Trusted Solaris 管理の手順

テープ装置用のデバイス cleanスクリプト

テープ装置としては、次の表に示す 3 種類がサポートされています。 デバイス clean スクリプト st_clean は、すべてのテープ装置に使用できます。

表 15-4 使用可能なテープ装置
 テープ装置のタイプ
 SCSI 1/4 インチテープ
 Xylogics 472 1/2 インチテープ
 Archive 1/4 インチテープ

st_clean スクリプトは、mt(1) コマンドに -rewoffl オプションを使用して、デバイスのクリーンアップを行います。システムのブート中に実行すると、スクリプトはデバイスがオンラインになっているか、記憶媒体がその中にセットされているかを確認します。さらに必要に応じてプロンプトを表示し、オペレータに記憶媒体を取り出すように指示し、その記憶媒体の物理的なラベルに記述する適切なラベルを表示します。

割り当てが完全に解除されるまで、1/4 インチテープデバイスは割り当てエラー状態になり、1/2 インチテープデバイスはオフラインになります。割り当てエラー状態になった場合、再度ユーザーによる割り当を行えるようにするためには、承認されたユーザーが手作業でデバイスのクリーンアップを行う必要があります。