Sun Cluster 3.0 5/02 補足情報

LUN を削除する方法

この作業は、LUN を削除する場合に行なってください。LUN の管理に関する最新情報は、『Sun StorEdge RAID Manager Release Notes』を参照してください。


Caution - Caution -

この作業を実行すると、削除する LUN 上のすべてのデータが消去されます。



Caution - Caution -

LUN 0 は削除しないでください。


  1. StorEdge/Netra st A1000 アレイに接続している一方のノードで、format コマンドを使用して削除する LUN のパスを確認します (下に出力例を表示)。


    f28c# format
    Searching for disks...done
    AVAILABLE DISK SELECTIONS:
           0. c0t10d0 <SUN18G cyl 7506 alt 2 hd 19 sec 248>
              /sbus@3,0/SUNW,fas@3,8800000/sd@a,0
           1. c1t5d0 <Symbios-StorEDGEA1000-0301 cyl 12160 alt 2 hd 64 sec 64>
              /pseudo/rdnexus@1/rdriver@5,0
           2. c2t2d0 <Symbios-StorEDGEA1000-0301 cyl 12160 alt 2 hd 64 sec 64>
              /pseudo/rdnexus@2/rdriver@2,0

  2. 削除しようとする LUN が定足数デバイスとして構成されていないか確認します。


    # scstat -q
    
    • その LUN が定足数デバイスではない場合は、手順 3 へ進んでください。

    • その LUN が定足数デバイスとして構成されている場合は、ほかのデバイスを新しい定足数デバイスとして選択し、構成してください。続いて、古い定足数デバイスを削除してください。

  3. ディスクセットまたはディスクグループからその LUN を削除します。

    Solstice DiskSuite/Solaris Volume Manager または VERITAS Volume Manager の該当するコマンドを実行し、任意のディスクセットまたはディスクグループから LUN を削除してください。詳細は、Solstice DiskSuite/Solaris Volume Manager または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。必要なその他の VERITAS Volume Manager コマンドについては、次の項を参照してください。

    VERITAS Volume Manager が管理していた LUN は、VERITAS Volume Manager の制御を完全に停止しないと削除できません。LUN を削除するには、任意のディスクグループからその LUN を削除したあとで次のコマンドを実行します。


    # vxdisk offline cNtXdY
    # vxdisk rm cNtXdY
    

  4. 一方のノードで LUN を削除します。

    LUN を削除する手順については、『Sun StorEdge RAID Manager User's Guide』を参照してください。

  5. 同じノードで、削除する LUN のパスを削除します。


    # rm /dev/rdsk/cNtXdY*
    # rm /dev/dsk/cNtXdY*
    # rm /dev/osa/dev/dsk/cNtXdY*
    # rm /dev/osa/dev/rdsk/cNtXdY*
    

  6. 同じノードで、古いデバイス ID (DID) をすべて削除します。


    # scdidadm -C
    

  7. 同じノードで、リソースとデバイスグループをノードから切り離します。


    # scswitch -Sh nodename
    

  8. ノードを停止します。


    # shutdown -y -g0 -i0
    

  9. ノードを起動し、ノードがクラスタに再度結合するのを待ちます。


    # boot -r
    

  10. StorEdge/Netra st A1000 アレイに接続されている他方のノードで、手順 5 から 手順 9 を繰り返します。