Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド

アラーム情報の表示

アラームマネージャソフトウェアは、管理ドメインのオブジェクトアラーム情報を、メインコンソールウィンドウと「アラーム詳細」ウィンドウに表示します。

メインコンソールウィンドウからアラームを表示する

アラーム条件が発生すると、コンソールウィンドウに色付きのアラームインジケータが表示されます。アラームインジケータについての詳細は、アラームの重大度を参照してください。

以下の手順に従って、アラームの詳細を表示します。

  1. 現在のアラームの概要を表示するために、メインコンソールウィンドウの「ドメイン状態の概要」ボタンをいずれか 1 つクリックします。

    「ドメイン状態の詳細」ウィンドウにオブジェクトのリストが表示されます。これらのオブジェクトは、ボタンのアイコンと最も高い重大度が一致する、少なくとも 1 つの開状態の未確認アラームを持っています。アイコンについては、アラームの重大度を参照してください。

    「ドメイン状態の詳細」ウィンドウで、以下のタスクを実行します。

    • 表示アラームのソート順を変更します (ドメイン状態のアラームをソートするを参照)。

    • 特定のアラームの詳細にアクセスします (手順 2 を参照)。

    • 「今すぐ再表示」ボタンをクリックして、「ドメイン状態の詳細」ウィンドウを更新します。

  2. 次のいずれかの方法で、特定のアラームの詳細を表示します。

    • 「ドメイン状態」アラームテーブルの対象となる行をダブルクリックする。

    • 対象となる行をクリックしてから「詳細」ボタンをクリックする。

    指定した管理オブジェクトの「詳細」ウィンドウが表示されます。「アラーム」タブが選択された状態で、アラーム情報が表示されます。このウィンドウでは、以下のタスクを実行できます。

特定の管理オブジェクトのアラームにアクセスする

メインコンソールウィンドウの「管理オブジェクト」アイコンの隣に「アラーム」アイコンが表示されると、該当オブジェクトのアラームを表示することができます。

    「管理オブジェクト」アイコンをダブルクリックします。

    該当する管理オブジェクトの「詳細」ウィンドウが「モジュールブラウザ」タブが選択された状態で表示されます。

    「アラーム」タブをクリックします。

    「詳細」ウィンドウが切り替わり、現在の管理オブジェクトの開状態アラームがすべて表示されます。

「詳細」ウィンドウからアラームにアクセスする
  1. メインコンソールウィンドウのホスト上でマウスボタン 3 を押して、ポップアップメニューから「詳細」を指定します。

    「詳細」ウィンドウが表示されます。

  2. 「アラーム」タブをクリックします。

    「アラーム詳細」ウィンドウが表示されます。


    注 –

    ボールドの見出しは、アラームテーブルのソート基準となる例です。下向きまたは上向きの矢印は、列のソート順を示します。例えば、図 12–2 のアラームテーブルは、開始日時を基準に、降順 (最新から最古のアラーム) にソートされます。これは、デフォルトのソート順です。


    図 12–2 「アラーム詳細」ウィンドウ

    「アラーム」タブが選択された状態で、2 つの重大アラームの情報を表示した「詳細」ウィンドウ。

    ソート順の変更方法については、アラームテーブルをソートするを参照してください。

ドメイン状態のアラームをソートする

デフォルトでは、「ドメイン状態の詳細」ウィンドウのアラームは最新順に ソートされます。

  1. 「ドメイン状態の詳細」ウィンドウの「ソート」ボタンをクリックします。

    「ソートオプション」ウィンドウが表示されます。

  2. アラームをアルファベット順でソートするか、受信した時間順でソートするかを決定します。

    • 状態メッセージをアルファベット順でソートする場合は、「状態メッセージ」(アルファベット順) をクリックします。

    • 受信した時間順 (最新順) でソートする場合は、「時間」(最新順) をクリックします。

  3. 「了解」ボタンをクリックします。

    「ドメイン状態の詳細」ウィンドウが指定した順序で更新します。

アラームテーブルをソートする

    アラームテーブルの任意の列見出しをダブルクリックします。

    • 現在アラームテーブルが昇順でソートされていると、指定した列を基準にテーブルが降順で直ちに再表示されます。

    • 現在アラームテーブルが降順でソートされていると、指定した列を基準にテーブルが昇順で直ちに再表示されます。

    テーブルに多くのアラームが含まれ場合は、ソート順の変更に数秒かかる可能性があります。

    列見出しの右側には、ソート順を示す下向きまたは上向きの矢印があります。下向き矢印は降順で、上向き矢印は昇順です。矢印インジケータと選択した列見出しはボールド体で表示され、現在のソート順を示します。以下は、各列見出しのデフォルトのソート順です。

    アラームレベル

    最も高い重大度 (停止) のアラームから最も低い重大度 (オフまたは使用不可) のアラームの順

    開始時間

    最新のアラームから古いアラームの順

    処理

    アラームのソート順は次のとおりです。

    1. 実行されて終了した処理を持つアラーム

    2. 保留処理を持つアラーム

    3. 処理がないアラーム

    状態

    開状態のアラームから閉状態のアラームの順

    メッセージ

    アルファベット順

アラームテーブルを更新する

新規アラームがデータベースに入力されても、表示中のアラームテーブルは変わりません。これは、新規アラームが現在のページに影響する場合も同じです。その代わりに、「再表示」ボタンが「アラーム詳細」ウィンドウの最上部に 2 状態アイコンを表示します。このアイコンは新規アラームの発生を示すもので、ユーザはできるだけ早く表示を更新する必要があります。アラームテーブルは、既存アラームを削除すると自動的に更新されます。

    アラームテーブルを開くには、「再表示」ボタンをクリックします。

    アラームテーブルが、新規のアラームを反映して更新されます。プログラムがページ分割を再計算して新規アラームを追加します。さらに、更新日時が「状態更新時間」フィールドに表示されます。

アラームテーブルをフィルタリングする
  1. 「アラーム」タブが選択された「詳細」ウィンドウで、「オプション」メニューから「アラームの表示」を指定します。

    「指定されたアラームの表示」ダイアログボックスが表示されます。

    図 12–3 「指定されたアラームの表示」ダイアログ

    表示対象の全重大度の開状態のアラームを示した「指定されたアラームの表示」の選択ウィンドウ。

  2. 項目の隣のボックスをクリックして、アラームテーブルに含める項目を選択します。

    選択した各ボックスにチェックマークが表示されます。このダイアログボックスで、テーブルに表示するアラームの重大度、状態、肯定応答状況などが選択できます。

  3. 選択に同意します。

    • 選択に同意して「指定されたアラームの表示」ダイアログボックスを閉じるには、「了解」ボタンをクリックします。

    • 選択に同意して「指定されたアラームの表示」ダイアログボックスをそのまま表示するには、「適用」ボタンをクリックします。

    アラームテーブルがフィルタリングされ、選択項目を反映して再表示されます。

アラームアクティビティのログを表示する

Sun Management Center ソフトウェアは、ログファイルのアラームアクティビティを表示することができます。ログを表示するために、次の手順を実行します。

  1. Sun Management Center サーバの「詳細」ウィンドウで、「ログ表示」タブをクリックします。

  2. 「ログファイルタイプの選択」メニュー (ページ最上部の左端のアイコン) から、「 Sun Management Center ログ」を選択します。

  3. 「Sun Management Center ログ」リストから、eventHistory.log を選択します。

    ウィンドウに eventHistory.log ファイルの内容が表示されます。