プロファイルシェルのスタートアップファイル読み取りに使われるアルゴリズムは、セキュリティ上の理由から、他のシェルに適用されるものとは異なっています。
ユーザーのログインシェルとして pfsh(1M) が指定されている場合、他のシェルと同様に、pfsh が有効になる前に、.profile ファイルがログイン中に読み込まれます。しかし、アカウントの$HOME
ディレクトリ内の .dtprofile ファイルのバージョンは読み込まれません。デフォルトシェルが pfsh であるユーザーが $HOME
/.dtprofile を作成しても、個人的に作成した .dtprofile は無視されるので、そのファイルは有効にはなりません。このように、個人のユーザーあるいは役割は、アカウントのプロファイルで指定されていない .dtprofile でコマンドを指定することができないようになっています。 $HOME
/.dtprofile の代わりに、デフォルトの /usr/dt/config/sys.dtprofile、またはセキュリティ管理者役割によって変更された /etc/dt/config/sys.dtprofile が使用されます。