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Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用管理者ガイド
10g(10.1.3.2.0)
E05041-01
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11 Oracle Content DBサイトの管理

Oracle Content DBサイトは、すべてのOracle Content DBユーザーに対する設定の管理に使用される組織エンティティです。サイトには、サイトに格納できるコンテンツのサイズ(MB、GBまたはTB)を示す割当て容量が割り当てられています。

Application Server Controlを使用してサイトの設定を変更できます。特定のサイト・ユーザーにセキュリティ管理者ロールを付与することもできます。

この章では、次の項目について説明します。

Oracle Content DBサイトについて

サイトには、割当て容量の管理、サイト設定の指定およびその他のタスクを実行できるアプリケーション管理者が指定されます。アプリケーション管理ロールには、ユーザー管理者、コンテンツ管理者および割当て容量管理者が含まれます。アプリケーション管理者のロールおよびタスクの詳細は、『Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用アプリケーション管理者ガイド』を参照してください。

サイトには、サイトに格納できるコンテンツのサイズ(MB、GBまたはTB)を示す割当て容量が割り当てられています。サイトの消費済容量が割当て容量の95%に達すると、管理者、およびそのサイトの割当て容量管理者ロールを持つユーザーに対して電子メール通知が送信されます。管理者電子メール・アドレスは、IFS.DOMAIN.EMAIL. AdministratorAddressドメイン・プロパティで指定されます。この管理者の電子メール・アドレスを指定する方法については、「ドメインのプロパティの変更」を参照してください。

割当て容量に関する警告の電子メール通知は、Oracle Content DBとともに使用できるようにSMTPサーバーを構成した場合にのみ送信されます。詳細は、「Oracle Content DBのエラー・レポートおよびサイトの割当て容量に関する警告通知の有効化」を参照してください。

割当て容量に関する警告の電子メール通知は、クリーンアップ・エージェントによって発行されます。このエージェントのプロパティを変更して、警告のしきい値を調整したり、アーカイブ内のファイルがサイトの割当て容量の対象となるかどうかを指定したりすることができます。このプロパティの詳細は、「クリーンアップ・エージェント」を参照してください。

サイト設定の変更

サイトの設定には、変更(サイト名の変更、サイトの割当て容量の更新、新規ユーザーの個人ライブラリの場所の変更など)を加えることができます。

サイト設定を変更するには、次のようにします。

  1. Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。

  2. Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。

  3. 表の「サイトの管理」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。「サイトの管理」ページが表示されます。

    図11-1に、「サイトの管理」ページを示します。

    図11-1 「サイトの管理」ページ



  4. 必要に応じて、サイトの新しい名前を入力します。サイト名はサイトの最上位のフォルダ名として使用されるため、既存のURLへのブックマークはすべて破棄されます。また、Oracle Driveでは、スケジュールされたバックアップに対して指定されたパスを変更する必要があります。

    サイト名にはバックスラッシュ(\)、スラッシュ(/)、コロン(:)、アスタリスク(*)、疑問符(?)、引用符(")、左の山カッコ(<)、右の山カッコ(>)および縦線(|)を使用できません。パス名が長くなるのを避けるためにサイト名は短くしてください。スペースはURL内で%20に置き換えられ、URLが長く読みにくくなる原因となるため、使用しないでください。

  5. 割り当てる割当て容量のサイズを「割当済の割当て容量」フィールドに指定した後、割当て容量の単位(MB、GBまたはTB)をリストから選択して指定します。割り当てる割当て容量は、サイトで使用されている割当て容量より大きくなるようにします。

  6. 「個人ライブラリ」セクションで、新規ユーザーの個人ライブラリの場所を変更できます。その場合、カスタムJavaコードが必要になります。詳細は、オラクル社カスタマ・サポート・センターまでお問い合せください。新規ユーザーの個人ライブラリの場所を変更するには、次の2つのパラメータを指定します。

    • ロケータ・クラス名: 個人ライブラリの新しい場所に合せて作成したカスタム・クラスの名前を指定します。

    • ルート・パス: 個人ライブラリの新しいルート・パスを指定します。

    新しいパスを使用するのは新規ユーザーの個人ライブラリのみです。既存のユーザーの個人ライブラリは元の場所に残ります。

  7. 「Apply」をクリックします。

セキュリティ管理者ロールの付与

セキュリティ管理者ロールを持つすべての既存のサイト・ユーザーが削除またはプロビジョニング解除された場合は、Application Server Controlを使用して、セキュリティ管理者ロールをサイト・ユーザーに付与できます。

セキュリティ管理者ロールの詳細は、『Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用アプリケーション管理者ガイド』を参照してください。

サイト・ユーザーにセキュリティ管理者ロールを付与するには、次の手順を実行します。

  1. セキュリティ管理者ロールを付与するユーザーが作成されていることと、そのユーザーがOracle Content DBに1回以上ログインしていることを確認します。

  2. Application Server Controlに接続し、Content DBのホームページに移動します。これを行う方法の詳細は、「Oracle Content DBのホームページへのアクセス」を参照してください。

  3. Content DBのホームページで、「管理」タブをクリックします。

  4. 表の「サイト・セキュリティ」行で、「タスクに移動」アイコンをクリックします。

  5. 「セキュリティ・ロールの付与」ページで、セキュリティ管理者ロールを付与する対象のユーザー名を入力します。このユーザーは、プロビジョニングが済んでいる既存のOracle Content DBユーザーである必要があります。つまり、このユーザーはOracle Content DBに1回以上ログインしている必要があります。

  6. 「Apply」をクリックします。