Solstice PPP 3.0.1 管理者ガイド

IP アドレス動的割り当てのための IP インタフェースプールの定義

IP アドレスの動的割り当て機能をサポートするようにサーバーを構成するには、必要に応じてクライアントに割り当てられるポイントツーポイント IP インタフェースのプールを定義する必要があります。これらのインタフェースには、デフォルトで必ず down のマークが付いています。

以下の例は、IP アドレス動的割り当てに使用する n 個のポイントツーポイント IP インタフェースのプールを作成する方法です。


ifconfig ipdptp0 plumb
ifconfig ipdptp0 local rem1 netmask 255.255.255.0 mtu 1500 down
 
ifconfig ipdptp1 plumb
ifconfig ipdptp1 local rem2 netmask 255.255.255.0 mtu 1500 down
 
ifconfig ipdptp2 plumb
ifconfig ipdptp2 local rem3 netmask 255.255.255.0 mtu 1500 down
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ifconfig ipdptpn plumb
ifconfig ipdptpn local remn netmask 255.255.255.0 mtu 1500 down

プール内のインタフェース数は、サーバーに接続する非同期デバイス (モデム) の数と等しい必要があり、プールに入れることができるインタフェースは最大 512 個です。サーバーは、この数よりはるかに多い数のクライアントをサポートすることができます。

クライアント数が少ない場合や、クライアント数とモデム数が等しい場合は、インタフェースを静的に割り当てることができます。この場合は、クライアントが IP アドレスを要求するときに、常に同じインタフェースがプールから割り当てられます。

クライアント数が多い場合や、モデム数よりクライアント数がはるかに多い場合は、インタフェースを動的に割り当てることができます。この場合は、クライアントが IP アドレスを要求するときに、プールから 1 つのインタフェースが割り当てられます。ただし、常に同じインタフェースが割り当てられるとはかぎりません。

静的 IP インタフェースと動的 IP インタフェースを割り当てる方法については、「非同期パス (dialup_path) の定義」 を参照してください。