以降のブート時に通信するホストを制御するには、/etc/security/boot/tnrhdb 内のワイルドカードエントリを、ブート時に通信するすべてのホスト用のエントリに変更し、必要なテンプレートを /etc/security/boot/tnrhtp に追加します。「ブート時ファイル tnrhdb および tnrhtp のデフォルトエントリを変更するには」を参照してください。
次のエントリが必要です。
NIS+ マスター用のエントリ
ローカルホストのすべての IP アドレス用のエントリ
たとえば、2 つのインタフェースを持つゲートウェイホストは、hosts(4) ファイルに次のようなエントリを持っています。
137.150.113.111 trusted 137.150.113.112 trusted-112 |
次に、ブート時 tnrhdb における、トラステッドな 2 つの IP アドレス用のエントリを示します。
137.150.113.111:tsol 137.150.113:112:tsol |
ローカルホストのループバックアドレス用のエントリ
127.0.0.1:tsol |
1 つまたは複数のルーター用のエントリ
NIS+ クライアントがルーターでない場合、次のうちの 1 つを行います。
ローカルネットワーク上のルーターの IP アドレスを入力します (例: 137.150.113.120)。
フォールバックネットワーク用のエントリを作成します (例: 137.150.113.0)。
NIS+ クライアントがルーターである場合、ブート時に通信する必要があるすべてのルーターの一覧を作成します。
キャッシュファイルを削除して、ワイルドカードエントリを削除します。
この手順については、「キャッシュされている Trusted Network データベース内のエントリを削除するには」を参照してください。