他の Trusted Solaris の AdminSuite ツールと同様に、プロファイルマネージャはユーザーにネームサービスの指定を求めます。デフォルトは 「NIS+」 であり、これは分散したユーザーおよびホスト情報を集中管理するのに優れた仕組みです。「なし (None)」オプションは、熟練したセキュリティ管理者が、個々のホスト上でのローカルなプロファイルの作成は、自サイトのセキュリティポリシーに照らして必要かつ許容可能であると判断した場合にのみ使用してください。スタンドアロンの Trusted Solaris ホストでもこれらのネームサービスを利用できます。スタンドアロンで NIS+ を使うことができるのは、スタンドアロンが独自の NIS+ マスターとして構成されている場合だけです。
「ネームサービス (Naming Service)」メニューで「NIS+」を選択した場合、実行プロファイルに対して行った変更は、指定のドメイン用の NIS+ tsolprof テーブル内に格納されます。現在のドメイン名は NIS+ オプションの隣に表示されます (次の図を参照)。セキュリティ管理者役割が他のドメインでも認証される場合、現在のドメイン名をその NIS+ ドメイン名で置き換えることで、他のドメインの NIS+ プロファイルテーブルを更新できます。
「ネームサービス (Naming Service)」メニューで「なし (None)」を選択すると、次の図に示すようなローカルホスト名が表示されます。「ホスト名 (Host)」フィールドの名前は変更可能です。これを選択した場合、実行プロファイルに対して行った変更は、指定のホスト上の /etc/security/tsol/tsolprof ファイルに格納されます。
NIS+ を使用するか、それともネームサービスを使用しないかを決定すること