Solaris オペレーティング環境では、SPARC システム上の任意のユーザーはキーボードアボートシーケンスを使って、システムをモニタープロンプトにすることができます。カーネルデバッガが有効である場合、SPARC システムまたは X86 システム上の任意のユーザーはキーボードアボートシーケンス (SPARC の場合は Stop A、X86 システムの場合は Control Alt D) を使って、システムを kadb(1M) カーネルデバッガにすることができます。この動作は、/etc/default/kbd ファイル内の設定で制御されます。デフォルトの Solaris オペレーティング環境では、キーボードアボートシーケンスは有効です。
KEYBOARD_ABORT=enable |
デフォルトの Trusted Solaris オペレーティング環境では、キーボードアボートシーケンスは無効です。
KEYBOARD_ABORT=disable |
したがって、Trusted Solaris システムをダウンするには、トラステッドパスメニューから「シャットダウン (Shut Down)」オプションを選択し、順序よくシャットダウンするしか方法がありません。
サイトのセキュリティポリシーが許す場合は、デフォルトの設定を変更できます。また、管理者がデバッグ用に使っているホストでは、kadb(1M) カーネルデバッガにアクセスできるようにデフォルトの設定を変更できます。