Sun Cluster 3.0 5/02 補足情報

その他の構内クラスタ構成の例

「構内クラスタ構成の例」に、2 つの構内クラスタ構成例を示します。1 つは Sun StorEdge T3 パートナーグループを使用する 2 空間構成、もう 1 つは Sun StorEdge A5x00 アレイを使用する 3 空間構成です。 ここで紹介する例は、有効な構内クラスタ構成のほんの一部にすぎません。以下の図には、以前に紹介した設定のバリエーションを示します。

以下は 2 空間構成の例です。

以下は 3 空間構成の例です。

2 空間構成の例

図 A-1 は、Sun StorEdge T3 パートナーグループと 4 つのファイバチャネルスイッチを使用する 2 空間構内クラスタの例です。 図 A-4 は、さらに 4 つのスイッチを追加して、冗長性と入出力スループットを向上させた例です。

図 A-4 2 空間構内クラスタ (T3 パートナーグループ、8 スイッチ)

Graphic

図 A-5図 A-1 とほぼ同じですが、パートナーグループではなく、シングルコントローラ構成で Sun StorEdge T3/T3+ アレイを使用しています。

図 A-5 2 空間構内クラスタ (Sun StorEdge T3、シングルコントローラ)

Graphic

図 A-6 は Sun StorEdge A5x00 を使用する 2 空間構内クラスタの例です。 スイッチを使用していない点に注意してください。

図 A-6 2 空間構成 (Sun StorEdge A5x00)

Graphic

3 空間構成の例

以下に示すのは、いずれも 3 空間構内クラスタ構成の例です。

「記憶装置」 で触れたとおり、スイッチの接続に関連した潜在的な制約のため、現時点では Sun StorEdge T3/T3+ アレイを 3 番目の定足数空間で使用することはできません。 したがって、図 A-7図 A-8 の定足数空間には Sun StorEdge A5x00 ディスクアレイが配置されています。

図 A-7図 A-1 とほぼ同じですが、定足数ディスクが分割され、3 番目の空間に配置されています。

図 A-7 3 空間構内クラスタ (Sun StorEdge T3 パートナーグループ)

Graphic

図 A-5 と同様に、図 A-8 では、シングルコントローラ編成で Sun StorEdge T3/T3+ アレイを使用しています。 ただし、定足数ディスクは分割され、3 番目の空間に配置されています。

図 A-7図 A-8 は、種類の異なる記憶装置 (Sun StorEdge T3/T3+ と Sun StorEdge A5x00 アレイ) を混在させた設定です。したがって、複数種のホストバスアダプタを使用します。 Sun StorEdge A5x00 は SOC+ ベースの SBus ホストアダプタを使ってサーバーに接続するので、サーバーは必ず SBus ベースです。また、T3/T3+ への接続も SBus ベースになります。 したがって、T3 接続は、必ず Sun StorEdge SBus Dual Fibre Channel Network Adapter を介して行われます。

図 A-8 3 空間構内クラスタ (Sun StorEdge T3 シングルコントローラ)

Graphic

図 A-6 と同じく、図 A-9 は、Sun StorEdge A5x00 アレイを使用する構内クラスタの例です。 ただし、定足数ディスクは分割され、固有の空間に配置されています。

図 A-9 3 空間構内クラスタ (Sun StorEdge A5x00)

Graphic