Trusted Solaris 管理の手順

変更した構成ファイルのネットワーク上のホストへの配布

NIS+ によって配布されない構成ファイルの配布方法を次に示します。root の役割は、rdist(1) コマンドを使用して、分散システム上のマシンに同一のファイルのコピーを自動で配布します。

構成ファイルをリモート操作で配布するには


注 -

どのホストも、hosts.equiv(4) ファイルにあるのは追加分だけであること、/.rlogin または $HOME/.rlogin ファイルには何も入力されていないことを確認する必要があります。


  1. ログイン後、root の役割になり、アプリケーションマネージャの 「システム管理 (System_Admin)」フォルダから管理用エディタを使用して、distfile を開き、編集します。

    必要に応じて、「ログイン後、特定の管理役割になるには」「管理用エディタアクションを使用してファイルを編集するには」を参照してください。

  2. マスターディレクトリからコピーしてくる構成ファイルのエントリを distfile に追加します。

    下記の例は、rdist(1)label_encodingssystem ファイルを一覧表示された分散システムの全ホストに配布するように distfile を設定したものです。


    HOSTS = ( machiavelli muckraker mugwump diehard warhorse )
    FILES = ( /etc/security/tsol/label_encodings /etc/system )
    ${FILES} -> ${HOSTS}	install ;
  3. ファイルを保存して、それを閉じます。


    :wq
    
  4. rdist コマンドを実行します。

    rdist は、distfile と同じディレクトリで実行することができます。また、他の名前を付けた別のファイルのフルパス名に続けて -f オプションを使用することもできます。


    # rdist 	/* OR */
    # rdist -f /home/machiavelli/jedgar/label_encodings.master/distfile.sample
    

    rdist(1)hosts.equiv(4) の マニュアルページも参照してください。

  5. 各マシンをリブートします。