Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド

ファイル走査モジュール、バージョン 2.0

ファイル走査モジュールは、ホスト上のファイルを走査し、ユーザが指定したパターンがないかを探します。ファイル走査モジュールのインスタンスを複数読み込むと、複数のファイルを走査できます。このモジュールでは、データプロパティテーブル用に行を追加する必要があります。詳細は、データプロパティテーブルに行を追加するを参照してください。

ファイル走査モジュールには、以下の管理対象オブジェクトが存在します。

次の表は、ファイル走査のプロパティについて概要を述べたものです。

表 C–119 ファイル走査プロパティ

プロパティ 

説明 

ファイル ID 

ファイル走査で使用されるパターンの名前 

ファイルの統計情報 

表示されるパターンの状態 

走査テーブル 

ファイル走査で使用されるパターンの名前 

次の表は、ファイル ID のプロパティについて概要を述べたものです。

表 C–120 File ID プロパティ

プロパティ 

説明 

ファイル名 

走査の対象となるファイルの絶対パス名 

走査モード 

ファイル走査のモード 

開始時刻 

ファイル走査が当初開始された時間 

ファイルの統計情報テーブルには、走査対象となるファイルの概要が示されます。次の表は、ファイルの統計情報のプロパティについて概要を述べたものです。

表 C–121 ファイルの統計情報プロパティ

プロパティ 

説明 

修正時刻 

ファイルの最終変更日時 

ファイルサイズ (バイト) 

ファイルのサイズ (バイト数) 

行数 

ファイル内の行数 

1 秒あたりの行数 

1 秒あたりでファイルが変化する速度 (単位: 行) 

次の表は、走査のプロパティについて概要を述べたものです。

表 C–122 走査テーブルプロパティ

プロパティ 

説明 

パターン名 

ファイル走査で使用されたパターンの名前 

パターンの説明 

「Scan Results」セクションの「名前」フィールドに表示されるパターンエントリの名前 

正規表現のパターン 

ファイルを走査してエントリを探す場合に使用される一定の正規表現パターン 

パターンの状態 

表示されるパターンの状態 (on または off)。off の状態は、表示されるパターンがファイル走査で使用されないことを示す 

一致 

パターンを含む行の番号