Solstice PPP 3.0.1 管理者ガイド

PPP リンクの切断

同期リンクは Solstice PPP の起動時に確立され、Solstice PPP の停止時に通常は切断されます。

非同期リンクは、指定の非活動時間が経過すると自動的に切断されます。デフォルトでは、非活動タイムアウト時間として 120 秒が設定されています。このパラメータをファイル /etc/opt/SUNWconn/ppp/ppp.conf で変更すると、非活動タイムアウト時間を変更することができます。詳しい手順については、「非同期パス (dialup_path) の定義」を参照してください。


注 -

各エンドポイントで指定する非活動タイムアウトがあります。短い方の非活動タイムアウトに達したときに接続が切断されます。非活動タイムアウトとして各エンドポイントでゼロが設定されている場合は、明示的に切断されるまでリンクはオープン状態のままとなります。


非活動タイムアウトが経過する前に、Solstice PPP の停止と起動を行わないまま接続を手動で切断するには、pppdisc(1M) を使用します。


prompt# /usr/bin/pppdisc hostname
Disconnect from hostname
Disconnecting ...
Disconnected

クライアント側に定義されている IP インタフェースが 1 つだけの場合は、引数なしで pppdisc を起動することができます。


prompt# /usr/bin/pppdisc
Disconnect from hostname
Disconnecting ...
Disconnected

特定の IP インタフェースを指定するには、-i オプションを付けて pppdisc を起動します。


prompt# /usr/bin/pppdisc -i ipdptpn
Disconnect from hostname
Disconnecting ...
Disconnected