Solstice PPP 3.0.1 管理者ガイド

ルーターの構成

ルーターはネームサービスとして DNS を使用する必要はありませんが、使用してもかまいません。ルーター上では、PPP リンクの IP インタフェースを up と構成することも down と構成することもできます。

インタフェースが up である場合は、マシンのリブート時に IP ルーティングが構成されます。ファイル /etc/gateways が、ルーター上に存在する必要があります。このファイルは、ルーターがゲートウェイであることをネットワーク全体に通知します。

インタフェースが down である場合は、以下のようにルーティングを手動で構成する必要があります。

  1. ip_forwarding フラグを設定します。


    prompt# ndd -set /dev/ip_forwarding 1
    
  2. リモートホストへの受動経路をルーティングテーブルに追加します。


    prompt# route add host remote_host_addr router_addr 1
    

    上記の例のリモートホストの送信経路を追加するには、以下のように入力します。


    prompt# route add host 179.xxx.zzz.117 179.xxx.yyy.10 1
    

    gated などのルーティングメカニズムを使用することによっても、Solstice PPP における IP ルーティングを構成することができます。