Solaris オペレーティング環境の /etc/mail/sendmail.cf ファイルでは、restrictmailq オプションが利用可能ですが、このオプションはデフォルトではセットされていません。Trusted Solaris 環境の sendmail.cf ファイルでは、restrictmailq オプションがデフォルトでセットされているため、特定のメール待ち行列内のジョブのリストを表示できるのは、そのメール待ち行列と同じグループに属しているユーザーだけに限られます。このオプションを設定すると、他のユーザーから送信された待ち行列内のメールの一覧を通常のユーザーが表示できません。
メール待ち行列の一覧を表示するには、mailq コマンドまたは sendmail -bp コマンドを入力します。管理者が次の操作を実行したとしても、メール待ち行列の内容を表示できるのは、自分のプロファイル内に mailq または sendmail コマンドを持つユーザーだけに限られます。これらのコマンドは、そのユーザーのプロセスの持つ機密ラベルよりも劣位のラベルを持つメールだけを表示します。
すべてのユーザーがメール待ち行列の内容を表示できるようにするには、/etc/mail/sendmail.cf ファイル内の -restrictmailq オプションを削除します。
必要に応じて、「管理用エディタアクションを使用してファイルを編集するには」を参照してください。
特定のグループに属すユーザーだけがメール待ち行列の内容を表示できるようにするには
mailq および sendmail -bp コマンドをプロファイルに追加し、/var/spool/mqueue のグループをこれらのコマンドに割り当てます。