Sun WorkShop 入門

テキストエディタの選択と使用方法

環境変数 EDITOR で GNU Emacs または XEmacs をエディタとして設定している場合以外は、vi エディタが選択されます (環境変数 EDITOR の設定方法については、ご使用のコマンドシェルに関するマニュアルページを参照してください)。GNU Emacs エディタ、XEmacs エディタを使用したい場合は、「テキストエディタのオプション」ダイアログボックス (図 2-3) で設定してください。

図 2-3 「テキストエディタのオプション」ダイアログボックス

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ここで選択したエディタが、以後のセッションでデフォルトエディタとなります。エディタを変更するには、Sun WorkShop メインウィンドウから「オプション」⇒「エディタ用オプション」を選択し、「テキストエディタのオプション」ダイアログボックスを開いて、新しくデフォルトエディタを選択します。

Sun WorkShop の vi エディタ画面には、「再使用可」ボタンがあります (画面右下の隅)。ボタンがオンになっているときに新しいファイルを開くと、ファイルの内容は、すでに開いている vi ウィンドウに表示されます。一方、ボタンがオフになっている場合は、新しいファイルは新しい vi ウィンドウに表示されます。「再使用可」ボタンにより、再使用機能の有効・無効を切り替えることができます。

vi では Sun WorkShop 固有のツールバー、GNU Emacs では Sun WorkShop 固有のミニバッファコマンド、XEmacs ではその両方を使用して、ソースコードのブラウズやデバッグを行うことができます。さらに、既存の Emacs のミニバッファに M-x workshop-start と入力すると、Emacs セッションから Sun WorkShop を起動することができます。Sun WorkShop で GNU Emacs を使用する場合は、.emacs ファイルに読み込みパスを設定します。詳細は、オンラインヘルプで、 Emacs から WorkShop を起動する方法を参照してください。


注 -

日本語環境 (ja ロケール) で選択可能なエディタは、GNU Emacs (コマンド名 emacs) の代わりに Mule (mule) となります。