デバイス割り当てマネージャを使用して管理するには、device_maps(4) ファイルと、device_allocate(4) ファイルにデバイスのエントリがあり、/etc/security/dev ディレクトリに補助ファイルがあることが必要です。必要に応じて、「新しい割り当て可能デバイスまたは割り当て不可能デバイスを追加するには」の処理を行なってください。
セキュリティ管理者役割になり、ADMIN_LOW
ワークスペースに移動します。あるいは、「デバイス属性を構成」
承認を持つユーザーとしてログインします。
必要に応じて、「ログイン後、特定の管理役割になるには」を参照してください。
デバイス割り当てマネージャの「管理 (Administration)」ダイアログボックスを開きます。
必要に応じて、「デバイス割り当てマネージャの「管理 (Administration)」ダイアログボックスを表示するには 」を参照してください。
設定したいデバイスの名前を選択し、「構成 (Configure)」ボタンをクリックします。
下の図に示されているように、デバイス割り当てマネージャの「構成 (Configuration)」ダイアログボックスが表示されます。
最下位機密ラベルのデフォルト ADMIN_LOW
を変更する必要がある場合は、「最下位のラベル (Min Label)」ボタンをクリックし、ラベルビルダーで新しいラベルを指定します。
最上位機密ラベルのデフォルト ADMIN_HIGH
を変更する必要がある場合は、「最上位のラベル (Max Label)」ボタンをクリックし、ラベルビルダーで新しいラベルを指定します。
device_clean(1M) スクリプトの名前を変更する必要がある場合は、「clean プログラム」フィールドに新しいパス名を入力します。
「割り当てを行えるユーザー (Allocatable By)」フィールドを変更する必要がある場合は、マウスの右ボタンでメニューを開いて、次の 3 つの選択肢のうちいずれかを選択します。
承認されたユーザー (Authorized users) すべてのユーザー (All users) なし (No users) |
プリンタ、フレームバッファー、その他の割り当て可能にできないデバイスを設定するときは、このフィールドで必ず「なし (No users)」を指定してください。デバイスが「割り当てを行えるユーザー: 承認されたユーザー」のように指定されている場合、「承認 (Authorizations)」ボタンが使用可能になり、「承認 (Authorizations)」フィールドにはデフォルトで「デバイスを割り当てる (allocate device)」が表示されます。
必要に応じて、新しいデバイスを割り当てるための承認を追加します。
新しい承認を追加する方法については、「拡張可能なセキュリティ機能の追加」を参照してください。システムに新しい承認を追加すると、次にデバイス割り当てマネージャの「承認 (Authorizations)」ダイアログボックスが表示されるときに、「必須でない (Not Required)」リストにその承認が表示されます。「承認 (Authorizations)」ボタンは、デバイスが「割り当てを行えるユーザー: 承認されたユーザー」のように指定されている場合のみ使用可能になります。「承認 (Authorizations)」フィールドのデフォルトは、「デバイスを割り当てる」です。
必要に応じて、デフォルトの「デバイスを割り当てる」承認を変更します。
「承認 (Authorizations)」ボタンをクリックします。
デバイス割り当てマネージャの「承認 (Authorizations)」ダイアログボックスが表示されます。
デフォルトの「デバイスを割り当てる」承認を削除する必要がある場合は、「必須 (Required)」リストで承認を選択し、左矢印ボタンで「必須でない (Not Required)」リストに移動させます。
承認を追加したり、削除した承認を置き換える必要がある場合は、「必須でない (Not Required)」リストで承認を選択し、右矢印ボタンで「必須 (Required)」リストに移動させます。
「了解 (OK)」をクリックして変更内容を保存し、「承認 (Authorizations)」ダイアログボックスを閉じます。
デバイス割り当てマネージャを終了します。
必要に応じて、デバイスにデフォルト以外のポリシーを設定します。
デフォルトポリシーの変更方法については、「新規デバイスへのポリシーの設定と既存デバイスのポリシーの修正」を参照してください。