費済容量が割当て容量の95%に達すると、管理者、およびそのサイトの割当て容量管理者ロールを持つユーザーに対して電子メール通知が送信されます。
Oracle Content DBをSMTPサーバーとともに使用できるように設定するには、Application Server Controlを使用します。
Webクライアントのエラー・レポートとサイトの割当て容量に関する警告通知を有効にするには、次のようにします。
実行中のSMTPサーバーがまだない場合は、SMTPサーバーを設定します。これはどのSMTPサーバーでもかまいません。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「ドメインのプロパティ」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「ドメインのプロパティ」ページで、「IFS.DOMAIN.EMAIL.Administrator Address」をクリックします。このプロパティを表示するには、次ページへの移動が必要な場合があります。「検索」フィールドを使用することもできます。
エラー・レポートおよびサイトの割当て容量に関する警告通知の送信先となる管理者の電子メール・アドレスを入力して、「OK」をクリックします。「IFS.DOMAIN.EMAIL.SmtpHost」をクリックします。
Oracle Content DBとともに使用するSMTPサーバーのホスト名を入力して、「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.EMAIL.SmtpPort」をクリックします。
Oracle Content DBとともに使用するSMTPサーバーのポート番号を入力して、「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.EMAIL.SmtpTimeoutLength」をクリックします。
SMTPサーバーが電子メールの送信を完了するのをOracle Content DBがいつまで待機するかを示す秒数(60など)を入力し、「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.EMAIL.SmtpUser」をクリックします。
Oracle Content DBとともに使用するSMTPサーバーのユーザー名を入力して、「OK」をクリックします。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、Oracle Content DBドメインを再起動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBドメインの起動および停止」を参照してください。
Oracle Content DBをパートナ・ソリューションであるSymantec AntiVirus Scan Engine(SAVSE)と統合して使用すると、コンテンツにウィルスが含まれていないことを確認し、感染したファイルからウィルスを駆除できます。
ウィルス対策の統合を設定した後は、読取りのためにファイルを開いたときに、利用可能な最新のウィルス定義を使用してウィルスの有無がスキャンされます。ただし、次のファイルは、スキャン・プロセスから除外されます。
検疫が行われたファイル
管理者が除外することを指定したファイル形式(.docなど)
現在のウィルス定義を使用してすでにスキャンされたファイル
ウィルスに感染したファイルには、検疫が行われたことを示すマークが付けられ、修復されるまで開くことができなくなります。管理者がウィルス・チェックを無効にしても、このファイルのコンテンツは読取り不可能のままになります。
ウィルス修復エージェントは、最新のウィルス定義を取得し、修復を試行します。エージェントがアクティブになるたびに、SAVSEサーバーがポーリングされてウィルス定義の更新の有無が確認され、検疫が行われたファイルの修復が試行されます。ただし、次のファイルに対しては修復が試行されません。
次の各項では、Oracle Content DBでのウィルス・チェックの設定方法について説明します。
Oracle Content DBでSAVSEが機能するようにするには、SAVSEを正しくインストールして構成する必要があります。SAVSEサーバーのライセンスは個別に必要です。SAVSEのライセンスはOracle Content DBには含まれていません。
次のオプションを設定する必要があります。
SAVSEサーバーをインストールして構成した後、Oracle Content DBでウィルス対策機能を有効にすることができます。また、検疫が行われたドキュメントの修復を試行する最大回数や、ウィルス修復エージェントをアクティブにする頻度を設定することもできます。これらの作業を実行するには、Application Server Controlを使用します。
ウィルス対策機能を有効にし、修復を試行する最大回数を設定するには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「ドメインのプロパティ」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「ドメインのプロパティ」ページで、「IFS.DOMAIN.ANTIVIRUS.Enabled」プロパティをクリックし、値を「true」に設定して「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.ANTIVIRUS.Host」プロパティをクリックし、SAVSEサーバーが実行されているコンピュータのホスト名またはIPアドレスを入力して「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.ANTIVIRUS.MaxRepairAttempts」プロパティをクリックし、ウィルス修復エージェントがファイルの修復を試行する回数を入力して「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.ANTIVIRUS.Port」プロパティをクリックし、SAVSEリスナー・ポートの値を入力して「OK」をクリックします。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、Oracle Content DBドメインを再起動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBドメインの起動および停止」を参照してください。
ウィルス修復エージェントをアクティブにする頻度を設定するには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「サーバー構成」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「VirusRepairAgentConfiguration」をクリックします。このエージェントを表示するには、次ページへの移動が必要な場合があります。「検索」フィールドを使用することもできます。
「プロパティ」セクションで、「IFS.SERVER.TIMER.ActivationPeriod」をクリックします。
必要に応じて「値」を変更します。
「プロパティの編集」ページで「OK」をクリックします。
「サーバー構成の編集」ページで「OK」をクリックします。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、このエージェントを実行しているノード(OC4J_Contentインスタンス)を再起動します。これを行う方法の詳細は、「OC4J_Contentインスタンスの起動、停止および再起動」を参照してください。
システムのパフォーマンスを向上させるために、特定の形式がウィルス・スキャンから除外されるようにすることができます。たとえば、.zipファイルなどの感染の可能性が高い形式のみをスキャンするように選択できます。ウィルス・チェックから特定の形式を除外するには、Application Server Controlを使用します。
スキャン対象から特定の形式を除外するには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「フォーマット」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
ウィルス・スキャンから除外する形式名をクリックします。
「ウィルス対策スキャンから省略」を選択します。
「OK」をクリックします。
ウィルス・チェック・オプションを有効にすると、Oracle Content DBのパフォーマンスが影響を受ける場合があります。パフォーマンスへの影響は、次の要因によって異なります。
SAVSEサービスに対して行われるウィルス定義の更新の頻度。ウィルス定義の更新が行われるたびに、開いているすべてのファイル(検疫が行われたファイルまたは除外されたファイルを除く)がスキャンされます。ウィルス定義は新しいため、その定義でのスキャンが済んでいるという理由でファイルが除外されることはありません。
ウィルス定義が更新された後、最初はシステムのパフォーマンスが全体的に低下しますが、現在のウィルス定義でスキャンが行われ、その後のスキャンから除外されるファイルが多くなるにつれて、通常の状態に戻ります。
Oracle Content DBリポジトリのサイズおよび使用頻度。
リポジトリ内のデータのタイプおよびサイズ。
特定のファイルに対して行われる可能性のある読取り試行回数。ファイルは、最初に開かれたときにのみ現在の定義と照らし合せてスキャンされるため、特定のファイルが開かれる頻度はパフォーマンスに影響します。
SAVSEサービスのパフォーマンス。最も重大なパフォーマンス要因です。
管理者がスキャンから除外した形式のファイルの数。特定の形式を除外するとスキャン数が低減されるため、システムのパフォーマンスが向上します。
Oracle Content DBのストレージ管理オプションは、オフラインとニアライン両方のストレージをサポートしています。オフラインおよびニアラインのストレージでは、ほとんどアクセスされないコンテンツは、高価なオンライン・メディア(ディスク・アレイなど)から安価なオフライン・メディア(テープなど)に移動されます。メタデータおよび検索索引はオンラインのままとなり、使用できます。
Oracle Content DBは、BFILEを使用してオフラインおよびニアラインのストレージをサポートします。BFILEは、ディレクトリ・オブジェクトおよびファイル名で構成される読取り専用のOracleデータ型です。BFILEとして格納されるコンテンツを持つドキュメントを更新すると、そのコンテンツは外部ストレージから新しいバイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)としてリロードされて、変更されます。この新しいコンテンツは、形式に応じて索引付けされます。エンド・ユーザーには、これらのコンテンツの格納先は意識されません。
ここでは、次の内容について説明します。
Oracle Content DBは、BFILEを使用してデータ・エージングとデータ・アーカイブの両方を行います。データ・エージングによって、指定した期間、アクセスがなかったコンテンツが自動的にBLOBからBFILEに移動されます。データ・アーカイブによって、アーカイブ内のコンテンツが自動的にBLOBからBFILEに移動されます。
BFILEに移動されたコンテンツはアクセス可能なままであり、ユーザーが参照または検索する際、他のコンテンツと同様に表示されます。
BFILEのエージングおよびアーカイブは、デフォルトでは有効になっていません。BFILEのエージングおよびアーカイブを設定するには、以降の項の指示に従います。
Oracle Content DBは、デフォルトではBFILEエージングを行うように設定されていません。BFILEエージングを構成するには、BFILEエージングを有効にするドメイン・プロパティを設定した後、コンテンツ・エージェントを構成してアクティブにする必要があります。ストレージ管理オプションも指定できます。
BFILEエージングを有効にするドメイン・プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「ドメインのプロパティ」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「IFS.DOMAIN.BFILE.Enabled」をクリックし、値を「true」に設定して「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.BFILE.AgingEnabled」をクリックし、値を「true」に設定して「OK」をクリックします。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、Oracle Content DBドメインを再起動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBドメインの起動および停止」を参照してください。
コンテンツ・エージェントを構成してアクティブにするには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「サーバー構成」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「ContentAgentConfiguration」をクリックします。
サーバー構成プロパティを必要に応じて編集します。個々のプロパティの詳細は、付録E「サーバー構成プロパティ」のコンテンツ・エージェントのプロパティを参照してください。特に、「IFS.SERVER.AGENT.CONTENTAGENT.RetentionPeriod」を編集します。このプロパティは、BFILEに移動するまでのファイルの非アクティブ間隔を指定するためのものです。
「OK」をクリックします。
Content DBのホームページの「管理」タブに戻ります。
表の「ノード構成」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
コンテンツ・エージェントを実行するノードに対応するノード構成の名前をクリックします。
「ノード構成の編集」ページの「サーバー」セクションで、「コンテンツ・エージェント」をクリックします。
「初期起動済」を選択し、「OK」をクリックします。
「ノード構成の編集」ページで「OK」をクリックします。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、編集したノード構成に基づいてノードを選択し、「再起動」をクリックします。
BFILEエージング用のドメイン・プロパティを設定し、コンテンツ・エージェントを構成した後、「ストレージ管理オプションの指定」の説明に従ってストレージ管理オプションを設定できます。
Oracle Content DBは、デフォルトではBFILEアーカイブを行うように設定されていません。BFILEアーカイブを構成するには、BFILEアーカイブを有効にするドメイン・プロパティを設定する必要があります。ストレージ管理オプションも指定できます。
BFILEアーカイブを有効にするドメイン・プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「ドメインのプロパティ」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「IFS.DOMAIN.BFILE.Enabled」をクリックし、値を「true」に設定して「OK」をクリックします。
「IFS.DOMAIN.BFILE.ArchivingEnabled」をクリックし、値を「true」に設定して「OK」をクリックします。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、Oracle Content DBドメインを再起動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBドメインの起動および停止」を参照してください。
BFILEアーカイブ用のドメイン・プロパティを設定した後、「ストレージ管理オプションの指定」の説明に従ってストレージ管理オプションを設定できます。
必要に応じて、Application Server Controlを使用して、BFILEストレージのデフォルト・ベース・パスおよびポリシーを変更できます。これらの設定は、BFILEエージングやBFILEアーカイブなど、すべてのタイプのBFILEストレージに適用されます。
ストレージ管理オプションを指定するには、次の手順を実行します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「ストレージ管理」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
図4-1に、「ストレージ管理」ページを示します。
BFILEベース・パスを変更します。デフォルトのベース・パスは、次のとおりです。
ORACLE_HOME/ifsbfiles/content_services_schema
ORACLE_HOME
は、データベースが位置するコンピュータ上のデータベースのOracleホームを指しています。
各BFILEには、ベース・パスに加えて相対パスがあります。相対パスは次のようなパスです。
/yyyy/dd/mm/hh/mm/ss/ifsbfile_id
相対パスのifsbfile_
id
は、一意のIDを各コンテンツに関連付ける、ファイル名の命名パターンです。
BFILEポリシーを変更します。このポリシーによって、BFILE参照がデータベースから削除されたときにオペレーティング・システム・ファイルを削除する必要があるかどうかが決まります。BFILEが、削除不可能な光デバイスに格納されている場合は、このオペレーティング・システム・ファイルを保持する必要があることを指定する必要があります。
「Apply」をクリックします。
Oracle Content DBアプリケーション・ポートを別のポート番号に変更する場合は、次の項に示す手順を実行します。
Oracle Content DBでのポート番号を変更するには、先にOracle HTTP Serverでのポート番号を変更する必要があります。つまり、httpd.conf
ファイルのOracle HTTP ServerのHTTP Listenディレクティブを変更し、Oracle Application Server中間層を再起動する必要があります。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の「ポートの管理」を参照してください。
Oracle Content DBアプリケーション・ポートのドメイン・プロパティを更新し、OC4J_Contentインスタンスを再起動するには、Application Server Controlを使用します。
Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。
Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。
表の「ドメインのプロパティ」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。
「ドメインのプロパティ」ページで、「IFS.DOMAIN.APPLICATION. ApplicationPort」をクリックします。
「値」フィールドに新しいポート番号を入力し、「OK」をクリックします。複数のOracle Content DB中間層でロード・バランサを使用している場合は、ロード・バランサのポートを入力します。
「クラスタ・トポロジ」ページに戻り、該当のOC4J_Contentインスタンスを選択して「再起動」をクリックします。
ファイアウォールの外側のユーザーがアクセスできるようにOracle Content DBを設定できます。これには、次の手順を実行します。
ポートをオープンします。次のポートに対してファイアウォールを無効にします。
データベース・リスナー・ポート(通常は1521)
Apacheポート(Oracle HTTP Serverポート)
Oracle Internet Directoryポート(Oracle Internet Directoryを使用していて、かつOracle Internet Directoryがファイアウォールの内側で実行されている場合)
ロード・バランサ・ポート(ロード・バランサを使用している場合)
ファイアウォールのタイムアウト時間を設定します。オペレーティング・システム・パラメータTCP_keepalive
を120分に設定する必要があります。
図4-2は、データベースと中間層がファイアウォールの内側にあり、OracleAS Infrastructureがファイアウォールの外側にあるというファイアウォール例を示しています。
スクリプトを実行して、Oracle Content DBの中間層ホストのホスト名またはIPアドレスを変更できます。複数のコンピュータにOracle Content DBが配置されている場合のみ、スクリプトを実行できます。つまり、Oracle Database(またはOracle Internet Directoryをユーザー・リポジトリとして使用している場合はOracle Internet Directory)と同じホストで中間層が実行されていない場合にかぎり、スクリプトを実行できます。
中間層のホスト名またはIPアドレスの変更
OC4J_Content、Application Server Controlなど、すべての中間層プロセスを停止します。
関連資料:
|
中間層コンピュータのホスト名またはIPアドレスを変更します。
他のOracle Application Serverコンポーネントのすべてのホスト名またはIPアドレス変更を変更します。これを行うには、ORACLE_HOME
/CHGIP/scripts
にあるchgiphost
ユーティリティを実行して、画面の指示に従います。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の「ネットワーク構成の変更」を参照してください。
次のディレクトリにあるOracle Content DBスクリプトchangehostname
を実行します。
ORACLE_HOME/content/bin
古いホスト名またはIPアドレスおよび新しいホスト名またはIPアドレスを、引数として指定します。次に例を示します。
changehostname old_host_name new_host_name
または
changehostname old_ip_address new_ip_address
ホスト名とIPアドレスの両方を変更する場合は、ホスト名の変更とIPアドレスの変更のために、スクリプトを2回実行してください。
OC4J_Content、Application Server Controlなど、すべての中間層プロセスを起動します。
関連資料:
|
Oracle Databaseのホスト名を変更する場合、各Oracle Content DB中間層で格納されているデータベースのURLを更新する必要があります。これを行うには、各中間層で、OC4J_Contentインスタンスのoc4j.properties
ファイルを更新します。このファイルは次の場所にあります。
ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_Content/config
標準のOracle Database構成からOracle RAC構成に変更する場合にも、データベースのURLを更新する必要があります。
Oracle DriveはWindows用アプリケーションで、これによりWindows Explorer、Microsoft Officeおよびその他のWindowsアプリケーションを使用してOracle Content DBおよびOracleAS Portalなどのその他のOracle WebDAVサーバー内のコンテンツにアクセスできます。Oracle Driveは、Oracle Content DB内のファイルおよびフォルダを、マップされたドライブとしてWindowsエクスプローラに表示します。また、Oracle Driveを使用すると、オフライン・ソリューションが効率的になり、ユーザーはオフライン時にコンピュータで編集したファイルを、再接続の時にサーバーと同期化できます。
Oracle Driveは、次のURLのOracle Technology Network(OTN)のダウンロード・ページから入手できます。
http://www.oracle.com/technology/software/
Oracle Driveは、Microsoft Windows 2000およびWindows XP上で稼働します。最新の動作要件情報は、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com
)を参照してください。
Oracle Driveには、Microsoft .NET Framework 1.1が必要です。Oracle Driveをインストールすると、Microsoft .NET Framework 1.1がクライアント・コンピュータにインストールされます。
Oracle Driveの管理者構成インストールを設定して、Oracle Driveを自動的にユーザー・ワークステーション上に配置できます。または、ユーザーがアクセス可能な場所にOracle Drive実行可能ファイルをコピーすると、ユーザーは自分でOracle Driveをインストールできます。また、Oracle Drive実行可能ファイルにサービスの詳細を含めると、ユーザーがOracle Driveサービスを構成する必要がありません。次の項では、次の項目の詳細を説明します。
ユーザーに対して、Oracle Driveの自動インストールを設定することを強くお薦めします。Oracle Driveは、一度に多くのファイルをアップロードおよびダウンロードする時に選択するクライアントで、同期機能も提供します。管理者構成インストールを設定すると、ユーザーが導入しやすくなり、サポートの問合せを減らすことができます。
Oracle Driveサービスの詳細をOracle Drive配置の一部として指定するように選択できます。ユーザー自身がOracle Driveを構成する必要がなくなるため、Oracle Driveサービスをユーザー用に設定することを強くお薦めします。個々のユーザーは、サービス詳細を必要に応じて使用するコンピュータ用に編集できます。
Oracle Driveサービスの詳細を指定するには、config.xml
ファイル内のパラメータを更新してください。次に、update.xml
ファイル内のconfig.xml
ファイルの場所を指定します。どちらのファイルも、すべてのユーザーがログインの必要がなくアクセスできるHTTPサーバーにコピーしてください。
最後に、odrive.ini
内のupdate.xml
ファイルの場所を指定し、ODriveSetup.msi
ファイルと同じ場所にコピーします。ODriveSetup.msi
の詳細は、「Active Directoryを使用した配置の準備」を参照してください。
これらの手順は、次の項で説明します。
config.xml
ファイルには、配置するOracle Driveサービスの詳細が含まれます。各パラメータに独自の値を入力して、config.xml
を更新します。次に、ファイルを、すべてのユーザーがログインを要求されずにアクセスできるHTTPサーバーにコピーしてください。Oracle Driveのインストール・ファイルをダウンロードすると、\Extra
フォルダにconfig.xml
があります。
複数のサービスを構成する場合は、config.xml
内の追加の<item>
エントリにパラメータを入力します。config.xml
内のパラメータの詳細は、表4-1を参照してください。
例4-1に、2つのサービス用のサンプル値を使用したconfig.xml
ファイルの形式を示します。
例4-1 config.xml
<wfc-config> <item> <type>odrivesupport</type> <techsupportemail>odriveissues@oracle.com</techsupportemail> </item> <item> <type>service</type> <name>Oracle Content DB</name> <hostname>myhost1.company.com</hostname> <port>7777</port> <secure>1</secure> <server-directory>/users/mydir</server-directory> <drive-letter>k</drive-letter> <sharing-level>3</sharing-level> <map-home>1<map-home> <auto-reconnect>2</auto-reconnect> <basic-authentication>0</basic-authentication> <bypass-proxy>1</bypass-proxy> </item> <item> <type>service</type> <name>Oracle Portal</name> <hostname>myhost2.company.com</hostname> <port>7778</port> <secure>1</secure> <server-directory>/my_location</server-directory> <drive-letter>z</drive-letter> <sharing-level>3</sharing-level> <map-home>1<map-home> <auto-reconnect>2</auto-reconnect> <basic-authentication>0</basic-authentication> <bypass-proxy>1</bypass-proxy> </item> </wfc-config>
表4-1 config.xmlのパラメータ値
update.xml
ファイルには、config.xml
ファイルの場所を指定する値が保持されます。Oracle Driveのインストール・ファイルをダウンロードすると、update.xml
はExtra
フォルダにあります。
各パラメータに独自の値を入力して、update.xml
を編集してください。
<date>
: 使用する構成ファイルのバージョンに対応する文字列の値(すべての形式の日付、またはそれ以外の表示)を入力します。Oracle Driveが、最後に開始してからの文字列の値の変更を検出した場合、Oracle Driveは新しいconfig.xml
ファイルを処理します。
<location>
: config.xml
にURLを入力します。
次に、ファイルを、すべてのユーザーがログインを要求されずにアクセスできるHTTPサーバーにコピーしてください。
例4-2で、サンプル値を使用したupdate.xml
ファイルの形式を示します。
odrive.ini
ファイルには、update.xml
ファイルの場所を指定する値が保持されます。Oracle Driveのインストール・ファイルをダウンロードすると、odrive.ini
はExtra
フォルダにあります。
update.xml
ファイルにURLを入力してodrive.ini
を更新し、odrive.ini
をODriveSetup.msi
ファイルの場所と同じディレクトリにコピーします。ODriveSetup.msi
の詳細は、「Active Directoryを使用した配置の準備」を参照してください。
例4-3で、サンプル値を使用したodrive.ini
ファイルの形式を示します。
Active Directoryを使用してOracle Driveを配置するには、Windowsドメイン・コントローラ・コンピュータを使用する必要があります。Windows 2000または2003サーバーをドメイン・コントローラに昇格する必要がある場合は、MicrosoftユーティリティDcpromo.exe
を使用してください。
Active Directoryがインストールされていない場合は、ドメイン・コントローラ・コンピュータにインストールしてください。
最後に、ODriveSetup.msi
ファイルと、その他のインストールに必要なファイルを、Oracle Driveインストール実行ファイルから取り出してください。これを行うには、次の手順を実行します。
Oracle Driveが実行中の場合は、終了します。これを行うには、システム・トレイ内の「Oracle Drive」アイコンを右クリックし、「終了」を選択します。
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、自己解凍実行可能ファイル(OracleDrive10.2.exeなど)があるディレクトリに移動します。
コマンド・プロンプト・ウィンドウで、/T
オプションに一時的な場所を指定して、自己解凍実行可能ファイルを実行します。次に例を示します。
OracleDrive10.2.exe /T:c:\temp
この操作により、インストール実行可能ファイルなどの9つのファイルが自己解凍実行可能ファイルから抽出されます。
コマンド・プロンプト・ウィンドウで、指定した一時的な場所(c:\temp
など)に移動します。
コマンド・プロンプト・ウィンドウで、次のようにOracle Driveインストール実行可能ファイルを管理モードで実行します。
executable_name /a
次に例を示します。
ODriveSetup10.2.0.0.0.exe /a
ウィザードの指示に従います。「ネットワークの場所」画面で、MSIおよびその他のファイルを置く使用するローカル(ネットワークではありません)のドライブ上の場所を指定します。
「終了」をクリックして、ウィザードを終了します。
ドメインのすべてのユーザーがアクセス可能なパブリック共有に、ファイルをコピーします。Oracle Driveサービスの詳細をユーザーに指定する場合、odrive.ini
を必ず同じ場所にコピーしてください。
Active Directoryを使用すると、Oracle Driveを自動的にユーザー・ワークステーションに配置できます(MSIを使用)。この方法で、単一のサーバーから、Oracle Driveをユーザーのすべてのコンピュータに配置できます。
Microsoft Windows 2000以降のオペレーティング・システムには、管理者がグループ・ポリシーに基づいてソフトウェア・アプリケーションをインストールおよび管理できるツールが含まれています。管理者は、コンピュータ・レベルでソフトウェアを配布するグループ・ポリシーを作成して、Oracle Driveを特定のコンピュータに割り当てられます。Oracle Driveをユーザー・コンピュータに割り当てると、最も簡単な方法で、パッケージ管理のためのグループ・ポリシーが使用できます。この方法では、指定したコンピュータの最初の起動時にOracle Driveが自動的にコンピュータにインストールされ、グループ・ポリシーのソフトウェア・インストールの部分が適用されます。
この機能により、管理者は、グループ全体に必要な環境の設定が可能になります(Oracle Driveサービスの詳細の指定を含みます)。
次の手順を実行して、Active DirectoryおよびMSIを使用したOracle Driveの自動インストールを設定します。
Windowsの「スタート」メニューから、「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択します。Active Directoryアプリケーションが表示されます。
ツリー・ビューのドメイン名の下に、新規の組織単位(OdriveOUなど)を作成します。
デフォルトでは、ドメイン内のすべてのコンピュータが、「コンピュータ組織単位」に表示されます。Oracle Driveを配置するコンピュータを、手順2で作成した新規の組織単位に移動します。
最初にコンピュータの小さいサブセットでOracle Driveを配置してテストしてから、組織全体に配置することをお薦めします。
作成した組織単位を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「グループ ポリシー」タブをクリックし、新規のグループ・ポリシー・オブジェクトのリンクを作成します。
手順5で作成したグループ・ポリシー・オブジェクト・リンクをダブルクリックします。「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」が表示されます。
ツリー・ビューから、「コンピュータの構成」→「ソフトウェアの設定」→「ソフトウェア インストール」に進みます。「ソフトウェア インストール」が選択されていることを確認して、右側のペインを右クリックし、「新規作成」→「パッケージ」を選択します。
取り出したMSIファイルを新規パッケージに指定し、次に「ソフトウェアの展開」ダイアログ・ボックスから「詳細設定」を配置方法として選択します。
新規パッケージを作成したら、パッケージを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「展開」タブをクリックし、「展開の種類」が「割り当て」に設定されていることを確認して、「OK」をクリックします。
Oracle Driveの配置中に発生するエラーは、Windows Domain Controllerコンピュータのイベント ログに表示されます。イベント ログは、ローカルからもリモートからも確認できます。
Oracle Driveとともにインストールされるファイルのほとんどは、Oracle Driveインストール・ディレクトリに置かれます。また、Oracle Driveは、System32
ディレクトリにWindowsが使用する追加のファイルをインストールします。表4-2に追加ファイルを示します。
Active Directoryを使用してOracle Driveを再配置すると、ユーザー・ワークステーション上のOracle Driveのバージョンをアップグレードできます。
Oracle Driveを再配置するには、次の手順を実行します。
Windows Domain Controllerコンピュータの「スタート」メニューから、「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択します。Active Directoryアプリケーションが表示されます。
ツリー・ビューで、Oracle Drive配置のために作成した組織単位を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「グループ ポリシー」タブをクリックし、グループ ポリシー オブジェクトのリンクをダブルクリックします。「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」が表示されます。
ツリー・ビューから、「コンピュータの構成」→「ソフトウェアの設定」→「ソフトウェア インストール」に進みます。右側のペインのパッケージを右クリックし、「すべてのタスク」→「アプリケーションの再展開」を選択します。
Active Directoryを使用して、Oracle Driveの配置をユーザー・ワークステーションから削除できます。
Oracle Driveの配置を削除するには、次の手順を実行します。
Windows Domain Controllerコンピュータの「スタート」メニューから、「Active Directory ユーザーとコンピュータ」を選択します。Active Directoryアプリケーションが表示されます。
ツリー・ビューで、Oracle Drive配置のために作成した組織単位を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「グループ ポリシー」タブをクリックし、グループ ポリシー オブジェクトのリンクをダブルクリックします。「グループ ポリシー オブジェクト エディタ」が表示されます。
ツリー・ビューから、「コンピュータの構成」→「ソフトウェアの設定」→「ソフトウェア インストール」に進みます。右側のペインのパッケージを右クリックし、「すべてのタスク」→「削除」を選択します。
Oracle Driveをユーザー・ワークステーションに自動的にインストールする方法とは別に、Oracle Drive実行可能ファイルの一部としてサービス情報を含める方法があります。この方法では、Oracle Driveのインストールはユーザーが行いますが、インストールが完了してからサービス詳細を構成する必要はありません。
次の手順を実行して、Oracle Drive実行可能ファイルにサービス情報を含めます。
Oracle Driveのインストール・ファイルを、使用するローカル・ハード・ドライブのどこか(C:\odrive
など)にダウンロードします。
「その他」
フォルダから、config.xml
ファイルをテキスト・エディタで開きます。サービス詳細を入力し、ファイルをアクセス可能な場所にコピーします。詳細は、「config.xmlの設定」を参照してください。
「その他」
フォルダから、update.xml
ファイルをテキスト・エディタで開きます。config.xml
の場所を入力し、ファイルをアクセス可能な場所にコピーします。詳細は、「update.xmlの設定」を参照してください。
「その他」
フォルダから、odrive.ini
ファイルをテキスト・エディタで開き、update.xml
の場所を入力します。詳細は、「odrive.iniの設定」を参照してください。
「その他」
フォルダから、OracleDrive10.2.SED
ファイルをテキスト・エディタで開きます。「TargetName」
、「SourceFiles0」
および「SourceFiles1」
プロパティを必要に応じて編集します。
「TargetName」
には、Oracle Drive実行可能ファイルを置く場所を入力します。
「SourceFiles0」
には、「Binaries」
フォルダをコピーしたハード・ドライブ上の場所を入力します。
「SourceFiles1」
には、「Extra」
フォルダをコピーしたハード・ドライブ上の場所を入力します。
Oracle DriveをC:\odrive
にコピーした場合は、デフォルトを変更しないで、次の手順に進んでください。
次の例に、OracleDrive10.2.SED
ファイルの一部を示します。
TargetName=C:\odrive\OracleDrive10.2.exe FriendlyName=Oracle Drive 10.2.0.0.0 AppLaunched=ODUpgrade.exe PostInstallCmd=<None> AdminQuietInstCmd= UserQuietInstCmd= FILE0="ODriveSetup10.2.0.0.0.exe" FILE1="ODUpgrade.exe" FILE2="dotnetfx.exe" FILE3="odrive.ini" [SourceFiles] SourceFiles0=C:\odrive\binaries\ SourceFiles1=C:\odrive\extra\ [SourceFiles0] %FILE0%= %FILE1%= %FILE2%= [SourceFiles1] %FILE3%=
IExpressユーティリティを使用して、ファイルを自己解凍実行可能ファイルに再パッケージ化します。これを行うには、コマンド・プロンプトを開き、SEDファイルがある場所に進み、コマンド
を実行します。
iexpress /N OracleDrive10.2.SED
Oracle Drive実行可能ファイルをユーザーがダウンロードできる場所にコピーします。実行可能ファイルは、SED
ファイルのTargetName
に指定した場所にあります。
Oracle Driveの管理者構成インストールを設定するかわりに、Oracle Technology Network(OTN)からインストール・ファイルをダウンロードし、ユーザーがダウンロードできる場所にコピーする方法もあります。あるいは、ユーザーが自分でOTNからOracle Driveをダウンロードすることもできます。
Oracle Driveをインストールするには、インストール・ファイルの2倍に相当する使用可能なディスク領域が必要です。
次の手順では、Oracle Driveのインストール方法について説明します。
Oracle Driveをインストールするには、次の手順を実行します。
Oracle Driveの実行可能ファイルをダブルクリックします。
リモートからインストール・ファイルにアクセスしている場合は、「ファイルのダウンロード」ウィンドウで、「このプログラムを現在の場所から実行する」をクリックし、警告ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックします。
インストール・プログラムをローカル・ハード・ドライブにダウンロードして、そこから実行することもできます。ダウンロード後、実行可能ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
以前のバージョンのOracle Driveがインストールされている場合は、インストール・ウィザードで最初に以前のバージョンを削除するように求められます。続行する前に、開いているすべてのブラウザ・ウィンドウを閉じてください。
Oracle Driveには、Microsoft .NET Framework 1.1が必要です。Microsoft .NET Framework 1.1がない場合は、インストール・ウィザードでインストールされます。
「セットアップ言語の選択」画面で、言語を選択して「OK」をクリックします。
「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
「宛先フォルダ」画面で、デフォルトのインストール・ディレクトリを使用するか、「変更」をクリックして異なるインストール・ディレクトリを選択します。「次へ」をクリックします。
「その他のオプション」画面で、Oracle Driveのショートカットをデスクトップに作成するかどうか、およびOracle DriveをWindowsの起動時に自動的に開始するかどうかを指定します。「次へ」をクリックします。
「プログラムのインストール準備完了」画面で、「インストール」をクリックしてOracle Driveをインストールするか、「戻る」をクリックして入力済の値を変更します。
「InstallShieldウィザード完了」画面で、「終了」をクリックします。
コンピュータを再起動するよう求められます。「はい」を選択して自動的にコンピュータを再起動するか、「いいえ」を選択して手動で再起動します。
Oracle DriveとOracle Content DB間のWebDAV接続の設定方法、およびOracle Driveの使用方法の詳細は、Oracle Driveのヘルプを参照してください。また、Oracle Driveのインストール方法および使用方法の詳細は、「Oracle Content DB New User Orientation」(Oracle Content DBの起動ページからアクセス可能)を参照してください。
Oracle Content DBには、「New User Orientation」というカスタマイズ可能な一連のヘルプ・ページがあり、Oracle Content DBの起動ページからアクセスできます。このページには、Webクライアントへのサインオンの方法およびOracle Driveの開始方法など、ユーザーがOracle Content DBを開始する時に役に立つ情報が掲載されています。「New User Orientation」は、英語版のみ提供されます。
図4-3に、「New User Orientation」を示します。
HTMLページをカスタマイズして、ユーザーの役に立つ情報を作成できます。たとえば、「Signing On to Oracle Content DB」のトピックには、次の文章があります。
「Open a browser window and go to the Oracle Content DB launch page. If you don't know the URL, ask your administrator.」
「Oracle Content DB URL」の値を実際のURLに置き換えられます(例: http://content_db_host_name:port/content
)。
「New User Orientation」ヘルプ・ファイル内の任意のテキストを置き換えられます。ただし、特にカスタマイズに適しているテキストは、赤で表示されています。
「New User Orientation」ページは、各中間層の次のディレクトリにあります。
ORACLE_HOME/Apache/Apache/htdocs/eudp/
「New User Orientation」ヘルプ・ファイルの主なエントリ・ポイントは、index.htmlです。
「New User Orientation」のHTMLファイルを更新するときは、必ず各中間層のファイルを更新してください。