Trusted Solaris 管理の手順

ネットワークインタフェースを構成するには

  1. 新しいインタフェースを追加する場合、インタフェースに付属するマニュアルのハードウェアおよびソフトウェアのインストール手順に従い、ネットワークインタフェースカードを挿入します。

    インタフェースインストールプログラムは、hostname.device_abbreviation という新しいデバイスファイルを /etc にインストールします。

  2. ホストに複数のネットワークインタフェースがある場合は、Solaris の『TCP/IP とデータ通信』の説明に従って、ルーターまたはマルチホームホストとして構成します。

  3. 新しいネットワークインタフェースの名前がまだ Tnidb データベースに設定されていない場合は、「tnidb で新規エントリを追加する、または既存エントリを変更するには」の手順説明に従って、名前を追加します。

    次の図は、デフォルトのネットワークインタフェース名を示しています。

    Graphic
  4. サイトのセキュリティポリシーによって、ホストのインタフェースのデフォルト設定を変更しなければならない場合は、「tnidb で新規エントリを追加する、または既存エントリを変更するには」の手順説明に従ってエントリを変更します。

    各フィールドのデフォルト設定は、次の表のとおりです。デフォルトのままでよい場合は、tnidb(4) ファイルを変更する必要はありません。

    表 10-4 tnidb のデフォルト設定
    最下位 SL (Minimum SL)最上位 SL (Maximum SL)ラベル (デフォルト) (Label)認可上限 (Clearance)ユーザー ID (User ID)グループ ID (Group ID)強制された特権 (Forced Privileges)
    ADMIN_LOWADMIN_HIGHADMIN_LOWADMIN_HIGHnobodynobodyempty