Trusted Solaris 管理の手順

adminvi から vi への名前の変更

デフォルトでは、すべての役割に、vi(1) ではなく、制限付きエディタ adminvi(1M) が割り当てられています。また、デフォルトでは、dtterm(1) 端末もすべての役割に割り当てられています。役割が adminvi ではなく vi と間違って入力した場合、次のエラーメッセージが表示されます。


vi: command not in profile

/etc/security/tsol/home/role_name ディレクトリにあるすべての役割用のデフォルトの profile(4) ファイルには、次のような adminvivi に変更する別名機能があります。

vi() { adminvi $1 ; }

この別名は、役割が使う各ホストの $HOME/.Xdefaults-hostname ファイルに次のようなエントリを入力するまで機能しません。役割が作業する SLD ごとに、このファイルのコピーが存在する必要があります。



Dtterm*LoginShell: true 

どのスタートアップファイルが読み込まれるかの詳細は、第 3 章「ユーザーアカウントの管理」 「Trusted Solaris システムにおけるスタートアップファイルの管理」 を参照してください。.Xdefaults-hostname にそれをサポートするエントリを入力するための手順については、「dtterm により新規シェルをログインシェルとして起動させるには」を参照してください。